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飼い主のいない猫 - Nerima...飼い主のいない猫 (野良猫) で 地域環境が悪化 していませんか? エ エ な 最終 なりま まちのノラ猫問題

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  • 飼い主のいない猫

    (野良猫) で

    地域環境が悪化 していませんか?

  • まちのノラ猫問題 なんとかならないの・・・?

    ノラ猫は保健所が処分すべきでは?

    動物の収容は、区の保健所ではなく、東京都の動物愛護相談センターが行っています。

    しかし、飼い猫を自由に外に出している飼い主さんも多く、外の猫は、飼い猫か飼い主のいない猫か

    すぐには判断がつかないため、都のセンターも原則として収容していません。

    エサやりしなければ猫は減る?

    エサやりを止めても、猫は動物ですから、おとなしく飢え死にはしません。

    エサやりを急に止めると、飢えて生ゴミに殺到します。また、わずかなエサをめぐってケンカが絶え

    なくなります。

    最終的には、近接地域に移動しますが、町内で迷惑動物を押し付けあっているだけで、問題の解決に

    なりません。もちろん、移動先で繁殖し続けます。

    区が推奨する解決策は

    次ページ じゃあ、どうすればいいの?

    トラブル

    猫のフンで大迷惑。

    もう勘弁してほし

    い。エサやり禁止!

    元々ノラ猫は人が

    飼育放棄した生き物。

    エサをあげなきゃ

    可哀相!

  • 地域の力で被害を減らしましょう

    たくさんの猫がいる地域では、個人の力では解決が困難な状態となっています。

    しかし、地域の有志で力を合わせて対策をすれば、着実にノラ猫の数は減少します。

    これ以上ノラ猫が生まれないようにしましょう 1地域の猫を調査して、すべてのノラ猫に去勢・不妊手術を施し、新たな繁殖を防ぎます。

    外で暮らす猫は生活環境が厳しく、4~5年の寿命と言われていますので(一般的な飼い猫の

    寿命は15年程度)、全頭手術が終わると着実に数が減っていきます。

    手術をすると、ケンカや、繁殖期の鳴き声も減少します。

    近接地域から猫が集まらないようにしましょう 2置きエサは厳禁です。エサを何時間も置きっぱなしにすると、臭いにつられて近接地域から猫が集ま

    ります。そうすると、新たな猫が居付いてしまい、いくら手術しても追いつきません。

    エサは、①元々地域にいる手術済(または手術予定)の猫だけに、②毎日同じ時間、③必要最低限の

    量を与えるようにし、④猫の食後はすぐに皿を片付け、周囲を清掃します。

    新来の猫は、元々いた地域にエサ場がありますから、エサを与えてはいけません。

    フン被害が減るようにしましょう 3フンの被害は深刻です。猫トイレを設置し、被害を減らしましょう。

    プランターに園芸用の土を入れ、猫のフンとまたたびを混ぜるだけで、猫トイレになります。

    猫トイレの数は、地域内に多い方が効果が上がります。

    このような対策を行う場合、区は地域有志の方々を「登録」し、以下の支援をします。

    ① 去勢・不妊手術費用の助成(オス5,000円 メス10,000円) ② 猫捕獲用の専用ケージの貸し出し

    ③ 町会等との調整

    ④ 活動のアドヴァイス

    ※ 登録を受けるためには、事前に練馬区保健所で説明を受けていただく必要があります。

    区は、地域の取り組みを支援します

    このような活動を「地域猫活動」といいます

  • 地 域 猫 活 動 とは? 「野良猫」と「地域猫」は違います。

    いわゆる「野良猫」とは、飼い主のいない猫全般のことです。

    「地域猫」とは、飼い主のいない猫(野良猫)のうち、地域の理解の下で被害対策なども含

    めて適切に生態が管理され、地域住民との共存が図られている猫です。

    「地域猫」の「地域」とは単なる場所(エリア)のことではなく、地域コミュニティのこと

    ですので、地域コミュニティの理解の下で適正管理されている猫だけが「地域猫」と呼ぶことが

    できます。

    「迷惑動物」として地域住民から嫌われがちな「野良猫」を、人の力で「地域猫」に変えてい

    かねばなりません。

    地域猫活動の定義は以下のとおりです。

    地域猫活動とは、

    ① 猫を排除しても問題の解決にならないことをふまえた上で、

    ② 地域の方、ボランティア、行政の三者の連携のもと、

    ③ 飼い主のいない猫を適正管理して被害の減少を図り、

    ④ 人と猫が(=猫愛護者と被害者とが)共存できるまちづくりを目指す

    というものです。

    具体的には、

    ① 地域のご理解のもとで、

    ② 去勢・不妊手術を施して、これ以上猫が増えないようにした上で、

    ③ 手術で1代限りとなった猫について、エサの管理(ゴミあさり防止のための節度ある

    給餌)や猫トイレの設置などにより、ふん尿等の被害をできるだけ減少させていきます。

    ④ 1代限りとなった猫たちは、徐々に数が減少していきます。

    「地域猫活動」とは?

