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特許庁委託事業 韓国企業の技術動向調査 ( サムスン電子、 LG 電子編 ) 日本貿易振興機構 201312

サムスン電子、LG電子編 - JETRO...1 第1編 はじめに 第1章 概要 1. 調査の背景と目的 2012年度において、サムスン電子、LG電子をターゲットに、両社における特許・デ

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特許庁委託事業

韓国企業の技術動向調査

追 補 版 (サムスン電子、LG電子編)

日本貿易振興機構

2013年12月

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I

目 次

第1編 はじめに ......................................... 1

第1章 概要 ................................................................ 1

1. 調査の背景と目的 .................................................. 1

2. 調査の進め方 ...................................................... 1

2-1 粗調査の進め方 .................................................. 1

2-2 詳細調査の進め方 ................................................ 2

3. 調査範囲 .......................................................... 2

3-1 分析対象の特許検索DB及び検索範囲 ................................ 2

3-2 分析の対象となる技術の選定 ...................................... 2

第2編 サムスン電子 .................................... 5

第1章 新興国7ヶ国における特許動向 ........................................ 5

1.概要 ................................................................ 5

1-1 新興国7ヶ国別特許出願動向 ...................................... 5

1-2 家電製品分野における国別出願件数 ................................ 6

1-3 移動通信/情報通信分野における国別出願件数 ....................... 7

1-4 ディスプレイ分野における国別出願件数 ............................ 8

1-5 半導体分野における国別出願件数 .................................. 9

1-6 その他の分野における国別出願件数 ............................... 10

1-7 サムスン電子の製品群別特許出願動向<台湾> ..................... 12

1-8 サムスン電子の製品群別特許出願動向<ロシア> ................... 22

1-9 サムスン電子の製品群別特許出願動向<インド> ................... 33

1-10 サムスン電子の製品群別特許出願動向<ブラジル> ................ 43

1-11 サムスン電子の製品群別特許出願動向<南アフリカ> .............. 51

1-12 サムスン電子の製品群別特許出願動向<ベトナム> ................ 54

1-13 サムスン電子の製品群別特許出願動向<シンガポール> ............ 57

第2章 主要4ヶ国におけるデザイン(意匠)動向 ............................. 67

1.概要 ............................................................... 67

1-1 サムスン電子の国家別デザイン登録動向<日本特許庁> ............. 67

1-2 サムスン電子の製品群別デザイン登録動向<日本特許庁> ........... 68

2-1 サムスン電子の国家別デザイン登録動向<米国特許庁> ............. 72

2-2 サムスン電子の製品群別デザイン登録動向<米国特許庁> ........... 73

3-1 サムスン電子の国家別デザイン登録動向<欧州特許庁> ............. 77

3-2 サムスン電子の製品群別デザイン登録動向<欧州特許庁> ........... 78

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II

4-1 サムスン電子の国家別デザイン登録動向<中国特許庁> ............. 82

4-2 サムスン電子の製品群別デザイン登録動向<中国特許庁> ........... 83

第3編 LG電子 ......................................... 88

第1章 新興国7ヶ国における特許動向 .......................................... 88

1.概要 ............................................................... 88

1-1 新興国7ヶ国別特許出願動向 ..................................... 88

1-2 家電製品分野における国別出願件数 ............................... 89

1-3 移動通信/情報通信分野における国別出願件数 ...................... 90

1-4 ディスプレイ分野における国別出願件数 ........................... 91

1-5 その他の分野における国別出願件数 ............................... 92

1-6 LG電子の製品群別特許出願動向<台湾> ........................... 94

1-7 LG電子の製品群別特許出願動向<ロシア> ........................ 102

1-8 LG電子の製品群別特許出願動向<インド> ........................ 110

1-9 LG電子の製品群別特許出願動向<ブラジル> ...................... 119

1-10 LG電子の電子の製品群別特許出願動向<南アフリカ> ............. 126

1-11 LG電子の製品群別特許出願動向<ベトナム> ..................... 133

1-12 LG電子の製品群別特許出願動向<シンガポール> ................. 138

第2章 主要4ヶ国におけるデザイン(意匠)動向 .............................. 142

1.概要 .............................................................. 142

1-1 LG電子の国家別デザイン登録動向<日本特許庁> .................. 142

1-2 LG電子の製品群別デザイン登録動向<日本特許庁> ................ 142

2-1 LG電子の国家別デザイン登録動向<米国特許庁> .................. 147

2-2 LG電子の製品群別デザイン登録動向<米国特許庁> ................ 147

3-1 LG電子の国家別デザイン登録動向<欧州特許庁> .................. 151

3-2 LG電子の製品群別デザイン登録動向<欧州特許庁> ................ 152

4-1 LG電子の国家別デザイン登録動向<中国特許庁> .................. 156

4-2 LG電子の製品群別デザイン登録動向<中国特許庁> ................ 157

第4編 日本企業との比較 .............................. 162

第1章 各国別における特許出願動向の比較 .................................. 162

1-1 各国別における特許出願動向の比較<台湾> ...................... 162

1-2 各国別における特許出願動向の比較<ロシア> .................... 162

1-3 各国別における特許出願動向の比較<インド> .................... 163

1-4 各国別における特許出願動向の比較<ブラジル> .................. 164

1-5 各国別における特許出願動向の比較<南アフリカ> ................ 164

1-6 各国別における特許出願動向の比較<ベトナム> .................. 165

1-7 各国別における特許出願動向の比較<シンガポール> .............. 165

第2章 各企業におけるデザイン登録動向の比較 .............................. 166

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III

1-1 各企業におけるデザイン登録動向の比較 <日本> ................. 166

1-2 各企業におけるデザイン登録動向の比較<米国> .................. 167

1-3 各企業におけるデザイン登録動向の比較<欧州> .................. 167

1-4 各企業におけるデザイン登録動向の比較<中国> .................. 168

1-5 各企業におけるデザイン登録動向の比較<韓国> .................. 169

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1

第1編 はじめに

第1章 概要

1. 調査の背景と目的

2012年度において、サムスン電子、LG電子をターゲットに、両社における特許・デ

ザイン・商標に関する出願状況を調査、整理し、研究開発の動向、出願がなされてい

る国・地域の動向及び当該国・地域に出願されている技術の動向について網羅的な調

査を行った。その結果、両社とも米国について特許出願・登録を伸ばす一方、予想に

反し、中国における特許出願・登録は、近年急速に減少させている状況が明らかとな

った。

また、両社とも、予想以上にデザイン(意匠)を重視しており、先の調査で対象と

した米国に対するデザイン登録を近年急増させていることが明らかとなった。

そこで、両社の特許出願・登録状況について、新興国に調査対象を広げ、これらの

国・地域に対する知財戦略をより明確にすることを本追補の目的の一つとする。

また、予想以上にデザインを重視している状況にかんがみ、両社の各国におけるデ

ザイン登録の状況について日本企業との比較を行い、デザインに関する知財戦略の相

違を明らかにすることを本追補のもう一つの目的とする。

2. 調査の進め方

調査対象企業が特許出願を行っている全ての出願案件を対象に、該当分野を各企業

の事業部門に従って整理し、粗調査を行う。その中から出願数、出願数の増減を考慮

した上で、重要技術分野の特定を行い、さらに詳細調査を実施する。この調査により、

調査対象企業における研究開発動向を網羅的、俯瞰的に整理すると共に、さらに重要

技術分野について、研究開発動向及び技術の流れを把握する。

2-1 粗調査の進め方

特許に関する粗調査は、調査対象企業の全ての出願のうち台湾 台湾、ロシア、イン

ド、ブラジル、南アフリカ共和国、ベトナム、シンガポールなどの新興国7ヶ国、デ

ザインに関する粗調査は、調査対象企業の全ての出願のうち日本特許庁、米国特許庁、

欧州特許庁、中国特許庁に対する各出願を対象とし、各企業の事業部門の製品群単位

で区分けする。デザイン区分けしたものは、調査期間における総累計数と年度別によ

る件数の推移を把握する。また、全体件数における各単位の件数が占める割合を整理

することで、単なる年度比からの件数の増減に関わらず、調査対象企業の重視する分

野を客観的に眺めることができるようにした。

なお、ファミリー出願と各国別出願を比較において、これらの出願件数は、優先権

主張の関係により、最大1年の相違が生じ得る点に留意されたい。

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2

2-2 詳細調査の進め方

粗調査により特定された重要技術分野について、当該各国特許庁への出願に対し、

IPCサブクラス単位、技術用語を用い、更に詳細調査を行った。詳細調査の結果につい

ても粗調査と同様に各国別における出願件数の年度別推移と各サブクラスが占める割

合を整理する。

また、製品群分類は、2012年度に作成した「韓国企業の技術動向調査」における例

により、以下のとおりとする。

(サムスン電子)移動通信/情報通信、半導体、家電製品、ディスプレイ、その他

(LG電子)移動通信/情報通信、家電製品、ディスプレイ、その他

3. 調査範囲

3-1 分析対象の特許検索DB及び検索範囲

1)特許

対象国特許 調査対象期間 調査対象

台湾特許

2000年1月~2010年12月までに

出願または登録された資料

サムスン電子及びLG電子の

特許出願又は特許登録

インド特許

南アフリカ特許

ブラジル特許

ロシア特許

ベトナム特許

シンガポール特許

2)デザイン

対象国特許 調査対象期間 調査対象

日本特許

2000年1月~2012年12月までに

登録された資料

サムスン電子及びLG電子の

デザイン登録 米国特許

欧州(OHIM)特許

中国特許

3-2 分析の対象となる技術の選定

以下、今回の調査で用いた製品群の仕分け表である。本報告書中の特許統計などで

出てくる製品がどの製品群に属するのか参考にして頂きたい。ただし、それぞれの企

業において製造されている製品の違いにより、同じ製品群であっても詳細商品が異な

っているので、留意されたい。

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(1) サムスン電子製品群別詳細分類

<表1>サムスン電子の製品群による区分け

製品群 詳細製品

移動通信/情報通信 ネットワークシステム、携帯電話、プリンター、PC

半導体 メモリー、LSI、イメージセンサー、ハードディスク

家電製品

TV/AV ゲーム装置、光ディスク、リモコン、モニター、オー

ディオ、プロジェクター、TV、VCR

生活家電 エアクリーナー、洗濯機、エアコン、衣類乾燥器、清

掃機、トイレ製品

台所家電 冷蔵庫、食器洗浄機、軟水器、オーブン、電子レン

ジ、浄水器、製パン器

カメラ カメラ、ビデオカメラ

ホームネットワーク

ディスプレイ 液晶、有機EL、PCB、LED、電子ペーパー、FED、PDP、CRT

その他

ソフトウェア、バイオ、保安装置、ナビゲーション、太陽電池、ロ

ボット、モーター、医療機器、二次電池、燃料電池、金型/射出、

包装、ワイヤレス充電、車両用装置

(2) LG電子製品群別詳細分類

<表2>LG電子の製品群による区分け

製品群 詳細製品

移動通信/情報通信 携帯電話、ネットワークシステム、PC、プリンター

家電製品

TV/AV

光ディスク、歌伴奏機、リモコン、モニター、スィッ

チ、オーディオ、電子玩具、コネクター、プロジェクタ

ー、TV、VCR

生活家電 加湿器、エアクリーナー、その他-家電製品、ドア/ヒン

ジ装置、酸素発生器、洗濯機、エアコン、除湿機、清掃機

台所家電

その他-家電製品、冷蔵庫、排気フード、ビルトイン、食

器洗浄機、オーブン、ワインセラー、生ごみ処理器、電気

釜、電子レンジ、浄水器、コーヒーメーカー

カメラ、ホームネットワーク

ディスプレイ PDP、液晶、有機EL、LED、PCB、CRT、FED、電子ペーパー、AMOLED

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その他

圧縮機、モーター、ナビゲーション、照明装置、太陽電池、保安装

置、燃料電池、二次電池、検査/測定装置、医療機器、包装、車両

用装置、発電システム、金型/射出、塗装及びコーティング、ロボ

ット、キホン、センサー、ワイヤレス充電、バイオ

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第2編 サムスン電子

第1章 新興国7ヶ国における特許動向

1.概要

サムスン電子による新興国7ヶ国(台湾、インド、南アフリカ共和国、ブラジル、

ロシア、ベトナム、シンガポール)に対する特許動向において、各製品別に出願動向

および出願状況を調査し、示した。

1-1 新興国7ヶ国別特許出願動向

下記のグラフは、各国別出願動向の推移である。グラフを見て分かるように、圧倒

的に台湾への特許出願が多い。また台湾、インド、ロシア、ブラジルにおいては 2005

年に大幅に増加している。台湾は、2002年から 2005年までの間に2倍以上出願件数

を伸ばし、台湾への特許出願を重点的に取り組んでいたのがうかがえる。その後は急

減少して、2010年は過去 10年間で極めて低い出願件数となっている。インドにおい

ては、2005年に急激に増加、近年は緩やかに減少してきている。ロシアも 2005年に

一時増加したが、その後は 2007年に急激に減少し、2008年に再び増加したが近年は

かなり減少している。ブラジルも 2005年に増加、その後は緩やかに減少。シンガポー

ルは 2004年に増加を見せたが、2007年に大きく減少し近年は横ばい状態である。ベ

トナムは 2004年から少しずつ増加、一時期減少したが、近年は増加傾向を維持してい

る。南アフリカは小幅ながら出願の増減がある。

<表1>サムスン電子の各国別出願動向の推移

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台湾 インド ロシア ブラジル シンガポール ベトナム 南アフリカ

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次に、サムスン電子の韓国出願を 100とした各国出願の比率を下のグラフで示す。

台湾は 2001 年、前年から急激に比率を伸ばし、その後は 2002 年から近年まで増減し

ながら低下傾向。ロシアは 2008 年に比率を大きく伸ばしたがその後は低下。インドは

2006 年までほぼ横ばい状態であったが、2007 年に低下し 2008 年に大きく比率を伸ば

し、近年は急激に低下した。ブラジルは 2000 年以降横ばい状態であったが、2010 年

は比率を伸ばしている。南アフリカは 2007 年に低下後、若干比率を伸ばしたが再び低

下。ベトナムは近年になって緩やかに比率を伸ばし、シンガポールは比率が低いまま

横ばい状態となっている。

<表2> サムスン電子の韓国出願を100とした各国出願の比率

1-2 家電製品分野における国別出願件数

次は、製品分野別に国別出願件数と比率について見てみる。

まず、家電製品分野では、台湾が 2005 年まで圧倒的に出願件数がトップであったが、

2006年には急激に減少、その後減少傾向となり 2010年に若干増加した。インドにお

いては、2005年以降増減を繰り返し、近年は減少。ロシアも 2005年以降増減を繰り

返している。ブラジルもインドとロシアと同様、2005年に大きく増加したが、その後

は一気に減少、2010年は他国の中でとトップとなった。シンガポールは、2004年に前

年の 2倍以上増加したが、2006年以降は急激に減少した。ベトナムは、2008年に増加

したが、その後小幅ながら減少している。南アフリカは、ここ 10年間で僅かながら

2005年のみ出願件数が多い。

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台湾 ロシア インド ブラジル 南アフリカ ベトナム シンガポール

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<表3>サムスン電子の家電製品分野における国別出願件数

<表4>サムスン電子の家電製品分野における国別出願件数の比率

1-3 移動通信/情報通信分野における国別出願件数

移動通信/情報通信分野においては、2005年以降インドへの出願件数が増加、2007年

にピークとなりその後は減少しているが、近年はインドがトップを占めている。ロシ

アは、2005年以降増減を繰り返している。台湾は2007年に大きく減少し、その後は横

ばい状態が続いている。ブラジルは、ここ10年間増減を繰り返している。シンガポー

ルは、2005年が最も多く、その後は小幅ながら増減傾向。ベトナムは、2006年以降

徐々に出願件数が増え、2010年は近年で最も多い。南アフリカは、2003年から2005年

出願が無かったが、2006年より徐々にまた出願しており、2010年はここ10年で最も多

い。

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台湾 インド ロシア ブラジル シンガポール ベトナム 南アフリカ

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<表5>サムスン電子の移動通信/情報通信分野における国別出願件数

<表6>サムスン電子の移動通信/情報通信分野における国別出願件数の比率

1-4 ディスプレイ分野における国別出願件数

ディスプレイ分野においては、台湾への出願件数が圧倒的に多い。2005年にピーク

を迎えたが、2007年には前年の4分の1程度まで減少し、その後は引き続き減少してい

る。ロシアは2006年及び2007年に若干出願件数が増加した。インド、シンガポール、

ブラジルにいたっては、僅かに出願している状態である。

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インド ロシア 台湾 ブラジル シンガポール ベトナム 南アフリカ

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<表7>サムスン電子のディスプレイ分野における国別出願件数

<表8>サムスン電子のディスプレイ分野における国別出願件数の比率

1-5 半導体分野における国別出願件数

半導体分野においては、ディスプレイ分野同様、台湾が群を抜いてトップを占めて

いる。2008年までは毎年100件以上出願していたが、2009年大幅に減少し、2010年は僅

かながら増加した。シンガポール、ロシア及びインドは、出願件数が少ないながら増

減を繰り返している。ブラジルは、ここ10年間で2000年のみ僅かだが出願している。

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台湾 ロシア インド シンガポール ブラジル

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<表9>サムスン電子の半導体分野における国別出願件数

<表10>サムスン電子の半導体分野における国別出願件数の比率

1-6 その他の分野における国別出願件数

その他の分野は、上記に示した家電製品分野、移動通信/情報通信分野、ディスプレ

イ分野、半導体分野以外の分野である。全体的に見てインドへの出願件数が最も多い。

2005年以降増減を繰り返して2009年にピークを迎えたが、2010年は大幅に減少した。

台湾はここ10年間大幅に増減を繰り返しており、2009年にピークとなった後、2010年

は出願されていない。ロシアは2008年に群を抜いて出願件数が多かったが、その後は

減少傾向。ブラジルは2005年に最も多く出願したが、2007年以降は出願されていない。

シンガポールは、ここ10年間で2008年と2009年のみ出願された。

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<表11>サムスン電子のその他の分野における国別出願件数

