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P R E S S R E L E A S E
ロームシアター京都 2019 年度自主事業ラインアップ[舞踊]
ティミトリス・ハハイオアヌー
「THE GREAT TAMER(偉大なる調教師)」
すべて Photograph by Ju l ian Mommert
アテネオリンピック開閉会式を手がけ、世界のダンス、演劇、美術シーンで
注目を浴びる最重要アーティストが、代表作でついに初来日!
2019 年 7 月 5 日(金)、6 日(土)
ロームシアター京都 サウスホール
平成 31(2019)年 4 月 23 日 報道発表資料
[本リリース発信元] ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団) 広報担当:松本、長野
[本リリースに関するお問合せ先]
ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団) 広報担当:松本、長野
電話:075-771-6051(9:00~17:00) FAX:075-746-3366 E-mai l :press@rohmtheatrekyoto . jp
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ギリシャ発、肉体が奏でる幻想の旅――
古典絵画から宇宙まで、芸術と科学を横断するイマジネーションが、
私たちを人類の起源へと誘う。
2004 年アテネオリンピック開閉会式の演出を手がけ、近年ではピナ・バウシュ亡き後のヴ
ッハタール舞踊団から初のゲスト振付家に指名されるなど、世界のアートシーンでその存在
感を際立たせているティミトリス・ハハイオアヌー。ヴィジュアル・アートと身体表現を接
続する手法で、唯一無二のスタイリッシュな舞台を生み出しています。
『THE GREAT TAMER』(偉大なる調教師)は、フィジカルシアターとインスタレーション
が交錯するこれまでにない美学に基づいたスペクタクル。2017 年アテネでの初演以来、ア
ヴィニョンをはじめロンドン、パリ、ロサンゼルス、ソウル、台北などすでに世界 30 都市
以上で上演され各地で高い評価を受けています。
神話に言及しながら、古代ギリシャからルネサンス・バロックへと美術史を辿る彫刻や絵画、
映画史に残る名作を彷彿させるシーン、重力を操るサーカスの要素を取り入れるなど、身体
表現と空間がパノラミックに展開する本作は謎かけのようであり、あらゆる観客の目を舞台
に釘付けにするでしょう。
「アヴィニョン演劇祭が予期していなかった発見」 ―
―仏/リベラシオン紙
「ディミトリス・パパイオアヌーと危うい橋を渡ろう」
――英/イヴニング・スタンダード紙
「私たちが夢見ていたものを、パパイオアヌーは現実
にした」
――仏/ル・モンド紙
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■アーティストプロフィール
ティミトリス・ハハイオアヌー Dimitris Papaioannou
1964 年アテネ生まれ。美術家として活動を始め、舞台芸術のアーティス
ト(演出家・振付家・美術家・パフォーマー)として知られるようにな
る前には、画家や漫画製作家として国際的に認められていた。NY でダン
スを学び、86 年に自身のカンパニーを設立。以後フィジカル・シアター、
実験的ダンス、パフォーマンス・アートを融合した独自の舞台創作を展
開。2004 年アテネオリンピックの開閉会式を演出し、世界的に注目を集
める。2015~17 年には『 PRIMAL MATTER』(12 年初演)、『STILL LIFE』
(14 年初演)で大規模な世界ツアーを行い、 2018 年 5 月にはヴッパタ
ール舞踊団の委嘱により同カンパニーに『Since She』を振付・演出。ピナ・バウシュ亡き
後、初めて新作を発表した振付家として大きな話題を呼んだ。
Dimitris Papaioannou - Off icial Site ▶http://www.dimitrispapaioannou.com/en/
<主な受賞歴>
2017 the Special Prize of the XVI edition of the Europe Theatre Prize (ローマ)
2015 ヨーロッパ競技大会の開会式での上演作品「ORIGINS」でエミー賞候補に 6 部門ノミネート
2005 アテネオリンピックの開閉会式の演出の功績に対し、ギリシャ共和国名誉勲章 Golden Cross
を授与される
ほか世界各地のダンスオブイヤー等受賞多数。
■【開催決定!】ハハイオアヌー×名和晃平によるポスト・ハフォーマンストーク
ディミトリス・パパイオアヌー「 THE GREAT TAMER」 7 月 5 日(金) 19:00 開演回の上演後、デ
ィミトリス・パパイオアヌー本人と、彫刻家の名和晃平氏とのトークが決定いたしました!(司会
進行:小崎哲哉氏)
アーティストとしてさまざまなジャンルとのコラボレーションを行い、2016 年 9 月には同じサウス
ホールにて振付家ダミアン・ジャレとの共作「 VESSEL」世界初演を経験されている名和晃平氏と、
ビジュアルアートと身体表現が融合した作品で世界的に名高いパパイオアヌー氏の初めての邂逅で
す。刺激的な対話を目撃できるまたとない機会をお見逃しなく!