    飼い主のいない猫

    地域猫

    (被害対策・適切な管理

    =人との共存)

  • ~「人か猫か」から「人も猫も」へ~

    これまで

    地域猫の考え方

    猫がかわいそう

    (動物愛護)

    エサやりなど

    被害甚大

    (地域環境の悪化)

    フン尿被害など

    トラブル

    エサやりをするから猫

    が増える! 猫を処分して!

    猫だって生きている。 飢えさせてはいけない!

    猫による被害が減少していくことによって、猫が地域の嫌われ者になること

    も少なくなり、人と猫の(=愛護者と猫被害者の)共存が図られていきます

    議論は平行線

    猫を適正管理

    (環境改善)

    ↓ 被害減少

    去勢・不妊手術

    (徐々に数が減少)

    トイレ設置

    適切な給餌

    (管理するための給餌)

    不適切エサやりの防止

    地域で問題意識を共有

    (野良猫を減らし、被害を減らそう!)

    問題の解決が進んでいく

    どちらも、野良猫を減らしたいという気持ちは同じ

  • 行政+地域+ボランティア

    =野良猫対策の成功

    飼い主のいない猫の対策は、三者の協働によって成功します。

    地域のご理解が不十分な場合、ボランティアは精神的に孤立するため、長続きしません。

    また、行政の支援を受けずに活動しても、地域住民に「公共性のある活動だ」ということが分

    かってもらえませんので、苦労することが多いようです。

    ボランティア

    地域の最前線で

    飼い主のいない猫対策を実施

    ①行政の方針に従い

    ②地域の理解と協力の下に進めている

    ということで、活動の公共性が担保される。

    行政

    ボランティアを後方支援

    ・施策の方針で支える (ガイドラインなどにより、行政の方

    針を明確化) ・制度で支える (手術費助成金など) ・運用で支える (町会関係者との調整や苦情対応等)

    活動を支援

    地域住民

    ボランティアを側面支援

    ・エサ場の提供 ・トイレ場所の提供 ・資金のカンパ ・病院への搬送 など

    行政が支援している

    ↓ 「信用できる活動」との認識

    ↓ 安心して協力できる

    活動のPR

    保証

    活動への

    理解・協力

    活動を報告

    飼い主のいな

    い猫対策 (地域猫活動)

    安心

  • よくあるご意見

    猫は保健所で捕獲して処分すれば良いのでは?

    動物の捕獲、収容、処分は、東京都が行っています。 しかし、猫については、外に自由に出している飼い主がおり、外をウロウロしてい

    る猫が飼い猫か野良猫か区別がつかないため、東京都も原則として捕獲していません。

    エサやりを止めれば良いのでは?

    ① 猫はテリトリーを重んじる動物なので、エサやりを止めても、お腹を空かせて地

    域(テリトリー)に留まります。

    ② 飢えた猫が、ゴミを漁ったり、僅かな食べ物を巡ってケンカをしたり、屋内に侵

    入して食べ物を盗んだりして、二次被害が生じます。 猫はなんとしても生きようとします。おとなしく餓死する動物はいません。

    ③ それでもエサを与えない状態を続ければ、いつかは地域からいなくなります。 しかし、エサを求めて近隣の地域に移動しているだけなので、狭い町内で野良猫

    の押し付け合いをしているだけ、ということになります。 しかも、移動先のエリアで繁殖し続けて大迷惑。

    エサやり禁止では、問題の解決にならない

    エサをやろうがやるまいが、猫は本能に従って繁殖するので、

    必要なのは・・・

    ①増加防止 ②被害対策 ③対策の考え方を地域皆で共有すること

    ということになります。

  • ① 増加防止

    A 生まれさせない

    地域のすべての野良猫※に去勢不妊手術を施します。

    野良猫の寿命は4~5年と言われているので(飼い猫の一般的な寿命は15年程度)、徐々

    に数が減っていくこととなります。

    ※「地域のすべての野良猫」

    事前に、どれだけの猫がいるかをリサーチし、個体把握をしなければなりません。

    全体で何頭いるかも分からずにやみくもに捕獲・手術をしても、「なんとなく全頭終わったと思ったら、

    他にも猫がいて子供を産んでしまった」ということになります。

    個体把握のためには、エサやりしている方の協力が不可欠です。

    手術済の猫には目印(耳の先を小さくV字にカッ

    ト)を付け、手術済であることが誰が見ても分か

    るようにします。

    B 集めない

    エサやりの方法が間違っていると、近接地域から猫を呼び込むので、いくら手術してもき

    りがない状況になってしまいます。

    ・誤った方法でエサやりすると、他地域から猫を呼び込む。

    ・適切な方法でエサやりすると、継続的に個体把握ができる。

    誤った方法・・・ エサを置き、そのまま現場を去る(置きエサ)