<表12>サムスン電子のその他の分野における国別出願件数の比率

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インド 台湾 ロシア ブラジル シンガポール

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インド 台湾 ロシア ブラジル シンガポール

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1-7 サムスン電子の製品群別特許出願動向<台湾>

以下、分野別の特許出願動向を表に示す。

<表13> サムスン電子の製品群別による累計出願件数(台湾)

台湾への出願件数において製品群別に見ると、ディスプレイと半導体が最も多く、

これらの分野に注力しているのがよく分かる。次に家電製品、移動通信/情報通信分野

となっている。

<表14>サムスン電子の製品群別出願件数の推移(台湾)

1,5721,525

962

418

40

0

200

400

600

800

1000

1200

1400

1600

1800

2000

ディスプレイ 半導体 家電製品 移動通信/情報通信 その他

ディス

プレイ35%

半導体

34%

家電製

21%

移動通

信/情報通信

9%

その他

1%

0

50

100

150

200

250

300

350

400

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

ディスプレイ

半導体

家電製品

移動通信/情報通信

その他

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13

ディスプレイ分野は、2005年をピークに近年大幅に減少している。半導体は、2008

年までほぼ横ばい状態であったが、その後大幅に減少している。家電製品は、2005年

以降大幅に減少。移動通信/情報通信は、2006年に最も多く出願されたがその後は減少

している。

<表15>サムスン電子の年度別による製品群別の特許出願件数が全体件数に占める割合

(台湾)

(1) 家電製品群の特許出願動向

下記の表においては、家電製品群における各分野の累計出願件数およびその比率の

推移を示す。圧倒的に TV/AVの出願件数が多い。次の生活家電は毎年 10件にも至らな

い。カメラ、台所家電およびホームネットワークは、ここ 10 年間で出願件数が 10 件

にも至らない。

<表16>サムスン電子の家電製品群における各分野の累計出願件数(台湾)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

ディスプレイ 半導体 家電製品 移動通信/情報通信 その他

923

28 7 2 20

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1000

TV/AV 生活家電 カメラ 台所家電 ホームネットワーク

TV/AV

95.9%

生活家電

2.9%

カメラ

0.7%

台所家電

0.2%ホームネット

ワーク0.2%

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14

<表17>サムスン電子の家電製品群における各分野の年度別出願件数の推移(台湾)

<表18>サムスン電子の家電製品群における各分野の年度別出願件数の比率(台湾)

(2) TV/AVの特許出願動向

全体的に見ると、光ディスクが最も多い。2004 年以降減少している。TV は、2006

年増加したが、その後は減少。モニターは、ほぼ横ばい状態。オーディオおよびプロ

ジェクターは出願件数が少数である。

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

200

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

TV/AV

生活家電

カメラ

台所家電

ホームネットワーク

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

TV/AV 生活家電 カメラ 台所家電 ホームネットワーク

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15

<表19>サムスン電子のTV/AVに関する細部製品の年度別推移(台湾)

(3) 生活家電の特許出願動向

2006年以降、生活家電の特許出願がされていないため、ここでは2001年から2006年

までの統計を見てみる。エアコンは2001年から翌年急激に減少、2005年以降出願がさ

れていない。

<表20>サムスン電子の生活家電に関する細部製品の年度別推移(台湾)

(4) 台所家電/ホームネットワーク/カメラの特許出願動向

カメラが2006年以外毎年出願され、全体の6割程度を占めている。浄水器、冷蔵庫

にいたっては2004年以降出願がない。ホームネットワークは2006年と2010年に出願さ

れるなど、バラつきがある。

0

50

100

150

200

250

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

光ディスク

TV

モニター

オーディオ

プロジェクター

総合計 光ディス

614

66.5%

TV

16117.4%

モニター

108

11.7%

オーディ

オ25

2.7%

プロジェ

クター15

1.6%

0

2

4

6

8

10

2001 2002 2003 2004 2005 2006

洗濯機

エアコン

空気清浄機 洗濯機

1346.4%エアコン

1242.9%

空気清浄機

310.7%

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16

<表21>サムスン電子の台所家電/ホームネットワーク/カメラに関する細部製品の年度

別推移(台湾)

(5) 移動通信/情報通信製品群の特許出願動向

全体的に見てネットワークシステムが最も多いが、2006年をピークに減少。続くPC

は、ここ10年間増減が激しい。携帯電話は、2006年をピークに減少傾向。プリンター

は近年ほとんど出願されていない。

<表22>サムスン電子の移動通信/情報通信製品群に関する細部製品の累計出願件数

(台湾)

0

1

2

3

4

2000 2004 2006 2007 2009 2010

カメラ

ホームネットワーク

冷蔵庫

浄水器カメラ

7

63.6%

ホームネッ

トワーク2

18.2%

冷蔵庫

19.1%

浄水器

19.1%

270

68 62

18

0

50

100

150

200

250

300

350

400

ネットワークシステム PC 携帯電話 プリンター

ネット

ワークシステム

64.6%

PC

16.3%

携帯電話

14.8%

プリン

ター4.3%

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<表23>サムスン電子の移動通信/情報通信製品群に関する細部製品の年度別出願件数の

推移(台湾)

<表24>サムスン電子の移動通信/情報通信製品群に関する細部製品の年度別出願件数の

比率(台湾)

(6) ディスプレイ製品群の特許出願動向

LCD は、2005 年をピークに近年は大幅に減少しているが、全体の 9 割強を占めてい

る。OLEDは 2008年以降出願がない。LEDは、出願件数に多少の増減はあるが近年着実

に出願されている。PCBは、近年出願件数が減り、2008年以降出願されていない。

0

10

20

30

40

50

60

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

ネットワークシステム

PC

携帯電話

プリンター

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

ネットワークシステム PC 携帯電話 プリンター

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18

<表25>サムスン電子のディスプレイ製品群に関する細部製品の累計出願件数(台湾)

<表26>サムスン電子のディスプレイ製品群に関する細部製品の年度別出願件数の

推移(台湾)

1,460

55 32 25

0

200

400

600

800

1000

1200

1400

1600

LCD OLED LED PCB

LCD

92.9%

OLED

3.5%

LED

2.0%

PCB

1.6%

0

50

100

150

200

250

300

350

400

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

LCD OLED LED PCB

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19

<表27>サムスン電子のディスプレイ製品群に関する細部製品の年度別出願件数の

比率(台湾)

(7) 半導体製品群の特許出願動向

2007年をピークに近年は減少傾向だが、メモリーが全体の8割を占めている。LSIは、

2007年頃まで横ばい状態だったが、それ以降大幅に減少している。イメージセンサー

は2006年をピークに減少。ハードディスクの出願はここ10年間非常に少ない。

<表28>サムスン電子の半導体製品群に関する細部製品の累計出願件数(台湾)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

LCD OLED LED PCB

1253

208

631

0

200

400

600

800

1000

1200

1400

メモリ

82.2%

LSI

13.6%

イメージ

センサー

4.1%

ハード

ディスク0.1%

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20

<表29>サムスン電子の半導体製品群に関する細部製品の年度別出願件数の推移

(台湾)

<表30>サムスン電子の半導体製品群に関する細部製品の年度別出願件数の比率

(台湾)

(8) その他製品群の特許出願動向

その他製品群における比率は毎年ばらつきがあるが、ソフトウェアが最も多い。次

いでバイオ、金型/射出、二次電池、モーター。太陽電池は2009年になってから出願さ

れている。ナビゲーション、保安装置は件数が少なく近年は出願されていない。包装

はここ10年間で2007年のみ出願された。

0

50

100

150

200

250

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

メモリー LSI イメージセンサー ハードディスク

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

メモリー LSI イメージセンサー ハードディスク

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<表31>サムスン電子のその他製品群に関する細部製品の累計出願件数(台湾)

<表32>サムスン電子のその他製品群に関する細部製品の年度別出願件数の推移

(台湾)

11

8

5

4 4

3

2 2

1

0

2

4

6

8

10

12

ソフトウェア バイオ 金型/射出 二次電池 モーター太陽電池 ナビゲーション 保安装置 包装

ソフトウェ

ア27.5%

バイオ

20.0%

金型/射出

12.5%

二次電池

10.0%

モーター

10.0%

太陽電池

7.5%

ナビゲー

ション5.0%

保安装置

5.0%

包装

2.5%

0

1

2

3

4

5

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009

ソフトウェア バイオ

金型/射出 二次電池

モーター

太陽電池 ナビゲーション

保安装置 包装

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<表33>サムスン電子のその他製品群に関する細部製品の年度別出願件数の比率

(台湾)

1-8 サムスン電子の製品群別特許出願動向<ロシア>

以下、分野別の特許出願動向を表に示す。

<表34> サムスン電子の製品群別による累計出願件数(ロシア)

ロシアへの出願件数において製品群別に見ると、移動通信/情報通信分野が6割弱と

最も多く、これらの分野に注力しているのがよく分かる。しかし、2005年のピーク時

から一転、2007年に大幅に減少。2008年に再び増加するも、近年はまた大幅に減少し

ている。次の家電製品は、2005年のピーク後、移動通信/情報通信分野と同様な推移を

見せている。その他分野は、2008年に最も多く出願されたが、その後は大幅に減少。

半導体およびディスプレイは、ほぼ横ばい状態。

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

ソフトウェア バイオ 金型/射出 二次電池 モーター

太陽電池 ナビゲーション 保安装置 包装

677

405

37 36 29

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1000

移動通信/情報通信 家電製品 その他 半導体 ディスプレイ

移動通信/情報

通信57.2%

家電製品

34.2%

その他

3.1%

半導体

3.0%ディスプレイ

2.4%

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<表35>サムスン電子の製品群別出願件数の推移(ロシア)

<表36>サムスン電子の年度別による製品群別の特許出願件数が全体件数に占める割合

(ロシア)

(1) 家電製品群の特許出願動向

下記の表においては、家電製品群における各分野の累計出願件数およびその比率の

推移を示す。TV/AV の出願件数が 7 割近くで最も多く、2005 年がピークであったが、

近年は大幅に減少している。生活家電も 2005 年がピークであったがその後大幅に減少。

カメラは、2005 年から増減幅が激しい。台所家電は、2008 年以降ほとんど出願されて

いない。ホームネットワークはここ 10年間で 2件のみの出願である。

0

20

40

60

80

100

120

140

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

移動通信/情報通信

家電製品

その他

半導体

ディスプレイ

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

移動通信/情報通信 家電製品 その他 半導体 ディスプレイ

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<表37>サムスン電子の家電製品群における各分野の累計出願件数(ロシア)

<表38>サムスン電子の家電製品群における各分野の年度別出願件数の推移(ロシア)

<表39>サムスン電子の家電製品群における各分野の年度別出願件数の比率(ロシア)

281

64

3622

2

0

50

100

150

200

250

300

TV/AV 生活家電 カメラ 台所家電 ホームネットワーク

TV/AV

69.4%

生活家電

15.8%

カメラ

8.9%

台所家電

5.4%

ホーム

ネットワーク

0.5%

0

10

20

30

40

50

60

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

TV/AV

生活家電

カメラ

台所家電

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

TV/AV 生活家電 カメラ 台所家電 ホームネットワーク

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(2) TV/AVの特許出願動向

光ディスクが最も多い。2005 年以降徐々に減少し、2009 年以降は著しく減少してい

る。TV は、2006 年をピークにその後大幅減少。プロジェクターは、2008 年以降徐々

に減少。オーディオは、横ばい状態。モニターは、ここ 10年間で 3件のみ。

<表40>サムスン電子のTV/AVに関する細部製品の年度別推移(ロシア)

(3) 生活家電の特許出願動向

洗濯機が最も多く、2005年のピーク後は大幅に減少している。掃除機は、2006年最

も多く出願されたが、近年は出願件数が少ない。衣類乾燥機は、2005年に出願された

が、それ以外はされていない。エアコンも非常に少なく、空気清浄機は、ここ10年間

で1件のみの出願となっている。

<表41>サムスン電子の生活家電に関する細部製品の年度別推移(ロシア)

0

10

20

30

40

50

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

光ディスクTVプロジェクターオーディオモニター

光ディス

ク163

58.0%

TV

75

26.7%

プロジェ

クター25

8.9%

オーディ

オ15

5.3%

モニター

31.1%

0

5

10

15

20

25

2002 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

洗濯機

掃除機

衣類乾燥機

エアコン

空気清浄機

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(4) 台所家電の特許出願動向

冷蔵庫とオーブンの出願件数が同数の8件。冷蔵庫は、2006年に多く出願されたが20

07年は出願がなく、2008年に再び出願された。オーブンは、2005年に最も多く出願さ

れたが2006年は大幅に減少。それ以降は、出願されていない。電子レンジは、バラつ

きが激しく、2006年以降は出願されていない。浄水器は、2007年にのみ1件出願されて

いる。

<表42>サムスン電子の台所家電に関する細部製品の年度別推移(ロシア)

(5) ホームネットワーク/カメラの特許出願動向

カメラが9割強と圧倒的である。出願件数の増減幅が激しく、2010年は前年より大幅

に減少した。ホームネットワークは、2004年および2008年に1件ずつ出願された。

<表43>サムスン電子のホームネットワーク/カメラに関する細部製品の年度別推移

(ロシア)

0

2

4

6

8

10

2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008

冷蔵庫

オーブン

電子レンジ

浄水器

冷蔵庫

836.4%

オーブン

8

36.4%

電子レンジ

522.7%

浄水器

1

4.5%

0

2

4

6

8

10

2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

カメラ

ホームネットワーク

カメラ

3694.7%

ホームネッ

トワーク2

5.3%

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(6) 移動通信/情報通信の特許出願動向

ネットワークシステムが最も多く、2005年まで着実に増加していたが、その後は、

徐々に減少し、2010年はここ10年間で最も少ない。プリンターは、2008年にピークで

あったが、その後大幅に減少している。携帯電話は、近年減少傾向である。PCは、200

6年以降出願されていない。

<表44>サムスン電子の移動通信/情報通信製品群に関する細部製品の累計出願件数

(ロシア)

<表45>サムスン電子の移動通信/情報通信製品群に関する細部製品の年度別出願件数の

推移(ロシア)

546

84

43

4

0

100

200

300

400

500

600

ネットワークシステム プリンター 携帯電話 PC

ネットワークシ

ステム80.6%

プリンター

12.4%

携帯電話

6.4%

PC

0.6%

0

20

40

60

80

100

120

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

ネットワークシステム

プリンター

携帯電話

PC

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28

<表46>サムスン電子の移動通信/情報通信製品群に関する細部製品の年度別出願件数の

比率(ロシア)

(7) ディスプレイ製品群の特許出願動向

LCD が、全体の約 8 割を占めているが、2007 年以降は大幅に減少している。次の

LED は、2006 年以降出願されていない。OLED は、2005 年以降出願されていない。PCB

は、2007年のみ 1件出願された。

<表47>サムスン電子のディスプレイ製品群に関する細部製品の累計出願件数

(ロシア)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

ネットワークシステム プリンター 携帯電話 PC

23

32

1

LCD LED OLED PCB

LCD

79.3%

LED

10.3%

OLED

6.9%

PCB

3.4%

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29

<表48>サムスン電子のディスプレイ製品群に関する細部製品の年度別出願件数の

推移(ロシア)

<表49>サムスン電子のディスプレイ製品群に関する細部製品の年度別出願件数の

比率(ロシア)

(7) 半導体製品群の特許出願動向

メモリーが、全体の約7割を占めている。2005年以降減少傾向である。次のLSIは、

ほほ横ばい状態である。ハードディスクは、ここ10年間で2006年に1件のみ出願されて

いる。

0

1

2

3

4

5

6

7

8

2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009

LCD LED OLED PCB

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

LCD LED OLED PCB

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30

<表50>サムスン電子の半導体製品群に関する細部製品の累計出願件数(ロシア)

<表51>サムスン電子の半導体製品群に関する細部製品の年度別出願件数の推移

(ロシア)

25

10

1

0

5

10

15

20

25

30

メモリー LSI ハードディスク

メモリー

69.4%

LSI

27.8%

ハードディス

ク2.8%

0

2

4

6

8

10

2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

メモリー LSI ハードディスク

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31

<表52>サムスン電子の半導体製品群に関する細部製品の年度別出願件数の比率

(ロシア)

(8) その他製品群の特許出願動向

その他製品群における比率は、ソフトウェアが最も多く、2008年が出願件数のピー

クであったがその後は減少、2010年は、ソフトウェアのみ出願されている。次のナビ

ゲーションも2008年のピーク後減少している。医療機器は、4件で2005年以降出願され

ていない。光ファイバーは、2000年にのみ出願され、金型/射出は2004年に1件、保安

装置は2007年に1件出願されている。

<表53>サムスン電子のその他製品群に関する細部製品の累計出願件数(ロシア)

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

メモリー LSI ハードディスク

20

8

43

1 1

0

5

10

15

20

25

ソフトウェア ナビゲーション 医療機器 光ファイバー 金型/射出 保安装置

ソフトウェア

54.1%ナビゲーション

21.6%

医療機器

10.8%

光ファイバー

8.1%

金型/射出

2.7%

保安装置

2.7%

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32

<表54>サムスン電子のその他製品群に関する細部製品の年度別出願件数の推移

(ロシア)

<表55>サムスン電子のその他製品群に関する細部製品の年度別出願件数の比率

(ロシア)

0

1

2

3

4

5

2000 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

ソフトウェア ナビゲーション 医療機器 光ファイバー 金型/射出 保安装置

2000

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

ソフトウェア ナビゲーション 医療機器 光ファイバー 金型/射出 保安装置

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33

1-9 サムスン電子の製品群別特許出願動向<インド>

以下、分野別の特許出願動向を表に示す。

<表56> サムスン電子の製品群別による累計出願件数(インド)

インドへの出願件数において製品群別に見ると、移動通信/情報通信分野が6割強を

占めているが、2007年のピーク時から徐々に減少し、2010年はピーク時の半分にも満

たない。次の家電製品は、2005年のピーク後、増減を繰り返し、減少傾向。その他分

野は、近年増減幅が激しい。半導体は、2007年に最も多く出願しているがその後は大

幅に減少。ディスプレイは、2005年からほぼ横ばい状態であったが近年は減少傾向。

<表57>サムスン電子の製品群別出願件数の推移(インド)

