ETSS-JMAABについて仙台.ppt [互換モード]jmaab.mathworks.jp/etss_jmaab.pdf1-1. MBDエンジニア育成活動の背景各社においては、MBD適用が普及しつつある。

ETSS-JMAABについて

～組込みシステムにおけるモデルベース開発(MBD)技術者のスキル標準～

三菱電機（株）姫路製作所

制御機器第一製造部制御機器第製造部

山田元美

＊1：JMAAB：Japan MATLAB Automotive Advisory Board＊2：MBD：Model-Based Development(モデルベース開発)

本日のご紹介内容

自動車分野における

JMAABにおけるMBD人材育成の取り組みJMAABにおけるMBD人材育成の取り組み

MBD技術者のスキル標準

幅広い活用に向けた思い

All Rights Reserved by JMAAB 1

目次

背景と目的1. 背景と目的2. 実施施策3. ETSS-JMAABの説明3.1 ETSS-JMAAB制定の考え方3.2 文書構成3.3 ETSS®との関連3.4 スキル標準3.5 スキル基準3 6 キリア基準3.6 キャリア基準3.7 補足説明

4 ETSS JMAABの活用方法4. ETSS-JMAABの活用方法5. まとめとお願い


？？


1 背景と目的1. 背景と目的


1-1. MBDエンジニア育成活動の背景

各社においては、MBD適用が普及しつつある。さらにMBDを普及、定着させるためには要員教育が課題と認識

＜各社の具体的認識課題＞• キャリアパスに沿った「将来」のイメージ作り

プ「役割確な解• 開発プロセスにおける「役割」の正確な理解• 自身と上司各々が思う「育成目標」のズレ• 業界で通用するレベルか否か不明• 業界で通用するレベルか否か不明• 関連技術の「何を」「どこまで」習得するかの指針• 体系化された教育プログラムの計画的な受講制度体系化された教育グラの計画的な受講制度

MBDの優れたツールやモデル化手法などの技術もそれをがなば成をすがな十分に取り扱える人材がいなければ成果を出すことができない。

JMAABでMBDエンジニア育成のWG活動を行う！


JMAABでMBDエンジニア育成のWG活動を行う！

活動期間 WG P t1 WG P t2 WG P t3

1-2. MBDエンジニア育成に対する関心

活動期間 WG Part1 WG Part2 WG Part3

参加企業：略称 ‘05/7～’06/6 ‘06/9～’07/5 ‘07/6～’08/7

アイシンAW ○

アイシン精機 ○ ○ ○

アドヴィックス ○ ○ ○

いすゞ自動車 ○ ○ ○

ジヤトコ ○

スズキ ○ ◎副幹事 ○

デンソー ◎副幹事 ●幹事 ◎副幹事副幹事幹事副幹事

トヨタ自動車 ○ ○ ◎副幹事

日産自動車 ○

日産ディーゼル ○日産ディゼル ○

日立製作所 ○ ○ ○

本田技術研究所 ●幹事 ○

マツダ ○ ○ ○マツダ ○ ○ ○

ミツバ ○

三菱電機 ○ ○ ●幹事


ヤマハ発動機 ○ ○

サイバネットシステム事務局

1-3. MBDエンジニア育成の狙い

モデルベースの自動車制御システム開発において

プ自動車メーカーとサプライヤーの視点から

モデリングやツールに関する知識、技術デリングやツルに関する知識、技術

設計プロセスにおける活用手法

ネジ /技術リダ /実務担当者を対象マネージャ/技術リーダー/実務担当者を対象

共通課題を明らかにして

① 共通指標となる認定レベルの制定① 共通指標となる認定ルの制定

② MBDエンジニアに必要となる教育プログラムの企画


1-4. MBDエンジニア育成の目指す世界

運用企画

教育界（大学）人材の輩出

専門教育の実施

自動車業界連携

求

運用企画

指針キ標準

専門教育の実施

活用要望適材配置

MBD技術の書棚

システム要求検査

開発技術

指針：スキル標準

キャリアパス運用

結合テスト機能設計開発技術

技術要素

管理技術

改訂

詳細設計単体テスト

管理技術

活用要望

充実

ECU産業界（教育企業）キャリアアップ

カリキュラム選択（企業毎）

提供

要望

活用要望


教育コンテンツ制作キャリアアップ（企業毎）

2 実施施策2. 実施施策


2-1. ETSS-JMAABの具体化

ETSS(組込みスキル標準)をベースにした。ETSS：Embedded Technology Skill Standardの略称でIPA/SECが策定公開IPA/SEC：独立行政法人情報処理推進機構ソフトウェア・エンジニアリングセンター

