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2 AUGUST 2009 はじめに 2009 年春,世界に衝撃を与えた「新型イン フルエンザ」は,6月になって,WHO=世界保 健機関が世界的大流行=“パンデミック”を意 味する警戒レベル「フェーズ 6」を宣言する事態 にまで進んだ。日本では,一時は薬局などから 「マスク」が消えるという,まるで 1970 年代初め の“石油ショック”の時のトイレットペーパー騒 動をほうふつとさせる事態も起きるなど,病気や 健康情報に対する敏感な反応が目立った。 一方,WHOは今年 5月,「2009 年版世界保 健統計」を発表し,2007年の日本人の平均寿 命は83歳で,前の年と同様世界一となった。 日ごろの国民の健康に対する意識の高さが,世 界でもトップレベルの寿命を維持しているので はないか。その一方で,うつ病などの健康問題 を理由に自殺する人が 1年間に1 万 5,000人あま りいることは,憂慮に値する 1) さらに,最近の日本人の健康意識に大きな影 響を与えたと考えられるのが,高齢者医療確保 法に基づく「特定健診・保健指導」,通称“メタ ボ検診”である。「メタボリックシンドローム(メタ ボ)」は流行語にもなり,肥満の防止など健康の 増進を目的とする特定保健用食品,いわゆる“ト クホ”が注目されるなど,日本人はますます“健康” を意識するようになっているようにもみえる。 NHKは,日本人の健康に対する意識や行動 を探るため,今年 2月下旬から4月上旬にかけて 「健康に関する世論調査」を実施した。本稿は, この調査の分析結果を報告するものであり,「は じめに」と「第 1章」を山田が,「第 2章」「第 3 章」「おわりに」を酒井が担当した。 「健康に関する世論調査」概要 調査時期:調査票投函 2009 年 2 月 25 日 調査票締切 2009 年 4 月 7 日 調査対象:全国 16 歳以上の国民 調査相手: 住民基本台帳から層化無作為 2 段抽出 3,600 人(12 人× 300 地点) 調査方法:郵送法 有効数(率) :2,662 人(73.9%) 1 日本人の健康意識 調査では,第1問として生活で大切なこと を尋 ねた。「その他」「特にない」を除いて 7 つの具 体的な選択肢を示して,2 つまで選んでもらったと ころ,他の選択肢を引き離して圧倒的に多かっ たのは「健康」で71%だった。次いで「家族 のまとまり」や「仕事や勉強」が選ばれたが,ど ちらも50%に達していない。いかに「健康」が 生活の中で大切に考えられているか,読み取る 現代日本人の健康意識 ~「健康に関する世論調査」から~ 世論調査部(社会調査) 山田亜樹 / 酒井芳文

現代日本人の健康意識 - NHK...WHOにならって《健康な状態》と定義すると,全体の53%になった。現代の日本人の半数は,WHOが定義するところの“健康”な状態であ

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Page 1: 現代日本人の健康意識 - NHK...WHOにならって《健康な状態》と定義すると,全体の53%になった。現代の日本人の半数は,WHOが定義するところの“健康”な状態であ

2  AUGUST 2009

はじめに2009年春,世界に衝撃を与えた「新型イン

フルエンザ」は,6月になって,WHO=世界保健機関が世界的大流行=“パンデミック”を意味する警戒レベル「フェーズ6」を宣言する事態にまで進んだ。日本では,一時は薬局などから「マスク」が消えるという,まるで1970年代初めの“石油ショック”の時のトイレットペーパー騒動をほうふつとさせる事態も起きるなど,病気や健康情報に対する敏感な反応が目立った。一方,WHOは今年5月,「2009年版世界保健統計」を発表し,2007年の日本人の平均寿命は83歳で,前の年と同様世界一となった。日ごろの国民の健康に対する意識の高さが,世界でもトップレベルの寿命を維持しているのではないか。その一方で,うつ病などの健康問題を理由に自殺する人が1年間に1万5,000人あまりいることは,憂慮に値する1)。さらに,最近の日本人の健康意識に大きな影響を与えたと考えられるのが,高齢者医療確保法に基づく「特定健診・保健指導」,通称“メタボ検診”である。「メタボリックシンドローム(メタボ)」は流行語にもなり,肥満の防止など健康の増進を目的とする特定保健用食品,いわゆる“トクホ”が注目されるなど,日本人はますます“健康”

を意識するようになっているようにもみえる。NHKは,日本人の健康に対する意識や行動

を探るため,今年2月下旬から4月上旬にかけて「健康に関する世論調査」を実施した。本稿は,この調査の分析結果を報告するものであり,「はじめに」と「第1章」を山田が,「第2章」「第3章」「おわりに」を酒井が担当した。

「健康に関する世論調査」概要調査時期:調査票投函 2009 年 2月25日 調査票締切 2009 年 4月7日調査対象:全国 16 歳以上の国民調査相手:住民基本台帳から層化無作為2 段抽出 3,600人(12人×300 地点)調査方法:郵送法有効数(率):2,662人(73.9%)

1 日本人の健康意識調査では,第1問として生活で大切なことを尋

ねた。「その他」「特にない」を除いて7つの具体的な選択肢を示して,2つまで選んでもらったところ,他の選択肢を引き離して圧倒的に多かったのは「健康」で71%だった。次いで「家族のまとまり」や「仕事や勉強」が選ばれたが,どちらも50%に達していない。いかに「健康」が生活の中で大切に考えられているか,読み取る

現代日本人の健康意識~「健康に関する世論調査」から~

世論調査部(社会調査) 山田亜樹/酒井芳文

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健康ではない(あまり+まったく)健康だ(非常に+まあ)70歳以上60代50代40代30代20代16~19歳

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健康ではない(あまり+まったく)健康だ(非常に+まあ)70歳以上60代50代40代30代20代16~19歳

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【前回】参加したくない【前回】参加したい【今回】参加したくない【今回】参加したい

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どちらともいえない人生は太く短く人生は細く長く70歳以上60代50代40代30代20代16~19歳

(%)

ことができよう。この章では主な調査結果を概観し,日本人の“健康観”に迫る。

(1)心身ともに“健康”が 6割WHOは,「健康とは,病気がないとか弱って

いないというだけではなく,肉体的,精神的,社会的に完全に満足な状態であることをいう」と憲章の中で“定義”している。自分を“健康”だと思う人はどのくらいいるのであろうか。まず,健康

認識(身体面)(第4問)で,自分が今,肉体的に健康だと思うかを4段階で尋ねたところ,「健康だ(非常に+まあ)」が75%,「健康ではない(あまり+まったく)」が25%となり,日本人の4人に3人は自分が肉体的に健康だと思っていることがわかった。これを年代別にみると,「健康だ」は年代が上がるにつれて少なくなり,反対に「健康ではない」が多くなった2)。特に60代と70歳以上の差が大きく,70歳以上では「健康ではない」が4割を超えた(図1)。次に,健康認識(精神面)(第5問)で,自分が精神的に健康だと思うかを4段階で尋ねたところ,「健康だ(非常に+まあ)」が74%,「健康ではない(あまり+まったく)」が26%で,身体面同様,4人に3人は健康だと思っていた。これを年代別にみると,どの年代でもおおむね7

割以上の人が自分は精神的に健康だと思っていた(図2)。身体面に比べて,精神面のほうが年齢による違いがないようだ。では,自分を心身ともに健康だと思っている人

はどのくらいいるのだろうか。第4問と第5問の結果を組み合わせたところ,“身体面,精神面ともに健康だ”という人は64%,“身体面,精神面ともに健康ではない”という人が14%で,自分のことを心身ともに健康だと思っている人は全体の6割を超えた。“身体面は健康だが,精神面は健康ではない”という人は11%で,男女別にみると男性10%,女性13%と女性のほうが多かった。特に女性の20代から40代にかけては,身体的には健康でも精神的に健康とはいえない人が少なくないことがわかった。逆に“身体面は健康ではないが,精神面は健康だ”という人は全体では10%だった。男女別にみると,男性は12%,女性は9%で男性のほうが多かった。また,50歳以上では14%で,精神面より身体面の健康が気になる人が多いという傾向がみられた。今度は,WHOの定義にある“社会的満足の状態”に近いものとして,今の生活にどのくらい満足しているかを尋ねた生活満足度(F1)をみる。この質問は4段階で尋ねていて,「満足している(どちらかというと,を含む)」が74%,「不

図1 健康認識(身体面)<年代別>

図 2 健康認識(精神面)<年代別>

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自信はない(あまり+まったく)自信がある(非常に+まあ)70歳以上60代50代40代30代20代16~19歳

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健康ではない(あまり+まったく)健康だ(非常に+まあ)70歳以上60代50代40代30代20代16~19歳

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健康ではない(あまり+まったく)健康だ(非常に+まあ)70歳以上60代50代40代30代20代16~19歳

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気をつけてない(あまり+まったく)気をつけている(いつも+ときどき)70歳以上60代50代40代30代20代16~19歳

(%)

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健康ではない(あまり+まったく)健康だ(非常に+まあ)70歳以上60代50代40代30代20代16~19歳

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健康ではない(あまり+まったく)健康だ(非常に+まあ)70歳以上60代50代40代30代20代16~19歳

(%)

