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国立大学法人 千葉大学 National University Corporation Chiba University 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキルズ・センター 平成 29 年度(2017 年度)年次報告書 2018年3月 千葉大学大学院医学研究院 第8号 Chiba Medicine

千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

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国立大学法人 千葉大学 National University

Corporation

Chiba University

千葉大学大学院医学研究院附属

クリニカル・スキルズ・センター

平成 29 年度(2017 年度)年次報告書

2018年 3 月

千葉大学大学院医学研究院

第 8号

Chiba Medicine

Page 2: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

1

巻頭言

千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

朝比奈真由美

千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター(CCSC)のクリニカルパフォ

ーマンス・ラボ(CPL)ではどのような活動をしているのかご存知でしょうか?

CPL では模擬患者(SP)が参加する様々なトレーニングや試験を行っています。模擬患者は 1964

年に米国の神経内科医 Barrows 医師が、教育したい神経疾患の症状を示せる患者が常時いるわけ

ではないので、演技のできる模擬患者で練習できればいいのではないかと発想したところから始

まりました。1970年 SPは全米に広がり、日本にも 1988年に紹介されました。

千葉大学では 1999 年に前任者の田川講師(現:鹿児島大学教授)が SP 千葉(模擬患者会)を

結成し、医学部学生に医療面接の授業を開始しました。田川講師による SPトレーニングが実施さ

れ、さらにイリノイ大学シカゴ校医学部(UIC)から SP トレーニングの第一人者であるユドコフ

スキー教授、SPトレーナーのカイザー氏を招請し、SPに対するトレーニングおよび教員に対し SP

養成トレーニングを行いました。また 2008 年、2009 年田邊教授がイリノイ大学シカゴ校のクリ

ニカル・パフォーマンス・センターを視察し、現在の CPLの設計・運営の参考としました。

2005 年は OSCE の正式実施が開始された年ですが、SP 参加の授業として「初診外来」(2 回)、

「インフォームドコンセント」、「悪い知らせ」が行われていました。

2010年、SP会と SP参加の授業を私が引き継いで運営することになりました。10月に SP4名と

教員 3名で UICを訪問、クリニカル・パフォーマンス・センターで SPトレーニングおよびシナリ

オ開発、SP 養成トレーニングなどのプログラムを受講しました。2011年 3月、現在の CCSCの CPL

が開所し、それまではボランティア団体の扱いであったものから、「千葉大学の」SP会として認知

され、SP千葉は千葉大学 SP 会と改称しました。以降、SP会では 2~4回/月の SPトレーニング・

セッションを継続し、SP能力の向上を図っています。

現在までに、CPLでは SPが参加して、医学部の学生に対する医療面接演習、OSCE、Post CCOSCE、

看護学生に在宅医療演習、医・薬・看護学部学生が共に学ぶ専門職連携教育(IPE)、工学部学生

にコミュニケーション演習、臨床研修医に入院患者面接、難しいコミュニケーション演習、がん

ピアサポーターに面接演習など活発な活動を行ってきました。さらに医学部では、英語医療面接

トレーニングのために英語模擬患者の養成も始まっています。

この 20年の SP会の歴史を振り返ってみると、熱心な SP会のメンバーに支えられて、いろいろ

な学習者のニーズに合わせた演習を行ってきたことが分かります。これからもよい医療者を育て

るために新しいニーズ、新しい分野からの要請に応えられるよう頑張っていきます。

Page 3: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

2

目次

巻頭言 .............................................................. 朝比奈真由美 1

Ⅰ.千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センターについて

1.CCSCとは ....................................................................... 3

2.組織及び構成員 ................................................................ 4

1)組織図

2)構成員

3.亥鼻キャンパスにおける CCSCの配置図 ........................................... 5

Ⅱ.業務実績

1.施設・教育・研究

1)シミュレーション・ラボ ........................................ 藤部なおみ 6

2)パフォーマンス・ラボ ........................................ 朝比奈真由美 25

3)アナトミー・ラボ ................................................ 鈴木崇根 29

2.シミュレータの開発................................................ 中口俊哉 39

Ⅲ.業績一覧 ....................................................................... 41

Ⅳ.資料

1 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター規程 ............... 47

2 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター運営委員会規程 ..... 48

3 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センターにおける

アナトミー・ラボ及びアニマル・ラボの運営等に関する要 ......................... 50

4 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター

シミュレーション・ラボ利用内規 ............................................... 51

5 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター

シミュレーション・ラボ利用マニュアル ......................................... 53

6 機器一覧 ..................................................................... 56

7 数字で見る CCSC ............................................................... 59

Page 4: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

3

Ⅰ.千葉大学大学院医学研究院附属

クリニカル・スキルズ・センター(CCSC)について

1.CCSC とは

CCSC(Chiba university Clinical Skills Center)とは、平成22年度文部科学省特別経費(プロ

ジェクト分)「高度な専門職業人の養成や専門教育機能の充実」に選定された「医療安全教育のた

めのクリニカル・スキルズ・センターの設置と運営-医療安全を実践できる医療者の育成を目指し

て-」で千葉大学大学院医学研究院に設立された組織である。当センターの目的は、全ての医療職

者を対象に系統だったシミュレーション診療技能教育を実施することで医療の安全性と患者満足

度を高め、患者中心の医療を実現することである。千葉大学医学部既存のシミュレーションセンタ

ー、動物実験施設、解剖実習室を活用して、学生、医師、看護師等の医療専門職に卒前・卒後・専

門・生涯を通じて基本から高度医療までの系統だったシミュレーション教育を提供する。この目的

を達成するために、CCSCの専任スタッフ確保、施設整備、シミュレーション教育プログラムやシミ

ュレータ開発等を実施する。

千葉大学と千葉県で医療技術研修に関する協定が締結され(平成23年3月)、それに基づいて千

葉県地域医療再生プログラムによる補助金により千葉大学医学部附属病院旧精神科病棟を改修し、

医学部シミュレーションセンターと医学部附属病院看護部の看護技術研修室を統合して、千葉大学

大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター(CCSC)を整備した。同時に協定に基づい

て千葉県医師キャリアアップ就職支援センターも併設され、県内の医療従事者の育成・確保にも資

することになった。この事業はNPO法人千葉医師研修支援ネットワーク(NPO)に業務委託され、今

後NPOと協働して事業を展開していく。

CCSC規程(資料1)が、平成23年12月の教授会で承認され、大学院医学研究院の組織として平成

24年2月1日付けでスタートした。CCSCの円滑な運営を図るためCCSC運営委員会が組織され、CCSC運

営委員会規程も策定された。ここで、既存施設との名称の混同を避けるため、CCSCの各ラボの名称

から「クリニカル」いう用語が削除された。また、CCSCにおけるアナトミー・ラボ及びアニマル・

ラボの運営等に関する要項が確認された。CCSC運営委員会は議決組織であり、事業の企画、実施等

を担うため、その下部組織としてCCSC部会が設置された。

NPOに加え附属病院総合医療教育研修センターの大学病院連携型高度医療人養成推進事業(東関

東・東京高度医療人養成ネットワーク)とも協働し、人的・経済的資源を効率的に活用した。

Page 5: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

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2.組織及び構成員

1)組織図

CCSC はシミュレータを使った教育・研修を行うシミュレーション・ラボ 、模擬患者

Standardized Patient(SP)が参加して教育・研修を行うパフォーマンス・ラボ、献体によるご

遺体を利用して教育・研究を行うアナトミー・ラボと動物を使用して教育・研修を行うアニマ

ル・ラボからなる。

CCSC の運営は CCSC 運営委員会の議決によって行われ、CCSC の事業企画、実施等は CCSC 部会

が担う。

図1.CCSC 組織図

2)構成員

CCSC 運営委員会

委員長 中山 俊憲(大学院医学研究院研究院長)

委員 岡本 義孝(耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学教授)

織田 成人(救急集中治療医学教授)

森 千里(環境生命医学臨床領域教授)

朝比奈 真由美(総合医療教育研修センター准教授)

千葉大学大学院医学研究院附属

クリニカル・スキルズ・センター

Chiba University Clinical Skills Center

(CCSC)

シミュレー

ション・ラボ

CCSC

運営委員会

CCSC 部会 アナトミー・ラボ

ラボ

パフォーマンス・

ラボ

アニマル・

ラボ

ラボ

Page 6: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

5

CCSC 部会 メンバー

事務補佐員 大木身知子

3.亥鼻キャンパスにおける CCSCの配置図

シミュレーション・ラボ、パフォーマンス・ラボは教育研修棟に設置されている。

アナトミー・ラボは千葉大学大学院医学研究院環境生命医学 地下実習室、アニマル・ラボは

千葉大学大学院医学研究院附属動物実験施設を利用する。

教育研修棟 1F

(シミュレーション・ラボ、パフォーマ ンス・ラボ)

教育研修棟 1F

(シミュレーション・ラボ、パフォーマンス・ラボ)

センター長 中山俊憲 医学研究院長・医学部長

副センター長

パフォーマンス・ラボ 担当 朝比奈真由美 総合医療教育研修センター准教授・神経内科

シミュレーション・ラボ 担当 藤部なおみ 総合医療教育研修センター職員

アナトミー・ラボ 担当 鈴木崇根 環境生命医学助教・整形外科

看護部 田澤敦代

菊田直美

附属病院看護部 副看護部長・教育

附属病院看護部キャリア開発室 看護師長

研修企画・協力 伊藤彰一 医学教育研究室 講師

井上雅仁 NPO 法人千葉医師研修支援ネットワーク・参事、

千葉県医師キャリアアップ就職支援センター・

副センター長

高橋利夫

高岡和美

NPO 法人千葉医師研修支援ネットワーク事務局長

NPO 法人千葉医師研修支援ネットワーク副参事

図2.亥鼻キャンパスにおける CCSC の配置図

教育研修棟 1F

(シミュレーション・ラボ、パフォーマンス・ラボ)

解剖実習室 B1

(アナトミー・ラボ)

動物実験施設 3F

(アニマル・ラボ)

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Ⅱ.業務実績

1.施設・教育・研究

1)シミュレーション・ラボ

藤部なおみ

(1)施設

①フロアマップと機能

シミュレーション・ラボのフロアマップは、図3のごとくであり、各部屋の機能・特徴は表1

の通りである。

図3.シミュレーション・ラボ見取り図

中央コントロール室

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7

部屋名 数 特徴

レクチャー室 2 30 人程度の講義が行える 机、椅子、プロジェクター、スクリーン、マイク、スピーカー、ビデオモニタリングシステム端末を備えている

診察シミュレーション室 12 外来診察室を模して、診察机、医師用椅子、患者用椅子、診察台、脱衣籠、耳鏡、眼底鏡、血圧計、手洗い用洗面台(うち 8室)を備えている

シミュレーション室 3 高機能シミュレータを配し分娩室、ICUなどを模している

コントロール室 3 高機能シミュレータ、ビデオモニタリングシステムのカメラを操作する

ディブリーフィング・カンファレンス室

4 パフォーマンスを振り返り、学習する ビデオモニタリングシステム端末、ホワイトボード、机、椅子を備えている

病室シミュレーション室 1 大学病院の病室を模している 3 床分のベッドを常設している

スキルトレーニング室 1 シミュレータを常設し、手術用手洗いや手洗い洗面台が設置されており、目的に応じてシミュレーション教育等に利用される

沐浴実習室 1 沐浴槽を2槽備えている

トイレ介助実習室 1 車いす用トイレを備え、実際に利用でき、介助にも十分なスペースがある

更衣室 2 男女ともに 48人分の鍵のかかるロッカーを準備している 手洗い洗面台、大型の鏡を備えている

倉庫 1 多数のモデル、シミュレータ、衛生材料などを保管し、目的に応じてシミュレータ等を出し入れする

物品準備室 1 流し、洗濯機、吸引器を備え、モデルやシミュレータの準備、後片付けを行う

中央 コントロール室

1 各室のモニタリングカメラを遠隔操作し、ライブ画像・音声の記録、保存、再生、評価が一括管理できる

サーバー室 1 画像・音声データを保管するサーバーを設置している

スタッフ室 1 副センター長、事務補佐員が在室

SP 室 1 模擬患者のトレーニング兼居室に利用される

事務室 1 管理・事務職員が在室、受付・予約業務、シミュレーション相談を行う

表1.シミュレーション・ラボ各部屋の名

称と特徴

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8

② ビデオモニタリングシステム

各診察シミュレーション室、シミュレーション室、病室シミュレーション室の各室に設置され

たビデオモニタリングシステムは、表2の通り、病院の研修、医学部の授業と試験、SP会の研修

とさまざまに利用されている。

ログインから録画開始までのプロセスがわかりやすく、他室から録画コントロール制御でき、

必要な時に即座に利用できるシステムである。OSCE 等の

試験の場合は事前に録画スケジュールを登録する「OSCE試

験進行」機能を備え、同時に 9種類の異なる進行スケジュ

ールを登録できる。

年月日 利用目的 利用方法

2017年 4月 研修医・ガイダンス 病室シミュレーション室で研修医が医療面接を行

う様子をスキルトレーニング室から指導医と他の

研修医が見学学習

2017 年 10 月

~2018年 3月

研修医・上級医療面接 診察シミュレーション室で研修医が医療面接を行

う様子をディブリーフィング室から指導医と他の

研修医が見学学習

2017年 4月~

2018年 2月

医学部 4年・臨床入門

「コミュニケーション

Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」

診察シミュレーション室で学生が医療面接を行う

様子を録画、後日学生が自習に使用

2017年 6月~

7月

医学部 2年・医学英語Ⅱ 診察シミュレーション室で学生が英語による医療

面接を行う様子を一斉管理するとともに録画し、後

日教員が評価

2017年 6月 医学部 4年・臨床入門

「胸部診察」

診察シミュレーション室で学生が模擬診察を行う

様子を、他の学生がレクチャー室で見学学習

2017年 9月 医学部・看護学部・薬学

部 4年・IPE_Step4

診察シミュレーション室、シミュレーション室等で

学生と模擬患者が面接、学生と専門職が面談をする

様子をコントロール室から一斉管理

2017年 11月 医学部 6年

Post-CC OSCE

診察シミュレーション室で行う「医療面接」とシミ

ュレーション室で行う「医療面接と身体診察」を録

図4.医学部 4 年臨床入門「胸部診察」

代表学生が診察シミュレーション室で

模擬診察を行い、他の学生はその様子

をモニタで見学学習している

表2.平成 29年度ビデオモニタリングシステムの利用例

Page 10: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

9

画して記録保管するとともに、コントロール室で担

当教員が評価

2017年 12月 医学部 1年・医学英語Ⅰ 診察シミュレーション室で学生が英語による医療

面接を行う様子を一斉管理するとともに録画し、後

日教員が評価

2017年 12月 医学部 4年・OSCE 診察シミュレーション室で行う「医療面接」を録画

して記録保管するとともに後日評価

2017年 6月・

9 月・11 月

2018年 3月

急変対応セミナー チームが病室シミュレーション室でシナリオを使

ったシミュレーションを行い、その様子をレクチャ

ー室で他の参加者がライブで閲覧後、録画映像を使

い全員でディブリーフィング

2017年 4月~

2018年 3月

SP会 臨床入門、OSCE、Post-cc OSCE 等模擬患者が参加

したロールプレイの録画画像を閲覧し、SPの演技や

フィードバックを点検、情報の共有

2017年 5月~

2018年 2月

Advanced Medical

English

診察シミュレーション室で学生が英語による医療

面接を行う様子を一切管理するとともに録画し、後

日教員が評価

2018年 2月・

3月

手術部急変対応勉強会 手術部の医師と看護師がシミュレーション室で麻

酔導入から退室までのシミュレーションを行い録

画記録、その様子をディブリーフィング室で見学

③シミュレータの整備

患者型シミュレータ“SimMan3G”、レサシアン Q-CPR SimPadPULSスキルレポータ、動脈採血シ

ミュレータの修理と部品交換を行った。婦人科診察トレーナー2 個、眼底観察シミュレータ 2 個

を更新した。

現在、シミュレーション・ラボで管理するシミュレータと機器は P56の表の通りである。

Page 11: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

10

(2)教育・研修・利用状況

シミュレーション・ラボの 2017 年度の利用日数は 335 日(昨年比 5.9%減少)、利用件

数は 2,430件(昨年比 7.3%減少)、利用人数 は延べ 25,877人(昨年比 8.3%減少)となっ

た。シミュレーションセンター開設から

の利用実績と利用件数の推移を図 5-1

に示した。

利用目的の内訳は、個人のスキルトレー

ニングが 811 件(33.4%)、学生の教育

が 694 件(28.6%)、研修医・看護師等

の研修が 290 件(11.9%)、その他・イ

ベント・会議などが 635件(26.1%)で

あった(図 5-2)。

利用者の内訳は、医学部生 9,643 人

(37%、昨年比 0.3%減少)、看護師・助

産師 4,579人(18%、昨年比 24%減少)、

医師 2,285人(9%、昨年比 30%減少)、

教員 1,789人(7%、昨年比 27%増加)、薬学部生 1,088人(4%、昨年比 14%減少)、薬剤師 1,167

人(5%、昨年比 5.6%増加)、研修医 1,010人(4%、昨年比 43%増加)、以下看護学部生、検査

技師の順であった。教員、薬剤師、研修医の利用者が増加し、医学部生、看護師・助産師、医師、

薬学部生の利用者が減少した。(図 5-3)

