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JMAAB

MBD 用語集

Version 1.0

Japan MATLAB Automotive Advisory Board

August 1st, 2010

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変更履歴

Revision 日付内容作成者

1.0 10/08/01 MBD 用語集初版発行教本 WG#2

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目次

1. はじめに ............................................................................................................................................................... 5

1.1. 背景 .................................................................................................................................................................. 5 1.2. 用語集編集委員会 .......................................................................................................................................... 5 1.3. 用語集の目的 .................................................................................................................................................. 5 1.4. 用語集の改定 .................................................................................................................................................. 5

2. 概要 ..................................................................................................................................................................... 6

2.1. JMAAB MBD 用語集とは ............................................................................................................................... 6 2.2. 用語集編集のポリシー .................................................................................................................................... 6 2.3. 用語集 Index .................................................................................................................................................... 6 2.4. 用語集テンプレート .......................................................................................................................................... 6 2.4.1. ID ................................................................................................................................................................... 6 2.4.2 用語 ................................................................................................................................................................. 7 2.4.3. 参照 ................................................................................................................................................................ 7 2.4.4. 定義 ................................................................................................................................................................ 7 2.4.5. 説明 ................................................................................................................................................................ 7 2.4.6. プロセス ......................................................................................................................................................... 7 2.4.7. 備考 ................................................................................................................................................................ 8 2.4.8. 編集者 ............................................................................................................................................................ 8 2.4.9. 終変更 ........................................................................................................................................................ 8 2.5. 並び順 ............................................................................................................................................................ 8

3. 用語 ..................................................................................................................................................................... 9

4. 謝辞 ................................................................................................................................................................. 178

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1. はじめに

1.1. 背景自動車は、常に新しい電子制御技術がパワートレインやシャシーの分野に取り入れられ、その進化をとげてき

た。中でも 1990 年代は、自動車の制御がシステム制御としてクローズアップされ、その開発環境も大きく進化し

ている。これは、それまで個別開発が可能であった電子制御ユニットが統合化され、システムとしての複雑さが

極めて大きくなったためである。そのような中、仕様開発段階における車両レベルのシミュレーションやコード生成などの技術開発と、モデル

やコードが混在できる GUI ベースのモデルベース開発（ＭＢＤ）が注目され、その早期実現に向けた取り組みが

行われてきた。その足跡は、この 10 年間の技術力の進歩や、ユーザからの要望に対応した機能改良といった

MBD の動きから容易に想像できるだろうし、現実的には、量産設計へ適用した事例も数多く報告され、実用域

に達したという状況になってきた。今後、このような高度な開発環境は自動車メーカと ECU サプライヤの間で開発段階からの協業や開発プロ

セスの共有化を可能とし、これまで以上に連携した仕組みで商品開発が行えるようになると考えられる。一方、開発環境や設計技法の開発改良が進む中で、自動車制御システムの開発における各種ツールの知識

や使い方、制御システムの設計検証技法、設計プロセスにおける管理ツールの活用手法など、自動車業界のエ

ンジニアにとって必要となる知識やスキルの範囲が急速に広がるとともに、さまざまな専門的技術用語までもが

増えてきている。このような状況になると言葉の定義の違い等から、正しいコミュニケーションができず、自動車メーカと ECU

サプライヤの間での、協業や開発プロセスの共通化への支障が発生するという新たな問題も生じてきている。こ

ういった問題を解消するため、JMAAB 教本ワーキングでは正確なコミュニケーションを可能にすることを目的と

して、「JMAAB MBD 用語集」を作成することにした。本用語集では、現在 MBD に携わるエンジニアが、日本の自動車業界におけるものづくりにとって有益になる

と思われる技術用語や、ＭＢＤの注目とともに近年誕生した単語を約４２０語抽出し、自動車業界におけるＭＢＤ

用語の定義と内容を明確化した。さらに、自動車業界のシステム開発を側面から支える適合環境技術を推進す

る、JCUG 用語集1との互換性も考慮してある。後に、本用語集がこれからの MBD 技術者にとって有益な技術用語集として活用されることを期待してやま

ない。

1.2. 用語集編集委員会本用語集は、JMAAB 教本ワーキングにて作成・編集を行った。編集委員として参加した企業は以下の通りで

ある。（５０音順、敬称略）株式会社アドヴィックス, いすゞ自動車株式会社, 株式会社デンソー, トヨタ自動車株式会社, 日立オートモーティ

ブシステムズ株式会社, マツダ株式会社, 三菱電機株式会社, 株式会社ミツバ, 株式会社両毛システムズ, ヤマ

ハ発動機株式会社また、本用語集作成にあたっては下記ツールベンダーからのご協力も頂いた。（敬称略） MathWorks Japan, サイバネットシステム, dSPACE, ETAS, BTC

1.3. 用語集の目的 MBD エンジニアの MBD 用語に関する正確な理解を促進し、誤解を極力排除することで、各エンジニア間の

正確なコミュニケーションを可能とする。

1.4. 用語集の改定本用語集の改定が必要であると認めた JMAAB メンバーは、その改定について JMAAB コアメンバー会議で

提案するか、JMAAB ボードメンバに申し入れを行う。必要に応じて、JMAAB コアメンバー会議で用語集編集委

員会を組織し改定を実施する。

1 JCUG とは Japan Caribration Use Groupe の略。日本の自動車会社とツールベンダーが中心となり、適合

技術について議論するユーザ会である。

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2. 概要

2.1. JMAAB MBD 用語集とは JMAAB 教本ワーキンググループメンバーが用いる MBD に関する用語の意味を定めたものである。

・本用語集は JMAAB 教本ワーキンググループメンバーが収集した MBD に関連する用語の定義、説

明を行う。・本用語集は JCUG 用語集と極力同じフォーマットで記述する。

2.2. 用語集編集のポリシー用語集の編集に際し，以下のポリシーに従う。一般に普及している学術用語の解釈を優先させる。

各学会で用語の定義が異なる場合は，各社の共通性を優先させる。

学術的に定義されていない用語については，各社の共通性を優先させる。

2.3. 用語集 Index 用語の検索を容易にするため Index を設ける。

Index 記載項目は、Index、ID(2.4.1 参照)、用語、定義、プロセスとする。

Index はアルファベット順とする。用語は、2.4.2 記載と一致するが、意味が同じ複数の用語も記載する（例：Ｖフロー、Ｖ字プロセス）。定義は,2.4.4 記載をコピーする。プロセスには、どのプロセスに関係しているかを示す。複数でも可とする。プロセスを特定できない場合は

空欄とする。

2.4. 用語集テンプレート

ID: 用語 J+(カテゴリー：大文字アルファベット２文字+１文字)＋4 桁の数字: 用語

参照関係する文献、URL など

定義用語の定義を可能な限り簡潔に記す。

説明定義の背景や意味の説明を詳細に記す。必要に応じて数式や図表を用いる。

プロセス用語がどの MBD プロセスに関係するかを記述する。

備考特別に配慮すべきことなど

編集者編集者を記載

終変更終的な Version を記載する。

2.4.1. ID ID は JPRT1234 のように英文字４文字＋4 桁の数字で構成するものとする。英文字４文字は、J(JMAAB)

＋２文字（大項目カテゴリー）+１文字（中項目カテゴリー）で構成され、４桁の数字は通し番号である。先の

例では、PR：プロセスマネジメントの T：ツールに関する用語であることを意味する。カテゴリーの略語の意味は下記の通りである。

大項目カテゴリー PM ：Plant Modeling（プラントモデリング） PR ：PRocess management（プロセスマネジメント） VV ：Validation and Verification（検証） ME ：Model Execution（モデル実行） CD ：Control Design（コントロールデザイン） MM ：Model Management（モデルマネジメント） CA ：CAlibration（適合）

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GN ：GeNeral（一般）中項目カテゴリー P ： Process（プロセス） T ：Tool(ツール) M ：Method(手法) A ：Association(関連組織) E ：Else(その他)

ID は重複してはならない。 ID は一度付加されたならば，変えてはならない。 ID は欠番があってもよく，順に揃っている必要はない。

2.4.2 用語用語は重複して定義してはならない。ただし同義語は除く。

2.4.3. 参照参照文献、URL などを記載する。参考文献の場合、著者，文献タイトル，文献名（本の名前，雑誌名），ページ，発行元，発行年を記載する。特に記載のないものは、ＪＭＡＡＢの共通認識として定義したものである。

2.4.4. 定義用語の定義を可能な限り簡潔に記す。

2.4.5. 説明用語の詳細な説明を記載する。必要に応じて数式，図表を用いる。

2.4.6. プロセス各々の用語が以下の MBD プロセスのどこに関連するかを示している。なお、JMAAB で考える MBD プロセス

を図 1 に記す。システム要求分析システム設計制御システム要求分析制御システム設計ソフトウェア要求分析ソフトウェア方式設計ソフトウェア詳細設計ソフトウェアコード作成とテストソフトウェア結合ソフトウェア適格性確認テストシステム結合システム適格性確認テストキャリブレーション

なお特定のプロセスに関連しないもののうち、特にプラントモデルに関係するものを「プラントモデル」、それ以外を「適用外」と表記する。

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図 1.JMAAB MBD プロセス図

2.4.7. 備考その他，特別に配慮すべき点を記載する。

2.4.8. 編集者編集者を記載する。

初に作成者と作成日付，以下改定者と改定日付を記載する。例：作成：*** *** 2009 年 5 月 7 日, 改定：*** *** 2010 年 4 月 3 日

2.4.9. 最終変更制定時の version を記載する。

2.5. 並び順カテゴリーの並び順は 2.4.1 に従う。カテゴリー内の並び順は、ID 順とする。Ｉｎｄｅｘは日本語の場合はあいうえお順，用語が外国語の場合はそのアルファベット順とする。

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3. 用語あ行

ID 番号: 用語 JGNT0001：アセンブラ

参照 http://ew.hitachi-system.co.jp/

定義マシン語（機械語）と 1 対 1 で対応した命令を持つアセンブリ言語で記述されたソースコード

を、コンピュータが実行できる形式に変換するソフトウェア。

説明 the assembler コンピュータが解釈できる言語(マシン語)と 1 対 1 に対応したプログラミング

言語(アセンブリ言語)を用いて作成されたソフトウェアの設計図(ソースコード)を、コンピュータ

が実行できる形式(オブジェクトコード)に変換するソフトウェア。

プロセスソフトウェアコード作成とテスト

備考

編集者作成：JMAAB 教本 WG 2010 年 6 月 15 日

終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JVVE100：一致性

参照 http://www.sice.or.jp/

定義モデルと比較対象の機能、動作が一致し、要求事項を満足すること

説明対象とするシステムの要求仕様と、ECU に実装された機能（ソフトウェア）が合致していること

を指す。Verification と同義の用語、もしくは、Validation と対比した用語として考えられる。

プロセス適用外

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JVVP0110：一致性確認

参照 Verification

定義仕様書に対して、開発されたオブジェクトの動作が一致していることを確認すること

説明要求システム仕様書あるいは実行可能な仕様書に対して、実装された機能・動作が一致して

いることを確認すること。


備考


終変更 Ver.1.0

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ID 番号: 用語 JMEP0120：イベント

参照１．組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会（SESSAME）用語集２．JMAAB CONTROL ALGORITHM MODELING GUIDELINES USING MATLABR, SimulinkR, and StateflowR Version 2.0 (和訳) JMAABStyleGuideline_Version_2.pdf

定義

１．プログラミング分野でのイベント OS 上でのソフトウェアの実行と同期しない関係で生じる事象のこと。２．MATLAB/Simulink におけるイベント Stateflow ダイアグラムの実行を駆動するもの。遷移やアクションを実行するトリガになることも

できる。

説明

１．OS 上でのソフトウェアの実行と同期しない関係で生じる事象のこと。OS を内部、アプリケ

ーションプログラムと物理入出力を外部とみなした場合に、外部で生じる OS が関与すべき出

来事を指す。イベントを OS が感知するための仕組みとしてハードウェア割込み、ソフトウェアト

ラップなどがある。

また、アプリケーションソフトウェアが自身の処理結果などをイベントとして OS や他のアプリケ

ーションに通知したい場合の手段として OS はイベントフラグ機能を提供する場合がある。イベ

ントフラグをセットする依頼を OS に発行すると OS は、それを外部イベントと同様な事象と捉え

て、イベント待ちをしているタスクに伝達すると同時に待ちタスクの待ち状態を解除する。

２．イベントは、Stateflow ダイアグラムの実行を駆動する。Stateflow ダイアグラムに影響する

すべてのイベントが定義される必要がある。イベントの発生は、Stateflow ダイアグラムにある

状態が評価される状況を引き起こす。イベントのブロードキャストは、遷移を引き起こすトリガと

なることができ、かつ/あるいは、アクションを実行するトリガとなることができる。イベントは、こ

の階層でのイベントの親から始まり、トップダウン則でブロードキャストされる。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JMEP0130：イベントブロードキャスト

参照

定義 Stateflow の内部だけで利用されるローカルイベントを定義することで、別のステートの動作を

決定することができる機能のこと。

説明 MathWorks 社の MATLAB のオプションツールである Stateflow の内部だけで利用されるロー

カルイベント


備考


終変更 Ver.1.0

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11

ID 番号: 用語 JVVM0140：インスペクション手法

参照

定義仕様やプログラムロジックの品質確認検査を、専門家が複数人数で目視検査を中心とした品

質レビューで行う手法のこと

説明

プロトタイピングサイクルの前半で利用可能。

機器の操作仕様書、紙プロトタイプ、モックアップなどを使いながら、その使い勝手を「検査」す

ることにより、問題点を発見し改善案を探る手法。

・ヒューリスティック系の手法 →広く浅く

＞基準への適合性に重点をおき、どのような点で問題が起きるかを想像する

・ウォークスルー系の手法 →狭く深く

＞ユーザが目的を達成するための行動において、どのようなエラーを生じるかを想像する

いずれの方法も問題点のリストを生成する。

プロセス全プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JMME0150：インターフェース仕様書

参照

定義インターフェースの仕様を記載したもの

説明

インターフェースとは、コンピュータ本体と各種周辺装置やコンピュータ同士を接続し、電気信

号の大きさを調整したり、データの形式を変換したりして、両者間のデータのやりとりを仲介す

る回路や装置。また、人間がコンピュータを円滑に使用できるようにするための装置やソフトウ

ェア。この仕様を記載したもの。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNM0160：インタビュー手法

参照

定義調査担当者がある調査目的を持ってインタビュー対象者へ面接し、両者の会話の中から調査

結果を得る方式

説明

インタビューの種類には

○構造的インタビュー(structured interview)：指示的面接法

○半構造的インタビュー(semi-structured interview)：

○非構造的インタビュー(unstructured interviews)：非指示的面接法

○グループ・インタビュー＆フォーカス・インタビュー

などがある。

プロセスシステム要求分析

備考


終変更 Ver.1.0

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12

ID: 用語 JGNE0170：イントラネット

参照

定義通信プロトコル TCP/IP を初めとする、インターネットにおいて標準的な技術を用いて構築され

た企業内など限定された範囲内におけるネットワーク

説明一般的に広く普及しているハード・ソフトを利用できるため、低コスト化とベンダ独立性を高める

ことが可能となる。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE0300：エミュレーション

参照

定義特定のハードウェア向けに開発したソフトウェアをそれと異なるハードウェアで動作させること

説明エミュレーションの例としては、ECU(Electronic Control Unit)のソフトウェア開発において In-Circuit Emulator を用いてデバッグ行うことがあげられる。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JMEM0310：オートマトン

参照

定義自動機械。与えられたデータ、操作から命令を読み取り、自動的に応答する装置、または理論

と考えてもよい。

説明

A {X,U,Y,τ,ω}をオートマトンという。 X：状態の集合 U：入力の集合 Y：出力の集合 τ：X×U→X （遷移関数） ω：X×U→Y （出力関数） Y が無いものを状態機械という。


備考


終変更 Ver.1.0

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ID 番号: 用語 JCDM0400：オブザーバ

参照堀洋一、大西公平共著「応用制御工学」（丸善）

定義操作量と測定信号から状態変数の時間応答を再現させる状態推定

説明制御系の動的挙動を支配している状態変数は，直接測定できるとは限らない。そのようなケー

スに使用するのがオブザーバで，操作量と測定信号から状態変数の時間応答を再現させる機

能を持つ。

プロセス制御システム設計

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDP0410：オブジェクト指向


定義ソフトウェアの設計や開発において、操作手順よりも操作対象に重点を置く考え方。

説明

オブジェクト指向【object oriented】関連するデータの集合と、それに対する手続き(メソッド)を「オブジェクト」と呼ばれる一つのまとまりとして管理し、その組み合わせによってソフトウェア

を構築する。すでに存在するオブジェクトについては、利用に際してその内部構造や動作原

理の詳細を知る必要はなく、外部からメッセージを送れば機能するため、特に大規模なソフトウ

ェア開発において有効な考え方であるとされている。データやその集合を現実世界の「モノ」

になぞらえた考え方であることから、「オブジェクト」指向と呼ばれる。例えば、我々がテレビを

操作する際には、テレビ内部でどのような回路が働いているかを理解する必要はない。ただテ

レビの操作方法だけを知っていれば、それでテレビを使うことができる。すなわち、「テレビ」と

いうオブジェクトは、自身(の内部を構成する電子回路)を動作させる手続きを知っており、それ

を利用するためには、(例えばリモコンで)適切なメッセージを与えるだけでよい。このように、

何らかの「データ」と、それを操作するための「メソッド」の組み合わせが「オブジェクト」である。

個々の操作対象に対して固有の操作方法を設定することで、その内部動作の詳細を覆い隠

し、利用しやすくしようとする考え方と言える。この考え方を応用したプログラミング技法が、オ

ブジェクト指向プログラミング(OOP: Object Oriented Programming)である。


備考


終変更 Ver.0.0

ID 番号: 用語 JGNE0420：オフラインシミュレーション

参照オンラインシミュレーション

定義実際のシステムと切り離されて行うシミュレーション

説明主に実機のない開発の初期段階においてアルゴリズム等の検証を行う目的で行われる。ここ

でいうシステムとは開発対象・運用環境等を含む広義の意味である。


備考


終変更 Ver.1.0

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14

ID 番号: 用語 JGNE0430：オンラインシミュレーション

参照オフラインシミュレーション

定義実際のシステムが動く環境で行うシミュレーション

説明ドライビングシミュレータやＨＩＬＳもオンラインシミュレーションのひとつ。


備考


終変更 Ver.1.0

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か行

ID 番号: 用語 JVVE0500：回帰テスト（Regression test）

参照

定義ソフトウェア（プログラム）を修正・変更した場合に修正・変更前の継承機能が動作することを確

認するテスト

説明既に実施済みのテストを活用して行う。また、テストを自動化することで効率化することができ

る。

プロセスソフトウェア作成とテスト

備考


終変更 Ver.1.0

ID: 用語 JCDE0505：階層構造

参照 http://www.sessame.jp/knowledge/terms_main_files/terms-ka.html

定義定義ソフトウェアの単位(モジュール)を分割して木のようにつなげた構造

説明

Windows などのファイル構造にも使用されている構造で、その目的は①ソフトウェアを物理的

側面と論理的側面から見られるようにすること、②情報を隠蔽すること、などを目的に用いられ

る。階層構造の上位に行けば行くほどモジュールの意味は論理的になり、逆に下位に行けば

行くほど物理的になる。例えば通信を例に考えた場合、上位から送受信モジュール、TCP/IP

モジュール、デバイス制御モジュール、のような構造になるが、下位ではデバイスのレジスタな

どを具体的に制御するのに対して、上位では物理的なレジスタなどを意識することはなく送受

信データしか見えなくなってしまう。

プロセスソフトウェア方式設計

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JPMM0510：概念モデル

参照

定義要件を表すモデル

説明ユースケース図やシーケンス図などを使うことが多く、抽象的なイメージをモデル化した空のモ

デルも含まれる。構想段階から上位の大枠をモデル設計もしくは説明する場合に使われる。


備考


終変更 Ver.1.0

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ID 番号: 用語 JGNE0515：開発環境エンジニア

参照 ETSS-JMAAB：JMAAB HP（http://jmaab.mathworks.jp/） ETSS：IPA SEC HP（http://sec.ipa.go.jp/ETSS/index.html#skill）

定義プロジェクトで使用するツール・設備等、開発環境の設計・構築・運用を担当する技術者

説明

開発プロジェクトに対して、プロジェクト活動が円滑にかつ、効率的に行われるように以下のよ

うな各種支援業務を実施する役割を担う。

自動車制御系開発において、モデル作成ツール、自動コード生成ツール、コンパイラやデバッ

ガ、構成管理、不具合追跡などのモデル環境・ソフトウェア環境や、テストや検証のためのプラ

ットフォームや各種計測用機材などのハードウェア環境に関する、「計画」、「調達」、「構築」、

「運用」、「保守」などの支援業務を実施する。

運用方法や使用ツールの妥当性などについて評価と改善を実施する。

対象となる技術要素スキルや開発現場の生産効率などを考慮した開発環境を構築・提供する

ための開発技術スキルなどを必要とする。

図職種と開発プロセスの関連図（開発環境エンジニア）


備考


終変更 Ver.1.0

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17

ID 番号: 用語 JGNE0520：開発技術スキル


定義システムに各種技術要素を実装するために開発時に使用する技能

説明

スキル基準は、「技術要素」「開発技術」「管理技術」の 3 つのカテゴリーで構成される。これら

のスキルカテゴリーの関係は、『組込みシステム製品を開発する際に「技術要素」を構成要素と

して、「開発技術を用いて」開発を行い、「管理技術を駆使して」開発プロジェクトを管理する』と

なる。イメージは下記図のとおりとなる。

図スキルカテゴリーの関連図（ETSS）

開発技術スキルは、スキル基準を構成する 3 つのカテゴリーの 1 つ。例えば、プログラミング

技術、デバッグ技術、テスト技術などを使える能力であり、システムの要求分析に始まり、設

計、実装、テスト、キャリブレーションに至るまでの一連の開発作業に関する能力のことを言う。

具体的には、下記で評価する。「□□を使って、△△ができる」 →□□：開発技術手法、開発ツール名称、△△：開発プロセス名称

ETSS-JMAAB で定義した、開発技術スキルの第一階層を V プロセス上に表したものが、下記

となる。

図 MBD プロセス図（開発技術スキル第一階層）


備考


終変更 Ver.1.0

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18

ID 番号: 用語 JGNE0525：開発プロセス改善スペシャリスト


定義開発プロセスとその実施状況をアセスメントし、改善推進を担当する技術者

説明

開発プロジェクトの開発プロセスの計画・立案、運用、評価・改善を実施するため、以下の役割

を担う。・開発の効率化と品質向上を目的とした、開発プロセス関するテーラリングや教育活動を実施

する・開発プロセスのモニタリングによる状況分析とプロセスの維持と改善活動を実施する開発対

象に必要な技術要素と開発技術全般にわたるスキルを必要とする。

図職種と開発プロセスの関連図（開発プロセス改善スペシャリスト）


備考


終変更 Ver.1.0

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19

ID 番号: 用語 JMEM0530：開ループシミュレーション

参照

定義

入力に対する出力応答を求めるフィードバックループを持たないシミュレーション１．コントローラ実行可能な仕様書（制御モデル）とコントローラに同一の信号を入力して出力を比較し、コント

ローラが仕様書を満足しているか検証する際に実施されるシミュレーション２．プラントモデル実機とプラントモデルの出力を比較してモデルの精度検証を行う際に実施されるシミュレーショ

ン

説明

同じ入力に対してモデルと実機が同じ出力であるかどうか検証するする場合に開ループシミュ

レーションが実施される。制御モデルの場合は、信号発生器から発生させた全く同一の信号を

実行可能な仕様書（制御モデル）とコントローラに同時に入力して出力を比較し、製品が仕様書

を満足しているか検証するようなときに実施される。プラントモデルの場合は、実機とモデルの

出力を比較してモデルの精度検証を行う際に実施される。フィードフォワード制御の場合は、

終的には制御モデルとプラントモデルを直列に接続した状態で制御系全体としての開ループシ

ミュレーションを実施して制御性の検証を行う。開ループシミュレーションでは、発散など不安定

になることはないため、安定性検証はできない。フィードバック制御の場合は、閉ループシミュレ

ーションによって制御性と安定性を検証をする必要がある。

プロセスシステム適格性確認テスト

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JVVE0535：合体テスト

参照ソフトウェア結合テスト

定義ソフトウェア結合テストと同義

説明

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

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20

ID: 用語 JVVM0540：カバレッジ

参照 http://www.sessame.jp/knowledge/terms_main_files/terms-ka.html

定義ソフトウェアに対して「どの程度テストを実施したか」というテストの消化具合を示す指標

説明

本来カバレッジとは、あるべき範囲に対してどの程度をカバーしているかを表すために用いら

れるものであるが、一般的にはテストの終了判定としてのテストカバレッジのことをさす場合が

多い。そしてその場合、テスト設計度合いを示す設計カバレッジと、テスト実行度合いを示す実

行カバレッジに大別され、一般的に用いられるデシジョンカバレッジ、コンディションカバレッ

ジ,MC/DC カバレッジなどは後者に当たる。【カバレッジの種類】 C0：ステートメントカバレッジ：命令網羅 C1：ブランチカバレッジ：デシシジョンカバレッジ：分岐網羅 C2：コンディションカバレッジ：条件網羅 MC/DC：モディファイドコンディション/デシジョンカバレッジ：変更条件/分岐網羅