満だ(どちらかというと,を含む)」が25%で,4人に3人が今の生活に満足しているという結果になった。さて,身体面・精神面の健康認識,それに生活満足度の3つの質問で“肉体的にも精神的にも健康で,生活に満足だ”とした人を,WHOにならって《健康な状態》と定義すると,全体の53%になった。現代の日本人の半数は,WHOが定義するところの“健康”な状態であるといえよう。反対に“肉体的にも精神的にも健康ではなく,生活にも不満だ”とした《健康でない状態》の人は7%,どちらにもあてはまらない人が40%になった。最後に,健康と体力の関係をみていく。健康

だからといって必ずしも体力があるとは限らない。自分の体力に自信があるかどうかを体力自信度

(第6問)として4段階で尋ねたところ,「自信がある(非常に+まあ)」と「自信はない(あまり+まったく)」がほぼ半 と々なった。男女別にみると,男性で「自信がある」は56%だったのに対して,女性は47%と半数に満たなかった。年代別にみると,40代を除き,60代までは「自信がある」が「自信はない」を上回ったが,70歳以上では「自信はない」が多くなって逆転した。「70歳を超えるとがっくりくる」とよくいわれるが,

70歳以上で体力の衰えを実感する人が多くなるという結果である(図3)。健康と体力の関係をみるために,身体面で

「健康だ」かつ体力に「自信がある」というグループを《壮健派》と定義すると,全体の48%を占めた。一方,身体面で「健康ではない」かつ体力に「自信はない」というグループを《虚弱派》とすると22%になった。男女別にみると,《壮健派》は男性では51%,女性では45%で,男性のほうが多かったが,《虚弱派》は,男性22%,女性21%と差はみられなかった。

(2)健康には気をつけている以前は,健康情報の発信源は,新聞の健康欄やテレビ・ラジオの健康番組がほとんどだったが,最近ではインターネットを使って手軽にいろいろな情報にアクセスできるようになった。情報と健康の関係については,次の第2章に詳述しているが,そうした健康情報に関心があるというのも,自分の健康が気になるからではなかろうか。そこで,自分の健康に気をつけているかどうか,健康注意度

(第7問)をみてみると,「気をつけている(いつも+ときどき)」は80%,「気をつけていない(あまり+まったく)」が20%で,5人に4人は健康に気をつけていることがわかった。年代別にみると,「気

図 3 体力自信度<年代別> 図 4 健康注意度<年代別>

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無回答

特に考えていない

今の体重を保ちたい

減らしたい

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0 20 40 60 80 100無回答ちょうどよいやせている太っている

女性

男性

全体

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1

1

無回答

今の体重を保ちたい減らしたい増やしたい無回答特に考えていない

0

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【前回】必要ない【前回】必要【今回】必要ない【今回】必要70歳以上60代50代40代30代20代女性男性

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わからない,無回答できないどちらかといえばできないどちらかといえばできるできる

70歳以上

60代

50代

40代

30代

20代

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7

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0 20 40 60 80 100

その他+わからない,無回答

プロの裁判官の意見に誘導されてしまうから

3日から5日の期間では十分な議論ができないから

法律の知識が乏しいから

感情に左右されて冷静な判断ができそうにないから

0 20 40 60 80 100無回答ちょうどよいやせている太っている

女性

男性

全体

35 15 49

44 10 44

40% 12 47 1

1

1

をつけている」は年代が上がるにつれて増えているが(図4),詳しくみると,40代前半(40歳~44歳)では71%だが,40代後半(45歳~ 49歳)では77%で,40代半ばから健康に注意を払い始める人が増えていた。心身の健康認識との関係をみると,身体面の健康認識は,健康に注意していてもいなくても差はなかったが,精神面の健康認識は,健康に気をつけているかどうかで差がみられた。精神的に「健康だ」は,健康に「気をつけている」人では76%だったが,「気をつけていない」人では67%だった。健康に気をつけていることが,自分の精神面の健康にも注意を払うことにつながるようである。

(3)“メタボ”との関係“メタボ”といえば,「腹囲が男性85センチ以上,女性90センチ以上」という基準がすぐに思い浮かぶ。日ごろなじみ深いウエストサイズを利用した基準はお手軽な半面,ウエストサイズだけが一人歩きしているところもあるが,今回の調査では“メタボ”を意識しているのかどうかみるために,現状の体型認識(第23問)と今後の体

重管理(第24問)の2つの質問を用意した。まず,前者の質問で自分の“体型”について

どのように思っているかを尋ねたところ,「ちょうどよい」(47%),「太っている」(40%),「やせている」(12%)の順になった。男女別にみると,「太っている」が男性では35%,女性では44%で,女性のほうが男性より,自分の体型を厳しくみているといえよう(図5)。次に,後者の質問で自分の体重を今後,どのようにしたいか尋ねたところ,「減らしたい」(48%),「今の体重を保ちたい」(39%)が特に多く選ばれた。男女別では,男性では「今の

体重を保ちたい」と「減らしたい」が40%あまりで並んだが,女性で最も多かったのは,「減らしたい」の54%だった(図6)。第23問と第24問の関係をみると,「太っている」と思っている人の94%が「減らしたい」と答えており,「ちょうどよい」と思っている人の69%が「今の体重を保ちたい」と答えていた(表1)。

図 5 メタボ意識(現状の体型認識)

表1 メタボ意識 現状の体型認識×今後の体重管理

図 6 メタボ意識(今後の体重管理)

分母=

全体

現状の体型認識太っている

やせている

ちょうどよい

無回答

2,662人 1,057 328 1,240 37今後の体重管理

増やしたい 5% 0 40 1 0減らしたい 48 94 3 22 5今の体重を保ちたい 39 3 44 69 0特に考えていない 6 3 13 8 5無回答 1 0 0 0 89

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では,健康に気をつけているかどうかで,自分の体型の認識や体重管理に差はあるのだろうか。自分の健康に「気をつけている」という人では「ちょうどよい」が48%,「太っている」が38%だったのに対して,「気をつけていない」という人では,「太っている」が47%,「ちょうどよい」が40%と,自分の健康に気をつけていない人たちで「太っている」が多くなった。体重管理については,「気をつけている」という人では,「減らしたい」(47%)と「今の体重を保ちたい」(41%)が多かったが,「気をつけていない」人では「減らしたい」(52%)と「今の体重を保ちたい」(30%)の割合に差がみられた。

(4)肩こり・腰痛・目の疲れ最近,からだの調子で気になるところはない

か。今回の調査では最近の体調(第22問)

の質問で,「その他」「特にない」を除いて15の選択肢をあげていくつでも選んでもらった。その結果,最も多かったのは「肩や腰がこる,痛む」で51%,次いで「目が疲れる」(41%),「からだがだるい」(28%),「足が疲れる」(21%),「手足が冷える」(20%)の順になった。「特にない」という人は10%で,何らかの不調を訴える人がほとんどである(図7)。男女別にみると,上位3つは全体と同じだっ

たが,そのあとに続いたのは,男性では「足が疲れる」「胃腸の調子が悪い」「よく眠れない」「のどがかわきやすい」「手足が冷える」となった。一方,女性では「手足が冷える」「足が疲れる」「頭が痛い」「アレルギー症状が出る」「胃腸の調子が悪い」となり,男女で違いがみられた。次に,1人平均いくつの不調を訴えたのかをみ

ると,全体では2.7,男性は2.5,女性は2.9で,女

性のほうがからだの調子で気になることが多かった。逆に「特にない」は男性(13%)のほうが女性(8%)より多かった。

(5)生活程度と健康近年,非正規雇用や“ワーキングプア”と呼ば

れる人が増えて社会問題になっている。社会的階層や生活程度の違いが,国民の健康にどのような影響を与えているのか。ここまでみてきたデータを,生活程度(F2)を3段階にまとめたもの 3)

を用いて読み直してみよう。この章の第1節で定義した健康状態を生活程度で比べると,《上まとめ》では《壮健派》が58%,《虚弱派》が15%だったが,《中まとめ》ではそれぞれ46%と21%,《下まとめ》ではそれぞれ33%と35%と,生活程度が下がるにつれて《壮健派》が少なくなり,《虚弱派》が多くなった(表2)。これは,生活のゆとりがからだの頑健さを支える条件の1つになっていることを示すものではないだろうか。

図 7 最近の体調

48%5

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2

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0 20 40 60 80 100

無回答

特にない

その他

食欲がない

汗をかきやすい

からだがむくむ,しびれる

息切れがする

歯が痛い

のどがかわきやすい

頭が痛い,重い

よく眠れない

アレルギー症状が出る

胃腸の調子が悪い

手足が冷える

足が疲れる

からだがだるい

目が疲れる

肩や腰がこる,痛む

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《特に集めず》《流行》《家族・知人》《自分》

70歳以上60代50代40代30代20代16~19歳

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健康ではない(あまり+まったく)健康だ(非常に+まあ)70歳以上60代50代40代30代20代16~19歳

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60《友好の促進》《文化の向上》《参加の増大》

《権利の擁護》《秩序の維持》《福祉の向上》《経済の発展》

2008年2003199819931988198319781973《経済の発展》:日本の経済を発展させる《福祉の向上》:国民の福祉を向上させる《秩序の維持》:国内の治安や秩序を維持する《権利の擁護》:国民の権利を守る《参加の増大》:国民が政治に参加する機会をふやす《文化の向上》:学問や文化の向上をはかる《友好の促進》:外国との友好を深める

