26
2 OCTOBER 2010 テレビに関する人びとの行動や意識につい て定期的に測定することを目的に,NHK放送 文化研究所では1985年から5年ごとに「日本 人とテレビ」調査を行っており,今年3月には 6 回目の調査を実施した。テレビ視聴について 行動面からだけでなく,意識の面からも長期 的な変化をとらえることが可能となっている。 その結果の中から 8 月号では,テレビの見 方やテレビに対する意識がどう変化し,現状 ではどのようになっているかを報告した。今 月号では,テレビを含めた各メディアに関す る行動と意識についての質問を分析し,テレ ビと他のメディアとの関係を通してみえてく るテレビの位置づけについて報告し,最後に 情報観やテレビの影響力に関する質問の結果 も紹介する。 前回8月号でも説明したように,「日本人 とテレビ・2010」調査は質問項目を全体的に 見直し,さらに調査方法についても配付回収 法に切り替えた。ただし,時系列比較を目的 に,従来と同じ質問文による個人面接法の調 査も実施した。したがって2010年の調査で は配付回収法と個人面接法の調査を並行して 実施しており,時系列比較の際は個人面接法 のデータを使用している。本稿では時系列比 較の結果を中心に報告するが,今回から実施 した配付回収法の質問も必要に応じて取り上 げる。以下,本文・図表において特に断りの ない場合は個人面接法調査のデータであり, 配付回収法調査のデータを用いる場合にはそ の旨を明記した。配付回収法調査の単純集計 結果とサンプル構成は22〜27ページに掲載 した。個人面接法調査の単純集計結果等につ いては前回 8 月号の文末に掲載している。 1. メディア環境 進むテレビの大型化・薄型化 人びとを取り巻くメディア環境は,1985年 の調査開始当時から大きく変化し,豊かになっ てきている。それは,さまざまな生活の場面 状況に応じて人びとが利用できるメディアの 選択肢の幅が広がっていることを意味する。 自宅にあるメディア機器をみてみると(図 1) ,前回 2005 年と比べ「25 インチ以上のテレ ビ」(67%→76%),「横長テレビ」(27%→46%), 「薄型テレビ」(9%→53%)が増加し,テレビ の 大 型 化, 薄 型 化 が 進 ん で い る。 特 に テレビ視聴とメディア利用の現在(2) 〜「日本人とテレビ・2010」調査から〜 世論調査部(視聴者調査) 平田明裕 / 諸藤絵美  (調査システム) 荒牧 央 

テレビ視聴とメディア利用の現在(2)...受信TV 家庭用ビデオ DVD HDD 020406080 100 020406080 100 020406080 100 020406080 100 020406080 100 020406080 100 020406080

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2  OCTOBER 2010

テレビに関する人びとの行動や意識について定期的に測定することを目的に,NHK放送文化研究所では1985年から5年ごとに「日本人とテレビ」調査を行っており,今年3月には6回目の調査を実施した。テレビ視聴について行動面からだけでなく,意識の面からも長期的な変化をとらえることが可能となっている。

その結果の中から8月号では,テレビの見方やテレビに対する意識がどう変化し,現状ではどのようになっているかを報告した。今月号では,テレビを含めた各メディアに関する行動と意識についての質問を分析し,テレビと他のメディアとの関係を通してみえてくるテレビの位置づけについて報告し,最後に情報観やテレビの影響力に関する質問の結果も紹介する。

前回8月号でも説明したように,「日本人とテレビ・2010」調査は質問項目を全体的に見直し,さらに調査方法についても配付回収法に切り替えた。ただし,時系列比較を目的に,従来と同じ質問文による個人面接法の調査も実施した。したがって2010年の調査では配付回収法と個人面接法の調査を並行して実施しており,時系列比較の際は個人面接法

のデータを使用している。本稿では時系列比較の結果を中心に報告するが,今回から実施した配付回収法の質問も必要に応じて取り上げる。以下,本文・図表において特に断りのない場合は個人面接法調査のデータであり,配付回収法調査のデータを用いる場合にはその旨を明記した。配付回収法調査の単純集計結果とサンプル構成は22〜27ページに掲載した。個人面接法調査の単純集計結果等については前回8月号の文末に掲載している。

1. メディア環境

進むテレビの大型化・薄型化

人びとを取り巻くメディア環境は,1985年の調査開始当時から大きく変化し,豊かになってきている。それは,さまざまな生活の場面状況に応じて人びとが利用できるメディアの選択肢の幅が広がっていることを意味する。

自宅にあるメディア機器をみてみると(図

1),前回2005年と比べ「25インチ以上のテレビ」(67%→76%),「横長テレビ」(27%→46%),

「薄型テレビ」(9%→53%)が増加し,テレビの 大 型 化, 薄 型 化 が 進 ん で い る。 特 に

テレビ視聴とメディア利用の現在(2)〜「日本人とテレビ・2010」調査から〜

世論調査部(視聴者調査) 平田明裕 / 諸藤絵美 (調査システム) 荒牧 央 

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3OCTOBER 2010

図 1 [時系列] 所有機器(複数回答)

2010年2005 年2000 年1995 年

0 20 40 60 80 100

2010 年2005 年2000 年1995 年

25インチ以上のテレビ

0 20 40 60 80 100

横長テレビ

薄型テレビ

CATV受信 TV

衛星放送受信TV

CSデジタル放送受信TV

ハイビジョン受信TV

家庭用ビデオ

DVD

HDD

0 20 40 60 80 100

0 20 40 60 80 100

0 20 40 60 80 100

0 20 40 60 80 100

0 20 40 60 80 100

0 20 40 60 80 100

0 20 40 60 80 100

0 20 40 60 80 100

55%6867

76

52427

46

953

71218

27

284140

50

510

26

2810

38

849189

71

445

62

1134

2010年

2005年

2000年

1995年

1990年

1985年

話し相手の代わりになる

生き方や行動の手本が得られる

毎日の生活に習慣やリズムが生まれる

現実にはできない経験が味わえる

家族の団らんに役に立つ

毎日の生活に欠かせない情報が得られる

さまざまな意見や考え方が理解できる

人とつきあう時の話のタネが得られる

80%808078757572737474737575757774

727370676765

6365

616159555255

383843444044

474342433843

272123221917

は1985年に比べ統計的に高いは1985年に比べ統計的に低い

「薄型テレビ」は大きく増加して半数を超え,普及が著しい。また,「CATV」(18%→27%),

「衛星放送が受信できるテレビ」(40%→50%),「CSデ ジ タ ル 放 送 が 受 信 で き る テ レ ビ 」(10%→26%)が増加しており,多チャンネルの環境が広がってきている。そのほか,「DVDプレーヤー」(45%→62%)と「HDD(ハードディスクレコーダー)」(11%→34%)が大きく伸びており,デジタル録画再生機の普及も着実に進んでいる。デジタル録画再生機が普及する一方で,「家庭用ビデオ」は2000年をピークに減少傾向にある。

家庭で所有しているテレビの台数では(図

2),最も多いのが「2台」(32%)で,「3台」(24%)「4台以上」(19%)をあわせて複数台所有は74%であった1)。「1台」は23 %である。時系列にみると,「2台」「3台」「4台以上」をあわせた複数台所有は85年から2000年にかけて増加(特に「3台」「4台以上」が増加)したが,2000年をピークに減少し「1台」が増加傾向にある。家族人数が少ないとテレビ台数も少なくなる傾向があるが,2010年の世帯人数をみると,単身世帯と二人世帯の割合が2000年に比べ増加しており(単身:6%→8%,二人:21%→26%),テレビの「1台」所有の増加の要因の1つとして,単身世帯や二人世帯の増加をあげることができる。

テレビ所有台数は「1台」という人が増加している一方で,テレビの大型化・薄型化,多チャンネルの環境の広がり,デジタル録画再生機の普及など新しいメディア機器が家庭に浸透し,家庭のメディア環境が豊かになってきていることがうかがえる。それでは,人びとのメディア利用行動や利用するときの気持ちはどう変化してきたのだろうか。次に人びとのメディアの利用行動と利用意識についてみていきたい。

図 2 [時系列] テレビ台数

わからない・無回答

ない4 台以上3台2台1台

2010 年

2005 年

2000 年

1995 年

1990 年

1985 年

0 20 40 60 80 100

わからない・無回答

ない

4台以上

3台

2台

1台

2010 年

2005 年

2000 年

1995 年

1990 年

1985 年

30% 41 20 18

24 38 24 13

19 34

17 32 26 1

19 32 24 2

23

24

23 32 24 219 1

26 120

1

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4  OCTOBER 2010

2. メディア別接触頻度

テレビ― 90% 以上の人が「毎日」接触

テレビ視聴は他のメディアの利用と競合したり,あるいはテレビと他のメディアをあわせて利用したりすることもある。このような関係を明らかにするためにテレビ視聴を単独でとらえるだけでなく,テレビを他のメディアとの関係で相対的に把握することが必要となる。ここからは,多くのメディアの中でテレビがどのような位置づけにあるかについて述べていく。まず,各メディアの接触という行動面,次に,各メディアの機能評価や欠かせないメディアという意識面で分析を行い,最後に,これらの行動と意識を合わせた全体的な位置づけについて考察する。

まず,メディアの接触という行動面からみていく。テレビ,新聞,インターネットなど10のメディアについて,接触状況を尋ねた(図3)。

テレビは90%以上の人が「毎日」接触するメディアである。2010年は「毎日」接触が92%,

「毎日」「週に3・4回」「週に1・2回」を合わせた「週に1・2回以上」の接触が96%となっている。テレビに「毎日」接触する人を1985年から時系列にみると,2000年までは変化はないが,以降は微減傾向にある。しかし,この25年,「毎日」接触する人は毎回90%を超えており,テレビの接触は安定していることがわかる。「毎日」接触する人を年層別にみると(図

4),よく接しているのは60代以上で,低いのは30代以下である。しかし,どの年層でも8割以上の人が「毎日」接触しており,このように幅広い人びとが接しているメディアはほかにはない。とはいえ,前回2005年の結果と今回の結果を年層別に比較すると,16

図 3 [時系列] メディア別接触頻度

0 20 40 60 80 1002010 年2005 年2000 年1995 年1990 年1985 年

0 20 40 60 80 1002010 年2005 年2000 年1995 年1990 年1985 年

0 20 40 60 80 1002010 年2005 年2000 年1995 年1990 年1985 年

0 20 40 60 80 1002010 年2005 年2000 年1995 年1990 年1985 年

0 20 40 60 80 1002010 年2005 年2000 年1995 年1990 年1985 年

0 20 40 60 80 1002010 年2005 年2000 年1995 年1990 年1985 年

0 20 40 60 80 1002010 年2005 年2000 年1995 年1990 年1985 年

0 20 40 60 80 1002010 年2005 年2000 年1995 年1990 年1985 年

0 20 40 60 80 1002010 年2005 年2000 年1995 年1990 年1985 年

2010 年2005 年2000 年

2010 年2005 年2000 年1995 年1990 年1985 年

2010 年2005 年2000 年1995 年1990 年1985 年

2010 年2005 年2000 年1995 年1990 年1985 年

2010 年2005 年2000 年1995 年1990 年1985 年

2010 年2005 年2000 年1995 年1990 年1985 年

2010 年2005 年2000 年1995 年1990 年1985 年

 

0 20 40 60 80 1002010 年2005 年2000 年1995 年1990 年1985 年

2010 年2005 年2000 年1995 年1990 年1985 年

2010 年2005 年2000 年1995 年1990 年1985 年

2010 年2005 年

94%テレビ

ビデオ・DVD・ブルーレイディスク(※1)

HDD

CD・MD・テープ(※2)

ラジオ

新聞

週刊誌

マンガ

インターネット(※3)

