4
施工図 シーリング材によるカーテンウォール工法の場合 シーリング材によるカーテンウォール工法の場合 GW/4 GW/2 GW/4 GW GH セッティングブロック サッシ 水抜き孔φ5mm セッティングブロック 水抜き孔φ5mm バックアップ材 シーリング材 a a c b 板ガラスの標準施工 複層ガラスの標準施工法 合わせガラス・防犯ガラスの標準施工法 複層ガラスの性能を十分に確保するため、断熱性と気密性のすぐれた サッシ(JISA4706サッシ)をご使用ください。 可動サッシをはめ込む場合、開閉による衝撃、ねじれなどの影響を複 層ガラスに与えないようにご注意ください。 シーリング材は、JISA5758に規定される良質のシリコーン系シー リング材(無酢酸タイプ)を推奨します。ポリイソブチレン系シーリン グ材やテレケリック系シーリング材を使用されますと、一次封着材に 不具合が生じる可能性があります。 バックアップ材は、発泡ポリエチレンなどをご使用ください。 セッティングブロックは下辺に2個使用してください。EPDM耐シリ コーンタイプ(EPDM-S 硬度90°)を推奨します。 各種クリアランス・かかりしろは、日本建築学会 建築工事標準仕様 書・同解説JASS-17(ガラス工事)の数値を参照してください。 参照 P.98「板ガラスの納まり寸法標準」 ガラス辺の全部または一部でもサッシにのみ込まれていない構法は、 封着部の耐久性を低下させる原因となりますので避けてください。 シーリング材は、JISA5758に規定される良質のシリコーン系シー リング材(無酢酸タイプ)を推奨します。 バックアップ材は、発泡ポリエチレンなどをご使用ください。 セッティングブロックは下辺に2個使用してください。EPDM耐シリ コーンタイプ(EPDM-S 硬度90°)を推奨します。 各種クリアランス・かかりしろは、日本建築学会 建築工事標準仕様 書・同解説JASS-17(ガラス工事)の数値を参照してください。 防犯ガラスのかかりしろは10ミリ以上としてください。 参照 P.98「板ガラスの納まり寸法標準」 記号説明  GH:ガラスの高さ GW:ガラスの幅 a:面クリアランス b:エッジクリアランス c:かかりしろ 記号説明  GH:ガラスの高さ GW:ガラスの幅  a:面クリアランス b:エッジクリアランス c:かかりしろ 施工図 GW/4 GW/2 GW/4 GW GH セッティングブロック サッシ 水抜き孔φ5mm セッティングブロック 水抜き孔φ5mm バックアップ材 シーリング材 a a c b

板ガラスの標準施工89 高性能熱線反射ガラスの標準施工法 ①シーリング材は 、JIS A 5758に規定される良質のシリコーン系シー リング材(無酢酸タイプ)を推奨します。②

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Page 1: 板ガラスの標準施工89 高性能熱線反射ガラスの標準施工法 ①シーリング材は 、JIS A 5758に規定される良質のシリコーン系シー リング材(無酢酸タイプ)を推奨します。②

施工図

シーリング材によるカーテンウォール工法の場合シーリング材によるカーテンウォール工法の場合

GW/4 GW/2 GW/4GW

GH

セッティングブロック

サッシ水抜き孔φ5mm

セッティングブロック水抜き孔φ5mm

バックアップ材シーリング材

a a

cb

88

板ガラスの標準施工複層ガラスの標準施工法 合わせガラス・防犯ガラスの標準施工法①�複層ガラスの性能を十分に確保するため、断熱性と気密性のすぐれたサッシ(JIS�A�4706サッシ)をご使用ください。②�可動サッシをはめ込む場合、開閉による衝撃、ねじれなどの影響を複層ガラスに与えないようにご注意ください。③�シーリング材は、JIS�A�5758に規定される良質のシリコーン系シーリング材(無酢酸タイプ)を推奨します。ポリイソブチレン系シーリング材やテレケリック系シーリング材を使用されますと、一次封着材に不具合が生じる可能性があります。④�バックアップ材は、発泡ポリエチレンなどをご使用ください。⑤�セッティングブロックは下辺に2個使用してください。EPDM耐シリコーンタイプ(EPDM-S 硬度90°)を推奨します。⑥�各種クリアランス・かかりしろは、日本建築学会�建築工事標準仕様書・同解説�JASS-17(ガラス工事)の数値を参照してください。参 照 P.98「板ガラスの納まり寸法標準」