216 303 325 353 355 363 356 335

475

1,2331,621

3,191

3,288 2,925 2,624

2,430

5,354

8,872

20,103

28,393 31,458 29,103

28,222

25,877

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年

稼働日数 利用件数 利用人数(のべ)

個人のスキル

トレーニング,

811, 33.4%

学生の教育

694, 28.6%

研修医・

看護師の

研修

290, 11.9%

その他,

635, 26.1%

【分類名】

【件数】

【割合】

医学部生,

9,643,

37%

看護師・

助産師,

4,579,

18%

医師,

2,285, 9%教員,

1,789, 7%

薬学部生,

1,088, 4%

薬剤師,

1,167, 4%

研修医,

1,010, 4%

看護学部

生, 528,

2%

その他,

3,788,

15%

【分類名】

【人数】

【割合】

図 5-3.属性別利用者数 n=25,877人

図 5-1.利用実績の推移

図 5-2.目的別利用件数移 n=2,430

Page 12: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

11

<月別利用内容>

8・2・3月以外は、利用者数が 2,000人を超え、5月(2,647人)、6月(2,894 人)、12月(2,519

人)が特に多かった。4・5・6 月は、医学部生 1 年の BLS 研修・4 年生の臨床入門授業、病院新人

看護師の技術研修と BLS 研修など新 1 年生や新就職者を対象とした各部門のセミナーや実習の利

用であった。7月・9月は、医学部臨床入門授業、IPE(医学部・薬学部・看護学部専門職連携教育)

授業や ACLS 勉強会、医学英語セミナー、看護部や薬剤部主催のセミナーによる利用が多かった。

また、7・8月は看護部主催サマーインターンシップがあり、看護学生や看護職の利用者が増加し

た。11月は 12月の OSCE(客観的臨床能力試験)を控えた 4年生が OSCE練習のために利用してい

た。2・3月は、看護学生対象のスプリングインターンシップ(職場体験)と附属病院看護部の新

就職者早期研修が行われた。(図 6)

<シミュレータの利用>

蘇生処置トレーニングに使う ResusciAnneは、8体合計 207回出動し、医学部生・看護師を

始めとする病院職員など延べ 3,455人が BLS 研修や ICLS 研修で利用した。腹腔鏡手術シミュ

レータは、医師・研修医が 332回、616人利用した。内視鏡シミュレータは医学部授業の他に

県内の医師研修やトレーニングに 55 回、262 人利用した。心臓病シミュレータ、呼吸音聴診

シミュレータ、超音波診断システム、採血・静脈シミュレータは、医学部授業や看護師技術研

修での専門的技術トレーニングで合計 3,309 人が利用した。高度患者シミュレータの〝Sim

Man 3G“は 60回、942人、“SimBaby”は 2回、55人がそれぞれ医学部の「シミュレーション

授業」と病院の職員を対象とした「急変対応セミナー」などで利用した。(図 7)

0

50

100

150

200

250

300

350

400

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

H29利用者数

H29利用件数

(人)

図 6 シミュレーション・ラボ 2017年度月別利用状

(件)

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12

<個人のスキルトレーニング>

個人のスキルトレーニング 811件のうち、医師・研修医の利用が 429件(52.9%)と最も多く、

次いで医学部学生 366件(45.1%)、その他であった。利用人数は 1,945人のうち、医師・研修医

の利用 449人(23.1%)、医学部学生 1,448人(74.8%)が殆どであり、その他看護職であった。医

師の個人トレーニングで使われたシミュレータは、腹腔鏡シミュレータ “Dry Box“延べ 345人、

内視鏡シミュレータ”アキュタッチ“延べ 42人であった。

医学部生の利用は、OSCE 練習、サークル活動などで OSCE 練習では 11 月・12 月で 320 件、

1,338人が心臓病診察シミュレータ・呼吸音診察シミュレータ、心肺蘇生シミュレータ、静脈

採血シミュレータ、目・耳診察シミュレータなどを使用した。

<講義・研修・セミナー・講演会など>

●学生の教育

学生の教育を目的とした年間利用件数は 694件で医学部の実習の他、薬学部病院実務実習、IPE

(医学部・薬学部・看護学部専門職連携授業)、看護学部ナーシングフィジカルアセスメント・救

急救命実習などで、医学部学生の利用人数は 7,259 人、薬学部生 991 人、看護学部生 459 人であ

図 7 シミュレーション利用人数 2017年度

0

200

400

600

800

1000

1200

1400

1600

1800

2000

耳の

診察

シミ

ュレ

ータ

(E

AR

)

眼底

観察

シミ

ュレ

ータ

直腸

診シ

ミュ

レー

タ内

診ト

レー

ニン

グモ

デル

心臓病

診察

シミ

ュレ

ータ

(イ

チロ

ー)

呼吸音聴診シミュレータ(ラング

)

超音

波診

断シ

ステ

ム内

視鏡

シス

テム

採血

・静

脈シ

ミュ

レー

タ(

シン

ジョ

ーⅡ

)採

血シ

ミュ

レー

タ(

けっ

かん

君)

動脈

採血

シミ

ュレ

ータ

CV

Cシ

ミュ

レー

タ(

超音

波対

応)

腰椎・硬

膜外

穿刺

シミ

ュレ

ータ

(ル

ンバ

ール

く…

小児

腰椎

穿刺

シミ

ュレ

ータ

小児

骨髄

穿刺

シミ

ュレ

ータ

小児

採血

シミ

ュレ

ータ

吸引

シミ

ュレ

ータ

(Qち

ゃん

)分

娩モ

デル

腹腔鏡シミュレーター(

Dry

Box)

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内視鏡シミュレータ

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超音

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チ胎児超音波診断

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心臓・腹

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乳児

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分娩

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診断 手技 救急蘇生 バーチャル 高度シ

ミュレー

(人)

(人

Page 14: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

13

った。使用されたシミュレータは、蘇生人形、挿管人形、挿管モデル、直腸診モデル、導尿モデ

ル、呼吸音聴取シミュレータ、心臓病診察シミュレータ、乳癌視触診モデル、婦人科診察モデル、

採血モデル(成人・幼児)、耳の診察モデル、眼底診察モデル、超音波シミュレータ、超音波診断

装置、内視鏡シミュレータ、心臓カテーテルシミュレータ、腰椎穿刺シミュレータ、小児骨髄穿

刺モデル、小児腰椎穿刺モデル、高機能人体シミュレータなどである。

本年度の医学部実習は、BLS演習、臨床入門、OSCE(客観的臨床能力試験)、Clinical Clerkship

導入研修(CCベーシック)、Clinical Clerkshipの実習、Post-cc OSCEが実施された。Clinical

Clerkshipの実習では、救急科、循環器内科、麻酔科、呼吸器内科、神経内科、周産期母性科、小

児科、総合診療部がシミュレータを利用した。(表 3)薬学部 5 年生の病院実務実習は 4 月から 3

月までに 71回行われた。

表3.医学部実習実績

講義 月日 参加人数

1年次 IPEⅠ(救急蘇生実習) 4 月 12・19日 124名

医学英語Ⅰ 12月 6・13日 名 125名

2年次 医学英語Ⅱ 7 月 5・12日 120名

7 月 19日 120名

3年次 医学英語Ⅲ「医療面接」 5 月 24日 125名

3年次臨床入門 腹部診察 1 月 23・30日、2月 6 日 85名

コミュニケーションⅡ 1 月 23・30日、2月 6 日 85名

4年次

臨牀入門

コミュニケーションⅢ 4 月 18・25日、5月 2 日 119名

採血・注射 4 月 18・25日、5月 2 日 124名

救急蘇生法 5 月 9・16・23日 132名

胸部診察(心音) 5 月 30日、6月 6・13 日 123名

胸部診察(呼吸音) 5 月 30日、6月 6・13 日 125名

神経診察 6 月 20・27日、7月 4 日 124名

婦人科診察・導尿法 6 月 20・27日、7月 4 日 124名

手洗い実習 7 月 12・13・14 日 123名

コミュニケーションⅣ 10月 10・17・24日 119名

12誘導心電図 10月 17・24・31日 123名

チーム医療Ⅳ(IPE Ⅳ) 医学部・看護学部・薬学部合同

9 月 13・14・15 日 医学 123名 看学 84名 薬学 40名 9 月 19・20・21 日

4年次 OSCE 12月 16日 124名

5年次~6年次

循環器内科(心音・心電図:イチロー)

69 回 延べ 400名

循環器内科(心エコー・画像 :超音波診断装置)

48 回 延べ 281名

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14

救急(ACLS:ALSシミュレータ)

22 回 133名

救急(外傷初期対応:SimMan3G)

22 回 133名

麻酔科(気道確保:ディフィカルトエアウェイ)

22 回 83名

麻酔科(麻酔シミュレーション:SimMan3G)

27 回 114名

周産期母性(ウルトラSim・分娩モデル)

25 回 133名

神経内科(腰椎穿刺) 19 回 112名

呼吸器内科(アキュタッチ) 22 回 130名

呼吸器内科(呼吸音:Mrラング)

19 回 112名

小児科(小児腰椎穿刺・小児骨髄穿刺)

28 回 延べ 253名

6年次 Post CC-OSCE 11月 9日 100名

4年次CCベーシック

末梢静脈確保 1 月 5 日 124名

医療機器概論 1 月 10日 124名

筋注・皮下注 1 月 17日 124名

手洗い実習 1 月 12・15日 124名

静脈採血・簡易検査 1 月 16・18日 124名

輸血 1 月 19日 124名

●ACLS勉強会(医学部生)

開催回数 56回 延べ参加人数 646名

レサシアン、AEDトレーナー2、バックバルブマスク

●C-TAT勉強会 (医学部生・看護学部生)

開催 31回 延べ参加人数 262名

レサシアン、ベビーアン、レサシベビーQ-CPR、AED トレーナー2

●医学英語アドバンスト(医学部生)

開催 15回 延べ参加人数 420名

図 8-1.CCベーシック

(筋注・皮下注)

図 8-2.臨床入門

(胸部診察)

図 8-3.救急科 CC

(初期外傷診療)

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15

●薬学部 5年病院実務実習

5 月 6 月 7月 9 月 10月 11月 1月 2月 3月

開催回数(回) 10 9 9 12 14 2 7 6 2

延べ受講者数(人) 144 121 48 225 232 32 76 82 31

開催 71回 延べ参加人数 991名

●看護学部ナーシングフィジカルアセスメント

平成 29年 10月 16、20、23、27、30日

看護学部生延べ 53名

前立腺触診シミュレータ、導尿・浣腸トレーニングモデル、乳児シミュレータ(SimBaby)、呼吸

音聴診シミュレータ(ラング)、心臓診察シミュレータ(イチロー)、眼底観察シミュレータ、耳

シミュレータ“EAR”

●医学部附属病院職員研修

職員研修として研修医ガイダンスと研修、看護部新入職員研修、看護師技術研修、全職員を対

象とした急変対応セミナーを実施した。また、診療科や病棟単位でシミュレータを使った研修

(勉強会)も行われた。研修対象ごとに実績を表 4に示した。

表4.病院職員研修の実績

内容 対象 日時 参加人数

研修医ガイダンス「尿道カテーテル挿

入」

研修医

平成 29年 4月 4 日 17名

研修医ガイダンス「外傷初期対応」 平成 29年 4月 4 日 17名

研修医ガイダンス「動脈穿刺」 平成 29年 4月 4 日 17名

研修医ガイダンス「輸液・シリンジポ

ンプ・ベンチレータ等の取り扱い」

平成 29年 4月 5 日 17名

研修医ガイダンス「末梢静脈確保・採

血」

平成 29年 4月 6 日 17名

研修医ガイダンス「経鼻胃管挿入法」 平成 29年 4月 7 日 17名

医療面接「Difficult Patient対応セ

ミナー」

平成 30年 2月 19 日 13名

新採用者オリエンテーション(輸液ポ

ンプの取り扱い)

看護師 平成 29年 4月 3 回 93名

看護技術トレーニング

(採血・末梢静脈確保・筋注・吸引・

導尿・経管栄養法)

看護師・助産師 平成 29年 4月 3 回 55名

5月 7回 98名

6月 5回 51名

12月 3回 32名

平成 30年 2月 7 回 158名

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看護部技術トレーニング「救急看護Ⅰ

(BLS)」(レサシアン・AEDトレーナー)

看護師・助産師 平成 29年 6月 1 回

7月 4回

8月 2回

10月1回

227名

看護部研修「救急看護Ⅱ」(ALSシミ

ュレータ)

看護師・助産師 平成 29年 7月 19 日 13名

11月 7日 20名

看護補助者技術研修 看護補助者 平成 29年 6月 16 日 22名

12月 7日 15名

平成 30年 1月 9 日 3名

サマーインターンシップ 看護師・助産師・

看護学生

平成 29年 8月 1~3日 76名

8月7~9日 51名

スプリングインターンシップ 平成 30年 2月 8 日~

3月 8日 3回開催

119名

中途採用者研修 看護師・看護補助

平成 29年 7月 3 日 6名

9月 4日 4名

平成 30年 1月 5 日 4名

患者急変対応セミナー

(SimMan3G)

医師・看護師・薬

剤師・事務職員他

平成 29年 6月 23 日 48名

平成 29年 9月 8 日 54名

平成 29年 11月 30日 46名

平成 30年 3月 7 日 36名

麻酔科医師研修( SimMan3G) 医師 平成 29年 4月 4 日 18名

ICU急変対応勉強会

(ALSシミュレータ・ SimMan3G)

ICU看護師 平成 29年 7月 3 日 7名 7月 7日 6名

Code TRAUMAシミュレーション

(ALSシミュレータ・CVCトレーナー)

ICU看護師・医師 平成 29年 7月 18 日

18名

栄養相談模擬指導(診察シミュレーシ

ョン室・モニタリングシステム)

臨床栄養部 平成 29年 6月 12 日 5名

7月 4回 22名

8月 8日 5名

9月 28 日 4名

12月 2回 8名

NICU/GCU新生児蘇生法講習

(新生児シミュレータ)

看護師・助産師

(NICU/GCU)