    正しい方法・・・ 時間を決めてエサやりし、食後はすぐに片付け清掃

    「エサやりするから猫が増える」

    のではなく、

    「誤った方法でエサやりをするから、猫が増える」

    耳カットは手術済のしるし

  • ※ 他人の敷地(駐車場など)で無断でエサやりしている方がいますが、認められません。

    これは、「猫のエサやり」の問題ではなく、「他人の敷地に勝手に入って自分の好きなことをし

    てはいけない」という常識の話になります。不法侵入に問われる可能性もあります。

    「今まで何も言われていないので大丈夫と思います」と言う方がいますが、土地の所有者は不

    満を持ちながら我慢していることが多くあります。マナーは必ず守りましょう。

    1日中全く片付けない場合

    置きエサ現場の様子

    近隣の猫

    (離れて様子を見ている)いい場所なので定住

    食べ散らかして

    エサが散乱

    春~夏は

    腐って異臭

    もはやエサではなく

    生ゴミ エサ

    食事中

    いつでも食事できるので

    様々な動物が

    エサ場付近を行ったり来たり

    エサ場にタムロ

    する動物も現れ

    る。

    エサ

    さらに別の猫

    カラス

    ゴキブリ

    気が向いたら

    また食べに来る

    エサ

    最初に

    エサ場の主たちが食事

    食事終了

    ・置きエサ現場では、いったい何頭の猫がエサを食べに来ているのかさえ、把握できない。

    ・把握していない猫が出産してしまう可能性が高い。

    ・次々と新たな猫を呼び込むので、いくら去勢不妊手術してもきりがない。

    ※ 置きエサ現場では、全頭手術しても、流入猫が新たなコロニーを形成し、3年程度で元の状態に戻る

    ことが判明しています。

    ・活動対象の猫が、決められたエサの時間に集結するので、しっかり個体把握ができる。

    ・捕獲は、決められたエサの時間に行えばいいので、非常に効率的。

    ・把握している猫全頭の去勢不妊手術が終われば、もう増えない。

    適切なエサ現場の様子

    近隣の猫

    (離れて様子を見ている)

    食べられないので

    自分の場所に帰る

    すぐに片付けて清掃

    何も

    ない

    何も

    ない

    掃除してあるので、

    他の動物も、虫も

    一切寄りつかない。

    食事終了

    エサ エサ エサ

    エサがないので、

    決まったエサの時間

    以外は、お気に入り

    の場所に姿を消す

    最初に

    エサ場の主たちが食事

    エサ エサ エサ

    ・毎日同じ時間

    ・エサは小皿にできるだけ

    小分けにする(=時間短縮)

  • これまで置きエサをしていた場合、

    時間を決めたエサやりに移行する方法

    ① エサ場に猫がある程度集まっているのを確認してからエサを出す。

    ② その際、前述のとおり、できるだけ小皿に分けて(できたら頭数分に分けて)給餌する。

    ③ 食べ終わった猫から順に小皿を片付け、きれいに掃除する。

    ④ 食べそびれた猫がその後で現れてエサをねだってきても、我慢して、絶対にエサを与え

    ない。

    ⑤ 何日間か続けると、かなりの猫がピッタリその時間に現れるようになる。

    ⑥ そのまま姿を消した猫は、他にエサ場を持っているということなので、心配無用。

    「置きエサを止めたら飢える猫がいる!」という方が多いが・・・

    野良猫は生きるのに必死。黙って餓死する猫などいない。

    しかも多くの野良猫が、3~5箇所程度のエサ場をキープしている。

    エサを片づけるようにしたら、

    ① エサのある時間に来るようになる

    または

    ② キープしている他のエサ場に行く

    どちらかの行動を取るだけである。

  • 「エサやりしている人が言うことを聞いてくれない!」

    という場合

    置きエサを止めなければ、猫の流入が止まらず、猫対策は破綻します。 エサやりしている人の多くが、「時間を決めたエサやりをすると、その時に食べられ なかった猫が飢える」ということを心配しています。 何日間か一緒に給餌して、大半の猫が決められた時間に姿を現すようになったら、

    エサやりしている人も安心することが多いです。

    エサやりしている人を敵に回しても、

    得なことは一切ありません

    エサやりしている人との連携は、捕獲および個体把握をする上で最重要です。

    地域内で猫にエサを与えている人たち(一般的に、野良猫はテリトリー内に3~5か所

    のエサ場を持っています)が誰なのかを把握することが、対策の第一歩です。 ただし、エサやりしている人と決してケンカしてはいけません。

    エサやりしている人とケンカをしても、猫の捕獲と管理が困難になるだけで、何も良い

    ことはありません。 猫を大切にしたいという相手方のポリシーを尊重し、対話を重ねることが大切です。

    「エサの管理をしたいが、誰か自分たち以外にエサをあげて

    いる人がいるらしく、うまくいかない」という場合

    誰だか分からないが夜のうちに置きエサされている、というような場合は、現場に エサやりしている人あての張り紙をします。 張り紙の内容は以下のようなものにします。 この地域の野良猫は地域住民によってエサやりも含めきちんと管理しています。 野良猫は、食べ物があればあるだけ食べる傾向があります。 しかし、必要以上のエサやりは猫の健康を害することにもなりますので、 お止めください。

    ここで猫にエサをあげている方へ この地域の野良猫は、地域住民の有志によって去勢不妊手術が進められています。

    ぜひ相談したく思いますので、ご連絡ください。 ○○町○丁目 猫対策の会 代表 ○○ 090-××××-××××

  • ② 被害対策

    A 猫トイレの設置

    猫トイレを作ると、フン尿被害が減少します。

    猫は食後にエサ場の近くで用を足しますので、猫トイレもエサ場の比較的近くに設置しま

    す(ただし、エサ場のすぐ横だと嫌がります。)。 自宅以外に設置する場合は、土地の管理者の許可を得てください。 トイレを作ったら、猫のフンをトイレの土に混ぜて、そこがトイレであることを認識させ