次に,第2節でみた健康注意度を生活程度で比べると,健康に「気をつけている」は《上まとめ》では83%,《中まとめ》では81%,《下まとめ》では70%だった(表3)。このような差が現れたのは,生活の程度が低いと思っている人では,健康に注意を払う余裕がないからだといえるかもしれない。

生活のうえで余裕があるかどうかで,健康状態や健康への注意の向け方が違ってくるとすれば,“生活の格差”が“健康の格差”に結びつくといえるのではないだろうか。

2 健康情報への態度この章では,“情報”という観点で調査結果を分析する。世の中には健康に関するさまざまな“情報”があふれている。我々はテレビや新聞はもちろん,雑誌やインターネットなどさまざまな

メディアを通じて,健康に関する情報に接している。その一方で,科学的根拠のない健康法をめぐるトラブルは絶えないし,2007年1月に放送された納豆によるダイエット効果を紹介した関西テレビ制作の「発掘!あるある大事典Ⅱ」でデータのねつ造があった問題も記憶に新しい。さまざまなメディアを通じて大量の健康情報があふれかえる現代社会で,人々はその情報にどう向き合っているのだろうか。

(1)収集のきっかけは自分よりも家族・知人まず,健康情報(収集のきっかけ)(第8問)

をみる。最も健康に関する情報を集めるのはどんなときかを尋ねたもので,結果は「家族や知人が病気やけがをしたとき《家族・知人》」(40%),「自分が病気やけがをしたとき《自分》」(35%),「特に健康に関する情報は集めない《特に集めず》」(11%),「世の中で,インフルエンザや“はしか”などが流行したとき《流行》」(8%)の順となった 4)。全体では《家族・知人》が《自分》よりも多くなった。これを男女別にみると,男性では《自分》(41%)が《家族・知人》(34%)よりも多かったが,女性では《家族・知人》(45%)が《自分》(31%)よりも多くなった。一方,年

表 2 生活程度×健康状態

分母=

全体

生活程度《上まとめ》

《中まとめ》

《下まとめ》

無回答

2,662人 972 1,151 518 21

健康状態

《壮健派》 48% 58 46 33 48《虚弱派》 22 15 21 35 19その他 30 26 34 31 24無回答 0 0 0 1 10

表 3 生活程度×健康注意度

分母=

全体

生活程度《上まとめ》

《中まとめ》

《下まとめ》

無回答

2,662人 972 1,151 518 21

健康注意度

気をつけている(いつも+ときどき) 80% 83 81 70 81

気をつけていない(あまり+まったく) 20 16 19 30 10

無回答 0 0 0 1 10

図 8 健康情報(収集のきっかけ)<年代別>

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8  AUGUST 2009

代別にみると《自分》と《家族・知人》の関係に“ターニングポイント”が2つあることがわかる(図8)。1つは30代で,20代までと違って《自分》よりも《家族・知人》が多くなる。もう1つは70歳以上で,ここで再び《自分》が多くなる5)。なお,《特に集めず》は16歳~ 19歳で突出して多かった。第13問の健康診断を受けているか別にみると,

《特に集めず》は健康診断を「受けていない」と答えた層の15%だった。一方,「受けている」と答えた層では10%にとどまった。第7問の健康注意度の結果も組み合わせると,健康に「気をつけていない」かつ健康診断を「受けていない」かつ「特に健康に関する情報は集めない」,こうした“健康無関心”は有効回答者2,662人中65人,率にして2%だった。

(2)自分も世の中も“影響を受けている”次に,健康に関する情報にどの程度影響を受けているかをみる。今回の調査では,自分と世の中の人々それぞれについて,健康情報の“影響度”を4段階で尋ねた。このうち健康情報(自身の影響度)(第11

問)は,「影響を受けている(非常に+まあ)」が60%,「影響を受けていない(あまり+まったく)」が39%で,自分は健康情報に影響を受けていると答えたのが6割に達した。これは男女別・年代別にみても変わらず,各層で「影響を受けている」が過半数を占めた。良い影響なら問題なかろうが,悪い影響であれば情報に“振り回されている”という側面に通じる。注意すべき結果である。同様に健康情報(世の中の影

響度)(第12問)では,一般的にいって世の中の人々が健康情報に「影響を受けている(非常に+まあ)」が89%,「影響を受けていない(あ

まり+まったく)」が10%となり,その差は自身の影響度よりも拡大した。一方,自身の影響度と同様に男女別・年代別にみても傾向に大きな差はみられなかったが,70歳以上で「影響を受けている」が若干,少なくなって80%になった。自身の影響度と世の中の影響度を重ねる

(表4)。世の中の人々が「影響を受けている」は,自分が「影響を受けている」と答えた層で93%,「影響を受けていない」と答えた層でも82%だった。“自分は影響を受けていないが,世の中の人々は影響を受けている”という層がある程度存在した。一方,世の中の人々が「影響を受けていない」は,自分が「影響を受けている」と答えた層で6%だったが,「影響を受けていない」と答えた層では17%だった。

有効回答者2,662人中では,“自分も世の中の人 も々影響を受けている《自分○世の中○》”が最も多くて56%,“自分は影響を受けていないが,世の中の人々は影響を受けている《自分×世の中○》”が32%,“自分も世の中の人 も々影響を受けていない《自分×世の中×》”が7%,“自分は影響を受けているが,世の中の人々は影響を受けていない《自分○世の中×》”が4%という順になった。《自分○世の中○》が過半数を占めて《自分×世の中○》が次点で続くという傾向は男女別・年代別にみても変わらなかった。

表 4 健康情報 自身の影響度×世の中の影響度

分母=

全体

自身の影響度影響を受けている

(非常に+まあ)

影響を受けていない

(あまり+まったく)

無回答

2,662人 1,609 1,026 27世の中の影響度

影響を受けている(非常に+まあ) 89% 93 82 85

影響を受けていない(あまり+まったく) 10 6 17 4

無回答 1 1 1 11

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(3)“情報源”への接触頻度と信用度健康情報の“情報源”への態度をみていく。今回の調査では,テレビ・ラジオ,新聞,インターネットなど12の情報源について,どの程度接しているか(接触頻度)とどの程度信用しているか(信用度)をそれぞれ4段階で尋ねた。まず,健康情報(接触頻度)(第9問)をみる。

「接している(いつも+ときどき)」の割合は,全

体では「テレビ・ラジオ」(81%),「新聞」(60%),「友人・口コミ」(51%),「かかりつけの医者」(49%),「インターネット」(33%)の順となった。「テレビ・ラジオ」が8割を超えた一方で,「インターネット」も少なくなかった。これを男女別・年代別に整理すると表5のようになる。「テレビ・ラジオ」は各層でトップとなり,割合はいずれも7割を超えている。一方,「新聞」「かかりつけの医者」は年代が上がるにつれて上位にあがっ

表 5 健康情報(接触頻度)「接している(いつも+ときどき)」層別ランキング

全体 男性 女性情報源 割合(%) 情報源 割合(%) 情報源 割合(%)

テレビ・ラジオ 81 テレビ・ラジオ 77 テレビ・ラジオ 84新聞 60 新聞 59 友人・口コミ 62友人・口コミ 51 かかりつけの医者 45 新聞 61かかりつけの医者 49 友人・口コミ 39 かかりつけの医者 53インターネット 33 インターネット 35 広告・チラシ 38広告・チラシ 32 大学や病院,診療所 25 インターネット 31大学や病院,診療所 27 広告・チラシ 25 大学や病院,診療所 29家庭向け医学書 22 家庭向け医学書 17 家庭向け医学書 26総合雑誌 21 総合雑誌 16 総合雑誌 26健康専門誌 13 健康専門誌 10 健康専門誌 17保健所や自治体 10 保健所や自治体 8 保健所や自治体 12シンポジウム・講演会 5 シンポジウム・講演会 4 シンポジウム・講演会 6

16 ~19 歳 20 代 30 代 40 代情報源 割合(%) 情報源 割合(%) 情報源 割合(%) 情報源 割合(%)

テレビ・ラジオ 70 テレビ・ラジオ 74 テレビ・ラジオ 81 テレビ・ラジオ 82友人・口コミ 53 友人・口コミ 57 友人・口コミ 59 新聞 65インターネット 46 インターネット 54 インターネット 54 友人・口コミ 59広告・チラシ 30 新聞 34 新聞 54 インターネット 43かかりつけの医者 26 広告・チラシ 29 かかりつけの医者 41 かかりつけの医者 43新聞 23 総合雑誌 26 広告・チラシ 32 広告・チラシ 39大学や病院,診療所 17 かかりつけの医者 25 大学や病院,診療所 25 総合雑誌 25総合雑誌 17 大学や病院,診療所 22 総合雑誌 24 家庭向け医学書 24家庭向け医学書 8 家庭向け医学書 13 家庭向け医学書 18 大学や病院,診療所 22健康専門誌 4 健康専門誌 10 健康専門誌 9 健康専門誌 13シンポジウム・講演会 3 保健所や自治体 6 保健所や自治体 9 保健所や自治体 8保健所や自治体 2 シンポジウム・講演会 4 シンポジウム・講演会 2 シンポジウム・講演会 6

50 代 60 代 70 歳以上情報源 割合(%) 情報源 割合(%) 情報源 割合(%)

