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●□●□●□●□●□●□●□●□●□●□●□●□●□●□●□●□ 日産合成工業株式会社 メ ー ル マ ガ ジ ン
2015・08・01 第104号 ●□●□●□●□●□●□●□●□●□●□●□●□●□●□●□●□
関東も梅雨明けして、本格的な夏がやってきました。そして牛さんの受難の季節になりました。皆さんも、皆さんが関係している牛さんも元気に乗り切りましょう。
写真はメールマガジン第 101 号でご紹介した櫻川磯部稲村神社にある「要石(かなめいし)」です。要石といえば常陸国一ノ宮の鹿島神宮の要石が有名です。鹿島神宮の要石は、社殿群から離れた森の中の小さな祠にありますが、磯部の要石は本殿脇のあまり目立たない小さな祠に祭ってあります。地上部は高さ 30cm、直径が 20cm ほどに小さな何の変哲もない石ですが、本体は巨大で地中深くまで伸びており、地中で暴れて地震を起こす大鯰を押さえているという言い伝えは、鹿島神宮の要石と同じです。そしてこの石のおかげでこの地方には地震が少ないと言われています。鹿島神宮の要石は中央がへこんだ凹形をしているのに対して、機部の要石は凸形をしており、これは陰と陽で対を成しているという
ことです。そして鹿島の要石は大鯰の頭を、磯部のそれは、尾を押さえていると伝えられています。古くから地震除け・災難除けの守り神として信仰されています。実際は神様が地上においでになった時の御座所、石の御座(みまし)、あるいは古代における大神奉祭(おおかみほうさい)で大神が座られる岩座(いわくら)だったのではないかといわれています。
さて、ニッサンメールマガジン第 104 号をお届けします。
農林水産省が 2 6 年度食料・農業・農村白書を公表 農林水産省は 5 月 26 日、「平成 26 年度食料・農業・農村白書」を公表しました。こ
のうち酪農関係の施策、飼料資源および牛乳・乳製品の消費動向と対応について抜粋すると以下の通りです。
1. 畜産クラスターの取組 酪農経営の大規模化を進めるには設備投資の負担や限られた労働力による適切な個体
管理等が課題である。このため,畜産農家と関係者が連携・結集し,地域全体として収益性を高める「畜産クラスター」の取組の推進により生産基盤の維持・強化に取り組んでい
くことが重要である。畜産クラスターについては酪農・豆知識 第 100 号をご参照ください。
2. 飼料用米の生産・利用拡大に向けた取組 1) 飼料用米は、輸入とうもろこしと同等の栄養価を持つとされており、配合飼料原料
として、家畜の生理や生産物に影響を与えることなく利用できる量は 450 万トン程度と見込まれる。実際に配合飼料メーカーの団体である協同組合日本飼料工業会は、価格等の条件が整えば、26 年産で約 41 万トン、中長期的には約 200 万トン弱の使用が可能としている。
2) 26 年産からは、飼料用米等の生産に対し、水田活用の直接支払交付金において、単収向上の取組へのインセンティプとして数量払いを導入(10 アール当たり最大 10.5万円)し、その本作化を進める。
3) 今後、飼料用米の一層の生産・利用拡大を図っていくためには、 (1) 生産者と実需者の結び付きの確保 (2) 多収性専用品種の導入や地域条件に応じた栽培技術の確立等を通じた収量向上、
飼料原料用としての生産管理手法の導入等による生産コストの低減 (3) 飼料原料用としての供給・利用体制の整備による流通コストの低減 等の課題の解決に向け関係者が一体となって取り組んでいく必要があある。
4) 飼料用米の流通コストの低減に向けては、耕種側におけるカントリーエレベーターや畜産側における加工・保管等に必要な機械・施設の整備等に対する支援に加え、トラックの荷台等に米をパラで直積みしての流通や、帰り便の活用であるシャトル輸送等の取組を支援していく。
3. エコフィードの生産・利用の取組 食品残さ等を活用した飼料(エコフィード)の生産・取組みについては、25 年では、我
が国における濃厚飼料全体のエネルギー量の約 6%に相当する量が利用されている。今後、エコフィードの生産・利用の推進に当たっては、生産・利用拡大に向けた取組への支援のほか、「エコフィード認証制度」によるエコフィードの安全性及び品質の確保や、「エコフィード利用畜産物認証制度」によるエコフィードの取組に対する社会の認識と理解醸成等を図る必要がある。
4. 牛乳・乳製品消費量増 平成 26 年度は生乳生産量が減少するなか、バター、脱脂粉乳等の生産量が減少したた
め、カレントアクセスとは別に、5 月にバター7 千トン、9 月にバター3 千トン、脱脂粉乳1 万トンの追加輸入を決定した。これにより、全体量としては、年度内に必要な量が確保された。一方で、秋から年末にかけてスーパーマーケット等において家庭用バター等が品薄となったため、農水省は乳業界に向けて家庭用バター等の最大限の供給を依頼する等の取組をおこなった。近年、飼料価格の上昇等による生産費の増加や労働時間の長時間化等により生産基盤が弱体化している中、牛乳・乳製品の安定供給を図るため、今後は、生産基盤の維持・拡大のための収益性の向上や労働負荷軽減を一層図るほか、国による輸入の
適切な実施や消費者への情報発信を行う必要がある。
地域マッチングフォーラム 農研機構は、農業現場のニーズを踏まえた農業研究の推進と、研究成果の農業現場等へ
の迅速な普及・実用化を促進することにより地域農業の振興を図るため、生産者、加工・流通関係者、普及指導関係者、行政担当者、企業関係者、研究者等が双方向の意見・情報交換を行う地域マッチングフォーラムを全国 8 ブロックで開催しています。 このたび九州沖縄地域において以下のとおり開催されますのでご案内します。 日 時:8 月 26 日(水曜日)10 時~16 時 場 所:ジェイドガーデンパレス(鹿児島県鹿児島市) テ ー マ:「革新的な技術による地域農業の創生」 講演内容
1) 日本茶の海外輸出を支援する新しい栽培・加工技術の現地実証 2) 新規カンショ「こなみずき」のでん粉特性とでん粉の食品への利用 3) ICT を活用した効率的な肉用牛繁殖管理 4) 酪農における搾乳ロボットを活用した省力・精密飼養管理技術
総合討論 技術相談:あり 参 加 費:無料 事前申込:8 月 10 日(月曜日) 締切 申込み先:九州沖縄農業研究センター 広報普及室(Fax:096-242-7543) 主 催:農林水産省農林水産技術会議事務局、農研機構 九州沖縄農業研究セン
ター、九州農業試験研究機関協議会 詳細は下記をご覧ください http://www.naro.affrc.go.jp/event/list/2015/07/058767.html
ニッサン情報第 90 号の概要および URL 乳牛の場合飼料利用効率とは、飼料中の栄養素を生乳生産量もしくは乳成分にどれだけ
変換できるかを指します。特に、蛋白質やアミノ酸はコストが高いことに加えて利用されない部分は環境への負荷となるという点からその利用効率を高めることが近年注目されてきている栄養成分です。 そこで飼料中の窒素成分(蛋白質、アミノ酸等)の利用効率向上に向けた研究状況と生産
現場におけるその対応について「ニッサン情報」第 90 号にまとめてみました。 「ニッサン情報」は、当社のウェブサイトのトップページにある「技術情報」をクリッ
クし、「ニッサン情報」のページに入るとご覧になれます。ぜひご利用ください。 ------------------------------------------------------------------------------------------ お 知 ら せ
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