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ミニバスケットボール TO(テーブル・オフィシャルズ) 手引き(マニュアル) 大阪ミニバスケットボール連盟 審判部 2014- 大阪ミニバスケットボール連盟審判部では、今回「TOの手引き」を作成しました。 ミニバスケットボール競技規則では記述がない部分についても、連盟審判部として 独自の規定というかたちで設定している部分が多くあります。 ゲームを楽しく、円滑に進める「申し合わせ」ととらえて頂き、 各チームでご活用ください。 まだまだ内容には修正を加え続けて、より分かりやすい表現に していく必要があると思われます。 お気づきの点・ご不明な点がありましたら大阪ミニバスケットボール連盟・審判部 までお気軽にご連絡ください。 ----- ----- TOの留意点 スコアラーの役割 アシスタント・スコアラーの役割 タイマーの役割 30秒オペレーターの役割 よくあるTOのミス・かん違い<1> よくあるTOのミス・かん違い<2> チームベンチ(濃) チームベンチ(白) 主審 副審 オポジット・サイド ゲーム開始5分前~2分前まで、レフリーはオポジットサイドの位置で両チームの ウォーミング・アップを見守ります。(3分前もここで吹きます) タイム・アウト時もこの位置にいることが基本です。 テーブル・サイド R U

審判部 ミニバスケットボール TO(テーブル・オ …minibasket.osakabasketball.jp/wp/wp-content/uploads/2015/...<スコアラーの役割> 大阪ミニバスケットボール連盟

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ミニバスケットボールTO(テーブル・オフィシャルズ)

手引き(マニュアル)

大阪ミニバスケットボール連盟審判部

2014-

大阪ミニバスケットボール連盟審判部では、今回「TOの手引き」を作成しました。

ミニバスケットボール競技規則では記述がない部分についても、連盟審判部として

独自の規定というかたちで設定している部分が多くあります。

ゲームを楽しく、円滑に進める「申し合わせ」ととらえて頂き、

各チームでご活用ください。

まだまだ内容には修正を加え続けて、より分かりやすい表現に

していく必要があると思われます。

お気づきの点・ご不明な点がありましたら大阪ミニバスケットボール連盟・審判部

までお気軽にご連絡ください。

----- 目 次 -----

TOの留意点

スコアラーの役割

アシスタント・スコアラーの役割

タイマーの役割

30秒オペレーターの役割

よくあるTOのミス・かん違い<1>

よくあるTOのミス・かん違い<2>

チ ー ム ベ ン チ( 濃 )チ ー ム ベ ン チ( 白 ) T O

主 審 副 審

オポジット・サイド

ゲーム開始5分前~2分前まで、レフリーはオポジットサイドの位置で両チームのウォーミング・アップを見守ります。(3分前もここで吹きます)タイム・アウト時もこの位置にいることが基本です。

テーブル・サイド

R U

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ミニバスケットボール・TOの留意点

大阪ミニバスケットボール連盟審判部

タイマー

○アシスタント   スコアラー

○30秒オペレーター

○タイマー

○スコアラー

※ タイマーと30秒オペレーターは、必ず2人で個別に担当する(一人で兼任しない)

※ アローの管理はスコアラーかA・スコアラーが行う

※ 必要以上数の人間がTOの後ろに立って動かない  →  審判が有事を判断できない

※ 試合開始5分前には着席完了し、スコアペーパーや筆記用具の準備を確認する

※ TOの後ろには、必ず指導者やTO担当の大人がついて、管理すること

※ めくり得点板では、真横に下がり気味で座る(前に座って見えなくしたり、めくりを手で持ち続けない)

※ 試合が終了しても、得点板はリセットしないで、そのままにしておく(リセットは次の担当者に任せる)

