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GS1-128 による 標準料金代理収納ガイドライン 正確、迅速な代理収納をめざして2014 年4月

標準料金代理収納ガイドライン- 3 - はじめに コンビニエンスストアの公共料金等の代理収納は、1987 年に当センターがJAN コードによるコ

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GS1-128 による

標準料金代理収納ガイドライン

―正確、迅速な代理収納をめざして―

2014 年 4 月

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目 次

はじめに

1.標準収納票 ·············································· 1

2.バーコードの表示 ········································ 9

3.標準伝送フォーマット、通信手順 ·························· 15

4.代理収納を行う場合:GS1 事業者コードの申請取得が必要です ··· 17

参考 封入タイプ帳票見本 ············································ 19

補足資料 ···················································· 24

Ⅰ.技術編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25

Ⅱ.運用編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34

変更履歴 ···················································· 37

「GS1-128」について

「GS1-128」は企業コード、支払期限、請求金額や物流情報等いろいろな情報を表現で

きる国際標準のバーコードである。

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はじめに

コンビニエンスストアの公共料金等の代理収納は、1987 年に当センターが JAN コードによるコ

ード体系を制定し、同年 10 月(株)セブン-イレブン・ジャパンと東京電力(株)との間で実施し

たのが始まりである。

その後、ガス、電話、保険、受信料、水道、信販、通信販売、授業料などに広がり、現在、請求

書発行企業は約 8,000 社、受入小売業は約 30 社、収納金額は年間約8兆円と推定され、社会的にも

大きな役割を果たしている。

しかしながら、採用/導入する企業が広がるのに伴い、収納票のサイズ、バーコードの表示位置、

伝送ファイルのレイアウトなどの違いに起因するお客様と店舗の間でのトラブルや企業間のトラブ

ル、あるいはシステムコストの増大等の問題が多発するようになってきた。

このため、当センターでは「お客様とのトラブル回避」、「正確、迅速な代理収納と顧客サービス

の向上」をめざし、第1段階の研究として収納票とバーコード表示などに関して、受入小売業 15

社(当時)の総意により、1999 年 12 月に、「JAN コードによる標準料金代理収納ガイドライン」

(当センターにて頒布)を作成し、公表した。

さらに、第2段階の研究として、正確・迅速な収納業務処理やバーコード表示スペースの削減な

どを目的に、JAN3段/4段から国際標準の UCC/EAN-128(現在の GS1-128)による1段(1行)

のシステム導入に関する検討を行った。この結果、業界全体として大きな効果が期待できると判断

され、受入小売業など関係各位のご協力のもと、その導入の手引きとなる「UCC/EAN-128 による

標準料金代理収納ガイドライン」を作成した。

そしてこの度、郵政民営化におけるゆうちょ銀行の発足により、ゆうちょ銀行併用タイプの収納

票に改訂が必要となったことや、消費者保護の観点からの留意事項の追加等、ガイドライン作成後

の社会情勢の変化に応じた改訂を加え、改めて「GS1-128 による 標準料金代理収納ガイドライン」

を作成した。

関係各位におかれましては、趣旨をご理解の上、速やかに本ガイドラインの基準にそって新シス

テムにご対応頂くよう、受入小売業共々強く要望したい。

2009 年 4 月 (財)流通システム開発センター

第 3 版改定にあたり

今回の改定では、2014 年 4 月より印紙の貼付基準額が 5 万円に引き上げられたことに伴い、ゆう

ちょ銀行作成の「振替払込書作成基準」に変更が生じたため、ゆうちょ銀行併用タイプにおける印

紙貼付欄の記載内容について改定を行った。改定にあたっては 2010 年に設立された、日本代理収納

サービス協会にご協力いただいた。

2014 年 4 月 一般財団法人流通システム開発センター

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1.標準収納票

代理収納で利用される収納票には

①窓空き封筒等に封入される「封入タイプ」

②圧着式ハガキを利用した「ハガキタイプ」

③感熱紙を用いた「感熱紙タイプ」

の3種類がある。それぞれのタイプについての標準は以下の通りである。

封入タイプ

封入タイプの帳票の見本は 19 頁参考を参照のこと。 ① 帳票のレイアウト・サイズ

・ 縦サイズは、100mm 以上とし、横サイズは、各帳票で以下の通りとする。

本部控:120mm 以上、店控・お客様控:30mm 以上 ※ ゆうちょ銀行併用タイプは封入タイプの帳票のサイズはゆうちょ銀行の基

準による(8頁図 5 を参照)。 ・ ゆうちょ銀行併用タイプのレイアウトは、ゆうちょ銀行指定の払込取扱票

のレイアウトとする。代理収納専用帳票は、これに準ずるものとする。

・ 払込取扱票は3連式、4連式のいずれかとする。

② 帳票の配置

・ 横型で、右側から「お客様控」、「店控」、「本部控」とする。

・ それぞれの帳票には、「お客様控」、「店控」、「本部控」もしくはこれに類す

る表現で、受入小売業が容易に理解できるものを明記する。

図1 封入タイプの収納票

<封入タイプ>

本部控 店控 お客様控 本部控 店控 お客様控

郵政4連式 郵政3連式

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③ お客様、店舗での混乱を防ぐため、以下の事項を明記する。

・ 受入小売業のチェーン名称あるいはチェーンロゴ(裏面)。

・ 金額が訂正されたものは収納できないことを示す文言(表面又は裏面)。

・ 「バーコードのある収納票のみ受入小売業での収納が可能」あるいは「バー

コード印刷のないものは収納できない」ことを示す文言(表面又は裏面、趣

旨が同じであれば、文言はこの限りではない)。

・ バーコード印刷がされていても、バーコードの読み取りが出来なかったもの

は、受入小売業では収納できないことを示す文言(表面又は裏面)。

・ 収納代行会社を利用している場合は、収納代行会社の社名(本部控及びお客

様控は必須、可能であれば店控にも明記)。

・ 手数料顧客負担の場合は、「請求金額に加え、別途手数料負担がある」旨を

明記する。

④ 収納印欄の大きさ

・ 28mm 四方以上、位置は右下とする(ゆうちょ銀行指定レイアウトより)。

・ 収納印欄を四角枠ではなく、丸印で表現する場合、丸印の直径は 25mm で

可とするが、周囲の余白を含めて「28mm 四方以上」のエリアを確保する。

・ 収納印欄に対しアスタリスク等を印字し、欄内を埋めることは避ける。 ⑤ 印字に関する制限

「本部控」「店控」には、お客様を特定する氏名もしくは ID 番号、金額を明記

し、これ以外の個人情報は記載しないものとする。 ⑥ 収入印紙が不要の場合の記載

地方自治体および国が発行する収納票等で、金額に関わらず収入印紙の貼付が

不要な収納票には、お客様控の収納印捺印欄の付近に、「収入印紙不要」の文

言を明記する。

⑦ ゆうちょ銀行併用タイプにおける印紙貼付欄

ゆうちょ銀行の印紙貼付欄が、収納票裏面に印刷されている場合は、図2の通

り、注意書きを明記すること。

⑧ 収納印の大きさ(小売業の皆様へ)

小売業では 28mm 四方に収まるサイズの収納印とする。

(補足)

丸形印の場合、できる限り直径 25mm 以下にすると捺印しやすく、また欄からは

み出さないで押印できる。

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図2 ゆうちょ銀行併用タイプの印紙貼付欄への注意書き

※ 「コンビニエンスストア」は、「コンビニ」、「CVS」の表記も可。

※ 表面、裏面の両方の対応を必要とする。

但し、何らかの理由により両方の対応が難しい場合、少なくともどちらか一方は必ず対

応が必要とする。

コンビニエンスストア収納用

収入印紙貼付欄

収入印紙

(コンビニエンススト

ア収納用)

収入印紙

課税相当額以上

貼 付

ゆうちょ銀行又は郵便局用

【表面】

【裏面】

①収入印紙欄がある場合

→収入印紙欄に

「コンビニエンスストア収納用」

と記載

②収入印紙欄が無い場合

→領収印欄のどこかに

「コンビニエンスストア収納用

収入印紙貼付欄」と記載

収入印紙欄のそばに

「ゆうちょ銀行又は郵便局用」

と記載

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①帳票のレイアウト・サイズ

図3ハガキタイプの収納票を基本とする。縦サイズは「101 ㎜以上 154 ㎜以下」

とし、横サイズは、各帳票で以下の通りとする。 ・ 本部控 68mm 以上 154mm 以下 ・ 店舗控 30mm 以上 094mm 以下 ・ お客様控 30mm 以上 107mm 以下