    ます。猫の関心を引くために、最初は土にまたたびを混ぜることも効果的です。

    猫トイレは、設置場所が多ければ多いほど効果が上がります。

    もちろん完全に被害をなくすことはできませんが、たしかに一定の効果があります。 あまり効果がみられない場合は、設置場所を変えるなどの工夫をしてみてください。

    庭の土を掘り返したトイレ プランターに園芸用の土を

    入れたトイレ 猫の通り道にトイレ砂を

    撒いたもの

    地域で考え、被害対策が行われている

    これからは着実に状況が良くなっていく

    →安心感

    「なんで私が、毎日猫のフンを拾わねばならないのか!」

    これまで ~やり場のない怒り~

  • B 猫を寄り付かせない

    大切な庭などに猫が侵入しないようにすることも大切です。

    残念ながら猫除けには決定的な方法はありませんが、以下の方法により効果があった事例

    があります。

    猫が嫌がる臭いで対策

    ・木酢液(もくさくえき。ホームセンターの園芸コーナーで販売しています。)

    ・食用酢

    ・ミカンなどの柑橘系の果物の皮

    ・レモンバームやミントを植える。

    ・淹れたあとのコーヒーのカス(レギュラーコーヒー)

    ・市販の忌避剤

    注① 上記のものを現場に撒く前に、猫のフンを取り除き、さらに、周囲の土も薄く(表土5

    cm程度)除去します(事前にフンの臭いを取り除なかいと効果ナシです)。

    注② 4~5日に1回、最低でも1か月(できたら2~3か月)は継続して、現場に猫の嫌い

    な臭いが徹底的に染み付くようにします。

    注③ 木酢液には、唐辛子を漬け込むとより効果的と言われています。

    注④ 土の上に液体を撒くときは、そのままだと土に滲みこんでしまうので、「ウッドチップ」

    (ホームセンターの園芸コーナーで販売しています)を敷いて、その上から液体を撒く

    と、液体がウッドチップに滲み込むので効果が持続します。

    注⑤ 嫌がる臭いは猫によって個体差があります。

    対策当初に複数の方式を試し、現場に来る猫が最も嫌がっていると思われる方法を採用

    します。

    ・犬の臭いを付ける

    猫は、犬の臭いがする場所を嫌がることが多いです。

    犬を飼っている方にお願いして、使用済の犬用毛布などを譲り受け、それを現場に置きます。

    注 作業前に、猫のフンを取り除き、さらに、周囲の土も薄く(表土5cm程度)除去します(フ

    ンの臭いを取り除なかいと効果ナシです)。

    超音波発生装置で対策

    ・最近、猫除け用の超音波発生装置がインターネット上で販売されており、効果が

    報告されています。

  • 侵入を防ぐ

    ・キャットカット(プラスチック製のトゲトゲ。

    100円ショップなどで販売しています。)

    隙間なく敷き詰めることがポイントです。

    塀から猫が侵入してくるときは、適当なサイズに

    切って塀の上に置くと、猫が来なくなります。

    ・ネットを張る。

    猫はネットが苦手です。

    目の細かいネット(ゴミ用のネットなど)を侵入経路に張ります。

    できるだけダブダブに、ゆるく張ることがポイントです。

    ネットが「ゆるく」張ってあると、爪が引っ掛かり、体が安定しないので上に登れません。

    ネットの下部も、たっぷりとネットを余らせて、ネットをくぐって下から侵入するこのないよう

    にします。

    エアコン室外機のホースでの爪とぎをさせない

    ・キャットカットをホースに巻く

    前述のキャットカットをハサミで適当なサイズに切り、被害に遭っているエアコンのホースに

    巻きつけ、針金で留めます。

  • ③対策の考え方を地域皆で共有すること 地域猫活動では、ノラ猫の問題を「地域の環境問題」として考えます。 決して「猫を愛護するか、愛護しないか」ということではありません。 ですから、地域猫活動では、「対策の考え方を地域で共有すること」が最も重要です。

    猫愛護者もそれ以外の方も、ともに気持ちよく暮らせるまちにしていくために、地域に活動

    の趣旨が浸透している必要があります。

    猫を愛護する一部の方だけが広報しないで活動している場合、「迷惑な猫愛護者」と誤解され

    てトラブルに巻き込まれることもあります。

    地域に一切

    周知していない

    猫愛護者

    これまで

    地域の他の方

    ・長年、ノラ猫被害で悩んでいる

    ・自衛をしているが、うまくいかない。

    猫愛護者に対する不満、不信。

    ×お金と手間ヒマをかけて手術を

    している人がいることなど、

    想像もつかない。

    逃げ隠れて活動

    経済的負担が多大

    誤解に基づく非難

    ・エサを与えている人がいる!

