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経営系データ解析

経営系データ解析 - ai.u-hyogo.ac.jparima/lectures/dotup.pdf · 相関分析 偏相関係数 他の変数の影響を取り除いた純粋な目的 変数と1つの説明変数との間の相関の程

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  • 経営系データ解析

  • 回帰分析散布図に直線を当てはめる

  • 回帰直線の式

    ininii exbxbby ++++= ...110

    定数項 (偏)回帰係数 独立変数または説明変数

    従属変数または被説明変数目的変数

    参考URL:回帰分析の基礎理論: http://www.sci.kagoshima-u.ac.jp/~itls/Japanese/chapter5/index.html

    誤差変数誤差項

  • 回帰直線の選び方

    平成18年時の6歳から17歳までの男女の平均身長・体重

    y= 39.065183 - 0.6449298*xy= 39.065183 - 0.6449298*x

  • 最小2乗法残差平方和の最小となる式

    →実測値と予測値の平方和が最小

    値を2乗する→符号をあわせる為

    →絶対値は扱いが複雑

    →大きい残差はより大きく強調

    →大きな残差を排除できる

  • 式の推定weight(kg) height(mm)

    1 30.4 14.5

    2 26.5 17.1

    3 29.2 16.5

    4 29.5 15.5

    5 25.9 16.6

    6 29.6 18.8

    7 26.2 19.1

    8 28.1 17.5

    9 31.1 14.6

    10 26.9 16.1

    平均 28.34 16.63

    分散 3.50 2.45

    iii exbby ++= 110

    説明変数の分散

    共分散

    説明変数の平方和

    偏差積和==1b

    偏差積和:平均との差を掛け合わせた結果の合計

    -0.64492982.451.58-

    22.0214.20-

    1 ===b

  • 式の推定weight(kg) height(mm)

    1 30.4 14.5

    2 26.5 17.1

    3 29.2 16.5

    4 29.5 15.5

    5 25.9 16.6

    6 29.6 18.8

    7 26.2 19.1

    8 28.1 17.5

    9 31.1 14.6

    10 26.9 16.1

    平均 28.34 16.63

    分散 3.50 2.45

    iii exbby ++= 110

    iii exbyb −−= 110

    28.34,16.63,-0.64492981 === ii yxb   

    16.630.644929828.340 ×−=b

    39.0651830 =b

    xy 0.6449298-39.065183=

  • 単回帰分析

    推定された式

    寄与率、決定係数

    目的変数の偏差平方和

    推定の偏差平方和=2R

    t値=推定値に対する標準誤差の比

    回帰式の有意性の検定F検定とt検定p値が0.05および0.01より小さいかどうか?

    推定の偏差平方和誤差の平方和目的変数の偏差平方和

  • 重回帰分析の手順

    ①データ入力

    ②変数の選択と散布図行列の表示

    分析→多変量→多変量の相関(Y,列に相関関係を見たい変数名を割り当てる)(Byに変数を割り当てるとその変数で層別の散布図行列が作成される。)

    ③散布図を動かしてみる(外れ値の有無や相関関係の確認)

    ツール→手のひらツール

  • 重回帰分析の手順

    ④変数の選択と重回帰分析の実行

    分析→モデルのあてはめ1)被説明変数(従属変数)を「役割変数の選択」のYに割り当てる。2)説明変数(独立変数)を「モデル効果の構成」に追加で指定する。3)手法を「標準最小2乗」に設定して、「モデルの実行」をクリックする。

    ⑤結果の解釈1)自由度調整R2乗

    2)分散分析のp値(モデルのF検定)

    3)パラメータ推定値のp値の列(偏回帰係数のt検定)

  • 重回帰分析の手順

    ⑥残差の分析

    1)応答Yのプルダウンメニューの「列の保存」→スチューデント化された残差を選択

    2)データテーブルにスチューデント化された残差が記録されるので、このスチューデント化された残差と各説明変数との間の無相関を散布図から確認する。

    最小2乗法によるモデルのあてはめの前提

    1)誤差項が各ケースで独立2)誤差項は平均が0で分散は一定3)誤差項は正規分布に従う

  • 95%信頼区間と平均線の表示

    図示した95%信頼区間の曲線が平均線と交わっているかどうかで、5%有意水準での回帰式の有意性の検定を視覚的に行うことができる。

  • 残差分析•残差分析(残差=観測値-予測値)

    •残差をプロットすることにより、①外れ値や異常値のチェックおよびこれによる隠された要因の検討

    ②点の並び方のクセやトレンドから誤差の等分散性や系列相関、さらに非線形性のチェック1)残差のヒストグラムから正規分布にしたがっているといえるか?2)残差の+と-の符号の数は同数か?3)残差の中央値はゼロに近いか?4)残差と目的変数および説明変数との間の散布図から何らかの関係が見つからないか?