最も煩雑で、集中力や独自の判断力も要求される。最高学年が適任。

難易度は低いが、笛の音への反応の良さと根気強さが必要。

ゲームで起る記録事項をすべてスコアーシートに記入するなど

仕事が多岐にわたり、判断力も要求されるので最高学年が適任。

個人、チームのファウル表示以外は余裕がある

ファウル者や得点者の背番号確認をスコアラーと協力する

●床拭きモップ係りは2人  めくり得点の場合、得点係りが兼任できる。

※ 会場の機材設備に対応して、その都度TOチームのメンバーで役割を確認しておくことが大切です。

●得点表示機器がない場合(めくり得点板の場合)得点係りとして2人増やす。

●ファウル表示機器がなく、テーブル左右での積み木タイプの場合、左右のA・スコアラーで行う。

●タイマー機器・30秒機器・ファウル表示機器・得点表示機器・スコアラーとそれぞれが

 独立して単体で機材がある場合 ・・・ 5名(すべてTOテーブルで操作を行える)

ファウル表示機器

得点・ファウル表示

得点表示機器

ファウル表示 得点表示機器・モップ係

会場のTO機器の確認が必要(会場にどんなTO機材設備があるか)

●ファウル表示機器・得点表示機器を兼任して、4名でも可能(すべてTOテーブルで操作を行える)

スコアラー30秒

オペレーターアシスタントスコアラー①

タイマー スコアラー 得点係右

得点係左

30秒オペレーター

アシスタントスコアラー①

タイマー スコアラー30秒

オペレーター

アシスタント

スコアラー②

アシスタント

スコアラー①

●デジタイマーで、タイマー・30秒・得点の3役割を行う場合

デジタイマー

ファウル表示得点表示

タイマー スコアラー30秒

オペレーター

アシスタントスコアラー①

Page 3: 審判部 ミニバスケットボール TO(テーブル・オ …minibasket.osakabasketball.jp/wp/wp-content/uploads/2015/...<スコアラーの役割> 大阪ミニバスケットボール連盟

<スコアラーの役割>

大阪ミニバスケットボール連盟審判部

○スコアラーはTOチームの『 キャプテン 』です。

試合の開始前

遅くとも試合開始3分前には、すべての作業が終わっていること。

スターターの

チェック

・スコアに書いてある番号どおりに選手が出場しているか確認します。

・アシスタントスコアラーにお願いをして、番号を読んでもらいます。

各クォーターの

出場選手のチェック

・TOテーブルの前に並んだ選手の番号をチェックします。

・アシスタントスコアラーにお願いをして、番号を読んでもらいます。

・筆記用具やスコアーシート、メンバー表の確認をします。

何か分からないことがあれば、審判に相談します。

○TOチームの代表として、審判やベンチのコーチと話をしたり、質問に答えたりします。

ゲームが始まったら

●ミニバスケットボール競技規則の『 スコアーシートの記入法 』をよく読んでおくこと。

□ ファウルの記入の仕方 □ チームファウルの記入の仕方

□ タイムアウトの記入の仕方

□ 最終手続きの記入の仕方 □ 審判の合図やテーブルオフィシャルズの合図

□ ランニングスコアの記入の仕方

・最初のボール保持を確認して、矢印を攻げきの逆方向に向けます。

・アシスタントスコアラーと協力して、頼んでいてもいいでしょう。

ファウルがあった

・審判がテーブルに向かって伝える番号を確認しましょう。

・しっかりと審判と目を合わせて聞きます。

・聞き終わって、分かったら、親指を立てて『OKサイン』を出します。

クォーターで

4ファウルになった・審判が4つ目のファウルを伝え終わったところで、ブザーを鳴らして、

 審判に指と声でチームファウルが4つ目であることを伝えましょう。

・スコアーシートに記入します。

前半が終了した

(スコアの確認)