テレビ・ラジオ 83 テレビ・ラジオ 86 テレビ・ラジオ 77新聞 68 新聞 77 かかりつけの医者 72友人・口コミ 54 かかりつけの医者 62 新聞 60かかりつけの医者 51 友人・口コミ 46 大学や病院,診療所 37広告・チラシ 35 広告・チラシ 33 友人・口コミ 32インターネット 28 大学や病院,診療所 31 家庭向け医学書 23大学や病院,診療所 28 家庭向け医学書 29 広告・チラシ 20家庭向け医学書 23 総合雑誌 21 健康専門誌 16総合雑誌 20 健康専門誌 17 総合雑誌 15健康専門誌 17 保健所や自治体 16 保健所や自治体 12保健所や自治体 11 インターネット 16 シンポジウム・講演会 6シンポジウム・講演会 6 シンポジウム・講演会 7 インターネット 3

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10  AUGUST 2009

てきている。対照的に「インターネット」は年代が上がるにつれて順位を落としていき,70歳以上では最下位となった。「インターネット」の割合は,高年層では極端に下がっている。一方,健康情報(信用度)(第10問)では,「信用している(非常に+まあ)」の割合は,「かかりつけの医者」(88%),「テレビ・ラジオ」(79%),「新聞」(77%),「大学や病院,診療所」(76%),「家庭向け医学書」(72%)の順になった。接触

頻度で上位だった「友人・口コミ」「インターネット」はともに44%で,12情報源中9位と10位だった。信用度では“公的・専門的”な情報源が多く選ばれていた。さらに男女別・年代別に整理すると,「かかりつけの医者」は各層でトップとなり,その割合も高いことがわかる(表6)。逆に「インターネット」は総じて順位も割合も低い。前節で定義した健康情報の影響度に基づく4

表 6 健康情報(信用度)「信用している ( 非常に+まあ)」層別ランキング全体 男性 女性

情報源 割合(%) 情報源 割合(%) 情報源 割合(%)かかりつけの医者 88 かかりつけの医者 86 かかりつけの医者 90テレビ・ラジオ 79 テレビ・ラジオ 76 テレビ・ラジオ 81新聞 77 新聞 74 新聞 80大学や病院,診療所 76 大学や病院,診療所 73 大学や病院,診療所 79家庭向け医学書 72 家庭向け医学書 67 家庭向け医学書 76保健所や自治体 65 保健所や自治体 59 保健所や自治体 71健康専門誌 59 健康専門誌 53 健康専門誌 63シンポジウム・講演会 47 インターネット 42 シンポジウム・講演会 51友人・口コミ 44 シンポジウム・講演会 42 友人・口コミ 50インターネット 44 総合雑誌 37 総合雑誌 46総合雑誌 42 友人・口コミ 37 インターネット 45広告・チラシ 20 広告・チラシ 17 広告・チラシ 23

16 ~ 19 歳 20 代 30 代 40 代情報源 割合(%) 情報源 割合(%) 情報源 割合(%) 情報源 割合(%)

かかりつけの医者 89 かかりつけの医者 90 かかりつけの医者 91 かかりつけの医者 90大学や病院,診療所 83 家庭向け医学書 81 新聞 84 新聞 84テレビ・ラジオ 81 大学や病院,診療所 81 テレビ・ラジオ 82 大学や病院,診療所 83新聞 73 新聞 78 家庭向け医学書 82 テレビ・ラジオ 82家庭向け医学書 70 テレビ・ラジオ 78 大学や病院,診療所 81 家庭向け医学書 82健康専門誌 63 保健所や自治体 76 保健所や自治体 70 保健所や自治体 74保健所や自治体 61 健康専門誌 74 健康専門誌 69 健康専門誌 67シンポジウム・講演会 51 インターネット 62 インターネット 61 シンポジウム・講演会 56インターネット 50 シンポジウム・講演会 56 友人・口コミ 53 インターネット 56総合雑誌 47 総合雑誌 55 総合雑誌 50 総合雑誌 52友人・口コミ 41 友人・口コミ 53 シンポジウム・講演会 49 友人・口コミ 50広告・チラシ 26 広告・チラシ 28 広告・チラシ 25 広告・チラシ 22

50 代 60 代 70 歳以上情報源 割合(%) 情報源 割合(%) 情報源 割合(%)

かかりつけの医者 89 かかりつけの医者 86 かかりつけの医者 80大学や病院,診療所 80 テレビ・ラジオ 80 テレビ・ラジオ 69テレビ・ラジオ 80 新聞 77 新聞 61新聞 79 大学や病院,診療所 72 大学や病院,診療所 56家庭向け医学書 75 家庭向け医学書 68 保健所や自治体 43保健所や自治体 71 保健所や自治体 61 家庭向け医学書 42健康専門誌 57 健康専門誌 51 健康専門誌 36シンポジウム・講演会 51 シンポジウム・講演会 42 友人・口コミ 28インターネット 46 友人・口コミ 38 シンポジウム・講演会 27友人・口コミ 45 総合雑誌 35 総合雑誌 18総合雑誌 43 インターネット 29 インターネット 11広告・チラシ 18 広告・チラシ 17 広告・チラシ 10

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11AUGUST 2009

グループ別にみると,各情報源について《自分○世の中○》《自分○世の中×》《自分×世の中○》《自分×世の中×》の順に,接触頻度・信用度ともに割合が減る傾向がみられた(表7)。総じて影響度が高いほど接触頻度や信用度が高くなっている。接触頻度と信用度の関係性をみる。表8のように得点を与え,標準化する。すなわち,仮に有効回答者2,662人全員が「いつも接している(非常に信用している)」(4段階中最高位の回答)と答えた場合,その情報源の接触頻度(信用度)の得点は,標準化のための係数(3

×2,662=7,986)で割ることによって1点になる。逆に,全員が「まったく接していない(まったく信用していない)」(4段階中最低位の回答)と答えた場合,その情報源の接触頻度(信用度)の得点は0点になる。このように,得点は0点から1点までの範囲をとり,1点に近いほど接触頻度(信用度)が高い情報源,逆に0点に近いほど接触頻度(信用度)が低い情報源となる。各情報源の接触頻度と信用度の得点は,計算の結果,表9のようになる。

x軸に接触頻度の得点,y軸に信用度の得点をとって,O−xy平面上で各情報源の“位置”

表 7 健康情報 影響度×接触頻度,信用度 表 8 健康情報(接触頻度,信用度)の得点化

表 9 健康情報(接触頻度,信用度)得点一覧

分母=

全体

影響度《自分○

 世の中○》

《自分○

 世の中×》

《自分×

 世の中○》

《自分×

 世の中×》

2,662人 1,499 96 839 175 53

接触頻度(いつも+ときどき)

テレビ・ラジオ 81% 88 80 72 62 58新聞 60 67 55 52 43 40総合雑誌 21 27 18 15 8 9健康専門誌 13 17 14 8 7 8インターネット 33 38 21 30 15 13家庭向け医学書 22 25 19 18 13 23かかりつけの医者 49 56 64 40 36 47シンポジウム・講演会 5 6 7 4 1 6大学や病院,診療所 27 32 34 19 15 25保健所や自治体 10 12 9 8 5 15友人・口コミ 51 59 48 43 29 36広告・チラシ 32 39 41 21 17 23

信用度(非常に+まあ)

テレビ・ラジオ 79 88 75 68 60 57新聞 77 86 71 70 47 47総合雑誌 42 51 36 33 19 21健康専門誌 59 68 53 51 28 25インターネット 44 51 24 38 19 19家庭向け医学書 72 79 65 68 42 42かかりつけの医者 88 92 84 87 69 68シンポジウム・講演会 47 55 42 41 18 28大学や病院,診療所 76 81 80 73 53 45保健所や自治体 65 71 59 62 38 42友人・口コミ 44 51 39 37 21 30広告・チラシ 20 25 24 13 10 8

情報源 接触頻度 信用度

テレビ・ラジオ 0.6896 0.6142

新聞 0.5477 0.5963

総合雑誌 0.2765 0.4200

健康専門誌 0.1839 0.4957

インターネット 0.2990 0.4013

家庭向け医学書 0.2352 0.5761

かかりつけの医者 0.4641 0.7188

シンポジウム・講演会 0.0773 0.4237

大学や病院,診療所 0.2767 0.6133

保健所や自治体 0.1499 0.5283

友人・口コミ 0.4484 0.4340

広告・チラシ 0.3274 0.2903

【接触頻度】いつも接している 3 点ときどき接している 2あまり接していない 1まったく接していない 0無回答 0

【信用度】非常に信用している 3 点まあ信用している 2あまり信用していない 1まったく信用していない 0無回答 0

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12  AUGUST 2009

1.0

0.8

0.6

0.4

0.2

0.00.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0

接触頻度(得点)

テレビ・ラジオ

かかりつけの医者

新聞

友人・口コミ

広告・チラシ

インターネット

総合雑誌

家庭向け医学書保健所や自治体

健康専門誌

大学や病院,診療所

シンポジウム・講演会

信用度(得点)

をプロットすると図9のようになる。直線y=x上にあれば接触頻度と信用度が等しい(同レベ

ル)。領域y>x上にあれば《接触頻度に対して信用度が高い》。領域y<x上にあれば《信用度に対して接触頻度が高い》情報源ということになる。「テレビ・ラジオ」は《信用度に対して接触頻度が高い》情報源で,逆に「かかりつけの医者」は《接触頻度に対して信用度が高い》情報源である。このように,各情報源はその“特性”に違いがあることがわかった。