3 1 9894 2 1 9794 3 1 9895 2 1 9893 3 1 9692 3 1 96

91 3 1 9488 32 9388 4 1 9386 4 2 9383 5 3 90

74 36 82

4 5 8 17

223 67 5 9 20

6 9 19 346 9 20 347 8 20 356 9 18 338 6 18 32

39 10 11 5935 6 10 5135 11 9 5435 8 10 5332 6 8 4626 5 7 39

15 8 12 3417 8 11 3621 10 12 4222 10 13 4621 10 11 4218 9 10 37

4 8 18 303 6 16 263 6 18 273 5 17 252 4 13 191 3 10 15

13 8 12 3311 9 12 3213 9 13 3413 9 12 3412 7 12 3112 7 11 29

3 4 10 172 5 10 173 5 10 19

8 4 4 1517 7 7 3027 8 7 41

3 5 9 172 4 7 143 4 8 14

※1… DVDは2005 年から追加。 ブルーレイディスクは2010 年から追加。

※2… CDは1990 年から追加。 MDは2000 年から追加。 レコードは2005 年から削除。

* グラフ右の値は「毎日」,「週 3・4回」, 「週 1・2回」を合わせた 「週に1・2回以上」接触する人の割合

は2005 年に比べ統計的に高い。

週 1・2回週 3・4回毎日

は2005 年に比べ統計的に低い。

※3 … 2000 年調査では「インターネット」利用を「パソコンや携帯電話によるホームページ閲覧や検索と電子メールのやりとり」とし,「メールのやりとり」を含むものとして尋ねている。2005 年調査からは「メールのやりとり」は除くものとして尋ねている(以下同様)。

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5OCTOBER 2010

〜29歳で減少している。16〜29歳で「毎日」接触する人は1985年から2005年までは9割を超え変化はなかったが,今回2010年は82%とこの5年で減少している。16〜29歳では,今回の結果でも依然8割以上の人がテレビを「毎日」視聴しているが,この5年でこの年層では「毎日」視聴する習慣を持たない人が増えたことがわかる。

図 4 [時系列]テレビへの「毎日」接触(年層別)

0

20

40

60

80

100

1985 年

2005 年

2010 年

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

0

20

40

60

80

100

1985 年

2005 年

2010 年

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

0

20

40

60

80

100

1985 年

2005 年

2010 年

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

94

8287

92 9494

91 92 93

95

93

9694

9597

939291

(%)

58×42

接触という行動面でテレビをみると,多少の減少はあるが85年から今日までほとんど変化がなく安定しているということができる。しかし,16〜29歳では,テレビから少し遠ざかる兆候がみえ始めたといえるかもしれない。

新聞 ― 若年層だけでなく中年層でも減少

新聞は,「毎日」接触する人は74%で,テレビに次いで高く,それ以外のメディアとは大きな開きがある(図3)。しかし,この25 年は減少傾向にあり,2000 年調査以降は毎回減少している。特に2005 年(83%)から2010 年

(74%)のこの5 年で減少幅が大きくなっており,今回8割を切った。一方,「ほとんど・全然読まない」人は14%で,前回2005 年(7%)から増加し,初めて10%を超えた。

新聞を「毎日」読む人の割合は年層差が大

きい(図5)。50代以上で全体より高く,8割を超えているが,対照的に30代以下で全体より低く,30代では55%,16〜29歳では36%と「毎日」読む人が3人に1人の割合となっている。図にはないが,16〜29歳では,新聞は読むが「毎日」は読まない人(「週に3・4回」

「週に1・2回」「月に1・2回」を合わせた人)が33%で全体に比べ高くなっている(50代以上は5%以下にとどまっている)。新聞は50代以上の人びとにとってはデイリー・メディアだが,16〜29歳にとっては必ずしもそうではないことを示しているといえよう。「ほとんど・全然読まない」人も30 代以下で

全体に比べて高く(16〜29歳:28%,30 代:24%),16〜29歳では3割近くがほとんど新聞を読んでいない。

図 5 [時系列] 新聞への「毎日」接触(年層別)

0

20

40

60

80

100

1985 年

2005 年

2010 年

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

0

20

40

60

80

100

1985 年

2005 年

2010 年

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

(%)

88

58

36

55

75

95 95

76

8791

93 91

8786

76

85

86

87

年層別に1985年の結果と比較すると,新聞を「毎日」読む人は,50代以下で減少している。16〜29歳では減少幅が大きく,1985年時点では9割近くが「毎日」読んでいたが,今回2010年では36%と大幅に減少している。2005年時点では8割を切っていた年層は30代以下だったが,今回は40代で76%と40代でも8割を切っており,新聞離れが若年層に顕著であるだけでなく中年層にも広がってきている。

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6  OCTOBER 2010

ラジオ ― 高齢化する聴取者層

ラジオの接触者は「毎日」が26%,「週に1・2回以上」が39%であった(図3)。「毎日」聞く人は,この25年減少傾向にあり,2005年,2010年と続けて減少している。特にこの5年での減少幅(32%→26%)が大きい。「毎日」聞く人を年層別にみると(図6),

全体より高いのは50・60代で,低いのは30代以下である。16〜29歳では,「毎日」接触する人が10%と少ない。また,1985年の時点で最もよく接触する層は30代であったが,2005年の時点では50代,2010年では60代と移動してきており,ラジオの聴取者のピークが高齢化している。

図 6 [時系列]ラジオへの「毎日」接触(年層別)

0

20

40

60

80

100

1985 年

2005 年

2010 年

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

0

20

40

60

80

100 1985 年

2005 年

2010 年

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

(%)

38

15

1017

26

4743

24

3337

4439

33

23

28

27

3730

図にはないが「ほとんど・全然聞かない」人を年層別にみると,30代以下で全体に比べ 高 く(16〜29歳:68%,30代:63%),16〜29歳は3人に2人はラジオをほとんど聞いていない。

インターネット 2)―若年層だけでなく幅広い年

層で急速な伸び

パソコンや携帯電話でのインターネットの利用(メールは除く)は,「毎日」が27%で,

「週に1・2回以上」利用する人は41%である

(図3)。一方,「ほとんど・全然使わない」人は52%で半数いる。時系列にみると,インターネットの「毎日」接触者は回を追うごとに増加し,この10年で急激に増加している。「毎日」利用する人を年層別にみると(図

7),若い人ほど利用する傾向があり,40代以下で全体より高い。特に16〜29歳は52%と半数に達しており,「週に1・2回」まで含めると83%になる。「毎日」利用する人を2000年と比較すると,確かに増加の幅は若年層で大きく高年層では小さいが,若年層だけでなくすべての年層で増加しており,インターネットの利用が高年層にも広がってきている実態がうかがえる。

図 7 [時系列]インターネットへの「毎日」接触(年層別)

0

20

40

60

80

100

2000 年

2005 年

2010 年

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

0

20

40

60

80

100 2000 年

2005 年

2010 年

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

52

26

14 14

28

41 40

25

15

28

13

9 2310

96

(%)

時系列調査と並行して実施した配付回収法の調査では,インターネット利用の中の1つである動画視聴行動についてテレビ視聴との関連で尋ねているので,参考に紹介する。

インターネットを利用しているときに動画を「週に1〜2日以上」見る人(「毎日」「週に3〜4日」「週に1〜2日」を合わせた人)は,全体の20%であった。「月に1〜2日」「年に数日」も合わせた「年に数日以上」視聴する動画視聴者は全体の34%で,男女年層別にみると,男40代以下と女30代以下で全体よ

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7OCTOBER 2010

り高い。特に男女16〜29歳では7割近くが動画を視聴している。

動画視聴者に,動画を見るときに図 8のようなことがあるか3 項目についてそれぞれ尋ねたところ,「見逃したテレビ番組を動画サイトで見る」ことが「ある」(「よくある」と「ときどきある」の合計)と回答した人は40%で,動画を見ない人も含めた全体では14%となった。

「見逃したテレビ番組を動画サイトで見る」ことが「ある」人を男女別にみると女性(45%)で男性(37%)より高く,年層別にみると20代以下で全体に比べ高く,特に16〜19歳では70%(20 代:51%)であった。インターネットで動画を見ない人も含めた16〜19歳全体でも51%と半数に達しており,若い世代での新しいテレビ番組の視聴スタイルをうかがうことができる。

図 8  ネット動画視聴行動(配付回収法)まったくないあまりないときどきあるよくある

時間があるときは,テレビよりも動画のほうを見る

見逃したテレビ番組を動画サイトで見る

テレビよりインターネットの動画のほうが面白いと思う

0 20 40 60 80 100

無回答

まったくない

あまりない

ときどきある

よくある

時間があるときは,テレビよりも動画のほうを見る

見逃したテレビ番組を動画サイトで見る

テレビよりインターネットの動画のほうが面白いと思う

分母=動画視聴者(917 人)

16% 840 36

13 28 30 30

15 19 48 18

週刊誌 ―「週に 1 回以上」の読者が減少

週刊誌について「週に1・2回以上」読む人の割合をみてみると,2010年は15%で,2005年(19%)から減少している(図3)。この25年をみると減少傾向で,1985年の30%から半減している。1985年から2000年まではそれほど大きな変化はなく,2000年からの減少幅が大きい。インターネットが普及し始めた2001年の「メディアと生活調査」では,〈ホームページ〉3)が,目的にそって積

極的に何かを探す〈情報誌〉の機能を果たしている面があるとし,インターネットが情報誌の役割を担っていくことを指摘している(上村・井田 2001)。週刊誌の接触者の減少は,2000年前後から増加し始めたインターネットの普及も影響していると考えられる。

HDD ―急速に増加する利用者

HDD(ハードディスクレコーダー)の接触者は「毎日」が7%,「週に1・2回以上」が20%で,この5年で大きく増加している(図3)。メディア環境のところで述べたようにHDDが家にある人はこの5年で大きく増えており,普及にともない利用する人も増加したと考えられる。

時系列調査では“ビデオ・DVD・ブルーレイディスク”と“HDD”についてそれぞれ尋ねているが,配付回収法の調査では,タイムシフト視聴の状況を正確に把握するため“録画したテレビ番組”への接触で尋ねているので,参考に紹介する(図9)。録画したテレビ番組に「毎日」接触している人は8%,「週に1〜2日以上」は35%で,3人に1人は「週に1〜2日以上」録画したテレビ番組を視聴している。一方,「ほとんど,まったく見ない」人は47%で半数近くいる。男女年層別にみると

「週に1〜2日以上」接触する人は,男30・40代(30代:45%,40代:47%),女40代以下(16〜29歳:47%,30代:48%,40代:46%) で多く,いずれも半数近い。

図 9  録画したテレビ番組への接触頻度(配付回収法)

無回答ほとんど,

まったく見ない月に1~2日

週1~2日

週3~4日毎日

0 20 40 60 80 100

無回答

ほとんど、まったく見ない

月に1~2日ぐらい

週1~2日

週 3~4日

毎日

2010 年

8% 217 479 19

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8  OCTOBER 2010

さらに,配付回収法の調査では,テレビ番組の録画や再生の仕方について4つの項目で尋ねた(図10)。「気になった番組をとりあえず録画する」かどうかに対して,「ある」

(「よくある」+「ときどきある」の合計)と答えた人は43%だった。また,「じっくり見たい番組は,録画してから見る」ことがある人は37%であった。

図 10 録画再生行動(配付回収法)

0 20 40 60 80 100

5.無回答

4.まったくない

3.あまりない

2.ときどきある

1.よくある

録画してから見る

じっくりみたい番組は、

とりあえず録画する

気になった番組を

無回答まったくないあまりないときどきあるよくある

リアルタイム(放送と同時)で見られる番組でも,録画して

都合のいい時に見る

録画した番組を,早送りして

見たいところだけ見る

じっくり見たい番組は,録画してから見る

気になった番組をとりあえず録画する 19% 3924 18 1

18 4319 20 1

13 4720 20 1

12 4817 22 1

それぞれの項目について「ある」(「よくある」+「ときどきある」の合計)と答えた人を男女年層別にみると,4つの項目のどれも,男30・40代と女40代以下で全体より高く,こうした層で録画再生が盛んに行われていることがわかる。また,録画再生機器別にみると,デジタル録画再生機を利用する人(1,313人)では,ビデオテープ録画再生機のみを利用する人(334人)と比べて4つの項目すべてで高く(「とりあえず録画」〈デジタル:61%,ビデオ:50%〉,「じっくり見たい番組は録画」〈デジタル:53%,ビデオ:43%〉,「早送りして見る」〈デジタル:47%,ビデオ:34%〉,「リアルタイムで見られる番組でも録画」〈デジタル:44%,ビデオ:26%〉),デジタル録画再生機利用者でタイムシフト視聴が浸透していることがうかがえる。

これまでみてきたように各メディアの接触状況には,新しいメディアへの接触の増加と既存メディアの低下傾向がみられる。この5年の変化をみると,新しく登場したインターネット,HDDの接触が増加し,昔からある新聞,ラジオ,週刊誌,CD・MD・テープといった音声や活字メディアの接触が減少している。