ゲームが終了した

・矢印の向きを変えて、審判に変えたことを必ず伝えましょう。

・スコアシートの最終の手続きをして、全員がフルネームを記入します。

・スコアーの確認をします。両チームのスコアラーを呼びます。

 白チームから『番号』→『ファウル』の順で大きな声で確認します。

・ランニングスコアで、前半の得点を確認します。

もし、どちらかのスコアと違っていたら、必ず審判に指示を聞きます。

勝手に書き直しては絶対にいけません。

※ フィールドゴールの2点が入ったら、得点らんの点数に / 印を先に書き込みます。  となりのワクに入れた選手の番号を書き込みます。

※ フリースローの1点が入ったら、得点らんの点数に ● 印を先に書き込み、その後、選手の番号を書きます。

※ 各クォーターが終わったら、その最後の得点の数字を○で囲み、はっきりとした一本線を下に引きます。

※ ゲームが終わったら、最後の得点を○で囲み、はっきりとした二本線を下に引きます。

※ 最後にTOチームの名前をそれぞれの役割のわくにフルネームで記入して、審判に渡します。

各クォーターの得点を書き、総得点の合計を書きます。

使わなかったファウルわく、タイムアウトわくを一本線で消しこみ、使わなかった得点らんを左上から

右下へななめの線で消しこめば完ぺきです。

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<アシスタント・スコアラーの役割>

大阪ミニバスケットボール連盟審判部

○スコアラーはスコアラーを助けることと、ファウル表示の管理が大きな役割です。

○スコアラーを助けて、出場する選手の番号の確認やファウルや得点した選手の番号を確認します。

○個人ファウルやチームファウルを素早く確認し、会場中に正しく知らせる役割があります。

○スコアラーと協力して、矢印(オルタネイティング・ポゼション・アロー)の管理をします。

○スコアラーと協力して、タイムアウトの請求の伝達・管理をします。

アシスタント

スコアラーは

「アナウンサー」

です

・毎クォーターの出場選手の番号を声を出してスコアラーに伝えます。

・得点をした選手が何番かを声を出してスコアラーに伝えましょう。

・ファウルをした選手の番号を声を出してスコアラーに伝えましょう。

・「個人ファウル○回目!」「チームファウル○回目!」とベンチや

 会場に聞こえるようにアナウンスしましょう。

ファウルが

あった

アシスタントスコアラーは大忙しです!

・審判のファウルの合図があったら、スコアーをのぞきこんで、個人の ファウルが何回目?、チームのファウルが何回目? を確認します。

チームファウルが

4回目になった

クォーターが終わった

・審判がファウルをした選手の番号をTOに伝え終えたら、すぐに個人・ チームファウルの表示をして、審判に4つ目であることを伝えます。

・審判が4つ目のファウルを伝え終わったところで、ブザーを鳴らして、 審判に指と声でチームファウルが4つ目であることを伝えましょう。

・チームファウルをゼロにリセットして、次のクォーターの準備をします。

・次のプレイが始まって時計が動いたら、チームファウルを赤くします。

・審判がTOの近くに来る前に、プラカードやチームファウル表示の 準備(手に持っておく)をします。

・審判のファウルの報告を聞いて、自分の予想と間違いなかったら、すば やく準備したとおりの個人とチームのファウルを声を出して見せます。

・スコアラーにも、声を出して自分に伝えてもらうように前もって相談 しておけば、より良い仕事ができます。 TOチームの協力ですね。

タイムアウトの

請求(せいきゅう)が

あった

両チームから

タイムアウトの

せいきゅうが

あった

・タイムアウトの請求があったことをTOのみんなに知らせておきます。

・先に申し込んだチームが優先されます。

・ただし、シュートが入ったときは、入れた相手チームが優先されます。

・取れるタイミング以前に「タイムアウトの取り消し」を言われること

 もあります。ベンチからの声にも注意をしておきましょう。

タイムアウトが取れるのは、次のときです。

●審判の笛が鳴って、時計が止まったときすべて。    ファウル・ヴァイオレーション・レフリータイムなど

●タイムアウトを取りたい、その相手チームがシュートを決めたとき。

※ スコアラーの役割の勉強もして、スコアラーと同じ気持ちでゲームをよく見て仕事をしましょう。

※ スコアラーはゲーム中、シートへの記入でうつむいているときがあります。ゲームを見ていない間に  起ったことがわからないので、そこにアシスタント・スコアラーの大切な役割があります。

