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1 139 号 日本聖書神学校学報 2012 年 4 月 16 日 〒 161-0033 東京都新宿区下落合 3-14-16・☎ 03-3951-1101 ~ 2・Email: [email protected] 2112 年 4 月 16 日 第 139 号 発行人 小 林 誠 治 印刷所 山猫印刷所 今号の内容 校長 小林誠治 聖書の草花 【巻頭言】 校長就任にあたって ハリタマナ Zilla spinosa 1955 年に神学校を卒業してから、目白、旭川 豊岡、尾山台北、花輪、盛岡松園、田園江田と六 教会の担任教師、引き続き、茅ヶ崎恵泉、片瀬、 大塚平安と三教会の代務者として 55 年間、牧会・ 伝道に従事してきました。その後隠退教師となら ず、近隣教会で礼拝を守り、招かれた教会の説教 奉仕をしつつ生涯一伝道者として過ごしていまし た。 昨年 10 月、突然神学校の校長選考委員会から 校長就任要請がありました。私には全く想定外の ことで即座に断りました。初代校長の金井為一郎 先生、岡田五作先生をはじめ歴代の校長に就任さ れ、伝道者養成を担われた諸先生の信仰より溢れ 出る霊性、神学諸科の業績指導性等を思い起こさ れるからです。自らの信仰を顧みるまでもなく、 神学校教育に未経験であり、神学諸科に専門研究 も業績もなく、高齢者であり、校長職を引き受け る理由を見出せないからです。しかし、再三再四 要請され「あなたの思いを越えて神からの召しで す」と告げられた言葉に、神は生涯一伝道者であっ た者を伝道者養成のために召されていることを信 じ、自らの無力さを顧みず「強いられた恩寵」と して受諾しました。 さて、校長就任にあたっての抱負を求められた のですが、これからの伝道者養成について考えて いることを二、三述べさせていただきたいと思い ます。 まず、日本聖書神学校の創立の精神と設立の目 的を確認する 「また、群衆が飼い主のいない羊のように弱り 果て、打ちひしがれているのを見て、深く憐れま れた。そこで、弟子たちに言われた。『収穫は多 いが、働き手が少ない。だから、収穫のために働 き手を送ってくださるように収穫の主に願いなさ い』」(マタイによる福音書9章36~37節)。 このイエスの言葉は、十二弟子たちに福音宣教 の目的と使命について教えられたものですが、本 校が創立以来の建学の精神として掲げ、入学志願 書の前文や掲示板に書き記されていた言葉です。 敗戦後、灰燼と廃墟の中で、飢え渇き、虚脱と自 暴自棄に陥り、生き甲斐を失っている人々を見つ めた創立者たちは、イエスの言葉に触発され、す べての人が救われるためにはイエスの福音以外に はないと決断し、伝道者養成のために神学校が創 立されたのです。本校が創立の精神に基づき、基 本理念を踏まえて、時代の状況を洞察し、教会の 福音宣教に仕えるための場であることを確認して 参与したいと願っています。 献身者が起こされるために 昨年秋、教団教師委員会が、教団立及び認可神 学校を問安された時、各神学校に共通した課題と して、学生数の減少が報告されていました。本校 は創立以来、適切な献身者が与えられ伝道者を送 り出してきました。しかし、この数年入学者が減 少し、今年度の正科入学生は 3 名でした。献身者 の志願が少ないことに、理事会、教授会も神学校 の将来に危機感を覚えています。伝道者として召 されることは、聖霊の働きによる神のみ業であり、 それゆえ、まず「収穫のための働き手を送ってく ださるように、収穫の主に願いなさい」と私たち に祈ることを求められています。卒業生及び後援 会の諸教会で祈ってください。また献身者が起こ されるように、神学校主催の具体的集会「神学基 礎講座」「教会教育リーダー養成講座」「献身者プ ロジェクト(仮称)」への参加を呼びかけ勧めて 下さるように願っています。 神学校教育の充実を図るために 神学校の教育内容については、これまで教授会 で十分検討を加えて作成し、担当講師も慎重に人 選してきました。しかし、神学校に対する期待ゆ えに、厳しい意見や指摘もありますので今後の課 題として残されています。 現在の教授、講師の殆どの方々が教会を担任し ながら神学校で教えています。神学校教育を将来 的に展望した時、卒業生の参加を欠くことは出来 ません。各教会の御業に従事しながら、神学諸科 の中から課題を選び学ぶことは、教会形成と伝道 に力が与えられると同時に、神学校との関わりの 中で積み重ねられ、講師陣に加わるようになれば 「宣教の現場を重視した教育」として本校の基本 概念と合致し、充実した神学校教育が継続されて いくでしょう。 巻頭言 1 第 64 回卒業生 2 新入生紹介 2 教職員の異動 2 献身者プロジェクト 3 同窓生用サイト案内 3 教会教育リーダー養成講 3 学事報告 4 神学基礎講座案内 4 創立記念日集会案内 4 キリスト教史特講案内 4 草の高さ 31 ~ 41cm の多 年草。薄いスミレ色の直径 1 ~115cm の花が咲く。果実 全体は丸く、ひよこ豆の種 の形に似ている。果実の大 きさも 1 ~ 115cm ぐらいで ある。砂漠化の進んだとこ ろに自生。パレスチナ地方 ではユダ砂漠やネゲブ、ア ラバの谷などに自生してい る。創世記 4:23 の「ツィラ」 という人の名前は、この植 物からとられている。