3. 役に立つメディア

テレビは〈報道〉〈娯楽〉〈解説〉など

広範囲に評価の高いメディア

各種メディアはそれぞれのメディアの特徴に応じた機能を持ち,人びとは生活のさまざまな場面で状況に応じてこれらのメディアを選択する。意識面でのテレビの位置づけをとらえるために,メディアの持つ機能のうち,〈報道〉〈娯楽〉など7つの機能について,11のメディアの中からいちばん役に立つと思うものを尋ねた。ここでは,調査したメディアをテレビ,ラジオ,インターネット,新聞,AV系メディア,活字系メディア,会話系の7つにまとめ,機能別に回答の比率を図11に示した。7つの機能の定義は図11のとおりである。

今回2010年の結果をみると,テレビは〈交流〉を除くすべての機能で最も回答が多く,どの機能においても高く評価されているが,メディアの中での相対的な位置づけは機能により少し差がある。テレビをいちばん役に立つとした人は〈報道〉で63%,〈娯楽〉で60%,〈解説〉で57%と半数を超え,これらの機能では他のメディアを引き離す形で評価が高い。

一方で,〈教養〉〈情報〉〈慰安〉〈交流〉ではテレビをいちばん役に立つとした人は3〜4割程度にとどまり,上記の〈報道〉〈娯楽〉〈解説〉

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9OCTOBER 2010

機能と比べて相対的な位置づけは低い。これらの機能ではさまざまなメディアに評価が分散しており,〈教養〉では活字系メディア(週刊誌+タウン誌・情報誌+本)や新聞,〈情報〉ではインターネットや活字系メディア,〈慰安〉では会話系(家族との話+知人との話)やAV系メディア(CD・MD・テープ+映画・ビデオソフト)の割合もそれぞれ高くなっている。

図 11 [時系列] メディアの効用比較

テレビ

ラジオ

インターネット

AV系

新聞

活字系

家族との話

知人との話

AV系 活字系

ラジオ 会話系インターネット 新聞 他テレビ

2010年

2005年

2000年

2010年

2005年

2000年

2010年

2005年

2000年

2010年

2005年

2000年

2010年

2005年

2000年

2010年

2005年

2000年

2010年

2005年

2000年

0 20 40 60 80 100

会話系

活字系

新聞

AV系

インターネット

ラジオ

テレビ

2010 年2005 年2000 年

2010 年2005 年2000 年

2010 年2005 年2000 年

2010 年2005 年2000 年

2010 年2005 年2000 年

2010 年2005 年2000 年

2010 年2005 年2000 年

(AV系…CD・MD・テープ+映画・ビデオソフト 活字系…週刊誌+タウン誌・情報誌+本 会話系…家族との話+知人との話 他…この中にはない+わからない,無回答)

〈報道〉世の中の出来事や動きを知るうえで  〈娯楽〉感動したり,楽しむうえで  〈教養〉教養を身につけるうえで  〈情報〉生活や趣味に関する情報を得るうえで  〈解説〉政治や社会の問題について考えるうえで  〈慰安〉疲れを休めたり,くつろぐうえで〈交流〉人とのつきあいを深めたり,広げたりするうえで

〈報道〉

〈娯楽〉

〈教養〉

〈情報〉

〈解説〉

〈慰安〉

〈交流〉

65% 7 1 24 11

66 8 4 18 1 2

63 6 8 18 2 3

58 16 10 372 2

57 17 92 2 8 6

60 142 2 2 8 76

30 1 1912 33

29 12 202 31

34 1 1642 27

7 8

5 10

5 12

38 3 4 1 26 612

35 2 11 1 23 710

38 2 18

11

12

9 15 89

48 3

51 2 352

57 2 3 27

1 41 1

1 2

2

2

2

2

5

6

6

37 5 1 25 7

37 5 1

36 5 3

19

18 1

15 24 111

5

5 23 9

5

22 2 2 5

23 1 2 5 52 11

25

1

1

1

5 55 9

4

34 48 122 5

〈報道〉〈情報〉〈解説〉の3つについて2000年から時系列にみていく。まず,〈報道〉では,テレビは,2000年以降65%前後で変化はなく,評価は安定している。一方,インターネットは2000年から回を追うごとに増加しており,新聞は18%で,2000年(24%)と比較すると減少している。インターネットが増加した分だけ,新聞が減少している形になっている。

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10  OCTOBER 2010

〈情報〉を時系列にみると,テレビは,多少の増減はあったがどの回も4割弱で大きな変化はない。活字系メディア(週刊誌+タウン誌・情報誌+本)は2000年と比べ大きく減少している。一方,インターネットは2000年から回を追うごとに増加し,評価を大きく伸ばしている。今回インターネットは18%で,テレビに次いで2番目となり,「生活や趣味に関する情報」では目的にそって積極的に何かを探す雑誌の機能をインターネットが肩代わりして,位置づけが高くなっていると考えられる。〈解説〉を時系列にみると,新聞は,2000

年の結果では41%とテレビ(48%)とほぼ並んでいたが,2005年は35%,今回2010年は27%と10年で大きく減少し,強みとされてきた解説機能で新聞への評価が減少している。その一方で,テレビは2000年から増加傾向(48%→57%)にある。その他のメディアは大きな変化はなく,新聞の減少分をテレビが吸収していることがみて取れる。新聞を読む人が減少したこともあり,「政治や社会の問題について考える」うえでテレビの役割が大きくなっていると思われる。

続いて年層別に〈情報〉〈解説〉についてみていく。図12は〈情報〉でのテレビ,インターネット,新聞,活字系メディア(週刊誌+タウン誌・情報誌+本)の割合を年層別に示したものである。50代以上ではテレビが他のメディアを引き離しているのに対し,40代以下では,大きな差はないもののインターネットが1番目となっている。40代以下では「生活や趣味に関する情報を得る」うえでは,インターネットがいちばん役に立つとして評価が高く,インターネットが日常生活に根ざして

図 12 [時系列] メディアの効用比較〈情報〉(年層別)

0

10

20

30

40

50

60

70

80

活字系

インターネット

新聞

テレビ

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳0

20

40

60

80

活字系インターネット新聞テレビ

70歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

0

10

20

30

40

50

60

70

80

活字系

インターネット

新聞

テレビ

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳0

20

40

60

80

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

(%)

(%)

2010年

2000年

40

43

24

9

4 6

7

30

3834

40

21

173 1

10

14

5053

11

40

33

14

5

28

18

2 2

22

2733 35

30

12

19

42

16

36

59

153

13

14

166

9

いることがうかがえる。2000年の結果と今回の結果を比べてみる

と,テレビは60代が減少した以外は変化がない。一方,インターネットは70歳以上を除くすべての年層で増加しており,特に40代以下の増加は著しい。対照的に,新聞は30〜50代で減少,活字系も40代以下で大きく減少している。インターネットの利用率が高い40代以下では〈情報〉ではインターネットの評価が高くなり,その一方で活字メディアが低下するという形になっている。

図13は〈解説〉でのテレビ,インターネット,新聞の割合を年層別に示したものである。テレビはどの年層でもほぼ半数かそれ以上で,年層にかかわらず高く評価されている。2000年の結果と今回の結果を比較して

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11OCTOBER 2010

図 13 [時系列] メディアの効用比較 〈解説〉(年層別)

01020304050607080

インターネット新聞テレビ

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

01020304050607080

インターネット新聞テレビ

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

0

10

20

30

40

50

60

70

80

インターネット

新聞

テレビ

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

0

20

40

60

80

インターネット新聞テレビ

70歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

0

10

20

30

40

50

60

70

80

インターネット

新聞

テレビ

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳0

20

40

60

80

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

(%)

63

14

7

58

26

6

49

32

8

54

34

1 1 0

56

33

62

22

47

43

47

45

47

46

49

42

0011 0 0

53

36

50

26

2010年

(%)

2000年

図 14 [時系列] メディアの特性比較

テレビ

ラジオ

インターネット

AV系

新聞

活字系

家族との話

知人との話

雑誌

新聞インターネットラジオテレビ

2010年2005年2000年

2010年2005年2000年

2010年2005年2000年

2010年2005年2000年

0 20 40 60 80 100

他雑誌新聞インターネットラジオテレビ

2010年2005年2000年

2010年2005年2000年

2010年2005年2000年

2010年2005年2000年(他…家族・知人との話+この中にはない+わからない,無回答)

〈速報性〉いちばん早く伝わると思うのは  〈わかりやすさ〉いちばん理解しやすいのは 〈詳報性〉いちばん詳しく知ることができるのは  〈選択性〉必要なものだけ,いちばん選びやすいのは

〈速報性〉

〈わかりやすさ〉

〈詳報性〉

〈選択性〉

82% 12 3 2 1

78 12 6 21

73 11 12 2 3

69 1232 5

67 3 2 21 6

67 2 6 18 7

37 1 3 51 4

37 2 8 46 5

37

4

2

22 17 37 6

38 2 13 33 9

35 3 22 25 12

34

6

3

23 31 20 11

みると,テレビは30代以下と70歳以上で増加している。また,2000年には40代以下ではテレビと新聞が拮抗していたが,これらの層では新聞が大きく減少し,テレビとの差が開いている。「政治や社会の問題について考える」うえ

で役に立つメディアとして,特に30代以下では新聞への評価がインターネットではなくテレビに取って替わった構造となっており,若い世代でテレビの解説機能が認識されて評価されつつあるようだ。

〈速報性〉〈わかりやすさ〉で評価が高いテレビ

機能別の効用比較のほか,「ニュースや情報を知る」という設定で,6つのメディアの中から〈速報性〉など4つの特性について最も評価するメディアを尋ねた(図14)。4つの特性の定義は図14のとおりである。

テレビは〈速報性〉で73%,〈わかりやす

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12  OCTOBER 2010

さ〉で67%と他のメディアの追随を許していない。リアルタイムで,しかも映像でニュースや情報を伝えることができるテレビの特性が高く評価されている。ただ,〈速報性〉でテレビは2000年から毎回減少し,その一方でインターネットは毎回増加して,2010年はラジオと並んでいる。ニュースや情報をすぐに知ることができるインターネットの速報性に対する評価が,テレビとの差はまだ大きいものの高まっている。〈詳報性〉ではテレビと新聞が37%で並ん

だ。テレビは2000年以降変化がない一方で,新聞は2000年の時点では51%で半数以上の人が評価をしていたが,毎回減少し,今回テレビと並んだ。インターネットは2000年から毎回増加し,いちばん詳しく知ることができるメディアとしてインターネットの評価が高まっている。インターネットの評価が上昇した分,新聞への評価が減少する形となっている。〈選択性〉ではインターネットが31%でテ

レビ(34%)と拮抗している。インターネットは2000年から毎回増加している一方で,新聞と雑誌は毎回減少している。テレビも2000年と比較すると減少している。自分で必要なものだけ選ぶような場合には,能動的

表 1 メディアの特性比較(年層別 %の多い順) (10%以上のもの)(%)

全体 16~29歳 30代 40代 50代 60代 70歳以上

詳報性

1位 テレビ・新聞 ネット テレビ テレビ・新聞 新聞 新聞 テレビ37 46 33 32 48 44 48

2位 新聞 新聞 テレビ テレビ 新聞25 30 35 42 37

3位 ネット テレビ ネット ネット17 21 29 30

選択性

1位 テレビ ネット ネット ネット テレビ テレビ テレビ34 68 56 49 32 50 50

2位 ネット テレビ テレビ テレビ 新聞 新聞 新聞31 14 22 22 28 24 26

3位 新聞 新聞 新聞 ネット20 12 15 25

に利用するという点でインターネットの役割が大きくなっていると思われる。

表1は〈詳報性〉〈選択性〉で割合の多い順に3位までのメディアを年層別に示したものである。これらの特性では年層により傾向が異なっていることがわかる。〈詳報性〉では,16〜29歳でインターネットがテレビと新聞を上回り,半数近くの人がインターネットをいちばん詳しく知ることのできるメディアとして評価している。〈選択性〉では40代以下でインターネット,50代以上はテレビが最も評価されている。インターネットは若い人ほど評価する傾向にあり,16〜29歳では7割近くが回答している。16〜29歳では「必要なものだけ,いちばん選びやすい」メディアとしてインターネットが定着していると考えられる。

時系列調査と並行して実施した配付回収法の調査では,4つの特性のほかに〈信頼〉と

〈関心を広げる〉についても尋ねているので,参考に紹介したい(図15)。〈信頼〉では,テレビ(37%)同様新聞(36%)