⑦�ガラス辺の全部または一部でもサッシにのみ込まれていない構法は、封着部の耐久性を低下させる原因となりますので避けてください。

①�シーリング材は、JIS�A�5758に規定される良質のシリコーン系シーリング材(無酢酸タイプ)を推奨します。②��バックアップ材は、発泡ポリエチレンなどをご使用ください。③�セッティングブロックは下辺に2個使用してください。EPDM耐シリコーンタイプ(EPDM-S 硬度90°)を推奨します。④�各種クリアランス・かかりしろは、日本建築学会�建築工事標準仕様書・同解説�JASS-17(ガラス工事)の数値を参照してください。防犯ガラスのかかりしろは10ミリ以上としてください。参 照 P.98「板ガラスの納まり寸法標準」

記号説明 �GH:ガラスの高さ GW:ガラスの幅�a:面クリアランス b:エッジクリアランス c:かかりしろ

記号説明 �GH:ガラスの高さ GW:ガラスの幅 �a:面クリアランス b:エッジクリアランス c:かかりしろ

施工図

GW/4 GW/2 GW/4GW

GH

セッティングブロック

サッシ水抜き孔φ5mm

セッティングブロック水抜き孔φ5mm

バックアップ材シーリング材

a a

cb板

ガラスの標準施工

板ガラスの設計・施工

Page 2: 板ガラスの標準施工89 高性能熱線反射ガラスの標準施工法 ①シーリング材は 、JIS A 5758に規定される良質のシリコーン系シー リング材(無酢酸タイプ)を推奨します。②

89

高性能熱線反射ガラスの標準施工法①�シーリング材は、JIS�A�5758に規定される良質のシリコーン系シーリング材(無酢酸タイプ)を推奨します。②��バックアップ材は、発泡ポリエチレンなどをご使用ください。③�セッティングブロックは下辺に2個使用してください。EPDM耐シリコーンタイプ(EPDM-S 硬度90°)を推奨します。④�各種クリアランス・かかりしろは、日本建築学会�建築工事標準仕様書・同解説�JASS-17(ガラス工事)の数値を参照してください。参 照 P.98「板ガラスの納まり寸法標準」

⑤�反射映像が問題となる場合にはP.93の「熱線反射ガラスの映像調整施工」をご参照ください。

強化ガラス・倍強度ガラスの標準施工法①�シーリング材は、JIS�A�5758に規定される良質のシリコーン系シーリング材を推奨します。②�バックアップ材は、発泡ポリエチレンなどをご使用ください。③�セッティングブロックは下辺に2個使用してください。EPDM耐シリコーンタイプ(EPDM-S 硬度90°)を推奨します。④�各種クリアランス・かかりしろは、日本建築学会�建築工事標準仕様書・同解説�JASS-17(ガラス工事)の数値を参照してください。参 照 P.98「板ガラスの納まり寸法標準」

施工図

シーリング材によるカーテンウォール工法の場合

GW/4 GW/2 GW/4GW

GH

セッティングブロック

サッシ水抜き孔φ5mm

セッティングブロック水抜き孔φ5mm

バックアップ材シーリング材

a a

cb

記号説明 �GH:ガラスの高さ GW:ガラスの幅 �a:面クリアランス b:エッジクリアランス c:かかりしろ

記号説明 �GH:ガラスの高さ GW:ガラスの幅 �a:面クリアランス b:エッジクリアランス c:かかりしろ

施工図

シーリング材によるカーテンウォール工法の場合

GW/4 GW/2 GW/4GW

GH

セッティングブロック

サッシ水抜き孔φ5mm

セッティングブロック水抜き孔φ5mm

バックアップ材シーリング材

a a

cb

板ガラスの標準施工

板ガラスの設計・施工

Page 3: 板ガラスの標準施工89 高性能熱線反射ガラスの標準施工法 ①シーリング材は 、JIS A 5758に規定される良質のシリコーン系シー リング材(無酢酸タイプ)を推奨します。②

90

板ガラスの標準施工網入、線入板ガラスの標準施工法①�シーリング材は、JIS�A�5758に規定される良質のシリコーン系シーリング材(無酢酸タイプ)を推奨します。網入板ガラスを防火戸にご使用になる場合は、(社)カーテンウォール・防火開口部協会の認定を取得したシーリング材をご使用ください。②�サッシ溝幅は広く、また雨水や結露水などが浸入しても速やかに排水できる水抜き孔(φ5mm以上)を3ヶ所設けてください。③網入、線入ガラスの切断は、丁寧に行ってください。④�バックアップ材は、発泡ポリエチレンなどをご使用ください。⑤�セッティングブロックは下辺に2個使用してください。EPDM耐シリコーンタイプ(EPDM-S 硬度90°)を推奨します。⑥�各種クリアランス・かかりしろは、日本建築学会�建築工事標準仕様書・同解説�JASS-17(ガラス工事)の数値を参照してください。参 照 P.98「板ガラスの納まり寸法標準」

