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授業科目名 地域医療論 共通科目 2単位
科目責任者 春山早苗
授業目標
地域に根ざした医療や保健を展開する方法を理解する。
授 業 概 要
○担当教員名:春山早苗,梶井英治・大嶽浩司・神田健史(非常勤)
○概要:地域のニーズのとらえ方、ニーズに即した医療の提供の方法、地域の保健医療福祉施設の
有機的な連携、医療資源のアウトソーシングの実際について学習する。
第1回~第2回 ガイダンス 地域医療序論1(春山)
地域医療の概念、並びに、わが国の保健医療福祉システムの変遷を踏ま
えた地域医療の歴史と現状について説明する。
第3回 地域医療序論2(梶井)
日本の地域医療において自治医科大学の果した役割を説明し、加えて自
治医科大学地域医療学講座の地域医療の実践を説明する。
第4回~第5回 包括保健・医療・福祉サービス1(春山)
国内外の実践例をとおして、地域包括ケアと保健・医療・福祉サービス
の提供体制について説明する。
第6回~第7回 包括保健・医療・福祉サービス 2(春山)
地域医療における関係機関間の連携と役割分担、関係職種間の連携と役
割分担について説明する。
第8回 都道府県へき地保健医療計画(神田)
都道府県のへき地保健医療の充実を目的とした、地域医療分析とへき地
保健医療計画の策定支援に関する研究を紹介する。
第9回 地域医療を支える人材と確保・支援策(春山)
地域医療を支える保健医療福祉施設の人材について説明し、人材確保と
その定着のための対策、並びに、支援体制について討議する。
第 10 回~第 11 回 地域医療における看護の役割1(春山)
地域医療における看護活動の展開事例を通して、現代の地域医療におけ
る看護の課題について提起する。
第 12 回~第 13 回 地域医療における看護の役割 2(春山)
第 10・11 回講義を踏まえて、学生自身の実践経験等に基づき、現代の
地域医療における看護の課題と要因を討議する。
第 14 回 地域医療と経済学(大嶽)
地域医療における経済法則を教授する。
第 15 回 まとめとして総合討論(春山)
評価方法 授業への参加状況及びレポート
テキスト 自治医科大学監修(2009):「地域医療テキスト」、医学書院
履修上の留意事項
授業科目名 看護管理・政策論 共通科目 2単位
科目責任者 塚原節子
授業目標
保健・医療・福祉システムにおいて有効に機能する看護活動管理の組織化の方法並
びに看護制度、政策的働きかけについて学修する。
授 業 概 要
○担当教員名:塚原節子,春山早苗,宮林幸江,加藤典子・朝野春美・水流聡子・福田順子・
矢野正子(非常勤)
○概要:看護マネジメントや看護サ-ビスの組織化、施策化など看護管理における理論と看護管理
の過程、並びに、活動方法を教授する。保健医療福祉システムの中で質の高いケアを提供
するための上級看護職者の機能と役割、並びに、上級看護職者の行う医療チ-ム内の調整
や保健医療福祉関係者間の調整、管理的立場にある看護職者との協働に関わる活動方法を
教授する。ケアの質向上や看護職者の資質向上のための制度改革や政策決定過程への看護
職者の関わりについて教授する。
第1回 看護専門職論、日本における専門看護師の機能と役割(塚原)
第2回 管理における理論(塚原)
第3回 看護管理論と看護組織論(塚原)
第4回 看護マネジメントと人的資源活用論1(塚原)
第5回 看護マネジメントと人的資源活用論2(宮林)
第6回 上級看護職者の行う保健医療福祉に携わる人々の調整(塚原)
第7回 上級看護職者の行う看護管理に携わる看護職者との協力(塚原)
第8回 社会の変化に伴う保健医療福祉制度の課題と看護政策
地方自治における看護政策の展開と上級看護職者の関わり(加藤)
第9回 看護管理の過程、看護管理の組織と運営の実際と課題(朝野)
第 10 回 リスクマネージメントの実際と課題(塚原)
第 11 回 看護職のキャリア開発の実際と上級看護職者の機能・役割(福田)
第 12 回 情報管理と看護政策、日本の保健医療福祉制度下における情報管理の課題(水流)
第 13 回 看護情報の標準化、看護情報の管理方法、看護情報の管理における上級看護職者の
役割(水流)
第 14 回 チーム医療を進める組織運営(春山)
第 15 回 保健医療福祉制度の課題と看護制度・政策の課題、看護政策決定過程への上級看護
職者の関わり(矢野)
第 16 回 看護管理政策における国際視点の必要性、看護における国際協力の方法(矢野)
評価方法 記録物の提出、授業への参加状況
テキスト 特に指定しない
履修上の留意事項 本科目は専門看護師教育課程の共通科目「看護管理論(1単位)」「看護政策
論(1単位)」として認定されている。
第 1 回~第 2 回 看護職の倫理的行動と責務(塚原)
第 3 回~第 4 回 看護職の倫理的葛藤に関する検討(小原)
第 5 回~第 6 回 ケアの倫理と生命倫理のパラダイム(加藤)
第 7 回~第 8 回 医療倫理学教育に関する検討(服部)
第 9 回~第 15 回 臨床における倫理的調整の実際と上級看護職者の役割(加藤、渥美、小原)
授業科目名 看護倫理 共通科目 2単位
科目責任者 小原 泉
授業目標
医療の現場における生命倫理の現実的な課題と看護職の倫理的行動を理解し、看護
場面おいて複雑な判断を要する倫理的課題に関して、関係職種間の調整・提言等、
看護専門職としての立場から果たすべき機能について学修する。
授 業 概 要
○担当教員名:小原泉,塚原節子,加藤直克・渥美一弥・服部健司(非常勤)
○概要:医療の現場における生命倫理の現実的な課題と看護職者の倫理的行動と責務を教授する。
看護場面において複雑な判断を要する倫理的葛藤・課題について、関係者間での倫理的調
整活動に必要な知識を教授し、上級看護職者が果たすべき機能について考察する。
第 1 回~第 2 回 看護職の倫理的行動と責務(塚原)
第1回 看護者の倫理綱領
第2回 看護職の倫理的行動と法的責任
第 3 回~第 4 回 看護職の倫理的葛藤に関する検討(小原)
第3回 医療の場における倫理的葛藤と上級看護職者の役割
第4回 ケアにおける倫理的葛藤と上級看護職者の役割
第 5 回~第 6 回 ケアの倫理と生命倫理のパラダイム(加藤)
第5回 ケアとは何か、その哲学的考察、ケアの倫理と生命倫理のパラダイム
第6回 現代医療の特質とケアの倫理
第 7 回~第 8 回 医療倫理学教育に関する検討(服部)
第7回 医療倫理学教育における基本的課題
第 8 回 医療倫理学教育におけるケース構成法
第 9 回~第 15 回 臨床における倫理的調整の実際と上級看護職者の役割(加藤、渥美、小原)
倫理的調整活動に関する実践事例を用いて臨床における倫理的調整の課題と上級看護職者の
役割について検討する。
第 9回 移植医療に伴う倫理的調整課題と上級看護職者の役割
第 10 回 終末期医療に伴う倫理的調整課題と上級看護職者の役割
第 11 回 看護管理者が抱える倫理的調整課題
第 12 回 家族支援における倫理的調整課題と上級看護職者の役割
第 13 回 診療をめぐる医師との倫理的調整課題と上級看護職者の役割
第 14 回 インフォームド・コンセントをめぐる倫理的調整課題と上級看護職者の役割
第 15 回 上級看護職者の行う倫理的調整のまとめ
評価方法 授業への参加ならびにレポートによる。
テキスト 平山正実・朝倉輝一;ケアの生命倫理,日本評論杜,2004 日本看護協会;看護者の倫理綱領,2003 勝原裕美子;看護管理者が抱える倫理的課題とは,看護,57 (4),PP5‐40.,2005
履修上の留意事項 本科目は専門看護師教育課程の共通科目「看護倫理」(2 単位)として認定さ
れている。
授業科目名 看護実践研究論 共通科目 2 単位
科目責任者 半澤節子
授業目標 看護分野における実践研究の特徴を知り、その実際について学修する。また、研
究内容に応じた研究の進め方を実践的に学修する。
授 業 概 要
○担当教員名:半澤節子、中村美鈴、永井優子、大塚公一郎
○概要:看護実践における研究の重要性を理解し、専門的看護の質の向上に寄与する看護研
究をすすめていく上での各種研究法の具体的展開について教授する。また、看護研究に重
要な文献検討並びに研究論文のクリティークについて講義するとともに研究者としての倫理
的課題についても検討する。さらに、看護実践における研究成果をもとに専門的看護の質の
向上に役立つ評価方法について教授し、高度看護実践研究の発展への寄与についても言
及する。
第 1 回 看護実践における研究の重要性と理論との関係 1(永井)
・高度看護実践における研究活動の意味
第 2 回 看護実践と研究の発展(永井)
・看護実践と看護研究の発展の歴史と高度看護実践における研究
第 3 回 看護実践研究における倫理(永井)
・研究倫理の歴史、高度看護実践職に求められる看護研究倫理
・高度看護実践における研究活動の人権擁護、研究承諾、実践の場の研究倫理審査
第 4 回 看護実践における研究の重要性と理論との関係 2(永井)
・高度看護実践で活用する理論とは
第 5 回 自己の看護実践における研究課題と関連する理論及び倫理的問題に関する検討(永井)
・現在温めている研究課題(問題)と自己の看護実践および看護理論との関連について検討
し、生じる可能性がある倫理的問題を分析したことについてプレゼンテーションし全体で検討
第 6 回 研究方法の種類とその概要(大塚)
第 7 回 科学的な分析方法と研究計画書(大塚)
第 8 回 看護実践研究における評価 1(中村)
・ケアの評価、評価の方法、評価尺度の信頼性・妥当性
第 9 回 看護実践研究における評価 2(中村)
・アウトカムモデルとサブストラクション
第 10 回 高度看護実践(介入)に関する研究論文のクリティーク(中村)
第 11 回 高度看護実践活動における評価研究論文のクリティーク(中村)
・評価する場合の実践上の課題について討議
第 12 回 高度看護実践活動における評価と今後の課題(中村)
・評価に影響する要因、評価方法と今後の課題
第 13 回 専門的看護の質向上に役立つ研究計画 1(半澤)
・研究プロセスの概観、研究課題の選択、概念枠組みと仮説、研究計画書の実際
第 14 回 専門的看護の質向上に役立つ研究計画 2(半澤)
・科学的な分析方法とは、研究計画書の重要性
第 15 回 専門的看護の発展における研究成果発表(半澤)
評価方法 授業における課題レポートやプレゼンテーション、討議等
使用テキスト 黒田裕子他監訳:看護研究入門-実施・評価・活用-、エルゼビア・ジャパン、
2007. 参考書(永井)(中村)
野口美和子監訳:ナースのための質的研究入門,研究方法から論文作成まで
第 2 版,医学書院,2006.参考書(中村)
横山美江 編:よくわかる看護研究の進め方・まとめ方,医歯薬出版株式会社.
2005. 教科書(半澤)
岩崎学著:統計的データ解析入門ノンパラメトリック法,東京書籍.2008. 参考
書(中村)
Nancy Burns & Susan K. Grove :The Practice of Nursing Research
Conduct, Critique, and Utilization, 5th ed. Elsevier Saunders, 2005. 教科書
(永井)(中村)
JJ. A. DePalma : Research, In A. B. Hamric, J.A. Spross & C.M. Hanson;
Advanced Practice Nursing ; An Integrative Approach, 4th Ed.,217-248,
Saunders,2009. 参考書(永井)
履修上の留意点 ・ 本科目は専門看護師教育課程の共通科目「看護研究(2 単位)」に認定される。
・ 事前にテキストの使用する部分を読み、討論ができるように準備しておく。(永
井)
・ 事前に指定した教科書を通読し、不十分な理解について明らかにておくこと。
(半澤)
・ 事前にテキストの使用する部分を熟読し、討論ができるように準備しておく。授
業に臨むにあたって、事前レポート等の提出を求める。クリティークする原著論
文の相談に応じる。詳細は掲示する。(中村)
授業科目名 看護継続教育論 共通科目 2単位
科目責任者 本田芳香
授業目標
生涯学習の視点から看護継続教育の現状を理解し、看護の継続教育に関する知識と
技術について学ぶ。さらに、看護継続教育を看護基礎教育との関連から総合的に理
解し、看護ケアの質を向上させるために必要な教育企画・展開・評価について探求
する。
授 業 概 要
○担当教員名:本田芳香,塚原節子,塚本友栄,水戸美津子(非常勤)
○概要: 看護専門職者の生涯学習という視点から看護継続教育を理解し、看護ケアの質を高める
ために必要な上級看護職者が行う教育的働きかけ、教育環境づくり等、看護の継続教育に
関する知識と技術を教授する。
第1回~第5回 看護継続教育全般について講義及びディスカッションを通して考察する。
第1回:生涯学習における看護継続教育の現状について講義する。 (水戸)
第2回:専門看護師の現状と課題について講義する。 (本田)
第3回:認定看護師、認定看護管理者育成教育の現状と課題について講義する。 (本田)
第4回:看護継続教育の現状と課題について各自がプレゼンテーションを行う。 (水戸)
第5回:看護継続教育の課題について討議し、考察する。 (水戸)
第6回~第 10 回 看護基礎教育と看護継続教育との関連と課題について検討する。
第6回:看護基礎教育と看護継続教育との関連について講義する。 (塚本)
第7回:看護ケアの質を高めるために必要な上級看護職者が行う教育的働きかけについて、
事例又は文献を用いてプレゼンテーション及びディスカッションを行う。 (塚本)
第8回:上記ディスカッション内容を含めて上級看護職者が行う教育的働きかけについて講
義する。 (塚本)
第9回:上級看護職者が行う教育環境づくりについて、事例又は文献を用いてプレゼンテー
ション及びディスカッションを行う。 (塚本)
第 10 回:上記ディスカッションを含めて看護ケアの質を高めるための教育環境づくりの視
点について講義する。 (塚本)
第 11 回~第 15 回 看護職者の生涯学習の視点から自施設(病院、施設、在宅を含む)の教育計
画の現状と課題について検討する。
第 11 回:看護職者の生涯学習の視点から、自施設(病院、施設、在宅を含む)の教育計画
の学習目標設定と教育の成果について評価を行う。(プレゼンテーション)(塚原)
第 12 回:上記評価にもとづいてグループワークを行い、取り組むべき課題を明確にし、
改善策について考察する。 (塚原)
第 13 回:看護職への教育的な働きかけや教育環境づくりを念頭に置いた教育プログラムの
立案を行う。 (塚原)
第 14 回:上記で立案した教育プログラムの評価方法について検討する。 (塚原)
第 15 回:看護ケアの質を高めるための自施設の教育において、今後取り組むべき自己課題
を明確にする。 (塚原)
評価方法 授業におけるプレゼンテーションおよびレポート
テキスト 特に指定しない。
履修上の留意事項 本科目は専門看護師教育課程の共通科目「看護研究(2 単位)」として認定さ
れている。
授業に臨むにあたって、事前レポート等の提出を求める。
(詳細については掲示する)
授業科目名 コンサルテーション論 共通科目 2単位
科目責任者 永井優子
授業目標
コンサルテーションに関する理論と倫理的側面を含むコンサルテーションをめぐる問題や
課題について検討する。看護カウンセリングの実際にふれながら、ロールプレイやコンサ
ルテーション体験にもとづいてコンサルテーションの実際について教授する。
授 業 概 要
○担当教員名: 永井優子、半澤節子、塚本友栄、広瀬寛子(非常勤)
○概要:看護実践で行うコンサルテーションに関する理論を踏まえて、上級看護職が必要とするコン
サルテーション技能と役割について検討する。
第 1 回 コンサルテーションに関する理論 1(永井)
コンサルテーションの定義、タイプ、モデル、役割
第 2 回 コンサルテーションに関する理論 2(永井)
コンサルテーションのプロセス、コンサルタントとコンサルティとのダイナミクス
第 3 回 コンサルテーションに関する理論 3(永井)
コンサルテーションの評価、コンサルタントの資質
第 4 回 コンサルテーションの活用(永井)
コンサルタントの活用、コンサルテーションの活用、活用される領域
第 5 回 看護実践におけるコンサルテーションの活用状況(永井)
看護実践におけるコンサルタントの活用、活用される領域
第 6 回 看護実践におけるコンサルテーションの活用の実情と必要性に関する討議(永井)
第 7 回 看護職のサポートとしてのコンサルテーション 1(永井)
アサーションと看護、看護職自身の振り返りの方法
第 8 回 看護職のサポートとしてのコンサルテーション 2(永井)
専門看護師の役割と活動組織とコンサルテーション
第 9 回 看護職のサポートとしてのコンサルテーション 3(永井)
コンサルテーションとリエゾン精神看護
第 10 回 看護カウンセリングとコンサルテーションの実際 1(広瀬)
看護カウンセリングから見たコンサルテーション
第 11 回 看護カウンセリングとコンサルテーションの実際 2(広瀬)
看護の対象者および看護職自身の問題に焦点を当てたコンサルテーションの実際
第 12 回~第 14 回 グループコンサルテーションおよびスーパービジョンの体験的演習
(広瀬・永井・半澤・塚本)
事例の提出者をコンサルティし、他の受講生はグループコンサルタントとして、
コンサルテーションを試みる。一事例を終了した後に、全員でコンサルテーション
のプロセスを振り返り、検討する。
第 15 回 体験的演習の共有とまとめ(広瀬・永井・半澤・塚本)
評価方法 授業への参加態度、プレゼンテーション、およびレポート
テキスト 広瀬寛子(2003).看護カウンセリング, 第 2 版, 医学書院
広瀬寛子(2011)悲嘆とグリーフワーク、医学書院
Anne-Marie Barron and Patricia A. White (2009). Consultation. In A. B. Hamric, J.
A. Spross & C. M. Hanson (Eds.), Advanced practice nursing; An Integrative
Approach (4th ed., pp.191-216). Philadelphia: Sunders.
