さらなる発展のために中長期経営計画 “TRANSFORM 2025”

郵船ロジスティクスの目指す姿とは

2017年 4月 28日郵船ロジスティクス株式会社

私たちは 3つのキーワードに沿って、郵船ロジスティクスの目指す姿を議論してきました。 WHY

HOW &

WHEN

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WHY私たちの目指すべき 方向性とは ?

なぜ私たちは成長し続けなければならないのか？

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私たちの想い（Vision）

私たちはロジスティクスで、 人を、ビジネスを、社会を、 より良い未来へつなげます。

私たちの目指すべき方向性とは？ 03

Vision を実現するための 私たちの使命（Mission）

私たちは、物事の本質を見極める力（“Insight”）を 働かせ、徹底してサービス品質（“Service Quality”）の 向上に取り組み、新しい価値を創造すること（“Innovation”）で、世界で認められ選ばれ続けるサプライチェーン・ロジスティクス企業となり、ビジネスと社会の持続的な発展に貢献します。

04私たちの目指すべき方向性とは？

– お客様の成長をサポートする

– 変化するお客様のニーズに対応する

– お客様の課題に対し、Insight（物事の本質を見極める力） を働かせ、新しいアイデア・解決法を提案する

– お客様の戦略的パートナーになる

お客様とより良い関係を築くため

なぜ私たちは成長し続けなければならないのか？

05

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国や地域、業種を問わず、 あらゆるお客様に世界トップレベルのサービスを提供する ̶ 私たちは世界中の お客様から期待されています。

なぜ私たちは成長し続けなければならないのか？

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HOWさらなる改善のためには？

どうすれば私たちは お客様により高い価値を 提供できるのか？

どうすれば Missionを 達成できるのか？

さらなる改善のためには ?

CREATE BETTER CONNECTIONS

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私たちの約束 (Brand Promise)

09どうすれば私たちはお客様により高い価値を提供できるのか？

この私たちの約束は、お客様・社会・ステークホルダーに対し、いかに、より高い価値の提供を継続的に実現して いくのかという私たちの姿勢です。– お客様とその先のお客様との間に強い信頼関係を築けるようなビジネス・ソリューションを提供します。

– サービスを提供する社会やマーケットと密接な関係を構築 します。

– 従業員同士のより密接な関係・絆を育みます。– お客様と共に、テクノロジーやオペレーションの革新の最前線に立ち続けます。

– あらゆるステークホルダーとのより良い関係を通じて将来の ビジネスを確固たるものにします。

CREATE BETTER CONNECTIONS

私たちは、あらゆる 視点からビジネスを 変革していきます

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私たちの考え

私たちの行動

Mission達成のための 基本戦略

どうすれば Mission を達成できるのか？

これは私たちのタグラインであり、私たちの約束「Create Better Connections」が、最終的にお客様にもたらす価値を表現しています。

私たちにとっての Insightとは、私たちの「力」そのものであり、お客様との関係を築き、お客様が直面する課題の 本質を理解し、そして、お客様が目指しているゴールへと導く原動力です。

私たちはこの力を行動に変えて、お客様のビジネスの成長と発展のために、最善の方法を提案・実行していきます。

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INSIGHT INTO ACTION

私たちの考え

私たちの行動 12

CONNECTED行動へと導く私たちの価値観 (Values)

私たちは、英知を結集して本質的な課題の解決に 取り組み、あらゆるステークホルダーにとって オープンで信頼のおけるパートナーであり続けます。

私たちの行動

COMMITTED行動へと導く私たちの価値観 (Values)

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私たちは、未来を共有できる信頼関係作りに努め、細部まで徹底した高品質なサービスの提供に全力を尽くします。

14私たちの行動

CREATIVE行動へと導く私たちの価値観 (Values)

私たちは、期待を超える新しい価値の創造に 挑戦し、提案し続けます。

お客様のサプライチェーンの長期的な 持続性と利益性に貢献する

“...新しい価値を創造すること（“Innovation”）で ... ビジネスと社会の持続的な発展に貢献します。”

継続的に品質改善を行い、 お客様に対し高付加価値を提供する

“...徹底してサービス品質（“Service Quality”）の向上に取り組み ...”

“...物事の本質を見極める力（“Insight”）を働かせ ...”

お客様を最もよく理解し、 深い洞察力を提供する

強固なビジネス基盤を持ち、 世界のどこでも安定した競争力のある

サービスを提供する

“世界で認められ選ばれ続ける サプライチェーン・ロジスティクス 企業となり ...”