校長就任にあたって - 日本聖書神学校3 2012年4月16日 139号 日本聖書神学校学報 献身志願者の集い 7月15日(日)~16日(月・祝) 日本聖書神学校では、「主のために

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139 号 日本聖書神学校学報2012 年 4月 16日

〒 161-0033東京都新宿区下落合 3-14-16・☎ 03-3951-1101 ~ 2・Email:[email protected]

2112 年 4 月 16 日

第 139 号

発行人 小林誠治

印刷所 山猫印刷所

今号の内容

校長 小林誠治

聖 書 の 草 花

【巻頭言】

校長就任にあたって

ハリタマナZilla spinosa

1955 年に神学校を卒業してから、目白、旭川豊岡、尾山台北、花輪、盛岡松園、田園江田と六教会の担任教師、引き続き、茅ヶ崎恵泉、片瀬、大塚平安と三教会の代務者として 55年間、牧会・伝道に従事してきました。その後隠退教師とならず、近隣教会で礼拝を守り、招かれた教会の説教奉仕をしつつ生涯一伝道者として過ごしていました。昨年 10月、突然神学校の校長選考委員会から

校長就任要請がありました。私には全く想定外のことで即座に断りました。初代校長の金井為一郎先生、岡田五作先生をはじめ歴代の校長に就任され、伝道者養成を担われた諸先生の信仰より溢れ出る霊性、神学諸科の業績指導性等を思い起こされるからです。自らの信仰を顧みるまでもなく、神学校教育に未経験であり、神学諸科に専門研究も業績もなく、高齢者であり、校長職を引き受ける理由を見出せないからです。しかし、再三再四要請され「あなたの思いを越えて神からの召しです」と告げられた言葉に、神は生涯一伝道者であった者を伝道者養成のために召されていることを信じ、自らの無力さを顧みず「強いられた恩寵」として受諾しました。さて、校長就任にあたっての抱負を求められた

のですが、これからの伝道者養成について考えていることを二、三述べさせていただきたいと思います。

まず、日本聖書神学校の創立の精神と設立の目的を確認する「また、群衆が飼い主のいない羊のように弱り果て、打ちひしがれているのを見て、深く憐れまれた。そこで、弟子たちに言われた。『収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫のために働き手を送ってくださるように収穫の主に願いなさい』」(マタイによる福音書 9章 36~ 37節)。このイエスの言葉は、十二弟子たちに福音宣教

の目的と使命について教えられたものですが、本校が創立以来の建学の精神として掲げ、入学志願書の前文や掲示板に書き記されていた言葉です。敗戦後、灰燼と廃墟の中で、飢え渇き、虚脱と自暴自棄に陥り、生き甲斐を失っている人々を見つ

めた創立者たちは、イエスの言葉に触発され、すべての人が救われるためにはイエスの福音以外にはないと決断し、伝道者養成のために神学校が創立されたのです。本校が創立の精神に基づき、基本理念を踏まえて、時代の状況を洞察し、教会の福音宣教に仕えるための場であることを確認して参与したいと願っています。