②帳票の配置

・ 横型で、右側から「お客様控」、「店控」、「本部控」とする。

・ それぞれの帳票には、「お客様控」、「店控」、「本部控」もしくはこれに類す

る表現で、受入小売業が容易に理解できるものを明記する。

③お客様、店舗での混乱を防ぐため、以下の事項を明記する。

・ 受入小売業のチェーン名称あるいはチェーンロゴ(裏面)。

・ 金額が訂正されたものは収納できないことを示す文言(表面又は裏面)。

・ 「バーコードのある収納票のみ受入小売業での収納が可能」あるいは「バ

ーコード印刷のないものは収納できない」ことを示す文言(表面又は裏面、

趣旨が同じであれば、文言はこの限りではない)。

・ バーコード印刷がされていても、バーコードの読み取りが出来なかったも

のは、受入小売業では収納できないことを示す文言(表面又は裏面)。

・ 収納代行会社を利用している場合は、収納代行会社の社名(本部控及びお

客様控は必須、可能であれば店控にも明記)。

・ 手数料顧客負担の場合は、「請求金額に加え、別途手数料負担がある」旨を

明記する。

④収納印欄の大きさ

・ 28mm 四方以上、位置は右下とする。

・ 収納印欄を四角枠ではなく、丸印で表現する場合、丸印の直径は 25mm で

可とするが、周囲の余白を含めて「28mm 四方以上」のエリアを確保する。

・ 収納印欄に対しアスタリスク等を印字し、欄内を埋めることは避ける。

⑤収入印紙が不要の場合の記載

地方自治体および国が発行する収納票等で、金額に関わらず収入印紙の貼付

が不要な収納票には、お客様控の収納印捺印欄の付近に、「収入印紙不要」の

文言を明記する。

⑥印字に関する制限

「本部控」「店控」には、お客様を特定する氏名もしくは ID 番号、金額を明

記し、これ以外の個人情報は記載しないものとする。

ハガキタイプ

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図3 ハガキタイプの収納票

はがき両面印刷の V 型3連式

片面開きタイプ

お客様が持ち帰られる部分に宛名を印字すること

両面開きタイプ

両面開きタイプはお客様が展開し、宛名がある状態で店舗へ持ち込まないように

宛名印字部分には、店舗には宛名部分は切り離して持ち込むことを示す文言を

(表面または裏面)明記してください。

※私製葉書の詳細につきましては内国郵便約款第 22 条を参考にしてください。

本部控 店控 お客様

宛名

圧着されてはがれない部分

本部控 店控 お客様控

お客様控の裏面

に宛名印字すること

宛名

本部控 店控 お客様

3票のみで店舗へ提出

※はがき本体にはミシン不可

※本部控部分が

はがき本体となる

※2枚がくっついた状態

がはがき本体となる

片面が開く

両面が開く

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感熱紙タイプ

(1)ロール紙形式

※ ロール紙形式とは、帳票が連続しているロール状になっている用紙を印刷時に使用

したもので、一収納ごとに帳票が切り離されて支払者に渡されるものをいう。

ロール紙形式において、以下の事項は、封入タイプの基準に準ずる。

① 帳票のレイアウト・サイズ

② 帳票の配置

③ お客様、店舗での混乱を防ぐた

め収納票に明記する事項

④ 収納印欄の大きさ

⑤ 印字に関する制限

⑥ 収入印紙不要の場合の記載

⑦ ゆうちょ銀行併用タイプにおけ

る印紙貼付欄

(2)単票形式

※ 単票形式とは、用紙がプリンタにセットされる時点で、一収納ごとに分離している

帳票をいう。

単票形式において、以下の事項は、封入タイプの基準に準ずるが、「① 帳票のレ

イアウト・サイズ」のみ、ハガキタイプの基準で作成することも可とする。

① 帳票のレイアウト・サイズ

② 帳票の配置

③ お客様、店舗での混乱を防ぐた

め収納票に明記する事項

④ 収納印欄の大きさ

⑤ 印字に関する制限

⑥ 収入印紙不要の場合の記載

⑦ ゆうちょ銀行併用タイプにおけ

る印紙貼付欄

以下の事項は、ロール紙形式・単票形式の双方において共通の基準とする。

⑧ 使用する感熱紙の紙質注意点

・ ゆうちょ銀行基準の感熱紙を使用すること。

・ 収納印欄以外の表面に、トップコーティング層(紫外線硬化型樹脂層)を

施すこと。

・ 印字内容の保存性が高く、印字バーコードを十分評価した感熱紙を使用す

ること。

※ 5~7年通常保管状況下にて、印字内容が変質しないこと。

(補足)

モバイルプリンタなどを利用し、支払者に対面で帳票を手渡す方式で、今後感熱紙タイ

プ以外の帳票を印刷する事例が発生した場合も、本項に準ずる。

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避けるべき収納票

以下のような収納票はお客様とのトラブルが発生する大きな原因になるため避

けること。

① 帳票のサイズがゆうちょ銀行基準(3連式:114.30mm×218.84mm、4連

式:114.30mm×350.52mm)に則っていない封入タイプのもの。 ② 本部控、店控、お客様控の3点が用意されていないもの。特に店控がないも

の、あるいは2ヶ月分以上の請求書情報が入っているものなど。

③ 店控とお客様控が上下に配置されているもの(図4参照)。

④ 3点のサイズのバランスがとれていないもの、配置が標準でないもの。

⑤ 本部控、店控、お客様控の間にミシン目の入っていないもの。 ⑥ 請求書金額が、本部控、店控、お客様控の全てに入っていないもの。

また帳票発行時に金額が印字されておらず、金額を手書きで記入するもの。 ⑦ 1収納分毎に切り離していないもの。(複数の収納票が綴ってあるブッキン

グタイプや複数の収納票が繋がっているロールタイプ) ⑧ 5 連式以上の払込帳票 ⑨ 郵便用のカスタマーバーコードを除く、GS1-128 以外のバーコード(QR コ

ード等の 2 次元シンボルを含む)が、収納票表面に印刷されているもの。 ⑩ その他、正確・迅速な収納業務の支障になると想定されるもの。

図4 避けるべき収納票

地方自治体納付書関連

上記と異なる部分もあるため、21 頁から 23 頁の参考資料を参照のこと。

本部控

店控

お客様控

判断や確認業務が必要となりトラブル発生(誤って店控をお客様へ渡してしまうなど)の要因となりやすい。

※短時間でお客様の精算業務をおこなうため、一番右をお客様控とすること。

避けるべき収納票の例

本 部

お客様控

店控

望ましい収納票の例

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図5 ゆうちょ銀行併用の場合の収納票のサイズ

① 3 連式収納票

本部控

(払込取扱票) 店控

(振替払込請求書兼受領証) お客様控

(払込受領証) 縦 114.30mm 114.30mm 114.30mm 横 125.00mm 55.34mm 38.50mm または

29.66mm(注) (注)ゆうちょ銀行の規定では、振込用紙は 2 連式と 4 連式のみとなっている。

3 連式は「2連式+小売業用アドオン」とみなされているためゆうちょ銀行では一切規定が無いが、

現在利用されている 3 連式をもとに、標準サイズを規定した。

なお、29.66mm の場合、3票がA4縦サイズの横幅となる(この場合のみ、収納印欄の大きさを 25mm

四方でも可とする。ゆうちょ銀行併用タイプに即し、A4 用紙で印刷される払込票も同様。)。

生命保険等、所定の様式の帳票が必要となるものは、その様式に準ずる。

② 4 連式収納票

本部控

(払込取扱票) 本部控

(払込票) 店控

(払込受入票)

お客様控 (振替払込請求書兼受領証)

縦 114.30mm 114.30mm 114.30mm 114.30mm 横 125.00mm 55.34mm 85.09mm 85.09mm(注)

(注)お客様控えの横幅は、収納票の作成に連続帳票を利用する場合に多少のサイズ変更が認められる。 但し、振替MT扱い(OCR 併記)分は必ず上記サイズを遵守する必要がある。 詳細は『振替 MT サービス専用振替払込書作成基準』ゆうちょ銀行発行を入手、参照のこと。

問い合わせ先 寄りのゆうちょ銀行(郵便局)

お客様控

125mm 55.34mm 38.5mm

本部控 店控

11

4.

3m

85.09mm

本部控 お客様控

55.34mm125mm 85.09mm

店控

11

4.