お客様にもたらす価値私たちの使命（Mission）

2025年のビジョンに向けての 4つの基本戦略 :

SUSTAINABLE GROWTH

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SERVICE QUALITY3

INSIGHT FOCUS2

GLOBAL UNITY1

15Mission 達成のための基本戦略

116Mission 達成のための基本戦略

GLOBAL UNITY

“One Yusen Logistics”の構築

17Mission 達成のための基本戦略

なぜそれが必要なのか : グローバルにビジネスを展開するお客様にとって、一貫したブランドとサービスを提供する私たちへの期待は高まっています。

私たちが “世界で認められ選ばれ続ける サプライチェーン・ロジスティクス企業” になるためには、場所やサービス内容を問わず、 ビジネスのあらゆる面でより高い水準のサービスを提供していかなければなりません。

また、新しい Vision、Mission、Valuesにより同じ価値観を共有し、“One Yusen Logistics” を形成 することで、より一層の連携を強め、グループ内でのシナジー効果を高める必要があります。

私たちの目指す姿 : 当社グループを成長へと導くグローバル機能を 強化し、共通のブランドとビジョンで結ばれた、 強固で優れたネットワーク企業へと変革して いきます。

3つの取り組み : – 新しいアイデンティティーに基づく企業文化の構築

– フォワーディング事業とロジスティクス事業に おいて、基本戦略に則った明確で一貫性のある 事業戦略の策定

– 従業員エンゲージメントを高める取り組みと 従業員サーベイを実施

2Mission 達成のための基本戦略 18

INSIGHT FOCUS

お客様と産業を深く理解し、課題の解決に取り組む

19Mission 達成のための基本戦略

なぜそれが必要なのか : お客様のニーズを誰よりも深く理解することこそが、私たちの強みです。お客様は、課題の大小に かかわらず、本質を理解した上で、サプライチェーンに付加価値を提供する物流パートナーを求めています。

私たちがこのような付加価値をもたらす 物流パートナーになるためには、私たちの “Insight”、つまりは “物事の本質を見極める力” を発揮し、 お客様のビジネスのさらなる成長を支援して いかなければなりません。

私たちの目指す姿 : お客様を本質的に理解し、産業の専門知識を深め、 お客様に付加価値を提供することで、より密接で 永続的な信頼関係を築いていきます。 3つの取り組み : – 当社直接のお客様のみならず、その先のお客様に ついてもより深く理解し、課題の根本解決に向けた提案力の実現

– 産業別ノウハウと経験を基に業種特有の課題に 対応できる高い専門性を有する人材の育成

– Insightを高めるためのノウハウや情報を共有できるグローバルプラットフォームの構築

3Mission 達成のための基本戦略 20

SERVICE QUALITY

高いサービス品質と顧客満足で差別化を図る

Mission 達成のための基本戦略 21

なぜそれが必要なのか : 私たちの Missionは、“世界で認められ選ばれ続けるサプライチェーン・ロジスティクス企業” になる ことです。

その実現のために、私たちはすべてのサービスに おいて、お客様との関係・絆を築き、品質の向上 とより良いサービスの提供に努めていきます。

私たちの目指す姿 : お客様に支持され満足頂ける、高品質かつ一貫性 のある顧客経験（お客様が体験する付加価値）を 提供します。 3つの取り組み : – お客様との関係を深化させるアカウントマネジメント手法の確立

– 当社のお客様への付加価値を高めるグローバルな 品質プログラムの構築

– 成功要因と改善点把握のための、継続的な 顧客サーベイの実施

4Mission 達成のための基本戦略 22

SUSTAINABLE GROWTH

持続的な成長を支える基盤作り

Mission 達成のための基本戦略 23

なぜそれが必要なのか : グローバルサプライチェーンが、益々複雑かつ ダイナミックになり、私たちのお客様は多くの課題に直面しています。

お客様は、日々厳しくなる政治的、経済的環境下で、気候変動、資源制約、廃棄物処理、倫理的調達や、透明性のあるサプライチェーンに対して、高い 収益性と持続可能な対応策を求められており、 私たちへの期待も高まっています。

私たちの目指す姿 : 次世代を担う人々やビジネスのために、より大きな 価値を創造し、お客様のサプライチェーンの持続性と利益性に貢献するため、私たちの技術、知見、能力を結集した組織を設立します。 3つの取り組み : – サプライチェーンマネジメント事業とイノベーションラボを立ち上げ、お客様のサプライチェーンの可視化、全体最適を可能にする革新的なソリューションの提供

