Upload
others
View
3
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
2012/7/5
1
赤潮被害軽減のための衛星データ入門
石坂丞二
名古屋大学
地球水循環研究センター
2011.12.9平成23年度漁場保全関係研究開発推進会議 赤潮・貝毒部会
現在定常的に取得できる海洋衛星データ
• 海色
• 海表面温度
• 海面高度(地衡流)
• 海上風
• 海面塩分
• 日射量
• 海氷
• 降水量
• 他
多くのデータは現状では沿岸には解像度が粗い
海色衛星データの利点と限界
• 観測頻度は多い
• 沖合の広い範囲の情報がわかる
• 現場観測の情報と合わせて、赤潮の流入予測は可能
• 雲や軌道等の理由で毎日はとれない
• 沿岸では精度が悪い場合がある
• 種類の情報は現状では開発途上
• 深い場所にいるプランクトンは見えない
• 手に入れにくい
現在運用中・将来予定の海色衛星
• MODIS Aqua/Terra(アメリカの2台のセンサーでJAXA等が処理して配布、特にTerraの精度はあまりよくない。1km ‐>500m)
• MERIS (ヨーロッパ)
• GOCI (韓国の静止衛星, 2011‐, 500m, 1時間ごと)
• VIIRS /NPP (アメリカの次世代ミッション, 2011‐, 750m)
• GCOM‐C (日本の次世代ミッション, 2014‐, 250m)
2012/7/5
2
海色データの国内配布状況
• JAXA MODIS 準リアルタイム
http://kuroshio.eorc.jaxa.jp/ADEOS/mod_nrt_new/index.html
• 環日本海海洋環境ウォッチシステム
http://www.nowpap3.go.jp/jsw/jpn/
• 名古屋大学赤潮サイト
http://redtide.hyarc.nagoya‐u.ac.jp/
宇宙研究開発機構(JAXA) MODIS 準リアルタイム
http://kuroshio.eorc.jaxa.jp/ADEOS/mod_nrt_new/index.html
みどり1号・2号の海色衛星センサーの代替
NASAのデータをJAXAが独自のソフトで処理
茨城県・愛知県等がデータを再配布
1 km
2012/7/5
3
1 km Chl‐a
1 km Chl‐a
1 km Chl‐a
2012/7/5
4
1 km SST
1 km nLw標準化海面射出輝度
2012/7/5
5
1 km輝度
500mRGB
500 m RGB500mRGB
500 m RGB500mRGB
2012/7/5
6
500 m Chl‐a
500 m Chl‐a
250 m RGB
500 m Chl‐a250 m RGB250 m RGB
2012/7/5
7
環日本海環境ウォッチhttp://www.nowpap3.go.jp/jsw/jpn/
• (財)環日本海環境協力センター(富山県)
– 国連環境計画(UNEP)北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)特殊モニタリング・沿岸環境評価地域活動センター(CEARAC)
– WG3 HAB, WG4 リモートセンシング
• 環境省
2012/7/5
8
2012/7/5
9
保存は拡張子をphpからgifに変えると多くのソフトで読める
SeaWiFS1997‐
2004
MODISTERRA2002‐
2011
名古屋大学地球水循環研究センター
http://redtide.hyarc.nagoya‐u.ac.jp/
宇宙利用促進調整委託費
「赤潮被害軽減のための
衛星データ利用実証試験」
石坂丞二(名古屋大学)・宮村和良(大分県)
板倉茂(瀬戸内水研)・古谷研(東京大学)
2012/7/5
10
(Siswanto et al. Submitted)
Kareniamikimotoi
2012/7/5
11
まとめと今後
• 現状の画像データは簡単に取得できる。
• 数値データに関しても、取得は容易。ソフトが
必要(JAXA, NPECサイト参照、あるいは石坂まで連絡)
• 2014年打ち上げ予定GCOM‐Cの高解像度データに期待(赤潮も研究プロダクト)
• 当面名大でより広域の赤潮グループプロダクト公開予定-評価してほしい
• 新しい要望もJAXA, NPECや石坂まで