    を検討する。

    •ダービン・ワトソン比:時系列データの自己相関のチェックに。2を中心に0から4までの値を取る。

  • 三次元散布図

  • 三次元散布図

    手のひらツールで回転させる。ShiftAlt の各キーを押しながら

    Ctrl

    3次元表示で視覚的に確認旧称は回転プロット

  • モデルのあてはめ

    被説明変数目的変数従属変数

    説明変数決定変数独立変数

  • あてはめ結果の解釈

    ①自由度調整R2乗(自由度調整済み決定係数)

    ②分散分析表によるF検定(帰無仮説:回帰式は意味をもたない。(切片を除く全ての回帰パラメータが0である。))

    ③偏回帰係数のt検定(帰無仮説:真のパラメータはゼロである。)

    ④偏回帰係数の推定値の符号

  • 残差分析

    効果の検定は、連続量の説明変数の場合にはt検定と同じ。

    残差分析製造条件をチェック他の要因はないか?

  • 残差と変数との関係

    スチューデント化された残差:i番目の残差について、i番目の残差を除いた他の残りの残差から計算された残差の標準偏差を用いて基準化した残差。外的にスチューデント化された残差とも言う。単に全残差の標準偏差で基準化された残差を標準化残差あるいは内的にスチューデント化された残差と言う。

  • 残差と各説明変数との間の関係

    スチューデント化された残差と説明変数との間に何の関係も見られないことが望ましい。

  • てこ比プロット

    個々の偏回帰係数の有意性に関して、5%有意水準で視覚的に判定できる。

  • 標準偏回帰係数

    •目的変数と説明変数のそれぞれのデータを標準化してデータテーブルに保存。

    •この標準化されたデータを用いて重回帰分析を行うと、得られる偏回帰係数は、ある説明変数が1標準偏差分だけ変化したとき、目的変数は何標準偏差分だけ変化するかを示すことになり、説明変数のスケール値やバラツキの大小には依存しないようにして、各説明変数の目的変数への影響度の比較を行うことができるようになる。

    •このようにして得られる偏回帰係数を標準偏回帰係数と呼ぶ。

  • 標準偏回帰係数の推定

  • 重回帰分析演習(1)

    バッチ番号 y:収率(%) x1:圧力(気圧) x2:温度(℃) x3:酸度(pH)

    1 30.4 14.5 87.6 7.5

    2 26.5 17.1 89.3 6.9

    3 29.2 16.5 92.3 7.2

    4 29.5 15.5 89.2 7.4

    5 25.9 16.6 87 6.5

    6 29.6 18.8 91.6 8.2

    7 26.2 19.1 90 7.3

    8 28.1 17.5 91.5 7.8

    9 31.1 14.6 89.7 7

    10 26.9 16.1 90.5 6.7

    •酸度の変数を追加して収率の変動を説明するモデルを構築せよ。

  • 相関分析

    偏相関係数他の変数の影響を取り除いた純粋な目的変数と1つの説明変数との間の相関の程度を表す尺度。目的変数と説明変数を残りの説明変数で回帰式にあてはめ、それぞれの残差から求められる相関係数のこと。

  • 結果の解釈

    ①自由度調整R2乗(自由度調整済み決定係数)②分散分析表によるF検定③偏回帰係数のt検定④偏回帰係数の推定値の符号

  • 重相関分析演習(2)

    バッチ番号 y:収率(%) x1:圧力(気圧) x2:温度(℃) x3:酸度(pH) x4:粘度

    1 30.4 14.5 87.6 7.5 6.2

    2 26.5 17.1 89.3 6.9 5.5

    3 29.2 16.5 92.3 7.2 5.7

    4 29.5 15.5 89.2 7.4 6.1

    5 25.9 16.6 87 6.5 5

    6 29.6 18.8 91.6 8.2 5.9

    7 26.2 19.1 90 7.3 5

    8 28.1 17.5 91.5 7.8 5.7

    9 31.1 14.6 89.7 7 6.4

    10 26.9 16.1 90.5 6.7 5.2

    •粘度が追加された以下のデータを用いて収率を説明するモデルを作成せよ。

  • 相関分析と相関・偏相関係数

  • 結果の解釈

    偏回帰係数のt検定結果と偏回帰係数の推定値はどのように変化しただろうか?