その他の文献は授業の中で提示する。
履修上の留意事項 本科目は専門看護師教育課程の共通科目「コンサルテーション論」(2 単位)として認
定されている。第 10 回以降は 7 月 3 日(火)4 日(水)の 2 日間(Ⅱ~Ⅳ時限)に集中し
て行う。初回に受講生がコンサルティとして検討したい事例の準備について具体的
に指示する。なお、履修人数によって演習方法を調整する。
授業科目名 地域調査法 共通科目 2単位
科目責任者 渡邉亮一
授業目標
地域における健康問題や健康ニーズを把握するための調査の方法を学ぶ。また、調査で収
集した資料やデータの分析方法、結果の読み方などを学ぶ。
授 業 概 要
○担当教員名:渡邉亮一、春山早苗、大塚公一郎
○概要:地域において効果的かつ効率的な看護活動・保健活動やその管理的活動を展開する上に必要な地
域の健康問題や健康ニーズを把握するための質的な調査法や量的な調査法を講義や演習を通じて
教授する。さらに、調査によって収集した資料やデータの分析方法、分析結果の読み方などを講
義や演習を通じて教授する。
授業形式:講義・討議・プレゼンテーション・演習
第1回 保健医療に関わる地域調査における質的研究法の概要と意義(大塚)
第2~3回 質的調査法の実際(1)-医療におけるナラティブ・インタビュー(大塚)
第4~5回 質的調査法の実際(2)-保健医療の現場におけるエスノグラフィー的観察法(大塚)
第6回 地域調査において注意しなければならないこと(渡邉)
第7回 地域における量的データのまとめ方(渡邉)
第8~10回 地域における量的データ処理の実際(渡邉)
第11回 看護活動における地域調査の目的と収集するデータの特質(春山)
第12回 看護活動における地域調査の方法の特質(春山)
第13~15回 看護活動における地域調査の実際(春山)
評価方法 授業への参加状況、プレゼンテーションおよびレポート
テキスト 教科書は特に定めない。関係書籍・論文を広く活用する。
履修上の留意事項
授業科目名 フィジカルアセスメント特論 共通科目 2単位
科目責任者 本田芳香
授業目標
フィジカルイグザミネーションの実際を通して、身体の急激な変調の原因・要因
となる病態生理学を系統的に捉え、的確なフィジカルアセスメントと臨床の意思決
定の診断推論スキルを学修する。
授 業 概 要
○担当教員名:本田芳香
○概要: フィジカルアセスメントを通して、必要なデータを系統的にかつ包括的に捉えるため科
学的・論理的根拠に基づいたスキルを学習する。
第1回~第2回 フィジカルアセスメントの基礎 (1)(本田)
Head to Toe の基本について教授する。
第3回~第4回 フィジカルアセスメントの基礎(2)(本田)
観察スキルとその実際について教授する。
第5回~第6回 Interviewing and the Health History(本田)
インタビュー法とその実際について教授する。
第7回~第8回 Overview of Comprehensive Examination (本田)
フィジカルイグザミネーションの概要とその実際について教授する。
第9回~第 13回 フィジカルイグザミネーションの実際(本田)
Head and Neck,Thorax and Lungs,Cardiovascular system,
Breast and Axillae,Abdomen,Musculosleletal system,Nervous system,
上記のフィジカルイグザミネーションの実際についてラボを活用し教授す
る。
第14回~第 15 回 フィジカルアセスメントの実例(本田)
事例を通して、症状アセスメントに必要なフィジカルイグザミネーション
を系統的かつ包括的に捉えるための診察・診断法を教授する。
評価方法 授業への参加状況及びレポート
テキスト Barbara Bates :A Guide to Physical Examination and History Taking 10th Edition
履修上の留意事項
授業科目名 小児看護学講義Ⅰ 専門科目 2単位
科目責任者 中島登美子
授業目標 子どもを理解するために、成長発達、生活(環境との相互作用を含む)、社会的・歴
史的側面から、主要な理論、研究の動向、 近の知見を学ぶ。
授 業 概 要
○担当教員名:中島登美子,横山由美
○概要:子どもの成長発達および家族や子どもを取り巻く環境との相互作用を理解するための主要な理
論について学ぶとともに、子どもおよび子どもの生活に関する 近の知見を検討する。
第 1 回 オリエンテーション
小児看護における子どもの理解と理論・研究の位置づけ
第 2 回~第 4回 小児看護における理論・研究の看護実践への活用
発達理論、セルフケア理論、コーピングの理論、家族発達の理論など
第 5 回~第 15 回 子どもの理解と援助:小児各期の成長発達と生活
乳児期、幼児期、学童・思春期の子どもの生活
親家族の発達
健康促進のための援助
評価方法 授業への参加状況、レポート
テキスト Craft-Rosenberg, M. Denegy, J.: Nursing interventions for infants, children, and families, Sage, 2000. その他、関係書籍・論文を広く活用する。
履修上の留意事項
本科目は小児看護専門看護師教育課程の専攻分野共通科目「小児・家族の成長・
発達/健康生活に関する科目」2単位に相当する。
詳細は別途要項を参照。
授業科目名 小児看護学講義Ⅱ 専門科目 2単位
科目責任者 中島登美子
授業目標 子どもの健康レベルや状況に応じたケアについて考えを発展させるために、小児看
護における重要な理論や研究、 近の知見を学ぶ。
授 業 概 要
○担当教員名:中島登美子,横山由美,朝野春美(非常勤)
○概要:小児看護におけるさまざまな現象を理解する上で、重要な理論や研究、 近の知見を学び、
子どもの健康レベルや状況に応じたより効果的なケアについて検討する。
第 1 回~第 2回 小児看護と倫理
第 3 回~第 5回 小児看護における健康促進のための援助(ヘルスプロモーション)
発達理論、セルフケア理論、コーピングの理論、家族発達の理論など
第 6 回~第 15 回 複雑な状況にある子どもの理解とケア
慢性的な状況にある子どもの理解とケア
急性状況にある子どもの理解とケア
先天的な疾患を持つ子どもの理解とケア
障害を持つ子どもの理解とケア
子どもの虐待の理解とケア
評価方法 授業への参加状況、レポート
テキスト Craft-Rosenberg, M. Denegy, J.: Nursing interventions for infants, children, and families, Sage, 2000. その他、関係書籍・論文を広く活用する。
履修上の留意事項
本科目は小児看護専門看護師教育課程の専攻分野共通科目「小児看護援助の
方法に関する科目」(6単位中の2単位)に相当する。
詳細は別途要項を参照。
授業科目名 小児看護学講義Ⅲ 専門科目 2単位
科目責任者 中島登美子
授業目標
ケアシステム、ケアマネージメント、社会資源の活用などを踏まえて、小児看護専門職
として必要な機能(実践・コンサルテーション・コーディネーション・教育・倫理的問題
への対処)の側面から、小児看護の現状を分析し、小児看護専門職の課題および役割につ
いて学ぶ。
授 業 概 要
○担当教員名:中島登美子,横山由美,渡邊輝子(非常勤)
○概要:小児看護専門職として看護を実践するために必要な理論や研究、専門的な看護実践活動を行う
うえでの関連領域との連携について、ケアシステム、ケアマネージメントにおける看護の役割お
よび社会資源の活用の側面から理解する。さらに、小児看護の現状を分析し、小児看護専門職
の課題および役割を明らかにする。
第 1 回~第 9回 小児看護専門職として必要な機能と役割
小児看護専門職として必要な機能
実践・コンサルテーション・コーディネーション・教育・倫理的問題への対処
専門的な看護実践活動を行ううえでの関連領域との連携
ケアシステム、ケアマネージメントにおける看護の役割
社会資源の活用
第 10 回~第 15 回 小児看護の現状を踏まえた小児看護専門職の課題と役割
小児看護の現状
小児看護専門職としての活動の実際と課題
評価方法 授業への参加状況、レポート
テキスト Schober, M. Affara, F.: Advanced nursing practice, Blackwell, 2006. その他、関係
書籍・論文を広く活用する。
履修上の留意事項
本科目は小児看護専門看護師教育課程の専攻分野共通科目「小児看護援助の
方法に関する科目」(6単位中の2単位)に相当する。
詳細は別途要項を参照。
授業科目名 小児看護学演習Ⅰ 専門科目 2単位
科目責任者 中島登美子
授業目標
社会、特に保健医療・福祉・教育との関連において小児看護を理解するために、社
会における子どものサポートシステムの動向、健康レベルに応じた子どものサポート
システム、およびそれらにおける看護の役割・活動について学ぶ。
授 業 概 要
○担当教員名:中島登美子,横山由美,大脇淳子,朝野春美(非常勤)
○概要:埼玉県立小児医療センター在宅支援相談室、下野市役所、県南健康福祉センターなどのフィ
ールドにおける見学実習を通して、子どもを取りまく社会のサポートシステムと小児看護の
連携および役割・活動について学ぶ。
第1回 オリエンテーション:小児看護と社会におけるサポートシステム
第 2 回~第 16 回 子どもをとりまく社会のサポートシステム
①子どもを支える主な法律や制度・政策の概要の理解
②保健医療、教育、福祉分野におけるサポートシステムの理解
(フィールド見学実習を含む)
※フィールド見学実習内容:
保健医療、教育、福祉の各分野 1か所以上の施設・機関について見学実習を行
い、子どものサポートシステムとしての機能や役割について理解を深めるととも
に、小児看護との連携について探求する。
評価方法 授業への参加状況、プレゼンテーションおよびレポート
テキスト 関係書籍・論文を広く活用する。
履修上の留意事項
本科目は小児看護専門看護師教育課程の専攻分野共通科目「小児の保健/医療
環境/制度に関する科目」(2単位)に相当する。
詳細は別途要項を参照。
授業科目名 小児看護学演習Ⅱ 専門科目 2単位
科目責任者 中島登美子
授業目標 専門的な小児看護実践に活用できるヘルスアセスメントの能力を修得する。
授 業 概 要
○担当教員名:中島登美子,横山由美,大脇淳子,高橋尚人・野崎靖之(非常勤)
○概要:自治医科大学とちぎ子ども医療センター・自治医科大学附属病院総合周産期母子医療センタ
ーのフィールドにおける臨床講義・実習を通して、子どものヘルスアセスメントの方法を修
得する。
第 1 回 子どものヘルスアセスメント
第 2 回~第 10 回 子どもの観察とインタビュー
新生児期、乳児期、幼児期、学童・思春期の各期における子どもや家族
第 11 回~第 14 回 発達評価
乳幼児の発達のスクリーニング(見学実習を含む)
第 15 回~第 22 回 子どものフィジカルアセスメント(中島、横山,高橋、野崎)
新生児期、乳児期、幼児期、学童・思春期の各期における子どものフィジ
カルアセスメント
(臨床講義・実習を含む)
第 23 回~第 30 回 小児各期のヘルスアセスメント
新生児期、乳児期、幼児期、学童・思春期の各期
評価方法 授業への参加状況、プレゼンテーションおよびレポート
テキスト 小野田千枝子監修:こどものフィジカル・アセスメント、金原出版、2001.
その他、関係書籍・論文を広く活用する。
履修上の留意事項
本科目は小児看護専門看護師教育課程の専攻分野共通科目「小児看護対象の査
定に関する科目」(2単位)に相当する。
詳細は別途要項を参照。
授業科目名 小児看護学演習Ⅲ 専門科目 2単位
科目責任者 中島登美子
授業目標
小児専門看護師の活動の実際、へき地における小児看護の実際などの学習を通し、事
例を用いて小児看護実践における課題および専門看護師としての援助について検討す
る。
授 業 概 要
○担当教員名:中島登美子,横山由美,大脇淳子
○概要:神奈川県立子ども医療センター・横浜市済生会東部病院・日光市役所・日光市民病院などのフ
ィールドにおける演習およびプレゼンテーションや討議を通して、高度な小児看護実践にお
ける課題および小児専門看護師としての高度実践活動について検討する。
第1回 オリエンテーション・小児専門看護師の活動
第2回~第 18 回 小児専門看護師の活動の実際および事例の検討
高度な看護実践の実際
コンサルテーション機能の実際
協働機能の実際
教育機能の実際
倫理調整機能の実際
研究機能の実際
第 19 回~第 20 回 小児専門看護師の活動からみた高度看護実践活動の課題
第 21 回~第 28 回 地域において医療が展開される場における小児看護の実際
第 29 回~第 30回 地域において医療が展開される場における高度な小児看護を実践する可能性
について検討
評価方法 授業への参加状況、プレゼンテーションおよびレポート
テキスト Schober, M. Affara, F.: Advanced nursing practice, Blackwell, 2006. その他、関係書
籍・論文を広く活用する。
履修上の留意事項
本科目は小児看護専門看護師教育課程の専攻分野共通科目「小児看護援助の方法
に関する科目」(6単位中の2単位)に相当する。
授業科目名 小児看護学特別演習 専門科目 4単位
科目責任者 中島登美子
授業目標
小児看護学講義Ⅰ、Ⅱ、Ⅲおよび小児看護学演習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの学修を発展させ、小児
看護における現状を分析して課題を見出す。その課題の改善・改革の方法について明
らかにする。
授 業 概 要
○担当教員名:中島登美子,横山由美
○概要:これまでの講義・演習の学習を通して見出された課題・探求の方法等を参考に、子どもと家
族を対象とした小児看護活動の場に参加し、小児看護学の課題を見出すとともに、文献検討、
演習・実習等を行い、その課題の改善・改革の方法を検討し、自分自身の研究課題を明らか
にする。
学習方法:演習・実習
実習・演習先は、院生それぞれが持つ課題に応じて、担当教員と相談しながら決定する。
評価方法 授業への参加状況、レポート
テキスト 特に指定しない
履修上の留意点
授業科目名 小児看護専門看護実習 専門科目 6単位
科目責任者 中島登美子
授業目標
小児看護を実践し課題を探求することにより、高度医療および地域において医療が
展開される場において、小児看護専門職としての看護実践能力を発展させる。また、
複雑な状況にある子どものケアを通して、小児専門看護師として子どものケアを実践
できる能力(実践、コンサルテーション、コーディネーション、教育、倫理的問題へ
の対処)を修得する。
さらに、小児看護専門看護師として自立した活動を行うために必要な看護実践能力
を発展させる。
また、さまざまな実践を通して小児看護の研究課題を明らかにする。
授 業 概 要
○担当教員名:中島登美子,横山由美
○概要:高度医療および地域において医療が展開される場において、小児専門看護師として子どもの
ケアを実践できる能力(実践、コンサルテーション、コーディネーション、教育、倫理的問
題への対処)を修得する。
学習方法: 実習
<第 1段階>
小児専門看護師あるいはそれに準じた活動を行っている看護師が活動する施設において、スーパ
ービジョンを得ながら、実践、コンサルテーション、コーディネーション、教育、倫理的問題への
対処を必要とする事例を具体的に展開する。原則的に 1 週間に 1 回以上、教員や指導者とカンファ
レンスを行い、実践での学びを発展させる。
事例数は各機能に関して 低 1 事例以上経験することを前提とし、基本的な実践能力の修得度に
よって事例数を調整する。期間は 低 4 週間を目安とするが、可能な範囲で専門的看護実践のため
の技術や能力を修得するための期間を確保する。
さらに、各事例について展開の過程および結果についてのレポートを作成する。
<第 2段階>
小児専門看護師あるいはそれに準じた活動を行っている看護師が活動する施設において、原則的
に 1週間に 1回以上のスーパービジョンを得ながら、小児専門看護師として対応が期待される事例
を主体的に展開する。
事例数は 低 2例、期間は 低 2週間を目安とする。状況・達成度によって事例数の調整、可能
な範囲で高度な看護実践のための技術や能力を修得するための期間の確保を行う。
さらに、各事例について展開の過程および結果についてのレポートを作成する。
実習施設:
高度医療施設:自治医科大学とちぎ子ども医療センター、自治医科大学附属病院総合周産期母子
医療センターなど
地域:日光市役所、日光市民病院など
そのほか必要に応じて、周辺地域の保健所・保健センター、市町村など
評価方法 実習内容およびレポート
テキスト 関係書籍・論文を広く活用する。
履修上の留意事項 本科目は小児看護専門看護師教育課程の実習科目「実習」6単位に相当する。
詳細は別途要項を参照。
授業科目名 母性看護学講義 Ⅰ 専門科目 2 単位
担当教員 成田 伸
授業目標 各ライフステージにある女性ならびに周産期にある母子とその家族の状況、特に、各
ライフステージにある女性ならびに周産期にある母子とその家族の状況を理解するため
の理論について教授する。
授 業 概 要
○担当教員名:成田伸,野々山未希子,齋藤良子,角川志穂
第 1 回~5 回 性差の観点からみた女性の生涯を通じた身体・心理・社会的変化と健康問題
の理解 (成田)
第 6 回~7 回 家族看護学の諸理論-周産期の家族を中心に- (成田)
第 8 回~9 回 母親役割取得過程の諸理論の理解 (成田)
第 10 回~11 回 父親役割取得過程の諸理論の理解 (成田)
第 12 回~13 回 ハイリスク状態にある母子と家族に関する諸理論 (野々山)
第 14 回~15 回 母性・女性の健康看護学領域におけるエビデンスとその活用 (全教員)
評価方法 授業におけるプレゼンテーション、課題への取り組み状況による。
テキスト