3 “人生観”と“死生観”健康問題を考えるうえで,人生をどう生きるの

か,そしてどう死ぬのかは重要なテーマである。社会が高度化・複雑化する中で,生き方や死に方も制約されるようになってきている。健康に人生を生き,そして豊かな最期を迎えたいと思うのが

自然であろうが,昨今の経済情勢はそれも難しくしている。この章では“人生観”,そして“死生観”について分析する。

(1)人生は“太く短く”よりも“細く長く”人生の生き方について尋ねた人生観(第3

問)は,「どちらともいえない」の49%が最も多く,「人生は細く長く」(34%),「人生は太く短く」(16%)と続いた。男女別には大きな差はみられなかったが,年代別にみると,年代が上がるにつれて「人生は細く長く」が増えて「人生は太く短く」が減る傾向がみられた(図10)。30代までは「人生は太く短く」が「人生は細く長く」より上回ったが(20代以外は誤差の範囲内),40代で「人生は細く長く」が「人生は太く短く」より多くなり,70歳以上では「人生は細く長く」が51%と半数を超えていた。生活満足度(F1)別にみると,自分の生活に「満足し

図 9 健康情報(接触頻度,信用度)分布図

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13AUGUST 2009

23

31

4651

29

19

54

24

22

57

29

14

50

37

13

43

45

11

43

51

5

0

20

40

60

80

100

どちらともいえない人生は太く短く人生は細く長く70歳以上60代50代40代30代20代16~19歳

(%)

49

11

21

3227

19

37

12

37

21

48

14

28

25

48

18

(%)

0

10

20

30

40

50

60《友好の促進》《文化の向上》《参加の増大》

《権利の擁護》《秩序の維持》《福祉の向上》《経済の発展》

2008年2003199819931988198319781973《経済の発展》:日本の経済を発展させる《福祉の向上》:国民の福祉を向上させる《秩序の維持》:国内の治安や秩序を維持する《権利の擁護》:国民の権利を守る《参加の増大》:国民が政治に参加する機会をふやす《文化の向上》:学問や文化の向上をはかる《友好の促進》:外国との友好を深める

30

17

35

46

26

11

47

31

11

9

50

30

10

6

41

36

10

6 6

42

36

10

37

32

13

110

20

40

60

80

100

《特に集めず》《流行》《家族・知人》《自分》

70歳以上60代50代40代30代20代16~19歳

(%)

ている」と答えた層では「人生は細く長く」が37%,「人生は太く短く」が14%だった。一方,「不満だ」と答えた層では「人生は細く長く」が26%,「人生は太く短く」が21%と接近した。言い換えれば,自分の生活に不満な層では「人生は太く短く」が比較的多くなっていた。第1章でもふれた“格差”観が人生観に投影されている。

(2)延命治療“受けない”65%次に,重い病にかかった場合に延命治療を受けるか受けないかを尋ねた人生の最期は(第

43問)をみる。結果は「延命治療を受けない」が65%,「どちらともいえない」が30%,「延命治療を受ける」が5%だった 6)。男女別には大きな差はみられなかったが,年代別にみると16~19歳で「延命治療を受ける」が15%と多くなった。逆に高年層は「延命治療を受けない」が多めであった。70歳以上では「延命治療を受けない」が69%になった。第3問の人生観別にみると,「延命治療を受

けない」は,「人生は細く長く」と答えた層よりも「人生は太く短く」と答えた層のほうが多くなった(表10)。逆に「延命治療を受ける」と「どちらともいえない」は,「人生は太く短く」と答え

た層よりも「人生は細く長く」と答えた層のほうが多くなった。人生観はそのまま死生観につながっているようでもある。

(3)理想と現実の寿命は ・・・今回の調査では,自分が何歳ぐらいまで生きたいと思うかと,自分が何歳ぐらいまで生きられると思うかをそれぞれ自由回答で尋ねた。最後にこの2問を分析する。

理想の寿命(第41問)(=《理想》)は,最も多かったのは「80歳」で有効回答者全体の36%を占めた(表11)。そして「70歳」「85歳」と続いた。「無回答」を除いた2,596人中の平均値は80.72歳,最小値は「24歳」,最大値は「250歳」であった。これに対して現実の寿命(第42問)(=《現実》)は,最も多かったのは「80歳」で《理想》と同じだった。そして「70歳」「75歳」と続いた。「無回答」を除いた2,568人中の平均値は77.71歳,最小値は「30歳」,最大値は「250歳」であった。詳しくみると,「150歳」「250歳」という回答が1人ずつあったが,この2人は明らかに“現実離れ”している。そこで“異常値”として省いて再計算すると平均値は77.62歳,最大値は「120歳」となった。本来ならば,こうした“異常値”は省いて分析するべきだが,調査相手の

図10 人生観<年代別> 表10 人生観×人生の最期は

分母=

全体

人生観人生は細く長く

人生は太く短く

どちらとも

いえない

無回答

2,662人 908 425 1,316 13

人生の最期は

延命治療を受ける 5% 7 4 3 0延命治療を受けない 65 61 80 62 54どちらともいえない 30 31 15 34 31無回答 1 1 1 1 15

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14  AUGUST 2009

回答を尊重する立場から以降はこの2人を含めて分析する。回答を層別にみていく。男女別には大きな差はみられなかったが,年代別にみると,《理想》は各年代で8割以上が70歳以上の年齢を答えていた。“長寿志向”である。これに対して《現実》で70歳以上の年齢を答えた割合は,16 ~19歳と70歳以上を除いた各年代では《理想》よりも減った。“現実は理想よりも厳しい”という見方であろう。第3問の人生観別にみると,《理想》《現実》ともに「人生は細く長く」と答えた層は“長寿志向”,逆に「人生は太く短く」と答えた層は“短命志向”だった。《理想》で「無回答」を除いた平均値は,「人生は細く長く」と答えた層で84.24歳(885人中),「人生は太く短く」と答えた層で73.74歳(417人中)だった。同様に《現

実》での平均値は,「人生は細く長く」と答えた層で80.28歳(871人中),「人生は太く短く」と答えた層で72.87歳(418人中)だった。《理想》と《現実》の関係をみる。《理想》から《現実》を差し引くと“理想と現実の差”,すなわち“寿命のギャップ”が求められる。《理想》《現実》ともに回答した2,560人についてこのギャップをみると,平均

値は3.03歳,最小値は−56歳,最大値は140歳であった。さらに年代別にギャップの平均値をみると,16 ~ 19歳では3.94歳だったのが70歳以上では1.42歳と半分以下になった。30代以上では平均値は年代が上がるにつれて減った。すなわち,理想と現実が近づいた。寿命のギャップは0歳が最多で,有効回答者全体の41%を占めた。すなわち全体の4割は“理想と現実が一致”していた。寿命のギャップがマイナス5歳以上プラス5歳以下(=[−5,5])だったのは全体の68%で,マイナス10歳以上プラス10歳以下(=[−10,10])だったのは86%だった。これとギャップが0歳,すなわちギャップがない(理想と現実が一致)の3つのレベルを年代別にさらに詳しくみると,いずれも年代が上がるにつれて増える傾向で,ギャップが小さくなっていった

表11 理想の寿命と現実の寿命

《理想》 ランキング(上位のみ) 《理想》 グループ化後回答 人数 割合 回答 人数 割合80 歳 947人 36% 60 歳未満 43人 2%70 311 12 60 ~ 69 歳 116 485 293 11 70 ~ 79 歳 608 2390 273 10 80 ~ 89 歳 1,331 5075 256 10 90 ~ 99 歳 318 12100 154 6 100 歳以上 180 760 68 3 無回答 66 288 53 265 38 195 31 1

《現実》 ランキング(上位のみ) 《現実》 グループ化後回答 人数 割合 回答 人数 割合80歳 775人 29% 60 歳未満 60人 2%70 468 18 60 ~ 69 歳 210 875 298 11 70 ~ 79 歳 854 3285 254 10 80 ~ 89 歳 1,135 4390 190 7 90 ~ 99 歳 247 960 110 4 100 歳以上 62 265 85 3 無回答 94 4100 48 288 39 195 39 1

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15AUGUST 2009

(図11)。70歳以上では44%がギャップがなかった。年代が上がるほど“現実”を受け入れるようになるのかもしれない。

おわりに日本は“健康大国”とよくいわれる。平均寿命は世界一だし,テレビをつければ健康をテーマにした番組が目白押しである。健康に対する意識が良くも悪くも高い“国民性”なのであろう。しかしすべての国民がこうした“健康大国”を享受しているわけではない。未曾有といわれる経済危機の中,医療や介護の費用を切り詰めざるを得ないケースも多く聞かれるし,11年連続で3万人を超えた自殺の理由は「うつ病」などの健康問題が多い。調査結果を概観した第1章では,いわゆる“格差”の影響がみられた。健康は“勝ち組”だけの特権になるとしたらおそろしいことである。一方,“情報”を軸に分析した第2章では,世の中にはんらんする健康情報に影響されているという実態,そして多様化する情報源への態度の差も浮かび上がった。第3章では,人生観によって延命治療や寿命といった“死”への考え方に

図11 寿命のギャップ<年代別> 違いがあることが数値で裏付けられた。このように,ひと口に“健康大国”といってもその中身は国民の意識や行動が“複雑化”していることが調査結果からみえてきた。

(やまだ あき / さかい よしふみ)

注:1)警察庁のまとめによると,2008 年に自殺した人は 3万 2,249 人。自殺の理由では健康の問題が最多で,特に「うつ病」は動機が判明した中の 28%を占めている。