    ・夜ごと猫を相手に何かしていて

    怪しい。得体が知れない人たちだ。

    孤立無援の活動

    (精神的限界)

    何も知らないまま

    トラブル・苦情は

    変わらない

    断絶

    1人で(あるいは仲間だけで)

    去勢不妊手術(&エサやり)

    活動の先鋭化 (住民無視の活動)

    活動の挫折

  • 活動の中心となる住民の方

    地域猫

    地域の他の方

    ・長年、ノラ猫被害で悩んでいる

    ・自衛をしているが、うまくいかない。

    猫愛護者に対する不満、不信。

    「本当に被害が減り、

    猫の数が減るなら、

    ありがたい話だ」

    実績を上げる

    皆から喜ばれ

    やりがい

    さらに安心・信頼

    理解→安心→協力

    ・エサ場の提供

    ・トイレ場所の提供

    ・資金のカンパ

    ・病院への搬送

    去勢不妊手術(&エサやり)

    トイレの設置

    エサ場の掃除

    不適切なエサやり者への指導

    地域に周知

    「猫の被害を減らす

    ための活動です!」

    地域にレポートを配布

    「すでに○頭手術しました。あと×頭です」

    「猫トイレを設置しました」

    「これまでに○円カンパをいただきました」

    長年の悩みからの

    解放

    協力関係

    一緒にやってくれる人が増える

  • 地域への周知の方法

    まず、町会関係にご挨拶

    個人の趣味的な活動ではなく、「公共的な地域活動」として、地域の方々に声をかけて猫対

    策をしますので、町会の関係者にご挨拶をし、活動趣旨を説明します。

    つぎに、近隣に周知&協力者を募る

    周知には主にチラシを使います。

    具体的には・・・、

    チラシを持参し戸別訪問

    戸別訪問には少々勇気が要りますが、

    「ノラ猫問題について一緒に考えたい」と言うと

    多くの場合好意的に話が進みます。

    ※ 志を同じくする複数の人で一緒に訪問すると、心強いです。

    戸別訪問の2大メリット

    ① ノラ猫の被害者から喜ばれ、応援してもらえます。

    ② こっそり庭でエサを与えている家など、猫好きな家を把握できるので、猫トイレ

    の設置などの協力を求めることができます。

    特に優先して訪問する家(野良猫対策のカギとなる家)

    ① 猫で困っている家(ペットボトルが置いてある)

    →被害状況などを丁寧に聞きます。

    ② エサを与えている家(またはその可能性がある家)

    →地域の野良猫に詳しいと思われます。猫の状況を詳しく聞きます。

    →対策への協力を依頼します。

    説明の方法

    ①区の方針に従い、②町会関係者にもお話しし、③野良猫対策を進めます

    と話し、チラシを渡します。

    ※「猫愛護活動」ではなく「野良猫対策のための活動」であることを、しっかり

    アピールすることが大切です。

    実際に使われたチラシ

    はこちら

    補足的な方法として、町会回覧をお願いしたり、アパート・マンションなどにはポスティングす

    るのも有効です。また、地域の交番にも挨拶をしておくと安心です。

  • ○○小学校周辺住民の皆様へ

    繰り返し出産をしている野良猫に不妊手術を受けさせたいとのご相談を受け、○○小学校周辺

    の飼い主のいない猫対策(地域猫活動)を行っています。

    調査したところ、引越しで捨てられた 2匹(手術済み)を含め、11匹の飼い主のいない猫がいる

    ことがわかりました。

    母猫とその子猫もまた、この春出産をする時期になり、このま

    までは猫の数が一気に増えてしまうことがわかりました。

    地域猫活動とは、飼い主のいない猫問題をその地域の問題と

    してとらえ、住民、ボランティア、行政が協働して力を出し合い、

    問題を解決していく活動です。

    1. 飼い主のいない猫に不妊去勢手術を行い、繁殖を制限し、1代限りとし

    2. ゴミあさりをさせないよう餌をキチンと与え、片づけを行い

    3. 地域住民の方の協力で、トイレなどを設置し糞尿の被害対策を行う

    ことで、地域の猫と人、人と人のトラブルの解決を図ります。

    練馬区では、このような活動を猫被害対策のための活動と位置付けています。

    野良猫の寿命は 3~5年と短く、この活動を続けていくことで、だんだんと猫の数が減り、糞尿被

    害も減っていきます。

    餌をあげなければいい、とお考えの方もいらっしゃると思いますが、餌が少なくなったとしても、

    繁殖が抑えられるわけではありません。

    また、捕まえて処分する、別の場所に遺棄・虐待することは、野良猫であっても犯罪です(100

    万円以下の罰金)。各行政も、野良猫の引き取り処分は行っておりません。

    地域の子供たちに、命を慈しみ大切にすることを学んでもらう活動でもあります。迷惑だから隣

    町に追いやる、処分するといった考えからは、生命尊重の理念は伝わりません。

    ○○町会のご許可を得て、

    月 日 から 猫の捕獲作業を行います

    既に避妊手術をしている猫を知っている、家猫で外へ出している猫がいる、自分も猫のお世話

    をしているなど、情報があれば予めご連絡ください。

    また、家猫は外へ出さないようにお願いいたします。

    猫が嫌われ者にならないように、ご協力をお願いします!

    ○○○○の会

    代表 ○○ ○○子 090-○○○○-○○○○

    開始時に配布するチラシの例

  • 地域の皆様のご理解とご協力をお願いします!