ETSS 自動車制御システムのMBD

各業界の必要性に合わせて具体化

ETSS-JMAAB

ETSS 自動車制御システムのMBD

・コード（処理手続き）ト開発のプセ

・モデル（制御と制御対象）・自動車メーカーとサプライヤの

・ソフト開発のプロセス・プログラミング言語

（対象システム依存）ソフトウア工学協業プロセス

・コアツール（MATLAB/Simulink）・ソフトウェア工学

般知識

・ソフトウェア工学・一般知識

・管理技術

・一般知識・管理技術


ITSS

2-2. ETSSをベースにしたスキル標準策定

ETSS(組込みスキル標準)がベース

自動車分野へ拡張

出典：ETSS[2007年度版]自動車分野へ拡張

自動車メカとサプライヤの協業による組込みシステム開発自動車メーカとサプライヤーの協業による組込みシステム開発MATLAB®/Simulink® を共通のコアツールとした開発プロセス車載電子システムに必要となる広範囲の技術分野を網羅


パワートレイン、シャシー、ECU、コンポーネントなどの機械/電気/電子系スキル

2-3. その他教育カリキュラムについて

モデルベース開発（MBD)未経験者向け

教育カリキュラム（MBD入門コース）LEGO MINDSTORMS NXT GT を題材

に直進から曲がる時に右後輪と左後輪のモタ制御を事例にモデルベス開発

教育カリキュラム（MBD入門コス）

のモータ制御を事例にモデルベース開発の教育を行う。

'08/01/17-18：サイバネット社殿にて

JMAAB参加各社から対象者を出し

研修トライアルを実施した。研修トライアルを実施した。

サイバネット社殿にてトレーニング

実施中。実施中。


3 ETSS JMAABの説明3. ETSS-JMAABの説明


3 1 ETSS JMAAB3.1 ETSS-JMAAB制定の考え方制定の考え方


3. 1-1. ETSS-JMAAB 制定の考え方

＜技術発展＞コードベースのソフトウェア開発からモデルベース開発(MBD)へコドベスのソフトウェア開発からモデルベス開発(MBD)へ

車両レベルのシミュレーション技術、 GUIによるソフトウェアのモデル化、コード生成技術、CAEツール開発

自動車制御システムの開発に必要となる知識やスキルが範囲拡大各種ツルの知識や使いこなし・各種ツールの知識や使いこなし

・制御システムの設計検証手法・設計プロセスにおけるツールの活用法など設計プロセスにおけるツルの活用法など

「モデルベース開発手法」に焦点を当て「モデルベース開発手法」に焦点を当て「モデルベース開発手法」に焦点を当て、「モデルベース開発手法」に焦点を当て、

エンジニアの教育カリキュラム開発や人材育成計画の一助とするエンジニアの教育カリキュラム開発や人材育成計画の一助とする


3.1-2. MBDとは

「MATLAB®/ Simulink®をコアツールとした車両制御システムの開発」

機能保証

結合

Virtual World

要求機能仕様書要求機能仕様書

SILS （Software In the Loop Simulator）

結合要求機能仕様書要求機能仕様書＝＝

制御対象モデル制御装置モデル

Rapid試作制御装置 HILS（Hardware In the Loop Simulator）

制御対象制御装置

エンジンアクチュエータセンサ

制御対象

ハードウエアソフトウェア

制御装置

結合

機能保証Real World


機能保証Real World

3.1-3. ETSS-JMAABの入手方法

JMAABサイト http://j-maab.cybernet.jp/


3 2 文書構成3.2 文書構成


3.2-1. ETSS-JMAAB 4種類の文書

ＭＢＤエンジニアスキル標準　1/27

ＭＢＤエンジニアスキル基準　1/19

スキル基準

スキル標準25頁

ＪＭＡＡＢ

スキル基準19頁

25頁

ＭＢＤエンジニアキャリア基準　1/57

キャリア基準ＭＢＤエンジニアスキル標準

Version 1.1

ＪＭＡＡＢＭＢＤエンジニアスキル基準

Version 1.1

ＭＢＤエンジニア教育研修基準・教育カリキュラムデザインブック補足説明　1/20補足説明

20頁

57頁

Copyright(c) 2008 JMAAB MBDエンジニア育成ワーキンググループAll rights reserved.