824

454

4215 10

移動通信/情報通信 家電製品 その他 半導体 ディスプレイ

移動通信/情報

通信61.3%

家電製品

33.8%

その他

3.1%

半導体

1.1%ディスプレイ

0.7%

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

移動通信/情報通信

家電製品

その他

半導体

ディスプレイ

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34

<表58>サムスン電子の年度別による製品群別の特許出願件数が全体件数に占める割合

(インド)

(1) 家電製品群の特許出願動向

下記の表においては、家電製品群における各分野の累計出願件数およびその比率の

推移を示す。TV/AV の出願件数が圧倒的に多く、これらの分野に注力しているのがよ

く分かる。2005 年がピークであったが、近年は大幅に減少している。次のカメラは、

2007 年がピークであったがその後大幅に減少。ホームネットワークは、近年大幅な減

少傾向。生活家電はここ 10年間で 5件、2007年以降出願されていない。

<表59>サムスン電子の家電製品群における各分野の累計出願件数(インド)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

移動通信/情報通信 家電製品 その他 半導体 ディスプレイ

429

13 7 5

TV/AV カメラ ホームネットワーク 生活家電

TV/AV

94.5%

カメラ

2.9%

ホームネット

ワーク1.5%

生活家電

1.1%

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35

<表60>サムスン電子の家電製品群における各分野の年度別出願件数の推移(インド)

<表61>サムスン電子の家電製品群における各分野の年度別出願件数の比率(インド)

(2) TV/AVの特許出願動向

光ディスクが全体の半分以上を占めている。2005 年がピークであったが近年は著し

く減少している。TV は、2008 年をピークにその後徐々に減少。プロジェクターは、

2008 年以降出願されていない。オーディオおよびモニターともに、近年は減少傾向。

リモコンは、ここ 10年間で 2009年に 1件のみ出願されている。

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

TV/AV カメラ ホームネットワーク 生活家電

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

TV/AV カメラ ホームネットワーク 生活家電

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36

<表62>サムスン電子のTV/AVに関する細部製品の年度別推移(インド)

(3) 生活家電/ホームネットワーク/カメラの特許出願動向

カメラの比率が最も多いが、2007年のピーク後は大幅に減少している。ホームネッ

トワークは、2006年から減少している。洗濯機は、ここ10年間で5件のみ。

<表63>サムスン電子の生活家電/ホームネットワーク/カメラに関する細部製品の

年度別推移(インド)

(4) 移動通信/情報通信の特許出願動向

ネットワークシステムが約8割と最も多い。2005年に出願件数が急増し、2007年まで

着実に増加していたが、その後は大幅に減少している。次の携帯電話は、2006年をピ

ークに近年は大幅に減少している。プリンターは、毎年出願件数の増減が激しい。PC

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

光ディスクTVプロジェクターオーディオモニターリモコン

光ディス

221

51.5%

TV

18442.9%

プロジェ

クター9

2.1%

オーディ

9

2.1%

モニター

51.2%

リモコン

10.2%

0

2

4

6

8

10

2000 2001 2005 2006 2007 2008 2009

カメラ

ホームネットワーク

洗濯機

カメラ

13

52.0%ホームネッ

トワーク

7

28.0%

洗濯機

5

20.0%

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37

は、ここ10年間で6件。2009年以降出願されていない。

<表64>サムスン電子の移動通信/情報通信製品群に関する細部製品の累計出願件数

(インド)

<表65>サムスン電子の移動通信/情報通信製品群に関する細部製品の年度別出願件数の

推移(インド)

665

9954

6

ネットワークシステム 携帯電話 プリンター PC

ネットワー

クシステム

80.7%

携帯電話

12.0%

プリンター

6.6%

PC

0.7%

0

20

40

60

80

100

120

140

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

ネットワークシステム 携帯電話 プリンター PC

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38

<表66>サムスン電子の移動通信/情報通信製品群に関する細部製品の年度別出願件数の

比率(インド)

(5) ディスプレイ製品群の特許出願動向

LCDが 7割を占めている。次の CRTは、出願件数 2件で 2007年以降出願されていな

い。PCBは 2008年の 1件のみ。

<表67>サムスン電子のディスプレイ製品群に関する細部製品の累計出願件数

(インド)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

ネットワークシステム 携帯電話 プリンター PC

7

2

1

LCD CRT PCB

LCD

70.0%

CRT

20.0%

PCB

10.0%

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39

<表68>サムスン電子のディスプレイ製品群に関する細部製品の年度別出願件数の

推移(インド)

<表69>サムスン電子のディスプレイ製品群に関する細部製品の年度別出願件数の

比率(インド)

(6) 半導体製品群の特許出願動向

メモリーが、圧倒的に多い。2007年をピークに減少傾向である。LSIは、ここ10年間

で2008年に1件のみ出願されている。

0

1

2

3

2000 2005 2006 2007 2008 2009

LCD CRT PCB

2000

2005

2006

2007

2008

2009

LCD CRT PCB

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40

<表70>サムスン電子の半導体製品群に関する細部製品の累計出願件数(インド)

<表71>サムスン電子の半導体製品群に関する細部製品の年度別出願件数の推移

(インド)

<表72>サムスン電子の半導体製品群に関する細部製品の年度別出願件数の比率

(インド)

14

1

メモリー LSI

メモリー

93.3%

LSI

6.7%

0

1

2

3

4

5

2001 2002 2004 2005 2006 2007 2008 2009

メモリー LSI

2001

2002

2004

2005

2006

2007

2008

2009

メモリー LSI

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41

(7) その他製品群の特許出願動向

その他製品群における比率は、ソフトウェアが半分を占めている。2009年に出願件

数が増加したがその後は減少している。次の光ファイバーは、2006年以降出願されて

いない。保安装置は、2005年に多く出願されたが近年は1件のみである。燃料電池は、

2006年に1件出願されて以降、近年は出願されていない。発電システム、医療機器、二

次電池、車両用装置、ナビゲーション、圧縮機はここ10年間で1件のみ出願されており、

近年においては医療機器が2009年に出願された。

<表73>サムスン電子のその他製品群に関する細部製品の累計出願件数(インド)

21

76

21 1 1 1 1 1

ソフトウェア 光ファイバー 保安装置 燃料電池発電システム 医療機器 二次電池 車両用装置ナビゲーション 圧縮機

ソフトウェア

50.0%

光ファイバー

16.7%

保安装置

14.3%

燃料電池

4.8%

発電システム

2.4%

医療機器

2.4%

二次電池

2.4%

車両用装置

2.4%ナビゲーション

2.4% 圧縮機

2.4%

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42

<表74>サムスン電子のその他製品群に関する細部製品の年度別出願件数の推移

(インド)

<表75>サムスン電子のその他製品群に関する細部製品の年度別出願件数の比率

(インド)

0

2

4

6

8

10

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

ソフトウェア 光ファイバー 保安装置 燃料電池

発電システム 医療機器 二次電池 車両用装置

ナビゲーション 圧縮機

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

ソフトウェア 光ファイバー 保安装置 燃料電池 発電システム

医療機器 二次電池 車両用装置 ナビゲーション 圧縮機

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43

1-10 サムスン電子の製品群別特許出願動向<ブラジル>

以下、分野別の特許出願動向を表に示す。

<表76> サムスン電子の製品群別による累計出願件数(ブラジル)

ブラジルへの出願件数において製品群別に見ると、移動通信/情報通信分野が5割強

を占め、2005年のピーク時から徐々に減少し、2009年に大幅に減少したが2010年は急

増している。次の家電製品は、2005年のピーク後に大幅に減少したが、移動通信/情報

通信分野同様に2010年急増している。その他分野は、近年減少傾向で2008年から出願

されていない。ディスプレイは、2006年から暫く出願されていなかったが2010年に再

び出願された。半導体は、ここ10年間で2000年の2件のみ。

<表77>サムスン電子の製品群別出願件数の推移(ブラジル)

334

266

144 2

0

50

100

150

200

250

300

350

400

移動通信/情報通信 家電製品 その他 ディスプレイ 半導体

移動通信/情報

通信53.9%

家電製品

42.9%

その他

2.3%

ディスプレイ

0.6%半導体

0.3%

0

10

20

30

40

50

60

70

80

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

移動通信/情報通信

家電製品

その他

ディスプレイ

半導体

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44

<表78>サムスン電子の年度別による製品群別の特許出願件数が全体件数に占める割合

(ブラジル)

(1) 家電製品群の特許出願動向

下記の表においては、家電製品群における各分野の累計出願件数およびその比率の

推移を示す。TV/AV が圧倒的に多く、これらの分野に注力しているのがよく分かる。

2005 年をピークに激減したが、近年は出願件数が伸びてきている。次の生活家電は、

2004 年に 3 件出願されて以降、出願されていない。ホームネットワークおよびカメラ

は、ここ 10年間で 2件のみ。カメラにいたっては、2000年以降出願されていない。

<表79>サムスン電子の家電製品群における各分野の累計出願件数(ブラジル)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

移動通信/情報通信 家電製品 その他 ディスプレイ 半導体

258

4 2 2

0

50

100

150

200

250

300

TV/AV 生活家電 ホームネットワーク カメラ

TV/AV

97.0%

生活家電

1.5%

ホームネット

ワーク0.8%

カメラ

0.8%

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45

<表80>サムスン電子の家電製品群における各分野の年度別出願件数の推移(ブラジル)

<表81>サムスン電子の家電製品群における各分野の年度別出願件数の比率(ブラジル)

(2) TV/AVの特許出願動向

光ディスクが全体の半分以上を占めている。2005 年がピーク後著しく減少し、その

間 TV の出願件数が伸びている。2010 年はやや増加した。TV も 2005 年のピーク後に

徐々に減少したが、2010 年に再び増加している。プロジェクターは、2006 年以降出願

されていない。モニターは、近年は減少傾向。オーディオは、ここ 10 年間で 2009 年

に 3件のみ出願され、2006年以降は出願されていない。

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

TV/AV 生活家電 ホームネットワーク カメラ

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

TV/AV 生活家電 ホームネットワーク カメラ

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46

<表82>サムスン電子のTV/AVに関する細部製品の年度別推移(ブラジル)

(3) 生活家電/ホームネットワーク/カメラの特許出願動向

洗濯機の比率が最も多いが、2004年以降出願されていない。次のカメラは、2000年

のみの出願。ホームネットワークは2件のみ。エアコンは1件のみの出願で、全体的に

出願件数が多くない。

<表83>サムスン電子の生活家電/ホームネットワーク/カメラに関する細部製品の

年度別推移(ブラジル)

0

10

20

30

40

50

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

光ディスクTVプロジェクターモニターオーディオ

光ディス

ク136

52.7%

TV

10942.2%

プロジェ

クター5

1.9%

モニター

51.9%

オーディ

オ3

1.2%

0

2

4

6

2000 2002 2004 2010

洗濯機

カメラ

ホームネットワーク

エアコン

洗濯機

337.5%

カメラ

225.0%

ホームネッ

トワーク2

25.0%

エアコン

112.5%

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47

(4) 移動通信/情報通信の特許出願動向

ネットワークシステムが約8割と最も多い。2005年に出願件数が最も多かったが、そ

の後は大幅に減少、2009年に再び増加している。次の携帯電話は、2010年に最も多く

出願している。プリンターは、2008年に急増したが翌年は1件と急減した。PCは、ここ

10年間で2004年の1件のみの出願である。

<表84>サムスン電子の移動通信/情報通信製品群に関する細部製品の累計出願件数

(ブラジル)

<表85>サムスン電子の移動通信/情報通信製品群に関する細部製品の年度別出願件数の

推移(ブラジル)

269

34 30

10

50

100

150

200

250

300

ネットワークシステム 携帯電話 プリンター PC

ネットワークシ

ステム80.5%

携帯電話

10.2%

プリンター

9.0%

PC

0.3%

0

10

20

30

40

50

60

70

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

ネットワークシステム 携帯電話 プリンター PC

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48

<表86>サムスン電子の移動通信/情報通信製品群に関する細部製品の年度別出願件数の

比率(ブラジル)

(5) ディスプレイ/半導体製品群の特許出願動向

LCDが 6割強を占めている。メモリーは、2000年以降出願されていない。

<表87>サムスン電子のディスプレイ/半導体製品群に関する細部製品の累計出願件数

(ブラジル)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

ネットワークシステム 携帯電話 プリンター PC

4

2

0

2

4

6

8

LCD メモリー

LCD

66.7%

メモリー

33.3%

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49

<表88>サムスン電子のディスプレイ/半導体製品群に関する細部製品の年度別出願

件数の推移(ブラジル)

<表89>サムスン電子のディスプレイ/半導体製品群に関する細部製品の年度別出願

件数の比率(ブラジル)

(6) その他製品群の特許出願動向

その他製品群における比率は、圧縮機が約7割を占めている。2005年に出願件数が増

加したがその後は減少している。次のナビゲーションは、2件で2007年以降出願されて

いない。充電器および二次電池は、2000年の1件のみである。

<表90>サムスン電子のその他製品群に関する細部製品の累計出願件数(ブラジル)

0

0.5

1

1.5

2

2.5

2000 2005 2010

LCD メモリー

2000

2005

2010

LCD メモリー

10

2

1 1

0

2

4

6

8

10

12

圧縮機 ナビゲーション 充電器 二次電池

圧縮機

71.4%

ナビゲーション

14.3%

充電器

7.1%

二次電池

7.1%

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50

<表91>サムスン電子のその他製品群に関する細部製品の年度別出願件数の推移

(ブラジル)

<表92>サムスン電子のその他製品群に関する細部製品の年度別出願件数の比率

(ブラジル)

0

1

2

3

4

5

2000 2003 2004 2005 2006 2007

圧縮機

ナビゲーション

充電器

二次電池

2000

2003

2004

2005

2006

2007

圧縮機 ナビゲーション 充電器 二次電池

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51

1-11 サムスン電子の製品群別特許出願動向<南アフリカ>

以下、分野別の特許出願動向を表に示す。

<表93> サムスン電子の製品群別による累計出願件数(南アフリカ)

南アフリカへの出願件数において製品群別に見ると、移動通信/情報通信分野が8割

弱占めており、2008年に急減したが近年再び出願件数が増加している。家電製品は、

2005年のピーク以降減少している。

<表94>サムスン電子の製品群別出願件数の推移(南アフリカ)

39

11

0

5

10

15

20

25

30

35

40

45

50

移動通信/情報通信 家電製品

移動通信/情報

通信78.0%

家電製品

22.0%

0

2

4

6

8

10

2000 2001 2002 2005 2006 2007 2008 2009 2010

移動通信/情報通信 家電製品

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52

<表95>サムスン電子の年度別による製品群別の特許出願件数が全体件数に占める割合

(南アフリカ)

(1) 細部製品の特許出願動向

下記の表においては、細部製品における累計出願件数およびその比率の推移を示す。

ネットワークシステムが比率が多く、2009 年から出願件数が伸びてきている。次の光

ディスクは、2005 年に最も多く出願されたが、その後は出願件数が少ない。携帯電話

は、2007年の 3件のみの出願である。

<表96>サムスン電子の細部製品における累計出願件数(南アフリカ)

2000

2001

2002

2005

2006

2007

2008

2009

2010

移動通信/情報通信 家電製品

36

11

3

0

5

10

15

20

25

30

35

40

ネットワークシステム 光ディスク 携帯電話

ネットワークシ

ステム

72.0%

光ディスク

22.0%

携帯電話

6.0%

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53

<表97>サムスン電子の細部製品における年度別出願件数の推移(南アフリカ)

<表98>サムスン電子の細部製品における年度別出願件数の比率(南アフリカ)

0

2

4

6

8

10

2000 2001 2002 2005 2006 2007 2008 2009 2010

ネットワークシステム 光ディスク 携帯電話

2000

2001

2002

2005

2006

2007

2008

2009

2010

ネットワークシステム 光ディスク 携帯電話

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54

1-12 サムスン電子の製品群別特許出願動向<ベトナム>

以下、分野別の特許出願動向を表に示す。

<表99> サムスン電子の製品群別による累計出願件数(ベトナム)

ベトナムへの出願件数において製品群別に見ると、移動通信/情報通信分野が家電製

品よりも若干多い。移動通信/情報通信分野は、2009年より急激に増加し、家電製品は、

2008年に急増、翌年から横ばい状態である。

<表100>サムスン電子の製品群別出願件数の推移(ベトナム)

48 47

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

110

120

130

移動通信/情報通信 家電製品

移動通信/情報

通信50.5%

家電製品

49.5%

0

2

4

6

8

10

12

14

16

18

20

2002 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

移動通信/情報通信 家電製品

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55

<表101>サムスン電子の年度別による製品群別の特許出願件数が全体件数に占める割合

(ベトナム)

(1) 細部製品の特許出願動向

下記の表においては、細部製品における累計出願件数およびその比率の推移を示す。

ネットワークシステムと TV がほぼ同率である。ネットワークシステムは 2009 年から

急激に増加、TV は 2008 年に急激に増加し、その後減少傾向である。携帯電話は、

2006 年に最も多く出願されたが、その後は激減。光ディスクは、近年横ばい状態であ

る。洗濯機は、2006年に 3件のみ。カメラは、2010年に 1件のみ出願されている。

<表102>サムスン電子の細部製品における累計出願件数(ベトナム)

2002

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

移動通信/情報通信 家電製品

40 39

8

43

1

ネットワークシステム TV 携帯電話 光ディスク 洗濯機 カメラ

ネットワークシ

ステム42.1%

TV

41.1%

携帯電話

8.4%

光ディスク

4.2%

洗濯機

3.2%カメラ

1.1%

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56

<表103>サムスン電子の細部製品における年度別出願件数の推移(ベトナム)

<表104>サムスン電子の細部製品における年度別出願件数の比率(ベトナム)

0

5

10

15

20

2002 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

ネットワークシステム TV

携帯電話 光ディスク

洗濯機 カメラ

2002

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

ネットワークシステム TV 携帯電話 光ディスク 洗濯機 カメラ

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57

1-13 サムスン電子の製品群別特許出願動向<シンガポール>

以下、分野別の特許出願動向を表に示す。

<表105> サムスン電子の製品群別による累計出願件数(シンガポール)