Barbara Hackley et al.:Primary Care of Women - A Guide for Midwives and Women’s Health Providers, Jones and Bartlett Publishers, 2007. スー・プロクター他;前原澄子監訳:助産学研究入門.医学書院,2003.ルヴァ・ルービン;新道幸恵・後藤桂子訳:母性論.医学書院,1997.Romona T. Mecer:Becoming A Mother. Springer Publishing Company,1995. Lisa K. Mandeville et al.:High-Risk Critical Care,Lippincott,1999.Kathleen B. Buckley, Nancy W. Kulb: High Risk Maternity Nursing Manual, 2nd edi. Williams & Wilkins, 1993. Elizabeth S. Gilbert & Judith S. Harmon;加納尚美・吉野八重・野田直子訳:
ハイリスク妊娠・出産看護マニュアル1,2,3.じほう,2003.他、専門誌からの論文を中心とし、必要時提示する。
履修上の留意点 この科目は専門看護師(母性看護)教育課程の「対象理解に関する科目」(2 単位)
として認定されている。
授業科目名 母性看護学講義 Ⅱ 専門科目 2 単位
科目責任者 野々山未希子
授業目標 各ライフステージにある女性ならびに周産期にある母子とその家族の状況を理解し支援
を提供するための理論について学修する。また女性総合医療の動向と 新の薬物療法に
ついて学修する。
授 業 概 要
○担当教員名:野々山未希子,成田伸,齋藤良子,角川志穂,松本佳代子(非常勤)
第 1 回~2 回 日本におけるリプロダクティブヘルス/ライツ、性差医療、ウィメンズ・ヘル
スの基礎概念とそれに関わる諸制度の理解 (野々山)
第 3 回~8 回 女性総合医療の動向と 新の薬物療法 (松本)
第 9 回~10 回 母性・女性の健康看護学領域における健康教育・セルフケア支援 (野々山)
第 11 回~13 回 健康な女性のアセスメントとその支援 (成田・齋藤)
第 14 回~15 回 母性・女性の健康看護学領域における倫理的課題とその問題解決のための諸理論
(全教員)
評価方法 授業におけるプレゼンテーション、課題への取り組み状況による。
テキスト
Barbara Hackley et al.:Primary Care of Women - A Guide for Midwives and Women’s Health Providers, Jones and Bartlett Publishers, 2007. Lucy Frith et al.:Ethics and Midwifery, 2nd edi., Elsevier, 2004. モーリーン・D・マーシャル他編;堀内成子監修:助産師の意思決定,エルゼビ
ア・ジャパン,2006.Shirley R. Jones;久米美代子監訳:母と子の生命倫理,EDIXi 出版部,2006.他、専門誌からの論文を中心とし、必要時提示する。
履修上の留意点 この科目は専門看護師(母性看護)教育課程の「女性のライフサイクル全般にわ
たる援助に関する科目」(2 単位)として認定されている。
授業科目名 母性看護学講義 Ⅲ 専門科目 2 単位
担当教員 成田 伸
授業目標 周産期にある母子とその家族の状況を理解し支援を提供するための方法論について学修
を深め、また多様な健康状態にある母子や家族への支援に必要な各専門職の役割分担と
連携・社会システム構築について学修する。
授 業 概 要
○担当教員名:成田伸,野々山未希子,齋藤良子,角川志穂,福井トシ子(非常勤)
第 1 回~2 回 母性看護学・女性の健康看護学とケアリング (成田)
第 3 回~6 回 新の研究成果のより自然な出産過程への援助への適用 (全教員)
第 7 回~9 回 新の研究成果の周産期の異常発生とその対応への適用 (全教員)
第 10 回~11 回 周産期救急における医療介入とその対応 (野々山)
第 12 回~13 回 周産期におけるリスクマネジメントと医療施設・地域間の協力体制整備(1)(福井)
第 14 回~15 回 周産期におけるリスクマネジメントと医療施設・地域間の協力体制整備(2)(成田)
評価方法 授業におけるプレゼンテーション、課題への取り組み状況による。
テキスト
ミルトン・メイヤロフ;田村真他訳:ケアの本質,ゆみる出版,1998.マースデン・ワーグナー;井上裕美他監訳:WHO 勧告にみる望ましい周産期ケ
アとその根拠.メディカ出版,2002.他、専門誌からの論文を中心とし、必要時提示する。
履修上の留意点 この科目は専門看護師(母性看護)教育課程の「周産期意ある母子の援助に関す
る科目」(2 単位)として認定されている。
授業科目名 母性看護学演習 Ⅰ 専門科目 2 単位
担当教員 成田 伸
授業目標 ノー/ローリスクあるいは DV/虐待等の社会的ハイリスク状態の母子とその家族の個々
の健康/生活状況の包括的な査定・ケア計画立案・実施方法について、施設と地域に一
貫したプライマリーケアを中心に据えて学修する。
授 業 概 要
○担当教員名:成田伸,野々山未希子,齋藤良子,角川志穂,
武藤香子・藤川智子・小嶋由美(非常勤)
第 1 回~2 回 周産期におけるプライマリーケアの現状と課題 (成田)
第 3 回~4 回 バースプランの立案と実践への援助の方法(文献検討と討議) (成田・全教員)
第 5 回~10 回 助産師外来を活用した妊娠期から出産期にかけてのプライマリーケア(演習)
-助産師外来における妊婦と家族のアセスメント(小嶋)
-助産師外来における妊婦と家族への支援 (小嶋)
-助産師外来から出産期ケアへの継続的支援 (成田)
第 11 回~12 回 出産時の家族のアセスメントと家族間調整の方法(討議と演習) (野々山・全教員)
第 13 回~14 回 地域における母子と家族への援助の方法(討議と演習) (成田・全教員)
第 15 回~18 回 新生児訪問における母子と家族への支援(討議と演習) (藤川)
-新生児訪問における母子と家族のアセスメントの方法
-新生児訪問における母子と家族への支援
第 19 回~20 回 地域における小集団を活用した育児支援の方法(演習) (成田)
第 21 回~22 回 母性看護学領域・女性の健康看護学領域におけるドメスティックバイオレンス/
虐待の理解とその支援 (齋藤)
第 23 回~26 回 ドメスティックバイオレンス/虐待のハイリスク状態にある母子と家族のスクリ
ーニングの方法(演習) (齋藤)
第 27 回~30 回 ドメスティックバイオレンス/虐待への支援の実際とその支援における地域連携
の実際 (武藤)
評価方法 授業におけるプレゼンテーション、課題への取り組み状況による。
テキスト 専門誌からの論文を中心とするが、必要時提示する。
履修上の留意点 この科目は専門看護師(母性看護)教育課程の「周産期母子援助に関する科目」
(6 単位中のうち 2 単位)として認定されている。
授業科目名 母性看護学演習 Ⅱ 専門科目 2 単位
科目責任者 野々山未希子
授業目標 母子とその家族の個々の健康/生活状況の包括的な査定・ケア計画立案・実施方法や周
産期の母子に特有な倫理的課題の検討方法と、母性看護における相談・教育・調整に関
わる理論を検討し、母性看護の改善・改革の方策について、主に文献の検討を通じて学
修する。
-身体・心理的ハイリスク状態の母子とその家族の個々の健康/生活状況の包括的な査
定・ケア計画立案・実施方法について、母性看護における相談・教育・調整に関わる理
論と応用を施設と地域に一貫したプライマリーケアを中心に据えて学習する。また、周
産期の母子に特有な倫理的課題の検討方法と、母性看護の改善・改革の方策について学
修する。
授 業 概 要
○担当教員名:野々山未希子,成田伸,齋藤良子,角川志穂,岡島美朗(非常勤)
第 1 回~8 回 ハイリスク妊娠・出産時の母子と家族の理解とその支援(文献検討と事例を用いた
討議) -周産期の危機的状況とその影響 (野々山)
-周産期の心理的問題・精神疾患 (岡島)
第 9 回~10 回 ハイリスク状態の医学的査定(演習) (野々山)
第 11 回~14 回 ハイリスク新生児のアセスメント(演習) (野々山)
第 15 回~18 回 ハイリスク状態にある母子とその家族の査定の方法(演習) (成田)
第 19 回~20 回 MFICU・NICU 等の周産期高度医療施設におけるハイリスク母子と家族への
対応(事例検討) (全教員)
第 21 回~22 回 ハイリスク状態にある女性と家族への総合的な支援のための相談・教育機能
(事例検討) (全教員)
第 23 回~24 回 ハイリスク状態にある女性と家族への総合的な支援のための調整機能(事例検討)
(全教員)
第 25 回~30 回 周産期に特有な倫理的課題とその解決(事例検討) (全教員)
評価方法 授業におけるプレゼンテーション、課題への取り組み状況による。
テキスト Kathleen B. Buckley, Nancy W. Kulb: High Risk Maternity Nursing Manual, 2nd edi. Williams & Wilkins, 1993. Elizabeth S. Gilbert & Judith S. Harmon;加納尚美・吉野八重・野田直子訳:
ハイリスク妊娠・出産看護マニュアル1,2,3.じほう,2003.ジョン・コックス他;岡野禎治他翻訳:産後うつ病ガイドブック,南山堂,2006.吉田敬子編:育児支援のチームアプローチ,金剛出版,2006.モーリーン・D・マーシャル他編;堀内成子監修:助産師の意思決定,エルゼビ
ア・ジャパン,2006.他,専門誌からの論文を中心とするが、必要時提示する。
履修上の留意点 この科目は専門看護師(母性看護)教育課程の「周産期母子援助に関する科目」
(6 単位中のうち 2 単位)として認定されている。
授業科目名 母性看護学演習 Ⅲ 専門 2 単位
担当教員 野々山未希子
授業目標 母子とその家族の個々の健康/生活状況の包括的な査定・ケア計画立案・実施方法や周
産期の母子に特有な倫理的課題の検討方法と母性看護における相談・教育・調整に関わ
る理論を検討し、母性看護の改善・改革の方策について、主に事例の検討を通じて学修
する。
授 業 概 要
担当教員名:野々山未希子,成田伸,齋藤良子,角川志穂,浜崎京子・福井トシ子・坂上明子・
大月恵理子・長坂桂子(非常勤)
第 1 回~4 回 医療施設内でのより自然な出産過程への援助(演習) (成田)
第 5 回~8 回 周産期における医療機器(ME)活用とその査定 (野々山)
-超音波診断
-胎児心拍数モニタリング
第 9 回~12 回 周産期救急時の医療支援(演習)
-周産期救急時の医療支援(1)(2)(演習) (野々山)
-医療介入時の看護職の活動の実際 (大月)
-母子と家族への支援の実際 (大月)
第 13 回~16 回 母子とその家族の看護に必要な相談・教育機能の実際(事例と演習)
(全教員)
第 17 回~20 回 母子とその家族の看護に必要な調整機能の実際(事例と演習)(長坂)
第 21 回~22 回 高度先進医療を受ける女性と家族の理解とその支援 (坂上)
-高度先進医療を受ける女性と家族のアセスメント
-高度先進医療における女性と家族への支援
第 23 回~26 回 高度先進医療を受ける女性と家族への支援の実際(事例と演習) (浜崎)
-不妊治療を受けるカップルの支援の実際
第 27 回~28 回 高度先進医療を受ける女性に特有な倫理的課題とその解決(事例検討)
(全教員)
第 29 回~30 回 周産期医療システム内での助産マネージメントの方法(討議) (福井)
評価方法 授業におけるプレゼンテーション、課題への取り組み状況による。
テキスト 専門誌からの論文を中心とするが、必要時提示する。
履修上の留意点 この科目は専門看護師(母性看護)教育課程の「周産期母子援助に関する科目」
(6 単位中のうち 2 単位)として認定されている。
授業科目名 母性看護学特別演習 専門科目 4 単位
担当教員 成田 伸
授業目標 母性看護学、女性の健康看護学、助産学に関連する臨床現場の現状を分析して見出され
た実践的課題について、エビデンスとの照らし合わせを行い、その課題の改善・改革の
方法について明らかにする。
授 業 概 要
○担当教員名:成田伸,野々山未希子,齋藤良子,角川志穂
授業形式:演習・レポート
これまでの講義・演習から見出された課題・探求の方法等を参考に、母性看護学、女性の健康看護学、
助産学に関連する臨床現場での実習、多様な場や状況での演習的取り組み、文献検討等を多様に組み合
わせて、母性看護学、女性の健康看護学、助産学に関連する実践的課題の改善・改革の方法について検
討する。
実習・演習先は、以下のような施設・実践活動の中から、院生それぞれが持つ課題に応じて選択する。
・自治医科大学附属病院総合周産期医療センター 病棟・外来
・中央クリニック
・ままと赤ちゃんの家
・下野市周辺の地域助産師の活動
・日光市を中心としたへき地における助産師の活動
等
評価方法 演習に取り組む姿勢、レポート
テキスト 特に指定しない
履修上の留意点
授業科目名 母性看護専門看護実習 専門科目 6 単位
担当教員 成田 伸
授業目標 医療施設内あるいは地域で生活する複雑な健康問題・生活状況にある母子/女性とその
家族への高度な看護実践および支援している家族・看護職などへの調整・教育・コンサ
ルテーションについて、高度医療施設およびその周辺地域の社会資源、およびへき地や
特定の支援施設を中心において実習し、専門看護師に必要な能力を養う。
授 業 概 要
○担当教員名:成田 伸,野々山未希子,齋藤良子,角川志穂,藤川智子(非常勤)
【実習1】の概要:
高度医療施設およびその周辺地域の社会資源において実習し、高度医療施設およびその周辺地域で生
活する複雑な健康問題・生活状況にある母子とその家族に対する高度な実践、調整・コンサルテーショ
ン、倫理的課題解決、創造・改革・改善のための研究的アプローチ、専門領域に関する相談・教育・リ
ーダーシップの各機能について、実践を通して学ぶ。又実践の中から看護学実践研究の課題を見出す。
実習目標:
1.高度医療施設およびその周辺地域で生活する複雑な健康問題・生活状況にある母子とその家族に対
するケアの実践に必要な高度な実践能力を身につける。
①高度医療施設内にいる複雑な健康問題・生活状況にある母子/女性とその家族のアセスメントとケア
を実践する。
②地域で生活する複雑な健康問題・生活状況にある母子/女性とその家族のアセスメントとケアを実践
する。
③不妊治療を受けている女性と家族のアセスメントとケアを実践する(院生の状況・希望により実施)。
2.高度医療施設およびその周辺地域で生活する複雑な健康問題・生活状況にある母子とその家族の問
題解決に必要な調整・コンサルテーションの能力を修得する。
①医療施設内にいる複雑な健康問題・生活状況にある母子/女性とその家族の他職種を含むケースカン
ファレンスを主催し、そのケアを調整し、実践する。
②地域において母子・家族に対する支援活動を調整し、実践する。
③高度医療施設から地域へ退院する母子の退院調整を実践する。
3.医療施設内にいる複雑な健康問題・生活状況にある母子/女性とその家族に生じた倫理的課題に対
して、その解決に向けたアプローチを実践する。
①医療施設内にいる複雑な健康問題・生活状況にある母子/女性とその家族に生じた倫理的課題を分
析する。
②上記事例の倫理的課題解決に向けて、介入計画を立案・実施する(ケースカンファレンスの開催・
関係者の調整等を含む)
③介入経過を評価し、次の実践に向けての課題を明らかにし、その経過をレポートとしてまとめる。
4.高度医療施設およびその周辺地域における助産実践の関する研究課題を見出し、その解決に向けた
実践を通して、創造・改革・改善のための研究的アプローチ能力を育成する。
①高度医療施設内の助産実践に関する研究課題を見出し、その解決に向けた実践を行う。
②地域における助産師活動の課題を見出し、その解決に向けた実践を行う。
5.高度医療施設およびその周辺地域にケアを提供している保健医療専門職を対象に相談・教育を実施
し、また活動に参画・実践を通してリーダーシップの能力を育成する。
①高度医療施設において、医療スタッフ等に対する教育・相談活動を実践する。
②周辺地域において、保健医療専門職に対する教育・相談活動を実践する。
③地域において地域助産師がグループとして行う母子・家族に対する支援活動を調整し、実践する。
実習方法:
・各自の関心領域を中心に、高度な実践知識・スキルの修得、専門看護師の役割・機能などの内容を網
羅した実習計画を作成し、実習する。実習期間は最低4週間を目安とするが、各自の専門的看護実践
のための技術や能力の修得度によって調整する。
・実習での実践の展開の過程および結果・評価についてケースレポートあるいは課題レポートを作成す
る。
・原則的に1週間に1回以上、教員・指導者とカンファレンスを行い、また適宜教員のスーパービジョ
ンを受け、実践での学びを発展させる。
実習期間:4 月~7 月
実習施設:高度医療施設(附属病院総合周産期母子医療センター・NICU・外来)
周辺地域(保健所・保健センター、市町村(下野市)、開業助産師)
【実習2】の概要:
へき地や特定の支援施設を中心とした実習を通して、医療施設内あるいは特定の地域で生活する複雑
な健康問題・生活状況にある母子とその家族への高度な実践、調整・コンサルテーション、創造・改革・
改善のための研究的アプローチ、専門領域に関する相談・教育・リーダーシップの各能力をさらに発展
させる。又実践の中から看護学実践研究の課題を見出す。
実習目標:
1.育児不安、DV/虐待等の複雑な問題をもつ個別の母子と家族に対する支援活動に参加し、アセスメ
ントと調整・他職種へのコンサルテーションを含む介入を実践する。
2.へき地や特定の支援施設を中心とした実習を通して、安全で快適な出産環境の保証という観点から、
栃木県における出産環境について考察する。
①へき地における保健・福祉・医療の状況についての情報を収集し、その状況をアセスメントした結
果から、へき地における母子/女性と家族に対する支援活動の課題について考察する。
②地域全体での安全で快適な出産環境の保証の観点から、栃木県における出産環境の現状についての
情報収集を行い、その結果から栃木県における出産環境について考察する。
3.1.で考察した課題から、へき地や特定の地域における保健医療専門職に対する教育・相談活動を
実践し、教育・相談の能力およびリーダーシップの能力を育成する。
①考察した課題から、へき地における支援活動の一環としての母子と家族あるいは医療スタッフに対
する教育・相談活動を実践する。
②育児不安、DV/虐待等の複雑な問題をもつ母子と家族に対する集団的なアプローチに参加し、支援
活動を実践する。
実習方法:
・各自の関心領域を中心に、高度な実践知識・スキルの修得、専門看護師の役割・機能などの内容を網