ＪＭＡＡＢＭＢＤエンジニアキャリア基準

Version 1.1

ＭＢＤエンジニア教育研修基準・教育プログラムデザインブック

補足説明

ＪＭＡＡＢ

頁


Copyright(c) 2008 JMAAB MBDエンジニア育成ワーキンググループAll i h d

補足説明

Version 1.1

All rights reserved.



3.2-2. キャリア基準のスキル基準参照

ＭＢＤエンジニアキャリア基準　1/57

キャリア基準57頁

ＭＢＤエンジニアスキル基準　1/19スキル基準19頁57頁

ＪＭＡＡＢＭＢＤエンジニアキャリア基準

Version 1.1

ＪＭＡＡＢＭＢＤエンジニアスキル基準

Version 1.1

キャリア基準で定義した職種に必要なスキルを

スキル基準で定義したスキルをスキル基準で定義したスキルをマッピングしているため

密接な参照関係があるCopyright(c) 2008 JMAAB MBDエンジニア育成ワーキンググループAll rights reserved.


密接な参照関係がある。


3 3 ETSSとの関連3.3 ETSSとの関連


3.3-1. スキル標準：ETSSとの差

ETSS MBDエンジニアスキル標準の目的

自動車業界において

スキル標準の目的

自動車業界において制御系開発効率向上及び品質向上の

デ ETSSをもとに自動車ためにモデルベース開発ができる人材の育成の必要性

ETSSをもとに自動車

制御系開発エンジニア向けにカスタマイズ育成の必要性向けにカスタマイズ

ETSS JMAABETSS-JMAAB


3.3-2. スキル基準：ETSSとの差

ETSSスキル粒度の第3階層に例を挙げているスキルレベルは0~5

自動車に関する知識についても言及し分類組込みソフト開発ついても言及し、分類

自動車制御系システム

組込みソフト開発⇒MBDによる自動車制御系開発

自動車メーカーとサプライヤーとの関係

開発のドメインを対象にした点を特記

ETSS JMAAB

プライヤーとの関係を含め配慮した点を補足

システムと制御システムの関連を補足ETSS-JMAAB補足テムの関連を補足


3.3-3. キャリア基準：ETSSとの差

ETSS自動車制御系システム開発のドメインを対象た記述

職種は14種：職種表

キャリアレベルは3段階対象にした記述キャリアレベルは3段階

職種の専門分野に相職種と責任の対応表当する責任と役割り明確にすることで専門

職種と責任の対応表に、役割りの「説明」と「最終アウト

確にすることで専門性を示すパーソナルスキル、ビジネキ記

プット」の説明を加筆

ETSS JMAAB

ビジネススキルは記述していない

点数付けに関する補足説明

ETSS-JMAAB知識カテゴリレベルを追加

スキルレベルマップ一覧表


覧表

3 4 スキル標準3.4 スキル標準


3.4-1. スキル標準：内容

はじめに1. 背景2. モデルベース開発 (ＭＢＤ : Model Based Development) とは

Ⅰ．概要1. 本ドキュメントの位置づけ2. 本ドキュメントの構成3. ETSS組込みスキル標準との関係

Ⅱ．ＥＴＳＳ－ＪＭＡＡＢとは1.ＥＴＳＳ－ＪＭＡＡＢの概要

の構成2.ＥＴＳＳ－ＪＭＡＡＢの構成3.スキルレベルとキャリアレベルの考え方4.ＥＴＳＳ－ＪＭＡＡＢに期待される効果

Ⅲ 用語解説Ⅲ．用語解説1.スキル、技術、キャリア2. 教育プログラム3 ＭＢＤ3. ＭＢＤ

付録ＥＴＳＳとの関連


3.4-2. ETSS-JMAABフレームワーク

スキル標準

キャリア指針職種毎の指針

キャリア指針


3.4-3. 関連用語からの抜粋紹介

用語説明備考

HILS Hardware In the Loop Simulatorパワトレインやシャシなどの制御対象挙動をリアルタイパワートレインやシャシーなどの制御対象挙動をリアルタイムで仮想環境で実現し、実ECUや実部品を接続して評価する装置

MILS Model In the Loop Simulator制御機能の全体やロジックの一部をモデルで記述し、仮想環境で評価する装置環境で評価する装置

PILS Processor In the Loop Simulator車両制御開発で対象とするシステム構成要素として制御車両制御開発で対象とするシステム構成要素として、制御装置の演算マイコン等の挙動について仮想環境で実現し評価する装置