シンガポールへの出願件数において製品群別に見ると、家電製品が全体の6割を占め

ている。2004年まで着実に増加を辿っていたが2005年に減少し、その後は著しい減少

傾向を見せている。移動通信/情報通信分野は、2005年のピーク以降増減を繰り返して

いる。半導体は2006年のピーク以降、移動通信/情報通信分野と同様である。ディスプ

レイの出願は、ここ10年間まばらである。その他は、2009年に出願率を伸ばしたもの

の2010年は出願されていない。

255

101

57

8 4

家電製品 移動通信/情報通信 半導体 ディスプレイ その他

家電製品

60.0%

移動通信/情報

通信23.8%

半導体

13.4%

ディスプレイ

1.9%

その他

0.9%

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58

<表106>サムスン電子の製品群別出願件数の推移(シンガポール)

<表107>サムスン電子の年度別による製品群別の特許出願件数が全体件数に占める割合

(シンガポール)

(1) 家電製品群の特許出願動向

下記の表においては、家電製品群における各分野の累計出願件数およびその比率の

推移を示す。TV/AV が圧倒的に多く、2004 年まで顕著に出願件数が増加していたが、

2006 年以降は大幅に減少している。次の生活家電は、2005 年以降出願されていない。

カメラは、2000年に 5件出願されたのみ。ホームネットワークは、2006年に 1件のみ

出願されている。

0

20

40

60

80

100

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

家電製品 移動通信/情報通信 半導体 ディスプレイ その他

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

家電製品 移動通信/情報通信 半導体 ディスプレイ その他

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59

<表108>サムスン電子の家電製品群における各分野の累計出願件数(シンガポール)

<表109>サムスン電子の家電製品群における各分野の年度別出願件数の推移

(シンガポール)

238

115 1

0

50

100

150

200

250

TV/AV 生活家電 カメラ ホームネットワーク

TV/AV

93.3%

生活家電

4.3%

カメラ

2.0%

ホームネット

ワーク

0.4%

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

TV/AV 生活家電 カメラ ホームネットワーク

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60

<表110>サムスン電子の家電製品群における各分野の年度別出願件数の比率

(シンガポール)

(2) TV/AVの特許出願動向

光ディスクが 8割以上占めているが、2004年のピーク後大幅に激減し、2008年以降

は出願されていない。次の TV は、2008 年のピーク後減少傾向である。VCR は、ここ

10 年間で 11 件で 2005 年以降は出願されていない。オーディオは、2004 年と 2005 年

のみ出願され、近年は出願されていない。モニターは、ここ 10 年間で 2009 年に 1 件

のみ出願されている。

<表111>サムスン電子のTV/AVに関する細部製品の年度別推移(シンガポール)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

TV/AV 生活家電 カメラ ホームネットワーク

0

20

40

60

80

100

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

光ディスク TV VCR オーディオ モニター

光ディス

196

82.4%

TV

2510.5%

VCR

114.6%

オーディ

5

2.1%

モニター

10.4%

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61

(3) 生活家電/ホームネットワーク/カメラの特許出願動向

エアコンの比率が最も多いが、近年は出願されていない。次のカメラは、2000年の

みの出願されている。洗濯機は、2004年に3件。ホームネットワークは2006年に1件の

み出願されている。

<表112>サムスン電子の生活家電/ホームネットワーク/カメラに関する細部製品の

年度別推移(シンガポール)

(4) 移動通信/情報通信の特許出願動向

ネットワークシステムが約8割と最も多い。出願件数の増減幅が激しいが、毎年着実

に出願されている。次の携帯電話は、2005年に最も多く出願し、その後は激減、近年

は出願されていない。PCは、2004年の3件のみ。プリンターは、2000年の1件のみの出

願である。

0

2

4

6

8

10

2000 2001 2002 2004 2006

エアコンカメラ洗濯機ホームネットワーク

エアコン

8

47.1%

カメラ

529.4%

洗濯機

317.6%

ホームネッ

トワーク1

5.9%

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62

<表113>サムスン電子の移動通信/情報通信製品群に関する細部製品の累計出願件数

(シンガポール)

<表114>サムスン電子の移動通信/情報通信製品群に関する細部製品の年度別出願件数

の推移(シンガポール)

80

17

31

ネットワークシステム 携帯電話 PC プリンター

ネットワークシ

ステム

79.2%

携帯電話

16.8%

PC

3.0%

プリンター

1.0%

0

2

4

6

8

10

12

14

16

18

20

2000 2001 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

ネットワークシステム 携帯電話 PC プリンター

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63

<表115>サムスン電子の移動通信/情報通信製品群に関する細部製品の年度別出願件数

の比率(シンガポール)

(5) ディスプレイ製品群の特許出願動向

LCDのみ出願しており、出願件数は 2002年以後横ばい状態である。

<表116>サムスン電子のディスプレイ製品群に関する細部製品の累計出願件数

(シンガポール)

<表117>サムスン電子のディスプレイ製品群に関する細部製品の年度別出願件数の

推移(シンガポール)

2000

2001

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

ネットワークシステム 携帯電話 PC プリンター

8

LCD

100.0%

0

0.5

1

1.5

2

2.5

3

3.5

2002 2006 2008

LCD

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64

<表118>サムスン電子のディスプレイ製品群に関する細部製品の年度別出願件数の

比率(シンガポール)

(6) 半導体製品群の特許出願動向

メモリーが約 9 割を占めているが、2008 年をピークに減少傾向である。ハードディ

スクは、2004年と 2006年の出願のみ。LSIは、2004年に 1件のみ出願されている。

<表119>サムスン電子の半導体製品群に関する細部製品の累計出願件数

(シンガポール)

<表120>サムスン電子の半導体製品群に関する細部製品の年度別出願件数の推移

(シンガポール)

2002

2006

2008

LCD

51

5

1

0

10

20

30

40

50

60

メモリー ハードディスク LSI

メモリー

89.5%

ハードディス

ク8.8%

LSI

1.8%

0

2

4

6

8

10

12

14

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

メモリー ハードディスク LSI

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65

<表121>サムスン電子の半導体製品群に関する細部製品の年度別出願件数の比率

(シンガポール)

(7) その他製品群の特許出願動向

その他製品群においては、バイオの比率が非常に高い。2008年に出願件数が増加し

たがその後は減少している。医療機器は、2009年に1件のみ出願されている。

<表122>サムスン電子のその他製品群に関する細部製品の累計出願件数

(シンガポール)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

メモリー ハードディスク LSI

3

1

0

1

2

3

4

5

バイオ 医療機器

バイオ

75.0%

医療機器

25.0%

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66

<表123>サムスン電子のその他製品群に関する細部製品の年度別出願件数の推移

(シンガポール)

<表124>サムスン電子のその他製品群に関する細部製品の年度別出願件数の比率

(シンガポール)

0

1

2

3

2008 2009

バイオ 医療機器

2008

2009

バイオ 医療機器

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67

第2章 主要4ヶ国におけるデザイン(意匠)動向

1.概要

前回の「韓国企業の技術動向調査」において、主に韓国のデザイン登録動向につい

て重点的に示し、国家別のデザイン登録状況については簡単に述べた。今回は主要 4

カ国(日本、米国、欧州、中国)について、各製品の登録動向および登録状況を調査

し、示した。

1-1 サムスン電子の国家別デザイン登録動向<日本特許庁>

サムスン電子が日本特許庁にデザイン登録された件を年度別に表にすると以下のよ

うになる。デザイン登録は 2006 年までは非常に少なかったが、2007 年に急速に増加、

さらに 2008 年をピークにいったん減少を見せるものの、2011 年を底に急速に増加し

ている。

<表125>サムスン電子のデザイン登録件数(日本)

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

登録

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68

1-2 サムスン電子の製品群別デザイン登録動向<日本特許庁>

以下、分野別のデザイン登録動向を表に示す。

<表126> サムスン電子の製品群別による累計件数の比率の推移(日本)

移動通信/情報通信分野は、2008年をピークに目立って変動が激しいが、家電製品

やその他の分野についてもほぼ同様のことが言える。後述しているが、家電製品の累

計件数を追い越した 2012年のその他の分野においては、X線撮影機が割合を伸ばして

いる。

累計件数と全体に占める比率の推移は下の表に示す。累計の内訳では、移動通信/情

報通信が 66%、家電製品が 18%、その他が 16%となる。

<表127>製品群別による累計件数の内訳(上)とその比率の推移(下)(日本)

0

20

40

60

80

100

120

140

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

移動通信/情報通信

家電製品

その他

移動通信

/情報通

66%

家電製品

18%

その他

16%

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69

(1) 移動通信/情報通信のデザイン登録動向

下の表に移動通信/情報通信の製品群における登録件数の比率の推移を示す。2012年

に携帯用端末機が急激に増加している。また、2011年まで毎年携帯電話の比率が最も

高かったが、2012年は減少。一方、ノートパソコンが 2010年に 一時期完全に底をつ

いたが、2011年から復活し、2012年は携帯電話の登録件数を超えた。

<表128> 移動通信/情報通信の製品群における登録件数の比率の推移(日本)

(2)家電製品のデザイン登録動向

1)全体の動向

家電製品では、TV/AVの出願が 2009年にピークになったが、その後大幅に減少。

2011年はカメラが登録件数を増やしたが、翌年は半分以上まで減少した。生活家電や

台所家電にいたっては、近年登録件数の増減幅が非常に大きい。

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

移動通信/情報通信 家電製品 その他

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

コンピューター

中継機

電話機

ノートパソコン

携帯用端末機

携帯電話

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70

<表129>家電製品に属するデザイン登録動向(日本)

2)TV/AVの動向

TV/AVの全体の件数の推移は、上の表で既に示した。ここでは、TV/AVに属する各製

品の年度別比率を示す。近年、その比率を伸ばしているものとしては、セットトップ

ボックス、モニター、リモコンなどが挙げられる。

<表130>TV/AVに属する各製品の年度別比率(日本)

0

5

10

15

20

25

30

35

40

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

TV/AV カメラ 生活家電 台所家電 ホームネットワーク

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

TV セットトップボックス モニター スピーカー DVDプレーヤー プロジェクター リモコン オーディオ ステッカー 映像プレーヤー

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71

3)生活家電の動向

生活家電に属する各製品の年度別比率を以下に示す。グラフを見ると分かるように、

年々割合が非常に偏っている。近年は、掃除機の割合が最も多い。

<表131>生活家電に属する各製品の年度別比率(日本)

4)台所家電の動向

台所家電に属する各製品の年度別比率を以下に示す。年々、冷蔵庫の割合の変動が

激しい。2012年は、冷蔵庫と食器乾燥機とで二分している。

<表132>台所家電に属する各製品の年度別比率(日本)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

エアコン 洗濯機 掃除機 空気清浄機

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

冷蔵庫 食器乾燥機 オーブン 電気釜

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72

(3)その他のデザイン登録動向

その他の全体件数の推移は上の表で示した。ここでは、その他に属する各製品の年

度別比率を示す。近年伸びているものとしては、X線撮影機、包装箱、プリンター用

現像機などが挙げられる。

<表133>その他に属する各製品の年度別比率(日本)

2-1 サムスン電子の国家別デザイン登録動向<米国特許庁>

サムスン電子が米国特許庁にデザイン登録された件を年度別に表にすると以下のよ

うになる。デザイン登録は 2004 年まで非常に少なかったが、アップルが iPhone を発

売した 2007 年から登録件数が上昇、2008 年をピークに徐々に減少し、近年はほぼ横

ばい状態が続いている。

<表134>サムスン電子のデザイン登録件数(米国)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

プリンター MP3プレーヤー 包装箱 光ディスク X線撮影機 プリンター用現像機 イヤホン ハードディスク ノートブックスタンド 携帯用端末機ケース その他

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

登録

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73

2-2 サムスン電子の製品群別デザイン登録動向<米国特許庁>

以下、分野別のデザイン登録動向を表に示す。

<表135> サムスン電子の製品群別による累計件数の比率の推移(米国)

米国においては、家電製品分野よりも移動通信/情報通信分野の累計件数が多い。

2008年をピークに減少傾向、家電製品分野は2007年以降横ばいの状態が続いている。

累計件数と全体に占める比率の推移は下の表に示す。累計の内訳では、移動通信/情報

通信が52%、家電製品が26%、その他が22%となる。

<表136>製品群別による累計件数の内訳(上)とその比率の推移(下)(米国)

0

100

200

300

400

500

600

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

移動通信/情報通信

家電製品

その他

移動通信

/情報

通信

52%家電製品

26%

その他

22%

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(1) 移動通信/情報通信のデザイン登録現況

下の表に移動通信/情報通信の製品群における登録件数の比率の推移を示す。各国同

様圧倒的に携帯電話の割合が高いが、2012年に携帯用端末機が急激に増加しており、

近年、ノートパソコンが徐々に登録件数を上昇させている。

<表137> 移動通信/情報通信の製品群における登録件数の比率の推移(米国)

(2)家電製品のデザイン登録動向

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

移動通信/情報通信 家電製品 その他

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

コンピューター

中継機

電話機

携帯用端末機

ノートパソコン

携帯電話

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75

1)全体の動向

家電製品では、台所家電と生活家電の減少が目立つ。TV/AVは、2007年にピークに

なったがその後減少、近年は緩やかに上昇している。

<表138>家電製品に属するデザイン登録動向(米国)

2)TV/AVの動向

ここでは、TV/AVに属する各製品の年度別比率を示す。近年、その比率を伸ばして

いるものとしては、TV、モニター、スピーカーなどが挙げられる。

<表139>TV/AVに属する各製品の年度別比率(米国)

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

TV/AV 台所家電 生活家電 カメラ ホームネットワーク

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

TV モニター スピーカー セットトップボックス リモコン ブルーレイプレーヤー DVDプレーヤー 映像プレーヤー プロジェクター オーディオ ホームシアター 3D用メガネ

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3)生活家電の動向

生活家電に属する各製品の年度別比率を以下に示す。近年エアコンの割合の変動が

大きく、日本同様、米国においても掃除機の割合が上昇している。

<表140>生活家電に属する各製品の年度別比率(米国)

4)台所家電の動向

台所家電に属する各製品の年度別比率を以下に示す。冷蔵庫が一時期トーンダウン

したが、2012年に登録件数が前年の倍以上上昇し、電子レンジは急激に減少した。

<表141>台所家電に属する各製品の年度別比率(米国)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

掃除機 洗濯機 エアコン 空気清浄機 除湿機 衣類乾燥機

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

冷蔵庫 電子レンジ オーブン 食器洗浄機

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(3)その他のデザイン登録動向

その他の全体件数の推移は上の表で示した。ここでは、その他に属する各製品の年

度別比率を示す。近年伸びているものとしては、GUIが挙げられる。電子額縁はほほ

横ばい。2012年のプリンターの登録件数は前年の半分以上減少した。

<表142>その他に属する各製品の年度別比率(米国)

3-1 サムスン電子の国家別デザイン登録動向<欧州特許庁>

サムスン電子が欧州特許庁にデザイン登録された件を年度別に表にすると以下のよ

うになる。デザイン登録は 2006 年から徐々に下降しアップダウンがあるが、2012 年

は前年の約 2.7倍近く増加し、近年で最も登録件数が多い。

<表143>サムスン電子のデザイン登録件数(欧州)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

GUI MP3プレーヤー プリンター ヘッドセット LED 充電器 トナーカートリッジ DVDレコーダー イヤセット 複合機 イヤホン 電子額縁

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

登録

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78

3-2 サムスン電子の製品群別デザイン登録動向<欧州特許庁>

以下、分野別のデザイン登録動向を表に示す。

<表144> サムスン電子の製品群別による累計件数の比率の推移(欧州)

欧州においては、2006年に移動通信/情報通信分野がピークとなり、徐々に下降傾

向に陥ったが、2012年は再び上昇。家電製品やその他の分野にいたっては、累計件数

が少ない中アップダウンを繰り返している。

累計件数と全体に占める比率の推移は下の表に示す。累計の内訳では、移動通信/情

報通信が 48%、その他が 26%、家電製品が 22%、秘密意匠が 5%となる。

<表145>製品群別による累計件数の内訳(上)とその比率の推移(下)(欧州)

0

50

100

150

200

250

300

350

400

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

家電製品

移動通信/情報通信

その他

秘密意匠

家電製

22%

移動通

信/情報

通信

48%

その他

25%

秘密

意匠

5%

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(1) 移動通信/情報通信のデザイン登録現況

下の表に移動通信/情報通信の製品群における登録件数の比率の推移を示す。携帯電

話の割合が最も高く、続いてノートパソコンと携帯用端末機が変動が有りながらも近

年は登録件数を増やしている。

<表146> 移動通信/情報通信の製品群における登録件数の比率の推移(欧州)

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

家電製品 移動通信/情報通信 その他 秘密意匠

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

中継機

コンピューター

電話機

携帯用端末機

ノートパソコン

携帯電話

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80

(2)家電製品のデザイン登録動向

1)全体の動向

家電製品では、各分野によってバラつきがあり、2012年は TV/AVが前年より急激に

上昇、台所家電とカメラが大きく減少した。

<表147>家電製品に属するデザイン登録動向(欧州)

2)TV/AVの動向

ここでは、TV/AVに属する各製品の年度別比率を示す。近年、その比率を伸ばして

いるものとしてはTV、モニター、リモコン。スピーカーは、2011年に急増したが

2012年は急激に減少した。

<表148>TV/AVに属する各製品の年度別比率(欧州)

0

10

20

30

40

50

60

70

80

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

TV/AV 生活家電 台所家電 カメラ

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

TV モニター スピーカー セットトップボックス リモコン ブルーレイプレーヤー DVDプレーヤー 映像プレーヤー プロジェクター オーディオ ホームシアター

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3)生活家電の動向

生活家電に属する各製品の年度別比率を以下に示す。近年 2011年までは掃除機がト

ップであったが、2012年は洗濯機が大幅に増加、空気清浄機は初めて登録された。

<表149>生活家電に属する各製品の年度別比率(欧州)

4)台所家電の動向

台所家電に属する各製品の年度別比率を以下に示す。2010年に冷蔵庫の割合が急激

にトーンダウンしたが、2012年は冷蔵庫の割合が最も多い。オーブン、食器洗浄器は

年度別によって非常にバラつきがある。

<表150>台所家電に属する各製品の年度別比率(欧州)

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

掃除機 洗濯機 エアコン 衣類乾燥機 空気清浄機

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

冷蔵庫 電子レンジ オーブン 食器洗浄機

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(3)その他のデザイン登録動向

その他の全体件数の推移は上の表で示した。ここでは、その他に属する各製品の年

度別比率を示す。近年伸びているものとしては、米国同様 GUIが挙げられる。2012年

にアイコンの割合が急激に増加している。

<表151>その他に属する各製品の年度別比率(欧州)