3m

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2.バーコードの表示

(1)コード体系

コード体系は表1に示す通り、「GS1-128(1段)」で 44 桁固定長とする。な

お、請求書発行の際、同一の顧客への複数回請求、または複数顧客への単一料

金の請求であっても、同一内容のバーコードを複数の収納票に印字することは

できない。以下の項目の「③自由使用欄」「④再発行区分」「⑤支払期限日」部

分を使用し、バーコード情報によって各収納票を必ず区別できるようにするこ

と。各項目の内容は次の通り。

① 識別子

その後に続く情報の種類やフォーマットを識別する。

本コード体系では、「91」の識別子を使用する。

② 請求書発行企業コード

請求書を発行する企業を示し、「GS1 事業者コード(JAN 企業コード)」(7

桁)のうち、先頭の「4」を除いた6桁を使用する。「GS1 事業者コード(JAN

企業コード)」は、当センターへの申請が必要である(「4.代理収納を行う場

合:GS1 事業者コードの申請取得が必要です」を参照)。

③ 自由使用欄

請求書発行企業が、顧客番号などで使用する。

21 桁未満の場合は、数字「0」を追加して、21 桁として表示する。

④ 再発行区分

再発行区分は、初回発行を「0」とし、再発行回数を1桁の数字で表す。

再発行区分は、同一の請求に対する再発行時は、理由の如何を問わず、変更し

なければならない(郵便事故や印刷事故による再発行も、区分変更の対象であ

る)。同一のバーコードでの二重発行は一切不可とする。

例)0:初回発行 1:1回目の再発行 2:2回目の再発行

(3以降も同様に再発行回数を表す)

(補足)

2重払いが発生したときに、追跡をし易くする。

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⑤ 支払期限日

支払期限日(バーコード印刷された収納票を利用して受入小売業で支払可能

な期限日)を、「Y1Y2 M1 M2 D1 D2」で表示する。

発行企業で支払期限日を設けない場合は「999999」と表示する。

⑥ 印紙フラグ

請求金額に対して、収入印紙が必要か否かを数字1桁で表す。 0:収入印紙不要(貼らない)

1:200 円の収入印紙が必要(貼る)

2~9:リザーブ(新税対応等で使用)

⑦ 請求金額

顧客に請求する金額(正味の金額)を数字6桁で表す。

(補足)

受入小売業において、防犯上のリスク軽減の観点から、1収納票あたりの収納金額

に上限を設けている場合があるので、事前に確認が必要である。

⑧ 全体チェックデジット

読取りミスを防ぐための1桁の数値で、①から⑦までの 43 桁の数値に対して、

JAN コードと同じ「モジュラス 10、ウェイト 1、3」の計算方式で算出する。

チェックデジットの計算方法は以下を参照のこと。

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(参考)チェックデジットの計算方法

43 桁のデータに求めるチェックデジットの位置も含め、右端から何桁目であ

るかの番号をつける。

(桁の位置番号) 44 43 42 ………… ………… 7 6 5 4 3 2 1

(コード) 9 1 5 ………… ………… 2 3 4 5 6 7 ?

① 右端(チェックデジット)の桁を第1桁とし、全ての偶数桁の数字を加

算し、それに3を掛けたものを A とする。

② チェックデジットの桁を除いた、全ての奇数桁を加算したものを B とする。

③ A と B を加算し、C とする。

④ 10 から C の下1桁を引いたものをチェックデジットとする。

(C の下1桁が0の場合は、チェックデジットは0となる)

A=Σ偶数桁×3

B=Σ奇数桁

C=A+B

チェックデジット=10-(C の下1桁)

表1 コード体系;総数44桁(実質42桁)

(91)MMMMMM EEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE S YYMMDD F PPPPPP T ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧

項 目 内 容 各桁数

① (91) AI(データ項目用) 2

② MMMMMM 国コードの2桁目(9又は5)+事業者コード(5桁) 6

③ E…E(21桁) 自由使用欄 21

④ S 再発行区分(再発行回数) 1

⑤ YYMMDD 支払期限日(西暦下2桁+月+日) 6

⑥ F 印紙フラグ(0=貼らない 1=貼る

2~9=リザーブ) 1

⑦ PPPPPP 支払金額(円単位) 6

⑧ T 全体チェックデジット(モジュラス 10) 1

桁 数 合 計 44

チェック デジット

支 払 金 額AI

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(2)バーコード表示

表1で示したコード体系を、GS1-128 で表示する際の、バーコードの配置方法、

印字品質については以下の通りとする。

バーコードの伝票への表示例を図6に示す。

図6 バーコードの伝票への表示例

①シンボル長(バーコード表示全体の横幅)

左右の余白(クワイエットゾーン)を含むバーコードのシンボル長は

60mm以内とする。

シンボル長は、表2を基準とする。

シンボル構成を図8に示す。

表2 プリンタの解像度によるバーコードシンボル長一覧

解像度 モジュール幅 バーコード部

の長さ

余白

(クワイエットゾーン)

バーコード

シンボル長 ドット mm

300DPI 2 0.169 48.67mm 2.54mm×2 53.75mm

400DPI 3 0.190 54.72mm 2.54mm×2 59.80mm

480DPI 3 0.158 45.50mm 2.54mm×2 50.58mm

600DPI 4 0.169 48.67mm 2.54mm×2 53.75mm

(DPI:Dot Per Inch 1 インチ当たりの表示ドット数)

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②バーコードの高さ

バーコードの高さは、原則 10mm以上とする。

※バーコードの高さが低いと読取りの操作性が低下する恐れがある。

③バーコードの刷色

バーコードの刷色は、白地に黒(墨)での表示を基本とする。

④バーコードの伝票内の表示位置

振替 MT サービスでの払込書作成基準のバーコード表示位置を基準とする(14

頁図9を参照)。

⑤バーコードの印字品質

バーコードの印字品質は、ANSI 規格※で定められている印字品質を満たすこ

ととする(詳細は ANSI 規格を参照)。

※ ANSI 規格 ANSI X3.182 バーコードシンボルの品質評価基準 一般財団法人日本規格協会 発行

(3)目視文字

バーコードの内容を確認するために、バーコード表示の下にその内容を見易く表

示する(図7を参照)。

① 文字の大きさは、8ポイント(半角数字)以上とする。

② 図 7 に示す通り、2段表示とする。

③ 識別子「91」を括弧でくくる。

④ 確認し易くするために指定位置にハイフン(-)を入れる。

図7 目視文字の表示

(一段) (91)MMMMMM-E…………E S

識別子、事業者コード-自由使用欄、再発行区分 (表示全桁 33 桁(括弧、ハ

イフンを含む))

(二段) YYMMDD-F-PPPPPP-T

支払期限日-印紙フラグ-支払金額-全体チェックデジット(表示全桁17桁

(ハイフンを含む))

(91)912345-1234567890123456789211

020331-0-123456-2

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図8 代理収納用 GS1-128 のシンボル構成

Stop

モジュール幅 0.169mm

シンボル幅 53.75mm(クワイエットゾーン含む)

同じデータを拡大表示

のチェックデジット Start FNC1C

(91) 912345-012345678901234567890 1

010331-0-123000-3

AI MMMMMM EEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE S

YYMMDD F PPPPPP T

(6 桁) (21 桁)

(6 桁) (6 桁)

(2 桁) (1 桁)

(1 桁) (1桁)

余白余白

CODE128

図9 バーコードの伝票への表示位置

125mm

114.3mm

60mm

34.3mm

20mm

4mm 86mm 35mm

表示可能位置 バーコード

60mm以下

10mm以上

(振替MTサービスの払込書作成基準に準拠)

例)600DPIの場合

Page 18: 標準料金代理収納ガイドライン- 3 - はじめに コンビニエンスストアの公共料金等の代理収納は、1987 年に当センターがJAN コードによるコ

- 15 -

3.標準伝送フォーマット、通信手順

この章は、受入小売業と直接データ交換を実施する企業(請求書発行企業および

代行会社等)を対象とする。

(1)伝送データのフォーマット

① 標準伝送フォーマットは、表3の通りとする。

② レコードの種類は、ヘッダー、データ、トレーラー、エンドの4種類とし、

各レコードのレコード長は 100 バイトとする。

③ 伝送時のレコード構成は、各小売業と打合わせの上決定する。

(2)伝送方式

伝送方式は、全銀協標準通信手順(ベーシック手順)とする。

なお、全銀協標準通信手順(TCP/IP 手順)は代理収納における標準通信手順

とはしない。

Page 19: 標準料金代理収納ガイドライン- 3 - はじめに コンビニエンスストアの公共料金等の代理収納は、1987 年に当センターがJAN コードによるコ