キャリブレーション燃費・排ガス規制などのシステム機能への要求と乗員の利便・快適性などの感性に関する要求を満足させるためにシステム制御パラメータを全体最適化すること


テム制御パラメータを全体最適化すること

3 5 スキル基準3.5 スキル基準


3.5-1. スキル基準：内容

I. 概要

1.ＭＢＤエンジニアスキル基準の概要2.ＭＢＤエンジニアスキル基準の必要性3.ＭＢＤエンジニアスキル基準で期待される効果4.ＭＢＤエンジニアスキル基準では解決されない問題

II. ＭＢＤエンジニアスキルフレームワーク

1 概要1.概要1.1. スキルの定義1.2. MBDエンジニアスキルフレームワークの構造

2. ＭＢＤエンジニアスキルカテゴリの説明リ説明3. ＭＢＤエンジニアスキルレベルの定義

3.1. MBDエンジニアスキルレベルの定義3.2. MBDエンジニアスキルレベルの説明

Ⅲ ＭＢＤンジアスキル基準Ⅲ. ＭＢＤエンジニアスキル基準1. ＭＢＤエンジニアスキルカテゴリ

1.1. 技術要素スキルカテゴリ1.2. 開発技術スキルカテゴリ. . 開発技術キカテリ

1.3. 管理技術スキルカテゴリ2. ＭＢＤエンジニアスキルの記述範囲3. 継続的な見直し

付録と関連



3.5-2. スキルの定義

利用する観点


3.5-3. スキルレベルの概念

レベル5レベル5：最上級

新たな技術を開発できる

＊レベル０：

（キャリア基準のスキルレベルマップにおいては不要スキル

レベル4：上級作業を分析し改良できる

開発できるおいては不要スキルを示す。マップ上は空欄として何も記入しない）

支援のもとに

レベル3：中級自立的に作業を遂行できる

しない）

レベル2：初級支援のもとに作業を遂行できる

スキルの

ベ

レベル1：初心内容を知っている出発点


レベル0：内容を知らない

3.5-4. スキル基準フレームワーク

スキルカゴ

スキル粒度スキルレベル

第1階第2 第3 1 2 3 4 5テゴリ第1階層

第2階層

第階層(例)

説明 0 1初心

2初級

3中級

4上級

5最上級

技術要素

作れる：○○技術要素を実現することができる。

使える：要求機能を実現するために○○技術要素を組み込むことができる。

開発技術

□□：開発技術手法、開発ツール名称、△△：開発プロセス名称

技術 □□を使って△△ができる。

□□：管理技術手法管理ツル名称 △△：管理プロセス名称管理技術

□□：管理技術手法、管理ツール名称、△△：管理プロセス名称

□□を使って△△ができる。


↑第3階層は、各企業で定義

3.5-5. 技術要素

第1階層第2階層、

第3階層(例)