    ***地域の環境改善のため、「ちょっとだけ」活動に参加してみませんか?***

    猫の不妊手術を徹底していくことで、猫の発情中の鳴き声、喧嘩、マーキングを抑えることができ

    ますので、地域猫活動地域はそれだけでもとても静かに穏やかに変わります。

    繁殖が抑えられることで、子猫の無駄な死を目にすることもなくなります。

    ですが、この活動には、手術費用、餌代、トイレの設置場所、清掃など、皆さんのご協力が不可欠

    です。

    現在、猫のお世話をしている方は、今回の費用について多くの負担をしていただくことになってい

    ますが、個人で全額を負担することは出来ません。

    また、ウンチ被害については対策はこれからになるため、皆様のご理解をいただきにくい現状では

    ありますが、被害状況など具体的にお聞かせいただき、対策を取っていかなければいけません。

    ボランティア活動と言うと、特殊な人たちだけの活動と思われがちですが、この地域猫活動は、地

    域に根ざした地域環境改善のための市民活動です。

    どんな小さなご協力でも構いません。ちょっとだけ、お力を貸していただけませんか?

    具体的には

    費用のカンパ・・・・・500円でも1000円でも構いません。協力病院へ搬送しますので、格安で

    手術は行えます。無理ない範囲でのご協力、よろしくお願いいたします!

    ご協力いただける方は、○○町会 ○○様 に お渡しくださいますよう、お願いいたします。

    トイレの設置・・・・・・ウンチ被害対策で最も有効なのが、トイレの設置です。

    プランターを電柱脇に設置するなど、場所の提供をお願いします。

    清掃のご協力(週に1,2回で十分です)をしていただける方、ちょっとやっ

    てみようかな、という程度で構いません。是非、ご連絡ください。

    フードのカンパ・・・・・猫の繁殖を抑えるための捕獲は、決まった場所・時間

    に餌付けを行い、猫の行動を把握し管理していないとできません。餌付けは

    大切な作業です。不要になったフード(缶、カリカリ)をいただけると助かります。

    皆さんのちょっとのご協力、どうぞよろしくお願いいたします。

    ○○○○の会 代表 ○○ 090-○○○○-○○○○

    ○○町会 03-○○○○-○○○○

    区担当部署:練馬区生活衛生課 管理係 03-○○○○-○○○○

    地域に協力を呼びかけるチラシの例

  • 平成○○年○月○日

    地域の皆様へ

    飼い主のいない猫対策の進捗状況(ご報告)

    私たちは、練馬区の公認ボランティアとして、地域環境改善のため、飼い主のいない

    猫対策を進めています。

    ここ○○神社では、神社関係者のご理解をいただき、昨年8月から対策を進めていま

    す。去勢・不妊手術もかなり進みましたので、現在の状況をご報告いたします。

    ① 去勢・不妊手術

    手術済・・・成猫10頭

    ※ 手術が終わった猫は、目印として、左耳の先端をV字形にカットしています。

    今後の手術予定・・・成猫1頭

    ※ ときどきしか姿を見せないので、なかなか捕まらない状況です。

    ② 猫トイレ

    フンの被害を少しでも減らすため、神社の許可を得て、敷地内の一部を掘り起こし、

    猫トイレを作っています。猫が使用していることが確認できています。

    ③ エサについて

    私たちはエサやりはしていませんが、神社内では特定の方がエサやりをしています。

    猫の被害を抑えるためには、決まった場所、決まった時間に、適切な量のエサを与

    える必要があります。エサを与えないと、以下のように被害が拡大します。

    1 神社の外に出て近隣でエサをねだります。そのようなときに猫好きの方がエサ

    を与えると、猫はその場所を新たな居場所にしてしまいます(猫被害が近隣に拡

    散)。

    2 飢えてゴミをあさったり、ひどい場合には屋内に侵入して室内の食べ物を盗ん

    だりします。

    私たちは、神社関係者のご理解をいただき、猫問題の解決を図っています。去勢・

    不妊手術によって増えないようにした上で、1代限りとなった猫について、トイレの

    設置等により、猫を適正管理して被害を少しでも減らしていきます。

    飼い主のいない猫は生活環境が良くなく、寿命は4~5年と言われていますので、

    猫の数はだんだんと少なくなっていくことになります。

    この活動は地域の皆様のご理解、ご協力をいただき、初めて実現できます。趣旨にご

    賛同いただける方は、どのような小さなことでも構いませんので、ご協力いただけると

    ありがたく存じます。

    ○○○○○○会 代表 ○○(○○町○丁目)※連絡は練馬区保健所へ

    ※ 区担当部署:練馬区保健所 生活衛生課 管理係 5984-2483

    活動レポートの例

  • まとめ ~活動の流れ~

    地域内に活動趣旨を周知

    活動の中心エリアでは、できるだけ戸別訪問をします。

    戸別訪問することで、猫をめぐる人間模様を把握でき、活動を円滑に進め

    ることができます。

    特に、猫で困っている家(ペットボトルが置いてある)と、エサを与えて

    いる(またはその可能性がある)家は、優先して訪問します。

    地域の人は以下に大別できます。

    ①猫で困っている人

    ②エサを与えている人(こっそりあげている人もいる)