平成 29年 7月 22 日 6名

8月 29 日 6名

10月 27日 5名

ALS勉強会(SimMan3G他) 看護師(ICU) 平成 29年 8月 2 日 6名

手術部新人看護師研修(SimMan3G他) 看護師 平成 29年 8月 28 日 13名

METシミュレーション(ALS シミュレータ)

看護師(ICU) 平成 29年 9月 2 回 25名

10月 2回 22名

呼吸音勉強会(ラング、イチロー) 看護師(ひがし 6

階)

平成 29年 9月 15 日 12名

褥瘡ケア研修 看護師 平成 29年 9月 7・22日 53名

薬学部臨床薬学研修(SimMan3G) 薬学部学生・教員 平成 29年 9月 27 日 46名

医療薬学実習(イチロー、ラング) 薬学部生 平成 29年 10月 5日 43名

手指衛生・個人防護着脱実習 医師他 平成 29年 10月 13日 30名

平成 29年 10月 19日 12名

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呼吸器外科肺手術トレーニング 医師 12月 21日 12名

救外多数傷病患者シミュレーション

医師・看護師 平成 29年 10月 31日 17名

看護学部「救急救命演習」(レサシア

ン)

看護学部学生 平成 29年 11月 14日 86名

麻酔科「神経ブロックセミナー」 医師 平成 29年 11月 23日 30名

ブタ胃を使用した胃カメラ(内視鏡タ

ワー)

医師 平成 29年 11月 29日 12名

看護補助者 BLS 研修 AED Resusci

Anne

看護補助者 平成 29年 12月 5日 14名

高校生麻酔科体験学習(SimMan3G) 高校生・医師 平成 29年 12月 14日 9名

にし棟 6階急変対応勉強会(ALS シミュレ

ーター)

看護師 平成 29年 12月 19日 20名

肺切除トレーニング 呼吸器外科医師 平成 30年 1月 11 日 12名

手術部急変対応勉強会 医師・看護師 平成 30年 3月 2 日 33名

小児勉強会

(SimBaby・リトルジュニァ他)

看護師・医師 平成 30年 1月 25 日 看護師 41

医師 2名 病院薬学セミナー 薬剤師・薬学部生 平成 29年 5月 3 回 210名

6 月 2回 140名

7月・9月各 1回 95名

10 月 2回 95名

11月~1月各 1回 延べ 135

図 9-5 急変対応セミナー 図 9-4 看護部研修

(救急看護Ⅱ)

図 9-3 ブタ胃を使用した胃カメラ

図9-2看護師技術研修

(尿道カテーテル留置)

図 9-1 研修医ガイダンス

(経鼻胃管挿入)

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●病院職員BLS研修

7 月 25・26 日、12 月 5 日の 3 回実施し、インストラクターを含めて合計 144 名の職員・学生

が参加した。

レサシアン、AEDトレーナー2、バックバルブマスク

医師 看護師 薬剤師 検査技師 医学部・看護学

部生

事務職員・外部

委託職員等

8名 13 名 8名 4名 6名 105名

●心臓血管外科【ウェットラボ】

平成 29年 6月 9日:CCSC

医学部生 10名、研修医 4名、医師 8名、教員 4 名参加

●みなみ棟 2階・周産期母性科【コードむらさき】

平成 29年 6月 15日:CCSC

医師 21名、助産師・看護師 30名、検査技師 3名参加

分娩シミュレータ(ノエル)

<シミュレータをラボ外に持ち出して行った実習・研修・講習会等>

●「看護の日」イベント 一時救命処置デモンストレーション

平成 29 年 5月 12日:外来ホスピタルストリート、AEDレサシアン、AEDトレーナー2

●幕張総合高等学校看護課講義

平成 29年 5月 22日:幕張総合高等学校 50名、分娩モデル

●医学部ユニット講義

平成 29 年 5月 31日:医学部第 3講義室 100名、分娩モデル

●千葉県立消防学校講義

平成 29年 6月 7日:仁戸名消防学校 80名、分娩モデル

●研修医のためのエコー勉強会

平成 29年 6月 9日:婦人科外来 医師 3名、胎児超音波診断ファントム

●「吸引」トレーニング

平成 29年 6月 15日~22日、7月 4 日~7日、:ひがし棟 10階病棟 看護師 9名、吸引シミュ

レータ

図 10 心臓血管外科(ウェットラボ)

図 11 コードむらさき

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●「採血」トレーニング

平成 29年 6月 14日~15日:臨床研究センター 臨床試験部 7名、採血・静脈シミュレータ 1

●「救急カート」勉強会

平成 29年 7月 3日~4日:にし棟 8階病棟 看護師 10名、模擬救急カート

●「救急カート」「吸引」勉強会

平成 29年 7月 4~7日:ひがし 10階病棟、吸引シミュレータ

平成 29年 7月から 1 月まで毎月 1回 5日間:ひがし棟 10階病棟、模擬救急カート

●「救急対応」勉強会

平成 29 年 7月 24日~27日:にし棟 10階病棟 医師・看護師 20名、Deluxe Difficult Airway

Trainer、レサシアン、AEDトレーナー2、模擬救急カート

●「採血」トレーニング

平成 29 年 7月 26日~8月 10日:ひがし棟 9階病棟 看護師 5名、採血・静脈シミュレータ 1

●病棟勉強会

平成 29年 7月 24~27 日:にし棟 9階病棟 看護師 20名、救模擬急カート

●産婦人科サマースクール

平成 29年 8月 17~21 日:かずさアカデミアホテルオークラ 200名、分娩モデル

●病棟勉強会

・平成 29年 9月 22~29月:にし棟 11階病棟 看護師 6名、吸引シミュレータ

・平成 29年 12月 5~6日:にし棟 7階病棟 看護師 8名、AEDレサシアン、救模擬急カート

●外来勉強会

・平成 29年 10月 2~11日:外来 5階 看護師 4名、採血・静脈シミュレータ 1式

・平成 29年 10月 16~18日:外来 2階 看護師 1名、採血・静脈シミュレータ 1式

・平成 29年 12月 12~15日:外来 5階 看護師 15名、AEDレサシアン、AEDトレーナー2

●千葉大学祭(救命指導講習) (シミュレータ紹介)

平成 29年 11月 3 日~6日:千葉大学薬学棟・西千葉キャンパス・看護学部棟 レサシアン、

AEDトレーナー2、腹腔鏡シミュレータ“Dry Box”、聴診シミュレータ(Mr.ラング)

●病棟勉強会

平成 29年 11月 14日:MFICU(みなみ棟) 看護師 30名、分娩シミュレータ

●救急隊員シンポジウム

平成 29年 11月 20~22日:幕張メッセ、分娩モデル

●救急対応勉強会

・平成 29年 11月 21日:にし棟 7階病棟 看護師 9名、レサシアン、AED トレーナー2、救模

擬急カート

・平成 29年 12月 5日:にし棟 7階病棟 看護師 8名、AEDレサシアン、AED トレーナー2、救

模擬急カート

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●医療安全週間「CPRトレーニング」

平成 29 年 11 月 20~24 日:にし棟 3 階エレベーターホール 受講者 250 名、レサシアン Q-

CPR、模擬救急カート

●CV 管理ビデオ撮影

平成 29年 12月 5~7 日:みなみ棟 3階病棟、CVC穿刺シミュレータ

●千葉県立消防学校講義

平成 29年 1月 31日:県立消防学校 98名、分娩モデル

●ひがし棟 3階救急対応勉強会

平成 30年 2月 13日:模擬救急カート

<シミュレータの貸出を行った(NPO経由)研修・講習会等>

●NPO 千葉医師研修支援ネットワーク主催各種セミナー

本年度は、年間 26回のセミナーを実施した。医師、研修医を対象とした診断・治療技術向上目的

のセミナーの他に、看護師、薬剤師、理学療法士など他の医療職を対象とした知識・技術向上の

ためのセミナーもニーズに応じて開催された。セミナーの名称、開催日、受講者数は表 5 のとお

りである。(参加者数は県の補助対象者数であり、県外医療者や学生を除いた数)

表5.NPOセミナーの開催実績

セミナー名 実施時期 参加者数

導入手技

第 1回在宅心不全看護セミナー 平成 29年 05月 14日 20名

第 2回在宅心不全看護セミナー 平成 29年 09月 03日 20名

拘縮褥瘡予防セミナー 平成 29年 11月 26日 8名

動作介助セミナー 平成 29年 12月 03日 5名

MDRPUセミナー 平成 30年 03月 04日 13名

第 3回在宅心不全看護セミナー 平成 30年 03月 04日 24名

計 90名

チーム医療

第 21回千葉大学 ICLSコース 平成 29年 06月 28日 23名

第 4回千葉大学 JMECCコース 平成 29年 08月 12日 12名

第 22回千葉大学 ICLSコース 平成 29年 08月 31日 22名

第 12回千葉市医師会 ICLSコース 平成 29年 11月 12日 18名

第 1回千葉大学BLSコース 平成 29年 11月 22日 11名

第 6 回千葉県 ICLS 指導者養成ワークシ

ョップ

平成 30年 03月 03日 19名

計 105名

手術・検査

手技

麻酔科セミナー 平成 29年 04月 23日 30名

第 1回外科手術手技セミナー 平成 29年 06月 24日 6名

第 1回腹部エコーハンズオンセミナー 平成 29年 07月 29日 6名

第 2回腹部エコーハンズオンセミナー 平成 29年 08月 13日 5名

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21

整形外科(Spine) 平成 29年 09月 17日 15名

整形外科(Knee) 平成 29年 10月 07日 14名

心エコーハンズオンセミナー 平成 29年 10月 22日 5名

整形外科(Shoulder) 平成 29年 10月 21日 12名

整形外科(Hip) 平成 29年 10月 29日 11名

消化器内視鏡トレーニングコース(2017

年度)

平成 29年 07月-12月 2名

内視鏡外科手術トレーニングコース 平成 29 年 11 月-平成 30 年 03

5名

大腸内視鏡トレーニングコース(2017年

度)

平成 30年 01月 03日 1名

計 112名

動物使用手技

ASSET2017(第 3 回 ASSET) 平成 29年 06月 03日 7名

整形外科(手・肘外科研究会) 平成 29年 11月 23日 11名

計 18名

●千葉市立青葉病院 新人看護師看護技術研修(2回)

平成 29年 4月 24・26 日:千葉大学クリニカル・スキルズ・センター

参加者:看護師 46名

採血・静脈シミュレータ、導尿・浣腸シミュレータ、吸引シミュレータ、呼吸音シミュレータ

(Mr.ラング)

●ALSOプロバイダーコース in Chiba2017 May

平成 29 年 5月 20・21 日:千葉大学クリニカル・スキルズ・センター

参加者:医師 40名、助産師 55名、医学生 5名

分娩シミュレータ(Noelle)、胎児超音波診断ファントム(SPACEFAN-ST)、超音波シミュレータ、

レサシアン、分娩モデルセット、AEDトレーナー2、バックバルブマスク、超音波診断装置

内視鏡シミュレータ“アキュタッチ”、電子内視鏡システム、胃モデル

●心エコーセミナー

平成 29年 5月 27日、10月 22日(日):千葉大学クリニカル・スキルズ・センター

参加者:医師 17名、研修医 46名

心臓・腹部超音波トレーニングシミュレータ、超音波装置

●千葉メディカルセンター“初期臨床研修医のための内視鏡トレーニング”

平成 29年 6月 1・15 日:千葉大学クリニカル・スキルズ・センター

1 回目参加者:医師 2 名、研修医 7名 2回目参加者:医師 2名、研修医 7 名

内視鏡タワー

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22

●第 11回成田赤十字 ICLS コース

平成 29年 7月 20日~22日: 成田赤十字病院

ALSスキルマスター&ハートシム 4000

●第 3回千葉メディカルセンターICLSワークショップ

平成 29年 7月 30日:千葉メディカルセンター

参加者:医師、看護師 35名

レサシアン、アンブ気管挿管練習モデル、AIRSIM 、ハイムリック法トレーニングマネキン

●薬学部分子心血管薬理学研修会

平成 29年 7月 30日(日):千葉大学クリニカル・スキルズ・センター

参加者 61名:医師 2 名、薬剤師 54名、薬学生 5名

心臓病診察シミュレータ(イチロー)、呼吸音聴診シミュレータ(Mr.ラング)

●養護教諭ワークショップ

平成 29 年 8月 6日(日):千葉大学クリニカル・スキルズ・センター

参加者:養護教諭 20 名

呼吸音聴診シミュレータ(Mr.ラング)

●CVC 実践セミナー(3回)

平成 29年 8 月 14・21 日、9月 4日(月):千葉大学クリニカル・スキルズ・センター

参加者:医師 23名、研修医 42名

CVCシミュレータ

●ALSO(周産期救急教育)プロバイダーコース

平成 29 年 8月 26・27 日(土・日):千葉大学クリニカル・スキルズ・センター

参加者 98名:医師 30 名、助産師 66名

分娩シミュレータ(Noelle)、胎児超音波診断ファントム(SPACEFAN-ST)、超音波シミュレータ、

レサシアン、分娩モデルセット、AEDトレーナー2、バックバルブマスク

●薬学部分子心血管薬理学研修会

平成 29年 10月 1日:千葉大学クリニカル・スキルズ・センター

参加者 62名:薬剤師 44名、教員 3名、薬学部生Ⅰ5名

心臓病診察シミュレータ(イチロー)、呼吸音聴診シミュレータ(Mr.ラング)