1 通信有線、無線、放送、インターネット

CAN、GPS、車-局間通信、(車載ネットワーク)・・・

音声静止画動画統合2 マルチメデイア音声、静止画、動画、統合

音声認識、データ処理、画像解析、画像認識・・・

理化学系入出力、故障診断、デジタル信号処理、計3 計測・制御測処理、制御設計

故障モード分析、フーリエ変換、伝達関数・・・

プロセッサ基本ソフトウェアハドウェア記録媒体

4 電子システムプラットフォーム

プロセッサ、基本ソフトウェア、ハードウェア、記録媒体、支援機能

パイプライン処理、リアルタイムOS、メディア、エミュレーションシミュレーション・・・ミュレション、シミュレション・・・


3.5-6. 開発技術定義の前提＜システム＞

＜制御システム＞

＜システム＞

制御対象制御装置

理化

学

系

制御設計制御設計

理化

学

系

センサアクチュエータ

ディジタル信号処理

計測処理故障診断

支援機能

制御設計論理

マル入

力

ハードウェア

出

力メカ

理化

学

系

プロセッサ

基本ソフトウェア

記録媒体

理化

学

系

理化

学

系

通信

ル

チ

メ

デ

ィ

ア

JMAABでは、以下のように定義した。

取り扱い対象車載電子制御システム

ハードウェア

系

入

力

系

入

力

系

出

力物理

取り扱い対象：車載電子制御システム

○システム設計：車両全体における制御対象と

＜通信＞

論理

インターネット

＜マルチメディア＞

静止画

音声

：車両全体における制御対象と制御装置の機能分担および性能分担

○以降のプロセス

物理有線無線放送動画

静止画

統合


：制御システムとして制御装置を取り扱う

3.5-7. 開発技術

システム要求分析キャリブレーション

開発技術の第1階層=MBDプロセス

システム要求分析

システム設計システム適格性確認テスト

キャリブレション

制御システム要求分析

制御シテム設計

システム結合

制御システム設計

ソフトウェア要求分析ソフトウェア適格性確認テスト

ソフトウェア方式設計ソフトウェア結合

ソフトウェアコード作成とテストソフトウェア詳細設計


3.5-8. 管理技術

第1階層第2階層

1 統合マネジメント

2 スコープマネジメント

3 タイムマネジメント

1 プロジェクトマネジメント

4 コストマネジメント

5 品質マネジメント

6 組織マネジメント6 組織マネジメント

7 コミュニケーションマネジメント

8 リスクマネジメント8 リスクマネジメント

9 調達マネジメント

1 開発プロセス設定

ETSSに同じ

2 開発プロセスマネージメント

1 開発プロセス設定

2 知財マネジメント

3 開発環境マネジメント


4 構成管理・変更管理

3 6 キャリア基準3.6 キャリア基準


3.6-1. キャリア基準：内容

I. 概要

1. ＭＢＤエンジニアキャリア基準とは

1.1. ＭＢＤエンジニアキャリア基準の概要

1 2 ＭＢＤンジアキリア基準の必要性1.2. ＭＢＤエンジニアキャリア基準の必要性

1.3. ＭＢＤエンジニアキャリア基準の期待される効果

2. キャリア・フレームワーク

2.1. 職種 2.2. キャリアレベル

キ基準II. キャリア基準

1. 職種とキャリアレベル 2. 職種と責任及び役割の対応

3. 職種のスキルレベル点数付けに関する補足事項

4. 職種

プダジプジジ4.1. プロダクトマネージャ 4.2. プロジェクトマネージャ

4.3. ドメインスペシャリスト 4.4. システムアーキテクト

4.5. モデルエンジニア 4.6. 制御アーキテクト

4.7. ソフトウェアエンジニア（アプリケーション）

プ4.8. ソフトウェアエンジニア（プラットフォーム）

4.9. 適合エンジニア 4.10. テストエンジニア

4.11. ブリッジＳＥ 4.12. 開発環境エンジニア

4.13. 開発プロセス改善スペシャリスト 4.14. ＱＡスペシャリスト

5. 各職種に求められるスキルレベルマップ

5.1. 技術要素スキルレベルマップ 5.2. 開発技術スキルレベルマップ

5.3. 管理技術スキルレベルマップ 5.4. 知識カテゴリレベルマップ



3.6-2. 職種

職種役割

プロダクトマネージャ製品を市場に投入する責任者

プロジクトマネジャプロジクトを指揮監督する責任者プロジェクトマネージャプロジェクトを指揮・監督する責任者

ドメインスペシャリスト特定の技術・製品分野について高度な知識と技術を有する

システムアーキテクトシステム要求仕様をまとめるシテアキテクシテ要求仕様をまる

モデルエンジニアシステム要求仕様に基きモデル開発を行う

制御アーキテクトシステム要求仕様に基き制御機能の分析・配置を行う

ソフトウェアエンジニア(アプリ) ソフトウェアの設計、実装、テストを行う

ソフトウェアエンジニア(プラットフォーム) ソフトウェアの設計、実装、テストを行う

適合エンジニア制御システムの全体最適化を行う適合エンジニア制御システムの全体最適化を行う

テストエンジニアテストに関わる業務を担当する

ブリッジSE 組織的、地理的分散の調整作業を担当する、

開発環境エンジニアツール、設備などの開発環境を担当する

開発プロセス改善スペシャリスト開発プロセスをアセスメントし改善推進を担当する


QAスペシャリストプロエジェクトの全工程における品質向上を推進する

3.6-3. 職種と組織のイメージ

事業

企業

プロジェクト

事業プロダクトマネージャ

システム(車両)