  • 偽相関

    •同じ説明変数を用いた、収率を目的変数とした重回帰分析の結果と比較してみよ。

    •粘度は収率を説明する原因系の変数ではなく、収率と同様に圧力と温度と酸度で説明される結果系の変数ではないか。

    •収率と粘度との間の高い単相関は、互いに共通した説明要因に起因する偽相関である可能性が強いようだ。

  • 説明変数の選択•PrincipleofParsimony(ケチの原則)

    目的変数の予測という立場からは、説明変数の数が増えるほど寄与

    率は高くなるが、あまり寄与率は下げないで、なるべく少数の説明変数で、簡潔にモデルを記述したいという考え方。

    •有効な変数と不要な変数を選択して、最適な回帰式を求めるには?

    •変数選択の方法

    ①総当り法

    ②ステップワイズ法(逐次変数選択法)

    1)変数増加法

    2)変数減少法

    3)変数増減法

    4)変数減増法

    ③対話型変数選択法

  • ステップワイズ法による変数選択

  • 説明変数の選択方法の選択

    •方向で選択方法を選択

    •SSE:誤差平方和

    •DFE:誤差の自由度

    •MSE:平均平方誤差

    •Cp:MallowのCp基準

    •AIC:赤池の情報量基準AIC=nln(SSE/n)+2p

    AICが最小であるモデルが最良のモデル。

    •経験的にF値が2以上であれば有効な変数、2未満であれば不要な変数とされている。

  • ステップワイズ法の結果

  • 多重共線性•説明変数の中に互いに非常に相関の高い変数が含まれているときに起こ

    る現象

    •発生する問題①偏回帰係数を求めるとき、大きな計算誤差を伴うか、あるいは計算不能になっ

    てしまう。

    ②求められた偏回帰係数が、1つのオブザベーションの追加や、ちょっとした誤差によって、大きく変化してしまう。

    ③求められた偏回帰係数の符号が単相関係数の符号と合わない。

    ④寄与率(決定係数)は高いのに、個々の偏回帰係数は統計的に有意にならない。

    •対策①互いに関係をもった説明変数の一部を除去する。

    ②多重共線性を弱めるようなデータを追加する。

  • 多重共線性の例•以下のデータを用いて重回帰分析を行ってみなさい。

    (内田他、『すぐわかるJMPによる多変量解析』、東京図書、2002年より)

    バッチ番号y x1 x2 x31 30 10 20 152 32 12 24 173 30 14 28 194 33 16 32 195 30 18 36 226 35 20 40 247 35 22 44 248 37 24 48 259 37 26 52 25

    10 39 28 56 26

  • 質的変数を含んだ重回帰分析•これまでのデータには、AとBの異なる原産地からの原料が含まれていることが

    わかった。原料の情報を新たな説明変数に加えて重回帰分析を試みよ。

    バッチ番号y:収率(%) x1:圧力(気圧) x2:温度(℃) x3:酸度(pH) x5:原料1 30.4 14.5 87.6 7.5 A2 26.5 17.1 89.3 6.9 B3 29.2 16.5 92.3 7.2 B4 29.5 15.5 89.2 7.4 A5 25.9 16.6 87 6.5 B6 29.6 18.8 91.6 8.2 A7 26.2 19.1 90 7.3 B8 28.1 17.5 91.5 7.8 B9 31.1 14.6 89.7 7 A

    10 26.9 16.1 90.5 6.7 B

  • 結果の解釈

    •Marginal法•推定された回帰式は?

  • 0ー1型ダミー変数の導入

  • 結果の違いは?

    •Partial法•推定された回帰式は?