●外科代謝日本栄養管理ハンズオンセミナー

平成 29年年 11月 25 日:千葉大学クリニカル・スキルズ・センター

参加者 60名:研修医 15名、医師 9名、看護師 3名、栄養士 2名他

内視鏡シミュレータ、内視鏡タワー、CVCシミュレータ

●研修医のための心エコーセミナー

平成 30年 2月 10日:千葉大学クリニカル・スキルズ・センター

参加者:医師 17名、研修医 46名

心臓・腹部超音波トレーニングシミュレータ、超音波装置

●ALSO プロバイダーコース

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23

平成 30年 2月 17・18 日:千葉大学クリニカル・スキルズ・センター

参加者 140名:医学生 5名、研修医 5名、医師 20名、助産師 30名

分娩シミュレータ(Noelle)、レサシアン、分娩モデルセット、AED トレーナー2、バックバル

ブマスク、超音波シミュレータ(ウルトラシム)、胎児超音波診断ファントム、超音波装置

●ECMO(腹型人口肺)のトレーニングコース

平成 30年 2月 24日~25日:千葉大学クリニカル・スキルズ・センター

参加者 60名:医師 20 名、看護師 16名、他(臨床工学士など)24名

ALS シミュレータ&SimPat 、ALSスキルマスター&ハートシム 4000、レサシアン、SimBaby、

除細動器

●日本運動器看護学会 認定運動器看護師育成講座

平成 30年 3月 17日:クリニカル・スキルズ・センター

参加者:看護師 40名、理学療法士他 6名、車いす、ベッド

<シミュレーション・ラボで行われた施設見学・視察>

研修医説明会や医学生の病院見学、看護師就職説明会、看護学生対象のインターンシップ、各

種団体の視察など研修施設の紹介としての施設見学があった。

表6.施設見学・視察

千葉大学新採用職員研修 4月 11日 35名

文科省高等教育局医学教育課 4月 26日 7名

9月 12日 7名

2月 26日 10名

千葉県医療整備課 5月 17日 5名

8月 29日 3名

10月 18日 6名

千葉県保健医療大学学生施設見学

6月 13日 37名

6月 20日 38名

8月 22日 10名

8月 29日 10名

看護職員就職説明会・見学会 4月 22日 42名

5月 13日 23名

7月 15日 18名

8月 8日 22名

8月 24日 32名

3月 24日 31名

千葉大学医学部後援会病院見学会 6月 24日 200名

千葉大学教育学部付属中学医学部訪問 7月 7日 31名

インドネシア大学医療スタッフ 7月 13日 9名

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24

看護部サマーインターンシップ 8月 1日 18名

8月 3日 18名

8月 7日 21名

8月 9日 14名

病院長企画室 8月 9日 5名

ふれあい看護体験 2017 8月 21日 3名

8月 22日 3名

台湾成功大学医学部留学生 8月 22日 10名

リハビリテーション部インターンシップ 8月 24日 11名

千葉県保健医療担当部 8月 29日 2名

開成中学 9月 1日 5名

藤井製作所 9 月 26 日 4 名

インドネシアガチャマダ大学学生 11 月 1 日 5 名

台北医学大学学長他 11 月 2 日 10 名

中国医科大学留学生 11 月 27 日 14 名

インドネシア大学施設見学 12 月 7 日 10 名

ボストン小児病院 医師 12 月 22 日 1 名

研修医採用予定者ガイダンス施設見学 12 月 23 日 50 名

医工連携事業関係業者(京セラオプッテック K・K) 1 月 19 日 6 名

財務省主査千葉大病院視察 1 月 24 日 8 名

看護部スプリングインターンシップ 2 月 8 日 28 名

2 月 22 日 29 名

3 月 1 日 28 名

3 月 8 日 26 名

医工連携事業関係(山田医療照明) 2 月 9 日 4 名

松戸市立総合医療センター職員視察 2 月 14 日 1 名

医工連事業関連業関係業者(山田医療照明) 2 月 23 日 4 名

文科省国立大学法人等信任幹部業務研修 3 月 19 日 12 名

弘前大学「総合臨床研修センター」設置準備視察 3 月 24 日 5 名

アラブ首長国連邦湾岸医科大学背説見学 3 月 26 日 2 名

施設見学者 延べ人数 956 名

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25

2)パフォーマンス・ラボ

朝比奈真由美

パフォーマンス・ラボでは、模擬患者が参加する教育プログラムの目的に即した内容のシナリ

オ開発を行い、学習者のリフレクションを促進することを重視した対話型フィードバックを行っ

た。また、授業内容の改善を目的として、模擬患者から授業に対するフィードバックも行った。

今年度も引き続き新入会員を対象にきめ細かな SP研修を行い、SP会員を対象に OSCEおよび Post-

cc OSCEのシナリオ勉強会を行った。

表7 2017年度(平成 29 年度)模擬患者の活動

年月日・場所 授業名 対象 SP・医師人数 内容・備考

2017/4/9,10/29

CCSC診察シミュレーション室

Difficult

Patient 対応セミ

ナー教材作成

SP:2 名×2 回

教員:2×2回

Difficult Patient 対

応場面および SPイン

タビューの録画

2017/4/10,17,24,5/8,

15,22,6/12,26,7/3,

9/25,10/2,11/13,20,

12/4,11,3/23

CCSC診察シミュレーション室

医学英語アドバン

スト

医学部 35名×16回

SP:6~15名×16 回

教員 1~2名×16回

英語 SPとの医療面接

身体診察

2017/4/18,25,5/2

CCSC診察シミュレーション室

臨床入門「コミュニ

ケーションⅢ」

医学部 4年生:119名

SP:13名×3回

教員:1名×3回

シナリオ 5本、学生各 5

人×24グループ

1日に面接 5セッショ

ン、面接 10分、SPの FB6

分、学生の FB4分

2017/4/20

レクチャー室

医学英語

SP トレーニング

SP:4 名

教員:2名

2017/5/24

CCSC スキルトレーニング

診察シミュレーション室

医学英語Ⅲ

医学部 3 年生:125

SP:9 名

教員 3名

英語 SPとの医療面接

(医療面接:3分、SP

の FB 各 5分)

2017/5/30,6/6, 13

CCSC診察シミュレーション室

臨床入門「胸部診

察」

医学部 4 年生:42名

×3回

SP:4 名×3 回

教員 4名×3 回

学生の模擬診察

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26

2017/7/5,12,19

CCSCスキルトレーニング室

レクチャー室診察シミュレー

ション室

医学英語Ⅱ

医学部 2 年生:119

SP:7 名×3 回

教員 2~3名×3 回

シナリオ 2本、1日

目:学生 2-3人×48グ

ループで SP と面接練

2 日目:各学生面接

(医療面接:3分、SP

の FB5分)

2017/9/13,15

9/19,20,21

CCSC診察シミュレーション室

「医・薬・看護学

部 IPE Step4」

入院患者の全人的

評価を行い、退院

計画を作成

医学部・薬学部・看

護学部

4 年生:248 名

SP:14 名×4 日

医学部・薬学部・看

護学部教員:42 名×

4日

医師:1~3名×3日

シナリオ 6本、学生各

6-7人×36グループ

1 日目:面接 6セッシ

ョン、面接 20分、再

面接 15分、SPの FB10

3 日目:面接 3セッシ

ョン、面接 15分、SP

の FB8分

2017/10/10,17,24

CCSC診察シミュレーション室

臨床入門「コミュ

ニケーションⅣ」

医学部 4 年生:119

SP:1 名×3 日

教員:1名×3日

医師:8名×3日

シナリオ 5本、学生各

5-6人×24 グループ

1 日に面接 5 セッショ

ン、面接 10 分、SP の

FB8分、医師による

FB8分

2017/11/9

CCSC診察シミュレーション室

「Post-cc

OSCE」

医学部 6 年生:100

SP:医療面接 14名

(千葉 SP 会)、身体

診察7名(シルバー人

材育成センター)、身

体診察 12名(研修医)

評価医師:第1部 24

第 2部 24名

シナリオ 3本、

課題 A 20分:模擬患

者に対する医療面接+

身体診察(12 分)、指導

医へ報告の為メモ用紙

作成(4分)、指導医へ

の報告(4 分)

課題 B20 分:シートか

らの情報収集(病歴)+

模擬患者に対する身体

診察+シートからの情

報収集(検査結果)(12

分)、指導医へ報告の

為のメモ用紙作成(4

分)、指導医への報告

Page 28: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

27

(4 分)

課題 C-1 20 分:模擬

患者に対する医療面接

(12分)、シートからの

情報収集(身体診察・

検査結果)+診療録作成

の為のメモ用紙記載(8

分)

課題 C-2(20 分):診療

録作成

2017/11/28

CCSC診察シミュレーション室

「Post-cc

OSCE」追試

医学部 6 年生:1名

SP:2名、評価医

師:1 名

シナリオ 3本

課題 A、B、C-1、C-2

2017/12/6

CCSCスキルトレーニング室

医学英語Ⅰ

(Review w/SP)

医学部 1 年生:118

SP:7 名

教員:2名

シナリオ 2本、1日

目:学生 2-3人×48グ

ループで SP と面接練

習。2 日目:各学生面

接(医療面接:3分、

SPの FB5 分)

2017/12/13

CCSC診察シミュレーション室

医学英語Ⅰ

(Interview

Test)

医学部 1 年生:118

SP:7 名

教員:2名

2017/12/16

CCSC診察シミュレーション室

共用試験 OSCE

医学部 4 年生:129

SP:13名

教員:27 名

シナリオ 2本、6列、1

日 22 セッション、面

接 10 分、FB なし、評

価表あり

2017/12/16

ポートプラザちば 2Fロイヤ

第 2回 Chiba

Clinical Skills

Boot Camp

研修医:32名

SP:7 名

医師:13 名

県内を中心とした研修

医に対する実技指導セ

ミナー

2018/1/12

CCSC診察シミュレーション室

共用試験 OSCE補

講(医療面接)

医学部 4 年生:4

名、

SP:2 名

評価医師:1 名

シナリオ 2本、面接 10

分、評価表あり

2018/1/19

CCSC診察シミュレーション室

共用試験 OSCE再

補講(医療面接)

医学部 4 年生:2

名、

SP:1 名

評価医師:1 名

シナリオ 1本、面接 10

分、評価表あり

2018/1/23,30,2/6

CCSC診察シミュレーション室

臨床入門コミュニ

ケーションⅡ

医学部 3 年生:127

シナリオ 6本、学生各

5-6人×24グループ、

Page 29: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

28

SP:15-16名×3日

教員:1名×3日

1 日に面接 5 セッショ

ン、面接 10 分、SP の

FB6分、学生の FB4 分

2018/2/19,3/9

CCSC診察シミュレーション室

Difficult

Patient 対応セミ

ナー

研修医:27名

ファシリテーター:6

名(2/19)

ファシリテーター:5

名(3/9)

対応困難な患者への対

応のトレーニング

2017/4/4,11,

5/30,6/6,27,7/18,

25,9/5,26,10/3,31,

11/7,14,21,28,12/5,12,

1/9,16,3/6

レクチャー室

SP 研修会、打ち

合わせ会

SP:12-15 名×20回

教員:1-2名×20 回

医師:1名×18 回

事務:1名×20 回

SP とは/オープンクエ

スチョン/演技実演

フィードバック体験

●シナリオの作成とブラッシュアップ

既存のシナリオを授業の目的、学生の反応に合わせて改変した。

●外部の人材活用

身体診察の模擬患者として外部人材を活用した。

2017年 5月 30日,6月 6日 13日 臨床入門胸部診察のべ 12 名(シルバー人材育成センター)

2017年 11月 28日 Post-OSCE 7名(シルバー人材育成センター)

2017年 12月 16日 第 2回 Chiba Clinical Skills Boot Camp 7名(学生 SP)

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3)アナトミー・ラボ

鈴木崇根

CALにおける教育の実施

① 申請番号 155

1.名称:千葉大学整形外科 Cadaver Workshop<Spine>〜advanced〜(OLIF)

2.期間・参加人数:2017 年 4月 9日 医師 16 名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 整形外科学

4.目的(概要):

Cadaverを用いて脊椎外科の手術手技(OLIF)をシミュレーションすることで技術の向上

を図ると共に、実際の手術の際に生体では確認することのできない重要組織との位置関係を

確認することで安全性を高めることを目的とする。

② 申請番号 157

1.名称:第 3回 ASSET(Advanced Surgical Skills for Exposure in Trauma) 千葉コース

2.期間・参加人数:2017 年 6月 3日 医師 44 名 コメディカル 2名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学

東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 救急災害医療分野

NPO法人千葉医師研修支援ネットワーク

4.目的(概要):

救命のための緊急処置の中には比較的施行する機会の少ない手技が含まれるが、処置を迅

速かつ的確に行えなければ患者を救命することができない。本邦にも、外傷治療戦略を習得

するためのコースはあるが、緊急性の高い重症外傷患者に対する手術手技に特化したコース

は存在していない。米国外科学会(American College of Surgeons)では、そのような患者に

対する緊急処置を学ぶために ASSETコースが設立され、米国内で外傷外科医を対象に開催さ

れている。今回、米国外科学会において ASSET コースを開発した講師を招聘し、頸部・胸腹

部・上下肢における緊急救命処置、血管露出手技を習得し、重症外傷患者の救命につなげる

ため、本教育コースを開催した。

③ 申請番号 158

1.名称:AOSpine Advanced Level Specimen Course 千葉

2.期間・参加人数:2017 年 6月 23日 医師 34名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 整形外科学

4.目的(概要):

Cadaverを用いて脊椎外科の手術手技をシミュレーションすることで技術の向上を図ると

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30

共に、実際の手術の際に生体では確認することのできない重要組織との位置関係を確認する

ことで安全性を高めることを目的とする。

④ 申請番号 1701

1.名称:整形外科 Cadaver Workshop in Chiba <Hand & Elbow>〜Basic〜

2.期間・参加人数:2017 年 5月 1日 医師 29名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 整形外科学

4.目的(概要):

整形外科手外科領域で頻度の高い疾患の治療法を学ぶことを目的とし、注射・手術に必要

な解剖学的知識を確認するともに、保存的治療として行われる関節内や腱鞘内への注射と模

擬手術を行う。

⑤ 申請番号 1703

1.名称:第 8 回頭頸部手術手技セミナー 鼻副鼻腔編

2.期間・参加人数:2017年 7月 1日〜2日 医師 18名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学

4.目的(概要):

Thiel法固定屍体を用いて頭頸部手術手技、今回は内視鏡下の鼻副鼻腔手術手技の習得と

鼻腔および副鼻腔、更にその周囲臓器に対する臨床解剖の研究を目的とした。

⑥ 申請番号 1704

1.名称:筑波・千葉 Cadaver Workshop 2017

2.期間・参加人数:2017年 7月 30日 医師 17名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 整形外科学

4.目的(概要):

(1)頚椎前方アプローチの再確認、(2)胸腰移行部前方の横隔膜、胸膜、腹膜の位置関係を

把握し、前方からの椎体アプローチに必要な解剖学的知識の整理、(3)昨今合併症が問題と

なっている腰椎前方低侵襲アプローチの際に必要な解剖知識の整理と手技の確認、(4)脊椎

全摘術の手技上の要点とピットフォールの確認、(5)胸腔鏡を用いた胸椎前方の観察、以上

を研修の主眼として実施した。

⑦ 申請番号 1705

1.名称:整形外科 Cadaver Workshop in Chiba <Knee> ~Advanced~

2.期間・参加人数:2017 年 7月 15日 医師 17名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 整形外科学

4.目的(概要):

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31

整形外科後期研修医、専門医取得後間もない整形外科医師を対象に関節鏡視下 ACL再建術

及び半月板縫合術の手技を習得すること、また膝関節周囲の解剖実習を行うことで、正確で

安全な手術に必要な知識を得ることを目的とする。

⑧ 申請番号 1706

1.名称:頭蓋底外科手術手技セミナー

2.期間・参加人数:2017 年 9月 24日 医師 8名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 脳神経外科学

4.目的(概要):

外部講師 2名を招き、学内医師 6名を対象に大脳半球間裂及び脳室内手術の解剖を習得す

ることを目的として実施された。まずは Interhemispheric Trans-lamina Terminalis

approachによる大脳半球間裂から第三脳室の解剖の習得を行なった。次に側脳室前角部・

体部から Velum interpositumを経由した第三脳室への approachによる側脳室及び第三脳室

近傍の解剖の習得を行なった。さらに、側脳室三角部への approachを High superior

parietal lobe approach 及び Posterior trans-precuneus approachを行うことで側脳室

近傍の解剖の習得ができた。

⑨ 申請番号 1707

1.名称:第 11回千葉神経内視鏡ハンズオンセミナー

2.期間・参加人数:2017 年 12月 9日〜10日 医師 45名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 脳神経外科学

4.目的(概要):

神経内視鏡経鼻手術、経脳室鏡手術、内視鏡下血腫除去術における外科解剖に関して,神

経内視鏡技術認定を目標とした解剖教育を行うことを目的とし、毎年の開催を行なってい

る。

⑩ 申請番号 1713

1.名称:平成 29年度第1回 献体を用いた呼吸器外科手術手技セミナー

2.期間・参加人数:2017 年 9月 2日 医師 17名 看護師 8名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 呼吸器病態外科学

4.目的(概要):

今回は、ご遺体 2 体を使用して、まだ執刀医としての経験のない若手研修医を対象とし

て、CALを用いて標準的な肺葉切除手技から、気管支や血管の形成を伴う肺切除を経験・習

得すべく、手術手技の実演および実習を行うことを目的とした。

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32

⑪ 申請番号 1714

1.名称:整形外科 Cadaver Workshop in Chiba <Spine> 〜Basic〜

2.期間・参加人数:2017 年 9月 17日 医師 31名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 整形外科学

4.目的(概要):

整形外科専門医を目指す若手整形外科医を対象に、Cadaverを用いて脊椎外科の手術手技

をシミュレーションすることで技術の向上を図ると共に、実際の手術の際に生体では確認す

ることのできない重要組織との位置関係を確認することで安全性を高めることを目的として

開催した。

⑫ 申請番号 1715

1.名称:整形外科 Cadaver Workshop in Chiba <Knee> ~Basic~

2.期間・参加人数:2017年 10月 7日 医師 27名 理学療法士 2名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 整形外科学