羅した実習計画を作成し、実習する。実習期間は 低4週間を目安とするが、各自の専門的看護実践
のための技術や能力の修得度によって調整する。
・実習での実践の展開の過程および結果・評価についてケースレポートあるいは課題レポートを作成す
る。
・原則的に1週間に1回以上、教員・指導者とカンファレンスを行い、また適宜教員のスーパービジョ
ンを受け、実践での学びを発展させる。
実習期間:4 月~7 月
実習施設:日光市役所、日光市民病院、奥日光診療所、日光市で新生児訪問を担当している地域の助産
師等、西我妻福祉病院
キッズシェルターを中心とした西那須地区の開業助産師の活動(キッズシェルター/ままと
赤ちゃんの家/たんぽぽ母乳育児相談室等)
評価方法 実習状況、実践結果の自己評価、課題レポート等を総合的に評価する。
テキスト 専門図書、専門誌等を適宜提示する。
履修上の留意点 この科目は専門看護師(母性看護)教育課程の「実習」(6 単位)として認定され
ている。
授業科目名 母子看護学特別研究 専門科目 6単位
科目責任者 中島登美子,成田 伸,野々山未希子
授業目標 小児看護学、母性看護学の学修を通して見出された研究課題に沿って研究を行い、修
士論文を作成する。
授 業 概 要
○研究指導教員:中島登美子,成田 伸,野々山 未希子
○研究指導補助教員:齋藤良子,横山由美
○概要: 小児看護学講義Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、小児看護学演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、小児看護学特別演習、あるいは母
性看護学講義Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、母性看護学演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、母性看護学特別演習において、明ら
かになった課題の中から、看護学の改善・改革につながるテーマを選び、研究し、研究論文
を作成する。
授業形式:演習
・研究計画を立案し、研究計画書の作成を行う。
・計画に基づき、かつ十分に倫理的な配慮をした上でデータ収集を行う。
・収集した情報を計画的・系統的・論理的に記述・整理し、分析して研究論文を作成する。
・研究論文は、発表会において発表する。
以上を担当の教員の指導を受けながら行う。
評価方法 研究論文、発表会における発表内容
テキスト 指定しない
履修上の留意事項
授業科目名 母子看護学課題研究 専門科目 4単位
科目責任者 中島登美子,成田 伸,野々山未希子
授業目標 小児看護学、母性看護学の学修並びに看護実践を通じて見出された研究課題に沿って
研究を行い、修士論文を作成する。
授 業 概 要
○研究指導教員:中島登美子,成田 伸,野々山未希子
○研究指導補助教員:齋藤良子,横山由美
○概要: 小児看護学講義Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、小児看護学演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、小児看護専門看護実習、あるいは
母性看護学講義Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、母性看護学演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、母性看護専門看護実習において、
明らかになった実践的課題の中から、看護実践の改善・改革につながるテーマを選び、研究
し、研究論文を作成する。
授業形式:演習
・研究計画を立案し、研究計画書の作成を行う。
・計画に基づき、かつ十分に倫理的な配慮をした上でデータ収集を行う。
・収集した情報を計画的・系統的・論理的に記述・整理し、分析して研究論文を作成する。
・研究論文は、発表会において発表する。
以上を担当の教員の指導を受けながら行う。
評価方法 研究論文、発表会における発表内容
テキスト 指定しない
履修上の留意事項
授業科目名 クリティカルケア看護学講義Ⅰ 専門科目 2 単位
科目責任者 中村美鈴
授 業 目 標 健康危機に関する人間の反応や立ち直りの過程にある人間の体験世界を哲学的に
考察する諸理論を学修する。また,クリティカルな状況にある成人を総合的に捉
え,衝撃的な体験に際しての人間の反応や立ち直りの状況を理解し,成人とその
家族に必要な専門的支援方法と看護の課題について学修する。
授 業 概 要
○担当教員名:中村美鈴,村上礼子,松浦利江子,田畑邦治・丹木博一・本多康生(非常勤)
○概要: 衝撃的な体験に対する人間の反応を理解するための諸理論について関連する文献ならびに研究
論文を紹介しつつ学修し,人間の体験世界を哲学的に考察する。さらに,患者の家族の状況を把
握し,家族支援に関する諸理論,支援方法ならびに看護の課題について学修する。
第 1 回 健康危機看護学におけるクリティカルケア看護学領域の学修に関するガイダンス
(中村)
第 2 回 クリティカルな状況にある成人(小児,高齢者を含)とその家族に関する
看護の動向と課題 (中村)
第 3 回~4 回 クリティカルな状況にある人間の存在意味や体験世界を考察するための
哲学的な諸理論 (田畑)
(1) 哲学的基盤となる理論ならびに看護における哲学
第 5 回~6 回 クリティカルな状況にある人間の存在意味や体験世界を考察するための
哲学的な諸理論 (丹木)
(2) 苦しむ患者/家族の体験世界ならびに人間存在そのものへの問いと意味
第 7 回~8 回 クリティカルな状況にある人間の存在意味や体験世界を考察するための
哲学的な諸理論 (本多)
(3) 拘束状況が継続する治療環境における人間の存在と体験世界に関する看護
第 9 回~10 回 クリティカルな状況にある人間の存在意味や体験世界を考察するための
哲学的な諸理論 (村上)
(4) クリティカルな状況にある家族の人間の存在と体験世界に関する看護哲学
第 11 回~12 回 クリティカルな状況にある人間の存在意味や体験世界を考察するための
哲学的な諸理論 (松浦)
(5) 死の恐怖を体験する人間の存在と体験世界に関する看護
第 13 回~14 回 クリティカルな状況にある人間の存在意味や体験世界を考察するための
哲学的な諸理論 (中村)
(6) 緊迫した状況における人間の存在と体験世界に関する看護
第 15 回 クリティカルな状況にある人間の存在意味や体験世界を哲学的考察と
クリティカルケア看護 (中村)
(7) クリティカルな状況/危機的な状況にある成人の総合理解と専門的看護
評価方法 授業への出席状況,討議内容,課題レポート
テキスト その都度,必要な文献および論文を提示する。
履修上の留意事項 本科目は急性・重症患者看護専門看護師教育課程の専攻分野共通科目「人間
存在に関する科目」(2 単位)に相当する。
関連する文献や論文をあらかじめ読んで参加し,活発な討議を行う。
履修する順序性は受講生との相談の上,変更する場合もある。
授業科目名 クリティカルケア看護学講義Ⅱ 専門科目 2 単位
科目責任者 中村美鈴
授 業 目 標 危機的な状況/クリティカルな状況にある成人を総合的に捉え,衝撃的な体験に
際しての人間の反応や立ち直りの状況を理解し,成人とその家族に必要な専門的
支援方法と看護の課題について学修する。
授 業 概 要
○担当教員名:中村美鈴,村上礼子,松浦利江子,中村惠子・綿貫成明(非常勤)
○概要: 危機的な状況/クリティカルな状況にある成人を総合的に捉え,援助的かかわりを深めるため
の危機理論ならびに諸理論について学修する。さらに,患者の家族の状況を把握し,家族支援に
関する諸理論,支援方法ならびに看護の課題について学修する。
第 1 回~2回 危機的な状況にある人間の反応や立ち直りの過程を把握するための諸理論 (中村)
(1) 危機理論の理解とクリティカルケアへの応用
第 3 回~4 回 危機的な状況にある人間の反応や立ち直りの過程を把握するための諸理論 (村上) (2) ストレスコーピングの理解とクリティカルケアへの応用
第 5 回~6 回 危機的な状況にある患者とその家族に関する諸理論ならびに支援方法 (中村)
(1) 理論を活用した危機的な状況にある患者とその家族への支援
第 7 回~8 回 危機的な状況にある患者とその家族を支援する諸理論ならびに支援方法 (綿貫 )
(2) 危機的な状況にあるせん妄患者とその家族員を把握する方法と支援
第 9 回~10 回 危機的な状況からの立ち直りの過程にある患者への専門的支援と看護の課題 (松浦 ) (1) 危機的な状況から脱出し心身の回復過程にある患者とその家族へのアプローチ
第 11 回~12 回 危機的な状況からの立ち直りの過程にある患者への専門的支援と看護の課題 (中村 )
(2) 心身の回復過程にある患者と家族の状況に応じた専門的支援
第 13 回~14 回 危機的な状況にある患者とその家族への看護の専門性・独自性 (中村惠子)
(1) 危機的な状況にある患者とその家族の総合理解
第 15 回 危機的な状況にある患者とその家族への看護の専門性・独自性 (中村)
(2) 危機的な状況にある患者とその家族に対する専門看護師の役割
評価方法 授業への出席状況,討議内容,課題レポート
テキスト その都度,必要な文献および論文を提示する。
履修上の留意事項 本科目は急性・重症患者看護専門看護師教育課程の専攻分野共通科目「危機
理論に関する科目」(2 単位)に相当する。
関連する文献や論文をあらかじめ読んで参加し,活発な討議を行う。
履修する順序性は受講生との相談の上,変更する場合もある。
授業科目名 クリティカルケア看護学講義Ⅲ 専門科目 2 単位
科目責任者 中村美鈴
授 業 目 標 健康危機状態時のアセスメントの基礎となる高度な病態生理の知識を学修する。
また,クリティカルケア・集中的治療を必要とする健康危機状況のアセスメントに
必要な理論と高度な知識を学修する。
授 業 概 要
○担当教員名:中村美鈴,村上礼子,松浦利江子,鈴川正之・竹内護・布宮伸・多賀直行・和田政彦(非常勤)
○概要: クリティカルケアの基礎となる呼吸循環動態について,成人を中心に学修し,小児ならびに高齢
者の特徴を学修する。さらに,クリティカルならびにポストクリティカル状態にある成人の病態,
生理学的変化ならびに生活行動,機能回復の状況を把握するために必要な理論とこれに基づく専門
的看護について学修する。
第 1 回~2回 クリティカルケアの基礎となる呼吸循環動態の病態と生理学変化の状況を把握するための
フィジカルアセスメント(1) 成人 (布宮)
第 3 回 クリティカルケアの基礎となる呼吸循環動態の病態と生理学変化の状況を把握するための
フィジカルアセスメント(2) 高齢者 (竹内)
第 4 回 クリティカルケアの基礎となる呼吸循環動態の病態と生理学変化の状況を把握するための
フィジカルアセスメント(3) 小児 (多賀)
第 5 回 クリティカルケアの基礎となる呼吸循環動態の病態と生理学変化の状況を把握するための
フィジカルアセスメント(4) 中枢系 (和田)
第 6 回 クリティカルケアの基礎となる呼吸循環動態の病態と生理学変化の状況を把握するための
救命救急時のフィジカルアセスメント(5) 救命救急 (鈴川)
第 7 回~8 回 クリティカルな状態にある成人とその家族の生活行動,機能回復の状況を把握する枠組み
(1)治療環境と複雑で困難な生活状況についての理解 (中村)
第 9 回~10 回 クリティカルな状態にある成人とその家族の生活行動,機能回復の状況を把握する枠組み
(2)治療環境と複雑で困難な生活状況について包括的に把握する方法 (中村)
第 11 回~12 回 クリティカルな状態にある成人とその家族の生活行動,機能回復の状況を把握する
枠組み(3)取り巻く生活環境を把握し,状況に応じた専門的支援と看護の課題 (村上)
第 13 回~14 回 クリティカルならびにポストとクリティカルな状態にある成人とその家族の生活行動,
機能回復の状況を把握する枠組み(4)変化する時期を把握する方法 (松浦)
第 15 回 クリティカルな状態にある成人とその家族の生活行動,機能回復の状況を把握する枠組み
(5)変化する時期を把握し,状況に応じた専門的支援と看護の課題 (中村)
評価方法
授業への参加状況,討議内容,課題レポート
テキスト
関連する文献や研究論文を広く活用する。
履修上の留意事項
本科目は急性・重症患者看護専門看護師教育課程の専攻分野共通科目「クリティ
カル状況のフィジカルアセスメントに関する科目」(2単位)に相当する。
関連する文献や論文をあらかじめ読んで参加し,活発な討議を行う。
履修する順序性は受講生との相談の上,変更する場合もある。
授業科目名 クリティカルケア看護学演習Ⅰ 専門科目 2単位
科目責任者 中村美鈴
授 業 目 標 クリティカルな状況にある個人を心身統一体として捉え,医学的治療ならびに療養生活等の
全療養過程における個人の選択・意思決定を支援し,療養生活を支える看護援助について,理論を活用し,文献並びに事例を用いて演習する。治療の選択や意思決定の支援に伴う複雑な
問題と倫理的支援について学修する。
授 業 概 要
○担当教員名:中村美鈴,村上礼子,松浦利江子,藤野智子(非常勤)
○概要: クリティカルな状況にある個人を心身統一体として捉え,治療を受ける患者と家族を総合的に理解し,治療の選
択・意思決定を支援し,療養生活を支える看護について,理論を活用し学修する。また, 選択や意思決定の支援に
伴う複雑な問題と倫理的支援について学修する。授業の半分は履修内容を踏まえ,各自が関心のあるテーマに合わ
せて文献を概観し,クリティカルケアにおける実践上の課題,専門看護師の課題を検討する。
第 1回~2回 クリティカルな状況にある患者と家族の総合的理解と倫理ならびに看護援助 (中村)
(1) 治療・療養経過中に起こりうる倫理的問題を解決するための対応
第3回~4回 関心のあるテーマに関する文献の概観(中村)
第5回~6回 クリティカルな状況にある患者と家族の総合的理解と倫理ならびに看護援助 (中村)
(2) 治療・療養経過中に起こりうる倫理的問題を解決するための意思決定
第7回~8回 関心のあるテーマに関する文献の概観(中村)
第9回~ 10回 クリティカルな状況にある患者と家族の総合的理解と倫理ならびに看護援助 (松浦)
(3) 療養生活中に起こりうる患者・健康危機の理解,選択と意思決定を支える看護
第11回~12回 関心のあるテーマに関する文献の概観(村上)
第13回~14回 クリティカルな状況にある患者と家族の総合的理解と倫理ならびに看護援助 (中村)
(4) 療養生活中に起こりうる患者・家族の健康危機の理解,選択と意思決定を支える看護
第15回~16回 関心のあるテーマに関する文献の概観(中村)
第 17回~18回 クリティカルな状況にある患者と家族の総合的理解と倫理ならびに看護援助 (中村)
(5) 高度医療の管理下(例:生命維持装置)にある患者へのエンパワーメントの促進
第19回~20回 クリティカルケアに関する実践的研究論文のクリティーク(中村)
第21回~22回 クリティカルな状況にある患者と家族の総合的理解と倫理ならびに看護援助 (村上)
(6) 高度医療の管理下(例:生命維持装置)にある家族へのエンパワーメントの促進
第23回~24回 クリティカルケアに関する実践的研究論文のクリティーク(村上)
第25回~26回 クリティカルな状況にある患者と家族の総合的理解と倫理ならびに看護援助 (中村)
(7) 高度医療を受ける患者・家族への看護
第27回~28回 クリティカルケアに関する実践的研究論文のクリティーク(中村)
第29回~30回 クリティカルな状況にある患者と家族の総合的理解と倫理ならびに看護援助 (藤野)
(8) 高度医療を受ける患者・家族の看護,在宅支援チームとの連携・調整・相談
評価方法 討議内容,課題レポート
テキスト その都度,関連する文献・研究論文を紹介または提示する。
履修上の留意事項
本科目は急性・重症患者看護専門看護師教育課程の専攻分野専門科目「クリ
ティカルケア看護援助に関する科目Ⅰ」(2単位)に相当する。
あらかじめ関連する参考文献・研究論文を読み,討議に積極的に参加する。
履修する順序性は受講生と相談の上,変更する場合もある。
授業科目名 クリティカルケア看護学演習Ⅱ 専門科目 2単位
科目責任者 中村美鈴
授 業 目 標 クリティカルな状況にある患者と家族の療養生活を支える看護と福祉制度について,理論を
活用し学修する。また,クリティカルな状況/健康危機にある成人に関わる保健医療福祉関
係者との連携について学修する。さらに,がんの遺伝子診断/治療と倫理ならびに現状の課
題について学修する。
授 業 概 要
○担当教員名:中村美鈴,村上礼子,松浦利江子,藤井博文・木下佳子(非常勤)
○概要: クリティカルな状況にある患者と家族の療養生活を支える看護,福祉制度について,理論を活用し学修する。ま
た,がんの遺伝子診断/治療と倫理ならびに現状の課題について学修する。授業の半分は履修内容を踏まえ,各自
が関心のあるテーマに合わせて文献を概観し,クリティカルケアにおける実践研究の課題を明確化する。
第1回~2回 クリティカルな状況にある患者と家族の総合的理解 (中村)
(1)療養生活を支える福祉制度と活用できる社会資源
第3回~4回 クリティカルケアに関する実践的研究論文のクリティーク(中村)
第5回~6回 クリティカルな状況にある患者と家族の総合的理解 (中村)
(2)療養生活を支える福祉制度と活用できる社会資源
第7回~8回 クリティカルケアに関する実践的研究論文のクリティーク(中村)
第9回~10回 クリティカルな状況にある患者と家族の理解と看護援助 (村上)
(3)治療・療養経過に起こる健康危機の理解,治療の選択と意思決定を支える看護
第11回~12回 クリティカルケアに関する実践的研究論文のクリティーク(村上)
第13回~14回 クリティカルな状況にある慢性病患者と家族の理解と看護援助 (松浦)
(4)慢性病の治療・療養経過に起こる健康危機の理解,治療の選択と意思決定を支える看護,
セルフケア能力を高める看護
第15回~16回 関心のあるテーマに関する文献のクリティーク(松浦)
第17回~18回 クリティカルな状況にある患者と家族の理解と看護援助 (木下)
(5)医療チームにおける治療管理と連携・協働
第19回~20回 関心のあるテーマに関する文献のクリティーク(中村)
第21回~22回 クリティカルな状況にある患者と家族の理解と看護援助 (木下)
(6)CNSの専門的援助と実際の活動内容