– 当社グループ成長を可能とする戦略的グローバル投資の実施

– データを活用した、正確な将来業績予測と、積極的 かつ長期的な経営管理手法の導入

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WHENいつ実現させるのか？

25成長ロードマップ

重点テーマ :グループ総合力の体系構築： 新しい企業ビジョンと価値観の浸透

人材育成と組織能力強化： 専門性と Insightの強化・人材育成の強化

成長領域への投資： サプライチェーンマネジメント事業の設立

基盤強化： コンプライアンスと業務品質の強化

事業戦略： - スケール拡大によるグローバルプレゼンスの向上

- システム・業務プロセスの標準化による 生産性の向上

全社

＊連結調整後数値

海上事業

航空事業

ロジスティクス事業

その他事業

営業収益 5,700 7,200 8,800

営業利益（営業利益率） 140（2.5%） 230（3.2%） 350（4.0%）

＊ ROE Target: 5.0%（2019年度）、8.0%（2025年度）

営業収益 2,100 2,400 3,000

営業利益（営業利益率） 40（1.9%） 70（2.9%） 120（4.0%）

物量 100万 TEU 130万 TEU 170万 TEU

営業収益 1,700 2,200 2,600

営業利益（営業利益率） 45（2.6%） 85（3.9%） 120（4.6%）

物量 46万トン 60万トン 71万トン

営業収益 2,400 3,200 4,000

営業利益（営業利益率） 55（2.3%） 70（2.2%） 110（2.8%）

営業収益 100 120 140

営業利益（営業利益率） 5（5.0%） 10（8.3%） 10（7.1%）

2019年度 （億円）

2022年度 （億円）

2025年度 （億円）

持続可能で収益力を伴った成長

全社テーマ

– Vision、Mission、Valuesに基づくアイデンティティーの全社展開– ブランディング・マーケティング・コーポレートガバナンスのさらなる強化

– 人材の能力開発、育成、エンゲージメントプログラムへのグローバル投資– グローバルで活躍できる専門性と知識の向上、顧客への Insight向上のための マーケティング機能の強化

– 顧客の次世代需要に応えるサプライチェーンマネジメントシステムの開発– サプライチェーンにおけるお客様の課題に対応する新事業の設立

– すべての地域における法令の遵守と公正な事業活動の強化– グローバル標準品質の展開による品質管理の強化– 効果的な運転資本管理の推進による、財務基盤の強化

グループ総合力の体系構築

人材育成と組織能力強化

成長領域への投資

基盤強化

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27事業戦略 (2017–2019) インターナショナルフレイトフォワーディング事業（海上事業・航空事業）

– ネットワーク基盤の整備・再構築– ITへの積極投資による End-to-Endの情報連携強化

– 業務品質、輸送品質、作業品質の標準化と遵守– ムリ・ムダ・ムラの可視化と根本原因の解明によるグローバルなサービス品質改善活動の実施

– お客様の課題を深く理解したサービス提供– マーケットトレンドを踏まえた提案力の強化

– お客様の利便性を高めるためのサービスの標準化– あらゆる輸送ニーズへの迅速な対応を可能にする基盤の強化

SUSTAINABLE GROWTH

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SERVICE QUALITY3

INSIGHT FOCUS2

GLOBAL UNITY1

28事業戦略 (2017–2019) ロジスティクス事業

– 物流施設、物流技術、組織、人材への持続的な投資による機能強化– ビジネス基盤強化による収益性向上

– オペレーション品質の標準化と改善のためのグローバルプログラムの実行

– コントラクトロジスティクスの分析・設計機能の強化

– カスタマーリレーションシップマネジメントの推進（標準化・深化）– お客様のニーズと最新の産業動向を踏まえた、提案力強化

– 郵船ロジスティクスブランドの強化– さらなる成長に必要な組織基盤整備

SUSTAINABLE GROWTH

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SERVICE QUALITY3

INSIGHT FOCUS2

GLOBAL UNITY1

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地域戦略 (2017–2019)

日本極生産性と品質向上のための組織と機能・業務プロセスの最適化（3年間で 30億円の投資）

米州極1. 人材開発、組織基盤、業務プロセスへの継続投資2. 米州におけるサービスメニュー拡充によるソリューション営業の強化 （3年間で 50億円の投資）

欧州極1. 中央・東ヨーロッパへのビジネス強化2. アフリカ地域ビジネス開発のための投資 （3年間で 50億円の投資）

東アジア極1. トップクラスフォワーダーを目指したインターナショナルフレイトフォワーディングの強化2. 南アジアと欧州とのクロスボーダービジネスの強化 （3年間で 40億円の投資）

南アジア・オセアニア極1. コールドチェーンとヘルスケアビジネスへの強化2. 成長事業・地域への積極的投資 （3年間で 120億円の投資）

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そして私たちは、多様化する企業の社会的責任を理解し、社会の持続的な発展のために取り組んで参ります。

2025Create BetterCo n n e ctio ns

TRANSFORM