  • partial法 marginal法

    x1 x2 x3 x1 x2 x3

    A 1 0 0 1 0 0

    B 0 1 0 1 0

    O 0 0 1 0 0 1

    AB 0 0 0 -1 -1 -1

    ダミー変数の作り方

    順序尺度の場合のJMP

    x1 x2 x3

    1 0 0 0

    2 1 0 0

    3 1 1 0

    4 1 1 1

  • 多項式回帰モデルと線形回帰モデル

    •左に示すのは、1970年から1984年までの国内VTR生産台数のデータである。

    •この生産台数の推移をうまく当てはめるモデルを推定しなさい。

    西暦 VTR生産台数1970 501971 491972 1141973 1371974 1241975 1191976 2881977 7621978 14701979 21991980 44411981 94981982 131341983 182171984 28611

    ヒント①年の取り方に工夫されたい。②グラフでプロットしてみて、データの特徴を読み取られたい。③2次と3次の項を考えなさい。

  • データ分析の例

    店舗名 乗降客数 店の広さ 駐車台数 売上高小田原 245 59 60 272秦野 118 32 35 161伊勢原 142 25 30 129本厚木 249 55 45 252海老名 174 49 40 204藤沢 202 32 35 168大和 254 54 45 242相模大野 168 32 40 169町田 224 42 50 224新百合ヶ丘 186 45 45 202成城学園前 212 56 50 259経堂 145 32 30 165下北沢 174 31 35 180梅ヶ丘 82 38 30 131代々木上原 177 34 40 215

    出所:「Lotus1-2-3活用多変量解析」(共立出版)

  • 参考文献•内野治・松木秀明・上野真由美、『すぐわかるJMPによる統計解析』、

    東京図書、2002年。

    •内野治・松木秀明・上野真由美、『すぐわかるJMPによる多変量解析』、

    東京図書、2002年。

    •田久浩志・林俊克・小島隆矢、『JMPによる統計解析入門』、2002年。

    •圓川隆夫、『多変量のデータ解析』、朝倉書店、1988。

    •JMPのヘルプファイルや統計関係のウェブサイトも参考になります。

    「JMP」をキーワードに検索エンジンで検索してみて下さい。

  • 多項式回帰(1)•直線(説明変数xの1次式)

    •曲線1(説明変数の2次式)

    •曲線2(説明変数の3次式)

    baxy +=

    cbxaxy ++= 2

    dcxbxaxy +++= 23

  • 多項式回帰(2)

    •列を追加して、計算式で説明変数(西暦年-1969)の2乗と3乗の列を作成する。

  • 多項式回帰(3)

  • 多項式回帰(4)

  • 多項式回帰(5)

    推定された多項式回帰モデルはy = 5318.13 –2812.08 x + 271.686 x2

  • 多項式回帰(6)

    推定された多項式回帰モデルはy = -2063.55 + 1970.32 x –452.007 x2+ 30.1539 x3

  • 予測値のチェック

  • モデルは予測に使えるか?

    ①マイナスの生産台数②3次のモデル1973年から76年まで予測値が減少③1970年頃(少量生産)と1980年頃(大量生産)で等分散性を仮定してよいか?

  • VTR生産台数の対数変換

    VTR生産台数を対数変換してみると、線形の関係が見られる。

  • 変数変換による線形回帰モデル

    推定された回帰モデル:lny = 2.797 + 0.496 xこのモデルで生産台数を予測するには?

  • 予測値の逆変換

  • 対数変換モデルによる予測

  • JMPでの変数変換による重回帰分析

  • JMPでの対数変換モデルの推定結果

    ここに示された決定係数は、変換後のデータに対するもの

  • 数量化理論第Ⅰ類

    チーム名 観客動員数 リーグ 本拠地 親会社業種 前年度成績

    読売 304 セ 首都圏 新聞 A

    中日 201 セ その他 新聞 A

    広島 112 セ その他 市 A

    ヤクルト 222 セ 首都圏 メーカー B

    大洋 154 セ 首都圏 市 B

    阪神 213 セ 関西 電鉄 C

    西武 181 パ 首都圏 電鉄 A

    阪急 123 パ 関西 電鉄 A

    日本ハム 124 パ 首都圏 メーカー B

    南海 88 パ 関西 電鉄 B

    ロッテ 78 パ 首都圏 メーカー C

    近鉄 101 パ 関西 電鉄 C

    ダミー変数のみを用いた重回帰分析と同等

    1987年度プロ野球観客動員数と球団属性一覧

  • モデルの仮説

  • モデルのあてはめ

  • 数量化理論第Ⅰ類の結果(1)

    カテゴリスコア

    リーグ[パ]の係数 =-リーグ[セ]の係数= -60.76087

    本拠地[首都圏]の係数=-本拠地[関西]の係数-本拠地[その他]の係数

    = 4.333333 + 42.24638 =46.57971

    アイテムのレンジ = アイテムのカテゴリスコアの最大値-カテゴリスコアの最小値

    有意性の判定

  • 数量化理論第Ⅰ類の結果(2)