プロセス制御システム設計、ソフトウェア方式設計～ソフトウェア結合

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDM0545：カルマンフィルタ (Kalman filter)

参照西村、狩野、「制御のためのマトリックス・リカッチ方程式」、朝倉書店、1996 年

定義操作量と計測量から線形システムの推定状態誤差分散を小とする状態推定器

説明

操作量の無い自律的な線形連続時間システムを下記とする。

tvtxtHty

twtGtxtFdt

tdx

(1)

ここで、nRx 、

pRy 、qRw 、

pRv である。(1)式において、 w と v は、互いに独立

で平均が 0、共分散が(2)と(3)で表せる正規白色ノイズとする。

ttQwtwE t (2)

ttRvtvE t (3)

上式において、はディラックのデルタ関数、 0tQ （半正定）、 0tR （正定）とする。推

定された状態を tx̂ とするとき、 txtxte ˆ の分散の期待値 TttteteE t , を

小とする x̂ を求める状態推定器をカルマンフィルタといい、(4)、(5)、(6)で与えられる。

txtHtytKxtF

dt

txdˆˆ

ˆ (4)

1 tRtHtPtK t (5)

tt

t

tGtQtGtPtHtRtHtP

tFtPtPtFdt

tdP

1

(6)

ここで、 tP は te の共分散 tteteE であり、少なくとも半正定で対称な行列である。初

期値 0P は与えられているものとする。

操作量の無い自立的な線形離散時間システムを(7)とする。

kvkxkHky

kwkGkxkkx

1

(7)

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21

ベクトルと行列のサイズは連続系と同じである。 kvkw 、は平均値 0 の白色ノイズとする。

ijt iQjwiwE (8)

ijt iRjvivE (9)

離散時間システムのカルマンフィルタは、

kxkHkykKkxkkx ˆˆ1ˆ (10)

1 kRkHkPkHkHtPkkK tt

(11)

tt

tt

tGtQtGkkPkH

kRkHkPkHkHkPkPkkP

1

)(1 (12)

操作量 mRtu を持つ連続時間線形システムを(13)とする

tvtxtCty

twtGtutBtxtAdt

tdx

(13)

次に、(13)に対するモデルを(14)とする。

txtCty

tutBtxtAdt

txd

(14)

(13)と(14)を辺々引くと、(15)の誤差システムを得る。

tvtxtxtCtyty

twtGtxtxtAdt

txtdx

(15)

(15)は(1)で表すシステムなので、 txtx の推定に(4)、(5)、(6)を適用することができる。

(4)、(5)、(6)による txtx の推定値を tX̂ とすれば、システム(13)の状態推定 tx̂ は、

txtXtx ˆˆ (16)

で表すことができる。そこで、連続時間線形システムのカルマンフィルタ(4)より、(17)で表すこと

ができる。

tXtCtytytKtXtA

dt

tXd ˆˆˆ

(17)

(14)と(17)を辺々足して、(16)を考慮すると、(18)を得る。

txtCtytKtutBtxtA

dt

txdˆˆ

ˆ (18)

(5)、(6)は以下のようになる。

1 tRtCtPtK t (19)

tt

t

tBtQtBtPtCtRtCtP

tAtPtPtAdt

tdP

1

(20)

システム(19)のように操作量を持つ離散時間システムも同様に扱うことができ、

kvkxkCky

kwkGkukBkxkAkx

ˆ1ˆ

(21)

状態推定器として、(22)～(24)を得る。

kxkCkykKkukBkxkAkx ˆˆ1ˆ (22)

1 kRkCkPkCkCtPkAkK tt

(23)

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22

tt

t

tBtQtBkAkPkC

kRkCkPkCkPkPkAkP

1

1 (24)

時不変線形システムに対するカルマンフィルタの定常解は時不変線形システムの観測器

（Observer）と等価である。また、非線形なシステムに対しては、ある動作点近傍での線形化シ

ステムをベースとして導かれる拡張カルマンフィルタが適用される。実用においては、カルマン

フィルタの前提となる対象システムの線形性、 w と v ノイズの正規白色性、独立性、平均値が

０であることなどの統計的性質を十分に評価して、必要な処置を講じて適用すべきである。ここ

では、ノイズの統計的性質は既知としているが、ノイズの統計的性質を推定しながら状態推定

を行うように拡張したカルマンフィルタが研究されている。


備考


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ID 番号: 用語 JCDM0550：関数近似

参照

定義ある関数を別の関数で近似すること

説明例えば、与えられた連続関数を多項式を用いて有限区間上で近似すること。

プロセス制御システム設計、ソフトウェア方式設計～ソフトウェア結合

備考


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23

ID 番号: 用語 JGNE0555：管理技術スキル


定義システム開発を円滑かつ的確に進行させるために使用する技能

説明






管理技術スキルは、スキル基準を構成する 3 つのカテゴリーの 1 つであり、プロジェクトマネジ

メントと開発プロセスマネジメントの 2 つに分類される。具体的には下記で評価する。「□□を使って、△△ができる」 →□□：管理技術手法、管理ツール名称、△△：管理プロセス名称

ETSS-JMAAB では、管理技術スキルは ETSS と同じ定義としている。管理技術スキルの第一

階層を表したものが、下記となる。

図管理技術スキル第一階層


備考


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24

ID 番号: 用語 JGNE0600：技術要素スキル


定義システム自体に組み込まれ、システムの機能を実現する技術項目

説明






技術要素スキルは、スキル基準を構成する 3 つのカテゴリーの 1 つであり、システム自体に組

み込まれ、システムの機能を実現する技術項目のこと。アルゴリズム、ロジック、部品、規格…

…などの様々な技術要素を体系的に整理したものであり、機能の実現方法は、ハードウェア、

ソフトウェアを問いません。ETSS では 7 種、ETSS-JMAAB では 4 種の第一階層がある。具

体的には下記で評価する。作れるスキル：「与えられた環境の下で、○○技術要素を実現することができる」

→○○：技術要素名称使えるスキル：「与えられた環境の下で、要求された機能を実現するために○○技術要素を組

み込むことができる」 →○○：技術要素名称

環境とは「仕様・条件・特性・事例・情報など」である。 ETSS-JMAAB で定義した技術要素スキルの第一階層を表したものが、下記となる。

図技術要素スキル第一階層（ETSS-JMAAB の定義）


備考


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25

ID: 用語 JCDM0605：機能安全

参照

定義安全を確保するための工夫を導入することにより、システムとして許容できるレベルの安全を

確保すること

説明

類語として本質安全がある。故障などのリスクの低減を、何らかの安全装置を機能として実装

することで達成しようとするのが機能安全であり、本質的に危険・問題の原因を除去することで

達成しようとするのが本質安全である。例えば鉄道の踏み切りの事故を防止するために警報

機や遮断機を設置するのが機能安全であり、道路との交差部を立体交差にするなどして原因

そのものを除去するのが本質安全である。

プロセスシステム設計

備考


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ID 番号: 用語 JVVP0610：機能一致判定

参照 JMAAB 検証標準化ガイドライン、一致性確認

定義 Simulink 仕様書とそれに対応する生成コードの一致性を検証すること

説明

Simulink 仕様書を基にソフトウェア詳細設計を進めると、内部データの量子化やプログラムの

起動タイミングが原因で Simulink 仕様書とそれから生成されたコードとは完全な機能一致が

得られない場合が考えられる。従って、機能一致性に対する要求は上記のことに留意し、許容

誤差内に入っていることの確認なのか、誤差要因を排除した完全一致確認なのかを明確にし

ておく必要がある。Simulink 仕様書と単体生成コードに対して、単体テスト仕様書に記載のテ

ストシナリオを実行し、演算出力を比較する。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JVVP0615：機能検証

参照

定義終的な制御システムが妥当かどうかを確認すること

説明要求どおり作成した場合でも、要求に誤りがあった場合、機能として満足することができない。

この面も含め妥当性を検証することを機能検証という。


備考


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26

ID 番号: 用語 JVVP0620：機能保証

参照

定義終的な制御システムが妥当であることを保証すること

説明


備考


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ID 番号: 用語 JCDE0625：機能要件

参照

定義機能を実現させるための条件や環境のこと

説明これを明確にすることにより、要求仕様の一部となる。コストなどは非機能要件として考えられ

る。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDM0630：近似逆モデル

参照

定義制御対象の振る舞いを表現するモデルに対して、特定の制約条件の下で入出力関係を逆にし

たモデル

説明

対象システムの目標出力が与えられたときに、それを実現するシステムの入力値を正確に求

める逆モデルを得るためにいくつかの解法が研究されている。例えば、学習能力を有するニュ

ーラルネットワーク（NN）に逆モデルを学習させる研究などが行われていて、初期値探索、反

復解法などを組み合わせて正確な逆モデルを求める解法が提案されている。一方、未知な特

性、非線形な特性を持つ複雑な対象システムを、多項式、指数関数、有理式、統計分布、フー

リエ級数、スプラインなどで近似し、適化された初期値を求めるアプローチもある。


備考


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27

ID 番号: 用語 JGNE0635：キャスト


定義プログラミング言語において、ある型のデータを別の型に変換すること。

説明

type casting: 例として、整数型の「1」を実数型の「1.0」へ変換することなどが挙げられる。整

数の 1 と実数の 1.0 は同じ値であるが、プログラムを実行する際、コンピュータの内部では違う

形で表現されている。この内部表現で表わされたデータを、ある形から別の形へ変換すること

を型キャストと呼ぶ。型キャストには、明示的に行なわれるものと暗黙的に行なわれるものがあ

る。明示的とは、プログラマが型キャストを行なうことを指示することを指す。暗黙的とは、プロ

グラマが指定せず、プログラム側で自動的に行なわれることを指す。暗黙的型キャストが行な

われる例としては、整数と実数の間での演算が挙げられる。たとえば「1＋1.0」という計算を行

なう時には、整数である 1 が自動的に型キャストされ、実数型としての表現に変換される。デー

タ型によって、データが占める領域のサイズが異なるため、型キャストが行なわれた場合、

元々のデータが持っていた情報がなくなってしまうことがある。たとえば、実数型の 3.14 を整数

型にキャストした結果は 3 となり、小数点以下の情報は捨てられる。暗黙的キャストには、意図

しない場合が多いため、使用を避けるべきである。

プロセスソフトウェア詳細設計、ソフトウェアコード作成とテスト

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE0640：キャリア


定義高度な専門知識や技能が求められる特定の職種

説明一般的には、職業上の経歴や経験などを指すが、ETSS では「高度な専門知識や技能が求め

られる特定の職種」と定義する。ETSS のキャリア基準では、組込みソフトウェア開発における

職種名称と職掌を定義している。


備考


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28

ID 番号: 用語 JGNE0645：キャリア基準


定義開発に関わる職種/専門分野を定義して、それぞれの職種の名称や職掌、必要なスキルを明

確に定義したもの

説明

開発に関する職種・専門分野の役割の遂行にどのようなスキルが求められるかを表現するた

め、スキル基準にて定義されたスキルを用いて明確に定義する。スキルを明確にすることで、

各職種のエンジニアが個別にどのスキルを向上させるべきかを考える際の指針となる。また、

開発組織の構成人員のスキルを全体的に評価し、組織全体としてどのスキルが不足している

かあるいは重複しているかなどを客観的に判断するための指針としても利用できる。

図スキル標準の全体像（ETSS-JMAAB）


備考


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29

ID 番号: 用語 JGNE0650：キャリアフレームワーク


定義各職種／専門分野を表現するための共通の枠組み

説明

キャリア基準を記述するための枠組みのこと。ETSS-JMAAB では以下を提示している。

◆ 職種の区分ＭＢＤに関連する職種を「職種」として区分し、それぞれの職種の概要と役

割・責任を記述。 ◆ キャリアレベルの定義職種ごとに、プロフェッショナルとして必要なスキルの度合いを 3

段階のレベルで提示。 ◆ 職種とスキルとの対応付け職種に必要なスキルをスキル基準のスキル項目と対応付け

して提示。ここで、対応付けされるスキル項目は、ＭＢＤスキル基準の技術要素スキル、

開発技術スキル、管理技術スキルで示されたスキルレベルを参照する。 ◆ 職種の活動領域職種ごとに実業務における活動領域を提示。 ◆ 職種の区分ＭＢＤに関連する職種を「職種」として区分し、それぞれの職種の概要と役

割・責任を記述。 ◆ キャリアレベルの定義職種ごとに、プロフェッショナルとして必要なスキルの度合いを 3

段階のレベルで提示。 ◆ 職種とスキルとの対応付け職種に必要なスキルをスキル基準のスキル項目と対応付け

して提示。ここで、対応付けされるスキル項目は、ＭＢＤスキル基準の技術要素スキル、

開発技術スキル、管理技術スキルで示されたスキルレベルを参照する。 ◆ 職種の活動領域職種ごとに実業務における活動領域を提示。

図キャリアフレームワーク


備考


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30

ID 番号: 用語 JVVE0655：境界値テスト

参照

定義ソフトウェア（プログラム・モデル）の入力において、有効なデータ範囲と無効なデータ範囲に分

け、その境界値を用いて正常に動作するか確認するテスト

説明ソフトウェアの入力データについて、設計範囲の境界値を用いて動作確認を行うテスト手法を

指す。

プロセスソフトウェア作成とテスト、ソフトウェア適格性確認テスト

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE0700：組込みスキル標準


定義組込みソフトウェア開発に必要なスキルを明確化・体系化したもの

説明

組込みソフトウェアとは、「機器に組み込まれて機能を実現しているソフトウェア」のことである。

組込みスキル標準（Embedded Technology Skill Standards：以降 ETSS と略す）は、経済産

業省組込みソフトウェア開発力強化推進委員会によって 2005 年 5 月に策定された。ETSSは、その組込みソフトウェア開発に必要なスキルを明確化・体系化したものであり、組込みソフ

トウェア開発者の人材育成・活用に有用な「ものさし」（共通基準）を提供する。ETSS は次の 3 つの要素で構成されている。組込みソフトウェア開発スキルを体系的に整理するためのフレームワークとしての『スキル基

準』･組込みソフトウェア開発に関わる職種名称や職掌を定義する『キャリア基準』･組込みソフトウェア開発に関する人材育成を実現する『教育研修基準』キャリア基準では、組込みソフトウェア開発に関する職種・専門分野の役割の遂行にどのよう

なスキルが求められるかを表現するため、スキル基準にて定義されたスキルを利用する。また、教育研修基準では教育プログラムで履修する内容がどのようなスキルに対応するかをス

キル基準で整理されたｽｷﾙスキルを用いることで対象とする教育範囲やレベルを具体的に表

現する。このように、キャリア基準や教育研修基準は、スキル基準で整理されたスキルとそれぞれ関係

を持つことになる。

図組込みスキル標準全体像


備考


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31

ID 番号: 用語 JCDM0710：組込み用モデル（実装モデル）

参照

定義実装コードを生成するためのモデル

説明実装するに当たり、適なコードが生成されるように変数の量子化･離散化されたモデルであ

る。

プロセスソフトウェア詳細設計、ソフトウェアコード作成とテスト

備考


終変更 Ver.1.0

ID: 用語 JGNM0720：グリッドコンピューティング

参照分散処理

定義インターネットなどの広域のネットワーク上にあるコンピュータ資源を結びつけ、一つの複合した

コンピュータシステムとして利用する方法

説明

主として、単一のスパコンでは足りないような大規模な計算処理や、大量のデータの保存・利

用などに用いられる。一般的に各地に点在するスパコンやコンピュータクラスタなどを統一的に

利用できるようにすることで全体の処理スループット向上を図る。登場初期には大規模な計算

処理を目的とする計算グリッドであったが、近年では科学研究分野など大量のデータを用いる

ことを目的とするデータグリッドに併用される場合が多い。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNP0730：クリティカル分析

参照

定義期限をコントロールするため、タスク配置を適化するための分析

説明

プロジェクトを遅らせないために、「クリティカルパス」上のタスクが遅れた際に資源を投入して

遅れを取り戻せるよう、タスク配置を適化するための分析をいう。

プロジェクトの一連の活動（アクティビティ）をスケジューリングするための手法である。クリティ

カルパス（経路）とは、必要な時間を積算したときに長となる一連の活動を意味する。これに

よって、プロジェクト完了までにかかる短時間を決定できる。


備考


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32

ID 番号: 用語 JCDT0740：クロスコンパイラ

参照

定義コンパイラが動作している以外のプラットフォーム向けに実行ファイルを生成する機能を持つコ

ンパイラ

説明

コンパイラが動作している以外のマイコン、OS 向けに実行ファイルを生成する機能を持つコン

パイラである。クロスコンパイラは主に組み込みシステム向けのコンパイラとして使われたり、

マルチプラットフォーム対応のコンパイルに使われる。実行ファイルを動作させたいプラットフォ

ームがコンパイル環境としては不適切な場合には必須である。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JMEM0800：計算負荷

参照

定義コンピュータにおいて計算を実行する場合の負荷

説明特に組み込み処理のようなリアルタイム処理に対応できるよう負荷の分散が必要


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JVVM0810：形式手法

参照

定義数学を基盤としたソフトウェア及びハードウエアシステムの要求・仕様記述、検証の技術

説明プログラム開発手法の一つで、論理学や離散数学などを基礎とし、仕様を厳密に記述すること

を主目的にする仕様記述部分と、モデルを検証することを主目的にする形式検証部分をもった

記述方式。オートコードについても形式手法が適応される場合もある。


備考


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33

ID 番号: 用語 JCDA0820：計測自動制御学会 (SICE)


定義計測と制御を中心に、システム的捉え方やシステム化技術に関する基礎・設計理論と応用を追

及する分野横断的学会

説明計測と制御を中心に、システム情報やシステム統合といったシステム的捉え方やシステム化技

術に関する基礎・設計理論と応用を追及する。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE0830：ゲートウェイ

参照

定義コンピュータネットワークにおいて、プロトコルの異なるネットワークと接続するためのネットワー

クノード（通信機器）

説明


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JVVE0840：検証テストベクタ

参照テストベクタ

定義テストベクタと同義

説明

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JVVM0850：検証モデル

参照

定義ソフトウェア（プログラム・モデル）の入力データを生成したり、出力の期待値を表現するモデル

説明検証モデルは、一般的に製品に含まれない。類似するものにテストハーネスがある。


備考


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34

ID 番号: 用語 JMMP0900：構成管理

参照

定義プロジェクトの成果物それぞれ、又は一式のバージョン管理を指す。

説明

あるプログラムがどのような構成要素から出来上がっているかを管理すること。構成要素には

ライブラリの種類やバージョンや OS の種類、開発ライブラリ、言語などがある。

たとえば、プロジェクトにおいて、何度か区切りを決めて顧客に納品をするような場合は、その

区切り毎の成果物のバージョンは、プロジェクト終了まで管理する必要があり、その区切りと区

切りの間にプログラムソースのファイル等が日々更新されて行くことに関しては、新バージョ

ンがどれであるかが常に分かるようにしなくてはならない。どの成果物を誰がどのタイミングで

どのように管理するかを明確にすることが必要である。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE0905：構造化手法

参照 Tom Demarco:Structured Analysys and System Specifycation(1978)

定義システムをトップダウンで階層的にモジュール化する手法。モジュールは、機能的に独立してい

ることが望ましい

説明システムが機能の集まりで構成されている点に着目した設計手法。上位の機能から下位レ

ベルのモジュールまで、分割手法により階層的に分割を行う。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDP0910：コーディング


定義プログラミング言語を使ったソースコードの作成。

説明「プログラミング」とほぼ同義だが、仕様書やフローチャートなど抽象的な設計文書の内容を、プ

ログラミング言語を使って具体的なコードに変換していく、という意味合いが強い。


備考


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35

ID 番号: 用語 JCDP0915：コード


定義情報を表現するための記号や符号の体系。

説明特に、コンピュータのデータ・命令などを符号で表現したもの。「漢字の JIS―」


備考


終変更 Ver.1.0

ID: 用語 JVVM0920：コードカバレッジ

参照カバレッジ

定義コードに対するカバレッジ

説明

ソフトウェアコードに対するカバレッジで、コード中の命令や分岐などがテスト中にどれだけ網羅

されたかを示す指標。コードカバレッジには、命令に着目する C0（ステートメント）カバレッジ、

分岐に着目する C1（ブランチ）カバレッジ、条件に着目する C2（コンディション）カバレッジなど

がある。

プロセスソフトウェア方式設計、ソフトウェア詳細設計、ソフトウェアコード作成とテスト

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDT0925：コード効率

参照 http://monoist.atmarkit.co.jp/feledev/news/2009/03/25renesas.html

定義ソースコードをオブジェクトコードに変換した際の効率を表す指標

説明コード効率が良いほどオブジェクトプログラムを格納するメモリ容量を小さくできる。

プロセスソフトウェア適格性確認テスト

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDT0930：コードジェネレータ

参照

定義コードを生成するツール

説明 MBD においては、MATLAB/Simulink のモデルから C コードを生成するツールのことを言う。

モデルを HILS、RCP などで使用する用と、モデルを ECU などに組み込むための組込み用の

ツールがある。


備考


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36

ID 番号: 用語 JCDT0935：コード生成

参照

定義目的とする出力コードを得ること

説明 C 言語などの高級言語では、コンパイラの中間言語から終的な出力コードを得ること、もしく

はモデルなどからソースコードを得ること。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNT0940：高級言語

参照

定義記述レベルが実行レベルに比べて抽象度の高い言語

説明英語に似た文(statement)と記号を使う問題解明型プログラミング言語。機械語のように機械

専用の個々の命令コードや数字的アドレスを用いない。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE0945：固定小数点


定義小数点が特定の位置に固定されている数値の表現手法。

説明表現できる数値の範囲は浮動小数点数と比較すると狭いが、計算速度は速い。


備考


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37

ID 番号: 用語 JGNT0950：コンカレント開発

参照

定義要素開発を同時並列に行い、開発期間を短縮することを目的とした開発

説明

従来のシステム開発では、仕様を出してからパーツレベルでの完成を待って、くみ上げた上で

評価を行っていたため、待ち時間による開発時間の短縮には限界があった。ＭＢＤでは各開発

を、少なくとも仕様レベルでの機能検証を前提として同時並列にモデルで行うことが可能なた

め、開発期間の短縮が期待できる。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDE0955：コンディション

参照

定義分岐条件のこと

説明

状態遷移図で使う場合には、あるステートから別のステートへの状態遷移を発生させるかどう

かを決める。ソフトウェアの動作検証において、分岐網羅（コンディションカバレッジ）のような場合に用いる

ほか、一般的な状態としても用いられる。


備考


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38

ID 番号: 用語 JCDM0960：コントローラモデル

参照 Simulink のデモモデルより抜粋

定義モデルで表現された制御ロジック

説明

＜Simulink モデルの例：閉ループ制御を使ったエンジンタイミングモデル＞

比例積分（PI）制御を用いたコントローラモデルで、動作点が変化したときに定常状態スロット

ル（空気量調整弁）を調整するための積分項と、積分器によって生じる位相遅れを補償する比

例項で構成されている。


備考


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39

さ行

ID 番号: 用語 JCAM1000：適化

参照

定義関数・プログラム・製造物などを適な状態に近づけること

説明

具体的には次のような操作を意味する。適化問題 - ある制約条件のもとで関数を大化ま

たは小化する解を探す（数学）。組合せ適化 - 適化問題のうち、解が離散的なもの。

適化 (情報工学) - 情報システムの実行時間、メモリ使用量、スループットなどを改善すること。

コンパイラ適化 - コンパイラが出力する目的言語（機械語・バイトコードなど）の実行効率を

上げたり、サイズを小さくするために行う動作。システムの構成要素間の調和をとって、システ

ムの状態や動作を適に近づけること（システム論）。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDM1010：適制御

参照平凡社世界大百科事典第 2 版

定義動的な過程を適化する制御

説明適制御の理論的基礎は，ソ連の数学者 L. S. ポントリャーギンによって導かれた大原理と

アメリカの数学者 Richard Bellman によって提案された動的計画法にある。両者は 1960 年前

後にほぼ同時に確立された。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE1020：サイバネットシステム

