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−1− ■用 ■特 ■施 工 例 JAIA-001461 F☆☆☆☆ JAIA-401344 4VOC基準適合 『ボンド 耐火目地用シーラント120』は変成シリコーン樹脂を主成分とする弾 力性・変形追従性・接着性に優れた弾性シーリング材で、音・ガス洩れに対 する遮へい効果があります。また、火災時の高熱下で発泡しながら燃焼し、 セラミック化することにより火災の貫通を防ぐ耐火構造用シーリング材です。 耐火構造用 一成分形変成シリコーン系シーリング材 PC板、セメント押出し成形板、ALC板の目地 耐火・遮音間仕切パネルの目地 窯業系サイディングの目地 上記部材とアルミ、鋼板、屋根材など建築部材との取 合目地 金属製メーターボックスの目地 各種配管、ダクトの貫通部目地 その他、一般建築物の内外装目地 火災時の高熱下でシーリング材が適度な発泡膨張すると 同時に不燃性の強固な炭化層を形成し、目地の拡張に追 従して火炎の貫通を防止するとともに、加熱裏面側の温 度上昇をも押さえるように設計されたシーリング材です。 JIS A 1304建築構造部分の耐火試験方法による2時間 耐火構造への適用検討が可能です。 柔軟で目地の動きに対する追従性が良好です。 専用プライマーを使用することにより、広範囲な被着体 に良好な接着性を示します。 耐候性、耐久性に優れています。 耐熱、耐寒性に優れ、−40℃〜90℃の温度範囲で長期 の使用に耐えます。 冬季など低温時の作業性、硬化性に優れています。 肉やせ、発泡がありません。 ボンド 耐火目地用シーラント120の充てんは、せっこ うボード下貼り完了の段階で施工すると効果的です。 ボンド 耐火目地用 シーラント120 上部ランナー 上貼りせっこうボード 下貼りせっこうボード 下部ランナー ボンド 耐火目地用 シーラント120

一成分形変成シリコーン系シーリング材 - bond.co.jp2. 耐火試験 ボンド 耐火目地用シーラント120を充てんしたALC板貼り壁面目地部について、JIS

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Page 1: 一成分形変成シリコーン系シーリング材 - bond.co.jp2. 耐火試験 ボンド 耐火目地用シーラント120を充てんしたALC板貼り壁面目地部について、JIS

−1−

■用 途

■特 長

■施 工 例

JAIA-001461 F☆☆☆☆JAIA-401344 4VOC基準適合

『ボンド 耐火目地用シーラント120』は変成シリコーン樹脂を主成分とする弾力性・変形追従性・接着性に優れた弾性シーリング材で、音・ガス洩れに対する遮へい効果があります。また、火災時の高熱下で発泡しながら燃焼し、セラミック化することにより火災の貫通を防ぐ耐火構造用シーリング材です。

耐火構造用一成分形変成シリコーン系シーリング材

●PC板、セメント押出し成形板、ALC板の目地●耐火・遮音間仕切パネルの目地●窯業系サイディングの目地● 上記部材とアルミ、鋼板、屋根材など建築部材との取

合目地●金属製メーターボックスの目地●各種配管、ダクトの貫通部目地●その他、一般建築物の内外装目地

火災時の高熱下でシーリング材が適度な発泡膨張すると同時に不燃性の強固な炭化層を形成し、目地の拡張に追従して火炎の貫通を防止するとともに、加熱裏面側の温度上昇をも押さえるように設計されたシーリング材です。● JIS A 1304建築構造部分の耐火試験方法による2時間

耐火構造への適用検討が可能です。● 柔軟で目地の動きに対する追従性が良好です。● 専用プライマーを使用することにより、広範囲な被着体

に良好な接着性を示します。● 耐候性、耐久性に優れています。● 耐熱、耐寒性に優れ、−40℃〜90℃の温度範囲で長期

の使用に耐えます。● 冬季など低温時の作業性、硬化性に優れています。● 肉やせ、発泡がありません。

ボンド 耐火目地用シーラント120の充てんは、せっこうボード下貼り完了の段階で施工すると効果的です。

ボンド 耐火目地用シーラント120

上部ランナー

上貼りせっこうボード

下貼りせっこうボード

下部ランナー

ボンド 耐火目地用シーラント120

Page 2: 一成分形変成シリコーン系シーリング材 - bond.co.jp2. 耐火試験 ボンド 耐火目地用シーラント120を充てんしたALC板貼り壁面目地部について、JIS

