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109 4 4 管理者機能 US40aの管理者機能について説明しています。 コンピュータ名の変更(→111ページ) ................................ コンピュータ名の変更方法について説明します。 デフォルトユーザアカウント(→113ページ) .................... デフォルトユーザアカウントについて説明します。 スタートアップ設定(→115ページ) ..................................... スタートアップ設定について説明します。 USBストレージデバイス設定(→117ページ) ................... USBストレージデバイス設定について説明します。 ライトフィルタの設定(→122ページ) ................................ ライトフィルタの設定について説明します。 プリンタその他のデバイスの追加(→124ページ) ........... プリンタその他のデバイスの追加について説明し ます。 追加ソフトウェアの利用(→125ページ) ............................ 追加ソフトウェアの利用について説明します。 Secure Branchのインストール(→126ページ) ............... Secure Branchのインストールについて説明し ます。 VPCC Toolsのインストール(→127ページ) .................... VPCC Toolsのインストールについて説明しま す。 DPMの利用について(→128ページ) ................................... DPMの利用について説明します。 アプリケーションインストーラを使用したソフト ウェアアップデート(→129ページ) ..................................... アプリケーションインストーラを使用したソフト ウェアアップデートについて説明します。 設定初期化(→130ページ) ..................................................... 設定初期化について説明します。 UserアカウントでのIE、Windows Media Playerの 利用(→131ページ) .................................................................. UserアカウントでのIE、Windows Media Player の利用について説明します。

管理者機能 - NECsupport.express.nec.co.jp/care/option/N8120-011/UG_4.pdfPowerUser (Windowsログオンユーザ名:PowerUser、デフォルトパスワード:PowerUser)

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109

44管理者機能US40aの管理者機能について説明しています。

コンピュータ名の変更(→111ページ)................................コンピュータ名の変更方法について説明します。

デフォルトユーザアカウント(→113ページ)....................デフォルトユーザアカウントについて説明します。

スタートアップ設定(→115ページ).....................................スタートアップ設定について説明します。

USBストレージデバイス設定(→117ページ)...................USBストレージデバイス設定について説明します。

ライトフィルタの設定(→122ページ)................................ライトフィルタの設定について説明します。

プリンタその他のデバイスの追加(→124ページ)...........プリンタその他のデバイスの追加について説明します。

追加ソフトウェアの利用(→125ページ)............................追加ソフトウェアの利用について説明します。

Secure Branchのインストール(→126ページ)...............Secure Branchのインストールについて説明します。

VPCC Toolsのインストール(→127ページ)....................VPCC Toolsのインストールについて説明します。

DPMの利用について(→128ページ)...................................DPMの利用について説明します。

アプリケーションインストーラを使用したソフトウェアアップデート(→129ページ).....................................アプリケーションインストーラを使用したソフト

ウェアアップデートについて説明します。

設定初期化(→130ページ).....................................................設定初期化について説明します。

UserアカウントでのIE、Windows Media Playerの利用(→131ページ)..................................................................UserアカウントでのIE、Windows Media Player

の利用について説明します。

110

Userアカウントでネットワークを設定変更できなくする(→132ページ).................................................Userアカウントでネットワークを設定変更でき

なくする方法について説明します。

ライトフィルタの設定強化(→133ページ)........................ライトフィルタの設定強化について説明します。

自動ログオンユーザ設定(→134ページ)............................自動ログオンユーザ設定について説明します。

111

管理者機能

コンピュータ名の変更

US40aのコンピュータ名を変更する手順について説明します。

1. Administratorでログオンする。

2. [スタート]メニュー→[コントロールパネル]→[システム]を選択し、システムのプロパティを起動する。

3. [コンピュータ名]タブを開き、「変更」ボタンを押下する。

図4-1-1 システムのプロパティ

4. コンピュータ名を変更し、「OK」ボタンを押下する。

図4-1-2 コンピュータ名の変更

112

5. 再起動が要求されるので、再起動する。

6. 再起動後にUS40aのコンピュータ名が変更されていることを確認する。

重要

ドメインへの参加はサポートしておりません。

113

管理者機能

デフォルトユーザアカウント

US40aは、標準で3つのユーザアカウントを組み込んでいます。

ⓦ User

(Windowsログオンユーザ名:User、デフォルトパスワード:なし)