参照 http://www.cybernet.co.jp/

定義 MBD ソリューションを統合的に展開するエンジニアリングサービス会社。（2009 年まで

MATLAB/Simulink の日本代理店。）数式処理技術を中心に，プラントの数理モデルから制御

設計，実装するツールを提供すると共にコンサルティングも行う。

説明


備考

編集者作成：JMAAB 教本 WG 2010 年 6 月 15 日（協力；サイバネットシステム）

終変更 Ver.1.0

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40

ID 番号: 用語 JGNA1030：サプライヤ

参照

定義部品供給会社のこと

説明自動車産業では、電子制御装置の供給会社、機械・電気・材料系等さまざまな部品の供給会

社がある。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDE1100：システムアーキテクチャ

参照

定義システムを外部から見た場合の概念的あるいは論理的な構造

説明

システムアーキテクチャは、既存あるいは新規のシステムを表現するものであり、その設計を

効率的に実装するために以下のような内容が含まれる。 ①システムの構成・動作原理 ②システム構成要素 ③構成要素間及び構成要素と外部環境間の関係


備考


終変更 Ver.1.0

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41

ID 番号: 用語 JGNE1103：システムアーキテクト

参照 ETSS-JMAAB スキル標準、JMAAB HP（http://jmaab.mathworks.jp/）

定義システムの利用・開発等の要件を満たすシステム構造ならびに開発プロセスを設計する技術者

説明

システム要求に基づいて、実現性を検討し要求仕様にまとめる技術者で、以下の役割を担う。

・システムのアーキテクチャ設計、ハードウェア・ソフトウェアの機能分担、実現可能性

の検証と判断を行う。・システムの設計書（制御システム構想書、制御仕様要求書）としてまとめる。

またシステムの機能・性能およびコスト、納期、品質の目標達成に貢献することが求められる。

技術要素全般に渡って満遍なく理解していることが求められ、担当システムが該当する制御対

象および製品知識については、他職種と比べて高いレベルが要求される。開発技術のシステム

要求分析、およびシステム設計に関して全職種中でも高いレベルを求められ、制御システム

要求分析、制御システム設計、システム結合、システム適格性確認テスト、およびキャリブレー

ションに関しても一定の理解が必要とされる。管理技術のプロジェクトマネジメント・開発プロセ

スマネジメントの双方について一定の理解が必要となる。

図職種と開発プロセスの関連図（システムアーキテクト）

プロセスシステム要求分析～システム設計

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDP1106：システム結合

参照共通フレーム 2007（IPA/SEC）

定義制御対象と制御装置を組み合わせたシステムとして開発したソフトウェアと、稼働環境となるハ

ードウェア（必要であれば他のシステムを含む）との結合

説明一般的には製品を想定した結合をさす。この場合必ずしも車両を想定するものではない。

なお、開発段階におけるシステム結合は、システム結合の手段として、例えば HILS、ラピッドは

含まれると考えてよい。

プロセスシステム結合

備考


終変更 Ver.1.0

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42

ID 番号: 用語 JVVM1109：システム結合テスト

参照

定義制御対象と制御装置を組み合わせたシステムとして開発したソフトウェアと、稼働環境となるハ

ードウェア（必要であれば他のシステムを含む）を結合し、その機能・性能の妥当性を行うテスト

説明

開発プロセスを構成するサブプロセスの１つで、一般的に次のようなタスクで構成される。 ①システム結合計画の作成 ②システム結合テストの実施 ③利用者文書（業務運用マニュアル等）の更新 ④システム適格性確認テストの準備 ⑤システム結合テストの評価 ⑥レビュー


備考


終変更 Ver.1.0

ID: 用語 JVVP1112：システム検証


定義開発したシステムに対して行うシステム要件に対する妥当性の確認

説明システム要件に対して適合していることの確認は、テスト及びレビューにより行う。

プロセスシステム結合、システム適格性確認テスト、キャリブレーション

備考 JMAAB ではシステム適格性確認に対して上位の概念として考える。


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNM1115：システムシミュレーション

参照システムモデル、シミュレーション

定義システムモデルによって行うシミュレーション

説明 SILS、MILS が該当する。HILS は該当しない。

プロセスシステム設計、制御システム設計

備考


終変更 Ver.1.0

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43

ID 番号: 用語 JCDP1118：システム設計

参照 ETSS-JMAAB：JMAAB HP（http://jmaab.mathworks.jp/）、共通フレーム 2007（IPA/SEC）

定義システムアーキテクチャ、及びシステム構成要素にそれを満足する機能・性能をどう割り振るか

など実現手段の検討

説明

開発プロセスを構成するサブプロセスの１つで、次のようなタスクで構成される。

①システムアーキテクチャの明確化

②システム要求事項の構成要素への割り振り

③利用者文書（業務運用マニュアル等・暫定版）の作成 ④システム適格性確認テストの計画

⑤レビュー


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDP1121：システム設計書

参照 ETSS-JMAAB：JMAAB HP（http://jmaab.mathworks.jp/）

定義システムアーキテクチャ、及びシステム構成要素にそれを満足する機能・性能をどう割り振るか

など実現手段をまとめた文書

説明


備考 ETSS-JMAAB ではその一部をシステム方式設計書として定義している。


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JVVP1124：システム適格性確認テスト

参照

定義システムが機能を全て満たしているかを確認するテスト

説明システム設計で立案したシステム適格性確認テストの計画に基づいて行う。


備考


終変更 Ver.1.0

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44

ID 番号: 用語 JCDP1127：システム分析


定義システム要求分析におけるタスクの１つで、新しいシステムの開発に先立って行う現行システ

ムの問題点の把握、及び要求内容の分析

説明


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JPMT1130：システムモデル

参照

定義ミクロからマクロまで様々な現象をシステムとしてとらえ、シミュレーション可能なモデルに表現

したもの

説明システムとしてはエンジン、シャシー、ボディー、電子回路やコンピュータなど、およびこれらが

組み合わさったもの、生物の身体、交通システムなどの現象などがあげられる。

プロセスシステム設計、制御システム設計

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDP1133：システム要求


定義システムが実現すべき機能や性能などに関する要求

説明システム要求分析の入力として与えられる。システム要件と区別して定義している。制約条件

は含まれる。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDP1136：システム要求仕様書


定義システム要求を分析して、実現性等を検討して仕様としてまとめた文書

説明


備考


終変更 Ver.1.0

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45

ID 番号: 用語 JCDP1139：システム要求分析


定義システム要件を明らかにするための分析

説明

システム要求と制約から、機能要件と非機能要件を分析して抽出するプロセス。

一般的には次のようなタスクで構成される。

①要求に関する情報収集

②新しいシステムの機能・性能などの定義

③定義内容の評価

④レビュー


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDP1142：システム要件


定義システムの実現すべき機能や性能などに関する必要条件

説明要求内容を元にシステム化の目的やその対象範囲などの観点から検討した結果、実現すべき

条件をさす。システム要求分析の出力であり、システム要求と区別して定義するが、非機能要

件は含まれる。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDE1145：システムリセット

参照

定義システムに何らかの異常が発生した場合などに行う、システムの初期化

説明リセットには、ハードウェアで行うものとソフトウェアで行うもの、人為的に行うものがある。


備考


終変更 Ver.1.0

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46

ID 番号: 用語 JCDE1148：実行可能な仕様書

参照

定義対象となるシステムの挙動をコンピュータ上でシミュレーションできるように記載された仕様書

のこと

説明システムパラメータを変更した際の分析、評価など、実環境では発生しにくい条件設定もシミュ

レーションで設定可能なため、設計エラーを徹底的に検出、修正するのに適している。MBD で

は、Simulink や Stateflow で記述されることが多い。

プロセスソフトウェア詳細設計

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE1151：実行タイミング

参照

定義タスクが実行状態になるタイミング

説明

タスクを、「実行状態」、「実行可能状態」、「待ち状態」の三つの状態に分けて管理する。この場

合、実行可能状態にあるタスクが、CPU に空きができた時に実行状態に遷移する。このタイミ

ングのことを実行タイミングという。また、先の三つの状態に加えて「実行可能中断状態」と「待

ち中断状態」を含めた五つの状態で管理する場合もある。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDP1154：実装


定義ハードウェアやソフトウェアに新しい機能や仕様、部品などを組み込むこと。また、実際にその

機能を組み込む際の手法

説明実装【インプリメント implement インプリメンテーション implementation ともいう】インプリメンテーションはシステム構築を設計と開発の 2 つに分けた場合の後半の段階に相当

し、基本的には設計段階で決定された仕様を元に機能を組み込んでいく作業となる。


備考


終変更 Ver.1.0

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47

ID 番号: 用語 JGNP1157：実装コード

参照実装、コード

定義実装する、もしくはされたコードのこと

説明


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNP1160：実装ソフト

参照実装

定義実装する、もしくはされたソフトウェア(プログラム)のこと

説明


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JMEP1163：自動コード生成

参照 ACG

定義 ACG と同義

説明

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE1166：シミュレーション

参照 HILS、MILS、PILS、SILS

定義実世界や何らかの仮説的状況をコンピュータ上でモデル化するもので、そのシステムがどのよ

うに作用するのかを確認すること

説明物理現象などのあらゆる現象をモデルとして記述したものを実行し、その動作・現象を模擬す

ること。自動車業界では HILS、MILS、PILS、SILS などが手法として知られている。


備考


終変更 Ver.1.0

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48

ID 番号: 用語 JVVE1169：仕様一致性

参照

定義仕様に基づいて作成ないしは実施された作業内容が、仕様の要求する事項のうちどの程度実

現できているかの度合い

説明


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JVVM1172：条件（コンディション）カバレッジ

参照

定義カバレッジ検査の一つでコード内の条件（コンディション）がどれだけ実行されたかを検査して示

すこと

説明場合によっては網羅率として使われる場合もある。

プロセスソフトウェア詳細設計～ソフトウェア結合

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDE1175：状態

参照

定義システムの出力を決定する小の情報

説明差分方程式もしくは微分方程式の任意の時間をゼロとしたときの初期値に対応する。システム

の入力に対する状態の変化は状態方程式で記述される。

プロセス制御システム設計、プラントモデル

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDE1178：状態アクション

参照 http://www.mathworks.com/access/helpdesk_ja_JP/help/toolbox/stateflow/ug/f0-76034.html

定義Ｓｔａｔｅｆｌｏｗにおいて状態に設定できる様々な遷移遷移アクション。

説明アクションタイプには、entry、during、exit、bind、および on event_name がある。


備考


終変更 Ver.0.0

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49

ID 番号: 用語 JCDM1181：状態遷移

参照

定義有限個の状態と遷移と動作（アクション）からなる「ふるまいのモデル」において２つの状態間に

おける遷移のこと

説明

ワイパーの状態遷移図の例。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDM1184：状態遷移図

参照オートマトン

定義有限オートマトンをグラフィカルに表現するために使われる図

説明他の表現手法として状態遷移表がある。状態遷移図には微妙に異なる形式のものがあり、意

味的にも相違がある。


備考


終変更 Ver.1.0

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50

ID 番号: 用語 JCDM1187：状態遷移表

参照オートマトン

定義有限オートマトンの遷移関数 True 表

説明この関数はオートマトンの状態から状態への遷移を制御するもので、マシンへの入力を引数と

する。ある有限オートマトンの状態遷移図から状態遷移表を作成することが可能であり、その

逆も可能である。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDM1190：状態遷移モデル

参照

定義有限オートマトンを活用して作成されたモデル

説明例えば、モデルベース開発では StateFlow で作成されたモデルを指す場合がある。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JPME1193：状態方程式

参照

定義

制御対象のシステム（プラントという）が入力に対してどのような応答であるかを決定する方程

式であり、入力と出力の関係のみならず内部状態の情報も有する。過去の入力の情報は状態

に蓄積・集約されている。入力は内部の状態を変化させ、各時刻の状態によってその時刻の出

力が決まる。

説明

制御工学では、システムの入力と出力を観測することにより入出力の関係を数式化（モデル化

あるいはモデリングという）し、望ましいフィードバック制御系を設計することを目的とする。制御

対象のシステム（プラントという）が入力に対してどのような応答であるかを決定するシステム表

現として、伝達関数と状態方程式がある。伝達関数は、連立微分方程式をラプラス変換して、

入力と出力の比を計算したもので、周波数軸の計算となり、古典制御手法において用いられ

る。一方、状態方程式は、行列を用いて連立微分方程式を一つのベクトル値一階微分方程式

に書き換えたもので、時間軸の計算となり、現代制御手法において用いられる。状態方程式を

扱うには、行列の知識が必要であり、現代制御の理解には、行列の知識が必要になる。状態

方程式と伝達関数は、互いに変換可能であるが、伝達関数は入出力関係のみを記述している

のに対し状態方程式は内部も記述することから、多対１の関係にあり、伝達関数から状態方程

式への変換は、一意的ではない。状態方程式は時間領域での解析・設計に威力を発揮する。それは、微分が一階であり解析・シミュレーションが容易、初期状態の影響を陽に扱うことが

できる、有限時間問題の取り扱い、非線形系，時変系への拡張、さらに、多入出力系の扱い

が容易、設計・解析に行列計算・線形代数の結果を利用できるなどの利点があるためである。

プロセスプラントモデル


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51

ID 番号: 用語 JVVP1196：承認テスト

参照

定義システムが要求したとおりの性能や機能を備えているかどうかを検証するテスト

説明ユーザが業務などで実際に使用するデータや、操作方法を使って行われるテスト。受け入れテ

ストともいう。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNA1199：情報処理推進機構/ソフトウェアエンジニアリングセンタ

参照 http://www.ipa.go.jp

定義

IPA(情報処理推進機構)は、日本のソフトウェア分野における競争力の総合的な強化を目的と

して設立された独立行政法人。SEC(ソフトウェアエンジニアリングセンタ)はエンタプライズ系/組込み系ソフトウェア開発力向上に取り組み、日本のソフト競争力の向上とそれを支える人材

育成を図ることを目的とする IPA の下部組織。

説明 IPA Information-technology Promotion Agency, Japan の略。 SEC Software Engineering Center の略。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE1202：数値演算

参照

定義具体的に数値を求める演算。四則演算などの算術演算より複雑な指数演算、行列演算などを

さす場合が多い

説明数値演算はコンピュータを利用して簡単にできるようになっていて、例えば MATLAB などの数

値演算ソフトが有名である。


備考


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52

ID 番号: 用語 JGNE1205：数値信号

参照

定義数値で表現される信号

説明量子化（デジタル化）された信号。論理信号とは完全に区分されなければならない。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE1210：スキル


定義要求に対する結果を導く技術全体あるいは技術の一部（サブ工程）を実行する個人の作業遂

行能力

説明

ビジネスの成果を出すためには必要とされる要素を下記図に示した。スキルはその要素の 1つである。

適正・性格

コアスキル・コンピテンシ

パーソナルスキル・ビジネススキル

スキル知識

行動

成果

図アイスバーグモデル：ビジネス成果を出すために必要な要素また、スキルは個人に依存するものであり、言語化あるいは機械化された知識だけでは伝達で

きない特性である。スキルは技術を利活用する訓練を含む経験の積み重ねから個人の中に熟

成されていくものである。つまり技術を利活用できるスキルを伝承させるためには、個人から個

人への繰り返しによる訓練とそのための環境を提供する必要がある。スキルは、大きく技術要

素、開発技術、管理技術の 3 つに分類され、それぞれ階層的に必要なスキルが定義されてい

る。知識を有するだけではスキルとは扱わないが、知識はスキルを発揮するために必要な構

成要素であり、別にカテゴライズされている。

図スキル（技能）と技術力


備考


終変更 Ver.1.0

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53

ID 番号: 用語 JGNE1215：スキル基準


定義システム開発に必要なスキルを明確化・体系化したもの

説明

スキルの３つの要素（技術要素、開発技術、管理技術）を体系的にまとめたものであり、その考

え方を表現する「フレームワーク」としたものがスキル基準である。人材育成・活用に有用な指

標（共通基準）を提供しようとするものである。更にはエンジニアリングにおけるツールや情報と

しても利用できる。

図スキル標準の全体像（ETSS-JMAAB）


備考システム開発におけるスキル基準を記載した。


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE1220：スキル標準

参照 ETSS-JMAAB：JMAAB HP（http://jmaab.mathworks.jp/） ETSS：IPA SEC HP（http://sec.ipa.go.jp/ETSS/index.html#skill） ITSS：（http://www.ssug.jp）

定義各種サービスの提供に必要とされる能力を明確化・体系化した指標

説明プロフェッショナルの教育・訓練等に有用な「ものさし」（共通枠組）を提供しようとするもの。ITスキル標準(ITSS)、組込みスキル標準（ETSS)、ＭＢＤエンジニアスキル標準（ETSS-JMAAB）などがある。


備考


終変更 Ver.1.0

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54

ID 番号: 用語 JGNE1225：スケーリング

参照

定義浮動小数点演算を固定小数点演算に置き換えるためのデータ設計

説明具体的には、データ型と LSB とオフセットを設計する。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JMEP1235：スケジューリング

参照 JMAAB CONTROL ALGORITHM MODELING GUIDELINES USING MATLAB, Simulink, and Stateflow Version 2.0 (和訳) JMAABStyleGuideline_Version_2.pdf

定義優先度付き待ち行列で優先度を割り当てられたプロセス(またはタスク)を制御する手法

説明スケジューリングは、マルチタスク OS、マルチプロセッシング OS、RTOS などの設計における

重要な概念である。優先度割り当てを行うソフトウェアをスケジューラと呼ぶ。

プロセス制御システム設計～ソフトウェア方式設計

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JMMP1235：スタイルガイドライン

参照 JMAAB 作成資料

定義プログラムやドキュメントなど、その記述方法や規約などを決めたルール集

説明

約束事を明文化し、それらを守った行動をするための具体的な方向性を示すもの。誰が作って

も一定の品質が保てる、ノウハウを伝授しやすいなどのメリットがある。JMAAB では、JMAAB スタイルガイドライン、JMAAB プラントモデルスタイルガイドライン等があり、C 言語では、

MISRA-C ガイドブックなどがある。

プロセスプラントモデル、制御システム要求分析～ソフトウェア詳細設計

備考


終変更 Ver.1.0

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55

ID 番号: 用語 JGNE1240：スタブ

参照ドライバ

定義テスト対象のモジュール内で呼び出しているモジュールをテスト時仮に置き換えるダミーモジュ

ール

説明モジュールをテストする際、そのモジュールで他モジュールを呼び出している場合、その呼び出

されるモジュールをダミーモジュールで置き換えてテストすることがある。そのダミーモジュール

のことをスタブと言う。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDM1245：ステートマシン

参照 State-machine

定義 State-machine と同義

説明

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JVVM1250：ステートメントカバレッジ

参照コードカバレッジ

定義命令の実行割合

説明命令カバレッジとも言う。ソフトウェア（プログラム・モデル）の動作確認において、記述単位毎に

どれだけ網羅しているかを示す割合。すべてのステートメントを実行した場合を１００％として表

される。


備考


終変更 Ver.1.0

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56

ID 番号: 用語 JGNE1300：制御アーキテクト


定義システム要件に基づいて、制御機能の要求分析と配置を行う技術者

説明

システム設計書に基づいて、制御機能の要求分析と配置、制御システム仕様の設計を行う。

ETSS-JMAAB で定義した職種であり、以下の役割を担う。・コントローラモデルやソフトウェアのアーキテクチャを設計するとともに、制御仕様書としてまと

める・制御仕様書の作成に当たっては、SILS、ラピッドプロトタイピング、HILS 等のＭＢＤツールを

用いて検証を行う・制御仕様の要求との適合性、またソフトウェア開発およびキャリブレーションの効率性に責任

を持つ担当制御対象と製品における知識については高いレベルが要求されるが、それ以外の技術要

素に関しても幅広い知識と理解が、また特に工学基礎知識と計測・制御に関しては高いレベル

が要求される。開発技術では、制御システムおよび制御仕様に関する技術について全職種中

も高いレベルを要求される。

図職種と開発プロセスの関連図（制御アーキテクト）

プロセス制御システム要求分析～制御システム設計

備考システムアーキテクトよりもよりソフトウェア側の職種に適応される。


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDM1305：制御アルゴリズム

参照

定義制御の演算手続き

説明


備考


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57

ID 番号: 用語 JCDM1310：制御構造モデル

参照

定義システム機能を実現するための制御アルゴリズムの関係を表したモデル

説明制御と制御間のインターフェースが示される。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDP1315：制御システム設計

参照 ETSS-JMAAB

定義制御要求仕様書に基づき、制御アルゴリズムを決める工程

説明

開発プロセスを構成するサブプロセスの１つで、次のようなタスクで構成される。

①制御システム機能分解

②制御仕様設計

③制御仕様の検証とデザインレビュー


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDP1320：制御システム要求分析

参照入出力の詳細は 2.4.6 プロセス『図 1.JMAAB MBD プロセス図』を参照のこと。

定義制御システム要件を明らかにするための分析

説明

制御システムの構築に際しての調査/定義に関わる工程で、制御システム設計のために必要な

要件を特定する工程。制御システム要求と制約から、機能要件と非機能要件を分析して抽出

するプロセス。一般的には次のようなタスクで構成される。

①要求に関する情報収集

②新しいシステムの機能・性能などの定義

③定義内容の評価

④レビュー

プロセス制御システム要求分析

備考


終変更 Ver.1.0

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58

ID 番号: 用語 JCDE1325：制御仕様

参照入出力の詳細は 2.4.6 プロセス『図 1.JMAAB MBD プロセス図』を参照のこと。

定義制御を行うために記載された設計仕様

説明式、パラメータ、特性、入出力情報などが記載されている。MBD では、Simulink や Stateflowで記載される場合が多い。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDT1330：制御装置モデル

参照制御対象、制御対象モデル

定義制御装置の機能をシミュレーションできる形で示したもの

説明

一般にソフトウェアのみを指すことが多いが、ハードウェアもモデルに含む場合もある。下の図

は、ハードウェアを含む制御装置モデルの例である。

制御対象モデル制御装置モデル

ハードウェア回路モデル

ハードウェア回路モデル

機能や挙動のモデル

アクチュエータモデル

センサモデル

ソフトウェア制御モデル

プロセス制御システム設計～ソフトウェアコード作成とテスト

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDE1335：制御対象

参照制御装置モデル、制御対象モデル

定義制御したい対象物

説明センサやアクチュエータも含める場合もある。


備考


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59

ID 番号: 用語 JPME1340：制御対象モデル

参照制御装置モデル、制御対象

定義制御したい対象物をシミュレーションできる形で示したもの

説明制御対象となる自動車部品そのものの機能や挙動をモデル化したもの。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDE1345：制御ロジック

参照

定義制御論理および法則

説明制御アルゴリズムと同義に使われる場合が多い。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDM1350：静的解析

参照

定義ソフトウェアやモデルの解析手法の一種で、実行することなく解析を行うこと

説明文法や書式に関するガイドライン（MISRA－Ｃ等）に対するチェックが一般的である。ツールとしては Polyspace 等があげられる。

プロセス制御システム設計～ソフトウェアコード作成とテスト、プラントモデル

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDM1355：静的テスト

参照 ThinkIT テスト方法とテストツール http://www.thinkit.co.jp/free/marugoto/3/4/1/

定義（サプライヤ）．ソフトウェアやモデルを実際に実行しないで行うテストをいう（OEM)．時系列に変化しない特性に対するテスト

説明（サプライヤ）．テスト仕様書に基づき実際に確認されるテストやレビュー、静的解析の実施等

が含まれる。（OEM)．ソフトウェアを実行し、論理の整合性を確認する。組み合わせ理論のことである。

プロセス制御システム設計～ソフトウェアコード作成とテスト、プラントモデル

備考 OEM とサプライヤで、意味が異なる場合があるため注意を要する。


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60

ID 番号: 用語 JGNE1360：製品ライフサイクル

参照ＭＢＤ

定義製品のアイディア創出から、市場投入後退場するまでの期間

説明マーケティング用語では、市場投入後退場するまでの期間をさすが、ＭＢＤではアイディア創

出、研究・開発、製造、保守等を含める。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE01365：制約

参照

定義システム要求に含まれる、機能以外の考慮されるべき条件

説明保守性、移植性、信頼性、効率（人的資源、コストなど）、規格適合性、ポータビリティ等をさす。

なお、機能とは目的を満足するシステムのふるまいをいう。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE1370：ゼロ除算


定義コンピュータの演算において、ゼロで割り算をすること

説明ゼロで割って得られる値は無限大に発散してしまい、値が特定できないので、ゼロ除算を発生

しない設計を行うことが必須である。

プロセス制御システム設計～ソフトウェア詳細設計、プラントモデル

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE1375：ゼロ割

参照ゼロ除算

定義ゼロ除算と同義

説明

プロセス

備考


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61

ID 番号: 用語 JCDE1380：遷移アクション

参照 JMAAB スタイルガイド Ver.2

定義状態遷移において状態変化の間に行われるアクション

説明有限個の状態と遷移と動作の組み合わせで表現される「振る舞いのモデル」における２つの状

態間における遷移の際に行われる実行処理を指す。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDE1385：線形化