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加 熱 面 裏 面

異状なし

異状なし

加熱中の状況

加熱終了後の状況

3分後 ガスケットから発炎。5分後 シーリング材から発炎。28分後 シーリング材からの発炎が 止まった。100分後 ガスケットからの発炎が止 まった。

ALC板表面に微細きれつが無数に生じていた。目地部シール材が白く炭化していた。目地部ガスケット材が白く炭化していた。

■技術データ

1. JIS A 1304による2時間耐火試験の成績

表-1 裏面最高温度

表-2 

図-1 試験体立面図(裏面側)

図-2 目地部断面図

耐火試験後セラミック化した状態

測 定 位 置 裏面最高温度(℃)

到達時間(分)

目地部

ALC部(一般部)

屋外加熱

屋内加熱

71

74

87

175

160

140

A

B

2480

2400

600 600 300600 2020 20

20300

目地部B屋内側加熱

セラミックウール充てん セラミックウール充てん

ALC板(厚さ150)

目地部A屋外側加熱

150

20

1530

1010

4040

バックアップ材(発泡ポリエチレン、20×30)

ガスケット(シリコーン・スポンジ)環状目地(シングルタイプ、20×40)

シーリング材(変成シリコーン系、405g/m)

Page 3: 一成分形変成シリコーン系シーリング材 - bond.co.jp2. 耐火試験 ボンド 耐火目地用シーラント120を充てんしたALC板貼り壁面目地部について、JIS

2. 耐火試験ボンド 耐火目地用シーラント120を充てんしたALC板貼り壁面目地部について、JIS A 1304(建築構造部分の耐火試験方法)に規定する2時間耐火試験を行った。目地幅は隙間への充てんを考慮して7mm及び10mmについて実施した。

①試験体試験体は厚さ150mmのALC板(高さ960±10mm×幅475±5mm)を目地幅が試験体(A)は7mm、試験体(B)は10mmとなるように鉄枠に取りつけたものである(図-1)。各目地部は、ボンド耐火目地用シーラント120、発泡ポリエチレン製バックアップ材及びガスケット(クロロプレン・スポンジ環状シングルタイプ)を充てんしたものである(図-2)

標準色:グレー、ホワイト

333mlカートリッジ……20本(10本×2)/1ケース

目地幅と目地深さの目安

■目地設計の目安

−3−

※1 目地幅は狭い程、耐火性能においては有利になります。※2 目地深さが深い程、耐火性能においては有利になります。

目地深さは出来るだけ上記目安値以上になるよう設計してください。

目地部

ALC板

セラミックウール被覆

950±10mm

960±10mm

1

2,3

4裏面温度測定位置

ALC板

7又は10mm7又は10mm

150mm

ガスケット

シーリング材

バックアップ材

(加熱側)

(裏面側)

図-1 試験体(裏面側) 図-2 目地部詳細図

②試験結果裏面最高温度 観察結果

■色 調

■梱包容量

温度(℃)

項 目

部 位

目地部

ALC板(一般部)

試験体(A)

試験体(B)

試験体(A)

試験体(B)

到達時間(分)

55

72

55

65

78

70

78

81

2

3

2

3

1

4

1

4

150

160

150

150

155

135

150

135

※判定基準:裏面温度が260℃を超えないこと。◆裏面温度測定位置 、 :ALC板裏面  :目地部杉板面 :目地部ガスケット表面1 4 23

加熱中

試験体(A)

試験体(B)

試験体(A)

試験体(B)

加 熱 面 裏 面

異状なし

異状なし

異状なし

異状なし

加 熱終了後

● 約1分後シーラントが発泡する。● 約3分半後シーラントより発炎する。● 約38分後シーラントの発炎が止まる。

● 約1分後シーラントが発泡する。● 約3分半後シーラントより発炎する。● 約40分後シーラントの発炎が止まる。● 約55分後シーラントが一部脱落する。

● ALC板に微細なきれつが無数発生していた。● シーラントは白く炭化し、脱落は全くなかった。● ガスケットは全く異状が認められなかった。

● ALC板に微細なきれつが無数発生していた。● シーラントは白く炭化し、一部脱落が見られたが、 内部に貫通するような隙間は全くなかった。● ガスケットは全く異状が認められなかった。