献身者が起こされるために昨年秋、教団教師委員会が、教団立及び認可神

学校を問安された時、各神学校に共通した課題として、学生数の減少が報告されていました。本校は創立以来、適切な献身者が与えられ伝道者を送り出してきました。しかし、この数年入学者が減少し、今年度の正科入学生は 3名でした。献身者の志願が少ないことに、理事会、教授会も神学校の将来に危機感を覚えています。伝道者として召されることは、聖霊の働きによる神のみ業であり、それゆえ、まず「収穫のための働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい」と私たちに祈ることを求められています。卒業生及び後援会の諸教会で祈ってください。また献身者が起こされるように、神学校主催の具体的集会「神学基礎講座」「教会教育リーダー養成講座」「献身者プロジェクト(仮称)」への参加を呼びかけ勧めて下さるように願っています。

神学校教育の充実を図るために神学校の教育内容については、これまで教授会

で十分検討を加えて作成し、担当講師も慎重に人選してきました。しかし、神学校に対する期待ゆえに、厳しい意見や指摘もありますので今後の課題として残されています。現在の教授、講師の殆どの方々が教会を担任し

ながら神学校で教えています。神学校教育を将来的に展望した時、卒業生の参加を欠くことは出来ません。各教会の御業に従事しながら、神学諸科の中から課題を選び学ぶことは、教会形成と伝道に力が与えられると同時に、神学校との関わりの中で積み重ねられ、講師陣に加わるようになれば「宣教の現場を重視した教育」として本校の基本概念と合致し、充実した神学校教育が継続されていくでしょう。

巻頭言 1

第 64回卒業生 2

新入生紹介 2

教職員の異動 2

献身者プロジェクト 3

同窓生用サイト案内 3

教会教育リーダー養成講座 3

学事報告 4

神学基礎講座案内 4

創立記念日集会案内 4

キリスト教史特講案内 4

 草の高さ31~ 41cmの多年草。薄いスミレ色の直径1~ 115cmの花が咲く。果実全体は丸く、ひよこ豆の種の形に似ている。果実の大きさも1~ 115cmぐらいである。砂漠化の進んだところに自生。パレスチナ地方ではユダ砂漠やネゲブ、アラバの谷などに自生している。創世記 4:23の「ツィラ」という人の名前は、この植物からとられている。

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日本聖書神学校学報 139 号 2012 年 4月 16日

2011 年度 第 64 回卒業生

川名 基 かわな もとい①賀川豊彦の神戸新川での初期活動における福音理解

②金町教会③金町教会④金町教会主任

小泉麻子 こいずみ あさこ①『マクリナの生涯』に見るニュッサのグレゴリオスの神学-魂と肉体の復活をめぐって―

②金沢八景教会③金沢八景教会④蒔田教会担任

小林美恵子 こばやし みえこ①旧約聖書における死生観―希望としての生を求めて―

②田園江田教会③田園江田教会④横浜上倉田教会担任

齋藤朗子 さいとう あきこ ①ドイツ敬虔主義が私たちに伝える言葉~ツィンツェンドルフの精神と「ローズンゲン」をめぐって

②シロアム教会③シロアム教会④シロアム教会担任

関 伸子 せき のぶこ①カンバーランド長老教会 女性按手への道

②カンバーランド長老キリスト教会教会国立のぞみ教会

③同高座教会④同東小金井教会伝道師

長尾有起 ながお ゆき①「結婚」と「家族」を越えて~平等な生活共同体を目指して~

②小川教会③早稲田教会④池袋西教会担任

①卒業論文 ②卒業時の所属教会 ③実習教会 ④赴任教会

増尾善文 ますお よしふみ①マルコ福音書の特色―その文書構造をめぐって―

②船橋教会③船橋教会④伝道準備中

2012 年度 新入生一覧

縣 洋一11 荻窪教会大村 豊21 吉祥寺教会佐藤孝浩31 本所緑星教会

飯田平和11 鹿児島加治屋町教会笠原光見21 日本ルーテル教団竹の塚ルーテル教会塚本四ロ六31 蒔田教会佃 雅之41 単立東京若葉キリスト教会都筑芳子51 奥沢教会西川真理61 京葉中部教会松本 誠71 中野桃園教会森山浩二81 無教会春風学寮集会山科俊子91 目白教会和田芳子111 巣鴨ときわ教会