注意:ファウルがあったときは大忙しです! スコアーをのぞきこんで、すばやく自分の行動をしましょう。

   タイムアウトの請求があったときも、取れるタイミングをよ~く考えて、合図をします。

・タイマーはシュートが決まったとき、時計を止めます。・取りたいチームがシュートを決めても取れません。

※ 注意 →

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<タイマーの役割>

大阪ミニバスケットボール連盟審判部

○時計が止まっている間は、必ず手をパーで真っ直ぐ上にあげておきます。

 審判はその上げた手を見て、ゲームを開始します(準備ができていると判断します)

試合の開始前

試合時間を計る

・3分前と1分前にブザーを鳴らします。(審判は笛を鳴らします)

・ジャンプボールで、ジャンパーがボールをタップした瞬間スタート。

手を降ろして

休めるとき

・タイムアウトの間

・フリースローの間

各クォーターの

終わり

試合の終わり

・残り時間ギリギリで、審判の笛が鳴るかも知れません。

 笛が鳴ったその瞬間にボタンを押して、タイマーを止めてほしいので

 指をボタンの上に置いて、全身で笛の音を聞き、反応してください。

・時間ギリギリで打ったシュートがカウントかどうかを判断する必要

 はありません。

 審判が責任を持って判断します。

タイムアウトの終わりとフリースローの2本目のときには、

すみやかに手をあげて、開始の準備ができていることを知らせます。

・コート内で選手がボールに触った瞬間、審判も上げていた手を降ろし

 時計を動かす指示を出します。それを必ず見ながら確認しましょう。

・スローイン時は、コートの中で選手がボールに触った瞬間ボタンを

 押して時計を動かします。

・審判の笛の音にあわせて時計を止めて、すぐに手をあげます。

・ボタンの上に指を置いて、笛の音に瞬時に反応してボタンを押します。

○もう片方の手の指は、タイマーのボタンの上に置いておきます。

タイムアウト

・タイムアウトが請求されて、審判の笛がなったら、ブザーを鳴らして

 審判にタイムアウトの合図をして知らせます。

タイムアウト

時間を計る

・審判がタイムアウトの合図で笛を鳴らしてから、1分間を計ります。

・50秒たったらブザーを鳴らします。(1回目のブザー)

・60秒たったらブザーを鳴らします。(2回目のブザー)

・その審判の笛が、ファウルの笛だったら、審判がスコアラーへ

 ファウルの報告を済ませたことを確認してからブザーを鳴らします。

・タイムアウトの請求があって、その相手チームがシュートを決めた

 場合は、すぐにタイマーを止めて、ブザーを鳴らし、審判にタイム

 アウトの合図をして知らせます。

※ 注意 →

※ 注意 →

※ 最後のフリースローの入った場合 ・・・ 外からのスローインのボールにコート内で誰かが触った時

 <間違いやすいので注意しよう> タイマーを動かし始めるとき

※ 最後のフリースローが外れた場合 ・・・ リバウンドボールにコート内で誰かが触った時

※ 最後のフリースローでヴァイオレーションがあった場合・・・スローインのボールにコート内で誰かが触った時

注意:どんなときもタイマーを動かすのは、誰かがコート内でボールに触った時です。

   スローインを投げた瞬間や、床にバウンドした瞬間ではありません。間違わないようにしてください。

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<30秒オペレーターの役割>

大阪ミニバスケットボール連盟審判部

○ 新しいルールでは「リセットボタン」と「ストップスタートボタン」を使い分けます。

○「リセットボタン」は押すことで表示を30秒にもどして自動でカウントダウンを始めます。

○「スタートストップボタン」は30秒を一度止めて、また続けて計るときに使います。

今年度は30秒継続のルール改正の過渡期ですので、子供たちへの指導手順として

まずは「スタートストップボタン」を押して30秒計を止めることを基本にして

次に、そのまま継続のケースとして待機するのか、リセットボタンを押して

リセットするケースなのかを判断するという方法を推奨しています。

30秒をそのまま継続してカウントダウンするケースでは、すべてのケースで審判が笛を鳴らし

ゲームを止めるケースです。もしリセットしてしまうと残りの秒数を覚えていて戻さないと

いけなくなります。あわててリセットするケースではありません。

審判もすべてのスロー・イン時にボールを手渡すので、その時に30秒計を必ず確認します。

もし悩むケースがあれば「リセットしない」を選ぶほうがゲームはスムーズに進行します。

30秒を

計り始める

・計り始めは、どちらかのチームがコート内でボールを保持したとき

 から始まります。

 