- 16 -

表3 標準伝送フォーマット

(小売業本部→請求書発行企業)

a.ヘッダーレコード

項目名 属性 桁数 内容 1 レコード区分 9 1 「1」

2 作成日付(西暦) 9 8 作成日のマシン日付

3 小売業企業コード 9 6 送信小売業側の企業コード

4 相手先企業コード 9 6 受信側企業コード

5 余白 X 79 SPACE

合計 100

b.データレコード

項目名 属性 桁数 内容

1 レコード区分 9 1 「2」

2 データ識別 9 2 速報:「01」 確定:「02」 取消:「03」

3 収納日付 9 8 西暦YYYYMMDD

4 収納時間 9 4 時分HHMM

5 バーコード情報 9 44 バーコード情報を無編集でセット(AI、チェックデジットを含む)

6 収納店舗コード 9 7 余裕のある場合は前”0”

7 支払予定日 9 8 確定データのみセット 速報・取消:ALL”0”

8 経理処理日1 9 8 確定データのみセット 速報・取消:ALL”0”

2種類の具体的な利用方法は双方で打合せて決定 9 経理処理日2 9 8

10 余白 X 10 SPACE

合計 100

c.トレーラーレコード

項目名 属性 桁数 内容

1 レコード区分 9 1 「8」

2 速報件数合計 9 6 速報データの件数合計

3 速報金額合計 9 11 速報データの金額合計

4 確定件数合計 9 6 確定データの件数合計

5 確定金額合計 9 11 確定データの金額合計

6 取消件数合計 9 6 取消データの件数合計

7 取消金額合計 9 11 取消データの金額合計

8 余白 X 48 SPACE

合計 100

d.エンドレコード

項目名 属性 桁数 内容

1 データ区分 9 1 「9」

2 レコード総件数 9 11 ヘッダーレコードからエンドレコードまでの総件数

3 余白 X 88 SPACE

合計 100

属性 9:数字

X:文字

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- 17 -

4.代理収納を行う場合:GS1 事業者コードの申請取得が必要です

代理収納を行おうとする企業は、流通システム開発センターへ申請し、「7桁 GS1

事業者コード(JAN 企業コード)(以下『GS1 事業者コード』、国コード2桁含む)」

の貸与を受ける必要があります。

(1)「GS1 事業者コード」の申請書は下記パンフレットに綴じ込まれておりますの

で取り寄せて下さい。

パンフレット名:『バーコード利用の手引き』(税込 1,200 円)

入手先:① 全国各地の商工会議所/商工会

② 流通システム開発センター

(2)申請書記入に当たっての注意事項(18 頁「申請書記入例」赤点線部を参照)

① 主要商品名に「支払帳票」「振込用紙」等と記入して下さい。

② 用途分類コードは「9910」(料金支払帳票)を記入して下さい。

③ 主要取引先には取扱小売業の社名を記入して下さい。

④ 今後3年間の JAN コード付番予想商品アイテム数には「99999 アイテム」

と記入してください。

⑤ 特殊用途の「CVS 等での公共料金等料金収納代行用」に○をつけて下さい。

⑥ 代理収納用としてではなく、一般商品用に9桁 GS1 事業者コードの付番を

受けている企業は、「代理収納」のために7桁 GS1 事業者コードを追加申請

する必要があります。なお、追加申請の方法は通常の申請とは異なります

ので、詳細は流通システム開発センターまでお問い合わせ下さい。

(4)GS1 事業者コードの有効期限は 3 年間です.

GS1 事業者コードのご使用は3年ごとの更新手続きが必要となります(有効期

限 1 ヶ月前に流通システム開発センターより更新申請書を発送します)。

(5)受入小売業での注意事項

請求書発行企業が流通システム開発センターに登録されているかを確認する

ために、請求書発行企業に対して「GS1 事業者コード登録通知書」(流通シス

テム開発センター発行)のコピーの提示を求めることで、システム運用上のミ

スを防ぐことができます。

Page 21: 標準料金代理収納ガイドライン- 3 - はじめに コンビニエンスストアの公共料金等の代理収納は、1987 年に当センターがJAN コードによるコ

- 18 -

申請書記入例

Page 22: 標準料金代理収納ガイドライン- 3 - はじめに コンビニエンスストアの公共料金等の代理収納は、1987 年に当センターがJAN コードによるコ

この

払込

取扱

票は

機械

で処

理し

ます

ので

、中

央の

欄を

汚さ

ない

よう

特に

ご注

くだ

さい

。ま

た、

本票

を折

った

り曲

げた

りし

ない

でく

ださ

い。(

ゆう

ちょ

銀行

日附

払込

取扱

票口

座記

号番

号千

金 

料 

備 

加 入 者 名

百十

万千

百十

切 り 取 ら な い で お 出 し く だ さ い 。

千百

十万

千百

十円

日附

口 座 記 号 番 号 加 入 者 名 金 

額 ご 依 頼 人 住 所 氏 名 料   

金 備   

通常払込料金

加入

者負

担振

替払

込請

求書

兼受

領証

金額

訂正

通常

払込

料金

加入

者負

CVS収

納用

CVS本

部控

代行

会社

 株

式会

社○

○○

○○

代行会社 株式会社○○○○○

代行会社 株式会社○○○○○

株式

会社

□□

株式

会社

□□

□株

式会

社□

□□

CVS取

扱店

控こ

の受

領証

は大

切に

保管

して

くだ

さい

ご 依 頼 人 住 所 氏 名

(コンビニエンスストア収納用)

XX

XX

XX

XX

XX

XX

¥XXX,XXX

(内消費税額 X,XXX円)

0075078287

お支

払期

限 X月

XX日

お支

払期

限 XXXX年

X月

XX日

0075078287

0075078287

封入タイプ帳票見本

参考

表面

流通

太郎

流通

太郎

**

**

流通

太郎

**

**

{個

人情

報に

関す

る非

表示

化}

{そ

の他

 必

須記

載事

項}

口座

記号

番号

や払

込書

作成

に関

わる

各種

申請

につ

いて

は、

ゆう

ちょ

銀行

に問

合せ

くだ

さい

。帳

票見

本は

MT

サー

ビス

専用

払込

書内

容で

す。

払込

票の

詳細

につ

いて

は、

ゆう

ちょ

銀行

の作

成基

準(

お客

様が

採用

する

サー

ビス

によ

り以

下の

基準

有)

を確

認し

準じ

た内

容で

作成

くだ

さい

。「

振替

払込

書作

成基

準」

、「

振替

MT

サー

ビス

専用

振替

払込

書作

成基

準」

、「

振替

デー

タ通

知サ

ービ

ス専

用振

替払

込書

作成

基準

払込取

扱票、振替払込請求書兼受領証にお客様の個人情報に関わる住所・電話番号を非表示とすること(ご依頼人氏名、顧客番号の印字は可とする)。

ゆうち

ょ銀行又は郵便局、コンビニエンスストア各社よりお客様の照会があった場合には、印字された顧客番号でお客様を特定できること。

※ゆう

ちょ銀行と併用の払込取扱票の場合は、ゆうちょ銀行への住所非表示に関する申請が必要となります(MTサービスの場合はアスタリスク印字指示有)。

払込取扱票に「CVS本部控」、振替払込請求書兼受領証

に「CVS店舗控」、払込受領書に「お客様控」を記載する。

払込取扱票、払込受領書に収納代行会社を利用している

場合は収納代行会社名を記載する(払込受領書は裏面でも可、振替払込請求書兼受領証にも可能であれば記載する)。

収納金額の内容が消費税対応の場合は、「払込受領証(

右端の受領証部分)」の金額欄に「内消費税額」を記載(印字)すること(印紙税法の取決め)。

料金払込人負担の場合は、「払込受領証(右端の受領証

部分)」には必ず「収納手数料お客様負担」を記載(印字)すること。

払込取扱票、振替払込請求書兼受領証、払込受領書のど

こかに(表でも裏面でも可)「(ご注意)金額を訂正した場合、コンビニエンスストアではお取扱できません。」を記載する。

払込取扱票、振替払込請求書兼受領証、払込受領書のど

こかに(表でも裏面でも可)「バーコードの印字がない場合、コンビニエンスストアではお取扱できません。」を記載する。

表面「払込受領証(右端の受領証部分)」の収入印紙部

分には必ず「コンビニエンスストア収納用」を記載すること。

  