プロジクト

システムアーキテクト適合

エンジニアプロジェクト

QAスペシャリスト

開発プロセス

ドメインプロジェクト

(制御システム)マネージャ制御

アーキテクト

デブリジSE

開発プロセス改善スペシャリスト

開発環境

ンスペシャ

制御ジ

モデルエンジニア

ソフトウェア

ブリッジSE開発環境エンジニア

ャリスト

制御モジュールソフトウアエンジニア

テストエンジニア


エンジニア

3.6-4. 職種と開発プロセスのイメージ

企画企画プロダクトマネージャ運用運用

システム要求システム要求検査検査

システム

プロジェクトマネージャ

テストアーキテクト

制御アーキテクト

モデルエンジニア


適合エンジニア

ドメインスペシャリスト

プロジェクトマネージャ

テスト

結合テスト結合テスト機能設計機能設計開発環境エンジニア

詳細設計詳細設計単体テスト単体テスト


ブリッジSE

開発プロセス改善ｽﾍﾟｼｬﾘｽﾄ

システムアーキテクト

製造製造

ソフトウエアエンジニア QA

スペシャリスト

ブリッジSE


製造製造

3.6-5. キャリアレベルの定義


3.6-6. キャリアとスキルのマッピング

エントリレベル / ミドルレベル / ハイレベル

スキル粒度スキルレベルスキルカテゴリ

スキル粒度スキルレベル

第1階層第2階層基準レベル幅 0 1 2 3 4 5

技術要素

・・・・・・ n n-m

・・・・・・ n n-m○キャリア基準の

●職種毎・・・・・・ n n-m

開発・・・・・・ n n-m

n n m

●職種毎

●キャリアレベル毎

○スキル基準の開発技術

・・・・・・ n n-m

・・・・・・ n n-m

・・・・・・ n n-m

○スキル基準の

●スキルカテゴリ毎

●スキルレベル管理技術

n n m

・・・・・・ n n-m

・・・・・・ n n-m

●スキルレベル

を点数付けする。


3.6-7. 点数付け

• 「ベースライン」– それぞれの職種には、主として担う分野（技術領域）がある。この技

術領域で必要とされるスキルに対してＪＭＡＡＢが考える基本とな術領域で必要とされるスキルに対して、ＪＭＡＡＢが考える基本となる点数を示す。

• スキルレベルの点数の分布– 「ベースライン」に対して、必要に応じてこのスキルレベルにしても

よいという範囲をスキルレベルの点数の分布として示す。

• キャリアレベルによる上限キャリアレルによる上限– エントリレベル：スキルレベル２を上限とする

– ミドルレベル：スキルレベル３、もしくはスキルレベル４を上限とするする

– ハイレベル：制限なし


3.6-8. 制御アーキテクトの例その1

基準レベル幅 0 1 2 3 4 5 基準レベル幅 0 1 2 3 4 5

1 要求の獲得と調整 1 1-2 2 2-3

第1階層第2階層エントリレベルミドルレベル

1 要求の獲得と調整 1 1 2 2 2 3

2 システム分析と要求定義 1 1-2 2 2-3

3システム分析と

1 0 2 2 1 3

1 システム要求分析

3システム分析と

要求定義のレビュー1 0-2 2 1-3

1 ハードウェアとソフトウェア機能

および性能分担の決定1 0-2 1 1-3

実現可能性の検証と2 システム設計

2実現可能性の検証と

デザインビュー1 0-2 1 1-3

1 制御仕様要求の獲得と調整 2 2 3 3-4

制御システム要求分析3

2制御仕様分析と要求定義のレビュー 2 2 3 3-4

1 制御システム機能分解 2 2 3 3-4

2 制御仕様設計 2 2 3 3-4

3 制御仕様の検証とデザインレビュ－ 2 2 3 3-4

制御システム設計4


3.6-9. 制御アーキテクトの例その2

基準レベル幅 0 1 2 3 4 5 基準レベル幅 0 1 2 3 4 5

1 ソフトウェア結合テスト仕様の設

1 1-2 1 1-4

第1階層第2階層エントリレベルミドルレベル

1計

1 1 2 1 1 4

2 ソフトウェア結合テストの実施 1 1-2 1 1-4

1ソフトウェア適格性確認テストの

1 1 2 1 1 4