第23回~24回 クリティカルな状況にある患者と家族に関する実践研究の課題の明確化(中村)
第25回 クリティカルな状況にあるがん患者と家族の理解と看護援助 (藤井)
(7)がんの遺伝子診断/治療と倫理ならびに現状の課題
第26回~27回 クリティカルな状況にある患者と家族に関する実践研究の課題の明確化(中村)
第28回 クリティカルな状況にあるがん患者と家族の理解と看護援助 (藤井)
(8)がんの遺伝子診断/治療と倫理ならびに現状の課題
第29回~30回 クリティカルな状況にある患者と家族に関する実践研究の課題の明確化(中村)
評価方法 討議内容,課題レポート
テキスト その都度,関連する文献・研究論文を紹介または提示する。
履修上の留意事項
本科目は急性・重症患者看護専門看護師教育課程の専攻分野専門科目「クリ
ティカルケア看護援助に関する科目Ⅱ」(2単位)に相当する。
あらかじめ関連する参考文献・研究論文を読み,討議に積極的に参加する。
履修する順序性は受講生と相談の上,変更する場合もある。
授業科目名 クリティカルケア看護学演習Ⅲ 専門科目 2単位
科目責任者 中村美鈴
授 業 目 標 クリティカルな状況における痛みに関する人間の反応と治療ならびに緩和ケアに
関する理論と方法を学修する。
授 業 概 要
○担当教員名:中村美鈴,村上礼子,松浦利江子,井上荘一郎・新貝夫弥子(非常勤)
○概要: クリティカルな状況の患者における痛みの病態生理,痛み治療の現状と課題,患者および家族の
心身の苦痛とその緩和を学修する。またクリティカルな状況で痛み・苦痛を抱える成人および家
族を理解し支援するための理論と方法を学修する。クリティカルな状況で痛み・苦痛を抱える成
人および家族を支援する専門看護師の役割と機能について,事例並びに文献を用いてその現状と
課題を学修する。
第 1 回 痛みの病態生理, 痛みの理解・把握 (1)(井上)
第 2 回 痛みの病態生理,痛み治療の現状と課題(2)(井上)
第 3 回~ 4 回 クリティカルな状況で痛み・苦痛を抱える成人・家族の理解と看護援助(中村)
(1) 痛み・苦痛緩和に関わる原理・理論
第 5 回~ 6 回 クリティカルな状況で痛み・苦痛を抱える成人・家族の理解と看護援助(中村)
(2) クリティカルな状況における成人・家族の痛み・苦痛の特徴
第 7 回~ 8 回 クリティカルな状況で痛み・苦痛を抱える成人・家族の理解と看護援助(中村)
(3) クリティカルな状況における成人の痛み測定ツール(その 1)
第 9 回~10 回 クリティカルな状況で痛み・苦痛を抱える成人・家族の理解と看護援助(中村)
(4) クリティカルな状況における成人の痛み測定ツール(その 2)
第 11 回~12 回 クリティカルな状況で痛み・苦痛を抱える成人・家族の理解と看護援助(村上)
(5) クリティカルな状況にある循環器疾患患者の痛み・苦痛アセスメント
第 13 回~14 回 クリティカルな状況で痛み・苦痛を抱える成人・家族の理解と看護援助(中村)
(6) クリティカルな状況にある消化器疾患患者の痛み・苦痛アセスメント
第 15 回~16 回 クリティカルな状況で痛み・苦痛を抱える成人・家族の理解と看護援助(松浦)
(7) クリティカルな状況にある呼吸器疾患患者の痛み・苦痛アセスメント
第 17 回~18 回 クリティカルな状況で痛み・苦痛を抱える成人・家族の理解と看護援助(中村)
(8) 痛み・苦痛の緩和をはかる看護援助(薬理学的介入)
第 19 回~20 回 クリティカルな状況で痛み・苦痛を抱える成人・家族の理解と看護援助(中村)
(9) 痛み・苦痛の緩和をはかる看護援助(非薬理学的介入)
第 21 回~22 回 クリティカルな状況で痛み・苦痛を抱える成人・家族の理解と看護援助(村上)
(10) 痛み・苦痛の緩和をはかる看護援助の評価(その 1)
第 23 回~24 回 クリティカルな状況で痛み・苦痛を抱える成人・家族の理解と看護援助(中村)
(11) 痛み・苦痛の緩和をはかる看護援助の評価(その 2)
第 25 回~26 回 クリティカルな状況で痛み・苦痛を抱える成人・家族の理解と看護援助(中村)
(12) 痛み・苦痛の緩和に関わる連携
第 27 回~30 回 クリティカルな状況で痛み・苦痛を抱える成人・家族を支援する専門看護師の
役割と機能(新貝)
評価方法 討議内容,課題レポート
テキスト その都度,関連する文献・研究論文を紹介または提示する。
履修上の留意事項
本科目は急性・重症患者看護専門看護師教育課程の専攻分野専門科目「安楽・援助ケアに関
する科目」(2 単位)に相当する。あらかじめ参考文献を読み,討議に積極的に参加する。履
修する順序性は受講生と相談の上,変更する場合もある
授業科目名 クリティカルケア看護学特別演習 専門科目 4単位
科目責任者 中村美鈴
授 業 目 標 クリティカルケア看護に関する研究課題の明確化,研究課題に基づいた研究の進め方,研究
成果の実践への応用について学修する。また,クリティカルケア領域における実践上の課題
を見出し,専門的な援助・技術の向上のために改善・開拓する方法を修得する。
授 業 概 要
○担当教員名:中村美鈴,村上礼子,松浦利江子
○概要: クリティカルケア領域における各自が関心のあるテーマに合わせて文献を概観,ならびにクリティカルケア
看護に関する論文をクリティ-クし,看護研究の方法について探究する。また,クリティカルケア看護に関す
る研究課題の明確化,研究課題に基づいた研究方法について学修し,研究計画書を作成する。
第1回~2回 第1章 ガイダンス&看護研究とは何か, 看護研究の重要性とその意義 (中村)
第3回~4回 第2・3章 看護研究の概要,看護研究のプロセスと科学的方法 (村上)
第5回~6回 第4章 研究課題に関して研究課題の明確化,および絞り込みの過程,前提条件など(松浦)
第7回~8回 第5章 文献検討 文献検討の意義,ならびにその方法 (中村)
第9回~10回 第6章 概念枠組みとモデル、理論的文脈での研究 (村上)
第11回~12回 第7章 仮説の組み立て 研究デザイン (中村)
第13回~14回 第11・12章 研究設計の原理 標本抽出 (村上)
第15回~16回 第8章 各種研究方法:実験研究 実験研究方法論1 (中村)
第17回~18回 第9章 各種研究方法:実験研究 実験研究方法論2 (松浦)
第19回~20回 第14・15章 各種研究方法:量的研究 量的研究方法論1 (中村)
第21回~22回 第17章 各種研究方法:量的研究 量的研究方法論2 (中村)
第23回~24回 第13章 各種研究方法:質的研究 質的研究方法論1 (村上)
第25回~26回 第19章 各種研究方法:質的研究 質的研究方法論2 (松浦)
第27回~28回 第21章 研究データの分析、推測統計 (中村)
第29回~30回 第25・27章 研究計画書の作成、研究結果の応用 (中村)
第31回~32回 各自の研究課題に関連した文献検討の発表(松浦)
第33回~34回 クリティカルケアにおける関心のあるテーマに関する文献の概観(中村)
第35回~36回 クリティカルケアにおける関心のあるテーマに関する文献の概観(村上)
第37回~38回 各自の研究課題に関連した文献検討の発表(村上)
第39回~40回 クリティカルケアにおける関心のあるテーマに関する文献の概観(村上)
第41回~42回 各自の研究課題に関連した文献検討の発表(村上)
第43回~44回 クリティカルな状況にある患者と家族に関する実践研究課題の明確化(中村・村上・松浦)
第45回~46回 クリティカルな状況にある患者と家族に関する実践研究課題の明確化(中村・村上・松浦)
第47回~48回 クリティカルな状況にある患者と家族に関する実践研究課題の明確化(中村・村上・松浦)
第49回~50回 クリティカルな状況にある患者と家族に関する実践研究課題の明確化(中村・村上・松浦)
第51回~52回 研究課題に基づいた研究計画書の作成(中村・村上・松浦)
第53回~54回 研究課題に基づいた研究計画書の作成(中村・村上・松浦)
第55回~56回 研究課題に基づいた研究計画書の作成(中村・村上・松浦)
第57回~58回 研究課題に基づいた研究計画書の作成(中村・村上・松浦)
第59回~60回 研究課題に基づいた研究計画書の作成(中村・村上・松浦)
評価方法 討議内容,課題レポート
テキスト
・ 黒田裕子他監訳:看護研究入門-実施・評価・活用-,エルゼビア・ジャパン,2007.
・ D.F.ポーリット&B.P,近藤潤子監訳;看護研究,原理と方法,医学書院, 新版
・ ホロウェイ,ウィラー(野口美和子監訳):ナースのための質的研究入門,医学書院
・ 塩谷 実監訳:研究デザインと解析法,医歯薬出版株式会社,2002. ・ 岩崎学著:統計的データ解析入門ノンパラメトリック法,東京図書,2008.
・ その都度,関連する文献・研究論文を紹介または提示する。
履修上の留意事項 あらかじめ関連する参考文献・研究論文を読み,討議に積極的に参加する。
履修する順序性は受講生と相談の上,変更する場合もある。
授業科目名 クリティカルケア専門看護実習 専門科目 6単位
科目責任者 中村美鈴
授 業 目 標 健康危機状態にある成人と家族に対する救急医療,集中治療,医療の特性と課題,高度な看護
実践,調整・教育・コンサルテーション・倫理的調整の必要性とあり方,専門看護師の
役割について学修する。
授 業 概 要
○担当教員名:中村美鈴,村上礼子
<実習概要>
クリティカルな状態にある成人と家族のケアを行う部署にて実習し,複雑多岐に渡る病態,ならびに治療への反応
に関する高度なアセスメントを踏まえた看護実践を行う。また,外来ならびに病棟等において高度な治療を受けて生
活する患者への専門的看護実践を行う。さらに,医療施設内あるいは地域で健康危機にある成人のケアにかかわる家
族,看護職,他職種などに対しての調整・教育・コンサルテーション・倫理的調整の機能を実習する。クリティカル
ケアにおける看護学実践研究の課題を見出す。
<実習目標>
1. クリティカルな状況にある成人と家族の心身状態について専門的にアセスメントし判断する。
2. クリティカルな状況にある成人と家族の心身の苦痛を効果的に緩和する。
3. クリティカルな状況にある成人と家族を取り巻く治療環境を総合的にマネージメントする。
4. ポストクリティカルな状況にある成人と家族に対する継続看護を洞察する。
5. クリティカルならびにポストクリティカル状況にある患者権利を擁護し,人間の尊厳を守り,
倫理的問題に対して専門職として求められる意思決定の判断プロセスを磨く。
6. 治療・看護を受ける患者・家族の主体的な参画と選択・意思決定支援に関する高度な実践知識を修得する
7. クリティカルな状況にある患者と家族,ならびに看護師と他の保健医療スタッフとの中で,実践・
調整・教育・コンサルテーション・倫理的調整の役割を学ぶ。
<実習方法>
・ 各自の関心領域・施設において,高度の実践知識・スキルの修得,専門看護師の役割・機能などの内容を網羅し
た実習計画を熟考の上,実習要項に基づき計画書を作成し,実習を合計6週間以上にわたり行う。
・ クリティカルな状況にある成人と家族を受け持ち,日々の実践内容を実習記録に的確に表現する。適宜,
学生,クリティカルケアチームメンバー,専門看護師または専門看護師相当の看護職と教員と共に,看護に
ついて評価・検討会を行う。
・ 受け持ち終了後はケースレポートを作成し,学生,クリティカルケアチームメンバー,専門看護師または
専門看護師相当の看護職,教員と共にケースカンファレンスをもちクリティカルケアについて討議する。
<実習期間> 5月~7月
<実習施設> *以下の1)もしくは2)のどちらかを選択,3)は必須
1. 自治医科大学附属病院のICU,CCU,手術部,三次救命救急病棟および救急外来,透析センター,関連病棟
2. クリティカルケアCNS相当が活動する高度医療施設(日本医科大学付属病院の三次救命救急病棟および
救急外来センター,関連病棟,榊原記念病院)
3. へき地(日光市民病院,常陸大宮済生会病院、診療所,訪問看護ステーション)
<実習指導者>
指導教員:中村美鈴 村上礼子
臨地実習指導者:自治医科大学附属病院,日本医科大学付属病院,榊原記念病院,へき地の病院における各実習
部署の師長,急性・重症患者看護専門看護師ならびにCNS相当
評価方法 実習目標達成度:実践状況,実習記録,ケースレポート,課題レポート,実習へ出席状況
テキスト クリティカルケアならびにクリティカルケアCNS に関する 新の文献・書籍
履修上の留意事項 *本科目は急性・重症患者看護専門看護師教育課程の実習科目「クリティカル
ケア看護実習」(6単位)に相当する。
*実習は,実習要項に基づき,担当教員ならびにクリティカルケア専門看護師相当のス
ーパービジョンを受けながら行う。
*実習部門は,各自の関心領域に基づいて教員と相談の上,学修内容が網羅できる部門
を決定する。
授業科目名 精神看護学講義Ⅰ 専門科目 2 単位
科目責任者 半澤節子
授業目標
精神の健康状態およびセルフケアのアセスメントと、精神療法、精神科薬物療法、
心理社会療法等の各種のセラピーに関する 新の知識を理解し、精神的健康の増進
から重度精神障害者の支援とケアの効果を高める精神看護実践の専門職としての
技術について学ぶ。
授 業 概 要
○担当教員名:半澤節子,永井優子,大塚公一郎
第1回 オリエンテーションと上級精神看護実践の概念(半澤・永井)
第2回~第6回 精神療法的援助方法(永井・半澤)
個人精神療法、集団精神療法、レクレーション療法、交流分析、等
第7回~第9回 認知行動療法的援助方法(永井・半澤)
Social Skills Training(基本訓練モデル、問題解決技法、モジュー
ル)と心理教育的アプローチ
第 10 回 リラクゼーションアプローチ(永井・半澤)
筋弛緩法、呼吸法、マッサージ、等
第 11 回 精神科治療を受ける患者の看護管理(半澤・永井)
精神科病棟における看護援助と看護管理
精神科外来における看護援助と看護管理
第 12 回~第 15 回 新の精神科身体療法(薬物療法を含む)(大塚・永井・半澤)
近の薬物療法の進歩の総論
抗不安薬・睡眠薬、抗うつ薬、抗精神病薬、等
無けいれん性電気けいれん療法、高照度光照射療法、等
評価方法 授業への参加態度、プレゼンテーション、およびレポートによる。
テキスト 日本専門看護師協議会:精神看護スペシャリストに必要な理論と技法、日本看
護協会出版会、2009.
土居健郎:新訂 方法としての面接、臨床家のために、医学書院、1992.
その他の関連文献は、授業の中で提示する。
履修上の留意事項 本科目は精神看護専門看護師教育課程の専攻分野共通科目「精神領域のセラピ
ーに関する科目」(4単位中の2単位)に相当する。
授業科目名 精神看護学講義Ⅱ 専門科目 2単位
科目責任者 半澤節子
授業目標
精神障害者のリハビリテーションを促進し、社会参加を支える制度とシステムにつ
いて理解し、精神的健康の増進から重度精神障害者の支援までにかかわる精神看護
実践の専門職としての役割について学ぶ。
授 業 概 要
○担当教員名:半澤節子,永井優子
第1回~第3回 包括的精神障害者リハビリテーションと看護(半澤・永井)
急性期から回復期、維持期にわたる精神障害者リハビリテーションと
上級看護実践について
第4回~第7回 わが国の精神保健福祉システムと上級看護実践(半澤・永井)
精神保健福祉法、障害者自立支援法、等の政策的動向と上級看護実践
の役割
第8回~第 13 回 諸外国の精神保健福祉システムと看護実践(半澤・永井)
イギリス・北欧諸国・イタリア・北米・オセアニア等における看護職の
役割と上級看護実践
第 14 回~第 15 回 精神の健康状態に応じた精神保健福祉システムにおける上級看護実践
(半澤・永井)
評価方法 授業への参加態度、プレゼンテーション、およびレポートによる。
テキスト 指定しない。関連文献は授業のなかで提示する。
履修上の留意事項 本科目は精神看護専門看護師教育課程の専攻分野共通科目「制度や体制に関す
る科目」(2単位)に相当する。
授業科目名 精神看護学講義Ⅲ 専門科目 2単位
科目責任者 半澤節子
授業目標
精神看護実践で複雑な臨床的問題(身体合併症、長期入院、複雑な家族背景、自傷
他害行為など)を解決するために必要な理論と技術を学ぶ。また、精神看護実践で
生じている問題に関する分析方法、および対象者をエンパワーし、リカバリーを支
える援助の提供方法(セルフヘルプグループ等)をシステム的な視野も含めて学ぶ。
授 業 概 要
○担当教員名:半澤節子,永井優子
第1回 オリエンテーション
第2回~第3回 精神障害者の権利と権利擁護(半澤・永井)
精神障害者の人権の考え方と上級看護実践、行動制限と看護、国連原則
および権利擁護システムと看護
第4回~第5回 精神障害者のエンパワメントとリカバリー(半澤・永井)
第6回~第7回 セルフヘルプグループの育成・支援(半澤)
第8回 身体合併症をもつ患者の援助方法(永井・半澤)
第9回 複雑な臨床的問題に対する精神看護実践と看護管理(永井・半澤)
第 10 回~第 11 回 複雑な背景を持つ家族の現状と援助(半澤・永井)
第 12 回~第 13 回 長期入院患者の退院支援(半澤・永井)
第 14 回~第 15 回 精神科リスクマネジメントと攻撃・暴力・自殺に遭遇した看護職への援助
(永井・半澤)
評価方法 授業への参加態度、プレゼンテーション、およびレポートによる。
テキスト 指定しない。関連文献は授業のなかで提示する。
履修上の留意事項 本科目は精神看護専門看護師教育課程の専攻分野共通科目「精神領域のセラピ
ーに関する科目」(4単位中の2単位)に相当する。
授業科目名 精神看護学演習Ⅰ 専門科目 2単位
科目責任者 半澤節子
授業目標
精神障害者とその家族の健康的な生活を支えるための看護の役割と活動について
検討し、精神看護実践における倫理的課題を分析し、解決する方策について演習す
る。
授 業 概 要
○担当教員名:半澤節子,永井優子
第1回 オリエンテーション、精神看護実践の倫理(半澤・永井)
第2回~第6回 精神障害者の家族の現状と精神障害者の家族援助(半澤)
第7回~第 11 回 行動制限を 少にする取り組み(半澤・永井)
第 12 回~第 20 回 地域におけるうつ病・自殺予防に関する取り組み(半澤・永井)
第 21 回~第 30 回 自分の関心のある倫理的課題について、広く国内外の文献、または事
例を検索して講読し、精神看護領域を専門とする高度実践看護師として
の役割を検討する。(半澤・永井)
評価方法 授業への参加態度、プレゼンテーション、およびレポート
テキスト ・ 日本専門看護師協議会:精神看護スペシャリストに必要な理論と技法、日
本看護協会出版会、2009.