参照スタイルガイドライン（コントローラ）

定義空間について加法性と可換性のふたつの性質を満たすような方程式系に変換すること

説明線形とは行列演算などの加減乗除で予測可能な構造であり、微分方程式や差分方程式での

指数関数的な変化の様子をさす。一般的に線形な数式とは、ラプラス変換ができない数式と解

釈してもよい。


備考


終変更 Ver.1.0

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62

ID 番号: 用語 JGNE1400：ソフトウェアエンジニア


定義ソフトウェア開発工程（設計から実装・テスト）を担当する技術者

説明

扱う領域により、アプリケーション（ハードウェアに左右されない制御ロジック部分）とプラットフォ

ーム（ハードウェア環境を管理しアプリケーションとハードウェア環境のデータ授受の仲立ちを

する）に分かれる。

アプリケーションは、システム実現のためにシステム要件や制御仕様、アーキテクチャに基づ

き、一つ以上のサブシステムの仕様分析、設計、開発、実装及びテストの各作業を実施する。

開発対象の機能要求を実現するために必要な技術要素スキルと、各種制約や特性に配慮し、

担当サブシステムの要求事項を実現するための開発技術スキルが求められる。また、プラット

フォームに関する技術（カーネルや支援機能等）を調達して要求機能を実現するスキルも求め

られる。

プラットフォームは、システム実現のために電子システムプラットフォームの仕様分析、設計、

実装及びテストを実施する。開発対象のプラットフォームを実現するための技術要素スキル（カ

ーネルや支援機能、ハードウェア、OS など）や、各種制約や特性に配慮し、担当サブシステム

の要求事項を実現するための開発技術スキルが求められる。

図職種と開発プロセスの関連図（ソフトウェアエンジニア）

プロセスソフトウェア要求分析～ソフトウェア適格性確認テスト

備考


終変更 Ver.1.0

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63

ID 番号: 用語 JCDP1405：ソフトウェア結合

参照 http://www.tuat.ac.jp/~asiaprog/courses/project/lesson02/index.html

定義ソフトウェアモジュールやソフトウェアコンポーネントを結合すること。

説明結合の際は結合テストを実施し評価を行い、テスト網羅性や期待した結果との適合性などを評

価する。

プロセスソフトウェア結合

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JVVP1410：ソフトウェア結合テスト

参照

定義モジュールが設計通り結合されているかのテスト

説明単体テストで確認した一致性が結合後も保持されていることを確認する。この際階層的に組合

せてテストすることがある。特に、結合に伴い発生する問題を確認することが重要である。

プロセスソフトウェア結合

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDP1415：ソフトウェア詳細設計

参照 http://www.sino-jp.org.cn/japan/ITO/Software/software_design.htm

定義ソフトウェア方式設計書を受けて、これをいかに実現するかを決定し、ソフトウェア詳細設計書

を作成するプロセス

説明


備考


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64

ID 番号: 用語 JCDM1420：ソフトウェア適格性確認テスト


定義ソフトウェア要件どおりにソフトウェアが実現されていることを確認するテスト

説明ソフトウェア適格性確認テスト仕様書に基づいて実施するテストをいう。実施に当たっては、見

直しを行いつつ、その項目を１００％実施している必要がある。

プロセス制御システム設計、ソフトウェア方式設計、ソフトウェア詳細設計、ソフトウェア適格性確認テス

ト

備考


終変更 Ver.1.0

ID: 用語 JCDM1425：ソフトウェアプロダクトライン

参照 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20051012/222663/

定義ソフトウェアをドメインと呼ぶ小さな単位に細分化して管理しこれを組み合わせることで新しいシ

ステムを開発する手法

説明

近年急速に進むソフトウェアの多機能化、高性能化、大規模化に対応するため考案された手

法である。ソフトウェアの『部品』たるドメインを準備しておいて、新たなソフトウェアの開発は、

既存のドメインを組み合わせることで行われる。保守性と開発効率の向上を実現させることが

期待できる。


備考


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ID 番号: 用語 JCDP1430：ソフトウェア方式設計


定義ソフトウェア要件仕様書に基づき、ソフトウェアの構造を決定すること

説明性能､信頼性設計､フォールトトレラント､知財権､再利用などをふまえて、モジュールの階層構

造を決定するが、MBD の場合は制御システム設計ですでに決定されている場合も多く、この

プロセスはスキップされることもある。


備考


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65

ID 番号: 用語 JPRP1435：ソフトウェア要件仕様書（ソフトウェア要求仕様書注）

参照ソフトウェア要求分析

定義ソフトウェアシステムへの要求を文書化したもの。

説明ソフトウェア要求分析によって作成される文書であり、ソフトウェアが満たすべき機能要求及び

非機能要求について記述される。

プロセスソフトウェア要求分析

備考注）JMAAB 用語集では、要求を分析したものとして要件を明確にしているため、一般的にはソ

フトウェア要求仕様書と呼ばれるものをソフトウェア要件仕様書としている。


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDP1440：ソフトウェア要求分析

参照

定義制御システム設計書からソフトウェアに必要な機能及び非機能要求を特定するプロセス

説明ソフトウェア要件仕様書を出力とする。


備考


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ID 番号: 用語 JGNT1445：ソルバ

参照

定義微分方程式、微分代数方程式、差分方程式の解を求めるソフトウェア

説明代数ループにより解が求まらないなどソルバの種類によって機能が異なるので、注意が必要。

なお、Simulink のソルバは微分方程式の数値解法を選択できるが、演算時間と精度が異なる

ため注意が必要である。


備考


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66

た行

ID 番号: 用語 JMEP1500：ターゲット

参照

定義「対象」の意味で、頻繁に制御で使用される言葉

説明


備考


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ID 番号: 用語 JGNT1510：ターゲットプロセッサ

参照

定義組み込みソフトウェアを実装するＣＰＵ

説明

プロセスソフトウェア方式設計～ソフトウェア結合

備考


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ID 番号: 用語 JCDM1520：耐故障性

参照 Black Box Testing

定義システム構成要素に故障が発生した場合においてもシステムがユーザサービスに影響を及ぼ

さないように設計されている仕組み

説明

システムの一部が故障した場合でも、システム全体として不具合なく動作する特性を指す。例えば、自動車のタイヤがランフラットタイヤであるような場合、うち一本がパンクしたとしても

完全に走行できなくなることはなく、走行距離や高速度に対しての制約にとどまることが期待

できる。


備考


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67

ID 番号: 用語 JGNE1530：タスク


定義 OS から見た処理の実行単位。

説明「タスク」という言葉がどの程度までの作業をひとつにまとめた表現なのかは明確には決まって

いない。近年では、同時に複数の処理を並行して実行できる OS が主流となっており、そのよ

うな機能を「マルチタスク」と呼ぶ。



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ID 番号: 用語 JGNE1540：タスクスケジューラ

参照タスク

定義キューに登録された実行可能タスクを優先順位等を考慮して取得し CPU に実行させる仕組み

説明

リアルタムオペレーティングシステムにおけるタスクのスケジューリングは、タスクの優先順位

に基づいて行われ、キューに登録された実行可能タスクの内高優先順位のタスクを実行す

る。さらに、実行中のタスクよりも高い優先度のタスクが実行可能となった場合、即座にタスク

切り替えを行うプリエンプションが可能である。一方、割り込みハンドラは、高優先順位のタス

クもブロックして動作する。

プロセスソフトウェア詳細設計、ソフトウェア結合

備考キューは待ち行列といい FIFO である。


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ID 番号: 用語 JGNE1550：タスクモニタ

参照

定義タスクへの CPU リソース割当状況を時系列にモニタする装置

説明その他 RTOS のことをマルチタスクモニタという場合もある。


備考


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68

ID 番号: 用語 JVVP1560：妥当性確認

参照

定義製品が市場に出てよいかどうかを確認すること

説明 V&V のうち Validation 工程を指す。その開発プロセスの妥当性と、製品の機能性保証ができ

るか確認する。なお、要件に誤りがある場合も含めて妥当性を確認することが求められる。


備考


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ID 番号: 用語 JVVP1570：妥当性検証

参照妥当性確認

定義製品が市場に出てよいかどうかを検証すること

説明 V&V のうち Validation 工程を指す。一般的には妥当性確認を行った後、デザインレビュー等を

通して規定要求事項の基準を満たす必要がある。


備考


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ID 番号: 用語 JVVM1580：単体テスト

参照

定義単体テスト仕様書に基づき、ソフトウェアモジュールのテストを行うこと

説明対象のモジュールが仕様書で記載された機能や性能を満たしているか一致性を確認し、機能

要件と非機能要件を満足するか確認すること。


備考


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69

ID 番号: 用語 JGNE1600：知識カテゴリー

参照 ETSS-JMAAB スキル基準、JMAAB HP（http://jmaab.mathworks.jp/）

定義 ETSS-JMAAB スキル基準で定義した、ＭＢＤエンジニアに必要な自動車の製品知識と工学

基礎知識の分類

説明

知識はスキルを発揮するために必要な構成要素で、特に自動車の製品知識と工学基礎知識

はＭＢＤエンジニアに必要な知識である。利用観点毎のスキルと知識の関係は下記のように示

される。

図利用観点（View）ごとのスキルと知識の関係

また、自動車に関する工学基礎知識、製品知識は下記表のように分類できる

表自動車に関する知識カテゴリー


備考


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70

ID 番号: 用語 JCAE1650：チューナブルパラメータ

参照 MATLAB/Simulink ヘルプ

定義シミュレーション実行中に変更できる Simulink モデルのパラメータ

説明デフォルトでダイアログパラメータはチューナブルである。チューナブルにするかしないかは指

定可能である。詳細は参照先を参照のこと。


備考


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ID 番号: 用語 JMME1700：追跡可能性

参照トレーサビリティ

定義トレーサビリティと同義

説明

プロセス

備考


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ID 番号: 用語 JGNE1720：通信プロトコル

参照 CAN,LIN、FlexRay

定義組み込みシステムにおいて制御機器と周辺機器間でデータを交換するために定められた規則

説明

CAN は 1986 年、ドイツ Robert Bosch により仕様公開されたプロトコルであり、デファクトスタ

ンダードとなっているプロトコルである。LIN は 1999 年に「LIN コンソーシアム」が公開した車載

ネットワーク規格で、主に CAN のサブネットとしての利用を想定している。CAN を利用するに

はマイコンに CAN 通信コントローラが内蔵されていなければならないが、LIN の場合はほぼす

べてのマイコンに内蔵されているシリアル通信（UART）で実現可能である。FlexRay は 1998年ごろから仕様の検討が開始され、2000 年に「FlexRay コンソーシアム」が組織された。


備考


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71

ID 番号: 用語 JGNT1740：ツールチェーン

参照

定義システム構築やプログラム製作に使われるソフトウェア（ツール）の集合体

説明一つのツールの出力が他のツールの入力となり、連鎖的に使われるためチェーンという言葉が

使用される。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDT1800：データ辞書

参照 Data Dictionary

定義 Data Dictionary と同義

説明

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDM1805：データフローダイアグラム

参照

定義データがどのように変換されるかを示す図

説明データ生成（Source）～データの表示・保存（Sink)までのデータの流れを矢印で繋いで図で示

す。データの流れが明確になる等のメリットがある。


備考


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ID 番号: 用語 JCDM1810：データフローモデル

参照データフローダイアグラム

定義データフローダイアグラムで表現されたモデル

説明

プロセス制御システム設計～ソフトウェア方式設計、ソフトウェア結合～キャリブレーション

備考


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72

ID 番号: 用語 JGNE1815：適合エンジニア


定義制御システムの全体適化を行う技術者

説明

キャリブレーションにより制御システムの全体適化、及び要求事項と範囲を定め、プロダクト

の適化を行う。ETSS-JMAAB で定義した職種であり、以下の役割を担う。

・制御装置と制御対象を組み合わせたシステム全体を、適に制御できるようにする

ために、適合の要求事項と範囲を定め、制御定数の決定を行う・制御アルゴリズムは ECU プログラムで定められており、変更対象はパラメータ値に

限られている。テストベンチや試運転で無数の電気／物理的信号を測定し、開発担

当者とともに評価作業を行うことで、パラメータを解析・適化する

制御対象（車両全体、エンジン全体等）全般に関する知識、製品評価に関する幅広い知識が求

められる。開発技術における実機試験技術（実機テスト、ベンチテスト）は必須スキル。

図職種と開発プロセスの関連図（適合エンジニア）

プロセスキャリブレーション

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCAM1820：適合定数

参照

定義実験に基づいた適合で決定された制御パラメータの値

説明マップを含む制御パラメータとして調整されたデータを指す。


備考


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73

ID 番号: 用語 JGNE1825：テストエンジニア


定義テストに関わる業務を担当する技術者

説明

テスト設計、テスト実行などのテスト作業の実施を担当する技術者。システムに要求される品質

を実現するために、仕様検証、ソフトウェア検証、システム検証などの企画・設計・実施を行い、

以下の役割を担う。

・制御仕様検証、ソフトウェア検証、システム統合テストおよびシステム適格性確認テ

ストの企画・設計・実施を行う・開発局面において、システムに要求される品質の実現のために、ソフトウェアに要求

される品質要件やインテグリティ要件を満たすソフトウェアテストの設計、テストツー

ルや手法の選択、テストデータ設計と作成を行い、各局面におけるテスト（モジュー

ルテスト、ソフトウェア結合テスト、ハードウェアとのシステム統合テスト）の実施を行

う・対象システムに要求される機能要件や品質要件を実現するために、自動車制御系

開発の特性やテスト手法を認識し、テスト設計、テストデータ作成、テストの実施及

び、その技術支援を行う

管理対象の製品の知識、テスト環境の妥当性を評価する知識、製品評価に関する幅広い知識

は必須スキル。

図職種と開発プロセスの関連図（テストエンジニア）

プロセスシステム設計～システム適格性確認テスト

備考


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74

ID 番号: 用語 JCDM1830：テストケース

参照

定義テスト対象の特性ごとに、具体的な入力、期待する出力、実行条件を指定したもの

説明あらゆる場合を想定して作成される必要がある。

例）Excel で試験項目表を作っている場合は、1 行に相当。


備考


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ID 番号: 用語 JCDM1835：テストシナリオ

参照

定義一連のテストの流れをパターン化したものもしくはテストで使用するために作成されたデータ

説明作成する際は、どのようなテスト手順にすれば確認したいテスト内容をカバーできるか考えなく

てはならないが、現段階ではテストデータとテストケースの２つがあり、シナリオとしての内容が

あいまいである。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDM1840：テストデータ

参照テストパターン

定義テストケースを、伝達、解釈、処理などに適するように形式化、符号化して表したもの

説明

テストパターンとも言われる。システムが要求仕様にしたがって動作することを検証するために

これらに入力し、得られた出力を観測するための電気信号やデータのことである。動作検証の

ための様々なテスト条件の組み合わせが必要であり、検証できる性質の割合を網羅率で表

す。近では、テストデータを自動生成するツールなどもある。


備考


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75

ID 番号: 用語 JCDM1845：テストハーネス

参照 http://www.alles.or.jp/~torutk/oojava/codingStandard/javacodingstyle_c8.html

定義テスト対象とテスト環境を結びつけるもの

説明テストを行うためのリアルもしくはバーチャルのハーネスをいう。

プロセスシステム設計～システム適格性確認テスト

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDM1850：テストパターン

参照テストデータ

定義テストデータと同義

説明

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JVVE1855：テストベクタ

参照

定義ソフトウェア（プログラム・モデル）の動作確認に用いる入力データセット

説明入力データセットには物理値、論理値などの関連する時系列情報を含む。

プロセス制御システム設計～ソフトウェア適格性確認テスト

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE1860：テストベッド

参照

定義研究開発段階の技術を検証するための実験環境のこと

説明

大規模なシステム開発で用いられる実際の運用環境に近づけた試験用プラットフォームの総

称。実際に運用されているシステムを危険にさらすことなく、実際の運用体制に近い状況で稼

動させる目的で用いられる。業種や分野によってテストベッドの内容は異なるが、例えばネット

ワークの分野においては試験用の通信網やサーバーなどがテストベッドに相当する。

プロセスシステム適格性確認テスト、キャリブレーション

備考


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76

ID 番号: 用語 JMEP1865：伝播

参照 The MathWorks Japan Documentation Simulink ユーザガイド

定義 Simulink において、データタイプやラベル、サンプル時間、次元のような信号やブロックの属性

が伝わること

説明


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDE1900：統合制御

参照

定義複数の機能が組み合わされたシステムを精密に安定して制御することの総称

説明個別の機能が組み合わせることで、性能や機能がより向上する。自動車ではエンジン制御、ト

ランスミッション制御、シャシー制御等を組み合わせて、車全体としての機能を向上させる。

プロセス適応外

備考


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ID 番号: 用語 JCDM1910：動的テスト

参照

定義（サプライヤ）プログラムを実際に実行して行うテスト（OEM) 時系列に変化するデータを用いたテスト

説明

（サプライヤ）ソフトウェアにおいては、テスト対象の内部構造を元にすべての実行経路を確認

するホワイトボックステスト(構造テスト)と、テスト対象の内部構造をまったく意識しないで、入出

力仕様どおりの動作をするか確認するブラックボックステスト(機能テスト)がある。（OEM) ソフトウェアを実行し、理論の動作の順序を含めて整合性を確認する。

プロセスソフトウェア詳細設計～システム適格性確認テスト

備考 OEM とサプライヤで、その意味が異なるため注意を要する。また、MBD ではモデルもソフトウ

ェアの一部と考えるためプロセスを上記のように定めた。


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77

ID 番号: 用語 JGNE1920：ドメインスペシャリスト


定義特定の技術・製品分野について高度で専門的な知識や開発経験を有する専門技術者

説明

以下の役割を担う。

・特定の技術要素や規格、法規についての専門的な知識や開発経験を有し、それら

を駆使して複数のプロジェクトに対する技術の水平展開や Tips の反映、また特定の

プロジェクト開発に参画して他職種のエンジニアと協働、中核的存在として実作業を

行う・必要に応じて、各開発及び保守工程においてレビューアとなる・上記活動の結果として、開発の信頼性、効率性に貢献する

技術要素の第１階層もしくは第２階層のいずれか一つについて、極めて高度な知識や多くの開

発経験を有し、他職種エンジニアまたは後進に指導・伝承できることを要求される。また、開発

技術におけるシステムおよび要求分析に関するスキルが求められる。

図職種と開発プロセスの関連図（ドメインスペシャリスト）


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE1930：ドライバ

参照スタブ

定義 (1)テスト対象のモジュールをテスト時に呼び出すメインモジュール (2)デバイスドライバの略称

説明 (1)モジュールをテストする際、そのモジュールをテスト可能とするため呼び出すメインモジュー

ルが必要である。そのメインモジュールをドライバと言う。 (2)デバイスドライバを略して言う場合もある。


備考


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78

ID 番号: 用語 JGNE1940：トレーサビリティ

参照構成管理、要件管理

定義成果物間で紐付けがされていて相互に追跡可能な状態

説明開発中に作成された要求定義書や仕様書、変更履歴、テストや障害の記録、ソースコードなど

を相互に紐付け、要件が成果物にどのように実現されたか、ある変更や欠陥がどの成果物に

どう影響したかを追跡できることを言う。


備考


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79

な行

ID 番号: 用語 JGNE2000：ノルム（H 無限大制御等 H ノルム、L ノルム）

参照

定義平面あるいは空間における幾何学的ベクトルの "長さ" の概念の一般化されたもの

説明

解析学において、ノルム (norm) は、平面あるいは空間における幾何学的ベクトルの "長さ" の概念の一般化であり、ベクトル空間に対して「距離」を与えるための数学の道具である。ノルム

の定義されたベクトル空間を線型ノルム空間または単にノルム空間という。Ｈ無限大制御にお

いて、適化の指標として用いられる。


備考


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80

は行

ID 番号: 用語 JGNE2500：バーチャルワールド

参照リアルワールド

定義モデルなどで表現されたコンピュータ上で動作する環境

説明リアルワールドの反対の言葉。テキストベースや図表で記述された要求や仕様書といったドキ

ュメントは、バーチャルワールドに含めない。


備考実際には存在しないけれど、あるように思える世界をさす場合もあるが、MBD ではコンピュー

タ上に制限する。


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JMET2510：バイパスＲＣＰ

参照 By-Pass

定義 By-Pass と同義

説明

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDE2520：ハイブリッドシステム

参照

定義連続事象と離散事象が混在するシステム

説明


備考


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81

ID 番号: 用語 JGNE2530：バグ

参照

定義コンピュータに含まれる誤りや不具合のこと

説明

人間が作成する以上、よほど小規模のものでない限り、バグのまったくないプログラムを作成

するのは不可能である。このため、ソフトウェアの開発過程ではバグを取り除く作業(「デバッ

グ」と呼ばれる)が非常に重要となる。デバッグ作業は、バグの発見や修正を支援する「デバッ

ガ」と呼ばれるソフトウェアを使用して行われるのが普通である。ソフトウェアの開発者はバグ

が見つかったらそれを修正し、新たな版として再配布したり、修復プログラムを配布することが

多い。プログラムの誤りを「バグ」(小さな虫)呼ぶようになったのは、初期のコンピュータの論

理スイッチに使われていた電導式リレーの間に小さな虫が挟まり、その場所が接続不良を起こ

して動作に不具合を生じたことが語源と言われている。世界初のバグは 1947 年に米ハー

バード大学で海軍研究所に出荷される前のテストを受けているコンピュータから発見された蛾

だという。このときの蛾は不具合の報告書とともに海軍のコンピュータ博物館に保存されてい

る。

プロセスソフトウェアコード作成とテスト、ソフトウェア結合

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE2540：バックアップ RAM

参照

定義 ECU でデータをバックアップしている RAM

説明常時通電する工夫がされている。学習値(学習制御で求めた前回までの適な制御パラメー

タ)を保存するなどの用途がある。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNM2550：ハンドコーディング

参照

定義人の手で行われるコーディングのこと

説明


備考


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82

ID 番号: 用語 JCDE2600：非機能要件

参照

定義システム要件に含まれる、機能以外の考慮されるべき条件

説明非機能とは、保守性、移植性、信頼性、効率（人的資源、コストなど）、規格適合性、ポータビリ

ティ等をさし、機能とは目的を満足するシステムのふるまいをいう。なお、要求と制約を入力とし

て分析した結果出力されたのが、機能要件と非機能要件である。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDE2610：非線形同定

参照

定義実験データを用いてシステムの振る舞いを非線形な数理モデルで表現すること

説明

一般的にシステム同定の広義としては、静的モデルと動的モデルを含むことになるが、通常は

動的モデルの決定を意味することが多い。これは、システム構造同定とパラメータ同定を含ん

でいる。構造同定は、観測データを効率よく説明する式を決定することであり、パラメータ同定

はモデルに含まれる定数を観測データに合うように決定することである。システマティックな構

造同定としては、関数近似理論に基づき基底関数を有限項で打ち切る方法が用いられる。テ

ーラ展開や Radial Basis Function (RBF)などが利用されている。特に、過渡モデルに対して

は、入力の後や出力の前に定常的な非線形性を導入した方法や Volterra Series の利用が提

案されている。物理モデルを利用した方法を含めて、一般的な方法論は確立されておらず、ヒ

ューリスティックに対応せざるを得ない。数値適化を用いたシミュレーション誤差を小とする

方法も利用されている。

プロセスプラントモデル、キャリブレーション

備考


参照

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83

ID 番号: 用語 JGNE2620：フィーチャー

参照モジュール、モジュール化

定義システムを構成する要素・部品で、モジュールを組み合わせたもの

説明

JMAAB ではシステムの構成要素を以下のように定義する。


備考


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ID 番号: 用語 JCDE2630：フィードバック

参照フィードフォワード

定義出力結果を入力に戻すこと

説明


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDM2640：フィードバック制御

参照

定義制御対象の計測結果に基づいて望ましい状態を作る制御

説明入力信号にフィードバック信号が重畳された制御のことをいう。目標に対し精度の向上が見込

めるが、計測の応答性に左右されやすい。


備考


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84

ID 番号: 用語 JCDE2650：フィードフォワード

参照フィードバック

定義順方向の入力

説明フィードバックの対義語


備考


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ID 番号: 用語 JCDM2660：フィードフォワード制御

参照

定義外乱と目標、先見情報に基づき望ましい状態を作る制御

説明制御信号の入力に制御対象以外の計測値とフィードフォワード信号が重畳される手法。応答性

の改善等に応用される。


備考


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ID 番号: 用語 JGNM2670：フォーマルメソッド

参照

定義システム開発対象を数学的に記述し分析することによってシステムを開発する手法

説明

形式手法とも言われる。高度な信頼性（安全性やセキュリティなど）を求められるシステムでは

特に重要であり、開発工程でエラーが入り込まないことを保証する。形式手法は要求仕様レベ

ルや機能仕様レベルでは特に効果的であるが、実装レベル（例えばプログラム作成）でも形式

手法開発は可能である。

プロセス制御システム要求分析～ソフトウェア詳細設計

備考


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85

ID 番号: 用語 JCDM2680：フォールトトレラント設計

参照

定義システムの一部に問題が生じても、本質的な機能が動作し続けるような設計

説明例えば、自動車のタイヤがランフラットタイヤであるような場合、うち一本がパンクしたとしても

完全に走行できなくなることはなく、走行距離や高速度に対しての制約にとどまることが期待

できる。

プロセスシステム設計～ソフトウェア方式設計

備考


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ID 番号: 用語 JGNE2690：フッキング

参照

定義プログラム中に独自の処理を追加できるようにする仕組み

説明

処理を追加できる箇所は、元のプログラムの開発者によって、あらかじめ決められている。初

期化処理や入出力処理などの直前・直後が対象としてよく選ばれる。主に元のプログラムに対

する機能追加・拡張やカスタマイズの手段として使われるほか、デバッグのための情報収集に

も有効である。


備考


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ID 番号: 用語 JPMM2700：物理モデリング

参照ＪCUG 用語集

定義物理モデルを作ること

説明


備考


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86

ID 番号: 用語 JGNE2710：浮動小数点

参照

定義「仮数部」(各桁の値の並び)と「指数部」(小数点の位置)で表すコンピュータ上の数値表現

説明

【floating point number】仮数部に、底を指数でべき乗した値をかけて実数を表現する。表現できる数値の範囲が広い

ため、科学技術計算等に向いている。小数点に関する処理が必要になるため、特定の位置に

小数点を固定している固定小数点数に比べると、計算速度は遅い。表現できる数値の幅に応

じて、単精度実数や倍精度実数などの種類がある。組み込んだ際にメモリの使用量は、一般

的に多くなる。


備考


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ID 番号: 用語 JVVE2720：ブラックボックステスト