4-1 サムスン電子の国家別デザイン登録動向<中国特許庁>

サムスン電子が中国特許庁にデザイン登録された件を年度別に表にすると以下のよ

うになる。デザイン登録は 2006 年に急激に増加。2008 年に一時 2008 年に減少したが、

再び上昇。ここ最近は減少傾向である。

<表152>サムスン電子のデザイン登録件数(中国)

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

GUI アイコン MP3プレーヤー ピクセル配列 ヘッドセット プリンター トナーカートリッジ 包装箱 DVDレコーダー 携帯電話ケース 充電器 複合機 イヤセット マルチメディアプレーヤー 携帯電話スタンド その他

0

100

200

300

400

500

600

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

登録

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4-2 サムスン電子の製品群別デザイン登録動向<中国特許庁>

以下、分野別のデザイン登録動向を表に示す。

<表153> サムスン電子の製品群別による累計件数の比率の推移(中国)

中国においては、2004年まで全分野同様に横ばい状態が続いたが、2005年になって

移動通信/情報通信分野が急激に増加、近年は 2009年をピークに減少傾向である。家

電製品/その他の分野は 2007年以降アップダウン状態が続いている。

累計件数と全体に占める比率の推移は下の表に示す。累計の内訳では、移動通信/情

報通信が 56%、家電製品が 27%、その他が 17%となる。

<表154>製品群別による累計件数の内訳(上)とその比率の推移(下)(中国)

0

50

100

150

200

250

300

350

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

家電製品

移動通信/情報通信

その他

家電製品

27%

移動通信

/情報通

56%

その他

17%

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(1) 移動通信/情報通信のデザイン登録現況

下の表に移動通信/情報通信の製品群における登録件数の比率の推移を示す。近年携

帯電話の割合が小幅ながら減少傾向である。これは、中国の携帯電話会社の急成長が

多いに関係していると推察できる。続いてノートパソコンと携帯用端末機が近年は登

録件数を増やしている。

<表 155> 移動通信/情報通信の製品群における登録件数の比率の推移(中国)

(2)家電製品のデザイン登録動向

1)全体の動向

家電製品では、各分野大きくバラつきがあり、TV/AVは 2010年をピークに減少。生

活家電、カメラとも 2012年に大幅に減少、台所家電は 2009年より減少傾向であった

が 2012年は若干増加した。

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

家電製品 移動通信/情報通信 その他

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

電話機

コンピューター

中継機

携帯用端末機

ノートパソコン

携帯電話

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85

<表156>家電製品に属するデザイン登録動向(中国)

2)TV/AVの動向

ここでは、TV/AVに属する各製品の年度別比率を示す。モニターの割合が近年減少

していたが、2012年に急激に増加。TV、スピーカー、ブルーレイプレーヤーは減少し

ている。

<表157>TV/AVに属する各製品の年度別比率(中国)

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

TV/AV 生活家電 台所家電 カメラ ホームネットワーク

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

TV モニター スピーカー セットトップボックス ブルーレイプレーヤー リモコン DVDプレーヤー ホームシアター プロジェクター 映像プレーヤー オーディオ 3D用メガネ

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3)生活家電の動向

生活家電に属する各製品の年度別比率を以下に示す。近年掃除機の割合が多かった

が、2012年は減少し、洗濯機が大幅に増加。微粒子状物資「PM2.5」による大気汚染

が深刻化したためか空気清浄機の割合が増加した。

<表158>生活家電に属する各製品の年度別比率(中国)

4)台所家電の動向

台所家電に属する各製品の年度別比率を以下に示す。2010年に冷蔵庫の割合が減少

したが、その後は増加傾向。オーブンは 2011年以降登録がない。

<表159>台所家電に属する各製品の年度別比率(中国)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

エアコン 洗濯機 掃除機 空気清浄機 加湿器 衣類乾燥機

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

冷蔵庫 電子レンジ オーブン 食器洗浄機 ガスレンジ

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87

(3)その他のデザイン登録動向

その他の全体件数の推移は上の表で示した。ここでは、その他に属する各製品の年

度別比率を示す。近年 MP3プレーヤーは減少。包装箱が 2012年に急激に増加、プリ

ンター、複合機も再び増加している。

<表160>その他に属する各製品の年度別比率(中国)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

MP3プレーヤー プリンター ヘッドホン トナーカートリッジ 複合機 ヘッドセット 充電器 包装箱 携帯電話ケース 携帯電話ストラップ マルチメディアプレーヤー 電子額縁 その他

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88

第3編 LG電子

第1章 新興国7ヶ国における特許動向

1.概要

LG 電子による新興国7ヶ国(台湾、インド、南アフリカ共和国、ブラジル、ロシア、

ベトナム、シンガポール)に対する特許動向において、各製品別に出願動向および出

願状況を調査し、示した。

1-1 新興国7ヶ国別特許出願動向

下記のグラフは、各国別出願動向の推移である。グラフを見て分かるように、サム

スンと同様に圧倒的に台湾への特許出願が多い。台湾への出願は 2004年に急激に増加

し、その後急落したが、再び増加して 2007年にピークとなった。近年は大幅に減少し

ている。ロシアは、2004年まで着実に増加し、2004年にピークを迎えたがその後は減

少の一途を辿っている。インドにおいては、2003 年から 2007 年まで増加していたが、

2009年に急激に減少、2010年は急増している。ブラジルは、2005年のピーク以後著

しい減少傾向を見せている。南アフリカは、2006年に最も多く出願されたがその後減

少、2010年は出願されていない。

ベトナムは 2004年の急激な増加から、著しく減少した。シンガポールは、ここ 10年

間で 10件、近年はほとんど出願されていない。

<表161>LG電子の各国別出願動向の推移

0

50

100

150

200

250

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

台湾 ロシア インド ブラジル 南アフリカ ベトナム シンガポール

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89

次に、LG電子の韓国出願を 100とした各国出願の比率を下のグラフで示す。

台湾が 2005 年に急激に落ち込んだものの、2007 年まで大きく比率を伸ばし、その後

また急激に低下している。ロシアは、2007 年に比率伸ばしたがその後は低下傾向。イ

ンドは、2007 年に大きく比率を伸ばし、2009 年に一時期減少したものの 2010 年は急

激に増加している。ブラジルは、2006 年から比率を伸ばしたが、横ばい状態が続き、

近年は低下傾向である。南アフリカは、2006 年に若干比率を伸ばしたが近年は顕著に

低下している。ベトナムおよびはシンガポールは、比率が低いまま横ばい状態である。

<表162> LG電子の韓国出願を100とした各国出願の比率

1-2 家電製品分野における国別出願件数

次は、製品分野別に国別出願件数と比率について見てみる。

まず、家電製品分野では、ロシアが全体的に見て最も件数が多い。2003年に急激に

増加し 2004年はピークとなったが、その後は大幅に減少している。台湾は、2003年

および 2004年に急激に増加したが、その後は一気に減少。インドは、2004年より順

調に増加しており 2008年にピークを迎えたが、翌年大幅に減少。しかし、2010年は

再び出願件数を伸ばし、7カ国中最も多い。ブラジルは、2003年より増加し、毎年増

減数が激しい。南アフリカは、2006年に大幅に増加したが、近年は減少傾向である。

ベトナムは、2004年に最も多く出願したが、その後は大幅に減少し、出願されていな

い年も多い。シンガポールは、2004年のみ 8件出願している。

0.0%

0.5%

1.0%

1.5%

2.0%

2.5%

3.0%

3.5%

4.0%

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

台湾 ロシア インド ブラジル 南アフリカ ベトナム シンガポール

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90

<表163>LG電子の家電製品分野における国別出願件数

<表164>LG電子の家電製品分野における国別出願件数の比率

1-3 移動通信/情報通信分野における国別出願件数

移動通信/情報通信分野においては、2004年以降インドへの出願件数が徐々に増加、

2007年にピークとなり2008年に一時的に減少したが、その後は増加傾向である。台湾

は、2006年に急激に増加し2007年に7カ国中最も出願件数が多かったが近年は大幅に減

少している。ロシアは、2004年から2008年までなだらかな増減傾向を見せていたが、

2009年に急激に減少している。ブラジルは、2005年にピークであったが、その後は小

幅ながら増減し2009年に大幅に減少した。南アフリカは、2006年に最も多く出願して

いるが近年は減少傾向である。ベトナムは、2000年から2006年まで少数ながらも毎年

出願されている。近年、再び出願件数を伸ばし始めている。シンガポールは、ここ10

年間で2009年の1件のみである。

0

20

40

60

80

100

120

140

160

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

ロシア 台湾 インド ブラジル 南アフリカ ベトナム シンガポール

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

ロシア 台湾 インド ブラジル 南アフリカ ベトナム シンガポール

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<表165>LG電子の移動通信/情報通信分野における国別出願件数

<表166>LG電子の移動通信/情報通信分野における国別出願件数の比率

1-4 ディスプレイ分野における国別出願件数

ディスプレイ分野においては、サムスンと同様に台湾への出願件数が圧倒的に多い。

2005年にピークを迎えたが翌年から減少し、2009年からは大幅に減少している。イン

ドは、2007年までごく僅かであるが出願され、近年は出願されていない。ロシアは、

2004年に2件のみ出願されている。シンガポールは、2002年に1件のみ出願されている。

0

20

40

60

80

100

120

140

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

インド 台湾 ロシア ブラジル 南アフリカ ベトナム シンガポール

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

インド 台湾 ロシア ブラジル 南アフリカ ベトナム シンガポール

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92

<表167>LG電子のディスプレイ分野における国別出願件数

<表168>LG電子のディスプレイ分野における国別出願件数の比率

1-5 その他の分野における国別出願件数

その他の分野は、上記に示した家電製品分野、移動通信/情報通信分野、ディスプレ

イ分野以外の分野である。全体的に見てブラジルへの出願件数が最も多い。2002年に

ピークを迎えたが、その後は大幅に減少、近年はごく僅か出願されている。ロシアは、

2001年から2005年まで増加傾向であったが、その後急激に大幅減少した。インドは、

2006年に急激に減少したがその後急増、近年は再び増加している。台湾は、僅かなが

らも2006年にピークとなり、その後減少、2010年は出願されていない。ベトナムは、

ここ10年間で2004年に2件のみ、南アフリカは、2005年に1件のみ出願された。

0

5

10

15

20

25

30

35

40

2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

台湾 インド ロシア シンガポール

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

台湾 インド ロシア シンガポール

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93

<表169>LG電子のその他の分野における国別出願件数

<表170>LG電子のその他の分野における国別出願件数の比率

0

5

10

15

20

25

30

35

40

45

50

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

ブラジル

ロシア

インド

台湾

ベトナム

南アフリカ

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

ブラジル ロシア インド 台湾 ベトナム 南アフリカ

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94

1-6 LG電子の製品群別特許出願動向<台湾>

以下、分野別の特許出願動向を表に示す。

<表171> LG電子の製品群別による累計出願件数(台湾)

台湾への出願件数において製品群別に見ると、家電製品が最も多い。2004年に最も

多く出願されたが、その後は急激に減少、近年は2009年に僅かに増加したが翌年再び

減少している。次の移動通信/情報通信分野は、約4割を占めている。2006年より急激

に増加したが近年は減少傾向。ディスプレイは、2005年に最も多く出願されたがその

後は緩やかに減少している。その他は、近年減少傾向である。

<表172>LG電子の製品群別出願件数の推移(台湾)

469

367

147

17

家電製品 移動通信/情報通信 ディスプレイ その他

家電製品

47%移動通信/情報

通信37%

ディスプレイ

14%

その他

2%

0

20

40

60

80

100

120

140

160

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

家電製品

移動通信/情報通信

ディスプレイ

その他

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95

<表173>LG電子の年度別による製品群別の特許出願件数が全体件数に占める割合(台湾)

(1) 家電製品群の特許出願動向

下記の表においては、家電製品群における各分野の累計出願件数およびその比率の

推移を示す。圧倒的に TV/AV の出願件数が多い。これはサムスンと同様の出願動向で

ある。生活家電は、毎年増減幅が激しい。カメラは、2006 年に 1 件のみ出願されてい

る。

<表174>LG電子の家電製品群における各分野の累計出願件数(台湾)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

家電製品 移動通信/情報通信 ディスプレイ その他

424

44

1

TV/AV 生活家電 カメラ

TV/AV

90.4%

生活家

9.4%

カメラ

0.2%

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96

<表175>LG電子の家電製品群における各分野の年度別出願件数の推移(台湾)

<表176>LG電子の家電製品群における各分野の年度別出願件数の比率(台湾)

(2) TV/AVの特許出願動向

全体的に見ると、光ディスクが最も多い。2004 年にピークであったがその後は急激

に大幅減少しており、近年の出願件数は非常に少ない。TV は、2006 年に最も増加した

が、その後は減少。オーディオは、2006 年、2007 年に急激に増加したがその後大幅に

減少している。プロジェクターは 2008 年から出願されていない。モニターは、2005

年まで横ばい状態であったが、2006年から出願されていない。

0

20

40

60

80

100

120

140

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

TV/AV

生活家電

カメラ

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

TV/AV 生活家電 カメラ

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97

<表177>LG電子のTV/AVに関する細部製品の年度別推移(台湾)

(3) 生活家電の特許出願動向

洗濯機が半分以上占めている。2005年より徐々に増加し、2007年は急激に減少した

が2009年に再び大きく増加。2010年はまた減少している。エアコンは、2004年に急激

に伸び、その後は減少傾向である。

<表178>LG電子の生活家電に関する細部製品の年度別推移(台湾)

0

20

40

60

80

100

120

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009

光ディスク

TV

オーディオ

プロジェクター

モニター

VCR光ディス

ク245

57.8%

TV

7417.5%

オーディ

オ64

15.1%

プロジェ

クター

21

5.0%

モニター

18

4.2%

VCR

2

0.5%

0

2

4

6

8

10

2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2009 2010

洗濯機

エアコン

洗濯機

2556.8%

エアコン

1943.2%

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98

(4) 移動通信/情報通信製品群の特許出願動向

ネットワークシステムが約8割を占め、2007年に最も多く出願されたが、その後は大

きく減少している。続く携帯電話は、2008年にピークとなったが、翌年から大幅に減

少している。PCは、2005年をピークに減少、2010年に1件出願された。プリンターは、

2009年に1件のみ出願されている。

<表179>LG電子の移動通信/情報通信製品群に関する細部製品の累計出願件数(台湾)

<表180>LG電子の移動通信/情報通信製品群に関する細部製品の年度別出願件数の推移

(台湾)

<表181>LG電子の移動通信/情報通信製品群に関する細部製品の年度別出願件数の比率

296

54

161

ネットワークシステム 携帯電話 PC プリンター

ネット

ワークシ

ステム

80.7%

携帯電話

14.7%

PC

4.4%

プリン

ター0.3%

0

20

40

60

80

100

120

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

ネットワークシステム

携帯電話

PC

プリンター

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99

(台湾)

(5) ディスプレイ製品群の特許出願動向

PDP が最も多く占めているが、2007 年から出願されていない。LCD は増減幅が大き

く、2005 年と 2008 年に大幅に増加、2008 年以後は急激に減少している。LED は、

2007 年にピークであったが、その後は出願されていない。OLED は、2006 年以後減少

している。PCB は、近年出願数が非常に少ない。CRT は、2002 年に 1 件のみ出願され

ている。

<表182>LG電子のディスプレイ製品群に関する細部製品の累計出願件数(台湾)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

ネットワークシステム 携帯電話 PC プリンター

5652

1512 11

1

PDP LCD LED OLED PCB CRT

PDP

38.1%

LCD

35.4%

LED

10.2%

OLED

8.2%

PCB

7.5%

CRT

0.7%

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100

<表183>LG電子のディスプレイ製品群に関する細部製品の年度別出願件数の推移

(台湾)

<表184>LG電子のディスプレイ製品群に関する細部製品の年度別出願件数の比率

(台湾)

0

5

10

15

20

25

30

2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

PDP LCD LED

OLED PCB CRT

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

PDP LCD LED OLED PCB CRT

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101

(6) その他製品群の特許出願動向

その他製品群における比率は、全体的に見て検査/測定装置が最も多い。2008年を除

いて毎年1件ずつ出願されている。次の二次電池は2006年に、太陽電池は2006年と2007

年に、塗装/コーティングは、2007年と2008年に3件ずつ出願されている。モーターは、

2006年に1件のみ出願されている。

<表185>LG電子のその他製品群における細部製品の累計出願件数(台湾)

<表186>LG電子のその他製品群に関する細部製品の年度別出願件数の推移(台湾)

7

3 3 3

1

検査/測定装置 二次電池 太陽電池 塗装及びコーティング モーター

検査/測定装置

41.2%

二次電池

17.6%

太陽電池

17.6%

塗装及びコー

ティング17.6%

モーター

5.9%

0

1

2

3

4

2001 2002 2004 2005 2006 2007 2008 2009

検査/測定装置 二次電池 太陽電池 塗装/コーティング モーター

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102

<表187>LG電子のその他製品群に関する細部製品の年度別出願件数の比率(台湾)

1-7 LG電子の製品群別特許出願動向<ロシア>

以下、分野別の特許出願動向を表に示す。

<表188> LG電子の製品群別による累計出願件数(ロシア)

ロシアへの出願件数において製品群別に見ると、家電製品が約6割弱を占めているが、

2004年のピーク後徐々に減少、2009年は大幅に減少している。移動通信/情報通信は、

2006年のピーク後緩やかに減少し、家電製品と同様、2009年に大幅減少している。デ

ィスプレイは、2004年の2件のみ。その他は2005年に多く出願されたが、2008年より出

願されていない。

2001

2002

2004

2005

2006

2007

2008

2009

検査/測定装置 二次電池 太陽電池 塗装/コーティング モーター

550

315

81

2

家電製品 移動通信/情報通信 その他 ディスプレイ

家電製品

58%移動通信/

情報通信33%

その他

8.5%

ディスプ

レイ

0%

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103

<表189>LG電子の製品群別出願件数の推移(ロシア)

<表190>LG電子の年度別による製品群別の特許出願件数が全体件数に占める割合

(ロシア)