スタートストップ

ボタンを押して

次に

リセットボタン

を押して

新たな保持を計る

ケース

スタートストップ

ボタンを押して

まず時計を止めて

残秒を継続して

カウントダウンを

していくケース

・ボールがリングに当たったとき。(ボードだけに当たってもダメ)

・ボールがバスケットに入ってゴールしたとき。

・相手チームがボールをうばい保持コントロールしたとき。

・ファウルあって笛が鳴らされたとき。

・ディフェンスのキックボールがあったとき。

・ディフェンスの理由で審判が笛を鳴らしゲームを止めたとき。

・そのほか審判が笛を鳴らしてゲームの中断を命じたとき。

・ボールがアウトオブバウンズになったとき。

・ジャンプボールシチュエイションになったとき。

・ダブルファウルを審判が宣したとき。

・オフェンスの理由で審判が笛を鳴らしゲームを止めたとき。

それまでボールを保持して攻撃していたチームに引き続き

  スロー・インが与えられるケース(継続して30秒を計るケース)

・ボールがバスケットに入ったあと、入れられたプレイヤーがスローイン

 をして、コート内でどちらかのプレイヤーがボールを保持したとき。

・ボールがリングに当たったあと、リバウンドのボールをコート内で

 どちらかのプレイヤーが保持したとき。

・最後のフリースローがリングに当たってはずれたとき、リバウンドの

 ボールをコート内のどちらかのプレイヤーが保持したとき。

・ゲームはジャンプボールで始まりますが、ジャンパーがボールを

 タップしたらタイマーはスタートしますが30秒はスタートしません。

 タップされたボールをどちらかのチームが保持したときから計ります。

・保持とは、ボールをつかんだり、キャッチしたり、ドリブルするなど

 のボールをコントロールしたことをいいます。

・計り始めは、どちらかのチームがコート内でボールを保持したとき

 から始まります。

   新たに

30秒を

計り始める

2014年 30秒継続 新ルール

慣れてくればダイレクトにリセットボタンを押して新たな保持を計り始めてもかまいません。

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<30秒オペレーターの役割>

大阪ミニバスケットボール連盟審判部

シュートがリングに当たったかどうかを注意して、よくボールとリングを見ておくこと。

リングに当たったからといって、すぐに次の30秒が始まるわけではありません。

どちらかのチームのプレイヤーが保持するまで、スタートストップボタンを押して

時計を止めて待っておきます。

どちらかのチームのプレイヤーがリバウンドボールをしっかりと保持したことを確認して

リセットボタンを押すようにします。

□ シュートのボールがリングに当たったかどうか判断できず、わからないときがあります。

わからないときや戸惑ったときは「リセットしない(継続する)」を選びましょう。

そして審判の合図を待ちましょう。

審判が人差し指を頭の上にあげて

くるくる回す合図をしたら

それは「リセットしてください」

という合図です。

リセットボタンを押してください。

スロー・インが行なわれたからといって、すぐに次の30秒が始まるわけではありません。

どちらかのチームのプレイヤーが保持するまで、時計を動かさないで待っておきます。

ディフェンスがカットしたからといって、すぐに次の30秒が始まるわけではありません。

どちらかのチームのプレイヤーが保持するまで、時計は動かし続けます。

ディフェンスが保持する前に、オフェンスが取り返したら、そのまま計り続けます。

ディフェンスがカットしたボールを保持したことを確認したら、すぐにリセット・スタートです。

□ シュートのボールが空中にある間に、30秒のブザーが鳴っても、審判が笛を鳴らさない限りゲーム

は止まりません。リバウンドボールの保持がいつ始まるのかに集中です。

□ シュート・ブロックがあってもすぐにリセットしてはいけません。

□ ボールのファンブルがあってもすぐにリセットしてはいけません。

□ シュートしたボールがバックボードだけに当たってもリセットしてはいけません。

リング(オレンジ色の部分)に当たったかどうかの確認がないとリセットしません。

□ 各クオーターで残り30秒を切ったら、新たに計りません。( 試合時間が30秒未満なので )