※ 6 日(土)公演のチケットをお持ちのお客様も 5 日(金)開催のポスト・パフォーマンストーク入場可。公
演チケットをご持参のうえ、公演終了後トーク開始時間に会場へお入りいただく形になります。
<名和 晃平プロフィール>
1975 年生まれ、大阪府出身。2003 年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程彫刻専攻修了。「も
のの表皮」への意識から発して、感覚や思考のメタファーとしてのマテリアルを「セル」という概念を元に様々
な表現に展開する。 2009 年より京都・伏見区の「 SANDWICH」を拠点をしながら、国内外での展覧会や他ジ
ャンルのクリエイターとのコラボレーションを展開している。京都造形芸術大学 教授。
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■「THE GREAT TAMER」公演評 (翻訳: Art Translators Col lective 田村かのこ)
時代の生んだ天才――ディミトリス・パパイオアヌー
「『THE GREAT TAMER』は発掘作業のような作品、つまり人類の根源をたどるような考古学的作品
だ。それは骨、遺物、記憶から成るフレスコ壁画であるが、レトリックで飾り立てられたものではなく、生
きることの美しさを知る者のみが持つ簡潔さと喜びにおいて描かれている。
(中略)特別な時間の流れの中で、イメージと発想と思考に満ちた、宙吊りの世界にいるような感覚。
その素晴らしいコリオグラフィーは、誰も踊らない(しかし、身体の持つあらゆる可能性への称賛は表さ
れる)。 あるいは誰も言葉を発しない演劇だ。場面をつなぐ一連の流れは抽象的で比喩に富むが、
同時にとても具体的で物語的。この二つの可能性を見事に融合させた『THE GREAT TAMER 』は、
まさにパパイオアヌーに特徴的な独自性と新しさを備えている」
(アンドレア・ポルケッドゥ、Gli Stati Generali、2018 年 9 月 24 日)
現代のギリシャ神話、ディミトリス・パパイオアヌー
「ギリシャ出身のディミトリス・パパイオアヌーは、
今日の国際的な演劇・ダンス界において最もエ
キサイティングな演出家・振付家であるだろう。地
中海のどこか陰のある魅力に恵まれたこの浅黒
い、無愛想な男は、最近の演劇シーズンを経て
大人気のアーティストに成長した。おそらく、コン
テンポラリーダンスや舞踊・演劇界にいるどの作
家よりも評価されている。
(中略)ダンサーの身体は、精確な不均等さで並べられた黒い板から開花する神秘的な存在となり、
息を呑むようなイリュージョンの洪水を引き起こす。ダンサーたちが向き合うとき、互いの身体をむさぼ
るように渇望するその関係のうちに、愛の片鱗が吐出する。ダンスの動画として再現されるレンブラン
トの『テュルプ博士の解剖学講義』を始め、エル・グレコ、ゴヤ、ボッティチェリの絵画から抽出された
動きなど、さまざまな絵画が驚くべき描写センスを用いて参照されている。
(中略)ダンスと演劇、振付と演出、純粋なムーブメントとビジュアルの境界が、故郷ギリシャの灼熱の
太陽の下、溶け落ちていく」
(レオネッタ・ベンティヴォッリョ、BALLET2000、2018 年 8 月)
『THE GREAT TAMER』は傑作
「何十、何百ものライブ・ペインティングが観客を楽しませ、喉をカラカラにし、ショックを与え、挑発し
てくるだろう。そして全員が、思いもよらない意識の領域に転送されるのだ」
「これは我々が慣れ親しんだ演劇体験とは違う。もっと大きな何か、異次元の何かだ」
(ニコラス・ミンズ&カテリーナ・アルバーノ、Writing about dance、2018 年 10 月 26 日)
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パパイオアヌーの巧みな舞台イリュージョン
「パパイオアヌーの作品は、母国の偉大なる文化の功績
と西洋文化が辿った発展を、マンテーニャやボッティチェ
リ、レンブラントから NASA の宇宙計画までをも経由して
つなげているかのようだ。」