も高く,両者に評価がほぼ集中している。インターネットは5%であった。

ふだん関心のないことでも自然と知ることができるという〈関心を広げる〉では,テレビの評価が51%と最も高い。2番目は新聞で20%で

あった。新聞やテレビの強みは,読者あるいは視聴者に広範な話題や意見に出会うことを可能にすること(キャス・サンスティーン 2001=2003)で あ るが,今回の結果からもこのような社会的機能が評価されていることがうかがえ る。 インターネット

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13OCTOBER 2010

図 15  メディアの特性比較(配付回収法)

雑誌

関心を広げる

信頼

0 20 40 60 80 100

無回答この中にはない雑誌新聞インターネット(メールは除きます)ラジオテレビ

関心を広げる

信頼

無回答

この中にはない

37% 36 18

1

52 2

51 15 720 34

1

〈信頼〉いちばん信頼できるのは〈関心を広げる〉ふだん関心のないことでも,こんなこともあるのかと気がつくのは

新聞

インターネット

ラジオテレビ

は15%で,テレビとの差は大きいものの新聞に次いで3番目となっている。しかし,インターネットを「毎日」利用する人(720人)に限ると,インターネットは36%で新聞(15%)を上回りテレビ(38%)と同程度になる。インターネットの普及により,人びとはみずからの好みに従って情報にフィルターをかけカスタマイズして,関心のある領域だけの情報に接触するという,ニコラス・ネグロポンテの言う“The Daily Me”(日刊

「私」新聞)のような利用の仕方をしている人もいるかもしれないが,今回の結果は, 人びとは必ずしもインターネットで自分の興味・関心のあることだけしか接触しているわけではなく,インターネットでも偶発的な接触という特性が評価されていることを示しているといえよう。

表2は〈信頼〉〈関心を広げる〉で割合の多い

順に3位までのメディアを男女年層別に示したものである。〈信頼〉では,どの年層でもテレビと新聞が1位,2位を占めているが,男30代以下では,インターネットが10%以上の人に評価され,3番目となっている。16〜29歳では,新聞への接触の低下が著しいことを指摘したが,信頼ではテレビと新聞は同率(29%)であり,しかも,男16〜29歳では新聞(30%)が1位でテレビ(24%)が2位となっており,信頼という点では新聞が評価され相対的な地位は高いということがみて取れる。〈関心を広げる〉ではどの年層でもテレビ

が最も多く,男女年層にかかわらず評価が高い。男40代以下,女30代以下ではインターネットが新聞を上回りテレビに次ぐ2番目となっている。インターネットが,ふだん関心のない情報にも自然と知ることができるメディアとして,利用率の高い若年層に一定程度評価されていることがうかがえる。

4. 欠かせないメディア

欠かせないメディアはテレビ

同様に,意識面でのテレビの位置づけを機能の別なくトータルに探るために,どうして

表 2 メディアの特性比較(男女年層別 %の多い順 配付回収法) (10%以上のもの)(%)

全体男 女

16~29歳 30代 40代 50代 60代 70歳

以上16~29

歳 30代 40代 50代 60代 70歳以上

信頼

1位 テレビ 新聞 新聞 新聞 新聞 新聞 テレビ テレビ 新聞 新聞 新聞 テレビ テレビ37 30 33 37 39 40 45 34 37 44 41 47 53

2位 新聞 テレビ テレビ テレビ テレビ テレビ 新聞 新聞 テレビ テレビ テレビ 新聞 新聞36 24 31 33 38 38 42 28 29 31 38 31 27

3位 ネット ネット15 10

関心を広げる

1位 テレビ テレビ テレビ テレビ テレビ テレビ テレビ テレビ テレビ テレビ テレビ テレビ テレビ51 44 37 49 53 50 55 50 44 47 60 57 62

2位 新聞 ネット ネット ネット 新聞 新聞 新聞 ネット ネット 新聞 新聞 新聞 新聞20 29 28 22 20 23 23 23 24 25 22 25 19

3位 ネット 新聞 新聞 新聞 ネット ネット 新聞 新聞 ネット15 12 18 18 14 10 16 17 15

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14  OCTOBER 2010

も欠かせないメディアを11のメディアから1つ選んでもらった(図16)。

1番目は「テレビ」(33%),次は「家族との話」(32%)で,「新聞」(10%),「インターネット」(8%)が続いている。2000年からの推移をみると,「テレビ」と「家族との話」の割合には変化がない。「新聞」と「AV系」がそれぞれ減少する一方,「インターネット」は回を追うごとに増加している。意識面の位置づけにおいて,全体としても「インターネット」が台頭し始めていることがみて取れる。

年層別にみると(図17),50代以下は「家族との話」,60代以上は「テレビ」が欠かせないメディアの1番目となっている。30〜50代は「家族との話」に次いで「テレビ」が2番目となるが,16〜29歳では「インターネット」が「テレビ」を上回り,「家族との話」に次いで欠かせないメディアとなっている。

2000年の結果と今回の結果を比較してみると,16〜29歳では,「インターネット」が大きく増加して「テレビ」が大きく減少している。16〜29歳の「インターネット」は,2000年以降5年ごとに1%→6%→24%となり,この5年で大きく増加している。16〜29歳の「テレビ」を5年ごとにみると,2000年から2005年(27%)は変化がなく同程度であったが,2005年から2010年のこの5年で大きく減少している。これは,既に指摘した

図 17 [時系列] 欠かせないメディア(年層別)

0

10

20

30

40

50

60

家族との話

インターネット

新聞

テレビ

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

0

20

40

60

家族との話インターネット新聞テレビ

70歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

0

10

20

30

40

50

60

家族との話

インターネット

新聞

テレビ

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

0

20

40

60

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

33

24

14

0

43

23

3

14

45

29

11

2

38

28

13

7

28

14

2

39

12

0

19

55

30

29

21

53

23

7

2

40

32

14

1

34

32

20

1

44

22

0

2016

0

22

50

(%)

2010年

(%)2000年

テレビの「毎日」接触が16〜29歳でこの5年に減少したのと呼応している。

30・40代で「インターネット」が増加し,40代で「新聞」が低下した結果,30・40代では「インターネット」が「新聞」を抜いて欠かせないメディアとしては3番目となった。

「新聞」の位置づけの低下が,接触頻度と同様中年層にも広がっていることがわかる。

図16 [時系列] 欠かせないメディア

AV系 活字系

2000年

2005年

2010年

0 20 40 60 80 100

その他

知人との話

家族との話

雑誌・本

新聞

CD・ビデオ

インターネット

ラジオ

テレビ

2010年

2005年

2000年

AV系 CD・MD・テープ+映画・ビデオソフト   活字系  週刊誌+タウン誌・情報誌+本   他  この中にはない+わからない,無回答

33

3 13 3 7 1

2 11 3 36

1 10 3 36

33

35% 1 33

3 33

8 32

5

5

5

家族との話 知人との話ラジオテレビ

インターネット 他新聞

他知人との話

家族との話活字系

新聞AV系

インターネットラジオ

テレビ

2000年

2005年

2010年

AV系 CD・MD・テープ+映画・ビデオソフト

活字系 週刊誌+タウン誌・情報誌+本

他 この中にはない+わからない,無回答

33 32 6 3 3108

1

5

33 33 6 3 3113

2

5

35 3 33 7313

1 1

5

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15OCTOBER 2010

5. 総合的位置づけ

テレビの地位は高いが,かげりもみられる

メディアの中でのテレビの位置づけを,これまでみてきた行動と意識の両面から総合的にまとめてみたい。

この25年で家庭にはさまざまなメディアが普及してきたが,テレビは90%以上の人がほとんど変わらず「毎日」接触する唯一のメディアとしての地位を維持している。他のメディアと比較した評価の面では〈報道〉と

〈娯楽〉と〈解説〉で,ニュースや情報を知る場合では〈速報性〉と〈わかりやすさ〉でテレビをあげる人が最も多く,他のメディアの追随を許していない。中でも〈解説〉機能ではこの10年で評価が高まっている。このようにテレビに対する評価は高く,相対的な位置づけが低くなるどころか高まっている機能もある。8月号ではテレビの視聴時間は増加傾向であっても,効用・重要度,満足度といったテレビの評価が高まっているわけではないことを指摘したが,メディアの中でのテレビの位置づけを考えてみると,2010年時点では高い地位をどうにか保っているということができるかもしれない。

しかし,年層別にみると16〜29歳ではこの5年で,テレビを「毎日」視聴する人が減少し,さらにどうしても欠かせないメディアとしてテレビを回答した人が大きく減少してインターネットに抜かれ,メディアの中でのテレビの位置づけが低下した。16〜29歳では,接触という行動や評価という意識の両面でテレビから少し距離をおきはじめているといったかげりもみられた。

6. 情報・マスコミ観

分析の概要と背景

ここからは,メディアから得られる情報に人びとはどのような態度で接しているのか,テレビを含めたマスコミをどのような存在として捉えているかについて,この25年の変化を踏まえて分析を行う。「日本人とテレビ」調査の始まった1985年

は衛星放送の試験放送やキャプテンシステムのサービスが始まってまもないころで,

「ニューメディア」という言葉が流行語となっていた。ただし,技術面で先行しているものの,これらのメディアは人びとの実生活に浸透したわけではなかった。それから25年経過した今,“情報”は非常に身近な存在となっている。人びとは情報機器を職場や家庭に置くだけではなく,日常的に携帯するようになった。特に,携帯電話は子どもから高齢者まであらゆる年代の人が手放せないツールとなっている。通話やメールのやりとりをするだけではなく,知りたいことがあればすぐにインターネット上の新聞記事や口コミ情報を検索することもできる。携帯電話は主要な情報入手手段のひとつとなっている。この25年で

“情報”の日常化・携帯化が進行したのである。

情報の価値を認める人が減少

こうした背景で人びとの情報についての考えはどのように変化しているだろうか。テレビや新聞などから知ることができる情報について,3つの項目についてそれぞれ2つの意見を提示し,どちらの意見に近いかを尋ねた。

まず,情報の〈有効性〉について「知っておいてよかったと思う情報が多い」か,それとも

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16  OCTOBER 2010

「知っても,どうということのない情報が多い」かでは,「知っておいてよかったと思う情報が多い」は71%と多数で,多くの人がテレビや新聞などから得られる情報は有益なものが多いと価値をみとめているものの,1985年(79%)に比べると減少している(図18)。

図 18 [時系列] 情報の有効性

0 20 40 60 80 100

わからない・無回答

どうということのない情報が多い

どちらともいえない

知っておいてよかったと思う情報が多い

2010 年

2005 年

2000 年

1995 年

1990 年

1985 年

わからない無回答

どうということのない情報が多い

どちらともいえない

知っておいてよかったと思う情報が多い

2010年

2005年

2000年

1995年

1990年

1985年 79% 5 14 2

76 6 16 2

76 6 15 2

76 5 17 2

72 7 19 3

71 7 19 4

図19 [時系列] 役立つ情報のためにお金をかけたいか

0 20 40 60 80 100

わからない無回答

役に立つとはいっても情報のためにそれほどお金をかけたいとは思わない

どちらともいえない

役に立つ情報を手に入れるためには,かなりお金がかかっても構わない

2010 年

2005 年

2000 年

1995 年

1990 年

1985 年

わからない無回答

役に立つとはいっても情報のためにそれほどお金をかけたいとは

思わない

どちらともいえない

役に立つ情報を手に入れるためには,かなりお金が

かかっても構わない

2010年

2005年

2000年

1995年

1990年

1985年 24% 8 65 3

23 10 63 3

21 8 68 3

20 8 70 2

17 7 72 3

17 7 72 5

お金をかけて情報を入手すること,つまり〈対価〉についてはどうだろうか(図19)。「役に立つとはいっても情報のためにそれほどお金をかけたいとは思わない」が72%に対し,

「役に立つ情報を手に入れるためにはかなりお金がかかっても構わない」が17%で,情報のためにはお金を惜しまないという人は2割に満たない。「お金がかかっても構わない」は1985年でも24%と,およそ4人に1人と少なかったが,25年前からみても減少している。

上記の2つの質問を年層別にみると,「お金がかかっても構わない」は40代以下で減少している(図20)。〈有効性〉については,1985年で8割以上が情報の〈有効性〉を認めていた30〜50代は,25年間で減少している