⑦�グレイジングチャンネル、ビードによる施工は、水密性能上好ましくありません。やむを得ず採用される場合は必ず水抜き孔を設け、ガラスは確かな防錆処理をお願いします。また、耐久性のすぐれたものをご使用ください。⑧�シーリング材による施工の場合でも、万一水密性が損なわれた場合を考え、端部は防錆処理を行うことをおすすめします。⑨�ジッパーガスケット(構造ガスケット)による施工は、ガラスとガスケットの間に浸入した水分により、錆割れを誘発するため、網入、線入板ガラスの施工には適しません。

熱線吸収板ガラスの標準施工法①�シーリング材は、JIS�A�5758に規定される良質のシリコーン系シーリング材(無酢酸タイプ)を推奨します。②�グレイジングチャンネル、ビードなどは、耐久性のすぐれたものをご使用ください。③�バックアップ材は、発泡ポリエチレンなどをご使用ください。④�セッティングブロックは下辺に2個使用してください。EPDM耐シリコーンタイプ(EPDM-S 硬度90°)を推奨します。⑤�各種クリアランス・かかりしろは、日本建築学会�建築工事標準仕様書・同解説�JASS-17(ガラス工事)の数値を参照してください。参 照 P.98「板ガラスの納まり寸法標準」

施工図

記号説明 �GH:ガラスの高さ GW:ガラスの幅 �a:面クリアランス b:エッジクリアランス c:かかりしろ

施工図

記号説明 �GH:ガラスの高さ GW:ガラスの幅 �a:面クリアランス b:エッジクリアランス c:かかりしろ

GW/4 GW/2 GW/4GW

GH

セッティングブロック

サッシ水抜き孔φ5mm

シーリング材によるカーテンウォール工法の場合

グレイジングチャンネル使用の一般サッシの場合

グレイジングチャンネル

a a

cb

水抜き孔φ5mmセッティングブロック

水抜き孔φ5mm

バックアップ材シーリング材

a a

cb

防錆処理

GH/4

GW

GH

防錆処理範囲

GW/4 GW/2 GW/4GW

GH

セッティングブロック

サッシ水抜き孔φ5mm

シーリング材による工法の場合

セッティングブロック水抜き孔φ5mm

バックアップ材シーリング材

a a

cb

グレイジングビード使用の場合

グレイジングビード

防錆塗料またはブチルテープ

セッティングブロック水抜き孔φ5mm

a a

cb

※トップライトなど水平状態で使用される場合は全周に防錆処理を行ってください。

板ガラスの標準施工

板ガラスの設計・施工

Page 4: 板ガラスの標準施工89 高性能熱線反射ガラスの標準施工法 ①シーリング材は 、JIS A 5758に規定される良質のシリコーン系シー リング材(無酢酸タイプ)を推奨します。②

91

フロート板ガラス、型板ガラス、高透過ガラスの標準施工法①�シーリング材は、JIS�A�5758に規定される良質のシリコーン系シーリング材(無酢酸タイプ)を推奨します。②�グレイジングチャンネル、ビートなどは、耐久性のすぐれたものをご使用ください。③�バックアップ材は、発泡ポリエチレンなどをご使用ください。④�セッティングブロックは下辺に2個使用してください。EPDM耐シリコーンタイプ(EPDM-S 硬度90°)を推奨します。⑤�各種クリアランス・かかりしろは、日本建築学会�建築工事標準仕様書・同解説�JASS-17(ガラス工事)の数値を参照してください。参 照 P.98「板ガラスの納まり寸法標準」

施工図

記号説明 �GH:ガラスの高さ GW:ガラスの幅 �a:面クリアランス b:エッジクリアランス c:かかりしろ

GW/4 GW/2 GW/4GW

GH

セッティングブロック

サッシ水抜き孔φ5mm

グレイジングチャンネル使用の一般サッシの場合

グレイジングチャンネル

a a

cb

水抜き孔φ5mm

シーリング材によるカーテンウォール工法の場合

セッティングブロック水抜き孔φ5mm

バックアップ材シーリング材

a a

cb

板ガラスの標準施工

板ガラスの設計・施工