収入印紙欄が無い場合も、領収印紙欄のどこかに「コンビニエンスストア収納用収入印紙貼付欄」と記載すること。

裏面 ゆうちょ銀行又は郵便局が使用する印紙部分のそ

ばには「ゆうちょ銀行又は郵便局用」と記載すること。

※基本は表、裏両方としますが、何らかの理由により対

応が難しい場合、少なくともどちらか一方は必ず対応すること。

お客様控の受領印部分印刷枠

の大きさは25mm以上必要。

Page 23: 標準料金代理収納ガイドライン- 3 - はじめに コンビニエンスストアの公共料金等の代理収納は、1987 年に当センターがJAN コードによるコ

(ご

注意

・こ

の用

紙は

、機

械で

処理

しま

すの

で、

汚し

り、

折り

曲げたりしないでください。

・こ

の用

紙は

、ゆ

うち

ょ銀

行又

は郵

便局

の払

機能

付き

ATMでもご利用いただけます。

・こ

の払

込書

を、

ゆう

ちょ

銀行

又は

郵便

局の

外員

にお

預け

にな

ると

きは

、引

換え

に預

り証

必ず

お受

け取りください。

・ご

依頼

人様

から

ご提

出い

ただ

きま

した

払込

に記

載さ

れた

おと

ころ

、お

なま

え等

は、

加入

様に

通知

する場合があります。

・こ

の受

領証

は、

払込

みの

証拠

とな

るも

ので

から

大切

に保管してください。

ゆう

ちょ

銀行

又は

郵便

局で

お支

払い

の場

合は

面左

側の

2票だけをお出しください。

コン

ビニ

エン

スス

トア

でお

支払

いの

場合

は3

とも

お出

しください。 収入

印紙

課税相当額以上

貼 

  

収納代行会社

各社の指示で

作成部分です。

収納代行会社各社の指示で作成部分です。

MTサービスの場合はクリアエリアに注意。

お支払いについてのお願い

ゆうちょ銀行又は郵便局用

この場所には何も記載し

ないでください。

代行会社 株式会社○○○○○

代行会社 株式会社○○○○○

封入タ

イプ帳票見本

参考

裏面

収納代行会社各社の指示

ご利用可能なコンビニエンスストア名や各種注意事項等が入ります。

表面での説明にも記載しておりますが、以下の文章は表面にいれない場合は、必ず裏面に記載ください。

払込取扱票、振替払込請求書兼受領証、払込受領書のどこかに「(ご注意)金額を訂正した場合、コンビニエ

ンスストアではお取扱できません。」を記載する。

払込取扱票、振替払込請求書兼受領証、払込受領書のどこかに「バーコードの印字がない場合、コンビニエン

スストアではお取扱できません。」を記載する。

Page 24: 標準料金代理収納ガイドライン- 3 - はじめに コンビニエンスストアの公共料金等の代理収納は、1987 年に当センターがJAN コードによるコ

取りまとめ局

〒99

9-99

99○

○○

○貯

金事

務セ

ンタ

平成   年度

収入

済通

知書

自動車税

口座番号

加入者

平成   年度

平成   年度

口座

番号

加入

税 額

延滞金

合 計

円 円 円

, ,

様納

様納

(○○県

/本

部控

(収納代行

会社

○○

○○

)(

収納

代行

会社

○○

○○

)(

収納

代行

会社

○○

○○

(金融機関/店舗控)

自動車税納付書控

自動車税納付書兼領収書

自動

車税

納税

証明

上記

のと

おり

収納

しま

す。

日 

  

計口

平成

  

年 

 月

  

納期

平成

  

年 

 月

  

平成

  

 年

  

 月

  

 日

 

平成

  

年 

 月

  

納期

領 収 日 付 印

領 収 日 付 印

領収

日付

あな

たの

自動

車税

は左

記の

とお

りで

すか

ら納

付し

てく

ださ

い。

税額

登録

番号

合計

延滞

税額

合計

延滞

CD

CD

納登 録 番 号

登 録 番 号

様納

領 

収 

日 

付 

印 車検

に必

要で

すか

ら大

切に

保管

して

くだ

さい

収入

印紙

不要

継続検査(車検)用

本証

明書

の有

効期

A-1 自動

車税

納付

書の

場合

(○○市/コンビニ本部控)

(収納代行会社○○○○)

領収

日付

収入

済通

知書

取りまとめ局

〒999-9999

○○○○貯

金事務センター

(図

A)

(図

B)

ミシン

ミシン

ミシ

ン不

ID

納期限

CVS本部控

CVS店舗控

納付

者控

納付済通知書

原 符

領収

書納

税証

明書

CVS収

納用

・印

刷内容・サイズについ

ては各自治体で異なる。バーコード表

示可

能位

置は

(図

B)

を基

本と

する

・各

自治体で導入されてい

るOCRメーカー・機種が異なる為、

図に

表示

され

てい

る項

目な

どは

イメ

ージ

サン

プル

であ

り実

際と

は異

なる

・縦

サイズ 114.3mmまたは101.6mmを基本とする(

コン

ビニ

エン

スス

トア

で受

付け

る最

大縦

サイ

ズは

15

2.

4m

m)

・バ

ーコードの左右には5

mm以上のスペース(空白)を確保す

るこ

と。

また

、バ

ーコ

ード

の上

下に

枠線

など

がか

から

ない

よう

注意

する

こと

・収

納票と同一の仕様サン

プルを運用開始の60日前までにコン

ビニ

エン

スス

トア

各社

担当

窓口

に収

納代

行会

社経

由で

提出

する

こと

※ 

の表示ついて ゆうち

ょ銀行及び郵便局扱いと併用の場合に

表示

が必

要(

公金

に関

する

郵便

振替

規定

を確

認の

上作

成の

こと

CVS=コンビニエンスストア

①「

CVS収納用」バーコード印字の左上に記載する。

②納

付書内(表、裏とも可

)に「(ご注意)金額を訂正した場合

、コ

ンビ

ニエ

ンス

スト

アで

は納

付で

きま

せん

。」

を記

載す

る。

 納

付書内(表、裏とも可

)に「バーコードの印字がない場合、

コン

ビニ

エン

スス

トア

では

納付

でき

ませ

ん。

」を

記載

する

③C

VS本部控、納付者控

に契約された収納代行会社名を記載す

る(

納付

者控

は裏

面で

も可

、C

VS

店舗

控に

も可

能で

あれ

ば記

載す

る)

④各

片の名称を各片に記載

、左から順に「本部控」・「店舗控」

・「

納付

者控

⑤「

お問合せ窓口は裏面に

記載しております。」(納付者控の裏

面に

「自

治体

窓口

・T

EL

」を

記載

⑥「

収入印紙不要」(納付

者控の領収印枠の下に記載)

(図

A)

に○

数字

(①

~⑥)で示した部分には、次に挙げる「 」内の文言を必ず明記すること

内容に関

する

注意

事項

①②

④④

⑤⑥

③③

平成   年度

自動

車税

口座番号

加入者

様納

バーコード表示可能位置

ID

4mm

5mm

76mm

40mm

表示可能位置

10mm以上

  60mm以下

(クワイエットゾーン含む)

バーコードのサイズ

(料

金代

理収

納用

GS

1-1

28

(納

付者

控)

(納

付者

控)

 領収書と納税証明書の間に切り離しミシンはいれないこと。

 領収書と納税証明書の間は実線とし、ハサミマークも入れないこと

 (図A)のように帯表示すること

 下記内容を必ず記載する。

 「車検に必要ですから大切に保管してください。」

 「お支払いの際は切り離さずにご提出ください。」

お 支 払 い の 際 は 切 り 離 さ ず に ご 提 出 く だ さ い 。

参 考

お問合せ窓口は裏面に記載して

おり

ます

。 

 

△△ □□

△△

 □

□123456

123456

(ご注意)金額を訂正した場合、バーコードの印字がない場合、コンビニエンスストアでは納付できません。

用紙に関

する

注意

事項

Page 25: 標準料金代理収納ガイドライン- 3 - はじめに コンビニエンスストアの公共料金等の代理収納は、1987 年に当センターがJAN コードによるコ

平成 XX 年度

納付書原符

領収

証書

市民

税・

県民

第X期

 納

付書

兼納

付済

通知

延滞金

合 計

円円

, ,

, ,,

郵便振替

口座番号

加入者名

納付税額

領収

日付

印領

収日

付印

領収

日付

(○○市/本部控

(○○市/本部控)

(代行会社名 ○○○○○○)