仮想PC接続の用途に絞ったユーザポリシーとしています。RDPクライアント、CitrixProgram Neighborhoodを利用して仮想PCに接続できます。また、コントロールパネルからUS40aの設定変更が可能です。

ⓦ PowerUser

(Windowsログオンユーザ名:PowerUser、デフォルトパスワード:PowerUser)

Userアカウントに、Webブラウザ、WindowsMediaPlayer、プリンタの利用を追加しています。US40aへのプリンタのインストールはAdministratorが行う必要があります。

ⓦ Administrator

(Windowsログオンユーザ名:Administrator、デフォルトパスワード:Administrator)

US40aのすべての機能を利用できます。追加アプリケーションのインストール、プリンタ等の追加デバイスのインストール、User、PowerUserで使用できるアプリケーションの追加、その他設定変更を行うことができます。

重要

新しいユーザの追加はサポートしておりません。

114

各アカウントから使用できるプログラム、設定ツールは以下のとおりです。

User PowerUser Administrator

すべてのプログラム

・ローカルエリア接続・ワイヤレスネットワーク接続・Citrix Program Neighborhood・Citrix XenApp・スタートアップ

・リモートデスクトップ接続・ターミナル接続メニュー

・ローカルエリア接続・ワイヤレスネットワーク接続・Citrix Program Neighborhood・Citrix XenApp・スタートアップ・Internet Explorer・Windows Media Player・リモートデスクトップ接続・ターミナル接続メニュー

・ローカルエリア接続・ワイヤレスネットワーク接続・Citrix Program Neighborhood・Citrix XenApp・スタートアップ・Internet Explorer・Windows Media Player・リモートデスクトップ接続・ターミナル接続メニュー

コントロールパネル ・アップデート

・キーボード・サウンドとオーディオデバイス

・スタートアップ設定・ネットワークユーティリティ

・バージョン情報

・マウス・画面

・電源オプション・日付と時刻・証明書インポート・デスクトップ背景設定

・アップデート

・インターネットオプション・キーボード・サウンドとオーディオデバイス

・スタートアップ設定・ネットワークユーティリティ

・バージョン情報

・マウス・画面

・電源オプション・日付と時刻・証明書インポート・デスクトップ背景設定

・USBストレージデバイス設定・アップデート・アプリケーションインストーラ・インターネットオプション・キーボード・サウンドとオーディオデバイス・システム・スタートアップ設定・ネットワークユーティリティ・ハードウェアの追加・バージョン情報・プログラムの追加と削除・マウス・画面・自動ログオンユーザ設定・地域と言語のオプション・電源オプション・日付と時刻・証明書インポート・デスクトップ背景設定

その他 ・なし ・プリンタとFAX ・マイコンピュータ・マイネットワーク・接続・プリンタとFAX・検索・ファイル名を指定して実行

115

管理者機能

スタートアップ設定

ここでは、スタートアップ設定に新しい選択肢を追加する方法を説明します。

重要

本変更は、US40aの起動直後に実施してください。起動直後に実行することで、ライトフィルタの設定保存(fbwfmgr /commitの実行)によって、不要な変更が保存されないようにすることができます。

1. Administratorでログオンする。

2. [スタート]メニュー→[マイコンピュータ]→[ローカルディスク(C:) ]→[W INDOWS]→[system32]へ移動し、“us_startup_option.txt”を開く。

[ローカルディスク(C:)](または[WINDOWS]フォルダ)を開いた後、ファイル(またはフォルダ)の内容が表示されない(非表示になっている)場合、[システムタスク]の“このドライブ(フォルダ)の内容を表示する”をクリックするとドライブ(またはフォルダ)の内容が表示されます。

Text=RDPクライアントLink=%SystemRoot%¥System32¥mstsc.exeText=RDPクライアント Dual Display対応Link="%SystemRoot%¥System32¥mstsc.exe /span"Text="デフォルトRDP接続"Link="%USERPROFILE%¥My Documents¥Default.rdp"Text=Citrix Program NeighborhoodLink="c:¥program files¥citrix¥ICA client¥pn.exe"