(ディリアン・ツェノフ、Webcafe.bg、2018 年 10 月 2 日)
美とエロスと混沌の交わり
「深い意味性よりも視覚的な構図が観る者を即座に支配するが、この動く演劇空間でそのことはあまり
重要ではない。『THE GREAT TAMER』はもはや一枚のフレスコ壁画であり、ダンサーたちの原始的
な裸体が展開し、魅力的なイメージを私たちにもたらす。そしてこのショーの強みはまさにこれらのイメ
ージにある。一つ一つを記憶するには多すぎるものの、その印象は深く刻まれ、ある種の執着心すら
湧き上がる。演技する者たちの立ち姿には、絵画や神話などの文化の影響が豊富に見てとれる。そし
てディミトリス・パパイオアヌーはこれらのコラージュを用いて、夢から死へ、誕生から破壊へと移り変
わる独自の幻想的な言語を作り出す。美しさとエロチシズムが混沌と結ばれる舞台美術は、それを扱
う振付家の詩的な感受性を表している。『THE GREAT TAMER』はサーカスの雰囲気も持ち合わせ
ており、パフォーマーの強靭な肉体と、脚本通りの正確さをもって演じることに誇りを見せる。彼らはダ
ンサーだが、曲芸師でありコメディアンでもある。彼らの身体的な存在感あってこその、この迫力だろ
う」
(ローズ・カリン・アンリケ、VOIR、2019 年 1 月 25 日)
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■開催概要
ディミトリス・パパイオアヌー 「THE GREAT TAMER」京都公演
日程: 2019 年 7 月 5 日 (金 ) 19:00 開演★、 6 日 (土 ) 15:00 開演
★ 5 日終演後、ポスト・ハフォーマンストーク開催決定!
ディミトリス・パパイオアヌー×名和 晃平(彫刻家) 司会進行:小崎哲哉
※ 6 日(土)公演のチケットをお持ちのお客様も入場可。公演チケットをご持参のうえ、公演終了後アフター
トーク開始時間に会場へお入りいただく形になります。
会場:ロームシアター京都 サウスホール
ビジュアル・演出:ディミトリス・パパイオアヌー
音楽:ヨハン・シュトラウスⅡ「美しき青きドナウ」
チケット料金:全席指定 一般 6,000 円 ユース (25 歳以下 ) 4,000 円
・未就学児入場不可。 12 歳以下は保護者同伴の上、ご来場ください。
・演出の都合上、開演後は本来のお席にご案内できない場合がございます。
・ 6 日(土)託児サービスあり。詳細はロームシアター京都チケットカウンターにお電話ください。
チケット取扱:
ロームシアター京都チケットカウンター[窓口・電話 TEL.075-746-3201( 10:00~ 19: 00、年中無休)]
京都コンサートホールチケットカウンター
[窓口・電話 TEL.075-711-3231( 10:00~ 17:00、第 1・ 3 月曜休 ※祝日の場合は翌日)]
チケットぴあ TEL.0570-02-9999 P コード: 144271
チケット好評発売中!
「THE GREAT TAMER」日本ツアー特設 WEB サイト
▶ https://rohmtheatrekyoto.jp /lp /thegreattamer_saitama_kyoto
主催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市
共同招聘:彩の国さいたま芸術劇場(公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)/独立行政法人日本芸術文化振興会
後援:駐日ギリシャ大使館
お問合せ:ロームシアター京都チケットカウンター TEL.075-746-3201
ツアー情報
埼玉公演 日程:6 月 28 日(金)~30 日(日) 会場:彩の国さいたま芸術劇場
[本リリースに関するお問合せ先]
ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団) 広報担当:松本、長野
電話:075-771-6051(9:00~17:00) FAX:075-746-3366 E-mai l :press@rohmtheatrekyoto. jp