(図21)。情報が容易に得られるようになり,中年層を中心に情報の価値は低下し,さらにそのことがお金をかけたいと思う人の減少につながったのかもしれない。

また,情報の〈量〉についての評価は「いろいろな情報があるので,ものごとの判断に役立つ」が53%であるのに対し,「いろいろな情報があり過ぎて,迷わされることが多い」は36%である。この25年で,情報は圧倒的に増えているが,「判断に役に立つ」という人は毎回5割程度でほぼ変わらない。

図 20 [時系列]役立つ情報のためにお金をかけたいか(年層別)

0

20

40

60

80

100

1985:乙に近い

2010:乙に近い

1985:甲に近い

2010:甲に近い

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳0

20

40

60

80

100

1985:乙に近い

2010:乙に近い

1985:甲に近い

2010:甲に近い

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

0

20

40

60

80

100

2010 年

1985 年

1985 年

2010 年

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

(%)

73 72

67

25

15 17

26

66

74 73

65

24

18 17

19

64

73

16

20

57

67

65

25

16

お金をかけたいとは思わない

かなりお金がかかっても構わない

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17OCTOBER 2010

図 21 [時系列]情報の有効性(年層別)

0

20

40

60

80

100

1985:乙に近い

2010:乙に近い

1985:甲に近い

2010:甲に近い

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

0

20

40

60

80

100

1985 2010

1985 2010

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

(%)

知っておいてよかったと思う情報が多い

知っても,どうということのない情報が多い

7580

68 68

82

68

84

77

78

7272

22 22 24

17 171220

15 149

12

6

1985 年

1985 年

2010 年

2010 年

ただ,男女別では,どの項目も差がみられた。男女の結果を併記すると「知っても,どうということのない情報が多い」(男22%,女16%),「いろいろな情報があるので,ものごとの判断に役立つ」(男58%,女48%),「かなりお金がかかっても構わない」(男21%,女13%)となっている。この結果からは,男性のほうが情報に対する目は厳しく,役立つ情報であればお金を惜しまない人も比較的いることがうかがえる。

9 割が「テレビは人びとに影響を与えている」

ここでは“テレビの影響力”が人びとにどのように受けとめられているかをみていく。調査結果からわかるのは,実際に影響があるかどうかではなく,あくまで調査相手自身がどう認識しているかである。

テレビは,人びとのものの考え方や行動に,どの程度影響を与えているかと思うかについては「非常に影響を与えている」が 27%,「ある程度影響を与えている」が 64%で,9 割以上が社会に対するテレビの影響力を感じてい

る(図 22)。図表は割愛したが,「非常に」と「ある程度」をあわせると,男女年層別にみてどの層も9 割前後で,テレビの影響力は性や年齢にかかわらず広く認識されている。

図 22 テレビの影響の大きさ(配付回収法)無回答

まったく影響を与えていない

あまり影響を与えていない

ある程度影響を与えている

非常に影響を与えている

無回答

まったく影響を与えていない

あまり影響を与えていない

ある程度影響を与えている

非常に影響を与えている

64

27%

32 4

テレビの影響について,少しでも影響を与えている(「非常に影響を与えている」,「ある程度影響を与えている」,「あまり影響を与えていない」のいずれか)と答えた人(2,555人)に対して,良い影響のほうが多いと思うか,悪い影響のほうが多いと思うかを尋ねた。「良い影響のほうが多い」(12%)と「悪い影響のほうが多い」(29%)とでは,「悪い影響のほうが多い」と答えた人が上回っているが,最も多かったのは「どちらともいえない」(59%)で半数以上を占めている(図23)。

図 23 テレビの影響の方向(配付回収法)

0 20 40 60 80 100

悪い影響のほうが多いどちらともいえない良い影響のほうが多い

悪い影響のほうが多い

どちらともいえない良い影響のほうが多い

分母=少しでも影響を与えていると答えた人(2,555人)

12% 59 29

また,テレビの影響力の大きさとの関係をみると,「非常に影響を与えている」と考える人(732人)で「悪い影響が多い」(40%)が高い。影響力が大きいと考える人ほど,「悪い影響」のほうをイメージするようである。

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18  OCTOBER 2010

薄れつつあるテレビのマイナスイメージ

表3は,5つの領域において,テレビは2つの方向のどちらに影響を与えているか,近いほうを選んでもらった結果である。〈政治や社会への関心〉を除く4項目で「どちらともいえない」の割合が4〜5割程度となっており,これらの領域では,テレビの影響自体があるのか,テレビがこのような影響を与えているのか評価できない様子がうかがえる。

<>は前回調査との差、≪≫は1995年と2010年で統計的に有意な差があることを示す。3つの選択肢のうち,1番目を「プラスイメージ」,2番目を「マイナスイメージ」として分析した。

表 3 [時系列]テレビの影響イメージA.〈深く考える力〉 人びとがものごとを深く考える力を…

1995年 2000年 2005年 2010年強くした 34 > 31 30 < 34 %弱くした 25 26 > 21 > 14 ≫どちらともいえない 39 41 < 46 48 ≪

B.〈画一化〉 テレビは人びとの生活のしかたを…

個性的なものにした 12 11 12 12似たものにした 47 48 > 43 > 37 ≫どちらともいえない 39 38 < 41 < 45 ≪

C.〈暴力行為〉 青少年の非行や暴力行為を…

抑制した 8 8 7 8助長した 43 < 54 > 50 > 35 ≫どちらともいえない 46 > 36 < 40 < 52 ≪

D.〈物か心か〉 テレビは人びとに…

心の豊かさを重視させた 23 > 20 < 22 25物の豊かさを重視させた 35 35 > 30 > 26 ≫どちらともいえない 40 42 44 44 ≪

E.〈政治や社会への関心〉 人びとの政治や社会に対する関心を…

強くした 71 > 63 < 66 < 72弱くした 5 < 6 5 > 3 ≫どちらともいえない 23 < 29 > 26 > 21

 

5つの領域のうち,プラスイメージが強いのは〈深く考える力〉〈政治や社会への関心〉,マイナスイメージが強いのは〈画一化〉〈暴力行為〉である。〈物か心か〉については,2つの評価は拮抗している。

時系列に結果をみてみると,〈政治や社会への関心〉を「強くした」は,2000 年を境に増加している。8月号ですでに紹介しているが,

ふだんよく見る番組でも「政治・経済・社会番組」が 2005 年,2010 年と続けて増加している。また,人びとの新聞離れが広がりをみせる中,いろいろなメディアのうち,2000 年に比べてテレビの〈解説〉機能の評価が高くなっている。これらの結果を考え合わせると,番組編成による影響のほか,政治関心の高まりや,人びとと「政治や社会」をつなぐツールとしてテレビの役割が相対的に高くなっていることが背景にあるといえるだろう。

それ以外の〈深く考える力〉〈画一化〉〈暴力行為〉〈物か心か〉については,いずれもマイナスイメージが2000年を境に毎回減少しており,これらの領域ではテレビのマイナスイメージは薄れているといえる。

マスコミの情報を鵜呑みにしない人は増加

それでは,マスコミが提供する情報に対して,人びとの受け止め方はどのように変化しているだろうか(図24)。25年間の推移をみると,「テレビで見たことは,直接見聞きしたのと同じように,実感が持てる」は52%から37%,「マスコミが伝えていることは,ほぼ事実どおりだと思う」は37%から26%と,長期的にみて減少している。年層別にみると

「テレビで見たことは実感が持てる」,「マスコミが伝えていることは事実どおり」は70歳以上を除く各年層で1985年と比べて減少している。この結果からは,マスコミへの信頼が低下したと解釈することもできるが,マスコミが伝えることを鵜呑みにするのではない

“熟練した見方”があらゆる年代で広がったともいえる。

一方,マスコミが世論に与える影響についてみてみると,「人びとの意見は,知らない

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19OCTOBER 2010

図 24 [時系列]マスコミ観

0

20

40

60

80

100

マスコミが伝えていることは,ほぼ事実どおりだと思う

テレビで見たことは,直接見聞きしたのと同じように,実感が持てる

人びとの意見は,知らないうちにマスコミの言うとおりに動かされていることが多い

2010年2005年2000年1995年1990年1985年

0

20

40

60

80

100

マスコミが伝えていることは,ほぼ事実どおりだと思う

テレビで見たことは,直接見聞きしたのと同じように,実感が持てる

人びとの意見は,知らないうちにマスコミの言うとおりに動かされていることが多い

2010 年2005 年2000 年1995 年1990 年1985 年

5257

3734 33

49

76

29

42

79

28

42

75

26

37

7573 73

(%)

0

20

40

60

80

100

マスコミが伝えていることは,ほぼ事実どおりだと思う

テレビで見たことは,直接見聞きしたのと同じように,実感が持てる

人びとの意見は,知らないうちにマスコミの言うとおりに動かされていることが多い

2010年2005年2000年1995年1990年1985年

52

57

3734 33

49

76

29

42

79

28

42

75

26

37

7573 73

(%)

マスコミが伝えていることは,ほぼ事実どおりだと思う

テレビで見たことは,直接見聞きしたのと同じように,実感が持てる

人びとの意見は,知らないうちにマスコミの言うとおりに動かされていることが多い

うちにマスコミの言うとおりに動かされていることが多い」はどの回も70%以上と高く,大きくは変化していない。25年間で個人レベルではマスコミが伝えることを鵜呑みにしないという態度が広がりつつも,知らないうちに人びとの意見がマスコミの影響を受けているという見方は依然として根強い。これらの結果からは,“自分”と“世の中一般”とは別という意識も透けてみえる。

“社会”より“自分”はテレビに影響されない ?

ここまではテレビが人びとに与える影響,いわば社会への影響をどのように感じているかという視点でみてきた。それでは,自分自身への影響についてはどうだろうか。「あなた自身のものの考え方や行動に,テレビはどの程度影響を与えていると思うか」と尋ねたところ,「非常に影響を与えている」(9%),

「ある程度影響を与えている」(53%)を合わ

図 25 自分へのテレビの影響の大きさ(配付回収法)

まったく影響を与えていない

あまり影響を与えていない

ある程度影響を与えている

非常に影響を与えている

まったく影響を与えていない

あまり影響を与えていない

ある程度影響を与えている

非常に影響を与えている

53

9%

32

7

せて61%であった(図25)。6割の人が自分自身へのテレビの影響を認識しているが,テレビが“人びと”に影響を与えているという人が9割であった(図22)のに比べると少なくなっている。

テレビが自分自身に「影響を与えている」(非常に+ある程度)という回答を男女年層別にみると,どの年層も半数を超えている。全体に比べて高いのは男女16〜29歳で,いずれも69%である(図26)。

図 26 自分へのテレビの影響の大きさ(配付回収法)

0

20

40

60

80

70歳以上

60代50代40代30代16~29歳

0

10

20

30

40

50

60

70

80

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳0

10

20

30

40

50

60

70

80

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

70歳以上

60代50代40代30代16~29歳

影響を与えている(非常に+ある程度)

(%)

69

60

61

56 54

6469

6460

5760

64

0

20

40

60

80

70歳以上

60代50代40代30代16~29歳

70歳以上

60代50代40代30代16~29歳

影響を与えている(非常に+ある程度)

(%)

69

60

61

5654

64

69

6460

5760

64

また,テレビの視聴時間が長いほど,「自分はテレビの影響を受けている」と感じる傾向がある。自分に「影響を与えている」(非常に+ある程度)という人は,1日の視聴時

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20  OCTOBER 2010

間が「2時間以下」(1,051人)の人で53%,「3時間」(566人)で65%,「4時間以上」(1,088人)では68%となっており,4時間以上見ている人で「影響を与えている」という人が多い。このような傾向はどの年層でもほぼ共通している。

若年層でも変わらないテレビへの期待

将来,テレビが人びとに与える影響は,今と比べてどうなるかについては,「今と変わらないと思う」(46%)が半数近くで最も多い。「強くなると思う」は39%で,合わせると85%の人はテレビの影響力が今と変わらないか,強くなると答えている。「弱くなると思う」と答えた人は14%である。

現在の影響の大きさ(17ページ)については男女年層で回答にあまり差がなかったのに対して,将来の影響力の予想ではかなり男女年層による違いがみられる(図27)。テレビの影響力が「強くなると思う」と答えた人は男60代以上で高く,反対に「弱くなると思