    ③猫が可哀想で心配しているが何もできないでいた人

    ④無関心な人

    ※ 特に、①の人から被害状況などを丁寧に聞き、猫対策であることを説

    明し、ノラ猫を減らす活動であることを理解していただきます。

    ※ ②③の人には協力を呼びかけます。

    エリア内の猫の状況を把握

    猫の頭数、種類、手術の有無、 外飼い猫の状況 などを把握します。 ※ 上記②のエサやり者に確認するのが

    最も効率的です。

    エリア内のすべての猫に去勢・不妊手術

    すべて手術しなければ意味がありません。 エサやり者の協力が不可欠です。

    活動レポートの配付

    活動の節目ごとに、地域にレポートを配付します。 (猫の数、手術数、トイレ設置状況、カンパの状況など)

    猫トイレの設置

    上記②③の人に協力を 仰ぎます。 正しいエサやりの方法を周知

    特に、上記②の人に覚えて もらいます。 カンパの依頼

    上記②の人にはそれなりの 負担を依頼します。 活動趣旨が理解されると、 ①や③の人からもカンパを いただけることがあります。

    ←同時進行→

  • 区は地域の方の取り組みを支援します

    登録ボランティア制度

    地域で中心となって動いてくださる方を区登録ボランティアとして認定します。

    これは、区が、地域の皆さまに対して、「この方は、地域のために働いているきちんとした人

    ですよ」と保証していることを意味します。

    登録には条件があります

    ① 2人以上のグループである。

    ② 代表者は練馬区在住であり、グループの半数以上が練馬区在住である。

    ③ 区の担当窓口でレクチャー(約1時間30分)を受け、制度の趣旨に納得している。

    ※ 事前に電話で予約をお願いします。

    ④ きちんと活動地域を定め、地域密着で活動する(地域を登録)。

    ⑤ 活動地域の町会関係者(町会長、町会役員)に挨拶をし、活動の了承を得ている。

    ※ 挨拶に際しては、区担当者が先に電話して話を通しておき、その次にボランティアが電話します。そ

    の後、担当者とボランティアが一緒に町会関係者宅を訪問し、顔合わせをします。

    登録ボランティアに対する区の支援

    登録ボランティア証の交付

    地域の方と話をする際などに、信用度が増します。

    去勢・不妊手術費の助成制度

    登録ボランティア専用の手術費助成金制度を

    利用することができます。

    練馬区獣医師会の病院で手術をした場合、オス 5,000円 メス 10,000円が代金から値

    引きされます。

    捕獲ケージの貸出し

    手術のための捕獲で使う、専用の捕獲ケージをお貸しします。

    町会等との調整

    区は、必要に応じて、活動エリアの町会等との調整を行います。

    区登録ボランティアになって地域で猫対策をしてみようとお考えの方、

    まずは下記担当までお電話ください。

    練馬区保健所 生活衛生課 管理係 03-5984-2483

  • 猫を飼っている方にとって、猫は大切な家族であることと思います。

    家族同然の大切な猫が地域の嫌われ者にならないよう、ぜひ以下のことにご配慮ください。

    去勢・不妊手術をしないと、異性を求めて大声で鳴くなどにより、飼育が非常に困難になります。

    屋内で飼育しきれずに外に出したり、猫が異性を求めて逃げ出したりすると、

    外で子供を作ってしまいます(猫の妊娠率はほぼ100%)。

    下図のとおり、猫は繁殖力が強く、いったん外で猫が生まれると、地域は猫だらけになります。

    「ウチの猫はオスだから手術は不要」というご意見もありますが・・・。

    前述のように、発情期に大声で鳴き、飼育が困難になります。また、屋外に逃げてメスを妊

    娠させ、飼い主のいない猫(野良猫)が増える原因になります。オスも手術が必要です。

    「手術なんて可哀想」というご意見もありますが・・・。

    繁殖期に交尾できないことは、動物にとって大きなストレスとなります。

    手術をすれば、愛猫は繁殖のストレスを感じずに、快適に生活

    できるようになります。

    また、未手術の猫が外に出て交尾すると、地域が猫だらけになります。

    屋外で生まれた子猫は、カラスに食べられたり、交通事故に遭うなど、

    過酷な運命が待っています。

    飼い主のいない猫(野良猫)の多くが、病気や交通事故などで、

    4~5年で死亡すると言われています(飼い猫の一般的な寿命は15年程度)。

    猫を愛すればこそ、去勢・不妊手術は欠かせません。

    1年後

    1回目

    の出産

    半年後

    ♀ ♀ ♂ ♂

    ♀ ♀ ♀ ♀ ♂ ♂ ♂ ♂

    半年に1回、4頭ずつ出産し、

    子猫の半分がメスと仮定した場合

    ※ メス猫は年に2~3回、1回につき3~5頭を出産します。

    ※ メスの子猫は生後6ヶ月程度で最初の出産をします。

    ※ 上図は理論値です。実際には成猫になる前に死亡する猫がいます。

    とにかく去勢・不妊手術を!