(1) 家電製品群の特許出願動向

下記の表においては、家電製品群における各分野の累計出願件数およびその比率の

推移を示す。TV/AV の出願件数が最も多いが、2004 年以後大幅に減少している。次の

生活家電も 2004 年以後減少し、2008 年に若干増加したがその後大幅に減少している。

台所家電は、2006 年のピーク後近年は大きく減少している。ホームネットワークは、

2005年に 1件のみ出願されている。

0

20

40

60

80

100

120

140

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

家電製品

移動通信/情報通信

ディスプレイ

その他

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

家電製品 移動通信/情報通信 ディスプレイ その他

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104

<表191>LG電子の家電製品群における各分野の累計出願件数(ロシア)

<表192>LG電子の家電製品群における各分野の年度別出願件数の推移(ロシア)

<表193>LG電子の家電製品群における各分野の年度別出願件数の比率(ロシア)

305

181

63

1

TV/AV 生活家電 台所家電 ホームネットワーク

TV/AV

55.5%

生活家電

32.9%

台所家電

11.5%

ホーム

ネットワーク

0.2%

0

10

20

30

40

50

60

70

80

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

TV/AV

生活家電

台所家電

ホームネット

ワーク

1

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

TV/AV 生活家電 台所家電 ホームネットワーク

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105

(2) TV/AVの特許出願動向

光ディスクが 6 割弱を占めているが、2004 年のピーク以後大幅に減少している。TV

は、2005 年まで増加傾向であったが、その後大幅に減少、2008 年に急激に増加したが

2009 年は激減している。オーディオは増減を繰り返しており、近年は減少傾向である。

コネクターは、2004年に 1件のみ出願されている。

<表194>LG電子のTV/AVに関する細部製品の年度別推移(ロシア)

(3) 生活家電の特許出願動向

洗濯機が最も多く、2005年のピーク後は大幅に減少している。掃除機は、2006年最

も多く出願されたが、近年は出願件数が少ない。衣類乾燥機は、2005年に出願された

が、それ以外はされていない。エアコンも非常に少なく、空気清浄機は、ここ10年間

で1件のみの出願となっている。

<表195>LG電子の生活家電に関する細部製品の年度別推移(ロシア)

0

10

20

30

40

50

60

70

80

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

光ディスク

TV

オーディオ

コネクター光ディス

ク175

57.4%

TV

9832.1%

オーディ

31

10.2%

コネク

ター1

0.3%

0

5

10

15

20

25

30

35

40

45

50

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

掃除機

洗濯機

空気清浄機

エアコン

掃除機

10658.6%

洗濯機

7139.2%

空気清浄機

21.1%

エアコン

21.1%

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106

(4) 台所家電の特許出願動向

オーブンおよび冷蔵庫が同率を占めている。オーブンは、2006年と2007年に多く出

願されたが、その後は出願されていない。電子レンジは、2003年に最も多く出願され

たが2004年以後近年は出願されていない。食器洗浄器は、2004年から2007年まで毎年

1件ずつ出願されていたが、その後は出願されていない。

<表196>LG電子の台所家電に関する細部製品の年度別推移(ロシア)

(5) 移動通信/情報通信の特許出願動向

ネットワークシステムが最も多く占めており、2007年まで着実に増加していたが、

近年は大幅に減少している。携帯電話は、毎年増減を繰り返し特徴的な動きを見せて

いる。2009年は大幅に減少した。PCは、近年出願されていない。

<表197>LG電子の移動通信/情報通信製品群における各分野の累計出願件数(ロシア)

0

2

4

6

8

10

12

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2009

オーブン

冷蔵庫

電子レンジ

食器洗浄機オーブン

2234.9%

冷蔵庫

2234.9%

電子レン

ジ15

23.8%

食器洗浄

機4

6.3%

229

81

5

ネットワークシステム 携帯電話 PC

ネットワーク

システム72.7%

携帯電話

25.7%

PC

1.6%

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107

<表198>LG電子の移動通信/情報通信製品群における細部製品の年度別出願件数の推移

(ロシア)

<表199>LG電子の移動通信/情報通信製品群に関する細部製品の年度別出願件数の比率

(ロシア)

0

5

10

15

20

25

30

35

40

45

50

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

ネットワークシステム

携帯電話

PC

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

ネットワークシステム 携帯電話 PC

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108

(6) ディスプレイ製品群の特許出願動向

ディスプレイ製品群においては、PDP のみ出願されている。出願件数は 2004 年に 2

件と多くない。

<表200>LG電子のディスプレイ製品群に関する細部製品の累計出願件数(ロシア)

<表201>LG電子のディスプレイ製品群に関する細部製品の年度別出願件数の推移

(ロシア)

<表202>LG電子のディスプレイ製品群に関する細部製品の年度別出願件数の比率

(ロシア)

2

PDP100%

0

1

2

3

2004

PDP

2004

PDP

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109

(7) その他製品群の特許出願動向

その他製品群における比率は、燃料電池が最も多いが、2005年のピーク以後大幅に

減少している。次のモーターは、2004年以後減少傾向。照明装置は、2005年以降出願

されていない。ナビゲーションは10件、ロボットは8件、圧縮機は4件、保安装置は2件、

車両用装置は1件、二次電池は1件のみ出願されている。

<表203>LG電子のその他製品群に関する細部製品の累計出願件数(ロシア)

<表204>LG電子のその他製品群に関する細部製品の年度別出願件数の推移(ロシア)

23

18

14

10

8

4

21 1

燃料電池 モーター 照明装置

ナビゲーション ロボット 圧縮機

保安装置 車両用装置 二次電池

燃料電池

28.4%

モーター

22.2%照明装置

17.3%

ナビゲーション

12.3%

ロボット

9.9%

圧縮機

4.9%

保安装置

2.5%

車両用装置

1.2%二次電池

1.2%

0

2

4

6

8

10

12

14

16

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007

燃料電池 モーター 照明装置

ナビゲーション ロボット 圧縮機

保安装置 車両用装置 二次電池

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110

<表205>LG電子のその他製品群に関する細部製品の年度別出願件数の比率(ロシア)

1-8 LG電子の製品群別特許出願動向<インド>

以下、分野別の特許出願動向を表に示す。

<表206> LG電子の製品群別による累計出願件数(インド)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

燃料電池 モーター 照明装置

ナビゲーション ロボット 圧縮機

保安装置 車両用装置 二次電池

394381

66

8

家電製品 移動通信/情報通信 その他 ディスプレイ

家電製品

46%移動通信/

情報通信45%

その他

7.8%

ディスプ

レイ1%

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111

インドへの出願件数において製品群別に見ると、家電製品と移動通信/情報通信分野

がほぼ半数を占めている。両分野とも2005年から出願件数が伸び、増減を繰り返して

いるが、近年増加傾向である。ディスプレイ分野、その他分野ともに近年は減少傾向

である。

<表207>LG電子の製品群別出願件数の推移(インド)

<表208>LG電子の年度別による製品群別の特許出願件数が全体件数に占める割合

(インド)

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

家電製品

移動通信/情報通信

ディスプレイ

その他

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

家電製品 移動通信/情報通信 ディスプレイ その他

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112

(1) 家電製品群の特許出願動向

下記の表においては、家電製品群における各分野の累計出願件数およびその比率の

推移を示す。TV/AVの出願件数が多く、2006年に急激に伸び 2009年に大幅に減少した

が、2010 年再び増加している。次の台所家電 2008 年に大幅に増加したがは、減少傾

向である。生活家電は、2003 年以後しばらく下火であったが、2010 年に再び増加して

いる。

<表209>LG電子の家電製品群における各分野の累計出願件数(インド)

<表210>LG電子の家電製品群における各分野の年度別出願件数の推移(インド)

302

63

29

TV/AV 台所家電 生活家電

TV/AV

76.6%

台所家電

16.0%

生活家電

7.4%

0

10

20

30

40

50

60

70

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

TV/AV

台所家電

生活家電

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113

<表211>LG電子の家電製品群における各分野の年度別出願件数の比率(インド)

(2) TV/AVの特許出願動向

光ディスクが全体の半分以上を占めている。2006 年にピークとなったが、2008 年よ

り著しく減少している。TV は、2009 年に若干減少したが 2010 年は大幅に増加してい

る。オーディオは、2008年に大幅に増加したが、近年は減少傾向。

<表212>LG電子のTV/AVに関する細部製品の年度別推移(インド)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

TV/AV 台所家電 生活家電

0

10

20

30

40

50

60

70

2001 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

光ディスク

TV

オーディオ光ディス

ク162

53.6%

TV

10434.4%

オーディ

オ36

11.9%

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114

(3) 生活家電の特許出願動向

洗濯機が7割以上占めており、2010年に大幅に増加している。エアコンは、年に1、

2件。または出願していない年もあり、横ばい状態が続いている。

<表213>LG電子の生活家電に関する細部製品の年度別推移(インド)

(4) 台所家電の特許出願動向

冷蔵庫の比率が最も多い。ここ10年間出願件数の増減幅の変化が激しく、2008年の

ピーク後は大幅に減少している。電子レンジは、2006年のみ出願件数が伸びた。電気

釜は、ここ10年間で2004年の1件のみ。食器洗浄器は、2009年の1件のみ出願されてい

る。

<表214>LG電子の台所家電に関する細部製品の年度別推移(インド)

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

2000 2001 2002 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

洗濯機

エアコン

洗濯機

2172.4%

エアコン

827.6%

0

5

10

15

20

25

30

2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

冷蔵庫

電子レンジ

電気釜

食器洗浄器

冷蔵庫

5282.5%

電子レンジ

9

14.3%

電気釜

11.6%

食器洗浄器

1

1.6%

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115

(5) 移動通信/情報通信の特許出願動向

ネットワークシステムが約8割と最も多い。2006年から出願件数が急増、2008年に一

時的に減少したが翌年2009年は2007年よりさらに増加している。携帯電話は、2007年

のピーク後大幅に減少している。PCは近年小幅ながら増加したが、2010年は出願され

ていない。

<表215>LG電子の移動通信/情報通信製品群における細部製品の累計出願件数(インド)

<表216>LG電子の移動通信/情報通信製品群における細部製品の年度別出願件数の推移

(インド)

312

60

9

ネットワークシステム 携帯電話 PC

ネット

ワーク

システ

81.9%

携帯電

15.7%

PC

2.4%

0

10

20

30

40

50

60

70

80

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

ネットワークシ

ステム

携帯電話

PC

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116

<表217>LG電子の移動通信/情報通信製品群における細部製品の年度別出願件数の比率

(インド)

(6) ディスプレイ製品群の特許出願動向

LCDが、100%占めている。小幅ながら 2008年は出願件数が増加している。

<表218>LG電子のディスプレイ製品群における細部製品の累計出願件数(インド)

<表219>LG電子のディスプレイ製品群に関する細部製品の年度別出願件数の推移

(インド)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

ネットワークシステム 携帯電話 PC

8

LCD100%

0

1

2

3

2001 2003 2004 2005 2007 2008

LCD

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117

<表220>LG電子のディスプレイ製品群における細部製品の年度別出願件数の比率

(インド)

(7) その他製品群の特許出願動向

その他製品群における比率は、圧縮機が6割強を占めている。2004年に最も多く出願

されたがその後は大幅に減少している。ナビゲーションは、2007年と2008年のみ。保

安装置は、近年少数ながら出願比率を伸ばしている。照明装置は、2003年の2件のみ。

太陽電池は、2002年と2008年に1件ずつ。モーターおよび二次電池は、近年出願されて

いない。

<表221>LG電子のその他製品群における細部製品の累計出願件数(インド)

2001

2003

2004

2005

2007

2008

LCD

44

10

5

2 2 21

圧縮機 ナビゲーション 保安装置 照明装置 太陽電池 モーター 二次電池

圧縮機

66.7%

ナビゲーション

15.2%

保安装置

7.6%

照明装置

3.0%

太陽電池

3.0%

モーター

3.0%

二次電池

1.5%

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118

<表222>LG電子のその他製品群における細部製品の年度別出願件数の推移(インド)

<表223>LG電子のその他製品群に関する細部製品の年度別出願件数の比率(インド)

0

2

4

6

8

10

12

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

圧縮機

ナビゲーション

保安装置

照明装置

太陽電池

モーター

二次電池

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

圧縮機 ナビゲーション 保安装置 照明装置 太陽電池 モーター 二次電池

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119

1-9 LG電子の製品群別特許出願動向<ブラジル>

以下、分野別の特許出願動向を表に示す。

<表224> LG電子の製品群別による累計出願件数(ブラジル)

ブラジルへの出願件数において製品群別に見ると、家電製品が4割強を占めている。

2004年のピーク以後減少傾向となり、2009年に増加を見せたが2010年に再び減少して

いる。移動通信/情報通信分野は2005年がピークであったが翌年減少し、近年は急激に

減少している。その他は、2002年が最も多かったがその後は減少し、近年の出願件数

は僅かである。

<表225>LG電子の製品群別出願件数の推移(ブラジル)

378

284

166

家電製品 移動通信/情報通信 その他

家電製品

46%

移動通信/情報

通信

34%

その他

20%

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

家電製品

移動通信/情報通信

その他

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120

<表226>LG電子の年度別による製品群別の特許出願件数が全体件数に占める割合

(ブラジル)

(1) 家電製品群の特許出願動向

下記の表においては、家電製品群における各分野の累計出願件数およびその比率の

推移を示す。TV/AVが約 7割と多く占めている。2003年に急激に増加し 2004年にピー

クとなったが、近年は大幅に減少している。生活家電は、2009 年に出願件数を伸ばし

たが、2010 年は大幅に減少している。台所家電は、2006 年以後一旦 2009 年に増加し

たが再び減少している。ホームネットワークは、2009年に 1件のみ出願されている。

<表227>LG電子の家電製品群における各分野の累計出願件数(ブラジル)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

家電製品 移動通信/情報通信 その他

260

77

40

1

TV/AV 生活家電 台所家電 ホームネットワーク

TV/AV

68.8%

生活家電

20.4%

台所家電

10.6%

ホームネッ

トワーク

0.3%

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121

<表228>LG電子の家電製品群における各分野の年度別出願件数の推移(ブラジル)

<表229>LG電子の家電製品群における各分野の年度別出願件数の比率(ブラジル)

(2) TV/AVの特許出願動向

光ディスクが全体の約 6 割を占めているが、2004 年のピーク以後減少し、近年は出

願されていない。TV は、2006 年以後減少している。オーディオも減少傾向。プロジェ

クター、モニター、コネクターはともに出願件数は少なく近年は出願されていない。

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

TV/AV

生活家電

台所家電

1

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

TV/AV 生活家電 台所家電 ホームネットワーク

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122

<表230>LG電子のTV/AVに関する細部製品の年度別推移(ブラジル)

(3) 生活家電の特許出願動向

洗濯機の比率が多い。2009年に急増したが、2010年は大幅に減少している。エアコ

ンは2004年に多く出願されたが、翌年の2005年は減少し、以後出願されていない。

<表231>LG電子の生活家電に関する細部製品の年度別推移(ブラジル)

0

10

20

30

40

50

60

70

80

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

光ディスクTVオーディオプロジェクターモニターコネクター

光ディス

ク161

61.9%

TV

6424.6%

オーディ

25

9.6%

プロジェ

クター7

2.7%

モニター

20.8%

コネク

ター1

0.4%

0

5

10

15

20

25

30

35

2003 2004 2005 2007 2008 2009 2010

洗濯機

エアコン

洗濯機

6077.9%

エアコン

17

22.1%

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123

(4) 台所家電の特許出願動向

冷蔵庫の9割を占めているが2006年のピーク以後減少、2009年に若干増加したものの

2010年は減少している。電子レンジは、2002年の出願以後出願されていない。

<表232>LG電子の台所家電に関する細部製品の年度別推移(ブラジル)

(5) 移動通信/情報通信の特許出願動向

ネットワークシステムが約7割占めている。2005年に前年の3倍以上増加したが、そ

の後は徐々に減少、2009年以後は僅かに出願されている。携帯電話は、2007年のピー

ク以後減少、近年はネットワークシステムと同様の動きを見せている。PCは、2006年

以後出願されていない。プリンターは、ここ10年間で2001年の2件のみ出願されている。

<表233>LG電子の移動通信/情報通信製品群における細部製品の累計出願件数

(ブラジル)

0

2

4

6

8

10

12

14

2000 2002 2004 2006 2007 2008 2009 2010

冷蔵庫

電子レンジ

冷蔵庫

3690.0%

電子レンジ

410.0%

204

74

4 2

ネットワークシステム 携帯電話 PC プリンター

ネット

ワークシ

ステム

71.8%

携帯電話

26.1%

PC

1.4%

プリン

ター

0.7%

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124

<表234>LG電子の移動通信/情報通信製品群における細部製品の年度別出願件数の推移

(ブラジル)

<表235>LG電子の移動通信/情報通信製品群における細部製品の年度別出願件数の比率

(ブラジル)

(6) その他製品群の特許出願動向

その他製品群における比率は、圧縮機が7割強を占め、 出願件数が他の製品より圧

倒的に多い。2001年に最も多く出願されたが、その後は徐々に減少し近年は非常に少

ない。次のナビゲーションは、2006年にのみ11件出願されている。

0

10

20

30

40

50

60

70

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

ネットワークシ

ステム 携帯電話

PC

プリンター

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

ネットワークシステム 携帯電話 PC プリンター

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125

<表236>LG電子のその他製品群における細部製品の累計出願件数(ブラジル)

<表237>LG電子のその他製品群における細部製品の年度別出願件数の推移(ブラジル)

128

11 9 84

1 1 1 1 1 1

圧縮機 ナビゲーション モーター 照明装置保安装置 二次電池 電子部品 包装現金自動支払機 家庭工具 燃料電池

圧縮機

77.1%ナビゲーション

6.6%

モーター

5.4%

照明装置

4.8%

保安装置

2.4%

二次電池

0.6%

電子部品

0.6%包装

0.6%

現金自動支払機

0.6%

家庭工具

0.6%燃料電池

0.6%

0

5

10

15

20

25

30

35

40

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2009

圧縮機

ナビゲーション

モーター

照明装置

保安装置

二次電池

電子部品

包装

現金自動支払機

家庭工具

燃料電池

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126

<表238>LG電子のその他製品群における細部製品の年度別出願件数の比率(ブラジル)