  • 残差の分析

  • 数量化理論第Ⅰ類の応用

    1. 2003年度のデータを使用してプロ野球の観客動員数の予測を行ってみなさい。

    2. 兵庫県市町データを用いて、数量化理論第Ⅰ類を適用した分析を考えてみなさい。

  • 判別関数分析

    サンプル番号 カード使用状態 家族構成数 年齢 年収

    1 ○ 3 30 347

    2 ○ 4 55 383

    3 ○ 5 50 615

    4 ○ 4 54 435

    5 ○ 6 60 751

    6 ○ 5 39 377

    7 ○ 3 42 430

    8 ○ 6 64 672

    9 ○ 2 70 702

    10 ○ 4 35 398

    11 × 3 41 552

    12 × 3 37 306

    13 × 2 40 408

    14 × 2 30 301

    15 × 3 42 315

    16 × 4 37 308

    17 × 4 33 375

    18 × 2 34 578

    19 × 3 39 357

    20 × 5 30 422

  • 一変量の分布(層別ヒストグラム)

    カード使用状況とその他の変数との間には、どのような関係が存在するか?

  • 層別散布図(1)

  • 層別散布図(2)

  • 回転プロット

  • 判別関数分析(1)

    外的基準(説明したい変数)を0-1型の変数に変換する。

  • 判別関数分析(2)

    0-1型に変換された外的基準

  • 判別関数分析(3)

  • 判別関数分析(4)

  • 判別関数分析(5)

  • 判別関数分析(6)

    マハラノビスの汎距離による判別式を得るには、外的基準yの値として

    を与える。こうすれば、外的基準の値の総平均が0となり、予測値の正負で判別が可能になる。

    また、重回帰分析の変数選択や偏回帰係数の有意性の検討が判別関数分析にも応用できる。

    )/()/(

    211

    212

    nnnnnn+−

    +Ⅰ群にⅡ群に

  • 判別関数分析(7)

    Ⅰ群(正常○)に判別

    Ⅱ群(異常×)に判別となる直線(線形判別関数)

    21 0218.0116.0362.1 xxz ++−=

  • 判別関数分析(8)

    MANOVA(多変量分散分析モデル)を指定

    説明変数を指定

    外的基準を指定

  • 判別関数分析(9)

    •判別結果をデータテーブルに保存する

  • 判別関数分析(10)

    各群の重心からオブザベーションまでのマハラノビスの距離

    オブザベーションが各群に含まれる確率

    判別結果

  • 判別関数分析(11)

    説明変数として、家族構成員数と年齢に加えて、年収も入れて分析を行ってみよ。

    年収は判別に寄与していない!

  • 数量化理論第Ⅱ類(1)

    チーム名 観客動員数 リーグ 本拠地 親会社業種 前年度成績読売 304 セ 首都圏 新聞 A中日 201 セ その他 新聞 A広島 112 セ その他 市 Aヤクルト 222 セ 首都圏 メーカー B大洋 154 セ 首都圏 市 B阪神 213 セ 関西 電鉄 C西武 181 パ 首都圏 電鉄 A阪急 123 パ 関西 電鉄 A日本ハム 124 パ 首都圏 メーカー B南海 88 パ 関西 電鉄 Bロッテ 78 パ 首都圏 メーカー C近鉄 101 パ 関西 電鉄 C

    1987年度プロ野球観客動員数と球団属性一覧

    •ダミー変数のみを用いた判別関数分析と同等•リーグを外的基準にして、リーグの違いを分析してみよ。

  • 数量化理論第Ⅱ類(2)

    リーグを0ー1型変数または0.5と-0.5の値をとる変数に変換。

  • 数量化理論第Ⅱ類(3)分析結果を解釈してみると?

    ))1/(/())1/((12 −−−−= nSpnSR TE

  • 数量化理論第Ⅱ類(3)

  • 主成分分析(1)

    学生番号 国語 社会 数学 理科 音楽 美術 保健体育 技術家庭 英語1 55 59 38 66 29 32 29 36 612 36 49 35 57 63 62 55 66 453 53 58 16 41 67 54 50 50 484 78 80 42 65 85 75 69 76 705 6 19 38 59 49 47 43 57 266 41 43 49 66 74 64 63 75 497 73 78 57 77 61 62 53 65 738 21 29 38 58 64 58 52 65 329 50 55 22 51 58 58 51 46 52