う」は男40代以下と女16〜29歳で高い。ただし「弱くなると思う」という人は多くても2割程度で,どの年層でも「強くなると思う」という人のほうが多い。

テレビの今後についてどう感じているのか,番組の内容の面では,甲と乙の意見にどちらに近いかを尋ねた。

甲: テレビにできることはまだ残っており,手法や題材によって,もっとやれることがあるはずだ

乙: テレビにできることは,ほとんどやりつくしており,今以上のことは期待できない

「どちらかといえば」も含めると,78%の人がテレビには「もっとやれることがあるはずだ」と答えており,「今以上のことは期待できない」は21%であった(図28)。

男女年層別には大きな違いはなく,どの年層も70%以上が「もっとやれることがある」という期待を示している。視聴時間が比較的短い若年層でも,テレビの可能性については否定的な見方をしているわけではない。

図 28 テレビの可能性(配付回収法)

無回答

乙に近い

どちらかといえば乙に近い

どちらかといえば甲に近い

甲に近い

無回答

乙に近い

どちらかといえば乙に近い

どちらかといえば甲に近い

甲に近い

49

28%16

5

1

甲:テレビにできることはまだ残っており,手法や題材によって,もっとやれることがあるはずだ。

乙:テレビにできることは,ほとんどやりつくしており,今以上のことは期待できない

図 27 将来のテレビの影響(男女年層別 配付回収法)

0

10

20

30

40

50

60

弱くなると思う

強くなると思う

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳0

10

20

30

40

50

60

弱くなると思う

強くなると思う

70 歳以上60 代50 代40 代30 代16~29 歳

0

20

40

60

弱くなると思う強くなると思う

70歳以上

60代50代40代30代16~29歳

弱くなると思う強くなると思う

70歳以上

60代50代40代30代16~29歳

42

33 34

40

46

50

18

22 23

16

11

3

28

39

35

43 44

39

18

12

1615

6 6

男 女

(%)

0

10

20

30

40

50

60

弱くなると思う強くなると思う

70歳以上

60代50代40代30代16~29歳

弱くなると思う強くなると思う

70歳以上

60代50代40代30代16~29歳

42

33 34

40

46

50

18

22 23

16

11

3

28

39

35

43 44

39

18

12

1615

6 6

男 女

(%)

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21OCTOBER 2010

おわりに

「日本人とテレビ」調査の結果について,8月号ではテレビ視聴行動やテレビに対する態度を,今回10月号ではさまざまなメディアの中におけるテレビの接触状況や相対的な評価を中心にみてきた。長期的にみれば,テレビの視聴時間,接触頻度,評価は大きくは変化していない。テレビの効用など一部評価が下がっている項目はあるものの,全体としてはテレビは引き続きメディアの中で大きな位置を占めている。

しかし,2005年から2010年の最近5年間に着目すると,16〜29歳の若年層ではテレビを毎日見る人がやや減少しており,「欠かせない」メディアとしてテレビをあげる人が減っている。また,テレビの見方についても,

「テレビがついていないと落ち着かない」という人が減少するなど,若年層の間でテレビの存在感がやや低下していることをうかがわせるような結果もみられた。

一方,今回実施した配付回収法の調査からは,テレビが大好きだという人や,これからのテレビに期待する人が若年層でも低くないことが明らかになった。さらに16〜19歳では半数が「見逃したテレビ番組をインターネットの動画サイトで見る」ことがあると答えているなど,テレビ番組の新しい見方が現れてきていることも確認することができた。

当研究所が2008年に行った研究発表では,メディア環境が変化する中で,現代の若者の日常生活においてもテレビは独自のスタイルで深く根を下ろしているのではないかという見方を示している(荒牧・増田・中野 2008)。今回の調査にもそういった結果が現

れているといえるのではないだろうか。このような新たな傾向が時間とともにより

強まっていくのか,また,若年層だけの傾向にとどまらず他の年層にも拡大していくのかどうかについて,今後も長期的な視点にたって把握していく必要があるだろう。

(ひらたあきひろ / もろふじえみ / あらまきひろし)

注:1)四捨五入の関係で,台数別の割合の合計と複

数台全体の割合が一致しない場合がある。2)2000年調査では「インターネット」利用を「パ

ソコンや携帯電話によるホームページ閲覧や検索と電子メールのやりとり」とし,「メールのやりとり」を含むものとして尋ねている。2005年調査からは「メールのやりとり」は除くものとして尋ねている(以下同様)。

3)調査では,インターネットに関して「電子メール」と「ホームページ」を分けて尋ねている。今回の調査でいう「インターネット」は「ホームページ」に相当する。

引用文献・荒牧央・増田智子・中野佐知子,2008,「テレビは

20 代にどう向き合ってゆくのか―2008 年春の研究発表・ワークショップより」『放送研究と調査』58

(6):2-21.・上村修一・井田美恵子,2001,「インターネット

はテレビと置きかわるか ―メディアと生活調査から」『放送研究と調査』51(12):48-61.

・Negroponte,Nicholas, 1995, Being Digital , New York: Alfred A. Knopf,Inc. (=1995,福岡洋一訳

『ビーイング・デジタル:ビットの時代』アスキー)・Sunstein, Cass, 2001, Republic.com , Princeton:

Princeton University Press. (=2003,石川幸憲訳『インターネットは民主主義の敵か』毎日新聞社)

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22  OCTOBER 2010

-テレビ視聴時間-問 1 あなたは,休日を除くふだんの日に,1 日にテレビを何

時間くらいご覧になっていますか。(ビデオや DVD などの再生は除いてお答えください)(○は 1 つ)

1. 30 分ぐらい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.2 % 2. 1 時間ぐらい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.4 3. 2 時間ぐらい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 21.2 4. 3 時間ぐらい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.9 5. 4 時間ぐらい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14.2 6. 5 時間ぐらい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.0 7. 6 時間ぐらい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.3 8. 7 時間ぐらい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.4 9. 8 時間ぐらい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.2 10. 9 時間以上 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.0 11. ほとんど,まったく見ない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.0 12. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.2

-ふだんの視聴局-問 2 あなたは,ふだん,NHK の番組と民放の番組のどちら

を多く見ていますか。(○は 1 つ) 1. NHK だけを見て,民放はまったく見ない ‥‥‥ 0.5 % 2. NHK のほうをずっと多く見る ‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.7 3. どちらかといえば,NHK のほうを多く見る ‥‥‥8.0 4. NHK,民放,同じくらい見る ‥‥‥‥‥‥‥‥ 18.8 5. どちらかといえば,民放のほうを多く見る ‥‥ 32.6 6. 民放のほうをずっと多く見る ‥‥‥‥‥‥‥‥ 23.0 7. 民放だけを見て,NHK はまったく見ない ‥‥‥‥8.9 8. ほとんど,まったくテレビは見ない ‥‥‥‥‥‥3.2 9. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.2

-テレビの視聴種目(MA)-問 3 あなたは,ふだん,どんなテレビ番組をよくご覧になっ

ていますか。(○はいくつでも) 1. ニュース・ニュースショー・報道番組 ‥‥‥‥ 77.7 % 2. 天気予報 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 50.8 3. ドラマ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 47.2 4. 映画 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 24.6 5. クイズ・ゲーム ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 22.3 6. バラエティー・お笑い番組 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 43.0 7. アニメ・子ども番組 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.7 8. 音楽番組 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25.1 9. スポーツ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 34.9 10. 生活・実用・趣味 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 19.1 11. ドキュメンタリー・教養 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 29.0

12. ワイドショー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 17.6 13. この中にはない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.1 14. ほとんど,まったくテレビは見ない ‥‥‥‥‥‥2.7 15. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.1

-テレビの必要性-問 4 あなたにとって,テレビはどの程度必要なものですか。

(○は 1 つ) 1. 必要なもの ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 50.1 % 2. どちらかといえば,必要なもの ‥‥‥‥‥‥‥ 42.4 3. どちらかといえば,必要ないもの ‥‥‥‥‥‥‥5.1 4. 必要ないもの ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.2 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.1

-テレビ満足度-問 5 あなたは,現在のテレビに,全体としてどの程度満足し

ていますか。(○は 1 つ) 1. とても満足している ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7.6 % 2. まあ満足している ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 66.6 3. あまり満足していない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 21.7 4. まったく満足していない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.4 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.7

-テレビの見方 1-問 6 あなたのテレビの見方についてうかがいます。

A. あなたがテレビを見る時刻は,いつも決まっていますか,それとも,決まっていませんか。(○は 1 つ)

1. ほとんど決まっている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 26.1 % 2. だいたい決まっている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 54.2 3. あまり決まっていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.2 4. ほとんど決まっていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.1 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.4

B. あなたは,テレビをひとりで見ることが多いですか,それとも,ほかの人といっしょに見ることが多いですか。(○は 1 つ)

1. ひとりで見ることが多い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 25.2 % 2. どちらかといえば,ひとりで見ることが多い ‥ 25.8 3. どちらかといえば,ほかの人といっしょに 見ることが多い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 34.3 4. ほかの人といっしょに見ることが多い ‥‥‥‥ 14.0 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.6

C. あなたは,テレビを好きな番組だけ選んで見るほうですか,それとも,何となくいろいろな番組を見るほうですか。

(○は 1 つ) 1. 好きな番組だけを選んで見るほう ‥‥‥‥‥‥ 29.4 % 2. どちらかといえば, 好きな番組だけを選んで見るほう ‥‥‥‥‥‥ 48.9 3. どちらかといえば, 何となくいろいろな番組を見るほう ‥‥‥‥‥ 16.0 4. 何となくいろいろな番組を見るほう ‥‥‥‥‥‥5.0 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.7

D. あなたは,テレビをひとりだけで見たいほうですか,それとも,ほかの人といっしょに見たいほうですか。(○は 1 つ)

1. ひとりだけで見たいほう ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 21.4 % 2. どちらかといえば,ひとりだけで見たいほう ‥ 40.0 3. どちらかといえば, ほかの人といっしょに見たいほう ‥‥‥‥‥‥ 30.7 4. ほかの人といっしょに見たいほう ‥‥‥‥‥‥‥7.0 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.8

1. 調査目的 : 人びとのテレビに関する行動や意識,およびそれに関連・影響していると考えられる周辺領域について,定期的に測定し,変化を把握する。

2. 調査時期 : 2010 年 3 月 6 日(土)〜 14 日(日)3. 調査方法 : 配付回収法4. 調査対象 : 全国の 16 歳以上の国民5. 調査相手 : 住民基本台帳から層化無作為二段抽出 3,600 人(12 人× 300 地点)6. 調査有効数(率): 2,710 人(75.3%)

日本人とテレビ・2010(配付回収法) 単純集計結果

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23OCTOBER 2010

-テレビの見方 2-問 7 あなたは,次の A 〜 G にあげたようなテレビの見方を

することがありますか。それぞれについて,1 つずつ○をつけてください。(A 〜 G まで,○はそれぞれ 1 つずつ)

-番組の選択方法-問 8 あなたは,ふだんテレビを見るとき,番組をどのように

選んでいますか。次の中からいちばん多いものに○をつけてください。(○は 1 つ)

1. 新聞のテレビ欄を見て選ぶ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 50.0 % 2. 情報誌のテレビ欄を見て選ぶ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.6 3. インターネットのテレビ欄を見て選ぶ ‥‥‥‥‥1.3 4. EPG(電子番組ガイド)を見て選ぶ ‥‥‥‥‥‥7.1 5. リモコンでチャンネルを替えながら選ぶ ‥‥‥ 18.0 6. いつも見る番組なので,特に選ぶことはない ‥ 13.9 7. 家族の選んだ番組を見る ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.4 8. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.7

-テレビに対する意識-問 9 あなたは,テレビについてどのような感じをお持ちです

か。A 〜 H のそれぞれについて,1 つずつ○をつけてください。(A 〜 H まで,○はそれぞれ 1 つずつ) 

-テレビ番組への対価-問 10 あなたは,テレビ番組を見るためにお金をかけることに

ついて,どう思いますか。次の甲,乙のように分けると,どちらに近いでしょうか。(○は 1 つ)

甲 : 見たいテレビ番組を見るためなら,ある程度お金をかけてもかまわない

乙 : テレビ番組を見るために,お金をかけたいとは思わない

1. 甲に近い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7.5 % 2. どちらかといえば,甲に近い ‥‥‥‥‥‥‥‥ 23.0 3. どちらかといえば,乙に近い ‥‥‥‥‥‥‥‥ 39.3 4. 乙に近い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 29.9 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.3

-テレビの効用-問 11 テレビとあなたの生活との関係についてうかがいます。

あなたにとってテレビはどういうものですか。次の A 〜 Iにあげたことについて,それぞれ 1 つずつ○をつけてください。(A 〜 I まで,○はそれぞれ 1 つ)

-放送期待機能-問 12 テレビの番組を 3 つの種類に分けた場合,あなたがいち

ばん多く放送してもらいたいのは,どれでしょうか。(○は 1つ) 1. くつろいで楽しめる番組 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 41.7 % 2. 世の中の出来事や動きを伝える番組 ‥‥‥‥‥ 42.4 3. 知識や教養が身につく番組 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14.7 4. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.3

 

1. 2. 3. 4. 5.