4.目的(概要):

整形外科後期研修医を対象に、膝関節の解剖を復習し関節鏡手術の基礎を習得することを

目的として開催した。

⑬ 申請番号 1716

1.名称:整形外科 Cadaver Workshop in Chiba < Shoulder & Elbow> 〜Basic〜

2.期間・参加人数:2017年 10月 21日 医師 27名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 整形外科学

4.目的(概要):

整形外科専門医を目指す若手整形外科医が、肩肘関節領域で遭遇する疾患の基本手術手技

と解剖を理解することを目的として開催した。

⑭ 申請番号 1717

1.名称:整形外科 Cadaver Workshop in Chiba <Hip & Pelvic> 〜Basic〜

2.期間・参加人数:2017 年 10月 29日 医師 26名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 整形外科学

4.目的(概要):

日本国民の高齢化に伴い、変形性股関節症は増加しており、人工股関節置換術の手術件数

も急増している。人工股関節置換術は除痛効果と機能再建に優れた手術である。一方股関節

手術におい使用する手術器械や手術アプローチも急速に進歩している。牽引手術架台を用い

た仰臥位前方法は解剖学的に trueinternevous planeでの筋間侵入であり、解剖学的に最も

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侵襲が少ない術式である。また、骨盤骨折は致死的な高エネルギー外傷であり、整形外科医

にとって経験すべき症例と手術である。本研修の目的は安全で確実な手術を実践するために

屍体を用いた手術手技教育を行うことである。

⑮ 申請番号 1718

1.名称:第 9回 頭頸部手術手技セミナー 鼻副鼻腔編

2.期間・参加人数:2017 年 11月 3日 医師 12名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 口腔科学講座(歯科・顎・口腔外科)

4.目的(概要):

Thiel法固定屍体を用いて頭頸部手術手技、今回は内視鏡下の鼻副鼻腔手術手技の習得と

鼻腔および副鼻腔、更にその周囲臓器に対する臨床解剖の研究を目的とした。

⑯ 申請番号 1720

1.名称:千葉手・肘の外科研究会 Cadaver Workshop 2017

2.期間・参加人数:2017 年 11月 23日 医師 33名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 整形外科学 千葉手・肘の外科研究会

4.目的(概要):

千葉大学整形外科手の外科グループと県内の手外科医(順天堂大学・筑波大学・山梨大

学)で構成される千葉手・肘の外科研究会では県内の手外科医の知見を高め、広く国民に還

元できるように研究会、症例報告会を行っている。さらに年に一度医療技術の向上にも寄与

することを目的として、Cadaver Workshopを開催している。2017年は手・肘の関節鏡手術

と、手部の靭帯再建術を学ぶプログラムとした。

⑰ 申請番号 1721

1.名称:整形外科 Cadaver Workshop in Chiba <Spine> 〜Advanced〜

2.期間・参加人数:2017 年 12月 22日〜23日 医師 25名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 整形外科学

NPO千葉医師研修支援ネットワーク

4.目的(概要):

Cadaverを用いて脊椎外科の手術手技をシミュレーションすることで技術の向上を図ると

共に、実際の手術の際に生体では確認することのできない重要組織との位置関係を確認する

ことで安全性を高めることを目的とする。今回、国内有数の脊椎外科医を招いての Cadaver

Workshopが、NPO千葉医師研修支援ネットワークとの共催、日本ストライカー社の教育部門

の後援により、国内初で実現するに至った。

Page 35: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

34

⑱ 申請番号 1723

1.名称:千葉消化器外科手術セミナー(トライアル 2)

2.期間・参加人数:2018年 1月 6日 医師 8名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 先端応用外科学

4.目的(概要):

消化器外科腹腔鏡手術手技の習得を目的とし、Thiel法固定遺体、ならびに腹腔鏡手術器

具を用いた解剖は当 CALにて初の試みとなるため、今後の教育プログラム作成を目的とした

食道胃腸外科 CAL担当者による研修会を行った。腹腔に腹壁より内視鏡手術用ポートを 7本

留置し、内視鏡手術用カメラにて腹腔内観察を行う。経食道裂孔的に食道周囲縦隔へアプロ

ーチし、縦隔胸膜と食道周囲脂肪組織の間を剥離し、食道周囲縦隔の解剖学的観察を行っ

た。また、十二指腸周囲の剥離および十二指腸の切離、膵上縁リンパ節組織と膵の間を剥離

し、周囲の観察を詳細に行った。現在病的肥満症に対する保険適応外術式である袖状バイパ

ス術の教育のため、小腸を切離、挙上し、胃側十二指腸断端との吻合をおこなった。また、

肛門周囲から直腸部位の解剖、側方リンパ節領域の解剖を鏡視下手術を前提とした解剖をお

こなった。

⑲ 申請番号 1724

1.名称:千葉消化器外科手術セミナー(トライアル 3)

2.期間・参加人数:2018年 1月 20日 医師 7名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 先端応用外科学

4.目的(概要):

消化器外科腹腔鏡手術手技の習得を目的とし、Thiel法固定遺体、ならびに腹腔鏡手術器

具を用いた解剖は当 CALにて初の試みとなるため、今後の教育プログラム作成を目的とした

食道胃腸外科 CAL担当者による研修会を行った。腹腔に腹壁より内視鏡手術用ポートを 7本

留置し、内視鏡手術用カメラにて腹腔内観察を行う。経食道裂孔的に食道周囲縦隔へアプロ

ーチし、縦隔胸膜と食道周囲脂肪組織の間を剥離し、食道周囲縦隔の解剖学的観察を行っ

た。また、十二指腸周囲の剥離および十二指腸の切離、膵上縁リンパ節組織と膵の間を剥離

し、周囲の観察を詳細に行った。現在病的肥満症に対する保険適応外術式である袖状バイパ

ス術の教育のため、小腸を切離、挙上し、胃側十二指腸断端との吻合をおこなった。また、

肛門周囲から直腸部位の解剖、側方リンパ節領域の解剖を鏡視下手術を前提とした解剖をお

こなった。

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35

⑳ 申請番号 1725

1.名称:平成 29年度第 1回 献体を用いた肺移植シミュレーション

2.期間・参加人数:2018年 1月 20日 医師 19名 看護師 7名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 呼吸器病態外科学

4.目的(概要):

今回の目的は、ご遺体 2体を使用して、1体を脳死ドナー、残りの 1体を肺移植レシピエ

ントとみたて、脳死ドナーからの心肺摘出術およびレシピエントへの両肺移植手術を行い、

一般的な呼吸器外科手術では経験できない高度な手術手技を習得することとした。また、ド

ナー肺摘出時に使用する潅流液や潅流回路の準備や、バックテーブルでの摘出したドナー肺

のトリミングなど、実際のドナー手術およびレシピエント手術のシミュレーションを行い、

担当者全員で、一連の流れを確認することも目的とした。

㉑ 申請番号 1726

1.名称:第 12回 救命のための緊急処置手技教育

2.期間・参加人数:2018年 2月 4日 医師 13 名 看護師 2名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学

4.目的(概要):

救命のための緊急処置の中には、比較的施行する機会の少ない手技が含まれるが、そのよ

うな処置を迅速かつ的確に行えなければ,患者を救命することができない。今回、胸腹部に

おける緊急救命処置を、救急部の若手医師に習得させ、また習熟させることを目的に、本教

育を施行した。

㉒ 申請番号 1727

1.名称:口腔顎顔面領域の疾患に対する手術手技教育

2.期間・参加人数:2018年 2月 9日 医師 5名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 口腔科学

4.目的(概要):

腔領域における疾患は、齲蝕、歯周病をはじめ、口腔癌まで多岐にわたる。そのため、

治療を行うにあたり解剖学は基本であり、神経・血管・筋肉などの解剖学的位置を熟知した

うえで手術に臨む必要がある。本研修では臨床経験の少ない口腔外科若手医局員にも安全で

確実な手術手技を習得・習熟させることを目的とした。今回の実習では、インプラント埋入

術と上顎洞根治術(Caldwell-Luc法)を想定し、手技や必要な解剖の教育実習を行った。

インプラント埋入術では、解剖学的に注意が必要なオトガイ神経、舌神経、舌下動脈などの

剖出をし、その走行を確認した。インプラント治療は長期安定性が求められるため、補綴治

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36

療も考慮しながらインプラント体の埋入位置や角度を設計し下顎臼歯部相当部へ埋入した。

上顎洞炎に対する上顎洞根治術(Caldwell-Luc法)では、犬歯窩を開削、開窓部より上顎

洞へアプローチし洞壁(前壁・内側壁・上壁・洞底)、中鼻道、下鼻道を確認し、対孔形成

した。

㉓ 申請番号 1728

1.名称:口腔顎顔面領域の疾患に対する手術手技教育

2.期間・参加人数:2018年 2月 16日 医師 5名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 口腔科学

4.目的(概要):

口腔領域における疾患は、齲蝕、歯周病をはじめ、口腔癌まで多岐にわたる。そのため、

治療を行うにあたり解剖学は基本であり、口腔領域の解剖学的位置を熟知したうえで治療に

臨む必要がある。前回(2 月 9日開催)に引き続き、インプラント埋入術、上顎洞根治術、

顎骨骨折の際の顎間固定術の実習を行った。本研修では臨床経験の少ない口腔外科若手医局

員にも安全で確実な手術手技を習得・習熟させることを目的とした。

㉔ 申請番号 1729

1.称:第 4回 ASSET (Advanced Surgical Skills for Exposure in Trauma) JAPANコース

2.期間・参加人数:2018年 3月 10 日医師 20名 看護師 12名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学

NPO千葉医師研修支援ネットワーク

日本外科学会

4.目的(概要):

救命のための緊急処置の中には比較的施行する機会の少ない手技が含まれるが、そのよう

な処置でも、迅速かつ的確に行えなければ患者を救命することができない。特に外傷では、

損傷した血管やその近位部を適切に露出し、速やかな止血を得ることが求められるため、そ

の処置を学ぶための教育が必要である。そこで本邦では、米国外科学会(American College

of Surgeons)により設立された、外傷患者に対する緊急処置・血管露出手技を学ぶための

ASSETコースを 2016 年より開催し、学習の機会を設けている。今回、第 4回となる、頸

部・胸腹部・上下肢における,緊急救命処置・血管露出手技を習得し重症外傷患者の救命に

つなげるための本教育コースを開催した。

Page 38: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

37

㉕ 申請番号 1730

1.名称:第 5回 ASSET (Advanced Surgical Skills for Exposure in Trauma) - JAPANコー

2.期間・参加人数:2018年 3月 11日 医師 20名 看護師 12名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学

NPO千葉医師研修支援ネットワーク

日本外科学会

4.目的(概要):

救命のための緊急処置の中には比較的施行する機会の少ない手技が含まれるが,そのよう

な処置でも、迅速かつ的確に行えなければ患者を救命することができない。特に外傷では,

損傷した血管やその近位部を適切に露出し速やかな止血を得ることが求められるため、その

処置を学ぶための教育が必要である。そこで本邦では、米国外科学会(American College of

Surgeons)により設立された、外傷患者に対する緊急処置・血管露出手技を学ぶための

ASSETコースを 2016 年より開催し、学習の機会を設けている。今回,第 5回となる、頸

部・胸腹部・上下肢における、緊急救命処置・血管露出手技を習得し重症外傷患者の救命に

つなげるための、本教育コースを開催した。

㉖ 申請番号 1731

1.名称:口腔顎顔面領域の疾患に対する手術手技教育

2.期間・参加人数:2018年 3月 2日 医師 5名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 口腔科学

4.目的(概要):

顎関節症の基本手技として必須である徒手的顎関節授動術(パンピングマニュピュレー

ション)に必要な解剖と手術手技の教育を行った。解剖学的に注意が必要な顔面神経側頭

枝、浅側頭動静脈、頬骨弓、下顎窩、関節円板、関節結節、下顎頭の剖出し確認した。パン

ピングマニュピュレーションは上関節腔を可及的に膨張させるように生理食塩水を用いてパ

ンピング操作を繰りかえす。盲目的に実施するためランドマークからの距離や上関節へアプ

ローチした際の感覚を経験した。口腔領域悪性腫瘍術後の軟組織再建をテーマに広背筋皮弁

再建術について教育実習を行った。腋窩近傍の広背筋前縁部を切開し、広背筋前縁位置と胸

肺動静脈を剖出し確認した。さらに動静脈を剥 離し、末梢から筋皮弁全体を挙上し移行

経路を確認した。解剖学的ランドマークとして大胸筋、三角筋、小胸筋、鎖骨、腰背腱膜な

どを剖出し確認した。今回の研修は、必要な解剖学的位置・構造や手技を習得できる大変貴

重な機会であった。CAL教育は、今後の臨床教育においても大変有用な経験であった。

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㉗ 申請番号 1732

1.名称:千葉消化器外科手術セミナー(トライアル 4)

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 先端応用外科学

4.目的(概要):

消化器外科腹腔鏡手術手技の習得を目的とし、Thiel法固定遺体、ならびに腹腔鏡手術器

具を用いた解剖は当 CALにて 4度目の試みとなるため、今後の教育プログラム作成を目的

とした食道胃腸外科 CAL担当者と有志による研修会を行った。1体は胸部・気管・食道周囲

の解剖を胸腔鏡下に行った。もう 1体は肛門・直腸周囲の解剖ならびに側方リンパ節領

域、骨盤内の複雑な脈管、神経の走行の解剖実習を、腹腔鏡下に行った。多くの手技が実

施でき、教育プログラム作成の参考となった。

㉘ 請番号 1733

1.名称:千葉消化器外科手術セミナー(トライアル 5)

2.期間・参加人数:2018年 3月 17日 医師 10名

3.主催:千葉大学大学院医学研究院 先端応用外科学

4.目的(概要):