    10 61 69 57 71 68 61 53 64 6311 73 80 66 88 43 48 42 60 8012 56 69 79 91 55 50 50 72 7313 56 53 30 50 73 72 63 62 4514 35 43 35 49 57 53 45 47 3815 37 52 54 71 81 72 70 80 5116 61 66 53 74 69 62 56 74 6317 39 55 56 69 82 70 68 78 5218 37 41 23 42 53 50 37 44 3719 40 45 60 72 73 67 59 76 4820 54 65 55 72 81 73 68 85 66

    多数の変数データから、変数間の内部関連に基づく少数の主成分と呼ばれる合成変数を構成する分析法

  • 主成分分析(2)

  • •x1, x2, ‥‥, xpのp個の変数から新しい変数z1, z2, ‥‥, zmを

    作成することを考える。

    :::::

    ・ここで、z1からzmへと順にx1からxpまでの情報が

    最大限に集約されるように係数aijを決めたい。

    •もとの変数の分散共分散行列の固有値と固有ベクトルを

    計算することに帰着される。

    pp xaxaxaz 12121111

    主成分分析(3)

    +⋅⋅⋅++=

    pp xaxaxaz 22221212 +⋅⋅⋅++=

    pmpmmm xaxaxaz +⋅⋅⋅++= 2211

  • 主成分分析(4)

    •通常は相関係数行列からを選択

    •分散共分散行列からを選択すると変数のスケールのとり方に

    依存して 分散共分散行列の値が変

    化する。

  • 主成分分析(5)

    固有値の総和=p(分散共分散行列からの場合は各変数の分散の総和)第k主成分の寄与率=第k主成分の固有値/pどこまでの主成分を考えるかの基準

    ①累積寄与率②寄与率の低下の仕方③相関行列からの場合に固有値が1より大

  • 主成分分析(6)

    主成分分析の結果(各主成分の重み係数=主成分負荷量=固有ベクトル)を保存

  • 主成分分析(7)

    主成分の解釈(主成分の意味の検討)

    各主成分の散布図行列から各主成分のもつ意味を検討する。

  • 主成分分析(8)

  • 主成分分析(9)

    第1主成分綜合点

    第2主成分第3主成分で

    特殊技能系

    文科系

    理科系

    主成分スコアから各オブザベーションの特徴を知る

    経営系データ解析回帰分析回帰直線の式回帰直線の選び方最小2乗法式の推定式の推定単回帰分析重回帰分析の手順重回帰分析の手順重回帰分析の手順95%信頼区間と平均線の表示残差分析三次元散布図三次元散布図モデルのあてはめあてはめ結果の解釈残差分析残差と変数との関係残差と各説明変数との間の関係てこ比プロット標準偏回帰係数標準偏回帰係数の推定重回帰分析演習(1)相関分析結果の解釈重相関分析演習(2)相関分析と相関・偏相関係数結果の解釈偽相関説明変数の選択ステップワイズ法による変数選択説明変数の選択方法の選択ステップワイズ法の結果多重共線性多重共線性の例 質的変数を含んだ重回帰分析 結果の解釈0ー1型ダミー変数の導入結果の違いは?ダミー変数の作り方 多項式回帰モデルと線形回帰モデル データ分析の例 参考文献多項式回帰(1)多項式回帰(2)多項式回帰(3)多項式回帰(4)多項式回帰(5)多項式回帰(6)予測値のチェックモデルは予測に使えるか?VTR生産台数の対数変換変数変換による線形回帰モデル予測値の逆変換対数変換モデルによる予測JMPでの変数変換による重回帰分析JMPでの対数変換モデルの推定結果数量化理論第Ⅰ類モデルの仮説モデルのあてはめ数量化理論第Ⅰ類の結果(1)数量化理論第Ⅰ類の結果(2)残差の分析数量化理論第Ⅰ類の応用判別関数分析一変量の分布(層別ヒストグラム)層別散布図(1)層別散布図(2)回転プロット判別関数分析(1)判別関数分析(2)判別関数分析(3)判別関数分析(4)判別関数分析(5)判別関数分析(6)判別関数分析(7)判別関数分析(8)判別関数分析(9)判別関数分析(10)判別関数分析(11)数量化理論第Ⅱ類(1)数量化理論第Ⅱ類(2)数量化理論第Ⅱ類(3)数量化理論第Ⅱ類(3)主成分分析(1)主成分分析(2)主成分分析(3)主成分分析(4)主成分分析(5)主成分分析(6)主成分分析(7)主成分分析(8)主成分分析(9)