(金

融機

関/店

舗控

)(

納付

者控

B-1 

複数

期分

の納

付書

をま

とめて発送される場合について

ブッ

キン

グ(

糊止

め、

ホッチキス止め)された納付書は冊子のままの持込まれることが多いため、コンビニエンスストアでは

取扱

でき

ませ

ん)

CVS本部控

CVS=コ

ンビ

ニエ

ンス

スト

アCVS店舗控

納税者控

納付済通知書

原符

領収書

バーコード表示可能位置

12345678

12345678

「コンビニエンスストアでのお支払いの際はお支払いされる

単票の納付書のみ店舗へお持ち下さい。封筒をそのまま提出

又は納付書をまとめて提出されるとお取扱できません。」

下記の注意文章を封筒や納付明細や説明などの部分に明記する

コンビニエンスストアでのお支払いの際はお支払いされる

単票の納付書のみ店舗へお持ち下さい。封筒をそのまま提出

又は納付書をまとめて提出されるとお取扱できません。

納付

書は

糊止

めや

ホッ

チキ

ス止

めを

せず

に封

入封

緘し

納付

者へ

郵送

する

お問合せ窓口は裏面に

記載しております。  

収入印紙不要

収入印紙不要

CVS収

納用

(ご注意)金額を訂正した

場合、コンビニエンスストアでは納付できません。

①②

⑤ ⑥

平成 

XX 

年度

市民

税・

県民

第X期

 納

付書

兼納

付済

通知

郵便

振替

口座

番号

加入

者名

領収

日付

8mm

5mm

40mm

71mm

10mm以上

  60mm以下

(ク

ワイ

エッ

トゾ

ーン

含む

バーコードのサイズ

(料

金代

理収

納用

UC

C/E

AN

-1

28

表示可能位置

△△

 □

□△△ □□

ミシン

ミシン

参 

取りまとめ局

〒999-9999

○○○○貯金事務セン

ター

(図A

(図B)

・印

刷内

容・サイズについて

は各自治体で異なる。但し、バーコー

ド表

示可

能位

置は

(図

B)

を基

本と

する

・各

自治

体で導入されている

OCRのメーカー・機種が異なる為、

図に

表示

され

てい

る項

目な

どは

イメ

ージ

サン

プル

であ

り実

際と

は異

なる

・縦

サイ

ズ 114.3mmま

たは101.6mmを基本とする。(コン

ビニ

エン

スス

トア

で受

付け

る最

大縦

サイ

ズは

15

2.

4mm)

・バ

ーコ

ードの左右には5mm以上のスペース(空白)を確保するこ

と。

また

、バ

ーコ

ード

の上

下に

枠線

など

がか

から

ない

よう

注意

する

こと

・収

納票

と同一の仕様サンプ

ルを運用開始の60日前までにコンビ

ニエ

ンス

スト

ア各

社担

当窓

口に

収納

代行

会社

経由

で提

出す

るこ

と。

※ 

の表

示ついて 郵便局扱

いと併用の場合に表示が必要(公金に

関す

る郵

便振

替規

定を

確認

の上

作成

のこ

と)

用紙に関

する

注意

事項

住所

印字

宛名住所部分や明細などの

納付書本体以外は綴りにし

ても良い

単票

納付

書は

単票

で封

入す

る事

①「

CVS収納用」バーコード

印字の左上に記載する。

②納

付書

内(表、裏とも可)

に「(ご注意)金額を訂正した場合

、コ

ンビ

ニエ

ンス

スト

アで

は納

付で

きま

せん

。」

を記

載す

る。

 納

付書

内(表、裏とも可)

に「バーコードの印字がない場合、

コン

ビニ

エン

スス

トア

では

納付

でき

ませ

ん。

」を

記載

する

③C

VS

本部控、納付者控に

契約された収納代行会社名を記載す

る(

納付

者控

は裏

面で

も可

、C

VS

店舗

控に

も可

能で

あれ

ば記

載す

る)

④各

片の

名称を各片に記載、

左から順に「本部控」・「店舗控」

・「

納付

者控

⑤「

お問

合せ窓口は裏面に記

載しております。」(納付者控の裏

面に

「自

治体

窓口

・T

EL

」を

記載

⑥「

収入

印紙不要」(納付者

控の領収印枠の下に記載)

(図

A)

に○

数字

(①

~⑥

)で示した部分には、次に挙げる「 」内の文言を必ず明記すること

内容に関す

る注

意事

Page 26: 標準料金代理収納ガイドライン- 3 - はじめに コンビニエンスストアの公共料金等の代理収納は、1987 年に当センターがJAN コードによるコ

(○○市

/本

部控

(収納代行

会社

○○

○○

(金融機関/店舗控)

領 

収 

日 

付 

C-1 国

民健

康保

険料

にて

検討

領 

収 

済 

通 

知 

書 

領収

日付

領収

日付

(○○○○市

役所

・本

部控

取りまとめ局

〒XXX-

XXXX ○○貯金事務センター 

○○

○○

原 

 符

 公

郵便振替口座

番号

加入者名

○○○○市国民健康

保険

加 入

○○

○○

市国

民健

康保

険課

○○○○市 

収入

役 

上記の金額を領収したの

で通

知し

ます

上記の金額を納付しました。

上記

のと

おり

領収

しま

した

99999-9-9999999

郵便

振替

口座

番号

99999-9-9999999

第    期

平成

  

 年

  

 月

  

 日

指定

納付

納期

納付

期限

納付

期限

通知

書番

通知書番号

通知

書番

金 

  

金   額

期 

期   別

納 

付 

 国

 民

 健

 康

 保

 険

 料

 国

 民

 健

 康

 保

 険

 料

○○○○

市国

民健

康保

険料

納付

書○

○○

○市

国民

健康

保険

領 

収 

証 

書 

CVS収

納用

(ご

注意

)金

額を

訂正した場合、コンビニエンスストアでは納付できません。

発行

日 

平成

  

年 

 月

  

円 様

CVS本部控

CVS店舗控

納付

者控

納付済通知書

原 符

領収

①②

④④

バーコード表示可能位置

4mm

5mm

76mm

40mm

表示可能位置

10mm以上

  60mm以下

(クワイエットゾーン含む)

バーコードのサイズ

(料

金代

理収

納用

UC

C/E

AN

-1

28

(納

付者

控)

参 

考(図

A)

(図

B)

CVS=コンビニエンスストア

・印

刷内

容・サイズについては各自治体で異なる。但し、バーコード

表示

可能

位置

は(

図B

)を

基本

とす

る。

・各

自治

体で導入されているOCRのメーカー・機種が異なる為、図

に表

示さ

れて

いる

項目

など

はイ

メー

ジサ

ンプ

ルで

あり

実際

とは

異な

る。

・縦

サイ

ズ 114.3mmまたは101.6mmを基本とする。(

コン

ビニ

エン

スス

トア

で受

付け

る最

大縦

サイ

ズは

15

2.

4m

m)

・バ

ーコ

ードの左右には5mm以上のスペース(空白)を確保するこ

と。

また

、バ

ーコ

ード

の上

下に

枠線

など

がか

から

ない

よう

注意

する

こと

・収

納票

と同一の仕様サンプルを運用開始の60日前までにコンビニ

エン

スス

トア

各社

担当

窓口

に収

納代

行会

社経

由で

提出

する

こと

※ 

の表

示ついて 郵便局扱いと併用の場合に表示が必要(公金に関

する

郵便

振替

規定

を確

認の

上作

成の

こと

用紙に関

する

注意

事項

収入

印紙

不要

⑤お問合せ窓口は裏

面に

記載

して

おり

ます

。 

 

△△ □

△△

 □

□123456

123456

①「

CVS収納用」バーコード印字の左上に記載する。

②納

付書

内(表、裏とも可)に「(ご注意)金額を訂正した場合

、コ

ンビ

ニエ

ンス

スト

アで

は納

付で

きま

せん

。」

を記

載す

る。

 納

付書

内(表、裏とも可)に「バーコードの印字がない場合、

コン

ビニ

エン

スス

トア

では

納付

でき

ませ

ん。

」を

記載

する

③C

VS

本部控、納付者控に契約された収納代行会社名を記載す

る(

納付

者控

は裏

面で

も可

、C

VS

店舗

控に

も可

能で

あれ

ば記

載す

る)

④各

片の

名称を各片に記載、左から順に「本部控」・「店舗控」

・「

納付

者控

⑤「

お問

合せ窓口は裏面に記載しております。」(納付者控の裏

面に

「自

治体

窓口

・T

EL

」を

記載

⑥「

収入

印紙不要」(納付者控の領収印枠の下に記載)