3. [ スタートアップ設定] のプルダウンメニューに表示させたい選択肢を以下のように“us_startup_option.txt”へ追加する。

Text=表示名Link=起動するプログラム・ファイル

<例>

Text="バックアップRDP接続1"Link="%USERPROFILE%¥My Documents¥Backup1.rdp"

Text=RDPクライアントLink=%SystemRoot%¥System32¥mstsc.exeText=RDPクライアント Dual Display対応Link="%SystemRoot%¥System32¥mstsc.exe /span"Text="デフォルトRDP接続"Link="%USERPROFILE%¥My Documents¥Default.rdp"Text=Citrix Program NeighborhoodLink="c:¥program files¥citrix¥ICA client¥pn.exe"Text="バックアップRDP接続1"Link="%USERPROFILE%¥My Documents¥Backup1.rdp"

4. [コマンドプロンプト]を起動する。

[スタート]メニュー→[ファイル名を指定して実行(R)]→名前(O)に”cmd”と入力し、「OK」ボタンを押下してください。

116

5. fbwfmgr /commit C: "¥WINDOWS¥system32¥us_startup_option.txt"を実行する。

6. 以下のメッセージが表示されるのを確認する。

Changes made to file ¥WINDOWS¥system32¥us_startup_option.txt on volume C:are committed.

7. [スタート]メニュー→[コントロールパネル(C)]→[スタートアップ設定]を起動する。

8. [スタートアップ設定]ウィンドウのプルダウンメニューから、上記手順で追加したプログラムが表示されることを確認する。

図4-3-1 [スタートアップ設定]ウィンドウ

117

管理者機能

USBストレージデバイス設定

US40aでは、USBストレージデバイスの使用可否を設定することができます。本手順はAdministratorアカウントで実施してください。

ⓦ 「USBストレージデバイス設定」を起動する。

[スタート]メニュー→[コントロールパネル]→[USBストレージデバイス]を選択し、「USBストレージデバイス設定」を開く。

図4-4-1 USBストレージデバイス設定

ⓦ 使用を禁止する(読み込み不可、書き込み不可)

1. [USBストレージデバイス設定]ダイアログの「USBストレージデバイス」で「使用を禁止する(D)」を選択する。

図4-4-2 使用禁止

118

2. 「OK」ボタンをクリックする。

[設定の変更]ダイアログが表示されます。

3. 「OK」ボタンをクリックする。

図4-4-3 設定変更

ⓦ 使用を許可するが、読み込み専用で使用する(読み込み可、書き込み不可)

1. [USBストレージデバイス設定]ダイアログの「USBストレージデバイス」で「使用を許可する(E)」を選択する。

2. [アクセス権]で「読み込み専用で使用する」を選択する。

図4-4-4 読み込み専用

3. 「OK」ボタンをクリックする。

[設定の変更]ダイアログが表示されます。

4. 「OK」ボタンをクリックする。

図4-4-5 設定変更

119

管理者機能

ⓦ 使用を許可し、更新も可能とする(読み込み可、書き込み可)

1. [USBストレージデバイス設定]ダイアログの「USBストレージデバイス」で「使用を許可する(E)」を選択する。

2. [アクセス権]で「書き込みを許可する」を選択する。

図4-4-6 書き込み許可

3. 「OK」ボタンをクリックする。

[設定の変更]ダイアログが表示されます。

4. 「OK」ボタンをクリックする。

図4-4-7 設定変更

120

チェック

US40aに新しいUSBストレージデバイスを接続した場合の動作

USBストレージデバイスを「使用を禁止する」に設定してある場合、US40aに以前に接続したことのないUSBストレージデバイス製品を初めて接続した場合、「新しいハードウェアの検出ウィザード」が表示されます。この場合、以下の2つのどちらかの操作を行うことになりますが、どちらの方法で進めた場合でも、ドライバのインストールに失敗して、そのUSBストレージデバイス製品は、US40aで使用できません。

① 「キャンセル」を選択する。

図4-4-8 ハードウェア検索

② 画面の指示に従って進める。

図4-4-9 ハードウェア検索

(次ページに続く)