よくある

ときどきある

あまりない

まったくない

無回答

A. 時間のやりくりをしてテレビを見る 10.7 31.8 36.5 19.9 1.0

B. 思わず夢中になってテレビを見ている 15.1 47.6 27.6 8.5 1.1

C. 特に見たい番組がなくてもテレビをつけている 27.2 28.3 25.8 17.2 1.5

D. 番組名がわからないままテレビを見ている 11.6 28.5 35.8 22.1 2.0

E. テレビを見ている途中で,チャンネルを頻繁に切り替える 15.9 30.2 38.4 14.1 1.4

F. テレビで見たことをすぐにインターネットで調べる 2.0 13.7 23.1 59.4 1.8

G. テレビで見たことや番組のことを話題にする 15.6 51.6 23.2 8.4 1.1

1. 2. 3. 4. 5.

あてはまる

まああてはまる

あまり

あてはまらない

あてはまらない

無回答

A. テレビを見るのが大好きだ 22.3 45.6 23.7 7.3 1.1B. テレビがついていると何となく

安心できる 17.9 33.1 27.4 20.7 1.0

C. どこにいても,好きなときにテレビを見たい 10.0 19.3 39.4 29.6 1.7

D. 見たかった番組を見逃すと,とても残念に思う 27.8 33.7 24.2 12.9 1.4

E. 話題になっている番組は見たいと思う 18.5 34.5 32.0 13.3 1.6

F. 好きな番組でも,毎回決まった時間に見るのは面倒だ 12.2 21.6 38.6 25.7 1.9

G. テレビを見たあと,前向きな気持ちになることがよくある 8.5 35.7 38.9 15.5 1.4

H. テレビを見たあと,時間をむだにしてしまったと思うことがよくある 5.7 16.3 42.6 34.2 1.2

1. 2. 3. 4. 5.

そう思う

どちらかといえば,

そう思う

どちらかといえば,

そう思わない

そう思わない

無回答

A. 毎日の生活に欠かせない情報が得られる 35.1 43.1 13.7 7.2 0.9

B. 毎日の生活に習慣やリズムが生まれる 16.7 40.2 27.1 14.8 1.3

C. 生き方や行動の手本が得られる 9.1 36.2 36.4 16.8 1.6

D. 同じ番組を見て家族との会話がはずんだり,場がなごむ 18.0 53.0 18.2 9.3 1.5

E. 人とつきあうときの話のタネが得られる 18.4 53.0 19.5 8.0 1.2

F. さまざまな意見や考え方を知ることができる 26.4 54.8 12.7 4.9 1.2

G. ふだんの生活ではできないことを経験した気分になれる 9.5 34.2 37.0 17.7 1.5

H. 話し相手の代わりになる 5.2 16.8 33.0 43.8 1.3

I. 今起きている大きな事件やイベントが見られる 47.1 43.3 5.0 3.6 1.0

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24  OCTOBER 2010

-好きな番組のテイスト-問 13 あなたは,どういった感じのテレビ番組が好きですか。

次の甲,乙のように分けると,どちらに近いでしょうか。A,B それぞれについて 1 つずつ○をつけてください。   

(A・B,○はそれぞれ 1 つずつ)

-テレビの影響 社会・今の大きさ-問 14 テレビは,人びとのものの考え方や行動に,どの程度

影響を与えていると思いますか。(○は 1 つ) 1. 非常に影響を与えている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 27.0 % 2. ある程度影響を与えている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 64.2 3. あまり影響を与えていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.1 4. まったく影響を与えていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.7 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.0

-テレビの影響 社会・今の方向-問 15 〔問 14 で「1 〜 3」の人に〕 テレビが人びとに与えている影響は,良い影響のほうが多

いと思いますか,それとも,悪い影響のほうが多いと思いますか。(○は 1 つ)

1. 良い影響のほうが多い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.9 % 2. 悪い影響のほうが多い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 28.9 3. どちらともいえない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 59.0 4. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.2

(分母 =2,555 人)

-テレビの影響 社会・将来の大きさ-問 16 将来,テレビが人びとに与える影響は,今と比べてど

うなると思いますか。(○は 1 つ) 1. 強くなると思う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 39.3 % 2. 弱くなると思う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.7 3. 今と変わらないと思う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 46.0 4. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.0

-番組の評価(NHK)(MA)-問 17 A. あなたは,最近の NHK のテレビについて,どんな

感じをお持ちですか。次の中で,あてはまることがありましたら,いくつでも○をつけてください。(○はいくつでも)

1. 新鮮な感じのする番組がある ‥‥‥‥‥‥‥‥ 16.6 % 2. 自分の気持ちにぴったり合う番組がある ‥‥‥ 12.6 3. 娯楽番組に,おもしろいものがある ‥‥‥‥‥ 10.6 4. 事件や災害が起きたときの対応が速い ‥‥‥‥ 51.1 5. 報道番組の掘り下げ方が深い ‥‥‥‥‥‥‥‥ 14.1 6. 報道番組が中立・公正である ‥‥‥‥‥‥‥‥ 24.1 7. 教養番組に興味深いものがある ‥‥‥‥‥‥‥ 32.9 8. 地域の出来事や話題を,よく伝えている ‥‥‥ 34.5 9. どれもあてはまらない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 18.1 10. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.8

-番組の評価(民放)(MA)-問 17 B. では,民放のテレビについてはいかがでしょうか。

(○はいくつでも) 1. 新鮮な感じのする番組がある ‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.0 % 2. 自分の気持ちにぴったり合う番組がある ‥‥‥ 25.7 3. 娯楽番組に,おもしろいものがある ‥‥‥‥‥ 59.7 4. 事件や災害が起きたときの対応が速い ‥‥‥‥ 18.5 5. 報道番組の掘り下げ方が深い ‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.7 6. 報道番組が中立・公正である ‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.8 7. 教養番組に興味深いものがある ‥‥‥‥‥‥‥‥9.6 8. 地域の出来事や話題を,よく伝えている ‥‥‥ 26.9 9. どれもあてはまらない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14.6 10. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.8

-NHKの必要性-問 18 A. あなたは,NHK についてどのように感じていますか。

次の中から,あなたのお気持ちにいちばん近いものを選んでください。(○は 1 つ)

1. 必要だと思う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 35.0 % 2. どちらかといえば,必要だと思う ‥‥‥‥‥‥ 41.3 3. どちらかといえば,必要ないと思う ‥‥‥‥‥ 15.1 4. 必要ないと思う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.2 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.4

-民放の必要性- 問 18 B. では,民放についてはいかがでしょうか。(○は 1 つ) 1. 必要だと思う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 50.8 % 2. どちらかといえば,必要だと思う ‥‥‥‥‥‥ 42.1 3. どちらかといえば,必要ないと思う ‥‥‥‥‥‥4.6 4. 必要ないと思う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.1 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.4

-テレビ参加意欲(MA)-問 19 あなたはテレビ局にむけて,今後してみたいと思うこ

とがありますか。これまでにしたことがある・ないにかかわらず,次の中にあればいくつでも○をつけてください。

(○はいくつでも) 1. ニュースや番組の素材を知らせる ‥‥‥‥‥‥‥9.9 % 2. 番組に自分の作品を送る ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.7 3. 番組に自分の意見や感想を伝える ‥‥‥‥‥‥ 12.4 4. 公開番組をスタジオやホールで見る ‥‥‥‥‥ 20.8 5. 生放送中にクイズやアンケートに参加する ‥‥ 11.8 6. 自分が番組に出演する ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.2 7. 自分が番組を制作し,放送してもらう ‥‥‥‥‥1.7 8. その他(具体的に) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.2 9. 特にない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 57.9 10. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.9

-テレビの可能性・期待-問 20 あなたは,テレビの今後についてどうお感じですか。

番組の内容について考えた場合,次の甲・乙のどちらに近いでしょうか。(○は 1 つ)

甲 : テレビにできることはまだ残っており,手法や題材によって,もっとやれることがあるはずだ

乙 : テレビにできることは,やりつくしており,今以上のことは期待できない

1. 甲に近い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 28.4 % 2. どちらかといえば,甲に近い ‥‥‥‥‥‥‥‥ 49.3 3. どちらかといえば,乙に近い ‥‥‥‥‥‥‥‥ 15.9 4. 乙に近い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.3 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.0

1. 2. 3. 4. 5.

甲に近い

どちらかといえば,

甲に近い

どちらかといえば,

乙に近い

乙に近い

無回答

A. 甲 : にぎやかで明るい感じの番組 乙 : 静かで落ち着いた感じの番組 17.9 35.3 31.5 13.8 1.6

B. 甲 : 気楽に楽しめる番組 乙 : ずっしり見ごたえのある番組 18.5 40.6 26.0 13.4 1.5

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25OCTOBER 2010

-マスメディア接触頻度-問 21 あなたは,次の A 〜 J にあげたものを,どのくらい見

聞きしたり,読んだりしていますか。(A 〜 J まで,○はそれぞれ 1 つずつ)

-マスメディア効用比較-問 22 次の A 〜 G にあげたことについて,あなたにとって,

いちばん役に立っているものはどれでしょうか。(A 〜 G まで,○はそれぞれ 1 つずつ)

-欠かせないメディア-問 23 A. 次の中で,あなたにとってどうしても欠かせないも

のはどれですか。いろいろなことを考えあわせて,ひとつだけ選ぶとしたらどれでしょうか。(○は 1 つ)

1. テレビ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 54.5 % 2. ラジオ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.6  3. インターネット(メールは除きます) ‥‥‥‥ 14.2 4. ビデオ・DVD などの映像ソフト ‥‥‥‥‥‥‥‥1.4 5. CD などの音楽ソフト ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.8 6. 新聞 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.6 7. 雑誌 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.5 8. 本 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.9 9. この中にはない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.2 10. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.3

問 23 B. では,もうひとつ選ぶとしたらどれでしょうか。(○は 1 つ)

1. テレビ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 22.1 % 2. ラジオ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.5  3. インターネット(メールは除きます) ‥‥‥‥ 13.8 4. ビデオ・DVD などの映像ソフト ‥‥‥‥‥‥‥‥4.2 5. CD などの音楽ソフト ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.8 6. 新聞 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 27.0  7. 雑誌 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.4 8. 本 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.8 9. この中にはない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.2 10. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.2

-マスメディア特性比較-問 24 あなたがニュースや情報を知る場合について,おたず

ねします。次の A 〜 F にあげたことについて,もっともあてはまるものに○をつけてください。

(A 〜 F まで,○はそれぞれ 1 つずつ)

1. 2. 3. 4. 5. 6.

毎日のように

週に3〜4日ぐらい

週に1〜2日ぐらい

月に1〜2日ぐらい

ほとんど・まったく

見聞きしない・読まない

無回答

A. テレビ(録画したものを見る場合は除きます) 83.5 4.9 3.0 1.7 5.2 1.6

B. 録画したテレビ番組 7.5 8.9 18.6 16.7 46.7 1.7C. ラジオ(録音したものを

聞く場合は除きます) 19.7 7.8 7.9 8.7 54.2 1.7

D. インターネット(メールは除きます) 26.6 9.6 9.9 8.3 43.8 1.8

E. ビデオ・DVD などの映像ソフト 3.1 5.1 12.6 31.4 46.1 1.7

F. CD などの音楽ソフト 19.4 9.2 13.4 17.4 38.8 1.8

G. 新聞 67.7 6.6 5.5 4.2 15.3 0.8

H. 雑誌 5.6 8.2 20.7 33.8 30.3 1.4

I. 本 12.4 9.4 16.0 29.6 31.0 1.7

J. マンガ 3.2 4.6 8.3 13.5 68.9 1.5

1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10.