※判定基準:①加熱中、耐火上有害と認められる変形、破壊、脱落などの変化のないこと。      ②加熱中、火炎を通すようなきれつの入らないこと。      ③構成材のいずれもが加熱中著しい発炎をせず、加熱終了後10分以上、火気が残存し       ないこと。

57101520

57101515

12.76.53.21.41.1

目地幅※1(mm)

目地深さ※2(mm)

カートリッジ1本(333ml)当たりの施工m数(5%のロスを含む)

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本品の取り扱いには、下記の注意事項を守ってください。

●取り扱い中は、できるだけ皮フにふれないようにし、必要に応じて保護具を着用する。特にプライマー使用時には、有機ガス用防毒マスクまたは送気マスク、保護手袋、保護メガネなどを必要に応じて着用する。●容器からこぼれた場合には、砂などを散布した後に処理する。●取り扱い後は、手洗いおよびうがいを充分に行う。●皮フに付着した場合には、すみやかにふき取り石ケンと水でよく洗い落とす。●眼に入った場合には、多量の水で洗い、必要に応じて医師の診察を受ける。●誤って飲み込んだ場合には、できるだけ早く医師の診察を受ける。●指定された材料以外と混合しない。●直射日光が当たらない、温度が5〜25℃の乾燥した場所を定めて保管する。

〔シールプライマー〕の取り扱いには、それぞれ下記の注意事項も加えて守ってください。引火性の液体です。有機溶剤中毒の恐れがあります。皮フに付着したり蒸気を吸入すると、かぶれや中毒、その他の健康障害を起こす恐れがあります。●火気のある場所や、静電気の発生する場所では使用しない。●取り扱い作業場所に局所排気装置を設け、充分に換気する。●容器から出し入れする場合には、こぼれないように注意する。●蒸気やガスなどを吸い込んで気分が悪くなった場合には、空気の清浄な場所で安静にし、必要に応じて医師の診察を受ける。●使用後は容器のフタを完全に閉める。●火災時には、炭酸ガス、泡または粉末消火器を用いる。(火気厳禁 第四類第一石油類 危険等級Ⅱ)

2003.9.5000(T)59-FD2009.8. (T) -FD

JテT01-02−4−

金属製ガスメーターボックスの目地

トンネル内耐火ボードの目地セメント押出し成形板の目地

■ガス透過性

■施工実績

■注意事項

シーリング材ガス

水 蒸 気 (g/cm2・24hr×10-11) JIS Z 0208

酸  素 (ml/m2・24hr・atm×10-9) JIS Z 1717

窒  素 (ml/m2・24hr・atm×10-9) JIS Z 1717

ボンド 耐火目地用シーラント120

260

320

140

※使用にあたっては、製品安全データシート(MSDS)をお読みください。※ 本品は使用方法・使用条件によって本来の性能を発揮できない場合があります。事前に目的の用途に適合するか

必ず確認の上、ご使用ください。※ 本品は改良のため性状、性能を変更する場合があります。予めご了承くださいますようお願いいたします。(記載

の性状などは2009年8月現在のものです。不明の点はお問い合わせ願います。)

国際単位系(SI)による数値の換算は、 1kgf=9.8N、 1cP=1mPa・s、 1kgf・cm=9.8×10-2J、 1MPa=1N/mm2です。1N/mm2は約10.2kgf/cm2に相当します。

本資料の技術情報、標準処方例は当社の試験、研究に基づいたもので、信頼しうるものと考えますが、記載の諸性能および諸特性などは、材料や使用条件などにより本資料と異なる結果を生ずることがあります。実際の諸性能、諸特性などについては、ご需要家各位で試験、研究ならびに検討の上、ご使用いただきますようお願いいたします。

http://www.bond.co.jp/

名 古 屋 支 店 TEL052(262)8172  仙 台 営 業 所 TEL022(211)5031  南関東営業所 TEL045(663)3184  広 島 営 業 所 TEL082(507)1911福 岡 支 店 TEL092(551)1762  北関東営業所 TEL027(324)3002  金 沢 営 業 所 TEL076(223)1565  高 松 営 業 所 TEL087(835)2020札 幌 支 店 TEL011(731)0351

大阪本社/〒541-0046 大阪市中央区平野町2-1-2(沢の鶴ビル) TEL06(6228)2931東京本社/〒101-0054 東京都千代田区神田錦町2-3(竹橋スクエア) TEL03(5259)5733