消化器外科腹腔鏡手術手技の習得を目的とし、Thiel法固定遺体、ならびに腹腔鏡手術器

具を用いた解剖は当 CALにて 4度目の試みとなるため、今後の教育プログラム作成を目的と

した食道胃腸外科 CAL 担当者と有志による研修会を行った。肛門からの鏡視下手術の第一人

者を外部から講師として招聘し、まず全員で講義を受けた。その後、肛門から内視鏡手術用

ポートを挿入し、直腸固有筋膜に沿った剥離術を前提とした解剖を行った。その後、腹腔に

腹壁より内視鏡手術用ポートを 5本留置し、内視鏡手術用カメラにて腹腔内観察を行った。

その後、骨盤内の側方リンパ節郭清術を前提とした解剖を鏡視下に行った。また、頸部と腹

部からアプローチし、縦隔内の鏡視下手術を前提とした解剖も行った。

Page 40: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

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2.シミュレータの開発

千葉大学フロンティア医工学センター 准教授 中口俊哉

CCSCでは,事業計画の中に効果的なシミュレーション教育を行うための新しいシミュレータの

開発を挙げている。本年度は千葉大学フロンティア医工学センターの中口俊哉教授の研究室と協

働でシミュレータの開発を行ってきた。

「模擬患者(SP)を使った AR 聴診訓練システム EARS の開発」

背景

医学部教育では客観的臨床能力試験である

OSCE(Objective Structured Clinical

Examination)が実施されている。OSCE では

SP(Standardized Patient、 模擬患者)が用い

られるが、SPは健康であるため再現可能な病

態や身体的所見に制限がある。従ってこれま

で聴診訓練用マネキンと併用されてきたが、

医療面接と聴診を円滑に実施することが不可

能であるため教育効果が低下する。そこでバ

ーチャルリアリティ技術により SP を使用し

て医療面接と聴診を円滑に実施することがで

き る 模 擬 聴 診 器 シ ミ ュ レ ー タ EARS

(Educational Augmented Reality

Auscultation System)を提案する。

概要

健常者である SP の体表に聴診器をあてるこ

とで、監督者が設定した異常生体音を再現で

きる模擬聴診器を開発した。図 12に提案する

EARSを使用した訓練の概念図を、図 13に EARS

を用いて聴診訓練を実施している様子を示

す。開発図した模擬聴診器の採音部には接触

センサと赤外 LED が内蔵されている。接触セ

ンサで SPとの接触判定を行い、接触した際に

赤外 LED が点灯する。さらに赤外カメラによ

り赤外光を聴診器位置として検出し、聴診位

置に応じた生体音をコンピュータから無線通

信により聴診器に内蔵したスピーカから再生

する。また聴診位置に応じた生体音の再現を

赤外カメラ

赤外LED

生体音DB

生体音再生

無線通信

呼吸指示器

模擬聴診器の位置検出

図 12 聴診訓練システム EARS の概

念図

図13 EARSを用いて聴診訓練を

実施しているを用いて様

Page 41: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

40

実施するため音源マップ、及び呼吸音の可聴

範囲マップをしている様子作成した。訓練前

に SP の体型をシステム内に設定し準体型に

変換するため SP の上半身を自動検出するこ

とができる。

今年度、本プロジェクトは図 14示す組織体

制で実用化に向けた研究開発を推進した。昨

年度に比べてソフトウェア開発企業が新規に

参画することで、本シミュレータのソフトウ

ェア部分の完成度を高めて実用化に近づけ

た。図 15に示すように千葉大学医学部の実習

科目において EARSを試用し、循環器内科と呼

吸器内科の担当教員や履修学生からのフィー

ドバックを得た。2017年 8月には札幌で開催

された医学教育学会にて実機展示を行い、外

部の医師等からユーザー評価を得た.さらに

国際医療福祉大学を訪問して専門医の意見を

聴取しさらなる改善に努めた。基礎研究とし

ては,次世代型 EARSの検討を推進した。現行

の EARS では呼吸のイミングを模擬患者が機

器に合わせる仕様となっているが、模擬患者

の負担、背面の聴診に非対応、深呼吸に非対応

など課題があった。そこで模擬患者の自然呼

吸タイミングに合わせて呼吸音を再生する要

素技術を検討した。呼吸タイミングを検する

手法を決定し、呼吸音をリアルタイムに伸縮

して再生する信号処理アルゴリズムを提案し

た。

千葉大学フロンティア医工学センター

クリニカルスキルズセンター

附属病院冠動脈疾患治療部

千葉大学工学部メディカルシステム工学科

千葉大学大学院工学研究科メディカルシステムコース

附属病院呼吸器内科

県立保健医療大学

「工」要素技術研究開発

「医」ニーズ提供・有効性評価

ケンツメディコ株式会社

日本ライトサービス株式会社

「産」試作開発・製造・販売・アフターケア

千葉大学 産業連携研究推進ステーション

株式会社グローバルソフトウェア

図 15 医学部の実習で試用する様子

図 14 EARS プロジェクト組織図

Page 42: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

41

Ⅲ.業績一覧

研究論文・総説

1 朝比奈真由美.Ⅲ-2-3千葉大学専門職連携教育(IPE)における e-learningと e-

portfolioの利用.Eポートフォリオ―医療教育での意義と利用法―.(田邊政裕監修)、

篠原出版新社、114-120、2017(査読無)

2 朝比奈真由美.本物のプロフェッショナルを育成する専門職連携教育(IPE).日本歯科

衛生教育学会雑誌 2017;8:1-4 (査読有)

3 Miura M, Nakamura J, Matsuura Y, Wako Y, Suzuki T, Hagiwara S, Orita S, Inage

K, Kawarai Y, Sugano M, Nawata K, Ohtori S. Prediction of fracture load and

stiffness of the proximal femur by CT-based specimen specific finite element

analysis: cadaveric validation study. BMC Musculoskelet Disord. 2017 Dec

16;18(1):536. doi: 10.1186/s12891-017-1898-1.

4 Wako Y, Nakamura J, Eguchi Y, Hagiwara S, Miura M, Kawarai Y, Sugano M, Nawata

K, Yoshino K, Toguchi Y, Masuda Y, Matsumoto K, Suzuki T, Orita S, Ohtori S.

Diffusion tensor imaging and tractography of the sciatic and femoral nerves in

healthy volunteers at 3T. J Orthop Surg Res. 2017 Nov 29;12(1):184. doi:

10.1186/s13018-017-0690-0.

5 Sugiura S, Matsuura Y, Suzuki T, Nishikawa S, Mori C, Kuniyoshi K. Variant

course of extensor pollicis brevis tendon in the third extensor compartment.

Surg Radiol Anat. 2018 Mar;40(3):345-347. doi: 10.1007/s00276-017-1923-y. Epub

2017 Nov 14.

6 Ijima Y, Furuya T, Koda M, Matsuura Y, Saito J, Kitamura M, Miyamoto T, Orita

S, Inage K, Suzuki T, Yamazaki M, Ohtori S. Ijima Y, Furuya T, Koda M, Matsuura

Y, Saito J, Kitamura M, Miyamoto T, Orita S, Inage K, Suzuki T, Yamazaki M,

Ohtori S. Neuroreport. 2017 Dec 13;28(18):1239-1245. doi:

10.1097/WNR.0000000000000907.

7 Hirosawa N, Uchida K, Kuniyoshi K, Murakami K, Inoue G, Miyagi M, Matsuura Y,

Orita S, Inage K, Suzuki T, Takaso M, Ohtori S. Vein wrapping facilitates basic

fibroblast growth factor-induced heme oxygenase-1 expression following chronic

nerve constriction injury. J Orthop Res. 2018 Mar;36(3):898-905. doi:

10.1002/jor.23674. Epub 2017 Oct 4.

8 1. Kubota G, Kamoda H, Orita S, Yamauchi K, Sakuma Y, Oikawa Y, Inage K,

Sainoh T, Sato J, Ito M, Yamashita M, Nakamura J, Suzuki T, Takahashi K,

Ohtori S. Platelet-rich plasma enhances bone union in posterolateral lumbar

fusion: A prospective randomized controlled trial. Spine J. 2019

Feb;19(2):e34-e40. doi: 10.1016/j.spinee.2017.07.167. Epub 2017 Jul 20.

Page 43: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

42

9 2. Matsuura Y, Rokkaku T, Suzuki T, Thoreson AR, An KN, Kuniyoshi K.

Evaluation of Bone Atrophy After Treatment of Forearm Fracture Using

Nonlinear Finite Element Analysis: A Comparative Study of Locking Plates

and Conventional Plates. J Hand Surg Am. 2017 Aug;42(8):659.e1-659.e9. doi:

10.1016/j.jhsa.2017.03.041. Epub 2017 May 26.

3. Maki S, Aramomi M, Matsuura Y, Furuya T, Ota M, Iijima Y, Saito J, Suzuki

T, Mannoji C, Takahashi K, Yamazaki M, Koda M. Paravertebral foramen screw

fixation for posterior cervical spine fusion: biomechanical study and

description of a novel technique. J Neurosurg Spine. 2017 Oct;27(4):415-

420. doi: 10.3171/2016.12.SPINE16803. Epub 2017 May 12.

10 Sugiura S, Matsuura Y, Kuniyoshi K, Nishikawa S, Toyooka T, Mori C, Suzuki T.

Anatomic study of the first extensor compartment and the relationship between

the extensor tendon width and its distal insertion. Surg Radiol Anat. 2017

Nov;39(11):1223-1226. doi: 10.1007/s00276-017-1867-2. Epub 2017 May 8.

11 Matsuura Y, Rokkaku T, Kuniyoshi K, Takahashi K, Suzuki T, Kanazuka A, Akasaka

T, Hirosawa N, Iwase M, Yamazaki A, Orita S, Ohtori S. Smith's fracture

generally occurs after falling on the palm of the hand. J Orthop Res. 2017

Nov;35(11):2435-2441. doi: 10.1002/jor.23556. Epub 2017 Apr 7.

12 Nakamura J, Hagiwara S, Orita S, Akagi R, Suzuki T, Suzuki M, Takahashi K,

Ohtori S.

Direct anterior approach for total hip arthroplasty with a novel mobile

traction table -a prospective cohort study. BMC Musculoskelet Disord. 2017 Jan

31;18(1):49. doi: 10.1186/s12891-017-1427-2.

13 Nakajima T, Ohtori S, Nakamura J, Suzuki T, Aoki Y, Watanabe A, Takazawa M,

Takahashi K. Inflammatory pain-related traits of sensory DRG neurons

innervating the hip joints. J Orthop Sci. 2017 Mar;22(2):325-329. doi:

10.1016/j.jos.2016.12.001. Epub 2016 Dec 23.

14 Yano S, Aoki Y, Watanabe A, Nakajima T, Takazawa M, Hirasawa H, Takahashi K,

Nakagawa K, Nakajima A, Takahashi H, Orita S, Eguchi Y, Suzuki T, Ohtori S.

Less invasive lumbopelvic fixation technique using a percutaneous pedicle screw

system for unstable pelvic ring fracture in a patient with severe multiple

traumas. J Neurosurg Spine. 2017 Feb;26(2):203-207. doi:

10.3171/2016.7.SPINE16323. Epub 2016 Oct 7.

15 Miyamoto S, Nakamura J, Ohtori S, Orita S, Nakajima T, Omae T, Hagiwara S,

Takazawa M, Suzuki M, Suzuki T, Takahashi K. Pain-related behavior and the

characteristics of dorsal-root ganglia in a rat model of hip osteoarthritis

induced by mono-iodoacetate. J Orthop Res. 2017 Jul;35(7):1424-1430. doi:

Page 44: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

43

10.1002/jor.23395. Epub 2017 Apr 17.

16 Nakamura J, Konno K, Orita S, Hagiwara S, Shigemura T, Nakajima T, Suzuki T,

Akagi R, Ohtori S. Distribution of hip pain in patients with idiopathic

osteonecrosis of the femoral head. Mod Rheumatol. 2017 May;27(3):503-507. doi:

10.1080/14397595.2016.1209830. Epub 2016 Jul 26.

17 Orita S, Inage K, Sainoh T, Fujimoto K, Sato J, Shiga Y, Kanamoto H, Abe K,

Yamauchi K, Aoki Y, Nakamura J, Matsuura Y, Suzuki T, Kubota G, Eguchi Y,

Terakado A, Takahashi K, Ohtori S. Lower Lumbar Segmental Arteries Can

Intersect Over the Intervertebral Disc in the Oblique Lateral Interbody Fusion

Approach With a Risk for Arterial Injury: Radiological Analysis of Lumbar

Segmental Arteries by Using Magnetic Resonance Imaging. Spine (Phila Pa 1976).

2017 Feb;42(3):135-142. doi: 10.1097/BRS.0000000000001700.

18 Abe K, Orita S, Mannoji C, Motegi H, Aramomi M, Ishikawa T, Kotani T, Akazawa

T, Morinaga T, Fujiyoshi T, Hasue F, Yamagata M, Hashimoto M, Yamauchi T,

Eguchi Y, Suzuki M, Hanaoka E, Inage K, Sato J, Fujimoto K, Shiga Y, Kanamoto

H, et al. Perioperative Complications in 155 Patients Who Underwent Oblique

Lateral Interbody Fusion Surgery: Perspectives and Indications From a

Retrospective, Multicenter Survey. Spine (Phila Pa 1976). 2017 Jan 1;42(1):55-

62. doi: 10.1097/BRS.0000000000001650.

学会発表

1 Yoko H, Ito S, Onishi S, Asahina M , Improvement of medical professionals’

engagement in team‐based medical practice and physicians’ performance by

using coaching. An International Association for Medical Education Conference

2017, Helsinki Finland, 2017 (amee abstract book 2017; 78.)

2 Majima T, Sakai I, Asahina M , Ide N, Baba Y, Usui I, Ito S, Ikezaki S: Nursing

Students’ Experience of Clinical Interprofessional Education in the Intensive

Care Unit, The 7th Hong Kong International Nursing Forum, 2017.

3 朝比奈真由美.黒河内仙奈,酒井郁子,井出成美,関根祐子,伊藤彰一.クリニカル IPE

に対する臨床指導者からのフィードバック.第 49回日本医学教育学会大会,2017,札幌

4

横尾英孝,伊藤彰一,朝比奈真由美.生坂正臣。コーチングによる臨床実習学習効果向

上の試み-主体的な行動変容で臨床能力を養成する-.第 49回日本医学教育学会大会,

2017,札幌

5 伊藤彰一,相馬孝博,朝比奈真由美,山内かづ代,生坂正臣.医学生の医療安全につい

ての能力発達の把握と効果的・体系的カリキュラムの検討-第二報-.第 49回日本医学

教育学会大会,2017,札幌

Page 45: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

44

6 鈴木崇根:骨折治癒過程における骨強度測定法の確立を目指して〜仮骨の HU値と材料特

性の関係〜

第 43回骨折治療学会

7 鈴木崇根、須澤綾友、鈴木都、松山善之、太田昌彦、菅田陽太、森千里:解剖学は基礎

医学なのか〜ゴールの再設定に挑む〜、第 123回日本解剖学会、東京

講演会及び講演会講師・シンポジウムシンポジスト

年月日 主催・場所 内容 担当

2017.6.2

The 33rd Annual Meeting

of the Korean Society

of MedicalEducation

Daejeon Korea

IPE in Chiba Univ.; Development of

Inohana IPE and Future.