9 ソフトウェア結合

1 ソフトウア適格性確認テストの

準備とレビュー1 1-2 1 1-4

2 ソフトウェア適格性確認テストの

実施1 1-2 1 1-4

テスト項目抽出とテスト手順の

ソフトウェア適格性確認テスト

10

1 テスト項目抽出とテスト手順の

決定およびレビュー1 1-2 2 2-4

2 システム結合テストの実施 1 1-2 2 2-4

適格性確

11 システム結合

1 システム適格性確認テストの

準備とレビュー1 1-2 2 2-4

2 システム適格性確認テストの

実施1 1-2 2 2-4

12 システム適格性

確認テスト

1 適合の要求事項と範囲の決定 1 1 2 2

2 制御定数決定 1 1 2 2

13 キャリブレーション


3 7 補足説明3.7 補足説明


3.7-1. 補足説明：内容

1. 概要

1.1. はじめに1.2. 用語補足語補

2. 自動車制御系MBD未経験者向けの教育プログラム

2.1. 教育プログラム概要2.2. 事前履修研修項目2 3 科目覧2.3. 科目一覧2.4. 科目体系図2.5. シラバス（科目概要）_MBD概論2.6. シラバス（教育項目） MBD概論. . シラ（教育項目）_ 概論2.7. シラバス（科目概要）_MBDプロセス演習2.8. シラバス（教育項目）_MBDプロセス演習2.9. 科目の実施形態2 10 科目の教育レベル2.10. 科目の教育レベル

3. 教育プログラムデザインの作業計画


3.7-2. カリキュラム（シラバス例）

科目名称

科目の教育レベル

スキルカテゴリ　□技術要素　　■開発技術　　□管理技術　　□パーソナル　　□ビジネス

　□その他（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　）

ＭＢＤプロセス演習

技術者として必要となる技術をラジ自動車の制御開発を題材とした連のプセを疑似

　□知識のみ　　■初級　　□中級　　□上級　　□最上級

概要

受講対象者

ＭＢＤ技術者として必要となる技術を、ラジコン自動車の制御開発を題材とした一連のＭＢＤプロセスを疑似体験するプロジェクト型演習を通して、実践的に習得する。本科目における、ＭＢＤ技術者とは上司の指導のもと従事するレベル相当（ＥＴＳＳ－ＪＭＡＡＢスキル基準における初級）を想定する。

ＭＢＤに関する業務経験はないが、ＭＢＤ業務のエンジニアとして就業を目指す人材。ＥＴＳＳ－ＪＭＡＡＢのキャリア基準で定義された、「ドメインスペシャリスト」、「システムアーキテク

受講対象者（教育対象）

履修条件

ト」、「モデルエンジニア」、「制御アーキテクト」、「ソフトウェアエンジニア（アプリ）」、「ソフトウェアエンジニア（プラットフォーム）」、「適合エンジニア」、「テストエンジニア」のエントリレベルに必要とされる「開発技術」に関する知識やスキルの習得を目的とする人材。

事前に事前履修研修項目を実施していること。

　□CBT　　□通信教育　　□ワークショップ　　□実機演習　　□OJT実施形態

教材

　■プロジェクト型演習　 □その他（　　　　　　　　　　　　　　　　　）

テキスト

ハードウエア環境 LEGO Mindstorms NXT GT

MATLAB 7 4 0 (R2007a)ファミリ Embedded Coder Robot NXT LEJOS教材

実施期間標準日数：　　　　　　　　　　　　　　　2　日

ＪＭＡＡＢスタイルガイドラインVer2.0

ソフトウエア環境

開催日程1日あたりの研修時間：　　7.5　時間

その他の教材

MATLAB 7.4.0 (R2007a)ファミリ、Embedded Coder Robot NXT、LEJOSOSEK

教育目標

　■研修成果の評価を実施

ＥＴＳＳ－ＪＭＡＡＢのキャリア基準で定義された、「ドメインスペシャリスト」、「システムアーキテクト」、「モデルエンジニア」、「制御アーキテクト」、「ソフトウェアエンジニア（アプリ）」、「ソフトウェアエンジニア（プラットフォーム）」、「適合エンジニア」、「テストエンジニア」のエントリレベルに必要とされる「開発技術」に関する知識やスキル。