注意:時計を動かすのは、タイマーの役割では、コート内でボールに触ったときですが

   30秒オペレーターの役割では、コート内でボールを保持(コントロール)したときです。

 <間違いやすいので注意しましょう>

2014年 30秒継続 新ルール

人差し指を頭上でまわす

●30秒計のリセットの合図

この合図で30秒計を

リセットし30秒にします

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● ス コ ア ラ ー

よ く あ る の ミ ス ・ か ん 違 い < 1 >

大阪ミニバスケットボール連盟審判部

ファウルがあったので、すぐにスコアー

シートに目を落としてうつむいてファウ

ルらんに書き始めた。

たぶん○番だろうな ぐらいの予想はしておきましょう。

ただし、記入するのは審判がTOに伝えに来て、OKサインを

出してからです。それまでは審判と目線を合わせましょう。

起 っ た 現 象 解     説

試合中に片方のチームのスコアラーから

ファウルの数や点数がちがうと言われた

ので急いで書きかえた。

勝手に書きかえては絶対にいけません。時計が止まるのを

待って、審判に伝えて、両チームのスコアラーを呼んでもら

って話し合いをします

ヘルドボールでオルタネイトになり、

審判がスローインする人にボールを

渡したので、矢印の方向をかえた。

☆ワンポイントアドバイス☆

スコアラーはあわてて自分勝手に仕事をしないことが大切です。

アシスタントスコアラーや後ろに立っているお世話をしてくれるコーチなどと、いつも相談、話し合いを

しながら仕事を進め、審判のコールやレポーティングをよく見てあわてずに進めていきましょう。

オルタネイトのスローインはボールを投げて終わってから

矢印をかえるよう心がけましょう。投げる前にディフェン

スのファウルがあると権利は移りません。

● ア シ ス タ ン ト ・ ス コ ア ラ ー

ファウルがあったので、スコアラーが

書き終わるのを待って、ファウルの確認

をし、ゆっくり個人ファウルを出した。

ファウルはたぶん○番だろうな ぐらいの予想をして

「誰が」「何回目の」ファウルをしたか確認しておきます。

審判が伝え終えたらすぐに個人ファウル・チームファウル

と続けて出せるように毎回準備をしておきましょう。

起 っ た 現 象 解     説

チームファウルが4回目になった。

知らせるのが遅れ、試合がすすんだので

ブザーを鳴らして試合を止めて4ファウ

ルをみんなに知らせた。

☆ワンポイントアドバイス☆

アシスタント・スコアラーは、ファウルの数の管理が主な仕事ですが、試合とTO仲間の仕事をよく見て

時計が動いているか、誰が得点したか、誰のファウルか、ベンチからタイムアウトの請求があった・・・

など、気を配りながらTO仲間と話し合いながら仕事をします。

特に後半は、会場のみんなが個人ファウルの数に注目しています。少しでも早くファウルの数をお知らせ

できるように、ゲームに出ている選手のファウルの数は常に確認しておきましょう。

☆ジャンプボールシチュエーションについてのワンポイントアドバイス☆

※ ジャンプボールシチュエーション : 試合がジャンプボールで始まって、最初にボールを保持したチーム

  の「逆のチームのこうげき方向」へ矢印を向けます。

※ 最初のジャンプボールで誰もボールを保持できないままボールが出るときがあります。そのときはスローイン

  するチームの「逆のチームのこうげき方向」へ矢印を向けます

※ ゲーム中にジャンプボールシチュエーションになったら、スローインされるのを待って、コート内で誰かが

  ボールに触ったら、矢印を反対に向けます。 スローインしたボールに誰もさわらず、そのまま出て行ったり

  5秒オーバーになったりしても、矢印を反対に向けます。

※ スローインされる前に、ファウルがあったら、次にされるスローインはファウルでのスローインです。

 スローインしても矢印は変えません。ジャンプボールシチュエーションはなかったことになります。

TOが試合を止めることは原則できません。

同じチームに次のファウル(5回目)があったときに5回目

のファウルでフリースローになることを伝えれば大丈夫です。