参照 Black Box Test

定義 Black Box Test と同義

説明

プロセス

備考


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ID 番号: 用語 JCDT2730：プラットフォーム

参照

定義共通化された基盤(構成要素、配置、ハード・ソフト構造など)

説明

上部のものを下から支えるものを指す用語として用いられる。コンピュータにおいて、主に、オ

ペレーティングシステム（OS）やハードウェアといった基礎部分を指す。自動車においては、複

数の車種によって車両の構成部品が共有されている際の構成部品の一連の組み合わせのこ

と。


備考


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87

ID: 用語 JVVM2740：ブランチカバレッジ

参照

定義カバレッジ検査の一つでコード中の分岐（ブランチ）がテスト中にどれだけ実行されたかを検査

して示すこと

説明

場合によっては網羅率として使われる場合もある。

上記の例では、テストケース①～③の全てを実施すればブランチカバレッジは１００％となる。なおブランチカバレッジはデシジョンカバレッジに類似するが、後者が単なる条件による分岐の

みに着目するのに対して、前者はそれに加えて GOTO など無条件での分岐にも着目する点で

相違する。

プロセスソフトウェア方式設計、ソフトウェア詳細設計、ソフトウェアコード作成とテスト

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JPME2750：プラントモデル

参照

定義制御対象の振る舞いを表すモデル

説明制御対象となる車両もしくはそれを構成する部品をプラントと呼び、メカそのものの仕組みやメ

カの物理的な挙動をモデル化したもの等がある。


備考


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88

ID 番号: 用語 JGNE2760：ブリッジＳＥ


定義組織的・地理的に分散するプロジェクト組織間の調整作業を担当する技術者

説明

何か１つ以上のスペシャリストを経験した上でのジェネラリストであることが望ましい。以下の役

割を担う。

・開発拠点間のコミュニケーションを円滑かつ迅速に行い、拠点間のギャップの極小

化を実現する・開発組織間のコミュニケーションを円滑かつ迅速に行い、組織間のギャップの極小

化を実現する

プロダクト実現に必要な各種技術スキルと開発技術全般にわたるスキルが求められ、特に要

件定義に関するスキルやレビューによる品質を向上させるための知識が求められる。

図職種と開発プロセスの関連図（ブリッジＳＥ）


備考


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ID 番号: 用語 JMET2770：フルパスＲＣＰ

参照 Full-Pass

定義 Full-Pass と同義

説明

プロセス

備考


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89

ID 番号: 用語 JPRE2780：プロジェクトマネージャ


定義プロジェクトの企画に基づいて指揮・監督する責任者

説明

製品開発プロジェクトの構築ならびに遂行にあたり、プロジェクトを計画・指揮・監督する責任

者。自動車制御系開発においては、製品の種類に応じて、システム全体を担当する場合、ハー

ドウェアを担当する場合、ソフトウェアを担当する場合に区分される。以下の役割を担う。

・プロジェクトの要求事項を満足させるために、品質、コスト、納期および外来要因（環

境）のもと、成果物を創造する活動をマネジメントする・活動の範囲はプロジェクトの提案、立ち上げ、計画策定、遂行および管理／統制を

実施することであり、計画された終成果物および品質、コスト、納期に責任を持つ

技術要素としては制御対象と製品知識が要求され、開発技術全般に渡るスキルが要求され

る。管理技術では、プロジェクトマネジメント、開発プロセスマネジメントの双方について高いレ

ベルが求められる。

図職種と開発プロセスの関連図（プロジェクトマネージャ）


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JMMP2790：プロセスのモデル

参照

定義開発プロジェクトをどのように運営するかに焦点を当て、体系化したもの

説明開発プロセスのモデルとは、開発プロジェクトをどのように運営するかに焦点を当てる場合は、

以下の二種類に分類できる。ただし、以下の二種類は組み合わせて利用されることもある。代

表的なものにウォーターフォール・モデル、スパイラル・モデル (反復型開発を含む)等がある。


備考


終変更 Ver.1.0

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90

ID 番号: 用語 JPRE2800：プロダクトマネージャ


定義製品を市場に提供する責任者

説明

経営的観点のもとに、製品の企画・開発・製造・保守などにわたる製品ライフサイクルを統括す

る責任者。該当する部品群・システムを横断的に把握し、複数プロジェクトの方向性を定義して

目標達成に向けた判断を行うため、以下の役割を担う。

・製品開発に必要なプロジェクト体制の構築及び統括管理を実施する・企画の局面においては、企業戦略に基づくプロダクトライン全体を考慮した開発製品

の企画を検討する・開発の局面においては外乱やプロジェクト状況など変化に即し、適時に適切な製品

の要求仕様や、プロジェクト体制の変更を実施する・保守の局面においてはリリースされた製品の、運用や保守に応じたプロジェクト体制

の構築や管理の実施や製品の改修などに関する要求仕様の変更を確定する ? 経営資源の現状分析と将来予測を検討する

・協業／競争相手との対応策を検討する・技術／ビジネス判断を実施する

担当する製品に関する知識及び管理技術スキル（プロダクトとしての管理スキル、情報収集と

分析スキル、知財管理、構成管理など）が要求される。

図職種と開発プロセスの関連図（プロダクトマネージャ）


備考


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91

ID 番号: 用語 JGNT2810：プロダクトライン開発

参照 IPA/SEC

定義再利用技術に基づいた、製品ファミリー全体の戦略的、体系的な開発

説明その実現のためには、製品ファミリーに含まれる製品の共通性や差異を明示的に把握、管理

するとともに、要求から設計、ソフトウェア部品に至るまでのコア資産を関連付け、体系的に製

品を派生する技術が必要となる。ＭＢＤは、その技術の１つとして有望視されている。


備考


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92

ID 番号: 用語 JCDE2820：ブロックダイアグラム／ブロック線図

参照

定義機能の関係を箱型図形で示された演算要素を線で結んだもの

説明

ブロック線図とは、自動制御系の中での信号伝達のありさまを表す線図であって、加え合わせ

点・引き出し点・伝達要素の三つの要素から構成されており、矢印は信号の伝わる方向を示し

ている。回路図と似ているが、回路図とは異なり，信号の流れだけを表現し，エネルギー等の

流れを表現していない。

表ブロック線の要素基本単位説明図

矢印が付いた線分

信号の流れる方向を表す

加え合わせ点 2 つの信号の和，又は，差を生成する

引き出し点信号の分岐を表す。分岐により信号の値は変化しない。

伝達要素システム内の要素（サブシステム）を表す。要素の伝達関数を G(s)，入力信号の伝達関数を A(s) とすると，その出力は G(s)A(s) となる。．

加え合わせ点

引き出し点

伝達要素

図 Simulink 例


備考


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93

ID 番号: 用語 JMMT2830：ブロックライブラリ

参照

定義 MathWorks 社の Simulink でシステムのモデリングで利用されるブロックを系統ごとに整理し

たもの

説明連続及び離散ダイナミックブロック、アルゴリズムブロック、構造ブロック等がある。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JVVP2840：プロパティ検証

参照

定義システム(モデル)が本来満たすべき性質(プロパティ)を、実際に満たしているかをチェックする

ために行う検証

説明その実効性を高めるためには、いかに検証すべきプロパティの網羅性を高めることができるか

が重要であるが、その手法を一般化することは困難であり、検証者のシステムに対する理解度

に依存する部分が大きい。


備考


終変更 Ver.1.0

ID: 用語 JGNM2850：分散処理

参照グリッドコンピューティング

定義複数のコンピュータやプロセッサに処理負荷を分散して計算させることで全体の処理能力を向

上させる仕組み

説明

問題を複数の部分問題に分解して各構成要素に分担実行させるのが基本であり、素数探索な

ど多数の試行が必然とされる問題の対処として用いられることが多い。一台のコンピュータ上

に複数の CPU が搭載されるマルチプロセッサシステム、単一のパッケージ内部に複数のＣＰＵ

が搭載されるマルチコアプロセッサ、複数台のコンピュータをネットワークで接続することで仮想

的に一台のコンピュータとして扱うマルチコンピュータシステム、などがある。


備考


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94

ID 番号: 用語 JMEM2900：閉ループシミュレーション

参照

定義制御対象とコントローラを組み合わせてフィードバックループとして結ばれたシミュレーション

説明制御対象、コントローラの少なくとも１つはモデルを使用する。

プロセスシステム要求分析～ソフトウェア方式設計、ソフトウェア結合～キャリブレーション

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JVVE2950：ホワイトボックステスト

参照 White Box Test

定義 White Box Test と同義

説明

プロセス

備考


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95

ま行 ID 番号: 用語 JPMM3000：マルチフィジックス

参照

定義複数の物理領域が連成すること

説明複数の物理領域（機械/機構/熱/電気/磁気/流体）が絡む問題のことであり、これらを連成するこ

と。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE3100：メッセージシーケンスチャート

参照 sessame 用語集

定義通信システム間の信号やプロセス間のメッセージの送受信を表した図

説明

タスク間通信は、タスクとタスクの同期を取ったりタスクからタスクへデータを受け渡すために利

用する。タスク間通信の具体的な方法として、イベントフラグ、セマフォ、メッセージキュー、メー

ルボックスなどがある。これらの処理時間が、要求される応答時間を満足しているかどうかを詳

細に検討する必要があり、その設計にメッセージシーケンスチャートを用いる。

プロセスシステム設計～ソフトウェア要求分析

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE3200：モジュール

参照フィーチャー、モジュール化

定義フィーチャーを構成する機能毎の部品

説明

システムまたはハードウェア・ソフトウェア開発において機能をモジュール化し、それぞれを並

行開発することにより開発期間を短縮する。さらに、モジュールを再利用することにより開発効

率を向上させることができる。


備考


終変更 Ver.1.0

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96

ID 番号: 用語 JGNE3210：モジュール化

参照モジュール

定義モジュールを作成すること

説明作成の方法はトップダウンで行うか、ボトムアップで行うかの２通りがある。前者は、機能単位

で分割することであり、後者は機能単位で整理・統合することである。

プロセスシステム設計～ソフトウェア方式設計

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JPMM3220：モデリング

参照

定義幾何学的な図形や数式などを用いて概念や機構、振る舞い、現象等を表現すること

説明

モデリングの方法には静的なモデリングと動的なモデリングがある。静的なモデリングでは構

造化の記述法を使ってシステムをモデリングし、その図上で問題の検討を行なうのに対し、動

的なモデリングは図に個々のソフトウェアオブジェクトの振る舞いも合わせて記述し、コンピュー

タ上で実際の動作の理論的整合性を検証する。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JPMM3230：モデリング手法

参照

定義モデルを作り出す手法

説明

制御のモデリングでは Simlink、Stateｆｌｏｗ、ＵＭＬ、ＳｙｓＭＬ等のツールを使用する。また、制

御対象モデリング手法としては①ホワイトボックスモデリング、②ブラックボックスモデリング、③

グレーボックスモデリングがある。①ホワイトボックスモデリングは運動方程式などを使って物

理的にモデリングする方法。②ブラックボックスモデリングは実験などで得られた対象からの大

量の入出力データを基に、統計的にモデリングする方法。③グレーボックスモデリングは、ホワ

イトボックスモデルをベースに、一部の未知なパラメータをブラックボックスモデリングの手法で

推定するモデリング方法。ブラックボックスモデリングやグレーボックスモデリングのように対象

を入出力データから推定する手法をシステム同定と呼ぶ。


備考


終変更 Ver.1.0

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97

ID 番号: 用語 JPME3240：モデル

参照

定義対象を数理的、図形的に表した簡略表現

説明概念や機構、振る舞い、現象等を説明するために、幾何学的な図形や数式を用いて表現され

たものをいう。コントローラモデル、制御対象モデル、要求モデル、ビジネスモデル等の開発プ

ロセスにかかわる全てを含む。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JPME3250：モデルアーキテクチャ

参照

定義モデルの概念的あるいは論理的な構造

説明

システムアーキテクチャが全体的な構造を示すのに対し、モデルアーキテクチャはモデルレベ

ルでの構造をさす。モデルの構成要素を定義し、表示したものであり、その設計を効率的に実

装するために以下のような内容が含まれる。①モデルの構成・動作原理、②モデル構成要素、

③構成要素間及び構成要素と外部環境間の関係。


備考ここで説明するモデルは、複数の要素で構成されるものをさす。


終変更 Ver.1.0

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98

ID 番号: 用語 JPME3260：モデルエンジニア


定義システム要件に基づいたモデル開発を行う技術者

説明

ＭＢＤにおけるモデルには制御対象モデルと制御装置モデルの 2 種類がある。ここでいうモデ

ルエンジニアは、制御対象モデル（自動車の性能に対する実行可能な要求機能仕様書）を扱う

プラントモデルエンジニアを指す。制御装置モデル（制御性能に対する実行可能な要求機能仕

様書）の作成は制御アーキテクトの職種の役割に含まれる。モデルが無ければＭＢＤを実施で

きないため、ＭＢＤ実施において中核となる、ETSS-JMAAB で定義した職種である。制御対

象（車両全体、エンジン全体等）全般に関する知識、モデリング及び工学基礎に関する幅広い

知識が求められる。

図職種と開発プロセスの関連図（モデルエンジニア）


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JPMT3270：モデルガイドライン

参照 JMAAB 制御アルゴリズムモデリングガイドライン JMAAB プラントモデルスタイルガイドライン

定義モデルの書き方を規定したもの

説明ガイドラインには、目的により MATLAB/Simulink を対象とした JMAAB 制御アルゴリズムモデ

リングガイドライン・JMAAB プラントモデルスタイルガイドラインや、コード生成のための

TargetLink を対象とした TargetLink ガイドラインなどがある。

プロセスプラントモデル、制御システム要求分析～ソフトウェア詳細設計

備考


終変更 Ver.1.0

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99

ID 番号: 用語 PVVM3280：モデルカバレッジ

参照カバレッジ

定義モデルに対するカバレッジ

説明制御仕様の記載されたモデルにおいてどのくらい網羅したテストかの指標を指す。代表的なカ

バレッジとして、デシジョン（分岐）カバレッジ、コンデション（条件）カバレッジ、MC/DC(Modified Condition/Decision Coverage)がある。

プロセス制御システム設計、ソフトウェアコード作成とテスト

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JPMM3290：モデル検証

参照

定義取りうる全ての状態において、対象のモデルが妥当かどうかを確認すること

説明妥当かどうかの確認は、形式手法、モデルカバレッジによる検証、プロパティ検証、ガイドライン

チェック等により行う。場合によってテスト及びレビュー等も行う。

プロセスプラントモデル、システム要求分析～ソフトウェア詳細設計

備考

編集者作成：作成：JMAAB 教本 WG 2010 年 6 月 15 日

終変更 Ver.1.0

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100

ID 番号: 用語 JPME3300：モデル次数

参照

定義モデルに含まれる微差分演算子の小数

説明

以下、p は・連続時間システムの場合は微分演算子 d/dt ・離散時間システムの場合はシフト演算子 z （もしくはデルタオペレータ）であり、x は状態、u は入力、y は出力、t は時間とする。 (1) 状態空間表現の次数～ LTI システムの(A, B, C, D)表現など与えれたシステム G： px = f(x, u, t) y = g(x, u, t) に対して、dim(x)を G のモデル次数という。 (2) 入出力表現の次数～ DLTI システムの ARMA 表現など与えられたシステム G： y = h( p-1y, p-2y, p-3y, ..., p-ny, u, p-1u, p-2u, p-3u, ..., p-mu, t) に対して、max(m, n)を G の次数という。 (3) 伝達関数表現の次数特に与えられたシステムが LTI システムか DLTI システムである場合は、伝達関数でシステム

を表現することもできる。 Y(p) = G(p) U(p) 上式において G(p)は有理多項式からなる行列です。G(p)の各要素の分母の少公倍多項式

の次数を G(p)の次数という。なお、与えられたシステムが SISO の LTI システムか DLTI システムであるときは、 (1)の次数 >= (3)の次数 (2)の次数 >= (3)の次数が成立。 (1)と(3)の差は、不可制御モードと不可観測モードが原因で、不可制御モードと不可観測モー

ドは伝達関数に現れない(cf. Kalman Canonical Form)。それらの次数の差が 2 つの表現で

の次数の差となる。 (2)と(3)の差は、有理多項式の同値類の定め方が原因である。多項式のままなら極ゼロ相殺

しないが、有理多項式にすると極ゼロ相殺する。この差が 2 つの表現での次数の差になる。

プロセスプラントモデル、制御システム要求分析、制御システム設計、キャリブレーション

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JPMM3310：モデル同定

参照

定義パラメータを調整し対象モデルを決定すること

説明対象モデルを決定すること。構造同定とパラメータ同定に分けられる。構造同定とはモデルの

種類や次数などを決定することであり、パラメータ同定とは既知の入力信号と出力データを基

に回帰問題を解くことにより、パラメータを決定することである。


備考構造同定、パラメータ同定は JCUG を参照のこと。


終変更 Ver.1.0

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101

ID 番号: 用語 JMEM3320：モデルの演算順序

参照

定義コンピュータ内部で演算される、モデルの計算順序

説明 Simulink で作成したモデルは、自然界の因果関係に基づくモデルではなく、信号の伝達に基

づくモデルであるため、モデルの演算順序をきちんと定義する必要がある。これが正しく行われ

ないと、期待しない結果が得られるといった問題が生じる可能性がある。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JPMM3330：モデルの簡易化

参照

定義モデルを次数やパラメータ数など複雑さの尺度を下げること

説明状態方程式の近似や陰形式微分方程式の近似、モデルパラメータを状態の関数にする、誤差

関数を導入するなどして、式の次数やパラメータを低減する手法がある。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JPME3340：モデルパラメータ

参照

定義モデルの特性、振る舞い等を決定する変数のこと

説明モデルを実行する時にその動作を指定するために外部もしくは内部から与える設定値であるこ

とが一般的である。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JPME3350：モデル標準化

参照

定義品質や互換性を高めるため、モデルの構成、記述等を規格化すること

説明モデルガイドラインは標準化のひとつである。


備考


終変更 Ver.1.0

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102

ID 番号: 用語 JCDM3360：モデルベース開発

参照 ETSS-JMAAB：JMAAB HP（http://jmaab.mathworks.jp/）

定義制御装置と制御対象の機能をモデル化して活用する開発手法

説明

開発プロセスの各工程でモデルを活用することで、製品ライフサイクル全般に渡った品質向上

と開発効率向上が期待できる。またシミュレーション技術を駆使することで高精度な機能の確

認と、自動化・省力化にも貢献する。

これは、モデルを使うことで共通認識が得られるため、各担当者間でのコミュニケーションが容

易になり、意思疎通が図り易くなるためである。

複雑化したシステム開発において、正確な機能検証や、開発のフロントローディング化やコンカ

レント開発による開発期間の短縮といったメリットが期待される。モデルは実行可能な仕様書として利用する場合が多い。モデル化するツールとしては MATLAB/Simulink などがある。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE3370：モトローラ S フォーマット

参照通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 5.21m9 (30-Jun-2009) Search System : Copyright c Yuuki OKANO Dictionary : Copyright c WDIC Creators club

定義モトローラ系プロセッサ用の ROM を書き込む際に用いられる HEX ファイルのフォーマット

説明

プログラミング言語をアセンブルやコンパイルして得られた実行形式のバイナリを、16 進数の

文字列としてテキストファイルにしたもの。ファイルは、各行に、行の長さ、アドレス、内容、チェ

ックサムなどが書かれている。 ROM ライタで ROM を焼く時などに利用するが、方言が強い。

俗にモトローラタイプ、S レコード、モトローラ HEX とも呼ばれるファイルである。名前の通り、モ

トローラ系のプロセッサ(例えばルネサスの H8 や SuperH なども含む)用の ROM を焼く時に

使われる。特徴アドレス幅に応じて、S1 形式(16 ビットアドレス)、S2 形式(24 ビットアドレス)、S3 形式(32 ビットアドレス)がある。 S1 形式の場合、具体的には次の形式である。 S1nnaaaadd･･･ddss nn=aaaa?ss までのバイト数、aaaa=アドレス、dd=データ、ss=チェック

サム、となっている。ファイルの拡張子は「.S」や「.MOT」などとすることが多い。


備考


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103

ID 番号: 用語 JVVM3380：モニタ

参照

定義ソフトウェア（プログラム・モデル）の任意の記憶情報を参照・更新あるいは記憶情報を補助記

憶装置へ転送・保存を行うための機能

説明


備考


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104

や行

ID 番号: 用語 JGNM3500：ユースケース分析

参照

定義新システム開発やシステム改善にあたっての要求を文書化して分析する技法

説明システムの要件定義を行う際に用いられる手法の一つで、一つ以上のシナリオを示し、その中

でシステムや他のシステムがどのような相互作用を行って目標を達成するかを分析していく。

ユースケースでは技術的な専門用語を排し、利用者視点でわかる用語を使うのが望ましい。

プロセスシステム要求分析、制御システム設計

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDT3600：要求システム仕様書

参照システム要求仕様書

定義システム要求仕様書と同義

説明

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDE3620：要求仕様

参照

定義要求分析の入力として求められるもので、システムや制御システム、ソフトウェアの要求をまと

めたもの

説明システム要求仕様、制御システム要求仕様、ソフトウェア要求仕様などがある。

プロセスシステム要求分析、制御システム要求分析、ソフトウェア要求分析

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDP3640：要求・制約分析

参照要求分析

定義要求分析と同義

説明

プロセス

備考


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105

ID 番号: 用語 JVVP3660：要求トラッキング

参照

定義要求の変更に対する影響度の調査

説明


備考


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ID 番号: 用語 JCDP3680：要求分析

参照

定義設計の前段階で要求や要件を特定するプロセス

説明新たなシステムやシステム更新に際しての調査/更新に関わるプロセスである。制約条件を加

味して要件を明確にする。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDE3700：要求モデル

参照

定義要求や要求仕様書をモデルにしたもの

説明要求仕様を提供するひとつの姿であり、要求分析中に使われるモデルや、要求仕様書の一部

となる。

プロセスシステム要求分析～ソフトウェア方式設計

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JMMM3720：要件管理

参照

定義要求仕様書に記載された要件を管理すること

説明要件の実現手法や履歴、内容等を保存し、利用可能な状態を保つことが肝要である。


備考


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106

ら行

ID 番号: 用語 JCDT4000：ライブラリリンク

参照 MATLAB/Simulink ヘルプ

定義モデルとその中で参照されるライブラリの相互関係のこと

説明


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDM4010：ラピッドコントロールプロトタイピング

参照 http://www.dspace.de/ww/ja/jap/home/products/hw/rapidpro.cfm?nv=n2

定義ラピッドプロトコントローラを使用した開発

説明


備考


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107

ID 番号: 用語 JCDT4020：ラピッドプロトコントローラ

参照

定義設計した ECU 用の制御ロジックを、実機と組み合わせて確認するため開発工程、またはその

作業工程に使用するハードウエア

説明

例えば、汎用 ECU ハードウエアを用いて Simulink ブロックダイアグラムをリアルタイムで演算

し、制御設計の適化をサポートする。ラピッドコントロールプロトタイピング（RCP）には基本的

な手法として、フルパス手法とバイパス手法の 2 種類がある。フルパス手法では、制御コントロ

ーラが完全にプロトタイピングシステムによって置き換えられ、このシステムにセンサとアクチュ

エータを接続することにより、制御対象となる実機を制御することができる。バイパス手法で

は、制御コントローラとプロトタイピングを同時に使用、専用のインターフェースを経由して接続

し、既存ソフトウェア機能の追加、修正部分のみプロトタイピングシステムにロードし、検証を行

う。


備考


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108

ID 番号: 用語 JCDM4030：ラピッドプロトタイピング

参照ラピッドコントロールプロトタイピング

定義ラピッドコントロールプロトタイピングと同義

説明

プロセス

備考


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ID 番号: 用語 JGNT4040：ラピッドプロトタイプ

参照ラピッドプロトコントローラ

定義ラピッドプロトコントローラと同義

説明

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JMEM4100：リアルタイムシミュレーション

参照

定義実時間で動作するシミュレーション

説明実機のシステムと連携可能なコンピュータシミュレーションで、実時間で動くことを保証すること

が重要となる。ドライビングシミュレータやＨＩＬＳもリアルタイムシミュレーションのひとつ。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE4110：リアルワールド