1-10 LG電子の製品群別特許出願動向<南アフリカ>

以下、分野別の特許出願動向を表に示す。

<表239> LG電子の製品群別による累計出願件数(南アフリカ)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2009

圧縮機 ナビゲーション モーター 照明装置 保安装置 二次電池 電子部品 包装 現金自動支払機 家庭工具 燃料電池

56

25

1

移動通信/情報通信 家電製品 その他

移動通信/情報

通信68%

家電製品

31%

その他

1%

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127

南アフリカへの出願件数において製品群別に見ると、移動通信/情報通信分野が約7

割を占めている。2006年のピーク後は大幅に減少している。家電製品も移動通信/情報

通信分野と同様に2006年以後減少している。その他は、2005年に1件のみ出願されてい

る。

<表240>LG電子の製品群別出願件数の推移(南アフリカ)

<表241>LG電子の年度別による製品群別の特許出願件数が全体件数に占める割合

(南アフリカ)

0

2

4

6

8

10

12

14

16

18

20

2002 2004 2005 2006 2007 2008 2009

移動通信/情報通信

家電製品

その他

2002

2004

2005

2006

2007

2008

2009

移動通信/情報通信 家電製品 その他

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128

(1) 家電製品群の特許出願動向

下記の表においては、家電製品群における累計出願件数およびその比率の推移を示

す。生活家電が半数以上占めているが、2006 年のピーク以後大幅に減少している。台

所家電は、2006年以後、TV/AVは 2007年以後出願されていない。

<表242>LG電子の家電製品群における各分野の累計出願件数(南アフリカ)

<表243>LG電子の家電製品群における各分野の年度別出願件数の推移(南アフリカ)

13

7

5

0

5

10

15

20

25

生活家電 台所家電 TV/AV

生活家電

52.0%台所家電

28.0%

TV/AV

20.0%

0

2

4

6

8

10

12

2002 2004 2005 2006 2007 2008

生活家電

台所家電

TV/AV

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129

<表244>LG電子の家電製品群における各分野の年度別出願件数の比率(南アフリカ)

(2) TV/AVの特許出願動向

TVが 100%占めている。出願件数は非常に少なく、2007年に若干減少している。

<表245>LG電子のTV/AVに関する細部製品の年度別推移(南アフリカ)

(3) 生活家電の特許出願動向

エアコンが8割強占めているが、2006年のピーク以後大幅に減少している。洗濯機の

出願件数は横ばい状態である。

2002

2004

2005

2006

2007

2008

生活家電 台所家電 TV/AV

0

1

2

3

4

5

2004 2006 2007

TV

TV

5100.0%

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130

<表246>LG電子の生活家電に関する細部製品の年度別推移(南アフリカ)

(4) 台所家電の特許出願動向

オーブンが約7割を占めている。電子レンジは、横ばい状態で2005年以後出願されて

いない。

<表247>LG電子の台所家電に関する細部製品の年度別推移(南アフリカ)

(5) 移動通信/情報通信の特許出願動向

ネットワークシステムがほぼ占めている。2006年のピーク以後減少傾向である。携

帯電話は、2005年と2008年で2件のみ出願されている。

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

2004 2006 2008

エアコン

洗濯機

エアコン

1184.6%

洗濯機

215.4%

0

0.5

1

1.5

2

2.5

3

3.5

2002 2005 2006

オーブン

電子レンジ

オーブン

571.4%

電子レンジ

228.6%

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131

<表248>LG電子の移動通信/情報通信製品群における細部製品の累計出願件数

(南アフリカ)

<表249>LG電子の移動通信/情報通信製品群における細部製品の年度別出願件数の推移

(南アフリカ)

<表250>LG電子の移動通信/情報通信製品群における細部製品の年度別出願件数の比率

(南アフリカ)

54

2

0

10

20

30

40

50

60

ネットワークシステム 携帯電話

ネットワー

クシステム

96.4%

携帯電話

3.6%

0

5

10

15

20

2004 2005 2006 2007 2008 2009

ネットワークシステム

携帯電話

2004

2005

2006

2007

2008

2009

ネットワークシステム 携帯電話

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132

(6) その他製品群の特許出願動向

その他製品群における比率は、照明装置が100%占めている。2005年に1件のみ出願

されている。

<表251>LG電子のその他製品群における細部製品の累計出願件数(南アフリカ)

<表252>LG電子のその他製品群における細部製品の年度別出願件数の推移

(南アフリカ)

<表253>LG電子のその他製品群における細部製品の年度別出願件数の比率

(南アフリカ)

1

照明装置

100.0%

0

1

2

2005

照明装置

2005

照明装置

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133

1-11 LG電子の製品群別特許出願動向<ベトナム>

以下、分野別の特許出願動向を表に示す。

<表254> LG電子の製品群別による累計出願件数(ベトナム)

ベトナムへの出願件数において製品群別に見ると、移動通信/情報通信分野が6割を

占めている。2002年から2005年まで減少傾向であったが、近年は大幅に増加している。

家電製品は、2004年に最も多く出願されたが、その後は減少している。その他は、

2004年に2件のみ出願されている。

<表255>LG電子の製品群別出願件数の推移(ベトナム)

34

21

2

移動通信/情報通信 家電製品 その他

移動通

信/情報通信

60%

家電製

品37%

その他

3%

0

2

4

6

8

10

12

14

16

18

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2008 2010

移動通信/情報通信

家電製品

その他

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134

<表256>LG電子の年度別による製品群別の特許出願件数が全体件数に占める割合

(ベトナム)

(1) 家電製品群の特許出願動向

下記の表においては、家電製品群における出願件数およびその比率の推移を示す。

生活家電が半数以上を占めているが、2004 年のピーク以後大幅に減少している。

TV/AVは 2004年のみ、台所家電は 2008年のみ 2件出願されている。

<表257>LG電子の家電製品群における各分野の累計出願件数(ベトナム)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2008

2010

移動通信/情報通信 家電製品 その他

11

8

2

生活家電 TV/AV 台所家電

生活家電

52.4%

TV/AV

38.1%

台所家電

9.5%

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135

<表258>LG電子の家電製品群における各分野の年度別出願件数の推移(ベトナム)

<表259>LG電子の家電製品群における各分野の年度別出願件数の比率(ベトナム)

<表260>LG電子の家電製品群に関する細部製品の年度別推移(ベトナム)

0

2

4

6

8

10

2004 2005 2008

生活家電

TV/AV

台所家電

2004

2005

2008

生活家電 TV/AV 台所家電

0

2

4

6

8

10

2004 2005 2008

エアコン 光ディスク TV 冷蔵庫

エアコン

11

52.4%光ディス

ク6

28.6%

TV

29.5%

冷蔵庫

29.5%

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136

家電製品群の細部製品においては、エアコンが半数以上を占めているが、2004年以

後は大幅に減少している。光ディスクは、2004年のみ出願されている。

(2) 移動通信/情報通信の特許出願動向

ネットワークシステムがほぼ占めている。毎年出願件数に波があり、2005年に大幅

に減少したがその後は増加傾向である。携帯電話は、2001年の1件のみである。

<表261>LG電子の移動通信/情報通信製品群における細部製品の累計出願件数

(ベトナム)

<表262>LG電子の移動通信/情報通信製品群における細部製品の年度別出願件数の推移

(ベトナム)

33

1

ネットワークシステム 携帯電話

ネットワークシ

ステム

97.1%

携帯電話

2.9%

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2008 2010

ネットワークシステム 携帯電話

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137

<表263>LG電子の移動通信/情報通信製品群における細部製品の年度別出願件数の比率

(ベトナム)

(3) その他製品群の特許出願動向

その他製品群における比率は、圧縮機が100%占めている。2004年に2件のみ出願さ

れている。

<表264>LG電子のその他製品群における細部製品の累計出願件数(ベトナム)

<表265>LG電子のその他製品群における細部製品の年度別出願件数の推移(ベトナム)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2008

2010

ネットワークシステム 携帯電話

2

圧縮機

100.0%

0

1

2

3

2004

圧縮機

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138

<表266>LG電子のその他製品群における細部製品の年度別出願件数の比率(ベトナム)

1-12 LG電子の製品群別特許出願動向<シンガポール>

以下、分野別の特許出願動向を表に示す。

<表267> LG電子の製品群別による累計出願件数(シンガポール)

シンガポールへの出願件数において製品群別に見ると、家電製品が圧倒的に占めて

いるが、2004年の出願のみである。次の移動通信/情報通信分野は2009年に1件、ディ

スプレイは、2002年に1件のみ出願され、その後は出願されていない。

2004

圧縮機

8

1 1

0

2

4

6

8

10

家電製品 移動通信/情報通信 ディスプレイ

家電製品

80%

移動通信/情報

通信

10%

ディスプレイ

10.0%

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139

<表268>LG電子の製品群別出願件数の推移(シンガポール)

<表269>LG電子の年度別による製品群別の特許出願件数が全体件数に占める割合

(シンガポール)

0

2

4

6

8

10

2002 2004 2009

家電製品

移動通信/情報通信

ディスプレイ

2002

2004

2009

家電製品 移動通信/情報通信 ディスプレイ

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140

<表270>LG電子の製品群別の細部製品の累計出願件数(シンガポール)

製品群別の細部製品の出願件数においては、2004年の出願で光ディスクが6割、TV

が2割占めている。LCDは2002年の出願のみ、ネットワークシステムは2009年に1件出願

されている。

<表271>LG電子の製品群別の細部製品の年度別出願件数の推移(シンガポール)

6

2

1 1

0

2

4

6

8

10

光ディスク TV LCD ネットワークシステム

光ディスク

60.0%

TV

20.0%

LCD

10.0%

ネットワーク

システム10.0%

0

1

2

3

4

5

6

7

2002 2004 2009

光ディスク

TV

LCD

ネットワークシステム

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141

<表272>LG電子の製品群別の細部製品の年度別出願件数の比率(シンガポール)

2002

2004

2009

光ディスク TV LCD ネットワークシステム

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142

第2章 主要4ヶ国におけるデザイン(意匠)動向

1.概要

前回の「韓国企業の技術動向調査」において、主に韓国のデザイン登録動向につい

て重点的に示し、国家別のデザイン登録状況については簡単に述べた。今回は主要 4

カ国(日本、米国、欧州、中国)について、各製品の登録動向および登録状況を調査

し、示した。第 2章では、LG電子のデザイン動向について分析してみる。

1-1 LG電子の国家別デザイン登録動向<日本特許庁>

LG 電子が韓国特許庁にデザイン登録された件を年度別に表にすると、以下のとおり

である。近年 2007年に大きく増加したが、2008年と 2009年は減少、2010年に再び前

年より2倍以上大幅に増加し、その後も小幅ながら増加傾向。サムスン電子と比較し

てみると、2012 年までは、サムスン電子の登録件数が増加すると LG 電子が減少、サ

ムスン電子が減少すると LG電子が増加している。

<表273>LG電子のデザイン登録件数(日本)

1-2 LG電子の製品群別デザイン登録動向<日本特許庁>

以下、分野別のデザイン登録動向を表に示す。

0

10

20

30

40

50

60

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

登録

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143

<表274>LG電子の製品群別による累計件数の比率の推移(日本)

家電製品の登録に力を入れているように見えるが、近年は移動通信/情報通信の登録

件数が徐々に増加してきている。サムスン電子と登録件数を比較した場合、移動通信/

情報通信においては、サムスン電子の半数以下である。

累計件数と全体に占める比率の推移は下の表に示す。累計の内訳では、家電製品が6

割、移動通信/情報通信が28%、その他は12%である。

<表275>製品群別による累計件数の内訳(上)とその比率(下)(日本)

0

5

10

15

20

25

30

35

40

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

家電製品

移動通信/情報通信

その他

家電製品

60%

移動通信

/情報通

28%

その他

12%

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

家電製品 移動通信/情報通信 その他

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144

(1) 移動通信/情報通信のデザイン登録現況

下の表に移動通信/情報通信における登録件数の推移を示す。サムスン電子と同様、

携帯電話に集中しているが、近年、ノートパソコンに関するものもデザイン登録され

ている。

<表276> 移動通信/情報通信の製品群における登録件数の比率の推移(日本)

(2) 家電製品のデザイン登録動向

1)全体の動向

近年はTV/AVが2010年ピークに減少している。生活家電、台所家電ともに登録件数の

増減が激しい。

<表277>家電製品に属するデザイン登録動向(日本)

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

コンピューター

ノートパソコン

携帯電話

0

5

10

15

20

25

30

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

TV/AV 台所家電 生活家電

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145

2)TV/AVの動向

TV/AVの全体の登録件数の推移は上の表で示した。ここでは、TV/AVに属する各製品

の年度別比率を示す。まず、TVの増減率が激しい。近年その比率を伸ばしてきている

のはプロジェクター、スピーカー、リモコン、3D用メガネが挙げられる。

<表278>TV/AVに属する各製品の年度別比率(日本)

3)生活家電の動向

生活家電に属する各製品の年度別比率を示す。2012年は登録件数がない。近年2010

年まではエアコンが比率を伸ばしていたが、2011年には掃除機と洗濯機が大きく比率

を伸ばした。

<表279>生活家電に属する各製品の年度別比率(日本)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

TV DVDプレーヤー モニター プロジェクター スピーカー リモコン オーディオ セットトップボックス 3D用メガネ

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

エアコン 掃除機 洗濯機 加湿器 空気清浄機

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146

4)台所家電の動向

台所家電に属する各製品の年度別比率を示す。全体的に冷蔵庫の比率が多い。毎年

バラつきがあるが、近年はインダクション、オーブンが挙げられる。

<表280>台所家電に属する各製品の年度別比率(日本)

(3) その他のデザイン登録動向

その他の全体件数の推移は上の表で示した。ここでは、その他に属する各製品の年

度別比率を示す。近年伸びているものとしては、LED照明、照明灯、携帯電話充電器な

どが挙げられる。

<表281>その他に属する各製品の年度別比率(日本)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

冷蔵庫 電子レンジ 電気釜 インダクション オーブン 食器洗浄機

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

LED照明 装飾用フィルム 半導体メモリー 照明灯 モデム ハンガー

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147

2-1 LG電子の国家別デザイン登録動向<米国特許庁>

LG電子が米国特許庁にデザイン登録された件を年度別に表にすると以下のようにな

る。デザイン登録は日本と同様2009年に一旦落ち込み、その後増加したが2012年には

また減少している。

<表282>LG電子のデザイン登録件数(米国)

2-2 LG電子の製品群別デザイン登録動向<米国特許庁>

以下、分野別のデザイン登録動向を表に示す。

<表283> LG電子の製品群別による累計件数の比率の推移(米国)

0

50

100

150

200

250

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

登録

0

20

40

60

80

100

120

140

160

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

家電製品

移動通信/情報通信

その他

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148

米国においては、サムスン電子と同じく移動通信/情報通信分野よりも家電製品分野

の累計件数が多い。2009 年、2010 年は一時期落ち込んだが、2011 年に急激に増加し、

また減少している。

累計件数と全体に占める比率の推移は下の表に示す。累計の内訳では、家電製品が

58%、移動通信/情報通信が 31%、その他が 11%である。

<表284>製品群別による累計件数の内訳(上)とその比率の推移(下)(米国)

(1) 移動通信/情報通信のデザイン登録現況

下の表に移動通信/情報通信の製品群における登録件数の比率の推移を示す。 LG電

子もサムスン同様圧倒的に携帯電話の割合が高いが、2009 年をピークに徐々に減少し、

近年はノートパソコン、携帯用端末機 が小幅ながら登録件数を増加させている。

<表285> 移動通信/情報通信の製品群における登録件数の比率の推移(米国)

家電製品

58%

移動通信

/情報通

31%

その他

11%

2000

2002

2004

2006

2008

2010

2012

家電製品 移動通信/情報通信 その他

0%

20%

40%

60%

80%

100%

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

電話機

コンピューター

携帯用端末機

ノートパソコン

携帯電話

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149

(2)家電製品のデザイン登録動向

1)全体の動向

家電製品では、近年は全体的に見て TV/AVの登録件数が多い。台所家電と生活家電

は小幅ながら増減を繰り返している。

<表286>家電製品に属するデザイン登録動向(米国)

2)TV/AVの動向

ここでは、TV/AVに属する各製品の年度別比率を示す。近年、比率を伸ばしている

ものとしては、リモコン、3D用メガネ、ホームシアターなどが挙げられる。

<表287>TV/AVに属する各製品の年度別比率(米国)

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

TV/AV 生活家電 台所家電 カメラ

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

TV モニター スピーカー DVDプレーヤー リモコン プロジェクター 3D用メガネ オーディオ ホームシアター

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150

3)生活家電の動向

生活家電に属する各製品の年度別比率を以下に示す。洗濯機が 2010年にピークであ

ったが減少傾向、近年は掃除機と衣類乾燥機の比率が増加している。

<表288>生活家電に属する各製品の年度別比率(米国)

4)台所家電の動向

台所家電に属する各製品の年度別比率を以下に示す。サムスン電子と同様冷蔵庫の

比率が多く、電子レンジやオーブンの比率もサムスン電子と同傾向だが、サムスン電

子と違う点として食器洗浄器の登録件数が多いことが挙げられる。

<表289>台所家電に属する各製品の年度別比率(米国)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

洗濯機 掃除機 エアコン 衣類乾燥機 除湿機 空気洗浄機 浄水器

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

冷蔵庫 電子レンジ 食器洗浄機 オーブン 電気釜 ガスレンジ

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151

(3)その他のデザイン登録動向

その他の全体件数の推移は上の表で示した。ここでは、その他に属する各製品の年

度別比率を示す。近年伸びているものとしては、LED照明、ヘッドセット、光ディス

ク、携帯電話ケース、監視カメラが挙げられる。

<表290>その他に属する各製品の年度別比率(米国)

3-1 LG電子の国家別デザイン登録動向<欧州特許庁>

LG 電子が欧州特許庁にデザイン登録された件を年度別に表にすると以下のようにな

る。デザイン登録は 2007 年から 2009 年まで減少していたが、2010 年に急激に増加。

その後また徐々に減少している。

<表291>LG電子のデザイン登録件数(欧州)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

LED照明 MP3プレーヤー CD-ROM 装飾フィルム ヘッドセット ナビゲーション 充電器 マルチメディアプレーヤー USB ハンガー 光ディスク 携帯電話ケース GUI 監視カメラ その他