(図

A)

に○

数字

(①

~⑥)で示した部分には、次に挙げる「 」内の文言を必ず明記すること

内容に関す

る注

意事

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- 24 -

GS1-128 による

標準料金代理収納システム

補足資料

2014 年 4 月

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- 25 -

Ⅰ.技術編

本資料は、「GS1-128 による料金代理収納システム ガイドライン」を技術面につ

いて補足するためのものである。

1.表示フォーマット

(1)シンボル長(左右の余白(クワイエットゾーン)を含む)は、現在使用

されている読取り幅 60mm の CCD スキャナで読み取れる事とする。こ

のため、全長 60mm 以内とする。

(2)データ構成は、表1の通り数字 44 桁固定長とする。

(3)キャラクター構成は、CODE-128※のコードセット“C”を使用する

(1キャラクターで2桁の数字を表現する)。

※ CODE-128のスタート符号の次に FNC1 をセットした体系を「GS1-128」

といい、国際基準が定められている。

表1 コード体系;総数44桁(実質42桁)

(91)MMMMMM EEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE S YYMMDD F PPPPPP T ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧

項 目 内 容 各桁数

① (91) AI(データ項目用) 2

② MMMMMM 国コードの2桁目(9又は5)+事業者コード(5桁) 6

③ E…E(21桁) 自由使用欄 21

④ S 再発行区分(再発行回数) 1

⑤ YYMMDD 支払期限日(西暦下2桁+月+日) 6

⑥ F 印紙フラグ(0=貼らない 1=貼る 2~9=リザーブ) 1

⑦ PPPPPP 支払金額(円単位) 6

⑧ T 全体チェックデジット(モジュラス10) 1

桁 数 合 計 44

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(4)シンボル構成は、以下の通りとする(詳細は、図1代理収納用 GS1-128

シンボル構成を参照)。

(1)(1)(1) (22) (1)(1)(1)

余 白 :クワイエットゾーン

S C :スタートコード C

F N C 1 :ファンクションキャラクタ

C D :チェックキャラクタ(モジュラス 103)

S P :ストップキャラクタ

( n ) :構成キャラクタ数

(5) 小モジュール幅(バーコードの幅)は、表2を基準とする。

(6)クワイエットゾーンは、2.54mm とする。(注1)。

(7)シンボル長(バーコード表示全体の横幅)

左右の余白(クワイエットゾーン)を含むバーコードのシンボル長は

60mm 以内とする。(注2)

シンボル長は、表2を基準とする。

シンボル構成を図1に示す。

表2 プリンタの解像度によるバーコードシンボル長一覧

解像度 モジュール幅 バーコード部

の長さ

余白

(クワイエットゾーン)

バーコード

シンボル長 ドット mm

300DPI 2 0.169 48.67mm 2.54mm×2 53.75mm

400DPI(注2) 3 0.190 54.72mm 2.54mm×2 59.80mm

480DPI 3 0.158 45.50mm 2.54mm×2 50.58mm

600DPI 4 0.169 48.67mm 2.54mm×2 53.75mm

(DPI:Dot Per Inch 1 インチ当たりの表示ドット数)

S

C

FNC 1

データ 部 C

D

S

P

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以下の事項については、解像度にかかわらず、プリンタで印字する場合

に注意が必要である。

・ トナー濃度

・ バーコードに対する紙送り方向

・ プリンタ解像度に合ったドット単位でのバーコード生成

・ デベロッパー

・ 純正トナーの使用

(8)バーコードの高さは 10mm 以上とする(注3)。

(注1)モジュール幅の10倍又は2.54mmのいずれか大きい値以上とする(JIS規格)。

(注2)シンボル長の算出例

(11 モジュール×25 キャラクタ+13 モジュール)×0.190mm+(2.54mm×2)

=59.80mm

(注3)6.35mmあるいはシンボル長の15%のうちいずれか大きい方とする。(ANSI規格、

AIM規格)

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2.バーコードの読取り

2.読取りについて

(1)バーコードリーダは、読取幅 60mm 以上とする。ペンスキャナ、CCD ス

キャナ、レーザスキャナ等読取方式に制限はない。

(2)代理収納の読取りは、必ず、ファンクションキーを設定する。

図1 代理収納用 GS1-128 のシンボル構成

Stop

(91) 912345-012345678901234567890 1

010331-0-123000-3

AI MMMMMM EEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE S

YYMMDD F PPPPPP T

(6 桁) (21 桁)

(6 桁) (6 桁)

(2 桁) (1 桁)

(1 桁) (1 桁)

モジュール幅 0.169mmの場合

シンボル幅 53.75mm(クワイエットゾーン含む)

同じデータを拡大表示 CODE128

のチェックデジット Start FNC1

余白

余白

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3.印字品質について

(1)バーコードの刷色は、白地に黒(墨)でのプリントを基本とする。

(2)用紙の選定

①用紙は、70Kg(四六判)以上が望ましい。

②インクジェット方式は、インクの滲みに注意する、レーザー方式の場合

は、トナーの定着の良い用紙を選定する等、プリンタの印字方式に合っ

た用紙を選択し十分な読取りテストを実施する。

③感熱紙の選定

インクジェット方式、レーザー方式での印字と異なり、屋外環境下での

印字がメインとなるため、トップコーティング層(紫外線硬化型樹脂層)

を施し、環境変動下(下記例)でのバーコードの印字品質の良い感熱紙

を選定する。

環境変動例

1)-5℃

2)23℃、50%RH

3)50℃、80%RH

感熱紙は熱により発色する紙なので、一般的に熱や薬品に弱い性質があ

るが、80℃程度(夏場の車内)の熱で黒ずまない感熱紙を選定する。

またファイル中の可塑剤に接触しても消えない感熱紙を選定する。

(3)バーコードの印字品質は、ANSI 規格※で定められたBグレード以上が望

ましい(図2参照)。

※ ANSI規格 ANSI X3.182 バーコードシンボルの品質評価基準 (財)日本規格協会 発行

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図2 印刷品質のグレード表示(ANSI X3.182)

グレード 内 容

A 高品質で、リーダがシンボルを1度だけ横切ることに

より読取れる品質。

B ほとんどの場合1回で読めるが、再スキャンで読取れる

品質。

C Bグレードよりも再スキャンの回数を多くすれば読取れ

る品質。

シンボルに対して複数の走査線を通過させることにより

読取れる品質。

リーダによっては読取れないシンボルもある。

F ほとんど読取ることが出来ない品質。システムには使用

できない。

4.印字サンプルの評価方法について

(1)印字サンプルの評価は、実運用でのプリンタの発行条件(機種、印字速度、

印字濃度、発行枚数等)にあわせ、実際に使用する用紙に印字したものを

評価する。

(2)印字評価は、実機の読取り以外に「ANSI X3.182 バーコードシンボルの

品質評価基準」に準拠した評価を実施する。

5.バーコードの収納票内の表示位置(表示範囲)について

バーコードの収納票内の表示位置は、振替 MT サービスでの払込書作成基準の

バーコード表示位置を基準とする(図3を参照)。

6.技術的適合性のチェックについて

新規に取扱いを開始する場合、支払者へ送付する収納票と同一仕様のサンプル

を、60 日前までに受入小売業に提示し、チェックを受けることが望ましい。

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図3 バーコードの収納票内の表示位置

(振替MTサービスの払込書作成基準)

(参考 振替MTサービスの払込書作成基準 )

表示範囲 :払込取扱票上端から 60mm、左端から 4mm の位置を基準にして、右方向に 86mm、

下方向に 34.3mm の範囲に限る。

表示方法 :払込人住所氏名欄および下部クリアゾーンの範囲内に縦 10mm 以下、横 62mm

以下で表示する。

125mm

114.3mm

60mm

34.3mm

20mm

4mm 86mm 35mm

表示可能位置 バーコード

60mm以下

10mm以上

[10mm以下]

[62mm以下]