2)本稿で%の値を比較している箇所は,特段の事情がなければ,95%の信頼度で差があると認められたときに「AとBは差がある」「AはBよりも多い」などと記述している。

3)生活程度は,「上」「中の上」「中の下」「下の上」「下の下」の5 段階で尋ねたところ,「上」は100人に満たなかった。「上」と「中の上」をまとめて《上まとめ》(37%),「下の上」と「下の下」をまとめて《下まとめ》(20%),「中の下」は《中まとめ》(43%)と3 段階にすると分布のバランスがよくなることから,この分類で分析に使用する。

4)調査が行われたのは,新型インフルエンザが国内で発生する前で,通常のインフルエンザもピーク期を終えている。調査結果にこれらの影響はない。

5)厳密には,50代以上では《家族・知人》と《自分》の値の間にサンプリング誤差以上の有意な差はないが,全体的な特徴を損なわないよう,このように記述した。

6)調査を始めた直後の今年 2月 26 日,福岡市の大学病院で回復の見込みがない 60 代の患者について家族の同意の上で延命治療が中止されていたことが明るみになった。延命治療がにわかに世間で注目された中での調査結果である。

32

50

7478

55

36

85

57

38

85

63

41

91

44

72

43

91

81

44

89

81

0

20

40

60

80

100

[ -10, 10 ][ -5, 5 ]ギャップなし70歳以上60代50代40代30代20代16~19歳

(%)

49

11

21

3227

19

37

12

37

21

48

14

28

25

48

18

(%)

0

10

20

30

40

50

60《友好の促進》《文化の向上》《参加の増大》

《権利の擁護》《秩序の維持》《福祉の向上》《経済の発展》

2008年2003199819931988198319781973《経済の発展》:日本の経済を発展させる《福祉の向上》:国民の福祉を向上させる《秩序の維持》:国内の治安や秩序を維持する《権利の擁護》:国民の権利を守る《参加の増大》:国民が政治に参加する機会をふやす《文化の向上》:学問や文化の向上をはかる《友好の促進》:外国との友好を深める

30

17

35

46

26

11

47

31

11

9

50

30

10

6

41

36

10

6 6

42

36

10

37

32

13

110

20

40

60

80

100

《特に集めず》《流行》《家族・知人》《自分》

70歳以上60代50代40代30代20代16~19歳

(%)

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16  AUGUST 2009

「健康に関する世論調査」 単純集計結果

-生活で大切なこと(2MA)-第 1 問 毎日の生活の中で,あなたが大切だと考えているの

はどういうことですか。次の中から,あてはまるものを 2つ選んで,○をつけてください。

1. 仕事や勉強 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25.0 % 2. 収入や財産 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.9 3. 子どものしつけや教育 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.1 4. 家族のまとまり ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 45.3 5. 友人とのつきあい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.2 6. 趣味やスポーツ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.0 7. 健康 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 70.8 8. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.6 9. 特にない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.3 10. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.3

-生活態度-第 2 問 あなたは,日ごろ仕事や勉強,家事などにどういう

態度をとっていますか。あなたの場合に近いものに○をつけてください。

1. かなり無理をするほう ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25.3 % 2. あまり無理をしないほう ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 49.1 3. どちらともいえない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25.2 4. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.4

-人生観-第 3 問 人生をどう生きるかについてはいろいろな考え方が

ありますが,あなたのお考えに近いものに○をつけてください。

1. 人生は細く長く ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 34.1 % 2. 人生は太く短く ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16.0 3. どちらともいえない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 49.4 4. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.5

-健康認識(身体面)-第 4 問 あなたは,今,肉体的に健康だと思いますか。 1. 非常に健康だ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.6 % 2. まあ健康だ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 66.4 3. あまり健康ではない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 21.3 4. まったく健康ではない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.4 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.3

-健康認識(精神面)-第 5 問 あなたは,今,精神的に健康だと思いますか。 1. 非常に健康だ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.2 % 2. まあ健康だ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 62.7

3. あまり健康ではない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 22.4 4. まったく健康ではない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.3 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.3

-体力自信度-第 6 問 あなたは,ご自分の体力に自信がありますか。 1. 非常に自信がある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.9 % 2. まあ自信がある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 47.1 3. あまり自信はない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 41.4 4. まったく自信はない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.3 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.3

-健康注意度-第 7 問 あなたは,ご自分の健康に気をつけていますか。 1. いつも気をつけている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 35.6 % 2. ときどき気をつけている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 44.0 3. あまり気をつけていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 17.5 4. まったく気をつけていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.6 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.3

-健康情報(収集のきっかけ)-第 8 問 あなたが,健康に関する情報を集めるのはどんなと

きですか。もっともあてはまるものに○をつけてください。 1. 自分が病気やけがをしたとき ‥‥‥‥‥‥‥‥ 35.5 % 2. 家族や知人が病気やけがをしたとき ‥‥‥‥‥ 39.9 3. 世の中で,インフルエンザや“はしか”などが 流行したとき ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.3 4. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.1 5. 特に健康に関する情報は集めない ‥‥‥‥‥‥ 11.5 6. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.8

-健康情報(接触頻度)-第 9 問 あなたは,健康に関する情報に,どの程度,接して

いますか。A~Lのそれぞれについて,あてはまるものに○をつけてください。

【調査の概要】1. 調査時期 2009 年 2 月 25 日(水)~ 4 月 7 日(火)2. 調査方法 郵送法3. 調査対象 全国 16 歳以上の国民4. 調査相手 住民基本台帳から層化無作為2段抽出 3,600 人(12 人× 300 地点)5. 調査有効数(率) 2,662 人(73.9%)* 2 月 25 日に調査票を投函し,4 月 7 日までに到着した

ものを有効とした。

(%)

1

いつも接している

2

ときどき接している

3

あまり接していない

4

まったく接していない

5

無回答

A.テレビ・ラジオ 33.4 47.3 12.1 3.6 3.6B.新聞 24.0 36.0 20.4 14.4 5.2C.総合雑誌 1.9 19.6 38.2 33.0 7.4D.健康専門誌 1.8 11.6 26.7 52.6 7.3E.インターネット 8.0 24.6 16.4 44.3 6.6F.家庭向け医学書 1.8 20.0 25.2 46.1 6.9G.かかりつけの医者 15.3 34.1 25.1 20.8 4.7H.シンポジウム・講演会 0.6 4.7 12.2 75.8 6.8I.大学や病院,診療所 6.8 20.2 22.0 44.3 6.6J.保健所や自治体 0.9 9.4 23.6 59.4 6.8K.友人・口コミ 6.3 44.9 25.8 16.6 6.4L.広告・チラシ 4.2 27.5 30.7 31.3 6.3

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17AUGUST 2009

-健康情報(信用度)-第 10 問 それでは,あなたは,健康に関する情報をどの程度,

信用していますか。A~Lのそれぞれについて,あてはまるものに○をつけてください。

-健康情報(自身の影響度)-第 11 問 あなたは,健康に関する情報に,ご自分がどの程度

影響を受けていると思いますか。 1. 非常に影響を受けている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.8 % 2. まあ影響を受けている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 53.6 3. あまり影響を受けていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 36.0 4. まったく影響を受けていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.5 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.0

-健康情報(世の中の影響度)-第 12 問 次に,一般的にいって,世の中の人々が,健康に関

する情報にどの程度影響を受けていると思いますか。 1. 非常に影響を受けている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 26.1 % 2. まあ影響を受けている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 62.5 3. あまり影響を受けていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.6 4. まったく影響を受けていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.6 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.1

-健康診断を受けているか-第 13 問 あなたは,定期的に健康診断を受けていますか。 1. 受けている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 68.9 % 2. 受けていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 30.3 3. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.8

-疲れの程度-第 14 問 あな たは,毎日の仕事や勉強,家事などで,どのく

らい疲れを感じますか。 1. 疲れがたまる一方 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.8 % 2. なかなか疲れがとれない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 42.4 3. 疲れは感じるが,すぐ回復する ‥‥‥‥‥‥‥ 46.7 4. 疲れを感じない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.1 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.9

-不摂生の頻度-第 15 問 あなたは,日ごろの生活で,次のようなことをした

り,感じたりすることがありますか。A~Eのそれぞれについて,あてはまるものに○をつけてください。

-リフレッシュの手段(MA)-第 16 問 ふだんの日,仕事や勉強,家事などで疲れを感じた

とき,気分転換をするために,どんなことをしていますか。次の中から,あてはまるものに,いくつでも○をつけてください。

1. テレビを見る ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 63.6 % 2. DVD・ビデオを見る ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 30.5 3. 本や新聞・雑誌を読む ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 39.3 4. 音楽を聞く ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 39.3 5. インターネットを使う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.8 6. ゲームをする ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14.9 7. ごろ寝をする ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 52.3 8. 趣味やおけいこごとをする ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25.5 9. ショッピングをする ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 33.4 10. 料理をする ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.0 11. おいしいものを食べる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 43.0 12. 酒を飲む ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 28.0 13. 友人や仲間とおしゃべりをする ‥‥‥‥‥‥‥ 39.3 14. メールのやりとりをする ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12.6 15. ボランティアや地域活動をする ‥‥‥‥‥‥‥‥2.3 16. 映画を見に行く ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.9 17. 散歩をする ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 24.0 18. スポーツをする ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 17.6 19. 家族とだんらんする ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 27.6 20. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.5 21. 特にない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.2 22. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.4