121

管理者機能

チェック

図4-4-10 ハードウェア検索

図4-4-11 ハードウェア検索

122

ライトフィルタの設定

ライトフィルタの設定方法について説明します。

ライトフィルタの機能について

US40aは、FBWFライトフィルタを使用しています。Administratorアカウントでは、US40aのすべてのファイルを変更できますが、ライトフィルタが有効な状態でデータを書き込んだ場合、US40aを再起動すると変更したデータが元の状態に戻ります。そのため、Administratorアカウントから追加のソフトウェア、ドライバのインストールを行う場合は、必ずライトフィルタを無効にした後、インストールを行ってください。また、US40aの変更が終わった後は、US40aファイルシステムを保護するために、必ずライトフィルタの設定を有効化してください。

ライトフィルタの設定方法・解除方法

ライトフィルタの設定はコマンドプロンプトから行います。まず、US40aのコマンドプロンプトを起動してください。

1. Administratorでログオンする。

2. 「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行...」を選択する。

3. 「cmd」と入力し、「OK」ボタンをクリックする。

コマンドプロンプトが起動します。

ライトフィルタの状態を表示

コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行してください。

FbwfMgr /displayconfig

現在のライトフィルタの設定と再起動後に適用されるライトフィルタの設定が表示されます。

ライトフィルタの無効化

以下の手順を行ってください。

1. コマンドプロンプト画面にて以下のコマンドを実行する。

FbwfMgr /disable

2. 以下のメッセージが表示されることを確認し、US40aを再起動する。

File-based write filter will be disabled on the next reboot.

123

管理者機能

ライトフィルタの有効化

以下の手順を行ってください。

1. コマンドプロンプト画面にて以下のコマンドを実行する。

FbwfMgr /enable

2. 以下のメッセージが表示されることを確認し、US40aを再起動する。

File-based write filter will be enabled on the next reboot.

ライトフィルタの保護を無効にするファイル・フォルダの設定

FBWFライトフィルタはファイル・フォルダ単位で、ライトフィルタの保護を無効にすることができます。保護を無効にしたファイル・フォルダにデータを書き込んだ場合、US40aを再起動しても書き込んだ内容は保持されます。

設定方法

1. コマンドプロンプト画面にて以下のコマンドを実行する。

FbwfMgr /addexclusion C: [保護を無効にするファイル・フォルダ]

例:C:¥Program Files¥NEC¥TEST¥Configフォルダの保護を無効にする

 FbwfMgr /addexclusion C: "¥Program Files¥NEC¥TEST¥Config"

2. 以下のメッセージが表示されることを確認し、US40aを再起動する。

Path [保護を無効にするファイル・フォルダ] on volume C: will be in the exclusion list afterthe next reboot.

解除方法

1. コマンドプロンプト画面にて以下のコマンドを実行する。

FbwfMgr /removeexclusion C: [設定を解除するファイル・フォルダ]

例:C:¥Program Files¥NEC¥TEST¥Configフォルダの設定を解除する

  FbwfMgr /removeexclusion C: "¥Program Files¥NEC¥TEST¥Config"

2. 以下のメッセージが表示されることを確認し、US40aを再起動してください。

Path [設定を解除するファイル・フォルダ] on volume C: will not be in the exclusion list afterthe next reboot.

重要

ⓦ ライトフィルタの設定を変更した際は、変更後、US40aを再起動してください。

ⓦ FBWFライトフィルタの詳細な設定方法は、FbwfMgrのヘルプを参照してください。コマンドプロンプトから「FbwfMgr /?」を実行することで参照できます。