参照バーチャルワールド

定義実機が動作する環境

説明バーチャルワールドの反対の言葉で、実際の電子制御装置やエンジンや車両などを指す。


備考


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109

ID 番号: 用語 JMMP4120：リエンジニアリング

参照

定義品質、性能、保守性を高めるために既存の成果物やその開発プロセスを作り直すこと

説明例えばプログラムの場合、一旦モデルに変換し MBD に移行するといったことがある。

プロセス対象外

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNM4130：リスク分析

参照

定義リスク因子の特定、またはリスクを算出するために一連の情報を分析すること

説明ここでリスクとは、好ましくない事象とその発生確率の組み合わせを意味する。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE4140：リバースエンジニアリング

参照

定義システムの動作、仕様や構造を分析し、動作原理、設計仕様などを調査すること

説明

機械を分解したり、製品の動作を観察したり、ソフトウェアの動作を解析するなどして、製品の

構造を分析し、そこから製造方法や動作原理、設計図、ソースコードなどを調査すること。リバ

ースエンジニアリングを行うこと自体は原則的に合法行為であるが、知的財産権に配慮する必

要がある。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE4150：量子化

参照

定義時間以外の物理量を有限ビット長で近似すること

説明例えば、アナログデータをデジタルデータなどの離散的な値に近似すること等がある。ソフトウ

ェアでは固定小数点で近似することが多い。

プロセス制御システム設計～ソフトウェア詳細設計

備考


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110

ID 番号: 用語 JGNE4160：量子化誤差

参照

定義量子化によって発生する、連続値と離散値との誤差

説明例えば、信号をアナログからデジタルに変換する際に生じる誤差等がある。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE4170：量子化設計

参照

定義制御装置に合わせて妥当な量子化を行うこと

説明 Simulink モデルでは通常倍精度（64bit)で計算が行われる。しかし、実際の ECU では例えば

16bit で計算が行われるので量子化誤差が大きくなる。このため、Simulink モデルの精度を

16bit 相当に落とす場合もある。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDT4180：リンケージエデイタ

参照

定義機械語プログラムのモジュールを結合し、実行可能形式として出力するプログラムのこと

説明コンパイルで作られた複数のオブジェクトコード（機械語プログラムのモジュール）やライブラリ

を１つの実行可能なコードにまとめるプログラムのことである。リンカ（linker）、連携編集プログ

ラムともいう。

プロセスソフトウェアコードの作成とテスト～ソフトウェア結合

備考


終変更 Ver.1.0

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111

ID 番号: 用語 JMEM4200：ルンゲクッタ法

参照

定義 C. Runge と M.W. Kutta によって提案された常微分方程式の近似解法

説明数値解析において常微分方程式の近似解を求める一連の方法の一つである。この技法は

1900 年頃に数学者 C. Runge と M.W. Kutta によって発展された。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDP4300：レガシーコード

参照

定義既存のコードのこと

説明


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDM4400：ロバスト性

参照

定義ノイズや環境変化等の外乱に対するシステムの頑強性

説明

プロセス制御システム要求分析、制御システム設計、システム適格性確認テスト、キャリブレーション

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDM4420：ロバスト制御

参照

定義モデルの不確かさに対し、一定の制御性能を維持する制御

説明

プロセス制御システム要求分析、制御システム設計、システム適格性確認テスト、キャリブレーション

備考


終変更 Ver.1.0

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112

ID 番号: 用語 JCDE4440：論理信号

参照 Simulink Style Guide

定義ある命題の内容が真であるか偽であるかを表す値を信号として変換されたもの

説明


備考


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113

わ行

ID 番号: 用語 JGNE4500：割り込み

参照

定義コンピュータが、要求に応じて現在の処理を一時中断し、別の処理(割り込み処理)を行うこと

説明現在の多くの CPU は、割り込みを処理するための機能を備えている。例えば、タイマーや通信

で発生するものがあるとともにその優先順位も設定可能である。MBD ではトリガードサブシス

テムもこの一種として考えられる。


備考


終変更 Ver.1.0

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114

A-Z 行 ID 番号: 用語 JCDT5000：ACG

参照

定義自動コード生成（Auto Code Generation）の略称。または Auto Code Generator ともいう。

説明 Auto Code Generator を使用してモデルなど図で表した仕様から、C ソースコードやＨＤＬコー

ド等を自動的に生成すること。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE5010：ADL

参照

定義ソフトウェアアーキテクチャやシステムアーキテクチャを記述するための言語

説明

アーキテクチャとは、システムの基本設計や設計思想、およびその設計思想に基づいて構築さ

れたシステムの構造などのことである。ADL(Architecture Description Language：アーキテク

チャ記述言語)とは、そのアーキテクチャを記述するための言語で以下の特徴を備える。あるシ

ステムの関係者全員がそのアーキテクチャについてやり取りするのに適していること。アーキ

テクチャ作成/修正/検証に必要な機能を備えていること。分析的機能を備えるか、プロトタイプ

実装を簡単に生成できること。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDT5020：ANSI-C

参照

定義Ｃ言語の米国規格 ANSI X3.159, 現 ANSI/ISO 9899

説明

1983 年に、アメリカ国内標準規格協会(ANSI)は C 言語の標準化を目指し委員会 X3J11 を発

足させた。アメリカ国内標準規格 X3.159 として 1989 年 12 月 14 日に批准され、1990 年の

春に出版された。 ANSI C の大部分は世の中の慣習を規格化したものである。この規格は国

際標準 ISO/IEC 9899:1990 として採択され、この ISO の規格がそれより前に存在した

X3.159 に取ってかわることになった。


備考読み方は”アンシ C”が一般的


終変更 Ver.1.0

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115

ID 番号: 用語 JCDT5030：API

参照 JMAABStyleGuideline_Version_2.pdf

定義 OS やアプリケーションが公開している命令や関数インターフェース

説明 Application Program(ming) Interface の略。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDM5040：ARMA モデル

参照 JCUG 用語集

定義時系列データに対して自己回帰と移動平均で表現されたモデル

説明

プロセス制御システム設計、プラントモデル、キャリブレーション

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE5050：ASAM

参照 http://www.etas.com/ja/glossary_information_from_a_to_z-4316.php

定義自動化および測定システム標準化協会の略称

説明組み込みコントローラ上のアクセス可能な信号およびチューニング対象となる変数の定義。キ

ャリブレーションツール(INCA, CANape)が組み込みコントローラ上の信号のモニタ、変数の変

更をするためのメカニズムを提供している。


備考


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116

ID 番号: 用語 JGNT5060：ASAM-MCD

参照 ASAM

定義車両電子制御ユニット（ECU）で利用される通信や診断機能に対するインターフェースとデータ

フォーマットを定義

説明

欧州の自動車関連企業により、カーエレクトロニクス分野のコスト削減と開発期間短縮を目的

として車両電子システムの各種データ交換インターフェースを標準化するため、1998 年に

ASAM（Association for Standardisation of Automation and Mearuring Systems ）が設立さ

れた。ASAM-MCD は各種データの構造、取得する際の同期化、データの保存などを一元化

するための定義およびオブジェクト指向の API である。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNT5070：ASAM-MCD-2MC ファイル

参照 ASAM

定義 ASMA-MCS に準拠した自動化システムのデータ交換に使用される ASCII 形式の標準フォー

マットファイル（*.a2l というファイル拡張子）

説明 ASAM-MCD 2MC に基づいて記述されたファイルのこと。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNT5080：ASAP2

参照 ASAM

定義 ASAM-MCS に準拠した自動化システムと ECU の通信を実現するためのデータ記述仕様

説明モデルで表現された制御の演算手続き。ASAM-MCD 2MC（旧称：ASAP2）のこと。


備考


終変更 Ver.1.0

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117

ID 番号: 用語 JGNT5090：ASAP3

参照 ASAM

定義 ASMA-MCD に準拠した自動化システムを遠隔操作するためのインターフェース仕様

説明 ASAM-MCD 3MC（旧称：ASAP3）のこと。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDT5100：Auto Code Generator

参照 ACG

定義 ACG と同義

説明

プロセス

備考


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118

ID 番号: 用語 JMET5110：AutoBox

参照 http://www.dspace.jp/ww/ja/jap/home/products/hw/accessories/autobox.cfm

定義 dSPACE ハードウェアの製品名。車載環境で利用可能なプロトタイプコントローラで、Simulinkモデルをすぐに実装してリアルタイムで実行可能

説明

dSPACE プロセッサボードと I/O ボードを取り付けるためのハードウェア。ユーザ側のテスト環

境に併せてボードを取り付けることができる拡張ボックスである。タイプが 2 種類あり、

AutoBox は 6 枚、Tandem-AutoBox は 13 枚まで搭載できる。それぞれホスト PC との接続用

リンクボードが内蔵されており、Ethernet、ISA、および PCI などに対応したオプションのインク

ボードが利用できる。AutoBox は MicroAutoBox と違いユーザ用途に合わせ dSPACE 製品

のプロセッサボード、I/O モジュールの選択できる。また、AutoBox は I/O ボードの拡張が可

能。


備考

編集者作成：JMAAB 教本 WG 2010 年 6 月 15 日協力：ｄSPACE

終変更 Ver.1.0

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119

ID 番号: 用語 JVVT5120：AutomationDesk

参照 http://www.dspace.jp/ww/ja/jap/home/products/sw/expsoft/automdesk.cfm?nv=n2

定義 dSPACE ソフトウェアの製品名。 HILS によるテストとレポートの生成等を自動化するソフトウェ

ア。テストシーケンスの管理も行う。

説明

AutomationDesk は、HIL（Hardware-in-the-Loop）テストや電子制御ユニット（ECU）の診断機

能のための自動テストを実行できる自動テスト環境構築ツール。あらかじめ定義された数多く

のテストステップを含むライブラリが用意されており、HIL シミュレータ、欠陥生成ユニット

（FIU）、または適合／診断ソフトウェアなど利用することができる。テスト自動化ツールは 24 時

間 365 日のテストが理論上可能となり、これによりテストカバレッジと ECU ソフトウェアの品質

が向上し、同時に時間とコストが軽減できる。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JPRE5130：Automotive SPICE

参照日経 BP 社 Tech－On

定義欧州の主要完成車メーカーが車載 ECU 部品を開発するサプライヤに対して要求した開発プロ

セス標準

説明車載ソフト開発の新プロセス標準として、プロセス参照モデル（Process Reference Model: PRM)とプロセスアセスメントモデル（Process Assessment Model: PAM)という二つの文書か

ら構成される。


備考


終変更 Ver.1.0

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120

ID 番号: 用語 JGNA5140：AUTOSAR

参照

定義車載ソフトウェアの共通化・部品化のため、そのインターフェース及びソフトウェアモジュールの

標準化活動を行うコンソーシアム

説明

AUTOSAR の目的は、車載ソフトウェアを共通化・部品化することで再利用性を高め、品質を下

げることなくコスト削減を実現することにある。そのため様々なアプリケーションを異なるハード

ウェア・プラットフォーム上で利用できるようにすることを目指している。2003 年 7 月に欧州系企

業６社（BMW、Bosch、DimlerChrysler 等）が設立、その後日米ＯＥＭ及びサプライヤ、半導体メ

ーカなどが参加している。


備考一般的に”オートザー”と呼ばれる。


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JPMT5200：BikeSim

参照

定義米国 MSC(Mechanical Simulation Corporation)が開発した、MATLAB/Simulink とのリンク

が可能な２輪車用車両運動モデル

説明運転操作と環境 (地面と風) 入力に対する動的挙動を示す MSC 提供の統合ソフトウェア・パッ

ケージ。計測試験機搭載車両と同じ種類のデータを生成する。

プロセスシステム要求分析～ソフトウェア方式設計、ソフトウェア適格性確認テスト～システム適格性確

認テスト

備考


終変更 Ver.1.0

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121

ID 番号: 用語 JVVE5250：Black Box Test

参照

定義ソフトウェア（プログラム）の入出力関係にだけ着目して仕様通りにソフトウェア（プログラム）が

動作することを確認するテスト

説明

ソフトウェアやコードの構造を隠蔽して、入力データと出力データが実行段階で仕様と同じであ

るかを検査する。システムをブラックボックスとみなして、入力と出力をテストするため、ブラック

ボックステストと呼ばれる。システム内部でどういった処理が行われているかは一切問題としな

い。

プロセスソフトウェアコード作成とテスト～ソフトウェア適格性確認テスト

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDT5300：By-Pass

参照 http://www.dspace.jp/ww/ja/jap/home/products/systems/functp/bypass.cfm

定義現行の制御装置や ECU ソフトの特定の部分だけをプロトタイピングコントローラに組み込む手

法

説明現行のシステムを適化する際などに有効。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNT5400：C


定義 1972 年にアメリカで開発されたプログラミング言語。

説明

C 言語のこと。システム記述用に開発され、ハードウェアよりの低水準な処理も可能。豊富な演

算子・データ型・制御構造を持ち構造化プログラミングに適している。 1972 年にアメリカ

AT&T 社のベル研究所で D. M. Ritchie 氏と B. W. Kernighan 氏によって開発されたプログラ

ミング言語。1986 年にアメリカ規格協会(ANSI)によって標準化され、国際標準化機構(ISO)や日本工業規格(JIS)にも標準として採用されている。B 言語という言語の後継として開発された

ため C 言語と名づけられた。表記法などは B 言語や Pascal の祖先である ALGOL に近い。Cの拡張版である C++言語とともに、現在もっとも普及しているプログラミング言語である。豊富

な演算子やデータ型、制御構造を持ち、構造化プログラミングに適している。また、特定のプラ

ットフォームに依存した部分を言語から切り離しているため、移植性の高いプログラムを記述す

ることができる。もともとシステムの記述用に開発されたので、ハードウェア寄りの低水準な処

理を記述することもできる。実際、UNIX は C 言語で記述されている。C 言語にオブジェクト指

向プログラミング的な仕様を追加したものを C++言語という。

プロセスソフトウェアコード生成とテスト

備考


終変更 Ver.1.0

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122

ID 番号: 用語 JCDT5410：CACSD

参照

定義コンピュータを活用した制御系設計

説明 CACSD : Computer Aided Control System Design の略。

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDT5420：CAE

参照

定義コンピュータ技術を活用した製品の設計・製造・工程設計事前検討などの支援

説明 CAE : Computer Aided Engineering の略。CAE は専ら構造系分野での呼称であり、他の分野

では（コンピュータ）シミュレーション、ないしは数値解析と呼ばれることが多い。コンピュータの

高機能・低価格化に伴い、適用分野は機械工学、電気・電子工学、建築工学など多岐に渡る。


備考


終変更 Ver.1.0

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123

ID 番号: 用語 JMMT5430：CalDesk

参照 http://www.dspace.jp/ww/ja/jap/home/products/sw/measurement _and_calibration_so/caldesk_esfc.cfm

定義 dSPACE 社ソフトウェアの製品名。 ECU の適合、計測をおこなうためのソフトウェア

説明

制御方式のプロトタイピング、ECU の適合、車両の動作検証などすべてのタスクが、1 つのソ

フトウェア・パッケージで実現できる万能ツール。複数のデバイスやインターフェースに並行して

アクセスが可能であり、また計測データはすべて相互に関連付けることができる。ユーザガイダ

ンスが一貫して提供されるため、作業工程およびユーザによる操作は小限に抑えることが可

能、開発プロセスを整理し、全体的な投資、トレーニング、および保守コストを削減することを狙

っている。CalDesk は主要な ECU インターフェース、プロトコル、および適合コンセプトをサポ

ートし、ASAM-MCD 規格に準拠している。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE5440：CAN

参照

定義 Bosch 社が提唱し、その後デファクトスタンダードとなった車載用通信ネットワーク

説明 CAN : Controller Area Network の略。耐ノイズ特性を意図して設計されており、車速・エンジン

回転数・故障診断情報など、データの転送に利用される。


備考


終変更 Ver.1.0

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124

ID 番号: 用語 JPMT5450：CarSim

参照


が可能な４輪車両運動モデル




認テスト

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCAE5460：CCP

参照 https://www.vector.com/

定義欧州の ASAP タスクフォースにより定義された、CAN による適合用プロトコル

説明 CCP : CAN Calibration Protocol の略。制御 CAN をベースにしたインターフェース・規約であり

現行 Ver では ECU 内のデータのキャリブレーションと RAM のモニタを同時に可能とする。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNT5470：CDM

参照 www.etas.com/ja

定義キャリブレーション・データの管理・設定ツール

説明 ETAS 社製計測適合 Tool INCA の機能の一つでオフラインでのキャリブレーション・データの

管理・設定を実施するツール。

キャリブレーション・データマネージャの略称。

プロセス制御システム設計、キャリブレーション等

備考


終変更 Ver.1.0

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125

ID 番号: 用語 JGNE5480：CISC

参照

定義単一の命令で複数の処理を実行する複合命令セットコンピュータ

説明

Complex Instruction Set Computer の略。コンピュータの命令セットアーキテクチャ設計手法の

ひとつで以下の特徴がある。

・可変長命令

・オペレーションとアドレッシングモードの組合せに制限がない

・演算命令のオペランドにメモリを指定できる等

このように、１命令中で行う処理が複雑なためマイクロプログラム方式(CPU 内のマイクロプロ

グラムで処理)で実装することが多い。別なアーキテクチャに RISC がある。


備考一般的に”シスク”と呼ぶ


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNT5490：CMEX

参照

定義 C コードをコンパイルして生成された MATLAB/Simulink の実行モジュール

説明


備考

編集者作成：JMAAB 教本 WG 2010 年 6 月 15 日協力：MWJ

終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JPRE5500：CMMI

参照

定義組織の能力成熟度モデルの一つであり、システム開発を行う組織がプロセス改善を行うための

ガイドラインとなるもの。Capability Maturity Model Integration の略

説明米カーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が公表したソフトウェア開発プロセスの改善モ

デルとアセスメント手法である CMM（Capability Maturity Model）に、有識者の意見や多くのプ

ロセス改善事例を反映させて作成された新しい能力成熟度モデルのこと。


備考


終変更 Ver.1.0

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126

ID 番号: 用語 JMMM5510：Configuration Management

参照構成管理

定義構成管理と同義

説明

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDM5520：Control Design

参照

定義制御系の設計を広く指す総称

説明制御系の設計に関する方法、プロセス、ツールなどの総称をいう。


備考


終変更 Ver.1.0

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127

ID 番号: 用語 JVVT5530：ControlDesk

参照 http://www.dspace.jp/ww/ja/jap/home/products/sw/expsoft/contrdes.cfm?nv=n2

定義 dSPACE 社ソフトウェアの製品名。プロトタイプコントローラやシミュレータと通信を行い、測定

やパラメータ変更、実験の管理等をおこなうためのソフトウェアのこと

説明

ControlDesk は、dSPACE 社製試験ソフトウェアの中心となるモジュールであり、試験の管理

と計器パネルの作成に必要となるさまざまな環境を提供する。 ■ 統合化された Simulink インターフェースを使用して、コントローラモデルをオフラインで管理

■ 事前に定義された試験に対するグラフィカルインターフェースとしてオペレータバージョンを

用意 ■ 自動化の拡張オプション ■ 一般的なバージョン管理システムに対するインターフェースを用意

ControlDesk は、さまざまな試験ステージで同じ試験環境を実現する。仮想計器パネルによる

試験環境の作成、パラメータセットや自動化機能の編集など、あらゆるタスクを容易に実行でき

る。ドラッグアンドドロップ操作で試験インターフェースを設計したり、コンテキストメニューやフロ

ーティングウィンドウなどの機能も利用可能。


備考


終変更 Ver.1.0

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128

ID 番号: 用語 JGNE5540：CPU

参照

定義コンピュータの本体となる中央処理装置のこと

説明

コンピュータなどにおいて中心的な処理装置として働く電子回路のことである。CPU はプログラ

ムによって様々な数値計算や情報処理、機器制御などを行う。CPU は通常はハードウェアで

あるプロセッサにより実現され、現代のプロセッサの大多数はマイクロプロセッサである。CPUは記憶装置上にあるプログラムと呼ばれる命令列を順に読み込んで解釈・実行することで情報

の加工を行う。CPU はコンピュータ内での演算を行なう中心であり、CPU は通常はバスと呼ば

れる信号線を介して主記憶装置や入出力回路に接続され、何段階かの入出力回路を介して補

助記憶装置や通信装置などの周辺機器が接続され、さらにセンサ信号入力やアクチュエータ

への信号出力など情報のやりとりを行う。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNT5550：C コード

参照

定義 C 言語で書かれたプログラムのこと

説明

プロセスソフトウェアコード生成とテスト

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNT5600：Data Dictionary

参照 CONTROL ALGORITHM MODELING GUIDELINES USING MATLAB, Simulink, and Stateflow Version 2.0 (和訳)

定義データに関する情報を集中的に保管したもの

説明

意味、他のデータとの関係、起源、用途、フォーマットなどのデータに関する情報を集中的に保

管したものであり、データベースやデータベース管理システムのコンポーネントである。JMAABでは仕様書には表形式で読みやすいドキュメントとしての Data Dictionary が必要であり、

JMAAB スタイルガイドラインの付録として制定している。Data Dictionary に必要な条件は、1. コーディングに必要な情報をサポートしている(型定義など)、2. データベース、ドキュメントに必

要な情報をサポートしていること(単位、意味など)、3. キャリブレーションツールに必要な情報

をサポートしていること(アドレスなど)である。

プロセス制御システム要求分析～ソフトウェアコード作成とテスト、キャリブレーション

備考


終変更 Ver.1.0

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129

ID 番号: 用語 JMMT5610：DBMS

参照 http://e-words.jp/w/DBMS.html

定義共有データとしてのデータベースを管理し、データに対するアクセス要求に応えるシステム

説明

DataBase Management System の略称。データの形式や利用手順を標準化し、特定のアプ

リケーションソフトから独立させることができる。また、データの管理を専門のソフトウェアに任せ

ることは、アプリケーションソフトの生産性や性能、資源の利用効率の向上につながる。管理す

るデータの表現形式(データモデル)によりいくつかの種類に分類でき、代表的なものにはカード

型、リレーショナル型、オブジェクト型などがある。現在も広く普及しているのはリレーショナ

ル型(RDBMS)である。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE5620：DSP

参照

定義デジタル信号処理に特化したマイクロプロセッサ

説明 Digital Signal Processor の略。一般にリアルタイムコンピューティングで使われる。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE5630：dSPACE

参照 www.dspace.jp

定義メカトロニクス制御のソフトウェア開発におけるツールサプライヤ。

説明

自動車産業、航空事業及びその他の産業用の電子制御機器などの、演算プロセッサと専用電

子インターフェースを搭載した電子モジュールハードウエアや高速メカトロニクス制御のプログ

ラミング又はデザインのためのソフトウェア・ツールを提供。代表的な製品としてラピッドプロトタ

イピング関連(MicroAutoBox, Rapid Pro)、自動コード生成ツール(TargetLink)、HIL(Hardware-in-the-loop) シミュレーション全般、AUTOSAR 対応ツールなどを取り揃えてい

る。


備考


終変更 Ver.1.0

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130

ID 番号: 用語 JCDP5640：DTC

参照 Simulink 仕様書 WG 中間報告 Progress Report Simulink Specification WG StyleGuide.pdf

定義故障診断コードのこと

説明 Diagnostic Trouble Codes の略称。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE5800：ECU

参照

定義電子制御ユニット

説明 Electronic Control Unit の略称。自動車を制御するコンピュータでマイクロプロセッサ、周辺装

置、通信装置により構成されておりエンジン、自動変速機、ブレーキなどを制御する。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDT5810：ECU インターフェース