朝比奈

特別講演

2017.7.31 行動科学セミナー 千葉

大学医学部

医学教育における行動科学の導入と

展望

朝比奈

座長

2017.8.17 第 49 回日本医学教育学

会大会 札幌

アウトカム基盤型でカリキュラムを

作成する

朝比奈

座長

2017.10.28

学生・模擬患者参加型多

職種連携模擬病棟ワーク

ショップ

北海道医療大学

専門職連携教育(IPE)でプロフェッ

ショナル能力をパワーアップしよう

朝比奈

特別講演

2017.12.5

筑波大学医学・看護・医療

Ⅲ学類合同プログラム

「ケア・コロキウム」

筑波大学医学部

プロフェッショナルを育成する

IPE(Interprofessional Education)

朝比奈

講演

2017.4.29 第 117 回日本外科学会定

期学術集会 横浜

カダバートレーニングの普及へ向け

て~千葉大学クリニカルアナトミー

ラボの挑戦~

鈴木

シンポジス

2017.9.15 第 66 回東日本整形災害

外科学会 東京

Cadaver Training の普及はどこまで

来たか〜千葉大学の試み〜

鈴木

シンポジス

2017.7.2 第5回整形外科境界領域

研究会

医療安全に対するもうひとつのアプ

ローチ

〜クリニカルアナトミーラボ〜

鈴木

講師

2017.9.19 鳥取大学医学部 FD 研修

「患者の身体だけで学べますか?」

〜クリニカルアナトミーラボの挑戦

鈴木

講師

Page 46: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

45

教育・シミュレーション関係・学会・講演会参加

年月日 内容 参加者

2017.4.23

医学教育セミナーとワークショップ プロフェッショナリズム教育の 2 つの

義務から方略を考えよう~向上心的目標とアンプロフェッショナルの回避

~日本医学教育学会、 東京

朝比奈

2017.6.10 第 54 回日本リハビリテーション医学会学術集会

岡山市 朝比奈

2017.7.23 MEDC 第 65 回医学教育セミナー ワークショップ

岐阜市 朝比奈

2017.8.20 第 49 回日本医学教育学会大会 シムリンピックさっぽろ 2017

札幌市 朝比奈

2017.9.18

第 58 回日本神経学会学術大会・第 23 回世界神経学会会議

(WCN2017)

京都市

朝比奈

2018.3.25

『医療者教育のビデオ・エスノグラフィー』

第 7 回医学教育シンポジウム『アンプロフェッショナルな行動をとる医学

生・研修医に対する指導』 神戸

朝比奈

視察その他

年月日 内容 参加者

2017.5.1-6 Workshops In Japan Week At Thomas Jefferson University

Clinical IPE in Chiba University Hospital 朝比奈

2017.8.5 千葉大学医学部の倫理・プロフェッショナリズム教育 医学教

育リトリート 千葉大学医学部 朝比奈

2017.9.1-8 セントジョージ大学・デュッセルドルフ大学・シャリテ医科大学・オーフス大

学と交換留学・学生交流について打合せと IPEの協議

2017.11.18-

19 第 12回 千葉県臨床研修指導医養成講習会

2017.12.10 第 2回 Chiba Clinical Skills Boot Camp 千葉

Page 47: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

46

研究助成金等得増強

内容

1

研究費補助金(科学基盤研究(C))「医療現場における対応困難事例の調査及び医療者

教育法の開発~患者中心の医療のために」平成 28 年度~30 年度 助成金額:3,100,000

2 研究費補助金(科学基盤研究(C))「クリニカル IPE プログラムの必修化に向けた課題と学

習効果の評価」(研究代表者:朝比奈真由美)2017-2019年 助成額:3,500,000 円

3 独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)平成 29年留学生交流支援制度(短期派遣)「医

学部クリニカル・クラークシップ交換留学プログラム」助成額:560,000 円

4

交流協定校との海外共同学習プログラム

「英国 University of Leicester との地域コミュニティ基盤型診療参加型臨床実習プログラム」

2017 年 助成額:500,000 円

Page 48: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

47

千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター規程

(趣旨)

第1条 この規程は,千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター(以下「センタ

ー」という。)の組織及び運営に関し必要な事項を定める。

(目的)

第2条 センターは,シミュレータ等を利用した教育及び研修を行い,医療安全を確保し,患者中心の

医療を実践できる医療従事者を育成するとともに,シミュレータの研究・開発を行うことを目的と

する。

(利用者)

第3条 センターを利用できる者は,次の各号に掲げるとおりとする。

一 本学の学生

二 本学の職員,医員,医員(シニアレジデント),医員(研修医)等の医療従事者

三 本学以外の者であって,前2号に掲げる者に準ずると認められる者

(ラボ)

第4条 センターに,次の各号に掲げるラボを置く。

一 シミュレーション・ラボ

二 パフォーマンス・ラボ

三 アナトミー・ラボ

四 アニマル・ラボ

(職員)

第5条 センターに,次の各号に掲げる職員を置く。

一 センター長

二 その他の職員

(センター長)

第6条 センター長は,医学研究院又は医学部附属病院教授の中から医学研究院教授会の議に基づき

学長が選考する。

2 センター長の任期は,2年とする。ただし,再任を妨げない。

3 センター長が任期満了前に辞任し,又は欠員となった場合の後任者の任期は前任者の残任期間と

する。

4 センター長は,センターの業務を総括する。

(運営委員会)

第7条 センターの円滑な運営を図るため,センター運営委員会(以下「委員会」という。)を置く。

2 委員会に関し必要な事項は,別に定める。

(事務)

第8条 センターの事務は,医学部事務部において処理する。

(雑則)

第9条 この規程に定めるもののほか,センターに関し必要な事項は,医学研究院教授会の議を経て

別に定める。

附 則

1 この規程は,平成24年2月1日から施行する。

2 最初に選出されるセンター長の任期は,第6条第2項の規定にかかわらず,平成25年3月31

日までとする。

Page 49: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

48

千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター運営委員会規程

(趣旨)

第1条 この規程は,千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター規程第6

条第2項の規定に基づき,クリニカル・スキルズ・センター運営委員会(以下「委員会」とい

う。)に関し必要な事項を定める。

(審議事項)

第2条 委員会は,クリニカル・スキルズ・センター(以下「センター」という。)に関する次の

各号に掲げる事項を審議する。

一 センターの運営に関する重要事項

二 その他委員会が必要と認めた事項

(組織)

第3条 委員会は,次の各号に掲げる者をもって組織する。

一 センター長

二 医学研究院及び医学部附属病院教授の中からセンター長の指名する者 若干名

三 その他委員会が必要と認めた者

2 前項第2号及び第3号の委員の任期は,2年とし,再任を妨げない。ただし,補欠の委員の

任期は,前任者の残任期間とする。

(委員長)

第4条 委員会に委員長を置き,センター長をもって充てる。

2 委員長は,委員会を招集し,その議長となる。

3 委員長に事故あるときは,委員長があらかじめ指名する委員が,その職務を代行する。

(議事)

第5条 委員会は,委員の過半数が出席しなければ,議事を開き,議決することができない。

2 委員会の議事は,出席した委員の過半数をもって決し,可否同数のときは,議長の決すると

ころによる。

(委員以外の出席)

第6条 委員長は,必要と認めるときは,委員以外の者を委員会に出席させることができる。

(庶務)

第7条 委員会の庶務は,医学部事務部において処理する。

(規程の改廃)

Page 50: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

49

第8条 この規程の改廃は,医学研究院教授会の議を経るものとする。

(雑則)

第9条 この規程に定めるもののほか,委員会の運営に関し必要な事項は,委員会が別に定める。

附 則

1 この規程は,平成24年2月1日から施行する。

2 第3条第1項第2号及び第3号の規定により最初に選出された構成員の任期は,同条第2項

の規定にかかわらず,平成25年3月31日までとする。

Page 51: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

50

千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センターにおけるアナトミー・

ラボ及びアニマル・ラボの運営等に関する要項

(趣旨)

第1条 この要項は,千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター規程

第3条第3号に規定するアナトミー・ラボ及び同条第4号に規定するアニマル・ラボの運

営等に関し必要な事項を定める。

(アナトミー・ラボ)

第2条 アナトミー・ラボにおける業務は,千葉大学大学院医学研究院クリニカルアナトミ

ーラボにおいて行うものとする。

2 アナトミー・ラボの運用については,千葉大学大学院医学研究院クリニカルアナトミー

ラボ運営規程及び関連する規程等の定めるところによる。

(アニマル・ラボ)

第3条 アニマル・ラボにおける業務は,千葉大学大学院医学研究院附属動物実験施設にお

いて行うものとする。

2 アニマル・ラボの運用については,千葉大学大学院医学研究院附属動物実験施設規程及

び関連する規程等の定めるところによる。

(要項の改廃)

第4条 この要項の改廃は,医学研究院教授会の議を経るものとする。

附 則

この要項は,平成24年2月1日から実施する。

Page 52: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

51

千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター

シミュレーション・ラボ 利用内規

(趣旨)

第1条 この内規は,千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター規程(以

下「規程」という。)第4条第1号に規定するシミュレーション・ラボ(以下「ラボ」という。)

の施設及び設備の利用に関し,必要な事項を定めるものとする。

(利用の対象)

第2条 ラボを利用できる者は,規程第3条各号に規定する者とする。ただし,学生は教員の監

督の下で利用するものとする。

(利用可能期間)

第3条 ラボは,センター長が指定した期間を除き,原則常時利用できるものとする。

(利用申込)

第4条 ラボを利用しようとする者は,原則として事前に別に定める利用申請書を提出し,セ

ンター長の許可を受けなければならない。

(利用許可)

第5条 センター長は,前条の利用申込が適当であると認めた者について利用を許可する。

(利用許可の取消し)

第6条 センター長は,次の各号の一に該当した場合は,利用の許可を取り消し,又は利用を中

止させることができる。

一 利用者が利用許可の目的又は厳守事項に反したとき。

二 公務のため臨時に使用する必要が生じたとき。

三 設備を許可なくラボ以外に持ち出したとき。

四 施設及び設備を故意に破損したとき。

五 その他センター長が必要と認めたとき。

(利用者の注意義務)

第7条 利用者は,この内規及びセンター長が別に定める利用マニュアルを遵守するとともに,

施設及び設備を適正に使用し,その保全に努めなければならない。

2 利用者は,移動した設備について,利用後に原状回復しなければならない。

(破損等の措置)

Page 53: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

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第8条 利用者が故意又は重大な過失により施設及び設備を破損又は滅失したときは速やかにセ

ンター長に報告し,原状回復に必要な経費を弁償しなければならない。

(管理者の設置)

第9条 センター長は,この内規の円滑な運用を図るため,ラボに管理者を置くことができる。

(内規の改廃)

第10条 この内規の改廃は,医学研究院教授会の議を経るものとする。

(雑則)

第11条 この内規に定めるもののほか,施設及び設備の利用に関し必要な事項は,別に定め

る。

附 則

この内規は,平成 25年 10月 10日から施行する。

〔制定理由〕

シミュレーション・ラボの円滑な利用及び管理を行うため

Page 54: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

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千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター(CCSC)

シミュレーション・ラボ 利用マニュアル

利用内規(以下「内規」という。)に基づき、シミュレーション・ラボ(以下「ラボ」という。)

の施設及び設備(シミュレータを含む。)を利用する上での具体的な利用方法等をこの利用マニュ

アルに定める。

1 利用の手順

利用は、原則として次の手順により行うものとする。

(1) 利用者は、原則として事前に利用予約を行うこと。

(2) 利用予約は、利用申請であり利用承認ではないことに留意すること。

(3) 利用予約は、Web予約システム(以下「システム」という。)により行うこと。

(4) 管理者は、システムにより予約を受け付けた場合は利用の可否を判断し、利用の承

認又は不承認をメールで通知すること。

(5) 利用承認は、事務取扱時間(平日の 9時 00分~17時 00分)内で行うので、休日又は夜間の

利用にあたっては余裕をもって利用申請を行うこと。

(6) 利用承認は、原則先着順とするが、学生教育及び職員研修を優先する場合がある。

(7) 利用者は、返信メールによる「予約申請・確認証および貸出証・利用記録」を確認してプリ

ントアウトし、利用当日に必ず持参すること。

(8 )利用者は、利用を取り消す場合には速やかに管理者に連絡しなければならない。

(9) 連絡先は次のとおりとする。

内線:6685 ダイヤルイン:043-226-2665 E-mail:[email protected]

(10) 利用者は、利用申し込みに際し事務取扱時間内(平日:9時 00分~17時 00分)を厳守する

こと。

2 利用の条件

(1) 利用者は、損害賠償保険に加入すること。

(2) 学生は教員の指導・監督の下で利用すること。

(3) OSCEのための自習の場合は、別に定める。

(4) 利用予約ができない場合の利用は、予約利用者の使用に支障のない場合のみ自己責任での利

用ができるものとする。ただし、次の条件を付するものとする。

① 事務取扱時間内に利用する者は、管理者の許可を口頭で得て利用できるものとし、利用後は、

原状復帰したうえで、「予約申請・確認証および貸出証・利用記録」を管理者に提出しなければ

ならない。「予約申請・確認証および貸出証・利用記録」を忘れた場合は備付けの用紙「「シミ

ュレーション・ラボ利用記録」(別紙1)に記入し提出すること。

② 事務取扱時間外に利用する者は、利用後、原状に復帰した上で、備付けの用紙(別紙1) 「「シ

ミュレーション・ラボ利用記録」を所定の場所に提出しなければならない。

(5) 無断での利用は認めない。

Page 55: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

54

3 授業等で利用する教員

(1) 担当責任者は授業の 1週間前までに、使用装置・備品・消耗品等について医学部学部学務係

において確認すること。

(2) シミュレータ等の使用方法を熟知していない場合は、1週間前までにラボのスタッフ又はシ

ミュレータのメーカー担当者から使用方法を習得すること。

(3) 直前の連絡では装置・備品・消耗品の準備ができない場合があること。

(4) 止むを得ない場合を除き、事前に利用予約を行うこと。

(5) 使用したシミュレータ等は、原状に復帰すること。

4 施設見学申し込み

(1) ラボの見学を希望する者は、「施設見学の申込書」(別紙2)に必要事項を記入してラボ事務

室に提出すること。

(2) 原則として、施設見学時間は平日 9時 00分~17時 00分までとする。

(3) 時間外の見学については、管理者に協議すること。

5 使用方法

(1) 職員証・学生証で入構すること。

(2) 利用を許可された部屋、シミュレータのみ使用すること。

(3) 厳守事項を遵守すること。

(4) 使用時は、承認された利用記録を管理者に提出すること。

(5) 記入した利用記録用紙は、「記入済み用紙入れ」に提出すること。

(6) 消耗品を使用した場合は、「予約申請・確認証および貸出証・利用記録」又は「シミュレー

ション・ラボ利用記録」(別紙1)にチェックをすること。

6 シミュレータ機器の使用

(1) 承認された「予約申請・確認証および貸出証・利用記録」又は(別紙1)「「シミュレーショ

ン・ラボ利用記録」を管理者に提出する。

(2) 使用者は損害賠償保険に加入すること。

(3) シミュレータ機器の使用に関しては、使用者が責任を持つこと。また、指導教員の下に使用

する場合は教員が責任を持つこと。

(4) シミュレータ機器を使用する者は、事前に使用方法を理解・習熟していなければならない。

使用法を十分に理解していない場合は、習熟した者の下で使用する。

7 シミュレータ機器の持ち出し

(1) シミュレータ機器は、ラボで使用するものとする。

(2) 前項の規定にかかわらず、内規第 2条の引用による規定第 3条第 1号及び第 2号に規定する

利用者が止むを得ずラボ外に持ち出す場合には、予約システムを通さない。事前に管理者と

協議し、「シミュレータ機器持ち出し申請書」(別紙3)によるセンター長の承認が必要であ

る。

(3) 持ち出し期間は、シミュレーション・ラボから運搬後より原則 4日間を上限とする。

(4) 持ち出し希望者が申請書を提出する場合には、前項の「シミュレータ機器持ち出し申請書」

Page 56: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

55

に記されている禁止事項及び免責事項の条件に同意したものとみなす。

(5) 利用者がシミュレータ機器を返却する時には、持ち出し責任者およびラボ管理者立会いのも

とに行い、確認する。

8 シミュレータ機器及び関連機器の貸出

(1) シミュレータ機器のラボ以外への貸出は原則認めない。

(2) 前項の規定にかかわらず、内規第2条の引用による規定第3号第3号に規定する利用者が止

むを得ず貸出しを希望する場合は、事前に管理者と協議し、センター長の承認が必要となる。

9 厳守事項

(1) 良識ある行動をし、秩序・風紀の維持及び設備の保全に努めること。

① 手洗いをしてから使用すること。

② 設備・備品・用具を許可なく改変しないこと。

③ 設備・備品・用具を許可なく定められた場所から移動しないこと。(必要な場合は、事前に

申請すること)

④ 使用が終わったときは、整頓し、設備・備品・用具を原状に復すること。

⑤ 設備・備品・用具等を破損又は汚損しないこと。破損又は紛失したときは、速やかにラボ

事務室に届け出ること。

⑥ 使用済の注射針等の医療材料は、所定の容器に廃棄すること。

⑦ スキルトレーニング室・診察シミュレーション室・シミュレーション室では飲食をしない

こと。

⑧ シミュレータは精密機械なので、使用中には飲食をしないこと。

⑨ 火気を使用しないこと。

⑩ 消灯・空調機の管理・窓の戸締りを行うこと。

⑪ 金銭等貴重品は各自が責任をもって管理すること。

⑫ ロッカーや各部屋に私物を放置しないこと。

⑬ 利用者は「利用記録」を必ず提出すること。

10 免責

① 学万が一事故が生じた場合の責任は,指導教員と学生が負うものとする。

② 医療従事者に万が一事故が生じた場合の責任は、使用者が負うものとする。

③ ラボの施設及び設備(シミュレータを含む)の毀損についての責任は、原則として利用者

が負うものとする。

(指定様式)