124

プリンタその他のデバイスの追加

ここでは、US40aでプリンタやその他のデバイスを追加する方法を説明します。

1. Administratorでログオンする。

2. USBストレージデバイスから必要なドライバをインストールする場合、事前に「USBストレージデバイス設定」(117ページ)を参照して、USBストレージデバイスの使用を許可する。

3. 「ライトフィルタの設定方法・解除方法」(122ページ)を参照して、US40aのライトフィルタを無効化する。

4. 使用するデバイスをUS40aに接続する。

5. 新しいハードウェアの検出ウィザードが起動しますので、ウィザードに従って、ドライバのインストールを行う。

図4-6-1 「新しいハードウェアの検出ウィザード」

6. ドライバのインストール後、「ライトフィルタの設定方法・解除方法」(122ページ)を参照して、US40aのライトフィルタを有効化する。

使用するデバイスに必要なソフトウェアをインストールする場合は、「追加ソフトウェアの利用」(125ページ)を参照して、インストールを行ってください。

重要

ⓦ ドライバをインストールする場合は、ライトフィルタを無効にした状態でインストールを行ってください。

ⓦ US40aにはUSB接続のローカルプリンタを追加できます。ネットワークプリンタは追加できません。

125

管理者機能

追加ソフトウェアの利用

US40aに、別途ソフトウェアをインストールする方法について説明します。

インストール・アンインストール方法

1. Administratorでログオンする。

2. 「ライトフィルタの設定方法・解除方法」(122ページ)を参照し、ライトフィルタを無効化する。

3. 使用するソフトウェアのインストール・アンインストールを行う。

4. 「ライトフィルタの設定方法・解除方法」(122ページ)を参照し、ライトフィルタを有効化する。

5. 「ライトフィルタの保護を無効にするファイル・フォルダの設定」(123ページ)を参照して、必要に応じてフォルダごとにライトフィルタの設定を行う。

重要

ソフトウェアを追加・削除する前にライトフィルタを無効化してください。

チェック

ウィルス対策ソフトウェア等の定期的にファイルを更新するソフトウェアのインストール

US40aの設定を変更して使用する場合または運用システムのポリシーによって、ウィルス対策ソフトウェアをUS40aにインストールする運用が考えられます。ウィルス対策ソフトウェアは定期的にウィルスパターンファイルを更新します。このようなソフトウェアを利用する場合は、「ライトフィルタの設定方法・解除方法」(122ページ)を参照して、パターンファイル等の定期的に更新されるファイル、フォルダのライトフィルタの無効化を行ってください。

126

Secure Branchのインストール   

US40aにSecureBranchをインストールする方法について説明します。US40aには、SecureBranchのAgentのインストーラが含まれています。Administratorで利用できます。

1. ライトフィルタを無効にする。

ライトフィルタを無効にする方法については、「ライトフィルタの設定方法・解除方法」(122ページ)を参照してください。

2. 下記のフォルダに格納されている[Setup.exe]を実行し、セットアップウィザードに従いインストールを行う。

C:¥NEC¥VPCCtools¥SBranch

3. ライトフィルタを有効にする。

ライトフィルタを有効にする方法については、「ライトフィルタの設定方法・解除方法」(122ページ)を参照してください。

4. SecureBranchのインストール後にライトフィルタの保護対象外のディレクトリ設定を確認する。

例:① コマンドプロンプト画面にて以下のコマンドを実行してください。

fbwfmgr

  ② 以下のフォルダがライトフィルタ保護対象外になっていることを確認してください。

¥Program Files¥NEC¥SBranch¥AccessManager

5. もしライトフィルタ保護対象外になっていない場合、保護対象外に設定する。

例:① コマンドプロンプト画面にて以下のコマンドを実行してください。

fbwfmgr /addexclusion C:“Program Files¥NEC¥SBranch¥AccessManager”

重要

ⓦ SecureBranchにつきましては、以下のURLを参照してください。

http://www.nec.co.jp/datanet/securebranch/

ⓦ SecureBranchのインストールの過程で必要なファイルが見つからないため、ファイルの場所の指定を尋ねるメッセージが表示されることがあります。その場合は以下を参照してインストールを続行してください。

(1) “NEC Virtual Miniport Device Installation Disk #1”上のファイルを要求された場合は、[参照]をクリックして以下のフォルダを指定してください。

C:¥Program Files¥NEC¥SBranch¥AccessManager¥drv¥vpnvmini

(2) “Microsoft Passthru Driver Disk”上のファイルを要求された場合は、[参照]をクリックして以下のフォルダを指定してください。

C:¥Program Files¥NEC¥SBranch¥AccessManager¥drv¥netsf

127

管理者機能

VPCC Toolsのインストール   

US40aには、以下のソフトウェアのインストーラが含まれています。Administratorで利用できます。

ⓦ CMO1.1ⓦ CMO2.0ⓦ DPM1.3ⓦ DPM2.0

これらをインストールするには、[スタート]→[すべてのプログラム]→[VPCC Tools]からアクセスできる各インストーラを起動します。

CMO、DPMのバージョンアップ、バージョンダウンはサポートしておりません。バージョン変更を行う場合は、[コントロールパネル]の[プログラムの追加と削除]にて削除してから、新たにインストールしてください。アンインストールを行う場合、「ライトフィルタの設定方法・解除方法」を参照し、ライトフィルタを無効化してからアンインストールを行ってください。