    猫を飼っている方へ

    おねがい

  • 「猫は外で自由に暮らすのが一番」という考えを

    耳にすることがありますが、そうではありません。

    外の世界は危険がいっぱいです。

    ① 飼い主のいない猫(野良猫)から様々な病気を

    うつされます。

    ② 交通事故で死ぬ猫が後を絶ちません。

    ③ 近隣の庭でフンをするなど、近所に迷惑をかけてしまい、

    町の嫌われ者になります。

    猫は、屋内飼育に十分適応できる動物です。

    大切な猫のため、屋内だけで飼いましょう。

    【室内飼育に切り替える方法】

    ① 大型のケージに猫を入れ、当分の間、ケージの外に出さないようにして飼育します。

    ② 数か月すると、猫のテリトリー認識が変更されるため、ケージの外に出しても屋外に出

    たがらなくなります。

    完全屋内飼育を!

    保健所には、「猫がいなくなりました」という電話が多くかかってきます。

    しかし、名札などの目印のない場合は、

    飼い主のいない猫(野良猫)と区別がつきませんので、発見されることは非常にまれです。

    東京都動物愛護相談センター(動物収容施設)では、

    外をウロウロしている猫は原則として引き取りませんので、

    迷子猫の大半が野良猫化してしまっていると思われます。

    そのようなことにならないよう、

    猫に名札などの目印を付けておきましょう。

    迷子猫にならないために

    以下のものをいつでも持ち出せるように用意しておきましょう。

    ①エサ(最低5日分)と水 ②食器 ③常用薬 ④トイレ用品 ⑤ケージなどの収容用品

    猫は環境の変化に弱いので、自宅が無事ならば、慣れている家にいるのが一番です。

    自宅が危険なときは、上記の物を持って、避難拠点(区立小中学校)に猫と一緒に避難してく

    ださい。

    猫とはぐれても再会できるよう、日頃から、猫に名札などを付けておきましょう。

    災害に備えて

  • 飼い主のいない猫をかわいそうだと思う方がいる一方で、ふん尿や鳴き声など

    により、地域で問題が生じていることがあります。

    飼い主のいない猫の問題は、「地域猫活動」で解決を図ります。

    「地域猫活動」とは、地域にいる飼い主のいない猫の問題を、地域住民。問題解決に取り組むボラ

    ンテイア・行政の三者が協力しあつて解決を目指すことにより、人と猫とが共生する地域づくりを

    していくという考え方です。具体的には、猫のトイレ、エサ、繁殖などを地域で適正に管理するこ

    とにより、飼い主のいない猫によるトラブルを減らし、地域環境を改善していく活動です。

    飼い主のいない猫の問題は、地域の環境問題です。猫が好きな方と嫌いな方が

    対立していても問題は解決 しません。地域環境を良くするために、できるだけ

    多くの立場の関係者がともに考えていくことが大切です。

    地域で話し合いが行われる場合、必要があれば区の関係者も同席いたします。

    飼い主のいない猫の生活環境はあまり良くありません。屋外では

    交通事故などの危険にさらされており、寿命は4~ 5年と言われてい

    ます。

    このため、地域のすべての飼い主のいない猫に去勢・不妊手術を

    行えば、だんだんと数が減つていくことになります。

    また、手術をすることにより性質がおとなしくなり、発情期の鳴き声

    や強烈な尿の臭気もなくなります。

  • 鐘〓

    猫の被害の多くはふん尿によるものです。

    猫のトイレを用意し、ふん尿の被害を減少させましょう。

    トイレの場所は、あまり目立たず他人の迷惑にならない場所が適当です。柔らかい土や砂利がトイレ

    になります。地域住民の方々に協力していただき、適切な場所にトイレを設置しましょう。

    地域の方々に説明し、こ理解をいただいて、エサ場を決めます。

    エサは決まつた時間に、適切な量を与え、食べ終わつたらその場で片付けましょう。置きエサ (エサ

    を置いたままにしておくこと)は不衛生な上、こ近所とのトラブルのもととなります。エサ場の周辺は

    常に清潔が保たれるよう、配慮をしましょう。

    飼い主のいない猫にエサを与えていながら、去勢・不妊手術やふん尿の管理などをしないで放つて

    おくと、猫たちによる被害が目立つようになるだけでなく、子猫が生まれてしまいます。こうなると、猫

    は地域の嫌われ者になつてしまいます。

    「無責任なエサやり」と言われないようにしましょう。

    ―部のポランティアの方だけで、去勢・不妊手術やふん尿の管理などを行つている場合があります。

    このような場合、熱心に活動していても地域に理解されずに困つている例が見受けられます。

    飼い主のいない猫の問題を解決していくためには、地域の方々の理解が不可欠です。地域の方々に

    猫をめぐるトラブルを減らすための活動であることを丁寧に説明し、猫の被害にあつている方の苦情・

    相談には真摯に対応しましょう。

    猫の世話をしている人を見かけたら、声をかけてみてください。猫の問題を解決するための活動を

    しているのかもしれません。このガイドラインに従つて活動している人であれば、きちんと説明してく

    れるはずです。

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  • 適正管理されている猫

    ① 繁殖制限の手術済

    ② フン尿対策(猫トイレ)

    手術済の目印として

    耳先をV字カット

    庭の一角を掘り返して

    フンを混ぜる

    プランターに砂を入れて

    フンを混ぜる

  • 練馬区保健所 生活衛生課 管理係

    03-5984-2483