TOは審判に伝えるだけで、宣言は審判がします。

個人ファウルが5回目になった。

審判が気づかないのでそのままにした。

審判のTOへの報告中に5ファウルを知らせるのがベストで

すが、気づかないときはブザーを鳴らしましょう。→

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● タ イ マ ー

よ く あ る の ミ ス ・ か ん 違 い < 2 >

大阪ミニバスケットボール連盟審判部

起 っ た 現 象 解     説

スローインしたボールが床にバウンド

したのでタイマーを動かした。

コート内の選手がボールにさわるまで時計は動かしません。→

最後のフリースローが入ったので

タイマーを動かした。

ボールを持った選手が外へ出て、スローインをして、

コート内の選手がボールにさわるまで時計は動かしません。→

最後のフリースローがリングに当たって

はずれたのでタイマーを動かした。

はずれたリバウンドのボールに、コート内の選手がさわる

まで時計は動かしません。→

ゲーム中、シュートが入ったので時計を

止めてスローインを待った。

シュートが入ってもミニバスでは時計を止めることは

ありません。→

タイムアウトの請求があり、相手チーム

のシュートが入ったが時計を止めないで

そのままにした。

シュートが入った瞬間、時計を止めます。

ゲーム中にタイムアウトの請求がどちらのチームからあった

のかをTO仲間で伝えて、知っておく必要があります。

☆ワンポイントアドバイス☆

タイマーは試合をながめるのではなく、見ながら審判の笛の音を「聞く」姿勢が大切です。

審判の笛の音にすばやく反応して、時計を止めるために、常にボタンに指をおいておくことが必要です。

ボタンを押したつもりでも、常に時計が動いているか・止まっているかを確認する心配りも大切です。

時計のスタートは審判の手を下げる合図も視野に入れながら、タイミングを確認しましょう。

●時計を止めて、止まっている間はタイマーも手をあげることを忘れずに。ストップと同時にあげましょう。

● 3 0 秒 オ ペ レ ー タ ー

シュートがあったので、リセットボタンを

押して30秒をリセットした。

リングに当たるまで30秒は計り続けます。

リングに当たったかどうかをしっかりと見ておきましょう。

起 っ た 現 象 解     説

シュートに対してブロックがあったので、

リセットボタンを押した。

リングに当たるまで30秒は計り続けます。

リングに当たったかどうかをしっかりと見ておきましょう。→

シュートがバックボードに当たったので、

リセットボタンを押した。

リングに当たるまで30秒は計り続けます。

リングに当たったかどうかをしっかりと見ておきましょう。→

リングに当たったので、リセットをして

すぐに次の30秒を計り始めた。

リバウンドあらそい中は30秒を計り始めません。

どちらかの選手がボールを保持したときにスタートです。

リセットボタンを押しっぱなしにして、保持を確認したら

ボタンから指をはなせばOKです。(時計は動きます)

デイフェンスがボールをカットしてボール

の取り合いになったので、すぐにリセット

して次の30秒を計り始めた。

カットしたルーズボールのあらそい中はリセットしません。

カットしただけでは、まだディフェンスはマイボールには

していません。ボールをしっかりと保持(キャッチするか

ドリブルする)したことを確認してリセット・スタートです。

もし、オフェンスが取り返したら、リセットしていないので

そのままのけいぞくで30秒の残り秒数を計り続けます。

☆ワンポイントアドバイス☆

30秒はあわててスタートやリセットしないことが大切です。しっかりと保持をして、マイボールにしたこと

を確認してからリセットやスタートをします。 キーワードは「ボールの保持」です。意識しましょう。

まずは30秒をストップして、リセットか継続かを考えましょう。あわててリセットする必要はありません。

審判の指示があって、リセットであればリセットボタン押してストップさせましょう。

指を常にボタンの上に置いて、ゲームのプレイを集中して見ておきましょう。うつむかないで。