・ その他の関連文献は、授業の中で提示する。
履修上の留意事項 本科目は精神看護専門看護師教育課程の専攻分野共通科目「精神看護の援助法
に関する科目」(4単位中の2単位)に相当する。
授業科目名 精神看護学演習Ⅱ 専門科目 2単位
科目責任者 半澤節子
授業目標
精神障害者およびメンタルヘルスの問題を持つ人の包括的な地域援助方法と予防
活動について検討し、精神看護領域の高度実践看護師の活動の現状と役割について
総合的に検討する。
授 業 概 要
○担当教員名:半澤節子,永井優子,土屋徹・釜英介(非常勤)
第1回 精神障害者の包括的な地域援助方法の総論(永井)
第2回~第4回 ACT の概要と ACT-J の現状と課題(土屋)
第6回~第 10 回 ACT チームの実践の見学(永井)
第 11 回~第 20 回 上級看護に関する実地演習(永井・半澤)
メンタルヘルスの問題をもつ人とその家族に対する看護ケアを通
して、その特徴とケア提供者自身の援助関係のあり方を理解し、倫
理的課題と精神看護介入について看護実践に基づいて検討する。
受講生の選んだ臨地施設で、メンタルヘルスの問題をもつ患者に
対して看護実践を行い、その過程で行ったアセスメント、ケアの実
施、その評価について記録し、ケア提供者が重要だととらえた場面
についてはプロセスレコード等を用いて「自己の振り返り」を行う。
第 21 回~第 30 回 精神看護領域の高度実践看護師の役割に関する演習(釜・永井・半澤)
精神看護領域の高度実践看護師が果たしている実践、相談、調整、
教育、研究等の役割の実際について活動に影響する要因について分析
し、精神看護領域の高度実践看護の役割と展望について総合的に検討
する。
評価方法 授業への参加態度、プレゼンテーション、およびレポート
テキスト ・ 南裕子監修、宇佐美しおり編集:精神科看護の理論と実践 卓越した看護
実践をめざして、ヌーベルヒロカワ、2010.
・ その他の関連文献は授業の中で提示する。
履修上の留意事項 本科目は精神看護専門看護師教育課程の専攻分野共通科目「精神看護の援助法
に関する科目」(4単位中の2単位)に相当する。
授業科目名 精神看護学演習Ⅲ 専門科目 2単位
科目責任者 半澤節子
授業目標
長期慢性状態や身体合併症、こじれた家族関係などを伴う複雑な健康状態およびセ
ルフケアのアセスメントの理論や方法について学び、事例を通して精神専門看護師
が行うアセスメント活動について演習する。
授 業 概 要
○担当教員名:半澤節子,永井優子,大竹真裕美(非常勤)
第1回 オリエンテーションと危機とストレスの査定(半澤・永井)
第2回~第3回 上級看護実践における精神力動的評価と精神情緒状態の査定(半澤・永井)
第4回~第5回 上級看護実践における社会的機能状態とセルフケアの査定(半澤・永井)
第6回~第7回 上級看護実践における精神障害者と家族との関係の査定(半澤)
第7回~第8回 上級看護実践における精神障害者の居住する地域資源の査定(半澤・永井)
第9回~第 12 回 身体合併症をもつ精神障害者の評価(大竹)
第 13 回~第 30 回 上級アセスメント演習(半澤・永井)
メンタルヘルスの問題をもつ人のアセスメントを主に ICD-10 または
DSM-Ⅳとセルフケアモデルの枠組みを用いて実施する方法を修得する。
また、アセスメントの目的に応じて使用可能な評価方法および尺度の選定
について検討する。(精神科病棟や精神科デイ・ケア等において、アセス
メントを実施してデータを分析・検討し、さらに評価方法の妥当性につい
て検討する。)
評価方法 授業への参加態度、プレゼンテーション、およびレポートによる。
テキスト 指定しない。関連文献は授業の中で提示する。
履修上の留意事項 本科目は精神看護専門看護師教育課程の専攻分野共通科目「精神の健康生活状
態の評価に関する科目」(2単位)に相当する。
授業科目名 精神看護学特別演習 専門科目 4単位
科目責任者 半澤節子
授業目標精神保健看護に関連する、受講生の研究テーマについて、先行文献の検討を通して、
研究テーマを精査し、研究計画書(原案)を作成する。
授 業 概 要
○担当教員名:半澤節子
第1回 オリエンテーション(半澤)
第2回~第 10 回 精神保健看護に関する受講生の経験と研究テーマの検討(半澤)
受講生の精神保健看護に関する実践経験を踏まえながら、研究テーマ
を焦点化していく。
第 11 回~第 20 回 先行文献の検討(半澤)
受講生の研究テーマに関連する先行文献を収集する。
第 21 回~第 30 回 先行文献を踏まえた研究テーマの再検討 (半澤)
焦点をしぼった文献検討および実践の場の分析を行い、現実的な研究
課題を明らかにする。
第 31 回~第 40 回 研究目的の設定とそれを明らかにするための研究方法の検討 (半澤)
先行文献で用いられている研究方法を概観しながら、自らの用いる研
究方法を検討し、本研究における仮説を検討する。
第 41 回~第 50 回 研究計画書(原案)の検討 (半澤)
先行研究を踏まえた研究の背景、本研究の目的、方法を記述し、研究
計画書を作成する。
第 51 回~第 60 回 倫理的課題の検討 (半澤)
研究方法における検討すべき倫理的課題について検討し、研究倫理審
査委員会の申請書を作成する。
評価方法 授業におけるプレゼンテーション、研究計画書、研究倫理審査申請書などに
より評価を行う。
テキスト 研究テーマに関連した文献について、受講生自らが収集し、活用する。
履修上の留意事項 受講生の研究テーマ、研究計画によって、授業の内容、進行は多少の変更を
行う。なお、本科目は精神看護専門看護師教育課程として認定された科目で
はない。
授業科目名 精神看護専門看護実習 専門科目 6単位
科目責任者 半澤節子
授業目標入院中および地域で生活している精神障害者に対して、精神専門看護師としての看
護実践を提供できる能力を修得し、精神看護における研究課題を明らかにする。
授 業 概 要
○担当教員名:半澤節子,永井優子
高度で先進的な精神科専門医療を提供している病院、精神障害者のための包括的地域生活支援活
動の拠点、看護職が運営する精神障害者社会復帰施設、等において 6週間以上の実習を行う。受講
生の臨床能力と学習ニーズに応じて、事前に指導教員と施設の選定や計画について十分に指導を受
け、実習施設を決定する。精神専門看護師に必要な実践(セラピーを含む)、コンサルテーション、
連携、教育、倫理的調整に関する能力に関する実習を自立して行い、フィールドノートに記録する。
また、随時カンファレンスを行い、精神専門看護師および指導教員等からスーパービジョンを得て、
3~5 事例程度に対して直接ケアを担当することを原則とする。なお、これらの実践過程と今後の
課題について 終的にレポートとしてまとめる。
実習施設について
学生の関心によって、下記の施設等から決定する。なお、精神科病棟および精神保健福祉に
関する地域ケア施設各 1施設を利用し、事例の必要に応じて周辺地域の社会資源を活用する。
精神科病棟(4 週間以上)
駒木野病院の短期入院を主とした病棟または退院支援を主とする病棟にて実習を行う。ま
たは、地域の精神科医療、精神保健福祉の充実に貢献することを理念として、地域に密着し
た活動をしている朝日病院にて実習をする。
精神保健福祉に関する地域ケア施設等(2 週間以上)
めぐハウス(東京都世田谷区)など複合的な地域ケアを展開している社会資源
小千谷市、出雲市、高崎市(旧東村)、等自治体における地域ケア実践
周辺地域の社会資源
事例が関係する精神科デイ・ケア等、障害者自立支援法関連施設等の精神保健福祉関連の
社会資源、訪問看護ステーション、保健所、市町村、学校、企業等
評価方法 精神専門看護師としての能力を実習の内容およびレポートで評価する。
テキスト 指定しない。関連文献を活用する。
履修上の留意事項 本科目は精神看護専門看護師教育課程の実習科目「実習」(6単位)に相当する。
円滑に実習ができるように、事前準備を十分に行う。
授業科目名 健康危機看護学特別研究 専門科目 6 単位
科目責任者 中村美鈴,半澤節子,永井優子
授業目標
クリティカルケア看護学、精神看護学の学修ならびに看護実践を通して
見出された研究課題について研究を行い、研究指導をうけて修士論文を
作成する。
授 業 概 要
○研究指導教員名:中村美鈴,半澤節子,永井優子
○研究指導補助教員名:村上礼子,松浦利江子
各院生の主体的な取り組みを前提に、学内及び研究フィールドにおいて見出された研究課
題に関する直接的助言・指導及び修士論文の作成について、状況に応じて、個別または集団で
指導する。
クリティカルケア看護学では、クリティカルケアが必要とされる状況を捉え、このような状
況にある患者、あるいは家族を広く対象として、彼らの体験と反応に対する予防的ならびに緩
和ケア、安楽ケアに関する研究、重篤期から回復期、セルフマネジメントを必要とする時期に
至るまでの看護支援に関する研究について指導する。
精神看護学では、各院生が見出した研究課題を尊重して、地域精神保健看護活動、精神障
害者のリハビリテーション看護、精神障害者及びその家族のセルフケア支援、精神看護実践に
関する教育及び管理に関する研究について指導する。
評価方法 修士論文の作成過程とその内容、及び審査過程とその結果をもって評価
する。
テキスト指定しない。必要な文献等については随時提示する。
履修上の留意事項 入学時から関心のある研究課題について十分に指導を受け、クリティカ
ルケア看護学特別演習または精神看護学特別演習における文献検討や現
状分析を踏まえて、研究方法を計画する。
授業科目名 健康危機看護学課題研究 専門科目 4単位
科目責任者 中村美鈴,半澤節子,永井優子
授業目標
クリティカルケア看護学、精神看護学の学修ならびに看護実践を通して
見出された研究課題について研究を行い、研究指導をうけて修士論文を
作成する。
授 業 概 要
○研究指導教員名:中村美鈴,半澤節子,永井優子
○研究指導補助教員名:村上礼子,松浦利江子
各院生の主体的な取り組みを前提に、学内及び研究フィールドにおいて見出された研究課
題に関する直接的助言・指導及び修士論文の作成について、状況に応じて、個別または集団で
指導する。
クリティカルケア看護学では、クリティカルケアの専門性・独自性に関する研究、クリテ
ィカルな状況にある人々への生活に関する研究、クリティカルケアが必要とされる看護実践へ
の貢献に関する研究について指導する。
精神看護学では、各院生が精神看護専門看護実習等で見出した研究課題を尊重して、入院
中および地域で生活している精神障害者及びその家族に対する上級看護実践に関する事例研
究を中心に指導する。
評価方法 修士論文の作成過程とその内容、及び審査過程とその結果をもって評価
する。
テキスト 指定しない。必要な文献等については随時提示する。
履修上の留意事項 入学時から十分に指導を受け、クリティカルケア看護専門看護実習また
は精神看護専門看護実習等において見出した上級看護実践に関する学修
を踏まえて研究方法を計画する。
授業科目名 がん看護学講義Ⅰ 専門科目 2 単位
科目責任者 本田芳香
授業目標
がんの疫学、病態生理、診断、治療法に関する 新知見を理解する。がん患者およ
びその家族に生じる複雑な健康課題を包括的にアセスメントする視点を修得し、
新のケア実践への適応を探求する。
授 業 概 要
○担当教員名:本田芳香,小原泉,永井秀雄・中村好一・黒住昌史・藤井博文・柴山千秋
堀江久永・森政樹(非常勤)
○概要
がんの疫学、病態、診断、治療法についての 新知識を自ら探求し、がん患者とその家族に生じ
る複雑な健康課題に対して包括的なアセスメントする視点を捉え、 新のケア実践へ繋げる方策を
考案する。
<方法>
第1回 がん看護学総論(本田)
第2回 がん診断・治療概論(永井)
第3回 がんの疫学と予防(中村)
第4回 がんの病理診断(黒住)
第5~6回 がん患者とその家族に生じる健康課題の理解(1)(本田・小原)
―がん診断期にある患者とその家族の健康課題に関する事例検討―
第7回 抗悪性腫瘍薬の薬理学(小原)
第8回 放射線腫瘍学(柴山)
第9回 腫瘍外科学(堀江)
第10回 化学療法(藤井)
第11回 造血幹細胞移植(森)
第12~13回 がん患者とその家族に生じる健康課題の理解(2)(本田・小原)
―抗がん治療を受ける患者とその家族の健康課題に関する事例検討―
第14~15回 課題学習とまとめ
評価方法 授業への参加態度、課題学習
テキスト 授業毎に必要に応じて提示する
履修上の留意事項 本科目はがん看護専門看護師教育課程の専攻分野共通科目「がん看護に関す
る病態生理学」(2 単位)に相当する。
事前及び事後の学習課題について、十分に取り組むこと。
講義時間は、講師の都合により変則的となることがあるので、別途提示され
る講義日程表を確認すること。
授業科目名 がん看護学講義Ⅱ 専門科目 2 単位
科目責任者 本田芳香
授業目標
がん患者とその家族が抱える複雑な健康課題を理解する基盤となる概念や理論を
学び、看護モデルへの適応を探究する。
授 業 概 要
○担当教員名:本田芳香,小原泉,丸口ミサエ(非常勤)
○概要
がん看護領域における実践・研究・教育の発展を概観し、がん患者とその家族を理解するための
基盤となる概念枠組み及び諸理論を理解する。またがん患者とその家族を理解するための基盤と
なる看護モデルを探求する。
<方法>
第1回 がん看護領域における実践・研究・教育等の 新の動向(小原)
第2~3回 がん看護領域における実践・教育・研究の臨床実践への活用(丸口)
第4回 がん看護領域における実践・研究のための基本的概念(1)(本田)
第5回 がん看護領域における実践・研究のための基本的概念(2)(本田)
第6回 がん看護領域における実践・研究のための概念枠組みと諸理論の探求(1)(本田)
―ストレス・コーピング理論―
第7回 がん看護領域における実践・研究のための概念枠組みと諸理論の探求(2)(小原)
―危機理論―
第8~9回 がん看護領域における実践・研究のための概念枠組みと諸理論の探求(3)(本田)
―マーガレット・ニューマン理論―
第10回 がん看護領域における実践・研究のための概念枠組みと諸理論の探求(4)(小原)
―ケアリングー
第11回~第12回 がん看護とその家族における概念枠組みと理論分析の探究(本田・小原)
―上記の理論を活用した文献考察及び理論分析―
第13回~第15回 がん患者とその家族における概念枠組みと看護モデルの探求(本田・小原)
評価方法 レポート、授業態度、プレゼン内容から総合的に評価する
テキスト 各授業毎に必要に応じて提示する
履修上の留意事項 本科目はがん看護専門看護師専攻分野共通科目「がん看護に関する理論」(2単位)に相当する。
事前及び事後の学習課題について、十分に取り組むこと。
講義時間は、講師の都合により変則的となることがあるので、別途提示され
る講義日程表を確認すること。
授業科目名 がん看護学講義Ⅲ 専門科目 2 単位
科目責任者 小原泉
授業目標
がん診断から終末期に至るまで、様々な健康課題を抱えるがん患者とその家族に
緩和ケアを系統的かつ体系的システムとして提供するための専門的な看護支援方
法を探究する。
授 業 概 要
○担当教員名:小原泉,本田芳香,水野道代・藤本美生・武田祐子・二見典子(非常勤)
○概要
様々な健康課題(周手術期、化学療法、放射線療法、遺伝性のがん、長期療養、終末期)を抱え
るがん患者とその家族に緩和ケアを系統的かつ体系的システムとして提供するための専門的な看
護支援方法を修得し、がん看護専門看護師が果たすべき役割機能を探究する。
<方法>
第 1 回 術後機能・形態障害をもつがん患者・家族に対する専門的看護支援(小原)
第 2~3 回 化学療法を受けるがん患者・家族に対する専門的看護支援(小原)
第 4~5 回 放射線療法を受けるがん患者・家族に対する専門的看護支援(藤本)
第 6~7 回 遺伝性のがんをもつ患者・家族に対する専門的看護支援(武田)
第 8~9 回 長期療養過程にあるがん患者・家族に対する専門的看護支援(水野)
第 10~11 回 終末期のがん患者・家族に対する専門的看護支援(二見)
第 12 回 緩和ケアチームにおけるボランティア・コーディネーターの役割と機能(本田)
第 13 回 緩和ケアチームにおける音楽療法士の役割と機能(本田)
第 14 回 緩和ケアチームにおけるソーシャルワーカーの役割と機能(本田)
第 15 回 緩和ケアを地域で展開するための多職種チームにおける専門的看護支援(本田)
評価方法 授業への参加態度、課題学習
テキスト 授業毎に必要に応じて提示する
履修上の留意事項 本科目はがん看護専門看護師専攻分野共通科目「がん看護に関する看護援助
論」(1 単位)及び専攻分野専門科目「緩和ケア」(1 単位)に相当する。
講師より事前に課題が提示された場合は、各自文献を収集して抄読し、考え
をまとめて授業に参加すること
講義時間は、講師の都合により変則的となることがあるので、別途提示され
る講義日程表を確認すること。
授業科目名 がん看護学演習Ⅰ 専門科目 2 単位
科目責任者 本田芳香
授業目標
がん患者とその家族が抱える複雑な健康課題を身体的、心理的、社会的、スピ
リチュアルな側面から包括的にアセスメントする方法を学修する。
授 業 概 要
○担当教員名:本田芳香,小原泉
○概要
がん患者とその家族の健康課題を迅速かつ的確に判断をするために、がん看護に必要な専門的コ
ミュニケーション技法を活用しながら、系統的かつ包括的なアセスメントを行う方法を修得する。
<方法>
第 1~4 回 がん患者とその家族に対する包括的アセスメント(1)(小原)
-患者とその家族の健康課題に対して身体的・精神的・社会的・スピリチュアルな側