教職員の異動【正科生】

【聴講生】

退 任

《職 員》齋藤朗子(嘱託職員)      2012 年 4月 30日

就 任

《職 員》中野通彦(嘱託職員)2012 年 4月 1日佐藤栄一(嘱託職員)2012 年 4月 1日

《教 員》今橋 朗(校長) 2012 年 3月 31日高橋克樹(校長事務取扱)        2012 年 3月 31日石川栄一(教授・図書館長)         2012 年 3月 31日稲垣千世(講師・ヘブル語Ⅰ)          2012 年 3月 31日

宮澤恵樹 みやざわ けいじゅ①「聖書の子ども観」―キリスト教保育を基礎づけ、支えるものとして―

②大宮教会③大宮教会④横須賀上町教会主任

《教 員》小林誠治(校長)    2012 年 4月 1日石川栄一(特任教授)  2012 年 4月 1日柳下明子教授(図書館長)2012 年 4月 1日ティモシー・マッケンジー(講師・キリスト教史特講Ⅱ)           2012 年 4月 1日稲垣千世(キリスト教研究所特別研究員)           2012 年 4月 1日今野善郎(キリスト教研究所特別研究員)           2012 年 4月 1日

3

139 号 日本聖書神学校学報2012 年 4月 16日

献身志願者の集い 7月 15 日(日)~ 16 日(月・祝)献身志願者の集い 7月 15 日

 日本聖書神学校では、「主のために

何ができるのか」「牧師になる決断が

なかなかつかない」「教会のために自

分の人生をささげたい」などの希望を

抱いている方々のために、牧師の働き

について語りあい、神学校の授業と生

活の様子を実体験してもらう企画「献

身志願者の集い(仮称)」を 7 月 15

日(日)~ 16 日(月・祝)に東京・

目白の日本聖書神学校で開催します。

 献身するためには、どうしても勇気

と決断が必要です。教会で信仰生活を

送っていれば、身近で牧師の働きはあ

る程度知っていると思います。ただ、

実際に神学校入学を考えると、①神学

校の授業は難しいのではないか、②神

学生の実際の生活はどのようなものな

のか、③昼働いて夜に勉強することが

できるのか、④自分のような年齢の者

が果たして牧師になってもよいのか、

⑤地方から東京に出て 4年間の生活は

成り立つのか、⑥神学校で学ぶ期間、

家族を抱えていても生活は大丈夫なの

 昨年 10 月から日本聖書神学校のホームページ(http://www.jbts.ac.jp/)で掲載している「釈義と黙想・説教」のページへの同窓生の皆さまからの投稿を求めています。これは卒業生が互いに研鑽することを目的にしたもので、どのような釈義から黙想を経て説教に至るかをたどるものです。これによって説教作成のプロセスを知ることができ、また他の牧師がどのように釈義から説教をつくり出すかを知ることで、自己研鑽にもなるものです。毎回、釈義と説教が掲載されていますので、どしどし投稿をお願いいたします。 なお、同窓生用のページは(http://www.jbts.ac.jp/mate/) です。同窓生用のページにはユーザー名とパスワードの入力が必要ですが、それについては同窓生名簿の最終頁をご覧ください。