テレビ

ラジオ

インターネット(メールは除きます)

ビデオ・DVDなどの映像ソフト

CDなどの音楽ソフト

新聞

雑誌

本 この中にはない

無回答

A. 世の中の出来事や動きを知るうえで

70.9 3.1 9.2 0.0 0.0 15.3 0.2 0.2 0.7 0.4

B. 感動したり,楽しむうえで 62.7 2.4 2.4 11.8 2.9 2.3 0.9 9.8 3.7 1.1

C. 教養を身につけるうえで 31.1 1.3 6.3 0.5 0.3 16.3 4.3 32.3 5.9 1.6

D. 生活や趣味に関する情報を得るうえで

34.6 2.1 23.5 0.6 0.3 9.5 17.3 7.3 3.4 1.3

E. 政治や社会の問題について考えるうえで

57.0 1.6 5.2 0.1 0.1 31.0 0.6 1.3 2.1 1.1

F. 疲れを休めたり,くつろぐうえで 41.4 4.6 2.3 6.9 22.2 1.5 3.0 5.2 11.9 1.0

G. 人とのつきあいを深めたり,広げたりするうえで

42.7 1.7 10.6 0.9 1.2 10.0 2.6 3.9 25.2 1.3

1. 2. 3. 4. 5. 6. 7.

テレビ

ラジオ

インターネット

(メールは除きます)

新聞

雑誌

この中にはない

無回答

A. いちばん早く伝わると思うのは 75.2 6.8 15.5 1.4 0.1 0.4 0.5

B. いちばん理解しやすいのは 69.1 1.8 7.8 18.0 0.8 1.2 1.2

C. いちばん詳しく知ることができるのは 34.7 0.8 23.6 35.5 2.1 1.8 1.4

D. 知りたいことだけ,いちばん探しやすいのは 14.4 0.4 54.2 21.8 4.1 3.5 1.7

E. いちばん信頼できるのは 37.0 1.6 5.3 35.5 0.7 18.0 1.9

F. ふだん関心のないことでも,こんなこともあるのかと気がつくのは

50.7 3.9 14.7 20.0 7.0 2.5 1.2

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26  OCTOBER 2010

-録画再生行動-問 25 テレビ番組の録画・再生についてうかがいます。あな

たは,次の A 〜 D にあげたようなことをすることがありますか。それぞれについて,1 つずつ○をつけてください。

(A 〜 D まで,○はそれぞれ 1 つずつ)

-動画視聴頻度-問 26 あなたは,インターネットで「動画」を見ることがど

のくらいありますか。(○は 1 つ) 1. 毎日のように ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.2 % 2. 週に 3 〜 4 日ぐらい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5.0 3. 週に 1 〜 2 日ぐらい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.6 4. 月に 1 〜 2 日ぐらい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.1 5. 年に数日くらい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.9 6. ほどんど,まったく見ない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 62.8 7. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.4

-テレビと動画-問 27 〔問 26 で「1 〜 5」の人に〕

あなたは,インターネットで「動画」を見るときに,次のようなことがありますか。A 〜 C のそれぞれについて,1 つずつ○をつけてください。

(A 〜 C まで,○はそれぞれ 1 つずつ)

(分母 =917 人)

-余暇時間量-問 28  休日を除くふだんの日に,あなたが,自分で自由に使

える余暇時間は,1 日に何時間ぐらいでしょうか。(○は 1 つ)

1. 30 分ぐらい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.7 % 2. 1 時間ぐらい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.1 3. 2 時間ぐらい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16.8 4. 3 時間ぐらい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 19.0 5. 4 時間ぐらい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14.4 6. 5 時間ぐらい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12.1

7. 6 時間ぐらい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.7 8. 7 時間ぐらい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.0 9. 8 時間ぐらい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4.0 10. 9 時間以上 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥9.7 11. ほとんどない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.2 12. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.3

-在宅・外出傾向-問 29 あなたは,休みの日など,自分で自由に使える時間に,

家で過ごすのが好きなほうですか。それとも外に出かけるのが好きなほうですか。(○は 1 つ)

1. 家で過ごすのが好きなほう ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.3 % 2. どちらかといえば, 家で過ごすのが好きなほう ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 35.6 3. どちらかといえば, 外に出かけるのが好きなほう ‥‥‥‥‥‥‥‥ 32.2 4. 外に出かけるのが好きなほう ‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.6 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.3

-性格・価値観-問 30 あなたご自身のことについておたずねします。次の A

〜 I にあげたことそれぞれについて,1 つずつ○をつけてください。(A 〜 I まで,○はそれぞれ 1 つずつ)

-テレビの影響 個人・今の大きさ-問 31 あなた自身のものの考え方や行動に,テレビは,どの

程度影響を与えていると思いますか。(○は 1 つ) 1. 非常に影響を与えている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥8.7 % 2. ある程度影響を与えている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 52.5 3. あまり影響を与えていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 31.8 4. まったく影響を与えていない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.5 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.4

-社会意識-問 32 あなたの今の生き方は,次の 4 つのうちどれに近いで

すか。あてはまるものがないという方も,できるだけ近いものに 1 つだけ○をつけてください。(○は 1 つ)

1. 社会のために必要なことを考え,みんなと力を合わせ, 世の中をよくするように心がけている ‥‥‥‥‥5.3 %

1. 2. 3. 4. 5.

よくある

ときどきある

あまりない

まったくない

無回答

A. 気になった番組をとりあえず録画する 18.5 24.0 17.9 38.8 0.8

B. リアルタイム(放送と同時)で見られる番組でも,録画して都合のいいときに見る

12.3 17.1 21.7 47.6 1.3

C. 録画した番組を,早送りして見たいところだけ見る 12.5 19.6 20.0 46.5 1.4

D. じっくり見たい番組は,録画してから見る 18.0 18.6 19.5 42.6 1.3

1. 2. 3. 4. 5.

よくある

ときどきある

あまりない

まったくない

無回答

A. テレビよりインターネットの動画のほうが面白いと思う 16.2 39.6 35.6 8.4 0.2

B. 時間があるときは,テレビよりも動画のほうを見る 14.9 18.8 47.9 18.1 0.3

C. 見逃したテレビ番組を動画サイトで見る 12.8 27.6 29.9 29.6 0.2

1. 2. 3. 4. 5.

そう思う

どちらかといえば,

そう思う

どちらかといえば,

そう思わない

そう思わない

無回答

A. 欲しいものは,納得がいくまで探すほうだ 21.9 40.7 24.2 12.3 1.0

B. 欲しいものはすぐ手に入らないと気がすまないほうだ 8.7 25.6 36.6 28.0 1.0

C. 時間を有効に使わないと,とても損をした気分になる 19.0 35.4 29.7 14.8 1.1

D. 話題になっていることはなんでも知っておきたい 9.9 36.9 36.9 15.4 0.9

E. 向上心が強いほうだ 12.4 40.6 33.8 11.9 1.2

F. 実現させたい生活のイメージを,明確に持っている 10.6 38.4 37.6 12.2 1.2

G. 自分の考えや感じたことを人に知ってもらいたい 7.5 35.0 41.0 15.2 1.2

H. 友人や知人など,人とのつきあいは広いほうだ 12.0 34.2 39.8 13.1 0.8

I. ひとりでいる時も,メールやインターネットで人とつながっていたい 3.0 9.9 33.2 52.6 1.3

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27OCTOBER 2010

2. 自分の生活とのかかわりの範囲で自分なりに考え, 身近なところから世の中をよくするように 心がけている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 41.0 3. 決められたことには従い,世間に迷惑を かけないように心がけている ‥‥‥‥‥‥‥‥ 45.5 4. 自分や家族の生活を充実させることを第一に考え, 世間のことにはかかわらないように心がけている ‥7.6 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.6

-生活満足度-問 33 あなたは,あなたご自身の今の生活に,全体としてど

の程度満足していますか。(○は 1 つ) 1. とても満足している ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 9.8 % 2. まあ満足している ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 63.9  3. あまり満足していない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 21.9 4. まったく満足していない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3.8 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.5

-テレビ台数-問 34 あなたのお宅には,テレビが全部で何台ありますか。

(ワンセグ機器やパソコンテレビは除いてお答えください)(○は 1 つ)

1. 1 台 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 24.7 % 2. 2 台 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 32.4  3. 3 台 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 22.1 4. 4 台 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12.1 5. 5 台以上 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.0 6. テレビはない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.4 7. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.2

-利用機器・サービス(MA)-問 35 次の中で,あなたご自身が利用しているものやサービ

スがありましたら,いくつでも○をつけてください。ただし,仕事や授業での利用は含みません。(○はいくつでも)

1. 衛星放送 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 29.2 % 2. CS 放送 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.8 3. CATV(ケーブルテレビ) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 22.7 4. 自分専用のテレビ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 30.6 5. テレビチューナー付きのパソコン ‥‥‥‥‥‥‥8.7 6. ワンセグが見られる機器 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.6 7. DVD やブルーレイディスク・ HDD(ハードディスク)などの デジタル録画再生機 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 48.5 8. ビデオテープ録画再生機 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 33.9 9. デジタルカメラ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 46.2 10. デジタルビデオカメラ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16.7 11. 携帯電話・PHS ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 75.4 12. 携帯型デジタル音楽プレーヤー(iPod など) ‥ 16.9

13. テレビゲーム機 (Wii,プレイステーション 3 など) ‥‥‥‥‥ 23.8 14. 携帯型ゲーム機 (PSP,ニンテンドー DS など) ‥‥‥‥‥‥‥ 22.4 15. どれも利用していない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6.9 16. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.7

-性- 問 36 (省略)-生年- 問 37 (省略)

-家族構成-問 38 あなたの家族構成は次のように分けると,どれにあた

りますか。(○は 1 つ) 1. 1 人暮らし ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7.5 % 2. 夫婦 2 人暮らし ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 22.9 3. 2 世代家族(子ども + 親) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 53.4 4. 3 世代家族(子ども + 親 + 祖父,祖母) ‥‥‥ 13.3 5. その他(具体的に) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2.4 6. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.5

-子どもの年齢-問 39 あなたには,お子さんがいますか。次のように分ける

とどれにあたりますか。2 人以上いる場合には,いちばん下のお子さんのことをお答えください。(○は 1 つ)

1. 小学生以下の子どもがいる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16.8 % 2. 中学生または高校生の子どもがいる ‥‥‥‥‥‥7.3 3. 上記以外の子どもがいる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 43.2 4. 子どもはいない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 31.1 5. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.5

-学歴-問 40 あなたが,最後に卒業された学校を次の中から,1 つ

だけ○をつけてください。(在学中の方は,現在通っている学校をお答えください)(○は 1 つ)

< 卒業 > 1. 中学校 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15.9 % 2. 高等学校 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 41.4 3. 高等専門学校,短期大学 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 17.0 4. 大学,大学院 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 18.5< 在学中 > 5. 高等学校,高等専門学校(1 〜 3 年生) ‥‥‥‥3.1 % 6. 高等専門学校(4,5 年生),短期大学,大学 ‥‥2.2 7. 大学院 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.1 8. その他(具体的に) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥0.1 9. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1.7

-職業-問 41 (省略)

サンプル構成

全 体性 男の年層 女の年層

男 女 16 〜29 歳 30 代 40 代 50 代 60 代 70 歳

以上16 〜29 歳 30 代 40 代 50 代 60 代 70 歳

以上2.710 人 1.280 1.430 214 236 213 192 236 189 218 222 232 234 279 245100.0% 47.2 52.8 7.9 8.7 7.9 7.1 8.7 7.0 8.0 8.2 8.6 8.6 10.3 9.0

全 体職 業 都市規模

農林漁業者

自営業者

販売・サービス

職技能・作業職

事務・技術職

経営者管理職

専門職自由業

他主婦 生徒

学生 無 職 無回答 東京圏 大阪圏30 万

以上の市

10 万以上の

5 万以上の市町村

5 万未満の市町村

2.710 人 71 207 246 326 458 103 99 572 170 439 19 602 277 529 439 378 485100.0% 2.6 7.6 9.1 12.0 16.9 3.8 3.7 21.1 6.3 16.2 0.7 22.2 10.2 19.5 16.2 13.9 17.9

東京圏,大阪圏:旧都庁(大阪圏の場合は大阪市役所)から 50 キロ圏内,かつ,        第3次就業人口構成比 50%以上の市区町村,及びそれに囲まれた地域