参照

定義 ECU と外部機器とを接続するハードウェア

説明自動車業界では、開発用 ECU と PC ベースの開発・適合ツールをつなぐインターフェース機器

を指すことが多い。

プロセスソフトウェア方式設計～キャリブレーション

備考


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131

ID 番号: 用語 JVVT5820：EmbeddedTester

参照 http://www.btc-es.de/

定義モデル及びモデルから自動生成された C コードをもとにテストベクタを生成し、その網羅率を計

測するツール。テストベクタをモデル、C コード、オブジェクトコードにてシミュレーションを行いそ

の差を検出することにより C コードのモデル合致性を試験する。

説明

EmbeddedTester は TargetLink モデルを解析し、TargetLink モデルから生成される C コード

について MC/DC までを網羅するテストベクタを自動生成し、生成されたテストベクタを用いて

C コードのテストを自動的に行う。また、テストに関しては、MIL、SIL、PIL 間の比較テスト（バッ

ク・トゥー・バックテスト）を行う機能を備えており、Simulink モデル、TargetLink モデル、C コー

ド、オブジェクトコード間の違いを検出することも可能。生成されたテストベクタはアウトプット値

も含めて任意のフォーマットでエクスポートが可能であり、同様に、既存のテストベクタについて

もインポートが可能なため、過去のテストベクタを無駄なく使用することもできる。インポート、エ

クスポート機能を活用することにより、ツールチェーンの一部として位置付けることが可能とな

る。テスト結果は、分析レポート、カバレッジレポート、バック・トゥー・バックテストレポートなど必

要なレポートを統合した形で出力される。


備考

編集者作成：JMAAB 教本 WG 2010 年 6 月 15 日協力：BTC

終変更 Ver.1.0

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132

ID 番号: 用語 JVVT5830：EmbeddedValidator

参照 http://www.btc-es.de/

定義形式手法を使用したモデルチェックツール。モデル作成の基となる所与の要求仕様および作成

されたモデルの両者を形式手法を使用して検証を行い、モデルが要求仕様を満たしているか

否かを静的に検証する。また、その課程を通じてモデルの堅牢性の検証を行う。

説明

EmbeddedValidator では、要求仕様を形式的仕様記述として取扱い、その形式的仕様記述と

TargetLink モデルを形式検証エンジン（モデルチェッカー）を使用して検証を行う。モデルチェッ

クにおいては、要求仕様を形式的仕様記述として記述することが必須であり、形式的記述を行

うには記述手法に精通していること、形式検証の概念の理解が必要とされる。

EmbeddedValidator では、形式的記述に数学的なアプローチを使用せず、直観的に取り扱う

ことが可能なパターンライブラリを使用し、形式手法に関する知識を必要としない。また、パター

ンライブラリは、動作に関して直観的に理解できるようにオートマトン図、自然言語での説明を

含んでおり、取扱いが容易となっており、V サイクルプロセスにおいて形式検証を取り扱うこと

が簡単となる。また、検証の結果、要求仕様違反が認められた場合には、その反例を表示し、

反例までのパスを提示するためデバッグが容易となる。


備考

編集者作成：JMAAB 教本 WG 2010 年 6 月 15 日協力：BTC

終変更 Ver.1.0

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133

ID 番号: 用語 JPMT5840：enDYNA

参照 TESIS

定義 TESIS 社が開発した、Simulink 上で構築され、動作するエンジンモデル

説明 en-DYNA は、豊富なエンジンモデルを有し、HILS による実 ECU のテストや燃費シミュレーシ

ョン等に利用可能なモデルアプリケーションの側面も持つ。

プロセスシステム要求分析～ソフトウェア詳細設計、ソフトウェア結合～システム適格性確認テスト

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNA5850：Ensoft

参照

定義 Simulink 開発効率を改善させるツール等を提供する会社

説明モデル差分ツール SimDiff やモデルマージツールの SimMerge 等の製品を扱う。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNT5860：ESDL

参照

定義モデリング言語

説明

Embedded Software Description Language の略称で、自動車関連のアプリケーションに特化し

て設計された、ETAS が開発したモデリング言語。ETAS 製モデリング設計／自動コード生成ツ

ール ASCET で使用され、通常モデルによって記述される一連の動作を言語で表現可能として

いる。


備考

編集者作成：JMAAB 教本 WG 2010 年 6 月 15 日協力：ETAS

終変更 Ver.1.0

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134

ID 番号: 用語 JGNE5870：ETAS

参照 http://www.etas.com/ja/

定義会社名。パワートレイン系組込み制御システムの開発ツールの製造販売を扱う。

説明 Engineering Tools Applications & Service for Automotive Embedded Control Systems の略称


備考本社：ETAS GmbH 所在地：ドイツシュトゥットガルト

日本法人：ETAS 株式会社所在地：横浜


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JVVT5880：ETK

参照 www.etas.com/ja

定義 ECU インターフェース

説明

ETAS 社製の ECU インターフェースモジュールで、CPU のデバッグインターフェースを介して

CPU とのデータ通信を可能。高速を要する計測・適合や、フラッシュプログラミング、バイパス

をする時のインターフェースとして使用。 ECU のイベント同期計測や、ETK の並列接続により

複数 ECU の高速同期計測可能。 ETK を更に高速化し、XCP on Ethernet 経由で PC とダイレ

クトの接続可能となったものが XETK。

Emulator Test Probe（ドイツ語では Kopf）の略称。

プロセス制御システム設計、キャリブレーション等

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE5890：ETSS

参照

定義独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が策定した組込ソフトウェア開発力強化のための体系

的な基準

説明

Embedded Technology Skill Standard の略称。２００５年に公開された。組込みソフトウェア

開発技術を体系的に整理するためのフレームワークとしての「スキル基準」、組込みソフトウェ

ア開発に関わる職種を定義した「キャリア基準」、組込みソフトウェア開発分野の人材育成に関

するガイドとしての「教育研修基準」で構成されている。これらの構成は、各々その構成をスキ

ル基準のスキル項目で関連性をもたせて、全体的な整合を図っている。


備考


終変更 Ver.1.0

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135

ID 番号: 用語 JGNE5900：ETSS-JMAAB


定義ＪＭＡＡＢがＥＴＳＳに準拠して策定した、自動車分野のＭＢＤを対象としたスキルの体系的基準

説明

JMAAB MBD Technology Skill Standards on ETSS の略称。自動車用制御装置をモデルベ

ースで開発を進めていくエンジニアの育成やエンジニアの有効活用を目的に、モデルベースの

制御系開発におけるモデリングやツールに関する知識、設計プロセスにおける活用手法などを

整理し、マネージャ/技術リーダー/実務担当者などの対象となる職種を定義した上で、ＭＢＤエ

ンジニア育成のための教育プログラムに求められる要件を整理したものである。スキル標準、

スキル基準とキャリア基準から構成される。スキルレベルは 0～5 の 6 段階、キャリアレベルは

3 段階（エントリ、ミドル、ハイ）、職種は 14 職種を定義している。


備考


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ID 番号: 用語 JCDE5910：Executable Specification

参照実行可能な仕様書

定義実行可能な仕様書と同義

説明

プロセス

備考


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136

ID 番号: 用語 JCDP6000：FD（Foundation Design / Fundamental Design）

参照 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/lecture/20070702/276409/?ST=lecture

定義システムの構造や実装方針を決定し、アプリケーションの画面、データ、画面などを定義するこ

と

説明 FD とは基本設計のことで、ハード/ソフトの構造（アーキテクチャ）や実装方針を決定する「方式

設計」と、システム全体をモジュールに分割して機能や画面、データなどを決定する「機能設

計」からなる。その他にも、性能や信頼性、セキュリティなどを設計する必要がある。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE6010：FlexRay

参照

定義車載用通信ネットワークのひとつ

説明

もともとは 2000 年頃から欧州を中心に策定作業が進められ、2005 年に 2.1a としてまとめられ

たがコスト高から採用はあまり進んでいない。その後 CAN の問題点（高い特許料、非相互接

続性、非リアルタイム性など）を背景に、現在は日本メーカを中心に安価版である 3.0（仮称）の

策定が進められている。


備考


終変更 Ver.1.0

ID: 用語 JCDM6020：FMEA

参照 FTA

定義故障･不具合の防止を目的とした潜在的な故障・不具合の体系的分析方法

説明

Failure Mode and Effect Analysis の略。故障モード影響解析とも言われ、システムの構成部品

が故障した時に，どのような問題現象が生じるかを整理して影響の大きなものに対して事前に

対策することができる。製品設計段階における設計 FMEA と、製造工程設計段階における工

程 FMEA に分けられる。

プロセス制御システム設計、ソフトウェア詳細設計

備考


終変更 Ver.1.0

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137

ID 番号: 用語 JGNE6030：FPGA

参照

定義利用者が独自の論理回路を書き込むことのできる IC の一種

説明

PLD(Programmable Logic Device)の中で特に再書換え可能であるもの。内部構造の一例としては、任意の論理を構成可能な４入力程度の組合せ回路と順序回路から

なる論理ブロックが、格子状に数十×数十程度配置され、その間の配線を簡易なクロスバース

イッチで接続したものが挙げられる。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE6040：FPU

参照

定義浮動小数点演算を行う演算装置

説明 Floating Point number processing Unit の略。プログラム実行中に浮動小数点演算命令発生

時、CPU からの命令により演算処理を行う。単独では動作せず、CPU から利用されるためコ

プロセッサ（co-processor：副処理装置）と呼ばれる。


備考


終変更 Ver.1.0

ID: 用語 JCDM6050： FTA

参照 FMEA

定義故障･事故の分析手法で、望ましくない事象からその要因を探るトップダウンの解析手法

説明 Fault Tree Analysis の略。故障の木解析ともいわれ、システムに生じた問題現象から、その原

因を順次追跡して事前に対策を行うことができる。

プロセス制御システム設計、ソフトウェア詳細設計

備考


終変更 Ver.1.0

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138

ID 番号: 用語 JMET6060：Full-Pass

参照 http://www.dspace.jp/ww/ja/jap/home/products/systems/functp/bypass.cfm

定義現行の ECU ソフトのアプリケーション全体をプロトタイピングハードウエアに組み込むこと

説明 By-Pass と対比する用語。機能検証のため汎用 ECU 上で使用される。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNT6070：Function-Call

参照

定義サブシステムや Stateflow チャートなどを、関数として呼び出すための機能

説明


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNT6200：GNU C Compiler

参照 http://www.gnu.org

定義 ANSI に準拠した C コンパイラのひとつ

説明


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDT6400：Hardware In the Loop Simulation

参照 ETSS-JMAAB

定義実物の ECU と制御対象のモデルをリアルタイム演算装置に接続してシミュレーションすること

またはその装置

説明車両電子システムの電子制御装置（ECU）を検査するために使用する検査システムを指す。実

際の ECU と車両挙動のリアルタイムシミュレーションモデルを用いて、様々なテストケースや

ユースケースに沿った ECU の検査試験を行う。


備考


終変更 Ver.1.0

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139

ID 番号: 用語 JGNE6410：HDL

参照 VHDL-AMS

定義デジタル回路の構造、動作等を記述する言語

説明

Hardware Description Language の略で、シミュレーションに利用できる。モデルから生成す

ることも可能である。以下のレベルの記述を想定している。・構造（アーキテクチャ）：システムの構造、基本機能を記述・動作(BL：Behavior Level)：回路の動作を記述・レジスタ転送(RTL：Register Transfer Level)：レジスタとその間の接続を記述・ゲート(GL：Gate Level)：フリップフロップや論理素子で回路図を記述


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE6420：HEX ファイル

参照

定義ソースコードをアセンブルやコンパイルして得られた実行形式のバイナリを、16 進数の文字列

としてテキストファイルにしたもの

説明

ファイルには、各行に、行の長さ、アドレス、内容、チェックサムなどが書かれている。 ROM ラ

イタで ROM に書き込む時などに利用する。具体的例としては、次のような形式になる。 :nn aaaa tt dd … dd ss このとき、nn=データ(dd)の個数、aaaa=アドレス、tt=レコードタイプ、dd=データ、ss=チェックサム、とする。

プロセスソフトウェアコード作成とテスト～ソフトウェア結合

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDT6430：HILS

参照 Hardware In the Loop Simulation

定義 Hardware In the Loop Simulation と同義

説明 Hardware In the Loop Simulation の略

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

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140

ID 番号: 用語 JGNT6600：ICE

参照

定義マイコン基板を開発する際に利用するデバッガのこと

説明 In Circuit Emulator の略で、Intel 社の登録商標。ソフトウェアのデバッグとハードウェアの動作

確認を行なうことができる。 CPU のソケットに接続用コネクタを挿入し、マイクロプロセッサの機

能をホストコンピュータからエミュレートすることでデバックを行なう。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNT6610：IDE

参照

定義エディタ、コンパイラ、デバッガなど、プログラミングに必要なツールが 1 つの環境に統合された

もの

説明 Integrated Development Environment の略称。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDM6620：IEC 61508

参照 JIS C 0508

定義電気･電子・プログラマブル電子（E/E/PE）関連の機能安全に関する国際規格

説明システムの安全性向上を目的とする規格であり、人命にかかわったり、人が負傷する可能性の

あるシステムや、障害により社会に大きな損害が予想されるものが対象となる。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE6630：IEEE

参照

定義米国の電子、電気の技術学会

説明 Institute of Electrical and Electronics Engineers の略。浮動小数点の形式(IEEE754)等を規

格化している。


備考


終変更 Ver.1.0

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141

ID 番号: 用語 JCDM6640：ISO/IEC 12207

参照 JIS X 0160

定義ソフトウェア・ライフサイクル・プロセスに関する国際標準

説明システム開発の発注側と、受注側の双方で相互に理解できるソフトウェア･ライフサイクル･プロ

セスの共通枠組みを規定する。


備考


終変更 Ver.1.0

ID: 用語 JCDM6650：ISO26262

参照

定義策定中の機能安全規格で、IEC61508 の自動車分野向け派生規格

説明車載システムの機能安全について規定する。


備考２０１1 年に発行の予定


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNA6800：Japan MATLAB Automotive Advisory Board

参照 JMAAB HP（http://jmaab.mathworks.jp/）、ETSS-JMAAB スキル標準

定義国内の自動車メーカと ECU サプライヤの MATLAB ユーザ会。JMAAB と略する。

説明日本の自動車業界の MATLAB プロダクトファミリユーザが、ＭＢＤの推進と、 MATLAB/Simulink ベースの設計・開発環境をより発展させるために、発起人を中心として設

立されたユーザ会である。


備考


終変更 Ver.1.0

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142

ID 番号: 用語 JGNA6810：JasPar

参照 https://www.jaspar.jp/

定義車載 LAN 要素技術、ミドルウェア、ソフトウェア基盤などの非競争領域を、日本メーカ各社で協

調開発し技術開発の促進とコスト削減を図る団体

説明海外標準化団体（AUTOSAR）に対する日本企業のワンボイス化を目的とする。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JPRM6820：JIS X 0160

参照 http://www.atmarkit.co.jp/im/terminology/、 http://www.jisc.go.jp

定義ソフトウェア・ライフサイクル・プロセスに関する日本工業規格

説明 ISO/IEC12207 を日本語翻訳したもの。システム開発の発注側と、受注側の双方で相互に理解

できるソフトウェア･ライフサイクル･プロセスの共通枠組みを規定する。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNA6830：JMAAB

参照 Japan MATLAB Automotive Advisory Board

定義 Japan MATLAB Automotive Advisory Board と同義

説明 Japan MATLAB Automotive Advisory Board の略


備考


終変更 Ver.1.0

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143

ID 番号: 用語 JVVP6840：JMAAB 検証標準化ガイドライン

参照 JMAAB 検証標準化ガイドライン、JMAAB HP（http://jmaab.mathworks.jp/）

定義 JMAAB 検証標準化 WG で制定したガイドライン

説明

2004 年 7 月 Ver1.0 が制定・公開された。実装プログラムの検証に必要な情報や検証作業を

作り手と受け手で理解し、作業分担をスムーズに行えることを目的に、策定された。

下記は、検証標準化ガイドラインから抜粋したものである。


備考


終変更 Ver.1.0

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144

ID 番号: 用語 JCDT6850：JMAAB スタイルガイドライン

参照 JCDT0087：JMAAB 制御アルゴリズムモデリングガイドライン JPMT0086：JMAAB プラントモデルスタイルガイドライン

定義 JMAAB 制御アルゴリズムモデリングガイドラインの通称

説明

JMAAB の策定したスタイルガイドラインは、制御アルゴリズムを対象としたものと、プラントモ

デルを対象としたものがある。JMAAB 制御アルゴリズムモデリングガイドラインを、２００３年の

初版で Simulink スタイルガイドラインとして公開したため、一般的に JMAAB スタイルガイドラ

インは、JMAAB 制御アルゴリズムモデリングガイドラインはを指すことが多く、この言葉が広く

使われている。第 2 版では、JMAAB では「JMAAB 制御アルゴリズムモデリングガイドライン」

と名称を変更している。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDT6860：JMAAB 制御アルゴリズムモデリングガイドライン

参照 CONTROL ALGORITHM MODELING GUIDELINES USING MATLAB, Simulink and Stateflow Version 2.0 、JMAAB HP（http://jmaab.mathworks.jp/）

定義 MATLAB/Simulink / Stateflow モデルの記述について重要な基本的なルールを規定したもの

説明

自動車用制御装置のモデルを運用する上で、作成者と使用者の間で容易に共通の理解が得

られるように、Simulink / Stateflow モデルの記述について重要な基本的なルールを規定した

ものである。２００３年の初版で Simulink スタイルガイドラインとして公開したためこの言葉が広

く使われているが、第 2 版では、JMAAB では「JMAAB 制御アルゴリズムモデリングガイドライ

ン」と名称を変更している。


備考 MAAB 発行の CONTROL ALGORITHM MODELING GUIDELINES USING MATLAB, Simulink

and Stateflow と完全互換である。


終変更 Ver.1.0

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145

ID 番号: 用語 JPMT6870：JMAAB プラントモデルガイドライン

参照 JPMT0086：JMAAB プラントモデルスタイルガイドライン

定義 JMAAB プラントモデルスタイルガイドラインと同義

説明


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JPMT6880：JMAAB プラントモデルスタイルガイドライン

参照 PLANT MODELING GUIDELINES USING MATLAB/Simulink Version 2.1 、JMAAB HP（http://jmaab.mathworks.jp/）

定義 MATLAB/Simulink/Stateflow を使ったプラントモデルの構成・記述に関する規定

説明

自動車用プラントモデルを運用する上で、モデル作成者とモデル使用者の間で共通の理解が

容易に得られることを目的に、MATLAB/Simulink/Stateflow を使ったプラントモデルの構成・

記述に関して策定されたガイドラインのこと。２００６年７月の初版でファイル名をプラントモデル

スタイルガイドラインとして公開された。Ver2.1 では、PLANT MODELING GUIDELINES USING MATLAB/Simulink と定めている。


備考英訳版も存在する


終変更 Ver.1.0

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146

ID 番号: 用語 JGNT7000：K-Line

参照 http://www.etas.com/ja

定義 ECU に対するシリアルインターフェースのひとつ

説明適合や診断に使用される。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE7200：LIN

参照 http://www.lin-subbus.org/

定義 LIN コンソーシアムにより策定された車載用通信ネットワーク

説明 Local Interconnect Network の略。CAN の高コストに対応するためその補完目的で策定された

規格で、主にドア・照明・温度制御など伝送速度を要求されないデータの転送に利用される。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNA7400：MAAB

参照 The MathWorks Automotive Advisory Board

定義 The MathWorks Automotive Advisory Board と同義

説明 The MathWorks Automotive Advisory Board の略

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

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147

ID 番号: 用語 JGNE7410：MATLAB

参照

定義アルゴリズム開発、データの可視化、数値計算を行うための高レベルなテクニカルコンピューテ

ィング言語

説明

アドオンの Toolbox（目的別の MATLAB 関数を集めたオプション製品）を使用することで、分

野やアプリケーションに特化した開発を行う。多くのオプション製品を使うために、必須となる。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNM7420：MBD

参照モデルベース開発

定義 Model Based Development の略語でモデルベース開発と同義

説明

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

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148

ID 番号: 用語 JGNE7430：MCDC （MC/DC)

参照 MathWorks Documentation

定義遷移全体の有効から無効への変更が発生する個々の条件によるソフトウェアのテスト網羅度

説明

ソフトウェアコードに対するテストの網羅状態を表すために使用する。MCDC(Modified Condition Decision Coverage)は、プログラム内の各入出力点が 1 度は呼び出され、プログラ

ム内の分岐の全状態が 1 度は可能な結果を得る。また、全状態が独立して条件結果に影響す

ることを示す。一つのコンディションごとに分岐への影響を、その他のコンディションの状態を固

定することで、独立して評価する。


備考


終変更 Ver.1.0

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149

ID 番号: 用語 JMET7440：MicroAutoBox

参照 http://www.dspace.jp/ww/ja/jap/home/products/hw/micautob.cfm?nv=n2

定義 dSPACE 社ハードウェアの製品名。RCP 工程にて車載環境で利用可能なプロトタイプコントロ

ーラで、Simulink モデルをすぐに実装してリアルタイムで実行可能。

説明

機能プロトタイピングをすばやく実行するための dSPACE 社製リアルタイムシステム。手作業

による介入なしで、本物の ECU と同じように動作する。主な用途は、パワートレイン、車体制

御、駆動制御、X-by-Wire アプリケーションなど。また、その他航空宇宙、医療、ロボット産業な

ど様々な分野で活用されている。高性能で豊富な入出力インターフェースを備えていること、超

小型であること、筐体が堅牢であることが特長である。すべての主要な自動車バスシステム

（CAN、LIN、K/L-Line、FlexRay）用インターフェースを提供している。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDT7450：MILS

参照 Model In the Loop Simulation

定義 Model In the Loop Simulation の略語

説明

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

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150

ID 番号: 用語 JGNA7460：MISRA

参照 http://www.ldra.com/jp/misracpp.asp

定義車載電子システム開発などの基準となるスタンダードの公開・促進を進める自動車メーカ、部

品サプライヤ、技術系コンサルタントによる共同研究団体

説明 The Motor Industry Software Reliability Association の略。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNA7470：MISRA-C

参照「組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会」(SESSAME: Society of Embedded Software Skill Acquisition for Managers and Engineers)ホームページ

定義組込ソフトウェア向けの C プログラミングガイドライ。

説明自動車向けに MISRA により作成されたガイドライン。その有益性から日本、欧州、北米の自

動車業界、航空・宇宙、医療その他多くの分野でも採用された。

プロセスソフトウェア詳細設計～ソフトウェアコード作成とテスト

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNT7480：M-Lint

参照 MATLAB オンラインマニュアル

定義コードの問題を調べ、パフォーマンスや整備性を大にする為の修正方法を提言するコードア

ナライザ

説明 MATLAB の M-ファイルエディタ上で動作する機能のひとつである。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNM7490：Model Based Development

参照モデルベース開発

定義モデルベース開発と同義

説明

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

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151

ID 番号: 用語 JCDT7500：Model In the Loop Simulation

参照

定義制御対象モデルとコントローラモデルを組み合わせて、シミュレーションを実施して要求機能の

設計を行う手法

説明

Model-In-the-Loop-Simulation の略語。開発ターゲットとなる機能をモデル化して、その動作

の妥当性を確認するため、検証済みのモデルとループする。

プロセスシステム要求分析～ソフトウェア詳細設計

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JMMM7510：Models and Data Management

参照

定義モデルとデータの管理

説明


備考


終変更 Ver.1.0

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152

ID 番号: 用語 JGNT7520：M ファイル

参照

定義拡張子に”.m”をもち、MATLAB で実行可能なファイル

説明シェル上にコマンドを何度も打つ必要がなく、使い慣れたテキストエディタで編集できることが利

点。エディタで作ったファイル名に拡張子”.m”をつけて保存。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDT7600：National Instruments

参照

定義アメリカの LabVIEW 等のテスト開発ソフトウェア、モジュール式計測・制御ハードウェア等を提

供している会社

説明 1976 年創業で、本社はテキサス州オースティン。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE7800：ODX

参照 http://www.vector-japan.co.jp/vj_odx_jp.html

定義診断関係の ECU データ記述に使用される XML ベースの ASAM 標準規格

説明 Open Diagnostic eXchange の略語。形式は、XML ベースの ASAM 標準規格で、診断に関

係する ECU データの記述に使用される。 ODX は、ASAM と ISO によって現在共同策定中。


備考策定中のため現段階では適応外とする。


終変更 Ver.1.0

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153

ID 番号: 用語 JGNE7810：OEM

参照

定義自動車メーカ

説明本来の意味は他社ブランドの製品を製造する企業または製造そのものをさすが、サプライヤと

対比させて自動車メーカを表現する場合に使用される。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNT7820：OIL

参照

定義 OSEK-OS のアプリケーションの設定記述を行うための専用言語

説明

OSEK Implementation Language の略で、アプリケーションの設定（コンフィギュレーション）記

述を行うための専用言語である。OIL で記述したアプリケーション設定ファイルをシステムジェ

ネレータ(SG)に通すと、例えば C 言語のソースファイルを出力する。OSEK は C 言語で記述

することを必須としていないため、他の言語のソースファイルを出力する SG があってもよい。

この方式は、μITRON 仕様における静的 API およびコンフィギュレータによるものと同等であ

る。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNA7830：OSC

参照独立行政法人情報処理推進機構（http://www.ipa.go.jp/software/open/ossc/center.html）

定義独立行政法人情報処理推進機構（IPA）の組織の 1 つであるオープンソフトウェア・センターの

略

説明 2006 年 1 月に発足。情報提供、開発支援、調査研究、実証実験等、様々な方向からオープン

ソースソフトウェア（OSS）の普及促進を行うことを目的としている。


備考


終変更 Ver.1.0

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154

ID 番号: 用語 JGNA7840：OSEK

参照

定義車載制御 ECU で用いるプログラムの業界標準作成を目標として設立されたプロジェクト

説明 Offene Systeme und deren Schnittstellen fur die Elektronik im Kraftfahrzeug （ドイツ語）の略。

独ＯＥＭ／サプライヤが中心に 1993 年に設立。現在はＶＤＸと合流してＯＳＥＫ／ＶＤＸとして活

動中。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDM8000：PID 制御

参照

定義フィードバック制御の一種であり、入力値の制御を出力値と目標値との偏差、その積分、および

微分の 3 つの要素によって行う方法

説明制御理論の一分野をなす古典制御論の枠組みで体系化されたもので長い歴史を持っている。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDT8010：PILS

参照 Processor In the Loop Simulation

定義 Processor In the Loop Simulation と同義

説明 Processor In the Loop Simulation の略称。

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

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155

ID 番号: 用語 JPMA8020：Plant Modeling Consortium

参照 http://www.pmconsortium.org/ http://www.cybernet.co.jp/maple/pmc/

定義制御システム開発における制御対象のモデリング環境を早期に実現することを目指す、オープ

ンな会議

説明

今日、自動車業界を中心に、組み込み制御システムの MBD 環境の構築が進んでいる。MBDでは、制御対象のモデル(Plant Model)をタイムリーに制御システム開発に供給する必要があ