図4-9-1 VPCC1

インストーラを起動すると以下のダイアログボックスが表示されます。インストールの過程で時間のかかる処理がありますが、ダイアログボックスの指示に従ってインストールを進めてください。

図4-9-2 VPCC2

重要

ネットワークに接続していない状態でVPCC Toolsインストールする場合は、インストール中はLANケーブルを装置に接続する等、ネットワークに接続しないでください。ネットワークへの接続はインストール完了後に行ってください。インストール中にネットワークに接続すると、インストールに失敗する場合があります。

128

DPMの利用について  

US40aでは、通常の方法で作成したDPMのパッケージを適用すると、ライトフィルタの機能により再起動後には、パッケージの適用が無効になります。そのためDPMによるパッケージ配信を行う際には、下記シナリオ例を参照し、US40aのライトフィルタを制御するUS40a専用のシナリオ/パッケージを作成してください。

DPMシナリオ例

シナリオ例1(ライトフィルタを無効化)

ⓦ disable_fbwf.bat

※ DPMの設定でシナリオ例1実行後に、US40aのリブートを実行してください。

シナリオ例2(シナリオの適用)

ⓦ ここに適用したいコマンド等を記述します。

※ シナリオ例2実行後は、リブートが入っていなくても問題ありません。

シナリオ例3(ライトフィルタの有効化)

ⓦ enable_fbwf.bat

※ DPMの設定でシナリオ例3実行後に、US40aのリブートを実行してください。

上記シナリオに対応するパッケージには、以下のバッチファイルをそれぞれ追加してください。

ⓦ disable_fbwf.bat 記述内容 “fbwfmgr /disable”ⓦ enable_fbwf.bat 記述内容 “fbwfmgr /enable”

129

管理者機能

アプリケーションインストーラを使用したソフトウェアアップデート

US40aではソフトウェアをアップデートする方法として、USBストレージを使用する方法も提供しています。USBストレージからのアップデートは、Administratorでのみ実行できます。

USBストレージを使用する場合は、USBストレージ内に「US40a」という名前のフォルダを作成し、その中にアップデート対象のインストールファイルと一覧リスト(list.txt)ファイルを格納します。

USBストレージからのアップデートはコントロールパネルの「アプリケーションインストーラ」から実行します。

USBストレージからのアップデート

以下の手順でソフトウェアアップデートを実行します。

1. FATでフォーマットされたUSBメモリ内に「US40a」という名前のフォルダを作成する。

2. US40aフォルダ内にアップデート対象の更新ファイルを置く。

3. list.txtファイルをUS40aフォルダ内に作成する。

list.txtはアップデートの対象となるファイル名を記入します。Unicode形式で保存してください。

4. US40aに Administratorアカウントでログオンして、USBメモリをUS40aに接続する。

5. コントロールパネル内の「アプリケーションインストーラ」を実行する。

6. 「インストール開始」ボタンを押下する。

アップデート処理を開始します。

7. アップデート実行時、US40aの再起動を促すダイアログが表示される場合があるので、ダイアログに従って再起動する。

130

設定初期化

US40aの設定を工場出荷状態に戻す場合は、本書の「付録D 再インストールCDについて」の項を参照し、再セットアップを行ってください。

重要

設定初期化を行うと、Administratorから行ったすべての変更、インストールした追加プログラム、追加デバイスは削除され、工場出荷状態に戻ります。

131

管理者機能

UserアカウントでのIE、Windows Media Playerの利用

US40aの標準機能では、UserアカウントはInternet Explorer、Windows Media Playerを使用できません。Userアカウントで、Internet Explorer、Windows Media Player を使用する場合は、以下の変更を行ってください。本手順はAdministratorアカウントで実施してください。