0

50

100

150

200

250

300

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

登録

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152

3-2 LG電子の製品群別デザイン登録動向<欧州特許庁>

以下、分野別のデザイン登録動向を表に示す。

<表292> LG電子の製品群別による累計件数の比率の推移(欧州)

欧州においては、米国同様に家電製品の登録件数が多い。2010年、2011年に増加傾

向であったが、2012年は前年の2倍以上も減少している。

累計件数と全体に占める比率の推移は下の表に示す。累計の内訳では、家電製品が

59%、移動通信/情報通信が 25%、その他 が 14%、秘密意匠が 2%である。

<表293>製品群別による累計件数の内訳(上)とその比率の推移(下)(欧州)

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

200

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

家電製品

移動通信/情報通信

その他

秘密意匠

家電製品

59%

移動通信/情報

通信

25%

その他

14%

秘密意匠

2%

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153

(1) 移動通信/情報通信のデザイン登録現況

下の表に移動通信/情報通信の製品群における登録件数の比率の推移を示す。2010年

に携帯電話の割合がピークであったが、近年は携帯用端末機とノートパソコン、コン

ピューターが登録件数を増やしている。

<表294> 移動通信/情報通信の製品群における登録件数の比率の推移(欧州)

(2)家電製品のデザイン登録動向

1)全体の動向

家電製品では、2010年に TV/AVが前年より急激に上昇したが、2012年にはまた減少

した。生活家電、台所家電も 2012年は同様に大幅に減少している。

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

家電製品 移動通信/情報通信 その他 秘密意匠

75%

80%

85%

90%

95%

100%

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

コンピューター

携帯用端末機

ノートパソコン

携帯電話

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154

<表295>家電製品に属するデザイン登録動向(欧州)

2)TV/AVの動向

ここでは、TV/AVに属する各製品の年度別比率を示す。近年、その比率を伸ばして

いるものとしてはTV、リモコン。ホームシアターとモニターは減少傾向である。

<表296>TV/AVに属する各製品の年度別比率(欧州)

0

20

40

60

80

100

120

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

TV/AV 生活家電 台所家電

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

TV スピーカー ホームシアター モニター オーディオ DVDプレーヤー リモコン プロジェクター ブルーレイプレーヤー 3D用メガネ 映像プレーヤー

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155

3)生活家電の動向

生活家電に属する各製品の年度別比率を以下に示す。近年は掃除機が増加傾向であ

る。洗濯機とエアコンは増減幅が激しい。

<表297>生活家電に属する各製品の年度別比率(欧州)

4)台所家電の動向

台所家電に属する各製品の年度別比率を以下に示す。近年冷蔵庫の割合が非常に多

い。

<表298>台所家電に属する各製品の年度別比率(欧州)

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

洗濯機 エアコン 掃除機 衣類乾燥機 空気洗浄機

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

冷蔵庫 オーブン 電子レンジ 食器洗浄機 ガスレンジ

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156

(3)その他のデザイン登録動向

その他の全体件数の推移は上の表で示した。ここでは、その他に属する各製品の年

度別比率を示す。近年最も GUIが多く、監視カメラの比率も増加した。LED照明は減

少傾向である。

<表299>その他に属する各製品の年度別比率(欧州)

4-1 LG電子の国家別デザイン登録動向<中国特許庁>

LG 電子が中国特許庁にデザイン登録された件を年度別に表にすると以下のようにな

る。デザイン登録は 2008 年に大幅に減少。サムスン電子もこの時期減少している。

2009年度より徐々に増加したが 2012年は減少している。

<表300>LG電子のデザイン登録件数(中国)

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

LED照明 GUI MP3プレーヤー 監視カメラ 装飾パネル ナビゲーション ハードディスク ドッキングステーション 携帯電話用ブルートゥース ヘッドセット 家電製品装飾フィルム CD-ROMドライブ その他

0

100

200

300

400

500

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

登録

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157

4-2 LG電子の製品群別デザイン登録動向<中国特許庁>

以下、分野別のデザイン登録動向を表に示す。

<表301> LG電子の製品群別による累計件数の比率の推移(中国)

中国においては、全体的に家電製品の登録件数が圧倒的に多い。逆にサムスン電子

は、中国における移動通信/情報通信の登録件数が家電製品より多い。

累計件数と全体に占める比率の推移は下の表に示す。累計の内訳では、家電製品が

65%、 移動通信/情報通信が 24%、その他が 11%である。

<表302>製品群別による累計件数の内訳(上)とその比率の推移(下)(中国)

0

50

100

150

200

250

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

家電製品

移動通信/情報通信

その他

家電製品

65%

移動通信/

情報

通信

24%

その他

11%

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158

(1) 移動通信/情報通信のデザイン登録現況

下の表に移動通信/情報通信の製品群における登録件数の比率の推移を示す。近年携

帯電話の割合が小幅ながら減少傾向である。サムスン電子同様にノートパソコンと携

帯用端末機が近年は登録件数を増やしている。

<表 303> 移動通信/情報通信の製品群における登録件数の比率の推移(中国)

(2)家電製品のデザイン登録動向

1)全体の動向

家電製品では、近年は 2011年に TV/AVが他の家電製品よりも顕著にピークとなった

が、2012年は急激に減少した。生活家電は 2009年から減少傾向。台所家電は年々増

減幅が激しい。

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

家電製品 移動通信/情報通信 その他

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

携帯用端末機

電話機

ノートパソコン

コンピューター

携帯電話

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159

<表304>家電製品に属するデザイン登録動向(中国)

2)TV/AVの動向

ここでは、TV/AV に属する各製品の年度別比率を示す。近年は TV、ホームシアター、

リモコン、3D用メガネの比率が多くなっている。

<表305>TV/AVに属する各製品の年度別比率(中国)

0

20

40

60

80

100

120

140

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

台所家電 生活家電 TV/AV ホームネットワーク カメラ

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

TV ホームシアター モニター DVDプレーヤー スピーカー オーディオ リモコン プロジェクター 3D用メガネ ブルーレイプレーヤー セットトップボックス 映像プレーヤー

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160

3)生活家電の動向

生活家電に属する各製品の年度別比率を以下に示す。近年、エアコン、洗濯機、掃

除機の割合が多い。サムスン電子と同様に大気汚染の深刻化のためか空気清浄機の割

合が増加している。

<表306>生活家電に属する各製品の年度別比率(中国)

4)台所家電の動向

台所家電に属する各製品の年度別比率を以下に示す。全体的に冷蔵庫の割合が多く、

浄水器、インダクターが増加。電子レンジ、オーブンは減少傾向にある。

<表307>台所家電に属する各製品の年度別比率(中国)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

エアコン 洗濯機 掃除機 空気清浄機 衣類乾燥機 除湿機 加湿器 イオン発生器

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

冷蔵庫 電子レンジ 食器洗浄機 オーブン ガスレンジ 電気釜 浄水器 インダクター 製パン機

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161

(3)その他のデザイン登録動向

その他の全体件数の推移は上の表で示した。ここでは、その他に属する各製品の年

度別比率を示す。装飾パネルが 2012 年に急激に増加。監視カメラ、照明灯も増加した。

LED照明は減少傾向である。

<表308>その他に属する各製品の年度別比率(中国)

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

装飾パネル LED照明 MP3プレーヤー 充電器 装飾フィルム ヘッドセット 監視カメラ ハードドライブ 照明灯 マルチメディアプレーヤー カーオーディオ 電子額縁 その他

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第4編 日本企業との比較

第1章 各国別における特許出願動向の比較

前回は、サムスン電子および LG電子と日本の代表的電機メーカーであるソニーおよ

びパナソニックとの米国出願の件数比較を行ったが、この追補版では、前記で分析し

てきた新興国 7ヶ国( 台湾、ロシア、インド、ブラジル、南アフリカ共和国、ベトナ

ム、シンガポール)における特許出願を日本企業と比較して分析してみる。

1-1 各国別における特許出願動向の比較<台湾>

まず、台湾における各企業の特許出願件数では、ソニーが最も多く出願しているの

が分かる。2006年に若干減少したものの 2007年は大幅に増加し、その後 2009年に再

び減少したが 2010年は小幅ながら増加している。次のサムスン電子は、2005年のピ

ーク以後近年は大幅に減少している。パナソニックは、近年緩やかな増加傾向を見せ

ている。LG電子にいたっては、2007年以後急激に減少し、2010年は出願件数が 20件

にも満たない。近年は、ソニーの出願件数の多さが目立っている。

<表309>各国別における日本企業と韓国企業の特許出願動向(台湾)

1-2 各国別における特許出願動向の比較<ロシア>

ロシアにおける各企業の特許出願件数では、サムスン電子が最も多い。2005年にピ

ークとなった後は 2007年に大幅減少し、翌年 2008年に一時期増加するも 2009年は急

減している。次の LG電子も 2005年にピークとなり、その後は大きく減少している。

ソニーは、2006年に最も多く出願しているが近年は緩やかな減少傾向を見せている。

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2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

Samsung Electronics LG Electronics

PANASONIC SONY

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パナソニックは、出願件数が全体的に見て非常に少ない。ロシアへの特許出願動向に

おいては、日本企業と韓国企業の出願件数に非常に大きな差が見られる。

<表310>各国別における日本企業と韓国企業の特許出願動向(ロシア)

1-3 各国別における特許出願動向の比較<インド>

インドにおける各企業の特許出願件数では、サムスン電子が圧倒的に最も多く出願

している。これは、昨今話題になった鍵付きの冷蔵庫を販売するなど、現地のニーズ

に合わせた製品化が大きな利益を上げているものと見られる。2004年から 2005年に

かけて 3 倍以上増加し、翌年若干減少するも 2007 年はここ 10 年間でピークとなった。

しかし、近年は大幅な減少が見られる。次のソニーもサムスン電子と同様 2004年から

2005年にかけて大きく増加しているが、近年はサムスン電子とは反対に急激に増加し

ている。LG電子は 2007年のピーク以後 2009年に減少したが、2010年は再び増加して

いる。パナソニックは、ソニーと同様に近年大幅な増加傾向を見せている。

<表311>各国別における日本企業と韓国企業の特許出願動向(インド)

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50

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2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

Samsung Electronics

LG Electronics

PANASONIC

SONY

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50

100

150

200

250

300

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

Samsung Electronics LG Electronics

PANASONIC SONY

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1-4 各国別における特許出願動向の比較<ブラジル>

ブラジルにおける各企業の特許出願件数では、LG電子が他 3社を抜いて最も多く出

願しているが、2005年以後徐々に出願件数が減少し、2010年は 4社のうち最も少ない。

次のソニーは 2007 年まで横ばい状態であったが、近年大幅に増加しているのが分かる。

パナソニックは 2005年のピーク後大幅に減少したが、近年は増加傾向である。出願件

数が最も少ないサムスン電子は、2004年から 2007年までパナソニックと同様の動向

であったが、2009年に大幅に減少、2009年は再び増加している。

<表312>各国別における日本企業と韓国企業の特許出願動向(ブラジル)

1-5 各国別における特許出願動向の比較<南アフリカ>

南アフリカにおける各企業の特許出願件数では、LG電子が最も多いが、2006年の急

激な増加以後、近年は大幅に減少しており、2010年は出願件数が 0件である。次のサ

ムスン電子は、毎年出願件数の変化が激しいが、近年は増加傾向である。パナソニッ

クは、2007年まで年間の出願件数が極めて少数であったが、2009年より伸び増加傾向

である。ソニーもパナソニックと同様に年間の出願件数が極めて少ない。近年はやや

増加している。

<表313>各国別における日本企業と韓国企業の特許出願動向(南アフリカ)

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50

100

150

200

250

300

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

Samsung Electronics LG Electronics

PANASONIC SONY

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30

40

50

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

Samsung Electronics LG Electronics

PANASONIC SONY

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1-6 各国別における特許出願動向の比較<ベトナム>

ベトナムにおける各企業の特許出願件数では、パナソニックが圧倒的に多い。グラ

フを見て分かるように、近年は急激に出願件数を伸ばしている。次のサムスン電子は、

2005 年まで出願件数が極めて少数であったが、近年は大幅に増加している。ソニーは、

近年減少傾向である。LG電子は 2004年のピーク以後大幅に減少、毎年出願件数の変

化が激しい。2009年は増加している。

<表314>各国別における日本企業と韓国企業の特許出願動向(ベトナム)

1-7 各国別における特許出願動向の比較<シンガポール>

シンガポールにおける各企業の特許出願件数では、ソニーの出願件数が圧倒的に多

いのが顕著である。2002年に最も多く出願されたが、近年は減少の一途をたどってい

る。次のサムスン電子は、2004年のピーク以後 2007年まで大幅に減少している。

2008年に増加したものの再び減少している。パナソニックは、2007年から近年にかけ

て増加傾向である。LG 電子は、ここ 10 年間における出願件数が 10 件と極めて少ない。

<表315>各国別における日本企業と韓国企業の特許出願動向(シンガポール)

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2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

Samsung Electronics LG Electronics

PANASONIC SONY

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200

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010

Samsung Electronics LG Electronics PANASONIC SONY

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第2章 各企業におけるデザイン登録動向の比較

第1章では、特許出願における日本企業との比較をしたが、第2章では主要4ヶ国(日

本、米国、欧州、中国、韓国)におけるデザイン登録動向を日本企業と比較して分析

してみる。

1-1 各企業におけるデザイン登録動向の比較 <日本>

まず、日本における各企業のデザイン登録件数では、パナソニックが群を抜いて多

く、ここ 10年間の総合計は 13700件台にも上る。2000年に最も多く登録され、その

後は減少傾向だが、他 3社よりも圧倒的に多く登録されている。次のソニーは、小幅

ながら近年は増加傾向である。サムスン電子は、2009年以後大幅に減少したが 2012

年は再び増加している。LG電子は、あまり変化がなく横ばい状態である。

<表316>各企業における日本デザイン登録の年度別推移(登録)

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200

400

600

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1,000

1,200

1,400

1,600

1,800

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

Samsung

LG

Panasonic

Sony

725 399

13,797

2,741

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

16,000

Samsung LG Panasonic Sony

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1-2 各企業におけるデザイン登録動向の比較<米国>

米国における各企業のデザイン登録件数では、グラフを見ても分かるように、サム

スン電子の登録件数が著しく多い。2006年から 2008年にかけて急増しその後は減少

しているが、2012年は再び増加傾向である。次のソニーは、2008年のピーク後徐々に

減少している。パナソニックもソニーと同様、2008年をピークに減少傾向を見せてい

る。LG 電子は、2005 年まで登録件数がそれほど多くなかったが、近年は増加している。

<表317>各企業における米国デザイン登録の年度別推移(登録)

1-3 各企業におけるデザイン登録動向の比較<欧州>

欧州における各企業のデザイン登録件数では、サムスン電子が最も多い。2006年に

急増後減少傾向であったが、2012年は急激に伸びている。次のソニーは、2009年に大

幅に減少するも翌年から登録件数が増加、2012年は再び減少している。LG電子は

2010年に増加したもののその後は緩やかに減少傾向をたどっている。パナソニックは

2009年の減少以後、急激に増加している。

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2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

Samsung

LG

Panasonic

Sony

3,474

1,484

1,837

2,585

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500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

Samsung LG Panasonic Sony

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<表318>各企業における欧州デザイン登録の年度別推移(登録)

1-4 各企業におけるデザイン登録動向の比較<中国>

中国における各企業のデザイン登録件数では、パナソニックが最も多い。2005年に

ピークとなり、その後減少しているが 2012 年は再び増加するなど、大幅な減少はない。

次のサムスン電子は 2005年に急激に登録件数を増やした。2008年に減少するものの

翌年増加し、近年は再び減少傾向だが、他 3社よりも登録件数が多い。次の LG電子は、

2008年の大幅な減少から翌年急激に増加、2012年は再び減少している。ソニーは、他

3社のうち極めて登録件数が少ないのが顕著である。2004年以後大幅に減少し 2009年

までしばらく横ばい状態であったが、近年は大きく増加している。

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600

700

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900

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

Samsung

LG

Panasonic

Sony

3,916

1,481 1,263

2,206

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500

Samsung LG Panasonic Sony

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<表319>各企業における中国デザイン登録の年度別推移(登録)

1-5 各企業におけるデザイン登録動向の比較<韓国>

韓国における各企業のデザイン登録件数で最も多いのは、グラフを見て分かるよう

に 11,561件登録されているサムスン電子である。2009年に急激に落ち込んだが、翌

年から上昇し始め 2012年は近年で最も多く登録されている。その次の LG電子もサム

スン電子と同様に 2009年に大幅に減少したが近年は増加の一途をたどっている。ソニ

ーは、2005年に最も多く登録されたがその後は緩やかに減少し 2012年は若干増加し

ている。パナソニックは、2009年までほぼ横ばい状態が続き 2010年に大幅に減少し

たが、その後は増加している。

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400

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2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

Samsung

LG

Panasonic

Sony

3,122 2,760

3,132

889

0

1,000

2,000

3,000

4,000

Samsung LG Panasonic Sony

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<表320>各企業における韓国デザイン登録の年度別推移(登録)

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200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

Samsung

LG

Panasonic

Sony

11,561

6,995

722 827

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

Samsung LG Panasonic Sony

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[特許庁委託]

韓国企業の技術動向調査(追補版)

(サムスン電子、LG電子編)

[著者]

韓洋国際特許法人(代表弁理士 金延洙)

金世元 パートナー弁理士

金哲進 パートナー弁理士

金 煐 パートナー弁理士

鄭煕景 国際部

黄正恵 国際部

安美淑 国際部

池崎 麻理絵 国際部

[オブザーバー]

日本貿易振興機構 ソウル事務所

岩谷一臣

[発行]

日本貿易振興機構 在外企業支援・知的財産部 知的財産課

〒107-6006 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル6階

TEL:03-3582-5198

FAX:03-3585-7289

2013年12月発行

禁無断転載

本冊子は、作成時点に入手した情報に基づくものであり、その後の状況によって変わ

る場合があります。また、掲載した情報・コメントは著者及び当機構の判断によるも

のですが、一般的な情報・解釈がこのとおりであることを保証するものでないことを

予めお断りします。

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