るが、制御対象のモデル(Plant Model)を素早く開発する方法は確立しているとは言えず、かつ

共有できるシステマティック開発環境はまだ構築できていない。この Consortium では、機械

系、電気系、熱系、流体系、化学反応系を含む混合物理領域での物理・統計モデルの統合環

境の確立を目指している。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNT8030：Polyspace

参照静的テスト、静的解析

定義静的解析を行うツール

説明

コードの検証により、オーバーフロー、ゼロ割り、配列の領域外へのアクセスや、その他の実行

時エラーがソースコードに存在しないことを証明するツール。CPU の暴走やメモリ破壊等の原

因となる発見の困難な実行時エラーを自動的に静的解析し検出する。


備考


終変更 Ver.1.0

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156

ID 番号: 用語 JCDT8040：Processor In the Loop Simulation

参照ＪＭＡＡＢＭＢＤエンジニアスキル標準 Version 1.1

定義自動車制御系開発で対象とするシステム構成要素として、制御装置の演算マイコン上でロジッ

クを評価すること

説明モデルでは確認できない機能の評価を行うために、ソフトウェアのデバックをマイコン含めて行

い、実時間での挙動を確認する。モデルとして記述はされていない。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDE8050：PWM

参照

定義パルスのオンオフの比で負荷を制御する方法

説明 Pulse Width Modulation の略


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JPMT8060：Python

参照

定義プログラミング言語のひとつで、コンパイルを必要としないスクリプト言語に属する

説明文法が簡易で可読性に優れる一方、拡張モジュールが豊富に用意されており(C/C++で自作す

ることも可能)、テキスト処理に限らず多様なアプリケーションの開発に利用できる。


備考フリーソフトであり、ユーザ会から入手可能


終変更 Ver.1.0

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157

ID 番号: 用語 JGNE8200：ＱＡスペシャリスト

参照 ETSS-JMAAB：JMAAB HP（http://jmaab.MathWorks.jp/） ETSS：IPA SEC HP（http://sec.ipa.go.jp/ETSS/index.html#skill）

定義品質保証スペシャリスト。プロジェクトの全工程において品質の確保・維持・向上の推進を担当

する専門技術者

説明

プロダクトの品質向上のために、品質とリスクに対する戦略の立案、品質要求の明確化、測定

評価と改善を行い、以下のようなソフトウェア品質の向上と品質欠陥のリスクに対する戦略立

案の実施、成果物の品質要求の明確化、測定、評価、改善を担う。

・自動車制御システムにおけるモデル／ソフトウェア開発工程に対する品質の管理と

保証を行う。（内部品質に関する保証）・自動車制御システムに関する、品質管理と保証を実現するために、各作業フェーズ

での、品質要求の明確化、測定、評価、改善、プロセス評価・改善に関する計画の立

案と実施を行う

管理対象のプロダクトに対する技術要素スキルと、ＭＢＤによる開発プロセスとテスト手法の知

識・設計ドキュメントの読み取りスキル・アウトプットのレビューを実施するスキルなどの開発技

術スキルなどを必要とする。

図職種と開発プロセスの関連図（ＱＡスペシャリスト）


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE8400：RAM

参照

定義随時書き換え可能なメモリ。一般に、電源を切ると内容が消える。

説明 Randam Access Memory の略。


備考


終変更 Ver.1.0

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158

ID 番号: 用語 JCDT8410：Rapid Prototype Controller



説明

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JVVT8420：Reactis

参照

定義組込用制御ソフトウェアテスト、検証及び妥当性の確認（V&V)自動化ツール

説明

Reactis は、Simulink と Stateflow で設計された組込み制御用ソフトウェアの設計検証と妥当

性確認を効率化する。Reactis を使用することにより、Simulink/Stateflow で作成したディジタ

ルコントローラのテスト及びデバッグを効率的に行う事ができ、モデルからテストデータを自動

生成し、その後のユニットテストやシステムテスト時に利用可能。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JVVT8430：Reactive Systems

参照

定義ソフトウェアの検証ツール等を扱う会社

説明代表的なソフトウェアに Reactis がある。


備考


終変更 Ver.1.0

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159

ID 番号: 用語 JGNT8440：Report Generator

参照

定義 MATLAB, Simulink, Stateflow で作成したモデルやデータから、レポートを HTML, RTF, XML, SGML など、多彩な出力形式で作成する MATLAB/Simulink のオプション製品

説明

MATLAB Report Generator と Simulink Report Generator の二製品がある。

プロセス制御システム設計～システム適格性確認テスト

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDP8450：Requirement analysis

参照要求分析

定義要求分析と同義

説明

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

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160

ID 番号: 用語 JGNE8460：RISC

参照

定義回路を単純化、命令を少数、単純化して演算速度の向上を図った縮小命令セットコンピュータ

説明

Reduced Instruction Set Computer の略。コンピュータの命令セットアーキテクチャ設計手法

のひとつで以下の特徴がある。

・固定長命令

・演算はレジスタ間でのみ実行する

・ワイヤードロジックで構成するなど

個々の命令を簡略化することによりパイプライン処理(並行して複数の命令を処理する方式)の効率を高め、処理性能の向上をはかっている。ワークステーション用の CPU にはこの型のプ

ロセッサが多い。Sun Microsystems 社の SPARC や DEC 社(現在は HP 社の一部門)のAlpha、IBM 社と Motorola 社の PowerPC などが有名。別なアーキテクチャに CISC がある。


備考一般的に”リスク”と呼ぶ


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE8470：ROM

参照

定義原則書き換え不可能なメモリ：電源が切れても内容が保持される

説明 Read Only Memory の略。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDT8480：RPC



説明

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

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161

ID 番号: 用語 JCDT8490：RTE

参照 http://www.kumikomi.net/archives/2009/01/0021auto02.php

定義 AUTOSAR のランタイム環境のこと

説明

RunTime Environment の略。センサやアクチュエータのアプリケーションは同じ AUTOSAR ラ

ンタイム環境（RTE）上に、AUTOSAR インターフェースを介して基本ソフトウェアと接続されま

す．この際に、そのソフトウェアがどの ECU で使われるかを意識することなく記述できるのが

AUTOSAR の利点である。

プロセス適用外ソフトウェア詳細設計

備考


終変更 Ver.1.0

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162

ID 番号: 用語 JGNT8500：RTW

参照

定義 Simulink および Embedded MATLAB コードで開発及びテストをしたアルゴリズムから、スタン

ドアロンの C コードを生成し実行するツール。MATLAB/Simulink のオプション製品。

説明

Real-Time Workshop の略。主に HILS やラピッドプロトタイプ向けに用いられる。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNT8510：RTW-EC

参照

定義 Simulink および Stateflow モデルから、組み込み向け C コードを生成するツール。 MATLAB/Simulink のオプション製品。

説明

Real-Time Workshop Embedded Coder の略。生成された C コードは専門的な手書きコード

の明瞭さと効率を持ち、非常にコンパクトで高速で、組込みシステム、ターゲット上のラピッドプ

ロトタイピングボード、量産で使用されるマイクロプロセッサなどでは必要不可欠。RTW-EC の

コード生成機能は、ほとんどすべての 8-bit、16-bit、および 32-bit のマイクロプロセッサに対

応。


備考


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163

ID 番号: 用語 JGNT8600：S-Function

参照

定義コンピュータ言語で記述したものを Simulink ブロックとして実現する機能

説明定型的なフォーマットにしたがって、MATLAB、C、C++、Ada、または Fortran で記述すること

ができる。また、ユーザ独自のブロックを Simulink モデルに追加することも可能。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNT8610：SGML

参照

定義文書の理論構造、意味構造を記述する言語

説明 Standard Generalized Mark-up Language の略。タイトル、引用部分、著者など文書の中で

特別な意味を持つ部分にマーク付けをすることができる。

プロセス適応外

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNA8620：SICE


定義社団法人計測自動制御学会

説明 SICE : the Society of Instrument and Control Engineers の略。計測と制御を中心に、システ

ム情報やシステムインテグレーションなどに関する基礎理論・設計理論と応用を検討する学会

である。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDT8630：SILS

参照 Software In the Loop Simulation

定義 Software In the Loop Simulation と同義

説明 Software In the Loop Simulation の略。

プロセス

備考


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164

ID 番号: 用語 JGNT8640：SimMechanics

参照

定義 Simulink の環境内で、3 次元メカニカルシステムのモデリングを行うツール。 MATLAB/Simulink のオプション製品

説明

MATLAB/Simulink プロダクトファミリのプラントモデリングツールの一つ。機械要素部品の

GUI を組み立てて機械系システムのモデルを作成。3 次元アニメーションの自動生成によりシ

ステムダイナミクスを可視化することも可能。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNT8650：Simulink

参照

定義システム開発において、コントローラや制御対象モデルをブロック線図で記述するツール

説明

対話型グラフィカル環境およびカスタマイズ可能なブロックライブラリ群により、通信、制御、動

画像処理、静止画像処理を含め、時間依存システムの設計やシミュレーション、実装、テストが

できる。


備考


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165

ID 番号: 用語 JGNT8660：SLCP-JCF98

参照

定義ソフトウェアライフサイクルにおける各プロセスを分類するためのガイドライン。システム開発に

おいて、発注側と受注側で役割や責任範囲の認識に差異が生じないよう用語や作業内容が標

準化されている。

説明

Software Life Cycle Process-Japan Common Frame の略。 SLCP-JCF98 とは、1992 年に

当時の情報処理振興事業協会(現在の IPA：情報処理推進機構)を中心に策定された、ソフト

ウェアライフサイクルにおける各プロセスを分類するガイドライン。このうち、1998 年に策定さ

れたものを「共通フレーム 98」(ソフトウェアを中心としたシステム開発および取引のための共通

フレーム 1998 年版)という。共通フレームは、1994 年にまず ISO/IEC JTC1/SC7 委員会で審

議中だったソフトウェア・ライフサイクル・プロセスの委員会原案(後の ISO/IEC 12207)をベー

スとした「ソフトウェアを中心としたシステムの取引に関する共通フレーム」(共通フレーム 94)が策定された。翌 1995 年に ISO/IEC 12207 が正式発行されると、それを日本語化した JIS X 0160 が発行され、これを受けて改訂された共通フレームが SLCP-JCF98 である。共通フレ

ームはソフトウェアのシステム開発において、発注側(顧客)と受注側(ベンダ)の間で相互の役

割や、責任範囲の認識に差異が生じないよう双方で共通して利用できるように用語や作業内

容を標準化するためのガイドラインである。実際の作業手順を具体的に定めたものではなく、

顧客側とベンダ側でそれぞれ持っている独自の開発方法、プロセスを共通フレームに対応さ

せ、お互いの役割を把握し、共通認識として相互理解するものであり、工程把握や、費用見積

もり、品質管理などの相互の認識のずれによるトラブルの発生防止や共同作業による作業効

率アップを図ることができる。現在は超上流プロセスの可視化と信頼性ガイドライン要素を重視

した「共通フレーム 2007」の改訂作業が進行している。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDT8670：Software In the Loop Simulation

参照ＪＭＡＡＢＭＢＤエンジニアスキル標準 Version 1.1

定義制御装置のアプリケーション全体もしくは一部をソフトウェアで記述し、仮想環境で評価すること

説明

車両コントローラをモデルではなく、C 言語などのソフトウェアで実行するシミュレーションを指

す。具体的には、コントローラと制御対象モデルをソフト上で接続し、閉ループを構成する。一

般には、このソフトウェアは、MATLAB/Simulink の S-Function に組み込んで動作させる場合

が多いが、広義には、ソフトウェア実行環境をこれに限定しているわけではなく、PC ネイティブ

コードにコンパイルして、MATLAB/Simulink 上の車両モデルに接続する場合もある。

プロセスシステム設計～ソフトウェア適格性確認テスト

備考


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166

ID 番号: 用語 JCDE8680：State

参照状態

定義状態と同義

説明

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDE8690：Stateflow

参照

定義状態遷移図とフローチャートを開発するための設計環境を提供するツール。 MATLAB/Simulink のオプション製品。

説明

MATLAB および Simulink と緊密に統合する。Stateflow Coder を使用し、Stateflow チャート

から C コードを自動生成することができる。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDM8700：State-machine

参照 http://www.cqpub.co.jp/term/statemachine.htm

定義あらかじめ決められた複数の状態を、決められた条件にしたがって、決められた順番で遷移し

ていく考え方、メカニズム

説明


備考


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167

ID 番号: 用語 JPMM8710：Stiff なモデル

参照 www.math.meiji.ac.jp/~mk/labo/text/ode.pdf

定義一つの方程式の中に時定数が大きな部分と、小さな部分があるもの。

説明

ある安定な微分方程式が解くべき全区間に比較して極めて小さい時定数をもつ、指数関数的

に減衰する解を一つの特解として持つ時、その方程式は stiff である(硬い方程式である) と呼

ばれる。一つの問題の中に時定数が大きな部分と、小さな部分がある時、その方程式は stiff である(硬い方程式である) と呼ばれる。硬い方程式は、計算のステップ数が大きく計算誤差の

集積により不安定になりやすいため数値的な安定性の高いソルバを用いる必要がある。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JCDT8720：Style Guideline

参照スタイルガイドライン

定義スタイルガイドラインと同義

説明

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNT8730：Subsystem

参照

定義 Simulink ブロックをグループ化する機能

説明モデルウィンドウに表示されるブロック数を減らしたり、機能的に関連するブロックを 1 つにまと

められる。


備考


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168

ID 番号: 用語 JPMT8740：SysML

参照

定義 OMG(Object Management Group)により公開されている、システムをモデリングするための

記述言語

説明

SysML : Systems Modeling Language の略。主にソフトウェア設計のために利用される統一

モデリング言語（UML）を、プロファイル機構を用いてシステム設計用に拡張したもの。SysMLを使用することで機能・性能やインターフェースに関する要求仕様を UML より効率的に記述す

ることが可能となる。

プロセス制御システム要求分析

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNT8750：SystemC

参照

定義電子回路の設計を目的としたハードウェア記述言語 (HDL) の一種

説明 C++言語のクラスライブラリとして提供されており、よりシステムレベルでの記述や動作シミュレ

ーションが可能なことが特徴としている。


備考


終変更 Ver.1.0

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169

ID 番号: 用語 JGNT8760：SystemDesk

参照 http://www.dspace.jp/ww/ja/jap/home/products/sw/system _architecture_software/systemdesk.cfm?nv=n2

定義 dSPACE 社ソフトウェアの製品名。 AUTOSAR 対応のアーキテクチャ設計・機能配置・統合を

おこなうソフトウェアツール。

説明

分散型の車載電気／電子（E/E）システムおよびサブシステムの開発をサポートするソフトウェ

アアーキテクチャツール。以下の機能を主に提供し、ソフトウェアの設計から PC 上でのシミュ

レーションまで AUTOSAR 対応に効率良く準拠できる開発環境を提供している。 ■ ファンクションネットワークとソフトウェアアーキテクチャの設計 ■ AUTOSAR 規格に準拠したモデリングシステム ■ ハードウェアトポロジーとネットワーク通信の定型化、ECU コードの統合 ■ AUTOSAR ランタイム環境（RTE）の生成 ■ 単一のソフトウェアコンポーネントと ECU ネットワークのシミュレーション ■ 開発プロセスのサポート（スクリプト機能、バージョン管理システムとの接続、要件管理シス

テム、再利用可能なオブジェクトを保存するライブラリなど）の提供


備考


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170

ID 番号: 用語 JGNT8800：TargetLink

参照 http://www.dspace.jp/ww/ja/jap/home/products/sw/pcgs/targetli.cfm

定義 Simulink モデルから量産 ECU 用の C コードを自動生成し、MILS、SILS、PILS などのシミュ

レーションやテストをおこなうためのソフトウェア。dSPACE 社ソフトウェアの製品名。

説明

TargetLink は、MATLAB/Simulink/Stateflow のグラフィカルな開発環境から、量産コード（Cコード）を生成するソフトウェアシステム。シンプルな ANSI C コードから、特定のプロセッサの

固定小数点演算または浮動小数点演算向けに適化されたコードまで、広範なコード生成オ

プションを提供している。このような柔軟なコード生成オプションによって、プロセッサの制約に

応じた量産コードの生成を可能にする。

プロセスシステム設計～ソフトウェア適格性確認テスト

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE8810：TESIS

参照

定義ドイツの自動車メーカおよび ECU サプライヤに高度なエンジニアリングサービスを提供する会

社

説明


備考


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171

ID 番号: 用語 JVVT8820：Test Harness Model

参照

定義モデルのテストを行うための外部接続モデル

説明その内部で、テスト対象モデルの入力テストベクタを定義・作成する。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JVVT8830：Test Scenario Generator

参照

定義モデルやプログラムのテストシナリオを自動的に、もしくは半自動的に生成するツール

説明テストシナリオをツールで生成することにより、テスト準備工数の低減、テストシナリオのメンテ

性＆再利用度の向上などが期待できる。

プロセス制御システム設計～ソフトウェアコード作成とテスト

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNA8840：The MathWorks Automotive Advisory Board

参照 http://www.MathWorks.com

定義世界の自動車分野における MATLAB ユーザ会。MAAB と略する。

説明 MATLAB/Simulink に不足していると考えられる機能をより早く実現するために、自動車業界に

おける、制御仕様開発プロセスのあるべき姿等について議論し、必要とされる機能を洗い出

し、プライオリティ付けを行う場として組織された。


備考


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172

ID 番号: 用語 JGNE8850：The MathWorks Inc （MathWorks Inc）

参照 http://www.MathWorks.com

定義 MATLAB/Simulink プロダクトファミリを開発・販売している、米・ボストンに本社を置く企業。

製品のユーザは全世界で 100 万人と言われる。

説明

2009 年 7 月 1 日に日本法人が設立され、それまでのサイバネットシステムから、

MATLAB/Simulink の販売・サポート、JMAAB 事務局が移管された。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNT8860：TLC

参照

定義モデルの記述をコードに変換する目的のためのみに設計された、インタプリタ型プログラミング

言語

説明 Target Language Compiler の略。RTW,RTW-EC で必要な機能である。TLC で記述されたプロ

グラムは、.tlc の拡張子である。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE8870：TPU

参照フリースケール社資料

定義タイミング関連の処理を行う装置

説明 Time Processor Unit の略。例えば、エンジン回転同期の処理を CPU から分散実行する。


備考


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173

ID 番号: 用語 JPMT8880：TruckSim

参照


が可能なトラック等の大型車両運動モデル。




認テスト

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNT9000：UML

参照

定義オブジェクト指向ソフトウェア開発における、プログラム設計図の統一表記法

説明

Unified Modeling Language の略。Rational Software 社の Grady Booch 氏、James Rumbaugh 氏、Ivar Jacobson 氏の 3 人によって開発された。従来、オブジェクト指向設計の

表記法は 50 以上の企規格が乱立していたが、1997 年 11 月に OMG によって UML が標準

として認められた。Microsoft 社や IBM 社、Oracle 社、Unisys 社などの大手企業が支持を表

明している。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JVVP9200：Validation

参照機能保証

定義機能保証と同義

説明

プロセス

備考


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174

ID 番号: 用語 JPMT9210：veDYNA

参照 TESIS

定義 TESIS 社が開発した、Simulink 上で構築され、動作する車両運動モデル。

説明 veDYNA は、適化された運動方程式を採用するリアルタイムで動作する車両ダイナミクスモ

デルを提供する。リアルタイムを含む全ての動作ポイントにおける安定性および精度の高いモ

デルリングを確保すべく基本設計がなされている。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JVVP9220：Verification

参照一致性確認

定義一致性確認と同義

説明

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JPMT9230：VHDL-AMS

参照 HDL

定義アナログ回路・デジタル回路、及び混在回路の機能や動作を表現できるハードウェア記述言語

説明 Very high speed integrated circuit Hardware Description Language Analog and Mixed Signal の

略。回路やシステムなどのハードウェアを記述するための技術言語(HDL)としてデジタル回路

向けに策定された VHDL をベースに、アナログ回路を含めるよう拡張したもの。


備考


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175

ID 番号: 用語 JGNP9240：V 字プロセス

参照 Weblio 辞書

定義システム・制御開発のプロセスを V 字型で現した表現法

説明

仕様検討段階から製品完成に至る一連の流れを V 字に例え、V 字の左側の各工程部分に対

して、右側で工程ごとにテストを対応させたプロセスの表現方法である。設計したものを検証

し、不具合があれば設計を見直してまた検証するといったことの繰り返しで開発を進めていく開

発プロセスを表す。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNP9250：V フロー

参照 V 字プロセス

定義 V 字プロセスと同義

説明

プロセス

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE9400：web サービス

参照

定義 HTTP などのインターネット関連技術を応用して、SOAP と呼ばれる XML 形式のプロトコルを

用いメッセージの送受信を行う技術、またはそれを適用したサービス

説明

Web サービス（ウェブサービス）とは、HTTP などのインターネット関連技術を応用して、SOAPと呼ばれる XML 形式のプロトコルを用いメッセージの送受信を行う技術、またはそれを適用し

たサービス。W3C においては、Web サービスとは、さまざまなプラットフォーム上で動作する異

なるソフトウェア同士が相互運用するための標準的な手段を提供するものと説明されている。

分散コンピューティングの一翼を担う新技術として登場し、2001 年ごろには大きな期待感ととも

に業界メディアにも多数取り上げられその認知度は上がった。しかし市場ではその必要性が低

かったためかいまいち大きな普及へとは至っていない。関連技術の標準化の難航も普及の妨

げになっているといわれている。実際に実用しているシステムもあるが、現状では実験的な使

用に留まっているシステムが多い。しかし近、サービス指向アーキテクチャ (SOA) が脚光を

浴びていることから、その基盤技術となる Web サービスへの注目も再び高まっている。


備考


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176

ID: 用語 JVVM9450：White Box Test

参照 http://www.sessame.jp/knowledge/terms_main_files/terms-ha.html

定義ソフトウェア（プログラム）の構造に着目して仕様通りにソフトウェア（プログラム）が動作すること

を確認するテスト

説明

ソフトウェアやコードの構造に着目しながら、その中に含まれる各種命令操作、条件分岐、判定

条件、データの値を実行段階で検査する。実装そのものの情報(ソースコードや詳細設計仕様)を用いて、具体的な内部構造がガラス張り

の状態でテスト設計と実施を行うため、ブラックボックステストの対語としてホワイトボックステス

トと呼ばれる。本テストはあくまで設計者の意図通りに実装出来ているかどうかの検証であって

要求通りに動作しているかどうかの検証ではない。そのためブラックボックステストと併用する

ことが重要である。これは、ホワイトボックステストにより実行カバレッジの網羅率を高めたとし

ても、テスト実施により動作したプログラムの経路において、実行エラーが発生しないことは証

明できても、例外処理やエラー処理の充分性までを証明できないことからも明らかである。

プロセスソフトウェアコード作成とテスト～ソフトウェア適格性確認テスト

備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNE9600：XMI

参照

定義 XML を使ってメタデータ情報を交換する標準規格

説明

eXtensible Markup Language metadata Interchange の略。OMG が策定した。Meta-Object Facility (MOF)で表現できるメタモデルに従うメタデータを扱うことができる。XMI の典型的な利

用法として、UML モデルの交換形式としての利用があるが、他の言語のモデル（メタモデル）

のシリアライズにも使うことができる。


備考


終変更 Ver.1.0

ID 番号: 用語 JGNT9610：XML

参照

定義文書やデータの意味や構造を記述するためのマークアップ言語のひとつ

説明

eXtensible Markup Language の略。コンピュータ同士のデータ通信や、Web ブラウザで閲覧

することを想定している。もともと、同じく独自のタグを指定可能な「SGML」のサブセットとして

考案され、任意のデータを HTML と同様の感覚で送受信できることを目標に作成されたもので

ある。XML はその性質上、他のマークアップ言語の骨組みとして使用されることが多い。


備考


終変更 Ver.1.0

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177

ID 番号: 用語 JGNT9620：xPC Target

参照

定義 Simulink や Stateflow モデルを実機と連結し、低コストの PC 互換ハードウェア上でリアルタイ

ムにモデルを実行することができるラピッドプロトタイピング環境。 MATLAB/Simulink のオプシ

ョン製品。

説明

xPC Target により、ホスト PC 上でモデルを設計し、Real-Time Workshop や Stateflow Coder でコードを生成し xPC Target リアルタイムカーネルを実装したターゲット PC へコードを

ダウンロードすることが可能。


備考


終変更 Ver.1.0

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178

4. 謝辞本用語集は、正確なコミュニケーションを可能にすることを目的とし、JMAAB 教本ワーキングにて作成したも

のである。しかしながら、この作成に当たっては、膨大な時間と、気の遠くなるような労力を要した。献身的なご

協力頂いたメンバーの皆様、並びにご理解を頂きました各企業様には、ここにあらためて御礼を申し上げたいと

存じます。誠にありがとうございました。

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