Internet Explorer1. Administratorでログオンする。

2. コマンドプロンプトを起動する。

[スタート]メニュー→[ファイル名を指定して実行] を選択し、“CMD.EXE”を実行する。

3. “C:¥NEC¥Tools”に移動する。

4. “IE_Enable.bat”を実行する。

5. 設定変更が終わると、“Done.”と表示されるので、Userアカウントでログオンする。

6. [スタート]メニューの中の[すべてのプログラム]にInternet Explorerのアイコンが追加されており、Internet Explorerが使用できることを確認する。

Windows Media Player

1. Administratorでログオンする。

2. コマンドプロンプトを起動する。

[スタート]メニュー→[ファイル名を指定して実行] を選択し、“CMD.EXE”を実行する。

3. “C:¥NEC¥Tools”に移動する。

4. “WMP_Enable.bat”を実行する。

5. 設定変更が終わると、“Done.”と表示されるので、Userアカウントでログオンする。

6. [スタート]メニューの中の[すべてのプログラム]にWindows Media Playerのアイコンが追加されており、Windows MediaPlayerが使用できることを確認する。

再度、Internet ExplorerおよびWindows Media PlayerをUserアカウントで使用できなくするには、“C:¥NEC¥Tools”から、IE_Disable.bat、WMP_Disable.batを実行してください。自動的に2回再起動が行われ、UserアカウントでInternet Explorer、Windows MediaPlayerが使用できなくなります。

132

Userアカウントでネットワークを設定変更できなくする

US40aの工場出荷時の設定では、UserアカウントでもIPアドレス等のネットワーク設定の変更が可能です。Userアカウントでネットワークの設定を変更できなくするには、以下の手順で変更を行ってください。本手順は、Administratorアカウントで実施してください。

1. Administratorでログオンする。

2. コマンドプロンプトを起動する。

[スタート]メニュー→[ファイル名を指定して実行] を選択し、”CMD.EXE”を実行してください。

3. “C:¥NEC¥Tools”に移動する。

4. “Network_Disable.bat”を実行する。

設定変更が終わると、“Done.”と表示されます。

これで、Userアカウントではネットワーク設定の変更ができなくなります。

[スタート]メニュー→[すべてのプログラム]→[ローカルエリア接続]を選択することで、ネットワークの有効/無効の切り替えは行うことができます。

再度、Userアカウントでネットワーク設定の変更を許可する場合は、”C:¥NEC¥Tools”から、Network_Enable.batを実行してください。Userアカウントでネットワーク設定の変更が可能となります。

133

管理者機能

ライトフィルタの設定強化

ライトフィルタの設定強化

US40aでは、ネットワークやコントロールパネルの設定変更を保持するために、いくつかのファイル、フォルダに対してライトフィルタを無効にしています。ライトフィルタの保護が無効になっているファイル、フォルダに対して保護を有効にすることで、意図しないシステム変更を防ぐことができます。以下の手順でライトフィルタの設定を強化します。

1. Administratorでログオンする。

2. 「スタート」メニューから「マイ コンピュータ」を開く。

3. “C:¥NEC¥Tools”へ移動する。

4. “WF_RemoveExclusion.bat”を実行する。

自動で再起動が行われ、新しいライトフィルタの設定が適用されます。

ライトフィルタの設定を工場出荷時の設定に戻す

前項の変更は以下の手順で元にもどすことができます。

1. Administratorでログオンする。

2. 「スタート」メニューから「マイ コンピュータ」を開く。

3. “C:¥NEC¥Tools”へ移動する。

4. “WF_SetDefault.bat”を実行する。

自動で再起動が行われ、ライトフィルタの設定が適用されます。

重要

ⓦ ライトフィルタの設定を強化した場合、コントロールパネル等で設定を変更しても、再起動を行うと変更した内容が保持されず、すべて変更前の状態に戻ります。

ⓦ 追加ソフトウェアのインストール等で、FBWF保護を無効にしているファイル、フォルダを追加している場合は、“WF_RemoveExclusion.bat”を参照して、別途無効にしたファイル、フォルダの情報を追加した.batファイルを作成してください。その際は「ライトフィルタの保護を無効にするファイル・フォルダの設定」の項を参照してください。

134

自動ログオンユーザ設定

US40aを起動した後、自動的にログオンするユーザを設定することができます。Administratorアカウントのコントロールパネルから設定できます。

図4-13-1 自動ログオンユーザ設定

重要

ドメインへの参加はサポートしておりません。