面から包括的にアセスメントするための観察スキルの習得ー
第 5~10 回 がん患者とその家族に対する包括的アセスメント(2)(本田・小原)
-コミュニケーションスキル「傾聴」、「共感」「沈黙」の習得:模擬患者、ロールプ
レイングの活用-
第 11~12 回 がん患者とその家族の症状アセスメント(本田・小原)
-急性期における身体的課題を中心にー
第 13~14 回 がん患者とその家族の症状アセスメント(本田・小原)
-リハビリテーション期における心理・社会的課題を中心にー
第 15~16 回 がん患者とその家族の症状アセスメント(本田・小原)
-進行・再発期における心理・社会的課題を中心に-
第 17~20 回 がん患者とその家族の症状アセスメント(本田・小原)
-終末期における身体的課題とスピリチュアルな課題を中心に-
第 21~26 回 がん患者とその家族に対する包括的アセスメント(3)(本田・小原)
-がん診断の告知やインフォームドコンセントの場面に関するコミュニケーション
スキルの習得:模擬患者、ロールプレイングの活用-
第 27~29 回 がん患者とその家族の健康課題の全体像(本田・小原)
-関心の高いテーマについて、系統的かつ包括的な症状アセスメントを実施し、がん
患者とその家族の健康課題の全体像を探究する-
第 30 回 課題学習とまとめ
だい評価方法 レポート、演習態度など
テキスト 別紙参照
履修上の留意事項 本科目はがん看護専門看護師専攻分野共通科目「がん看護に関する看護援助
論」(2 単位)に相当する。
事前及び事後の学習課題について、十分に取り組むこと。
講義時間は、講師の都合により変則的となることがあるので、別途提示され
る講義日程表を確認すること。
授業科目名 がん看護学演習Ⅱ 専門科目 2 単位
科目責任者 本田芳香
授業目標
がん看護の基盤となる概念や理論、および緩和医療の知識を活用した事例分析や看
護介入モデルの展開を通して、がん患者とその家族が抱える複雑な健康課題に対す
る自己の看護観の洞察や、専門的な看護実践の介入方法を学修する。
授 業 概 要
○担当教員名:本田芳香,小原泉,藤井博文・丹波嘉一郎・井上荘一郎・岡島美朗・
岸田さな江(非常勤)
○概要
がん患者とその家族が有するに複雑な健康課題を理解するための緩和医療に関する 新の知識
を探求する。またがん看護と緩和ケア領域に関連する文献検討や、事例分析を通して自己の看護観
を洞察し、さらに看護モデルの分析及び看護介入方法を探求する。
<方法>
第 1 回 がん看護における専門的な看護実践(岸田)
第 2 回~7 回 実践事例の分析(本田、小原)
―複雑な健康課題のあるがん患者とその家族に対する自己の実践事例の分析―
第8回 オンコロジー・エマージェンシー(藤井)
第9回 緩和医療学(丹波)
第10回 疼痛緩和(井上)
第11回 精神腫瘍学(岡島)
第12~13回 実践事例の分析(本田、小原)
―上記の講義を踏まえて緩和医療を受けるがん患者とその家族の複雑な健康課題
に関する文献検討や実践事例の分析―
第 14~17 回 がん看護領域に関連する諸理論を用いて実践事例の分析(本田、小原)
―ストレス・コーピング理論、危機理論、ニューマン理論、ケアリングなどを用
いて、複雑な健康課題を有する実践事例の検討―
第 18~21 回 自己の看護観の洞察(本田、小原)
―上記の実践事例の検討を、グループディスカッションを通して自己の看護論を
考察するー
第 22~25 回 看護介入モデル作成(本田、小原)
―上記の実践事例について、がん看護に関連する理論や概念を用いて看護介入モ
デルを作成するー
第 26~30 回 看護介入モデルの妥当性検討(本田、小原)
―看護介入モデルの分析・評価を通して、新たな看護介入方法を及びその妥当性
を検討するー
評価方法 演習状況、レポート内容から総合的に評価する
テキスト 別に提示
履修上の留意事項 本科目はがん看護専門看護師専攻分野共通科目「がん看護に関する看護援助
論」(1 単位)及び専攻分野専門科目「緩和ケア」(1 単位)に相当する。事前
及び事後の学習課題について、十分に取り組むこと。
講義時間は、講師の都合により変則的となることがあるので、別途提示さる
講義日程表を確認すること。
授業科目名 がん看護学演習Ⅲ 専門科目 2 単位
科目責任者 小原 泉
授業目標
様々な健康課題を抱えるがん患者・家族に緩和ケアを提供するための専門的な
看護支援の実際を、CNS の6つの機能(実践、教育、相談、調整、倫理、研究)
に基づいて学修する。
授 業 概 要
○担当教員名:小原泉,本田芳香,本田晶子・濱口恵子・角田直枝(非常勤)
○概要
がん看護専門看護師が担う機能(実践、教育、相談、調整、倫理、研究)とその役割の実際につ
いて、実践事例や国内外の文献を検討し、質の高い緩和ケア提供方法を探究する。さらにがん看護や
緩和ケアにおける課題や展望について考察する。
<方法>
第1~2回 ガイダンス(本田・小原)
第3~4回 高度ながん看護:「実践機能」の実際(小原)
第5~6回 がん看護専門看護師の実践機能と緩和ケア(本田・小原)―がん患者とその家族に
質の高い緩和ケアを提供するためにCNSに求められる実践機能に関する実践事例
の検討―
第7~8回 高度ながん看護:「教育機能」の実際(本田)
第9~10回 がん看護専門看護師の教育機能(本田・小原)―がん患者とその家族に質の高い緩和
ケアを提供するためにCNSに求められる教育機能に関する実践事例の検討-
第 11~12 回 高度ながん看護:「相談・調整機能」の実際(本田(晶))
第 13~14 回 がん看護専門看護師の相談・調整機能(本田・小原)―がん患者とその家族に質の
高い緩和ケアを提供するために、CNS に求められる相談・調整機能に関する実
践事例の検討-
第 15~16 回 高度ながん看護:緩和ケアを地域で展開するための「実践・教育・相談・調整機能」
の実際(角田)
第 17~18 回 がん看護専門看護師が緩和ケアを地域で展開するための実践・教育・相談・調整機
能(本田・小原)―がん患者とその家族が退院後も地域で継続して質の高い緩和ケ
アを提供するため、CNS に求められる実践・教育・相談・調整機能に関する実践
事例の検討―
第 19~20 回 高度ながん看護:「倫理的な問題・葛藤の調整」の実際(濱口)
第 21~22 回 がん看護専門看護師の倫理調整機能(本田・小原)―がん患者とその家族に質の高
い緩和ケアを提供するために CNS に求められる倫理調整機能に関する実践事例の
検討―
第 23~28 回 がん看護専門看護師の「研究機能」(本田・小原)
第 29~30 回 まとめ
評価方法 演習状況、レポート
テキスト 別に提示
履修上の留意事項 本科目はがん看護専門看護師専攻分野専門科目「緩和ケア」(2 単位)に相当す
る。
事前及び事後の学習課題について、十分に取り組むこと。
講義時間は、講師の都合により変則的となることがあるので、別途提示される
講義日程表を確認すること。
授業科目名 がん看護学特別演習 専門科目 4単位
科目責任者 本田芳香
授業目標
がん看護領域に関連するトピックスの文献考察及び自分の関心領域に関するがん看
護の専門的援助技術を探求する。また自己のテーマに対する看護介入モデル作成し、
臨床実践に適応し評価をする。
授 業 概 要
○担当教員名:本田芳香、小原泉
○概要
がん看護学領域に関連するトピックスの文献考察を通して、自己の関心領域についてのテーマを
選択し、その専門的援助を探究する。さらに自己のテーマから看護モデルの分析及び援助方法を
探求する。
<方法>
第 1 回~第 20 回 :がん看護学領域に関連するトピックスを文献クリティークする。
第 21 回~第 40 回 :がん看護学領域に関連する自己の関心領域の専門的援助技術を探求する。
第 41 回~第 50 回 :自己の関心領域に関する看護介入モデルを作成する。
第 51 回~第 60 回:看護モデルの分析・評価を通して、新たな自己の介入方法を及びその妥当性
を検討する。
評価方法 演習状況、レポート
テキスト 別に提示
履修上の留意事項 事前及び事後の学習課題について、十分に取り組むこと。
授業科目名 がん看護専門看護実習 専門科目 6単位
科目責任者 本田芳香
授業目標
がん患者およびその家族が体験する様々な健康課題の時期に適した専門的看護支援を継続
的に提供するため、臨地実習を通して高度な看護実践・教育・相談・調整・倫理調整の実際
について理解を深め、創造的ながん看護ケア開発を目指す。
授 業 概 要
○担当教員名:本田芳香、小原泉
○実習概要
CNS役割開発実習と上級がん実践看護実習とに分け系統的かつ包括的な実践能力を育成する。CNS役割
開発実習では、CNS役割実習と在宅がん看護実習を通して、CNSのスーパービジョンを受けながら、その
役割機能の実際を学ぶ。上級実践がん看護実習では、CNSとして、複雑な健康課題のあるがん患者とその
家族に対して、高度な看護実践・教育・相談・調整・倫理調整の役割機能を遂行できる能力を養うことを目
的とする。*がん看護専門看護師をCNSと略す。
1.CNS役割開発実習:2単位
1) CNS役割実習(1単位)
<目的>CNSのスーパービジョンを受けながら、医療機関におけるヘルスケア提供システムのあり方及び
CNSの役割と機能の実際を学ぶ。
<方法>・期間:1週間 ・内容:CNSの活動状況の実際を通して自己評価をし、その上でCNSの役割と機
能を検討する。
2)在宅がん看護実習(1単位)
<目的>CNS のスーパービジョンを受けながら、医療施設から在宅へ療養の場を移行したがん患者および
その家族に対し、がん看護を継続性かつ連続性のある専門的看護支援を提供するため、求められるヘルス
ケア提供システムのあり方及びCNSの役割と機能の実際を学ぶ。
<方法>・期間:1週間・内容:退院調整機能及び退院後の在宅療養における活動の実際を通して、がん患
者とその家族に対し、継続性・連続性のあるがん看護を提供するためのヘルスケアシステムの現状を把握す
る。CNSのスーパービジョンを受け、その役割と機能を探求する。
2.上級実践がん看護実習:4単位
<目的>がん患者とその家族に対してがん看護を基盤とした高度な看護実践・教育・相談・調整・倫理調整の役割
機能を遂行する能力を養う。
<方法>・期間:4 週間・内容:がん患者とその家族に生じる包括的な健康課題に対して、高度な看護実践・教
育・相談・調整・調整倫理を主体的な実践を通して探求する。CNSのスーパービジョンを受け、創造的ながん看護
ケア開発を探求する。
評価方法 実習態度、実習目標に対する自己評価・他者評価、レポート評価、総括報告会内容
テキスト がん看護や専門看護師の役割に関する文献
履修上の留意事項 本科目はがん看護専門看護師専攻分野専門科目「実習」(6単位)に相当する。
実習の詳細は、がん看護専門看護実習要綱を参照のこと
授業科目名 がん看護学特別研究 専門科目 6単位
科目責任者 本田芳香
授業目標
がん看護学領域における新たな知見を探求するため、研究課題に沿い科学的根拠に
基づいた研究方法を用いて研究論文を作成する
授 業 概 要
○担当教員名:本田芳香、小原泉
○概要
がん看護学領域における特定領域の自己の研究テーマを明確にし、科学的根拠に基づいた看護独自
のアプローチ方法を探求し、臨床実践に寄与するための研究論文を作成する。
<方法>
1.研究テーマの明確化
2.研究計画書の作成
3.研究計画にもとづくデータ収集
4.データ分析
5.研究結果のまとめ
6.考察(看護実践への示唆や適用を含む)および論文作成
7.研究成果の発表
<実施期間>
1 年次後期より研究計画書作成への取り組みを開始する。
評価方法 各自の一連の研究プロセス及び成果物
テキスト 必要に応じて随時提示するが、自ら研究に必要な文献収集を行うこと。
履修上の留意事項 集団指導および担当教員による個別指導の両方を受けること。
研究は、定められた倫理審査を受けた後に開始すること。
授業科目名 がん看護学課題研究 専門科目 4 単位
科目責任者 本田芳香
授業目標
がん看護学領域における新たな知見を探求するため、研究課題に沿い科学的根拠に
基づいた研究方法を用いて研究論文を作成する
授 業 概 要
○担当教員名:本田芳香、小原泉
○概要
がん看護学領域における特定領域の自己の研究テーマを明確にし、科学的根拠に基づいた看護独自
のアプローチ方法を探求し、臨床実践に寄与するための研究論文を作成する。
<方法>
1.研究テーマの明確化
2.研究計画書の作成
3.研究計画にもとづくデータ収集
4.データ分析
5.研究結果のまとめ
6.考察(看護実践への示唆や適用を含む)および論文作成
7.研究成果の発表
<実施期間>
1 年次後期より研究計画書作成への取り組みを開始する。
評価方法 各自の一連の研究プロセス及び成果物
テキスト 必要に応じて随時提示するが、自ら研究に必要な文献収集を行うこと。
履修上の留意事項 集団指導および担当教員による個別指導の両方を受けること。
研究は、定められた倫理審査を受けた後に開始すること。
授業科目 老年看護管理学講義Ⅰ 専門科目 2単位
科目責任者 宮林幸江
授業目標老年看護の概念及び老年期の特徴と健康課題を理解し、老年看護管理について学
修する。
授 業 概 要
○担当教員名:宮林幸江、浜端賢次
○概要: 老年看護の概念及び老年者の特徴と健康課題並びに発達課題について教授するととも
に、老年看護管理に関する現状とその課題について検討する。
第1回 老年看護の概念及び歴史的概観(宮林)
老年看護の概念と老年看護の変遷
第2回~第7回 老年看護に関連した諸理論(宮林)
老年看護に関連した諸理論の概要
ケアリング・エンパワメント理論
第8回~第11回 老年期の特徴と発達課題(浜端)
老年期の特徴
健康高齢者とサクセスフル・エイジング
生涯発達理論(E.H.エリクソン)
第12回~第13回 老年者の意志決定と看護倫理(浜端)
第14回~第15回 老年看護管理の現状と課題(宮林)
評価方法 授業におけるプレゼンテーションおよびレポート
テキスト 広く国内外の専門誌から選択された論文を用いる。
履修上の留意事
項
授業科目名 老年看護管理学講義Ⅱ 専門科目 2単位
科目責任者 宮林幸江
授業目標
様々な健康障害をもつ老年者が地域で生活を維持できるような各種社会資源や住
まい環境の整備の重要性と、家族・地域および社会の関連から専門知識を体系的に
理解したうえでケアシステムを開発することや社会資源の有効な活用について学
習する。
授 業 概 要
○担当教員名:宮林幸江,浜端賢次
○概要: 老年者の生活文化背景に基づき、バリアフリー化などの快適な生活環境の整備や在宅
ケアのあり方について教授する。さらに、地域医療の観点から、老年者の健康課題支援
のためのシステムの開発について教授する。
第1回~第4回 老年者の健康生活とそれを支える保健・医療政策(宮林)
第5回~第8回 老年者のソーシャルサポートと環境整備①(宮林)
健康高齢者、虚弱高齢者、認知症高齢者
第9回~第12回 老年者のソーシャルサポートと環境整備②(浜端)
コンサルテーション、介護保険とケアマネジメント
第13回~第15回 老年者を中心とした地域医療の現状と今後の課題(宮林)
地域医療を取り巻く現状と課題
ノーマライゼーション、リハビリテーション
地域ケアシステム構築の具体的展開
事例に基づく検討
看護・介護職に関する教育
評価方法 授業におけるプレゼンテーションおよびレポート
テキスト 広く国内外の専門誌から選択された論文を用いる。
履修上の留意事項
授業科目 老年看護管理学演習Ⅰ 専門科目 4単位
科目責任者 宮林幸江
授業目標
老年者の健康課題について生活要因や保健行動との関連から評価する方法や、
心身機能の保持、回復にかかわる専門的ケア提供方法に関して検討し、老年看
護管理の課題について検討する。
授 業 概 要
○担当教員名:宮林幸江,浜端賢次
○概要: 老年看護に関する文献検討を通して、健康課題の評価の方法や専門的ケア提供方法にお
ける課題を明確にする。さらに、老年看護管理の課題や展望について考察する。
第1回~第 22 回 老年者の健康課題について生活要因や保健行動との関連から
評価する方法の検討
ヘルスニーズの把握・分析の方法
ヘルスケアアセスメントの実際
生活要因や保健行動との関連から評価する方法
認知症高齢者のケアの現状とその評価
第 23 回~第 40 回 老年者の心身機能の保持・回復にかかわる専門的ケア提供方法に関する検討
入院中の高齢者と家族(介護者)に対する看護ケアと評価
施設利用中の高齢者と家族(介護者)に対する看護ケアと評価
在宅療養高齢者と家族(介護者)に対する看護ケアと評価
第 41 回~第 60 回 老年看護管理に関する課題の検討
老年看護管理概要
介護保険関連施設における看護管理、
療養型医療施設における看護管理
訪問看護ステーションにおける看護管理
連携と継続
評価方法 授業におけるプレゼンテーションおよびレポート
テキスト 研究成果に基づく関係論文を活用する。
履修上の留意事項
授業科目名 老年看護管理学演習Ⅱ 専門科目 4単位
科目責任者 宮林幸江
授業目標老年看護に関連する特定の分野の研究を系統的に整理し、
今後の研究課題を探求する。
授 業 概 要
○担当教員名:宮林幸江,浜端賢次
○概要: 国内外の老年看護実践への取り組みについて関連文献を用いて検討し、研究テーマと
方法論を決定するのに必要な実習または観察等を行い、看護学特別研究の研究計画の作
成につなげる。
第1回~第15回 国内の老年看護実践への取り組みについて関連文献を用いて検討する。
第16回~第30回 海外の老年看護実践への取り組みについて関連文献を用いて検討する。