教育成果


評価方法□筆記試験　□実技試験　□口頭試問

□認定試験の受験（　　　　　　　）　■その他（レポート・アンケート等）

教育成果の評価方法

4 ETSS JMAABの活用方法4. ETSS-JMAABの活用方法


4-1. スキル基準の各社利用前準備

• 目的や戦略を明確にする

ビジネスやパーソナルなどのスキルは必要に応じて追加す• ビジネスやパーソナルなどのスキルは、必要に応じて追加する

• 第３階層は例であるので第３階層以下は具体化して運用す第３階層は例であるので、第３階層以下は具体化して運用する

• 応用ドメインで利用される固有の技術に関しては、標準化を応用ドメインで利用される固有の技術に関しては、標準化を行い、固有スキルの扱いを検討する


4-2. キャリア基準の各社利用前準備

• キャリアレベル– 用途により拡張が必要な場合は企業内の責任で利用目的に応じて用途により拡張が必要な場合は、企業内の責任で利用目的に応じて

キャリアレベルを拡張すること

• 技術要素の取扱い– 制御対象については担当する製品・ドメインに応じて必要領域を設定

する。

上記以外の技術領域においても担当する製品ドメインに応じて必要– 上記以外の技術領域においても担当する製品・ドメインに応じて必要領域を設定する。

• 各職種のスキルレベル各職種のスキルレル– キャリア基準を運用する企業において、方針・運用で該当する個所の

スキルレベルの点数を定義する。


4-3. 個人における活用

スキルアップ

弱みを把握した上で教育のエントリ/自己啓発を行いスキルを

補強する補強する。

強みを現状担当業務または希望担当業務に有効活用する。

キャリアアップ

将来どうなりたいか(アーキテクトorマネージャ)の希望と

その妥当性を確認する。

目標に向けたスキル向上を図る。


目標に向けたスキル向上を図る。

4-4. 企業における活用

プロジェクトマネージメント

頭数ではなく、職種とレベルで編成可能

プロジクト毎ではなく開発工程毎に人員のシフトが可能プロジェクト毎ではなく、開発工程毎に人員のシフトが可能

品質問題、日程遅延等のリスクマネージメントに利用可能

企業戦略企業戦略

MBD対応力の強み、弱みの把握が可能対力強、弱把握可能

事業案件対応のため具体的な人材採用・育成計画が可能


5 まとめとお願い5. まとめとお願い


5-1. まとめ

JMAAB MBDエンジニア育成WGにおいて、自動車メーカーと

プが成サプライヤーが、共同でETSS-JMAABを作成、公開しました。

今後教育機関教育ベンダ企業等の専門家の方々と連携今後、教育機関、教育ベンダ、企業等の専門家の方々と連携

させて頂きながら、より質の高い技術者教育を目指していき

たいと考えています。是非趣旨をご理解頂き、ドキュメントの

改訂実際カキ開発などご協力ると幸改訂や実際のカリキュラム開発など、ご協力頂けると幸いで

す。色々な分野の方からの種々のご意見もお待ちしています。す。色々な分野の方からの種々のご意見もお待ちしています。


5-2. 最後にWGメンバーの思い「自動車メカとサプライヤ間でシステムのイメジを整合することに苦労した」

「自分一人ではここまで出来上がらなかったと思います。メンバーに感謝！」

「自動車メーカーとサプライヤー間でシステムのイメージを整合することに苦労した」

「自社努力に限界を感じ途中参加しました。見える化は重要です」

「本WGに、Inspireされ続けています」

「MBDの必要スキルが整理でき、人材育成の指針を得ることが出来た」

自社努力に限界を感じ途中参加しました。見える化は重要です」

「WG各位のアイデア満載のMTSSをいつもあなたのお側に！！」

「業界の総意として提案できる本WGの成果物は強力です」

「やる以上は良いものを作ろう！という思いで皆さん参加されてました」「やる以上は良いものを作ろう！という思いで皆さん参加されてました」

「各社が集まってまとめることで、進むべき方向性に確信がもてるようになりました」

「メンバーとの議論を通して、何とか１つの形にすることができました。感謝します」

「『スキル・技術・技能』なにげに使う言葉の意味を学びました」

「WG全員で作り上げたMTSSから新たな感動を！！」

「各位人材育成熱意が結実しました幹事ご努力にも敬服「WG各位の人材育成への熱意が結実しました。幹事のご努力にも敬服」

「MTSSで脳内コンピュータをバージョンアップ！」

「モノ言うメンバーの、ワイガヤ合作です！」


「モデルベース開発を、人材育成という側面から全力で支援させて頂きます」

ご清聴ありがとうございましたご清聴ありがとうございました


Documents

ETSS-JMAABについて 仙台.ppt [互換モード]jmaab.mathworks.jp/etss_jmaab.pdf1-1. MBDエンジニア育成活動の背景 各社においては、MBD適用が普及しつつある。

ETSS-JMAABについて仙台.ppt [互換モード]jmaab.mathworks.jp/etss_jmaab.pdf1-1. MBDエンジニア育成活動の背景各社においては、MBD適用が普及しつつある。