か、⑦社会人として働きながら牧師を

することはできるのか……などの疑問

がわいてきて、漠然と牧師になる希望

は抱いていても、いざ神学校に入学す

る決断がなかなかつかないものです。

 そのような方々のために、「主がお

入り用なのです~主のためにあなたの

できること」と題した集いを開催する

ことになりました。今回は東京からみ

て遠方の方も参加しやすいように、参

加費は 5,000 円(旅費・食費・宿泊費

込み)と定額にしました。たとえば、

北海道から参加される方には往復航空

運賃(神学校で手配)を含めての参加

費となります。土曜日から二泊する場

合は 1万円の参加費です。宿泊は本校

の学生寮となります。

 15 日のプログラムは午後 4時開始

で、本校卒業生で演奏家でもある井上

とも子牧師のチェロ演奏とお話、牧師

2名による伝道の現場での証し、そし

て開会礼拝を行います。夕食ののちに、

神学校生活の様子や神学を学ぶ楽しさ

について神学生が語り、神学生の学び

を支えてくださる後援会の方の励まし

の言葉があり、さらに分団に分かれて、

参加されている牧師たちとの懇談を予

定しています。また、教授との個人相

談も受け付けます。午後 9時には終了

します。

 16 日は午前 7時半から早天礼拝を

行い、朝食をとって、同 9時から校内

見学、牧師たちとの懇談などを経て、

同 10 時には解散となります。2日間

を通して、「黙想」の時間を設け、献

身することについて自分と向き合うと

きを持ちます。

「主がお入り用なのです―主のためにあなたのできること」

申し込み方法 申し込みは所属教会牧師を通して申し込んでください。なお、キリスト者であれば個人で直接申し込まれても結構です(その場合は事前に事情を伺います)。5月中旬までに教会に案内パンフレットを配布します。また、「信徒の友」にも集会案内を掲載しますのでご覧ください。

 教会学校の教師のための実践的な学び

の講座「教会教育リーダー養成講座」が

2012 年 4 月から開講します。これは首

都圏において教会学校教師のための継続

的な学びをする教育機関がないことを受

けて発足させたもので、前期 14 回、後

期 14 回の講義(各 90 分)を行います。

来年は上級コースを用意し、2年間で修

了します。講義は毎週月曜日の午後 6時

50分~ 8時 20分に本校で開講します。

 聖書と子どもを理解する力を養い、子

どもの現状を把握し、幼稚科から高等科

までCS教師に対応したカリキュラムと

なっています。まず、聖書から説教をつ

くりだしていく手法を学びます。また、

礼拝の原理や構造、組み立て方、聖書・

讃美歌の選び方、譬え話や奇跡物語の説

教の仕方についての講義もあります。

 この講座のねらいは、①新・旧約聖書

をどのように語るかに重点を置いたもの

で、聖書からのメッセージの導き出し方

を学びます、②子どもを礼拝共同体の一

員として共に神さまに向き合う大切さを

伝えます、③虐待や不登校、摂食障害な

どの課題に寄り添う力を培います、④幼

稚園教諭になったばかりの方がいかに聖

書の話を語るかの技法を学びます。

この講座の前身は 1960 年から始まった

「指導者養成講座」で 1990 年代半ばに

いったん休止したものを今回リニューア

ルさせて再開したものです。受講料は年

間 28,000 円です。

教団・聖書日課の「釈義と説教」を

同窓生専用サイトへの投稿をCS教師の勉強に役立つ講座が開講

―教会教育リーダー養成講座―

4

日本聖書神学校学報 139 号 2012 年 4月 16日

職員旅行(鳥羽・伊勢志摩)、参加者:8名、•9月5~7日学報(第137号)発行 9月15日•教授会(第5回)および後期始業礼拝 9•月16日後援会役員会 10月4日•教授会(第6回) 10月27日•オープン・キャンパス、講談による説教「超•人サムソンの恋」神田ナザレ師(北川正弥牧師)、公開講義「日本宗教史とキリスト教」郷義孝教授、参加者:103名。10月25日全校修養会、研修テーマ:「大震災と教会、•他3つのテーマに基づく研究発表」、参加者:学生21名、教職員7名、計28名、於・高尾の森わくわくビレッジ、10月28~29日秋季正科生入学試験(合格者:2名)およ•

び教授会(第7回)11月11日理事会・評議員会(第185回)11月•15日本校60周年史編纂委員会 12月1日•JATE(日本神学教育連合会)懇談会に•高橋教授、鈴木教務部長が出席、於・上智大学 12月2~3日教授会(第8回)12月9日•クリスマス礼拝、説教「共に光を見つめよ•う」岩﨑隆牧師(神奈川教区総会議長、本校17期卒業生)、出席者:92名、12月9日年内最終授業 12月20日•フィールドワーク委員会 12月26日•新年始業礼拝 1月6日•学生自治会総会 1月10日•同窓会支部長会 1月20日•教授会(第9回)および卒業論文講評会、•1月30日卒業論文発表会 2月2日•神学基礎講座受講生との懇談会、出席者:•

17名、2月6日後援会役員会 2月9日•同窓会東京支部会、説教:大下正人牧師、•原発問題に関する講演:内藤新吾牧師、於・本校、2月13日同窓会神奈川支部会、説教:小林誠治牧師、•講演:石川栄一教授、2月14日春季入学試験、正科生合格者:1名、聴講•生合格者:10名、2月16~17日教授会(第10回)2月17日•臨時教授会 2月27日•第64回卒業礼拝、説教「弱いときにこそ•強い」今野善郎牧師(須賀川教会、本校37期卒業生)、卒業生:8名、出席者:209名、2月27日本校60周年史編纂委員会 3月1日•理事会・評議員会(第186回) 3月•13日新入生オリエンテーション 3月14日•