第31回~第45回 研究テーマと方法論を決定するのに必要な実習または観察等を実施する。
第 46 回~第 60 回 実習または観察等の評価をし、今後の研究課題を明確にする。
評価方法 授業におけるプレゼンテーションおよびレポート
テキスト 研究成果に基づく関係論文を活用する。
履修上の留意事項
授業科目名 老年看護管理学特別演習 専門科目 4単位
科目責任者 宮林幸江
授業目標老年看護管理学講義Ⅰ・Ⅱ及び老年看護管理学演習Ⅰ・Ⅱでの学習内容を発展させ、
フィールド調査・実習等を通して自分自身の研究課題を明確にする。
授 業 概 要
○担当教員名:宮林幸江,浜端賢次
○概要: 学生の研究テーマに関する老年看護に関連する特定の分野について、先行研究や理論
のながれを探求し、研究手段が説明され、実践を通して実証的研究の可能性とその展望
を多面的に検討する。研究テーマと方法論を決定するのに必要な実習または観察を行い、
看護学特別研究の研究計画書の作成につなげる。
第1回~第30回 学生自身の研究テーマに関する先行研究や理論のながれを整理する。
第31回~第50回 海外の老年看護実践への取り組みについて関連文献を用いて検討する。
第51回~第60回 実証的研究の可能性とその展望を多面的に検討する。
研究テーマと方法論を決定するための検討を行う。
評価方法 レポートによる表現力、記述力を評価する。
テキスト 広く資料や文献を活用する。
履修上の留意事項
授業科目名 地域看護管理学講義Ⅰ 専門科目 2単位
科目責任者 春山早苗
授業目標
様々な地域の特性や健康課題並びに保健医療福祉政策を踏まえて、地域看護管理、
特に健康生活を支援する地域看護体制づくりの理論と考え方を学ぶ。
授 業 概 要
○担当教員名:春山早苗
○概要:文献検討、並びに、近年の地域看護活動の現状とその課題の検討により、個人・家族・地
域の特性に応じて主体的に住民が健康生活を送れるような看護活動や住みやすい生活環
境づくり、継続看護や在宅看護のあり方、保健、医療、福祉、教育、産業に関わる職種や
機関との連携・調整及び在宅ケアシステム、地域ケア体制づくりの本質を学ぶ。
授業形式:講義・討議・プレゼンテーション
第1回 オリエンテ-ション
第2回 ~ 第6回 地域看護管理に関係する主要概念
第7回 ~ 第8回 地域における看護活動体制づくり1-ケアコ-ディネ-ション-
第9回 ~ 第 11 回 地域における看護活動体制づくり2-地域ケアシステム-
第 12 回 ~第 13 回 地域における看護活動体制づくり3-ケアマネジメント-
第 14 回 ~第 15 回 地域資源の評価と開発に関わる看護活動
評価方法 授業への参加状況及びレポ-ト
テキスト 国内外の関連する文献
履修上の留意事項
授業科目名 地域看護管理学講義Ⅱ 専門科目 2単位
科目責任者 春山早苗
授業目標
へき地の地域特性と人々のヘルスニ-ズを踏まえ、へき地における看護活動の特徴
と看護活動の展開方法に関する理論を学ぶ。さらに、へき地における地域看護管理
体制のあり方を検討する。
授 業 概 要
○担当教員名:春山早苗,鈴木久美子
○概要:文献抄読により、へき地に住む人々のヘルスニーズを明確にするための地域診断の視点、
並びに、へき地看護活動に関わる概念と看護活動の展開方法に関する理論を学ぶ。さらに、
へき地における地域看護管理体制の現状とその課題から、へき地における地域看護管理体
制のあり方を検討する。
授業形式:講義・討議・プレゼンテーション
第1回~ 第4回 へき地に住む人々のヘルスニ-ズと地域診断の視点
第5回~ 第8回 へき地看護理論の基礎
第9回~ 第 13 回 へき地看護活動の展開方法
第 14 回~ 第 15 回 へき地で働く看護職を取り巻く状況と看護管理体制
評価方法 授業への参加状況及びレポ-ト
テキスト 指定しない。必要時、授業の中で提示する。
履修上の留意事項
授業科目名 地域看護管理方法Ⅰ 専門科目 2単位
科目責任者 春山早苗
授業目標
医療機関における地域連携体制の構築に関わる看護活動、ケース管理・地域ケア体
制づくりを含む地域看護管理活動、並びに、施策化・政策化に関わる看護活動の方
法について、実践事例や先行研究から検討する。
授 業 概 要
○担当教員名:春山早苗,永田智子・加藤典子・田村須賀子(非常勤)
○概要:人々のヘルスニーズに基づく看護提供のための地域連携体制の構築や地域看護管理活動の
展開方法、施策化・政策化に関わる看護専門職の役割と看護活動の展開方法について、実
践事例や先行研究の知見から検討する。
授業形式:講義・事例検討・プレゼンテーション・討議
第1回 ~ 第2回 地域看護管理の展開方法1-ケース管理と事業・業務管理に関わる看護管理
プロセスとリーダーシップ
第3回 ~ 第4回 地域看護管理の展開方法2-組織運営管理と予算管理、人材育成・人事管理
に関わる看護管理プロセスとリーダーシップ
第5回 ~ 第8回 退院支援と医療機関における地域連携体制の構築の実際
第9回 ~ 第 10 回 保健看護ニーズに関わる政策決定過程と政策展開のプロセス
第 11 回 ~第 12 回 公衆衛生看護活動方法としての家庭訪問とケース管理
第 13 回 ~第 15 回 地域ケア体制づくりの展開方法
評価方法 授業への参加状況及びレポ-ト
テキスト 特に指定しない
履修上の留意事項
授業科目名 地域看護管理方法Ⅱ 専門科目 2単位
科目責任者 春山早苗
授業目標
へき地の地域特性と人々のヘルスニーズを踏まえ、関係機関との連携・協働体制の
構築に関わる看護活動、地域資源の整備状況を考慮した地域資源づくり、並びに、
へき地における地域看護管理活動の方法ついて、実践事例や国内外の文献から検討
する。
授 業 概 要
○担当教員名:春山早苗,鈴木久美子,高松文子(非常勤)
○概要:へき地で生活する人々のヘルスニーズに基づく看護活動の展開方法、並びに、へき地にお
ける地域看護管理に関する課題と活動方法について、実践事例や国内外の文献を検討し、
へき地における看護活動発展のための方法を考える。
授業形式:講義・事例検討・討議
第1回 ~ 第2回 山間へき地に住む人々のヘルスニーズに基づく看護活動の展開方法に関す
る国内外の文献や実践事例の検討
第3回 ~ 第4回 離島に住む人々のヘルスニーズに基づく看護活動の展開方法に関する国内
外の文献や実践事例の検討
第5回 ~ 第6回 豪雪地帯に住む人々のヘルスニーズに基づく看護活動の展開方法に関する
国内外の文献や実践事例の検討
第7回 ~ 第8回 へき地における関係機関との連携・協働体制の構築に関わる看護活動の国
内外の文献検討
第9回 ~ 第 10 回 へき地における関係機関との連携・協働体制の構築に関わる看護活動の実
際と展開方法の検討
第 11 回 ~ 第 12 回 地域特性や地域資源の整備状況を考慮した地域資源づくりの方法に
関する国内外の文献や実践事例の検討
第 13 回 ~ 第 14 回 へき地における看護管理活動と展開方法の検討
第 15 回 へき地における看護の質向上に関わる看護活動とへき地で働く看護職の
確保と育成
評価方法 授業への参加状況及びレポ-ト
テキスト 特に指定しない
履修上の留意事項
授業科目名 地域看護管理学演習 専門科目 4単位
科目責任者 春山早苗
授業目標
地域特性と人々のヘルスニーズの分析から、行政機関、訪問看護ステ-ション、
地域中核病院、ヘき地診療所、へき地医療拠点病院等の地域における看護提供機関
の看護体制を評価検討し、看護管理に関する改善・改革の課題を明らかにする。
授 業 概 要
○担当教員名:春山早苗,塚本友栄,鈴木久美子
○概要:地域特性と人々のヘルスニーズの分析、並びに、フィールド演習から、地域における看
護提供機関の看護体制を評価検討し、地域看護管理学の講義の中から見出した課題も参考に
して、看護管理に関する改善・改革の課題を明らかにする。
授業形式:演習・レポ-ト
演習は、以下のような実践活動を対象に行う。
1)学生が所属する保健医療福祉機関における看護実践活動
2)市町村、保健所、訪問看護ステーション、地域中核病院等における看護実践活動
3)へき地診療所、へき地医療拠点病院
等
評価方法 演習への取り組み状況、レポ-ト
テキスト 特に指定しない。
履修上の留意事項
授業科目名 地域看護管理学特別演習 専門科目 4単位
科目責任者 春山早苗
授業目標
地域における看護提供機関の看護管理に関する改善・改革の課題を達成するための
方法について、文献検討やフィールド演習等により多面的に検討し、改善・改革の
ための研究を計画する。
授 業 概 要
○担当教員名:春山早苗,鈴木久美子,塚本友栄
○概要:文献、フィールド演習、討議から、地域における看護提供機関の看護管理に関する改善・
改革の課題を達成するために実行可能な方法を検討する。また、改善・改革のための研究
を計画する。
授業形式:演習・レポ-ト
演習は、以下のような保健医療福祉機関をフィ-ルドとして行う。
1)学生が所属する保健医療福祉機関における看護実践活動
2)市町村、保健所、訪問看護ステーション、地域中核病院等における看護実践活動
3)へき地診療所、へき地医療拠点病院
等
評価方法 演習への取り組み状況、レポ-ト
テキスト 特に指定しない。
履修上の留意事項
授業科目名 老年・地域看護管理学特別研究 専門科目 6単位
科目責任者 春山早苗、宮林幸江
授業目標
老年看護管理学、地域看護管理学の学修並びに看護実践を通して見出された研
究課題に沿って研究を行い、修士論文を作成するための研究指導を行う。
授 業 概 要
○ 研究指導教員:春山早苗,宮林幸江
○ 研究指導補助教員:鈴木久美子,塚本友栄, 浜端賢次
授業形式:演習
老年看護管理学講義Ⅰ・Ⅱ、老年看護管理学演習Ⅰ・Ⅱ、老年看護管理学特別演習あるいは
地域看護管理学講義Ⅰ・Ⅱ、地域看護管理方法Ⅰ・Ⅱ、地域看護管理学演習、地域看護管理学
特別演習において、明らかになった実践的課題の中から、看護実践の改善・改革につながるテ
-マを選び、研究し、研究論文を作成する。
・計画に基づき、かつ十分に倫理的な配慮をした上でデ-タ収集を行う。
・収集した情報を計画的・系統的・論理的に記述・整理し、分析して研究論文を作成する。
・研究論文は、発表会において発表する。
以上を、担当教員の指導を受けながら行う。
評価方法 研究論文、発表会
テキスト 指定しない。
履修上の留意事項
授業科目名 看護技術開発学講義Ⅰ 専門科目 2単位
科目責任者 塚原節子
授業目標
看護技術の概念及び特徴を学ぶとともに、安全かつ有効な看護技術の開発に関す
る研究の動向を学修する。
授 業 概 要
○担当教員名:塚原節子、里光やよい、宇城令
○概要: 看護技術の安全性と有効性の検証を目的とした研究論文を主として取り上げ、看護技術
開発研究の現状、変遷および今後の課題について検討する。
第 1 回~第 4回 科目ガイダンス (塚原)
看護技術の概念及び特徴
看護技術開発研究における動向
第 5 回~第 9回 看護技術開発における実験研究の動向 (宇城)
対象の生体情報に基づいた看護技術開発研究
対象の主観的情報に基づいた看護技術開発研究
第 10 回~第 14回 看護技術開発における介入研究の動向 (里光)
対象の生体情報に基づいた看護技術開発研究
対象の主観的情報に基づいた看護技術開発研究
第 15 回 レポート課題 (塚原)
看護技術開発研究における今後の課題
評価方法 授業への参加状況および課題の成果による。
テキスト 専門誌からの論文を中心とするが、必要時提示する
履修上の留意事項 学生個々の主体的・積極的な学習活動による運営が望まれる。
授業科目名 看護技術開発学講義Ⅱ 専門科目 2単位
科目責任者 塚原節子
授業目標
看護技術教育の実際を学ぶとともに、理論的根拠に基づいた看護技術教育のあり
方について学修する。
授 業 概 要
○担当教員名:塚原節子、里光やよい、宇城令
○概要: 本科目では、開発された看護技術を実践で効果的に用いるために必要な技術教育につい
て学修する。
看護基礎教育における看護技術教育の実際を学ぶとともに、看護基礎教育及び卒後教育におけ
る看護技術教育プログラムの有効性を検証する。また看護技術教育プログラム開発に関連
した研究論文を取り上げ、根拠に基づいた看護技術教育のあり方について検討する。
第 1 回~第 4回 科目ガイダンス (塚原)
看護技術教育の概要と動向
看護技術教育における教育評価
第 5回~第 8回 看護基礎教育における看護技術教育の実際 (宇城)
学部生を対象とした基礎看護技術の授業の見学又は参加を含む
第 9 回~第 11回 看護基礎教育における看護技術教育のあり方 (宇城)
看護基礎教育における看護技術教育プログラム開発研究
看護基礎教育における看護技術教育における今後の課題
第 12 回~第 14回 卒後教育における看護技術教育のあり方 (里光)
卒後教育における看護技術教育プログラム開発研究
卒後教育における看護技術教育における今後の課題
第 15 回 レポート課題
看護技術教育における今後の課題 (塚原)
評価方法 授業への参加状況および課題の成果による。
テキスト 専門誌からの論文を中心とする。
履修上の留意事項 学生個々の主体的・積極的な学習活動による運営が望まれる。
授業科目名 看護技術開発学演習Ⅰ 専門科目 4単位
科目責任者 塚原節子
授業目標
看護技術開発のプロセス及び看護技術開発研究における倫理的課題について学
修するとともに、看護技術開発における研究課題を探求する。
授 業 概 要
○担当教員名:塚原節子、里光やよい、宇城令
○概要: 看護技術開発に関する文献の抄読及び討議を通して、看護技術開発のプロセス及び看護
技術開発研究における倫理的課題について検討する。また看護技術開発に関連した研究疑
問について文献レビューを行い、研究疑問の背景を明らかにし、看護技術開発における研
究課題を探求する。
第 1 回 科目ガイダンス
第 2 回~第 12回 看護技術開発に関する文献の系統的検索
看護技術開発に関する研究疑問の検討
看護技術開発に関する研究疑問に応じた系統的文献検索
第 13 回~第 30回 看護技術開発に関する国内文献の抄読及び討議
看護技術の現状と課題の検討
看護技術開発プロセスの検討
看護技術開発研究における倫理的課題の検討
第 31 回~第 50回 看護技術開発に関する海外文献の抄読及び討議
看護技術の現状と課題の検討
看護技術開発プロセスの検討
看護技術開発研究における倫理的課題の検討
第 51 回~第 59回 看護技術開発に関する文献レビュー
看護技術開発に関する研究疑問の背景の検討
看護技術開発における研究課題の検討
第 60 回 レポート課題
看護技術開発に関連した研究疑問に関する文献レビュー
評価方法 授業におけるプレゼンテーション、課題の成果による。
テキスト 専門誌からの論文を中心とする。
履修上の留意事項 学生が主体的に学習を展開する
授業科目名 看護技術開発学演習Ⅱ 専門科目 4単位
科目責任者 塚原節子
授業目標
看護技術開発で用いられる様々な研究方法を実践的に学修するとともに、看護技
術開発研究における研究方法上の課題を探求する。
授 業 概 要
○担当教員名:塚原節子、里光やよい、宇城令
○概要: 看護技術開発で用いられる様々な研究方法について演習を行い、実践的に学修する。ま
たそれを通して、看護技術開発研究における研究方法上の課題について検討する。
第 1 回 科目ガイダンス
第 2 回~第 25回 看護技術の安全性・有効性を評価する方法
関心のある看護技術の安全性・有効性を評価する方法の比較検討
看護技術の安全性・有効性を評価する方法の計画
看護技術の安全性・有効性の評価の実際
第 26 回~第 59回 看護実践の効果を測定する方法
関心のある看護実践の効果を測定する方法の比較検討
看護実践の効果を測定する方法の計画
看護実践の効果測定の実際
第 60 回 レポート
看護技術開発研究における研究方法上の課題
評価方法 授業におけるプレゼンテーション、課題の成果による。
テキスト 特に指定しない
履修上の留意事項 学生が主体的に学習を展開する
授業科目名 看護技術開発学特別演習 専門科目 4単位
科目責任者 塚原節子
授業目標
看護技術開発に関する自己の研究疑問について文献の系統的レビューを行い、自
己の研究課題の明確化および研究計画の立案を行う
授 業 概 要
○担当教員名:塚原節子、里光やよい、宇城令
○概要: 看護技術の開発に関する自己の研究疑問について、文献の系統的レビューを行い、研究
疑問の背景を明らかにする。それを踏まえ、看護技術の開発・改善を目的とする研究課題
を明確にする。また、その研究課題を解決するための研究計画を立案する。
第 1 回 科目ガイダンス
第 2 回~第 30回 研究課題の明確化
・看護技術の開発に関する自己の研究疑問についての系統的文献レビュー
・看護技術の開発に関する自己の研究疑問の背景の明確化
・看護技術の開発・改善を目的とする自己の研究課題の明確化
第 31 回~第 59 回 研究計画の立案
・研究課題を解決するための研究計画の立案
第 60 回 研究計画書の提出
評価方法 授業におけるプレゼンテーション、課題の成果による。
テキスト 特に指定しない。
履修上の留意事項
授業科目名 看護技術開発学特別研究 専門科目 6単位
科目責任者 塚原節子
授業目標
看護技術の開発・改善に関して見出された研究課題に沿って研究を行い、修士論
文を作成する。
授 業 概 要
○研究指導教員:塚原節子
○概要: 「看護技術開発学講義Ⅰ・Ⅱ」「看護技術開発学演習Ⅰ・Ⅱ」「看護技術開発学特別演習」
を通して明確にした自己の研究課題について、研究計画に基づいて、データ収集及び分析
を行い、修士論文を作成する。
評価方法 修士論文完成までの全課程を総合的に評価する。
使用テキスト 特に指定しない
履修上の留意事項