-余暇の充実度-第 17 問 あなたの余暇の過ごし方は充実していますか。 1. 非常に充実している ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.1 % 2. まあ充実している ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 55.3 3. あまり充実していない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 31.4 4. まったく充実していない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.6 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.6

-心のゆとりを持てているか-第 18 問 毎日の生活の中で,あなたは,心にゆとりを持つこ

とができていますか。 1. 十分持つことができている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.2 % 2. まあ持つことができている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 55.0 3. あまり持つことができていない ‥‥‥‥‥‥‥ 34.0 4. まったく持つことができていない ‥‥‥‥‥‥‥4.1 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.7

(%)

1

非常に信用している

2

まあ信用している

3

あまり信用していない

4

まったく信用していない

5

無回答

A.テレビ・ラジオ 10.7 68.1 15.9 1.7 3.6B.新聞 10.7 66.4 13.9 3.1 5.8C.総合雑誌 2.5 39.6 39.4 10.6 8.0D.健康専門誌 7.7 50.9 23.8 9.6 8.0E.インターネット 3.9 39.7 29.3 17.3 9.8F.家庭向け医学書 15.5 56.2 13.8 6.2 8.2G.かかりつけの医者 35.1 52.9 4.5 2.5 5.0H.シンポジウム・講演会 4.6 42.2 28.9 14.8 9.5I.大学や病院,診療所 21.3 54.6 10.7 5.8 7.5J.保健所や自治体 9.7 55.7 18.2 8.3 8.2K.友人・口コミ 2.7 41.3 39.6 9.7 6.7L.広告・チラシ 0.9 19.0 46.2 27.1 6.8

(%)

1

いつもある

2 ときどきある

3

あまりない

4

まったくない

5

無回答

A.暴飲暴食 5.1 35.9 35.4 17.9 5.7B.睡眠不足 18.5 45.5 23.6 7.9 4.5C.タバコの吸いすぎ 6.5 11.2 5.2 70.4 6.7D.運動不足 37.5 35.8 16.8 6.1 3.9E.ストレス 25.0 44.2 20.4 5.4 4.9

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-イライラやストレスを感じるか-第 19 問 あなたは,イライラやストレスを感じることがありますか。 1. いつも感じる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.7 % 2. ときどき感じる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 60.6 3. あまり感じない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16.1 4. まったく感じない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.0 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.7

-悩みや不安-第 20 問 あなたは,毎日の生活でどんなことに,不安や悩み

をもっとも感じますか。 1. 今後の生活設計 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 39.7 % 2. 自分の健康 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 18.3 3. 家族の健康 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 17.9 4. 職場や地域の人間関係 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.5 5. 友人関係 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.7 6. 家族との関係 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.8 7. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.8 8. 特にない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.6 9. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.7

-相談相手-第 21 問 あなたは,悩み事やストレスを感じたとき,まず,

誰に相談しますか。 1. 家族・親族 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 53.5 % 2. 友人・知人 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 26.4 3. 医療機関 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.8 4. 会社や学校のカウンセラー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.0 5. 地域の相談窓口 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.3 6. 放送や新聞の相談コーナー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.2 7. インターネットの掲示板 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.5 8. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.5 9. 特にいない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15.3 10. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.6

-最近の体調(MA)-第 22 問 最近,あなたのからだの調子で気になることはあり

ますか。あてはまるものに,いくつでも○をつけてください。 1. からだがだるい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 28.3 % 2. 足が疲れる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 21.5 3. 肩や腰がこる,痛む ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 51.0 4. 息切れがする ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.9 5. 頭が痛い,重い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15.0 6. 目が疲れる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 40.7 7. 胃腸の調子が悪い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 17.3 8. よく眠れない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15.4 9. 食欲がない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.2 10. のどがかわきやすい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.7 11. 汗をかきやすい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.4 12. からだがむくむ,しびれる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.7 13. 手足が冷える ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.1 14. アレルギー症状が出る ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15.7 15. 歯が痛い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.2 16. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.0 17. 特にない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.1 18. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.8

-メタボ意識(現状の体型認識)-第 23 問 あなたは,現在のご自分の体型をどのように思って

いますか。 1. 太っている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 39.7 % 2. やせている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12.3 3. ちょうどよい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 46.6 4. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.4

-メタボ意識(今後の体重管理)-第 24 問 あなたは,今後,ご自分の体重をどのようにしてい

きたいですか。 1. 増やしたい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.5 % 2. 減らしたい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 47.9 3. 今の体重を保ちたい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 39.0 4. 特に考えていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.3 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.3

-健康で気をつけていること(MA)-第 25 問 あなたが,健康のために気をつけているのは,どん

なことですか。あてはまるものに,いくつでも○をつけてください。

1. 食生活に気をつける ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 65.2 % 2. ストレスをためない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 36.6 3. 適度な運動をする ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 49.2 4. 家族や友人と話す ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 28.5 5. ボランティア活動をする ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.1 6. 健康診断を受ける ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 35.3 7. うがい,手洗いをする ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 41.2 8. 睡眠や休息を十分にとる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 48.6 9. 早寝早起きをする ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16.1 10. タバコを吸わない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25.3 11. アルコールを控える ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 19.6 12. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.4 13. 特にない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.6 14. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.4

-食生活で気をつけていること(MA)-第 26 問 それでは,あなたが,食生活で気をつけていること

は何でしょうか。次の中から,あてはまるものに,いくつでも○をつけてください。

1. 1 日 3 食をきちんととる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 59.2 % 2. 夜遅い時間に食事をしない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 42.8 3. 栄養のバランスがかたよらないようにする ‥‥ 43.7 4. 野菜や果物を多くとる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 52.7 5. 塩分を控えめにする ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 37.0 6. 間食をしない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 23.1 7. サプリメントや補助食品をとる ‥‥‥‥‥‥‥ 13.2 8. 安全な食材を選ぶ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 32.0 9. ファストフードやインスタント食品を 食べないようにする ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 21.2 10. 腹八分目を心がける ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 34.7 11. 外食しない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.3 12. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.9 13. 特にない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.9 14. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.5

-食べ物の不安-第 27 問 あなたは,ふだん口にしている食べ物の安全性につ

いて,どのように感じていますか。 1. 非常に不安を感じる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.3 % 2. まあ不安を感じる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 36.2 3. あまり不安を感じない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 48.5 4. まったく不安を感じない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.2 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.8

-食品購入で気をつけていること(MA)-第 28 問 食品を購入するとき,あなたはどんなことに気をつ

けていますか。次の中から,あてはまるものに,いくつでも○をつけてください。

1. 賞味期限や消費期限 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 78.7 % 2. 原産国や生産地 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 75.9 3. 原材料 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 28.7

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19AUGUST 2009

4. 農薬や添加物 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 42.9 5. 保存方法 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16.7 6. 遺伝子組み換え表示 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 24.7 7. アレルギー表示 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.0 8. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.1 9. 特にない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.1 10. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.5

-睡眠時間-第 29 問 あなたの一日の睡眠時間は平均してどのくらいです

か。 1. 5 時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.4 % 2. 5 時間以上 6 時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25.5 3. 6 時間以上 7 時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 35.5 4. 7 時間以上 8 時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 19.0 5. 8 時間以上 9 時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.6 6. 9 時間以上 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.8 7. 決まっていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.9 8. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.2

-睡眠の満足度-第 30 問 あなたは,ふだんの睡眠時間は足りていますか。 1. 十分足りている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 19.5 % 2. まあ足りている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 49.2 3. あまり足りてない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 26.1 4. まったく足りてない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.9 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.4

-するスポーツ(MA)-第 31 問 あなたは,健康のために,何かスポーツをしていま

すか。次の中から,あてはまるものに,いくつでも○をつけてください。

1. 野球・ソフトボール ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.0 % 2. バレーボール ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.1 3. テニス ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.7 4. 卓球 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.6 5. ボウリング ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.6 6. ゴルフ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.8 7. 水泳 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.7 8. スキー・スノーボード ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.3 9. スケート ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.2 10. 登山 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.4 11. 柔道 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.1 12. 剣道 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.2 13. マラソン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.4 14. 自転車 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.7 15. トライアスロン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.1 16. サッカー・フットサル ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.5 17. バスケットボール ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.1 18. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15.4 19. 特にしていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 56.5 20. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.0

-風邪をひいたら-第 32 問 「風邪をひいたかな」と思ったとき,あなたはふだん,

どうしていますか。 1. すぐ医者に行く ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.3 % 2. すぐ薬を飲む ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 33.5 3. 卵酒など,自分に合ったものを飲む ‥‥‥‥‥‥3.9 4. 無理をしないで,様子をみる ‥‥‥‥‥‥‥‥ 40.3 5. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.9 6. 特に何もしない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.5 7. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.6

-医者への態度-第 33 問 医者のことについておたずねします。A~Dのそれ

ぞれについて,あてはまるものに○をつけてください。

-薬への態度-第 34 問 今度は薬のことについておたずねします。A~Gの

それぞれについて,あてはまるものに○をつけてください。

-常用薬(MA)-第 35 問 あなたには,ふだんよく使っている薬などがありま

すか。次の中から,あてはまるものに,いくつでも○をつけてください。

1. 滋養強壮剤 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.4 % 2. 胃腸薬 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 24.0 3. 鎮痛・解熱剤 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 21.9 4. 精神安定剤・睡眠薬 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.0 5. シップ薬 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.1 6. 目薬 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 37.5 7. うがい薬 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.8 8. ビタミン剤やサプリメント ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 22.9 9. この中にはない,特にない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 23.0 10. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.4