[ ]: 振替MTサービスでの払込書作成

基準を示す

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6.バーコードシンボル表示によくある間違い事例について

①シンボル長が規格の 60mm を越えている

・ シンボル長は左右のクワイエットゾーン(余白)を含んだもの。 ・ クワイエットゾーンは代理収納用 GS1-128 の場合、片側 2.54mm となる。従っ

て、シンボル長はバーコード自体の長さに 2.54mm×2=5.08mm を足した値となる。

②ファンクションキャラクタ(FNC1)が抜けている

スタートコードCの後ろにファンクションキャラクタ(FNC1)が配置されてい

ないと GS1-128 と認識されない。

③データ内(44 桁目)のチェックデジットが間違っている

・ 自社内でシステムを開発した場合、チェックデジットの誤りが多い。

クワイエット

ゾーン

このデータ内容の場合デー

タ内のチェクデジットは「6」

ではなく、「3」となる。

誤り

正解

ファンクションキャラクタが抜けている

(91)942386-1789539178539356927301 030731-1-031290-6

(91)942386-1789539178539356927301 030731-1-031290-3

シンボル長が60mmを超えている

クワイエット

ゾーン

(91)942386-1789539178539356927301 030731-1-031290-3

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④バーコードの生成がプリンタの解像度に合ったドット指定されていない(イメー

ジで作成)ため、バーコードの品質が悪い

プリンタの解像度に合った

ドット指定した場合

プリンタの解像度に合ったドット指定されて

いない(イメージで作成)場合

プリンタへの

指示

例)600DPI の場合

プリンタ出力

結果

バーコード

品質 良好 不良

品質の良いバーコードを印字するために

・品質の良いバーコードを印字するためには、以下の要素をトータルで検討する必

要がある。

・なお、以下の要素のいずれかを変更した場合は、再度受入小売業との間で、バー

コードの品質をチェックし、問題がないことを確認する必要がある。

① プリンタ(解像度、印字方式、トナー等)

② 用紙(紙質、平滑性、トナー定着性、白色度等)

③ バーコード生成ソフト

④ バーコード印字品質の確認の必要性

印字したサンプルについては、事前に ANSI X3.182 に準ずるバーコード印

字品質の確認をする必要がある(読取テスト、評価システムによる確認等)。

7.地方自治体の納付書

地方自治体の納付書関連は、21頁から23頁の参考資料を参照し作成すること。

プリンタドット

プリンタドット

1モジュール

(4ドット) 1モジュール

(4ドット) 2モジュール

(8ドット)

1モジュール

分4ドット 1モジュール分

4ドット 2モジュール分

8ドット 1モジュール分

4ドット 1モジュール分

5ドット 2モジュール分

7ドット

1モジュール

(4ドット)

1モジュール

(4ドット)

2モジュール

(8ドット)

プリンタが勝手にドット数を判断して印字してしまうため、モジュール幅にバラツキが発生する

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Ⅱ.運用編

代理収納における消費者保護に関する留意点

本章の内容は、代理収納システムの技術仕様として定めるものではないが、消費

者保護の観点から、請求書発行事業者・収納代行会社・受入小売業のいずれにおい

ても、留意すべき事項としてあげられるものである。

(1)代理収納での取扱金額限度について

防犯上の理由により、受入小売業では、請求1件あたりの取扱金額に上限を

設けていることが多い。

2009 年現在、受入小売業としての取扱割合の多くを占めているコンビニエン

スストアでは、30 万円を上限と定めているところが多い。

取扱上限金額を超える請求金額の場合、バーコード印字がされていた場合で

あっても、取扱上限金額を設けている受入小売業では扱うことが出来ないた

め、請求書作成時に、バーコード印字をしないように求めている。

上記においてバーコード印字をする場合、請求書発行事業者は支払者に対し

て、「取扱上限金額を設けている受入小売業では支払が出来ないこと」及び、

「印字されたバーコードでの支払手続きの受入を行っている事業者」を明記

する必要がある。

(2)料金代理収納契約が「代理受領」であることの確認及び二重支払いの防止に

ついて

受入小売業においては、支払者が本来請求書発行事業者に対して直接支払が

必要となる請求金額を店頭に於いて代理受領するという立場にある。

請求書発行事業者、収納代行会社、受入小売業の間の料金代理収納契約の内

容を確認し、当該契約内容が「代理受領」であることが明記されていない場

合は、確認書面の取り交わしや変更覚書の締結により、代理受領であること

を明確にする必要がある。また、収納票や受領証にも代理受領である旨を記

載する必要がある。

なお、代理受領契約では、支払者が、受入小売業に対し、請求金額を支払い、

受入小売業から受領証を受け取った時点で、支払者の請求書発行事業者に対

する債務は履行済となる。

債務が履行済みとなっている状況での、二重支払いを防止するために、支払

いを証明するものである受領証の交付を徹底することが必要である。

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これらの点については、請求書発行事業者、収納代行会社、受入小売業の間

で協力体制をとる必要がある。

(3)請求書発行事業者の管理の徹底・トラブル発生時の協力体制の整備について

請求書発行事業者を新規に追加する場合は、悪質な事業者の排除を図る観点

から、収納代行会社にて事前審査の上、受入小売業本部に対して申請を行う

こととする必要がある。また、既存の請求書発行事業者についても、必要に

応じて審査を行い、悪質な事業者とみとめられる行為が確認された場合は、

消費者保護の観点から適切な措置を執る必要がある。

消費者からの相談への一元的な対応が可能になるようにするため、各受入小

売業本部においては、そのような相談に応じる統一的な窓口を設置し、実際

にトラブルが発生したときは請求書発行事業者や収納代行会社の連絡先等の

回答など、適切な対応をすることとし、収納代行会社と受入小売業が情報共

有または協力の上、トラブルの解決・軽減に努める必要がある。

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< M E M O >

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変更履歴

版 年月 変更内容 第1版 2009 年 4 月 第 1 版作成 第2版 2013 年 10 月 「感熱紙タイプ」の内容について、モバイルプリンタの技術変化にあ

わせた改定等を行った。 表紙等 当センターの名称を組織形態変更後の名称に修正。 はじめに 「第 2 版改定にあたり」を追加。 P6 感熱紙タイプ (1)ロール紙形式と(2)単票形式の2つに分割。 (2)単票形式の①帳票のレイアウト・サイズについて、記

述を追加。 ページ下部に、感熱タイプ以外の印字方式が登場したときの

注記を新規追加。 P7 避けるべき収納票⑥に記述を追加。 P9, 17 JAN 企業コードから GS1 事業者コードへ、コード名称を変

更。 P18 GS1 事業者コード登録申請書を 2013 年 10 月現在のものに

差し替え。 P37 変更履歴の追加。 表 3 「作成にご協力頂いた企業」の更新。

第3版 2014 年 4 月 2014年 4月より印紙の貼付基準額が 5万円に引き上げられたことに伴

い、ゆうちょ銀行併用タイプにおける印紙貼付欄の記載内容について

改定を行った。詳細は下記のとおり。 はじめに 「第 2 版改定にあたり」を削除し、「第 3 版改定にあたり」

を追加。 P3 [裏面]にて、収入印紙貼付欄の文言のうち「3 万円以上」を

「課税相当額以上」に修正。 P17 (2)申請書記入に当たっての注意事項にて、2014 年 4 月

現在の登録申請書の様式に合わせて説明を変更。 P18 GS1事業者コード登録申請書を 2014年 4月現在のものに差

し替え。 P20 封入タイプ帳票見本[裏面]にて、収入印紙貼付欄の文言のう

ち「3 万円以上」を「課税相当額以上」に修正。

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作成にご協力頂いた企業

(五十音順)

日本代理収納サービス協会理事各社

≪正会員≫(収納代行会社)

(株)アプラス

(株)イーコンテクスト

ウェルネット(株)

SMBCファイナンスサービス(株)

(株)電算システム

ヤマトシステム開発(株)

≪リテール会員≫(受入小売業)

(株)サークルKサンクス

(株)セブン-イレブン・ジャパン

(株)ファミリーマート

ミニストップ(株)

(株)ローソン

帳票見本(P19~23)作成協力

小林クリエイト(株)

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一般財団法人流通システム開発センターは1972年に設立されました。流通情

報システム化の基盤整備事業を行っている公的研究機関で、POSシステムの

研究開発、GS1事業者コード(JAN企業コード)や共通取引先コードをはじめ

とする流通業統一コードの普及啓蒙と付番管理、EDIの標準化などの事業を

行っています。

GS1-128 による

標準料金代理収納ガイドライン

2009年4月 第1版 発行 2013年10月 第2版 発行 2014年4月 第3版 発行 一般財団法人 流通システム開発センター

〒107-0052 東京都港区赤坂 7-3-37 プラース・カナダ3F Tel. 03-5414-8511 Fax. 03-5414-8503

URL:http://www.dsri.jp/ ※本資料を引用する場合は、必ず出典を明記してください。