別紙1:シミュレーション・ラボ利用記録

別紙2:施設見学申込書

別紙3:シミュレータ機器持ち出し申請

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2017 年 機器一覧

分類 メーカー 数量

A HPS 患者シミュレータ I・M・I 1

B 患者シミュレータ Sim Man 3G Laerdal 1

C 乳児シミュレータ Sim baby Laerdal 1

D 分娩シミュレータ Noelle Gaumard 1

Da 新生児シミュレータ HAL Gaumard 1

E 内視鏡シミュレータ AccuTouch immersion medikal 1

F 腹部超音波シミュレータ(ウルトラシム) MEDSIM 1

G 心臓カテーテルシミュレータ CathLab VR immersion medikal 1

Ha 腹腔鏡シミュレータ Dry Box KARL STORZ 6

Hb 腹腔鏡シミュレータDry Box7 エムシーメディカル 1

Hc 腹腔鏡シミュレータ i-Sim iSurgicals 1

Hd 胸腔鏡シミュレータ KARL STORZ 1

I 気管挿管練習モデル Ambu Ambu 4

J エアウェイトレーニングシステム AIRSIM Tru Corp(AIRSIM) 3

K Deluxe Difficult Airway Trainer Laerdal 2

L レサシアン Resusci Anne(挿管用) Laerdal 3

Ma AED Resusci Anne Laerdal 4

Mb レサシアン Resusci Anne(標準) Laerdal 2

O Baby Anne Laerdal 4

P ALS Skill Master & Heart Sim 4000 Laerdal 3

Q 呼吸音聴診シミュレータ(ラング) 京都科学 4

R 心臓病診察シミュレータ(イチロー) 京都科学 2

Ra イチローPLUS 京都科学 2

S 眼底観察シミュレータ"EYE" 京都科学 5

U 耳の診察シミュレータ(EAR) 京都科学 4

V 女性骨盤部トレーナー(内診シミュレータ) 日本ライトサービス 3

V 内診シミュレータ Limbs & Things 社 1

Va 分娩モデル Simulaids 4

Va 胎児モデル(関節付き) アトムメディカル 4

Va 胎盤モデル アトムメディカル 4

W 乳癌触診モデル 京都科学 2

X 乳癌教育用視触診モデル 高研 2

Y 乳癌触診装着式 京都科学 4

Z 前立腺触診シミュレータ 京都科学 2

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57

AA 直腸診シミュレータ 京都科学 6

AB 腰椎・硬膜外穿刺シミュレータ(ルンバールくん) 京都科学 3

ABa 小児腰椎穿刺シミュレータ 京都科学 2

ACa CVC 穿刺挿入シミュレータⅡ(超音波対応) 京都科学 4

ACb フェモララインマン SIMLab 2

AD 動脈採血シミュレータ 京都科学 4

AE 上腕部筋肉注射シミュレータ(リミット) 京都科学 1

AEa 上腕注射パッド(左右 1 組) 京都科学 2

AEb 臀筋注射2ウェイモデル 京都科学 1

AF 採血・静脈シミュレータ(シンジョーⅡ) 京都科学 20

AFa 装着式採血・静脈注射練習キット(かんたんくん) 京都科学 5

AFb 静脈注射パッド 腕帯型(“けっかん”くんⅡ) 坂本モデル 4

AFc 静脈採血困難モデル 高研 1

AG 小児の手背静脈注射シミュレータ(乳児) 京都科学 3

AH 小児の手背静脈注射シミュレータ(幼児) 京都科学 4

AI 男性導尿モデル 京都科学 5

AJ 導尿・浣腸トレーニングモデル TA-1 京都科学 4

AJa 男性導尿・浣腸シミュレータ 京都科学 2

AJb 女性導尿・浣腸シミュレータ 京都科学 2

AJc 導尿・浣腸モデルⅡ(女性陰部モデル) 京都科学 5

AK 吸引シミュレータ(Q ちゃん) 京都科学 7

AL バーチャル iv Laerdal 1

AM 縫合セット 5

AN 乳房マッサージ練習模型 京都科学 1

AO 心音・呼吸音収録装置 ケンツメディコ 1

AP BTLS 外傷セット Laerdal 1

AQ 検眼鏡+耳鏡セット WelchAllyn 23

壁掛け式検眼鏡 WelchAllyn 12

壁掛け式耳鏡 WelchAllyn 12

AR 内視鏡治療トレーニングモデル(胃モデル) 高研 2

AR 胃・十二指腸内視鏡練習モデル 坂本モデル 2

AR 大腸内視鏡モデル 高研 2

AS 万能型成人実習モデル さくらⅡ“SAKURA” 京都科学 2

AT 超音波画像診断装置 東芝 2

AU 褥創ケアモデル 京都科学 2

AV ストーマケア演習用モデル Ⅰ型 IMT いわき 10

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58

AV 人工肛門後ケアーシミュレータ Life/Form 1

AY 成人用ベッド パラマウントベッド 6

AYa 小児用ベッド パラマウントベッド 1

AYb 分娩台 アトムメディカル 1

AYc インファントウォーマー アトムメディカル 1

AYd クベース アトムメディカル 1

AYe ストレーッチャー パラマウントベッド 1

AZ 救急カート アトムメディカル 5

BA 電子内視鏡システム オリンパス 2

BB 点滴台 20

BC AED トレーナー2 Laerdal 10

BD 外傷・救急用超音波診断トレーニングファントム(FAST/ERFAN) 京都科学 2

BDa 超音波診断ファントム上腹部病変モデル(ABDFAN) 京都科学 2

BDb 胎児超音波診断ファントム(SPACEFAN-ST 京都科学 2

BDc 乳房超音波診断トレーニングファントム(BREASTFAN) 京都科学 2

BE ALSシミュレータ&Sim Pad(ALS トレーナーセット) Laerdal 3

BF 心臓・腹部超音波トレーニングシミュレータ「 VIMEDIX(バイメディ

ックス)」 ガデリウス・メディカル 1

BG ライカ血管吻合練習・教育用実態顕微鏡(HD-MMI) 村中医療機器株式会社 1

BH ハイムリック法トレーニングマネキン(チョーキングチャーリー) Laerdal 2

BI AED Resusci Anne with QCPR (AED レサシアン with QCPR) Laerdal 4

BJ 小児用骨髄穿刺トレーナー Laerdal 1

BK 経管栄養シミュレータ 京都科学 2

BL レサシベビーQCPR Laerdal 1

BM リトルジュニア Laerdal 4

SP スーツ ココロ 5

キーラーフレーム双眼ルーペ キーラー&ワイナー 4

ポータブル吸引器 新鋭工業 2

小型吸引器 ブルークロス 1

サクションユニット 新鋭工業 1

オイルレス吸引ポンプセット LMS 2

耳鼻鏡 デジタルマクロビュー WelchAllyn 1

壁掛け式 血圧計 WelchAllyn 12

血圧計 WelchAllyn 12

LED手元ライト 山田医療照明 10

車いす(型式:DM-81、420-B16) 松永製作所 2

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59

数字で見る CCSC シミュレーションセンター利用実績(2017 年度)

平成29年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 累計

稼働日数 29 29 29 31 29 25 28 30 29 24 26 26 335

利用人数(のべ) 2072 2647 2894 2322 1313 2116 2440 2305 2519 2122 1683 1444 25,877

利用件数 175 226 263 180 138 142 231 281 337 166 151 140 2,430個人のスキルトレーニング 38 55 58 28 53 31 48 160 236 45 31 28 811学生の教育 68 87 91 73 17 58 78 43 24 71 49 35 694研修医・看護師の研修 31 20 34 32 18 15 28 28 25 13 18 28 290

その他 38 64 80 47 50 38 77 50 52 37 53 49 635

属性別利用者数

医学部生 836 1025 1025 875 121 784 824 948 1372 1202 378 253 9,643

薬学部生 0 174 141 63 0 230 252 37 0 78 82 31 1,088

看護学部生 2 17 18 31 3 266 65 82 1 16 10 17 528

教員 167 196 219 176 63 125 162 99 139 146 180 117 1,789

研修医 404 96 84 66 36 27 19 76 44 21 78 59 1,010

医師 180 233 206 197 351 125 195 204 200 104 194 154 2,343

看護職 202 441 595 472 327 271 428 434 340 228 433 408 4,579

薬剤師 4 249 148 113 11 46 239 122 57 78 95 5 1,167

検査技師等 6 2 4 9 4 0 11 0 2 14 30 0 82

その他 271 214 454 320 397 242 245 303 364 235 203 458 3,706

2072 2647 2894 2322 1313 2116 2440 2305 2519 2122 1683 1502 25,935

シミュレーションセンター利用実績

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

H29利用者数 2,072 2,647 2,894 2,322 1,313 2,116 2440 2305 2466 2,122 1,683 1,444

H28利用者数 2,057 2,344 2,747 2,519 1,648 2,756 2,758 2,845 1,977 2,530 2,260 1,783

H29利用件数 175 226 263 180 138 142 231 281 335 166 151 140

H28利用件数 196 231 235 236 186 186 248 307 226 208 211 156

0

50

100

150

200

250

300

350

400

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

(件)(人) シミュレーションセンター利用実績(H28・29)

用途別利用件数(2017年度)

用途 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 累計医学部講義 28 30 32 17 0 9 18 3 4 4 3 1 149薬学部講義 0 10 9 3 0 7 15 2 0 7 6 2 61

看護学部講義 0 1 1 0 0 0 5 1 0 1 0 0 9医学部CC 38 43 41 31 14 33 37 26 16 38 39 31 387

医学部CCベーシック 0 0 0 0 0 0 0 0 0 9 0 0 9看護部研修 5 8 16 13 7 7 8 9 9 5 10 15 112病院研修 21 0 0 2 0 0 0 0 1 0 0 0 24

研修医勉強会 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1病棟急変対応セミナー 0 0 1 0 0 1 0 1 0 0 0 1 4

NPOセミナー 2 4 5 4 7 2 1 8 2 2 4 6 47一般セミナー 0 3 0 1 6 0 6 4 1 1 3 1 26

OSCE練習 0 0 0 0 0 0 0 130 191 0 0 0 321研修 3 9 10 14 6 6 12 9 10 3 6 5 93勉強会 0 8 18 8 0 8 16 4 5 1 0 1 69

会議・打合せ 19 22 37 17 12 12 28 21 23 15 9 17 232面接 5 19 18 10 8 6 14 7 7 13 13 7 127

自己練習 37 54 58 28 53 31 48 30 45 45 31 28 488見学 3 1 3 3 9 3 1 3 4 2 4 4 40その他 14 14 14 29 16 17 22 23 19 20 23 20 231

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60

シミュレーションセンター利用実績(2010 年度~2017 年度)

2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年

稼働日数 216 303 325 353 355 363 356 335

利用人数(のべ) 5,354 8,872 20,103 28,393 31,458 29,103 28,222 25,877

利用件数 475 1,233 1,621 3,191 3,288 2,925 2,624 2,430

個人のスキルトレーニング 236 774 742 1,528 1,356 1,255 1,055 811

学生の教育 116 209 307 763 781 704 657 694

研修医・看護師の研修 63 110 268 400 416 313 296 290

その他 58 140 306 500 735 653 620 635

属性別利用者数

医学部生 2,510 3,870 6,924 9,730 9,599 8990 9666 9,643

薬学部生 1137 1639 1271 1,088

看護学部生 258 438 447 528

教員 114 330 785 1,231 1,645 1543 1399 1,789

研修医 213 313 477 935 723 764 702 1,010

医師 569 1,116 1,618 3,227 3,477 3951 3294 2,285

看護師・助産師 783 1,066 3,174 5,605 7,499 5993 6075 4,579

薬剤師 102 2,014 1,892 728 1105 1,167

検査技師 91 94 62 115 156 105 82

その他 940 1,904 6,929 5,712 5,113 4901 4158 3,706

216 303 325353 355 363 356/365

335

475

1,233

1,621

3,191 3,2882,925

2,6242,430

5,354

8,872

20,103

28,393

31,45829,10328,222

25,877

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年

【年間利用者人数】

【年間利用件数・稼働日数】

CCSC利用実績推移

個人のスキ

ルトレーニン

グ, 1,055, 40%学生の教育,

657, 25%

研修医・看護

師の研修, 296, 11%

その他, 620, 24%

内訳別利用者数(n=2,430件)

【分類名】

【件数】

【割合】

医学部生,

9,643,

37%

看護師・

助産師,

4,579,

18%

医師,

2,285,

9%

教員,

1,789,

7%

薬学部生,

1,088,

4%

薬剤師,

1,167,

5%

研修医,

1,010,

4%

看護学部

生, 528,

2%

検査技師,

82,

0.003%その他,

3,706,

14%

属性別利用者数(n=25,877人)

【分類名】

【人数】

【割合】

Page 62: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

61

シミュレーター別利用者数(2017 年度)

120

144

196

28

1081

899

361

130

968

147

87

111

187

171

81

96

148

451

583

33

175

285

388

20

197

72

1720

1735

515

522

397

451

347

389

112

262

483

41

4

175

17

942

55

68

0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 1800 2000

耳の診察シミュレータ(EAR)

眼底観察シミュレータ

直腸診シミュレータ

内診トレーニングモデル

心臓病診察シミュレータ(イチロー)

呼吸音聴診シミュレータ(ラング)

超音波診断システム

内視鏡システム

採血・静脈シミュレータ(シンジョーⅡ)

採血シミュレータ(けっかん君)

動脈採血シミュレータ

CVCシミュレータ(超音波対応)

腰椎・硬膜外穿刺シミュレータ(ルンバールくん)

小児腰椎穿刺シミュレータ

小児骨髄穿刺シミュレータ

小児採血シミュレータ

吸引シミュレータ(Qちゃん)

分娩モデル

腹腔鏡シミュレーター(Dry Box)

腹腔鏡シミュレーター(i-Sim)

女性導尿モデル

男性導尿モデル

導尿・浣腸トレーニングモデル

経管栄養モデル

ハイムリック法トレーナー

フェモラッラインマン

AED Resusci Anne

Resusci Anne

Baby Anne

アンブ 気管挿管練習モデル

ALS Skill MasterHeart Sim 4000

エアウェイトレーニングシステム AIRSIM

ALSシミュレータ&Sim Pad

レサシベビーQ-CPR

Deluxe Difficult Airway Trainer

内視鏡シミュレータ AccuTouch

超音波トレーニングシミュレータ Ultra Sim

手術トレーニングシステム ダヴィンチ

胎児超音波診断ファントム(SPACEFAN-ST)

心臓・腹部超音波トレーニングシミュレータ(CAE VIMEDIX)

HPS患者シミュレータ

患者シミュレータ Sim Man 3G

乳児シミュレータ Sim baby

分娩シミュレータ Noelle

診断

手技

救急

蘇生

バー

チャ

高度

シミ

レー

(人)

NPO法人千葉医師支援ネットワークによる利用実績(2017年度 利用者数 2,417人、利用件数 118件)

4月 5月 6月 7月 8月 9月10月11月12月1月 2月 3月

H29利用数 111368122252448 56 222264 88 45 294152

H29件数 4 8 7 9 21 4 15 22 4 3 12 9

0

5

10

15

20

25

0

100

200

300

400

500

看護師/助産

師, 638, 27%

医師, 827, 34%

医学生, 48, 2%

研修医, 282, 12%

放射線技師, 81, 3% その他, 541, 22%

Page 63: 千葉大学大学院医学研究院附属 クリニカル・スキル …1 巻頭言 千葉大学大学院医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センター 副センター長

62

千葉大学大学院医学研究院附属

クリニカル・スキルズ・センター 年次報告書 第 6号

2018年 3月

〒260-8670

千葉県千葉市中央区亥鼻 1-8-1

千葉大学大学院医学研究院

https://www.ho.chiba-u.ac.jp/ccsc

.jp/ccsc