(%)

1 はい

2

いいえ

3

どちらともいえない

4

無回答

A.かかりつけの医者を決めている 61.2 22.1 14.7 2.1

B.医者のいいつけは忠実に守る 58.5 5.3 31.6 4.7

C.医者を変えることに抵抗はない 43.5 22.0 29.3 5.2

D. どんな場合でも,医者から病名を聞きたい 67.4 5.8 21.8 5.0

(%)

1

はい

2

いいえ

3

どちらともいえない

4

無回答

A.いろいろな薬を用意している 26.3 51.3 16.3 6.1

B. 調子がおかしいと,すぐ薬を飲む 28.3 45.3 21.2 5.1

C. ききめがないと,いろいろ薬を変えてみる 14.7 56.0 23.3 6.0

D. 効能・注意書をしっかり読む 54.1 19.7 20.7 5.6

E.「お薬手帳」を使っている 31.3 57.3 6.0 5.4

F. 薬を買うとき,値段を気にしない 26.1 39.7 28.5 5.7

G. 医者が処方した薬しか使わない 20.5 57.2 18.9 3.4

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-健康コスト(FA)-第 36 問 あなたは,ご自分の健康のために,毎月いくらぐ

らい出費していますか。具体的な金額を記入してください。ただし,食費と医療費は除きます。(まったく出費していない方は「0」と記入してください。)

1. 0 円 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 42.8 % 2. 5,000 円未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 32.1 3. 5,000 円以上 10,000 円未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.8 4. 10,000 円以上 20,000 円未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥7.4 5. 20,000 円以上 30,000 円未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥1.8 6. 30,000 円以上 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.1 7. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.8

-健康コストの負担感-第 37 問 それでは,あなたは,問 36 で答えた金額をどう思

いますか。 1. 非常に負担である ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.7 % 2. まあ負担である ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16.6 3. あまり負担ではない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 29.6 4. まったく負担ではない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 41.1 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.9

-福祉充実か負担軽減か-第 38 問 福祉政策と国民の負担について,あなたのお考えに

近いのはどれでしょうか。 1. 福祉を充実させるために,われわれの負担が 重くなってもやむをえない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 29.9 % 2. 福祉が多少低下することになっても, われわれの負担は軽くしてほしい ‥‥‥‥‥‥ 16.6 3. どちらともいえない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 51.7 4. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.8

-仕事上の問題(MA)-第 39 問 あなたは,ふだんの仕事で,次のようなことを感じ

ますか。あてはまるものに,いくつでも○をつけてください。ここでいう仕事とは,継続的な職業だけでなく,パートやアルバイトも含みます。ただし,家事は含みません。「まったく働いていない」という方は「15」に○をつけてください。

1. 労働時間が長い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16.0 % 2. 重労働である ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.2 3. 深夜・早朝など時間が不規則である ‥‥‥‥‥ 10.4 4. 職場環境がよくない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.4 5. なかなか休暇がとれない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 18.1 6. 競争が激しい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.8 7. 人間関係が難しい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16.5 8. 責任が重すぎる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.3 9. やりがいを感じられない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.5 10. 賃金が低い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25.3 11. 福利厚生が不十分である ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.8 12. 雇用形態が不安定である ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.0 13. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.9 14. 特にない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12.6 15. 仕事はしていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 32.6 16. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.4

-おそれている病気-第 40 問 あなたがもっともおそれている病気を,1 つ選んで

ください。 1. がん ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 44.8 % 2. 心臓病(心筋こうそく・狭心症など) ‥‥‥‥‥6.9 3. 脳卒中(脳こうそく・脳出血など) ‥‥‥‥‥ 17.9 4. 肺炎 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.6 5. 腎臓病 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.6 6. 肝臓病 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.2

7. 糖尿病 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.2 8. 性感染症 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.7 9. 認知症 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.9 10. うつ病 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.2 11. その他 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.6 12. 特にない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.8 13. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.6

-理想の寿命(FA)-第 41 問 あなたは,何歳ぐらいまで生きたいと思いますか。

具体的な数字を記入してください。 1. 60 歳未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.6 % 2. 60 歳~ 69 歳 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.4 3. 70 歳~ 79 歳 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 22.8 4. 80 歳~ 89 歳 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 50.0 5. 90 歳~ 99 歳 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.9 6. 100 歳以上 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.8 7. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.5

-現実の寿命(FA)-第 42 問 では,あなたは,ご自分が何歳ぐらいまで生きられ

ると思いますか。具体的な数字を記入してください。 1. 60 歳未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.3 % 2. 60 歳~ 69 歳 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.9 3. 70 歳~ 79 歳 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 32.1 4. 80 歳~ 89 歳 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 42.6 5. 90 歳~ 99 歳 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.3 6. 100 歳以上 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.3 7. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.5

-人生の最期は-第 43 問 重い病にかかった場合,人生の最期をどのように迎

えるかについて,あなたのお考えに近いものに○をつけてください。

1. 延命治療を受ける ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.8 % 2. 延命治療を受けない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 64.6 3. どちらともいえない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 29.6 4. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.0

-生活満足度-F1 あなたは,今の生活にどの程度満足していますか。次の

中から 1 つだけ選んでください。 1. 満足している ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 19.3 % 2. どちらかというと,満足している ‥‥‥‥‥‥ 55.0 3. どちらかというと,不満だ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.9 4. 不満だ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.1 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.7

-生活程度-F2 あなたの生活程度は,世間一般の人と比べて,次のよう

に分けるとどれに入ると思いますか。 1. 上 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.7 % 2. 中の上 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 33.8 3. 中の下 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 43.2 4. 下の上 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15.6 5. 下の下 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.8 6. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.8

-仕事時間-F6 あなたは,平均すると,家事以外で,週に何時間,働い

ていますか。パートやアルバイトも含みます。「まったく働いていない」という方は,「8」に○をつけてください。

1. 15 時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.4 % 2. 15 時間以上 25 時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.0

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21AUGUST 2009

3. 25 時間以上 35 時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.3 4. 35 時間以上 45 時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16.1 5. 45 時間以上 55 時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14.9 6. 55 時間以上 65 時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.4 7. 65 時間以上 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.1 8. 働いていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 34.3 9. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.4

-家事時間-F7 あなたは平均すると,一日に,何時間家事をしていますか。

「まったく家事はしていない」という方は,「8」に○をつけてください。

1. 1 時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25.1 % 2. 1 時間以上 2 時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14.2 3. 2 時間以上 3 時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.7 4. 3 時間以上 4 時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.7 5. 4 時間以上 5 時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.5 6. 5 時間以上 6 時間未満 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.7 7. 6 時間以上 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.0 8. 家事はしていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 23.3 9. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.9

-ふだん見ている番組はNHKか民放か-F10 ところで,あなたは,ふだんNHKの番組と民放の番組

の,どちらをよくごらんになっていますか。次の中から 1つだけ○をつけてください。

1. NHK のほうをずっと多く見る ‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.2 % 2. どちらかといえば,NHK のほうを多く見る ‥‥‥9.5 3. NHK,民放,同じくらい見る ‥‥‥‥‥‥‥‥ 21.5 4. どちらかといえば,民放のほうを多く見る ‥‥ 27.3 5. 民放のほうをずっと多く見る ‥‥‥‥‥‥‥‥ 28.5 6. ほとんど,まったくテレビは見ない ‥‥‥‥‥‥5.4 7. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.6

サンプル構成

都市規模 地域東京 23 区と100 万以上の市

30 万以上の市

10 万以上の市

5万以上の市町村

5万未満の市町村

北海道東北

関東甲信越

東海北陸 近畿 中国・四国

九州沖縄

597 552 644 411 458 318 993 400 433 51822.4 20.7 24.2 15.4 17.2 11.9 37.3 15.0 16.3 19.5

未既婚 子ども

結婚している 結婚したが離死別 未婚 無回答 子あり

*1 子あり*2  子どもはいない 無回答

1,767 308 560 27 605 1,206 776 7566.4 11.6 21.0 1.0 22.7 45.3 29.2 2.8

職 業農林漁業

自営業者

経営管理

販売サービス

技能作業

事務技術

専門自由・他 主婦 学生 無職 無回答

50 191 114 291 354 486 117 482 143 380 541.9 7.2 4.3 10.9 13.3 18.3 4.4 18.1 5.4 14.3 2.0

男性の年代 女性の年代16 ~ 19歳 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 歳

以上16 ~ 19歳 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 歳

以上59 120 182 217 217 245 187 56 160 252 251 270 236 2102.2 4.5 6.8 8.2 8.2 9.2 7.0 2.1 6.0 9.5 9.4 10.1 8.9 7.9

全 体性 年 代

男性 女性 16 ~ 19 歳 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 歳以上2,662 人 1,227 1,435 115 280 434 468 487 481 397100.0% 46.1 53.9 4.3 10.5 16.3 17.6 18.3 18.1 14.9

性,年代,職業,未既婚,子どもの人数(F3~5,8,9)上段=実数(人),下段=全体に占める割合(%)

*1 いちばん年下の子どもが中学生以下*2 いちばん年下の子どもが中学生より大きい