2111 年 9 月~ 2112 年 3月学事報告

創立 66 周年記念日集会のご案内

と き:2012 年 5月 20日(日)16:30 ~ 20:30ところ:本校礼拝堂・図書館 3Fホール主 催:日本聖書神学校後援会

 今年度もキリスト教史特講を開講します。この科目は在校生だけでなく、教団正教師試験に備えている補教師の方々にも広く解放されており、受験対策を考慮して行われます。下記の要領で行われますので、お申し込みください。

記科 目 名:キリスト教史特講Ⅰ ( 夏季集中)講   師:久山道彦講師(明治学院大学教授)期   間:2012 年 7月 30日(月)~ 8月 1日(水)時   間:18:15 ~ 21:25(2コマ× 3日間)費   用:2,000 円受 講 資 格:本校在校生および日本基督教団補教師で、

正教師試験に備えている者。

キリスト教史特講 ( 夏季集中講義 ) のお知らせ- キリスト教史特講Ⅰ -

正教師試験受験対策

 今年の創立記念日集会は、例年のように5月の第2日曜ではなく、5月20日の日曜日に行うことになりました。これは、5月第2日曜が母の日に当たり教会で色々な行事があることなどを考慮いたしました。今年の同集会は、第1部は礼拝、後援会報告、奨学金認定式につづき郷義孝教授による公開講義「なぜ1パーセントの壁を越えられないのか――キリスト教土着化への一提言」です。第2部は、食事を共にし、神学生の証しを聞き、まじわりのときをもちます。いつもお祈りをもって神学校を支えていてくださる教会の皆様のご来校を心よりお待ちいたしております。

 2112 年度は前期 7講座、後期 11 講座を開講予定です。また、午後6時過ぎの講座は基本的に神学校の授業に合流するものです。前期講座(開講中)は下記の通りです。

神学基礎講座のご案内

【旧約聖書 XIII】 全 10 回                  •石川栄一特任教授(4/9 開講、月曜日、午後 4~ 5時 30分)【旧約時代史】 全 14 回                  •石川栄一特任教授(4/9 開講、月曜日、午後 8時 30分~ 10時)【キリスト教史Ⅱ】全 14回                  •柳下明子教授(4/9 開講、月曜日、午後 8時 30分~ 10時)【 旧 約 概 論 】  全 14 回                  •守屋彰夫講師(4/17 開講、火曜日、午後 7時 55分~ 9時 25分)【キリスト教と文学】 全 10回                •柴崎聰講師(4/11 開講、水曜日、午後 4時~ 5時 30分)【牧会カウンセリング入門】 全 14 回            •高橋克樹教授(4/11 開講、水曜日、午後 6時 15分~ 7時 45分)【キリスト教教育Ⅰ】 全 14回                •大嶋果織講師(4/11 開講、水曜日、午後 6時 15分~ 7時 45分)

 日本のプロテスタント教会のほとんどは19世紀後半のアメリカの教会の伝道によって生まれましたが、そのころアメリカの教会がどういう状況にあったのか、何が世界伝道へと動かしていたのか、についてあまりよく知らないのが私たちの現実ではないでしょうか。今回、アメリカ教会史と日本キリスト教史の両方に精通しているティモシー・マッケンジー先生を講師にお迎えすることができました。この講義は卒業生、また牧師先生がたにも開かれております。聴講を歓迎いたします。(講義は日本語で行われます。)

記科 目 名:キリスト教史特講Ⅱ ( 夏季集中)講   師:ティモシー・マッケンジー(ルーテル学院大学准教授)期   間:2012 年 9月 10日(月)~ 12日(水)時   間:18:15 ~ 21:25(2コマ× 3日間)費   用:2,000 円受 講 資 格:本校在校生及び本校卒業生(その他教職

の方も受講できます)。

- キリスト教史特講Ⅱ -

キリスト教史特講についてのお問い合わせは教務部まで

〒 161-0033 東京都新宿区下落合 3-14-16☎ 03-3951-1102 Email:[email protected]