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地:神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢西町3-1 収 容 能 力:15,046名 メインスタジアム:構造/鉄筋コンクリート造3階建・2階上部スタンド 建築面積/ 2,478.05m 2 床面積/ 5,049.11m 2 バック・サイドスタンド:構造/鉄筋コンクリート造平屋建・1階上部スタンド 建築面積/4,639.55m 2 床面積/ 6,629.23m 2 主:横浜市 ナイター設備改修工事:(株)新川電気 ナイター設備改修工事完成:平成21年3月 ニッパツ 三ツ沢球技場 Jリーグの横浜F・マリノスおよび横浜FCのホームスタジアム「ニッパツ三ツ沢球技場」。 4基の照明塔に搭載されたM1.5kWおよびNH1kWの投光器をM2kWダイナビーム2投光器に更新し、 高 演 色 、高 効 率 で、明 るく快 適 な ナイター 設 備 が 実 現 され ました 。 サッカー・Jリーグや全国高校サッカー 選手権の会場「 ニッパツ三ツ沢球技場」 の照明リニューアル 横浜市三ツ沢公園球技場は、昭和30年に開 かれた神奈川国体に備えて建設され、その後、 昭和 39 年の東京オリンピックのサッカー競技 の会場として使用されました。 現在では Jリーグの横浜 F・マリノスおよび 横浜 FC のホームスタジアムとして利用されて いるほか、全国高校サッカー選手権やラグビー トップリーグなどの会場となっています。平 成19年3月には、横浜市内に本社をおく世界 No.1 のばねメーカー・ニッパツ( 日本発条株式 会社)が施設命名権の契約を締結したことによ り、「ニッパツ三ツ沢球技場」となっています。 高演色、高色温度の2kWメタルハライ ドランプダイナビーム 2 投光器を採用 施設のナイター設備は、地上高さ約 30m の 照明塔 4 基がコーナー配置で設けられており、 1.5kWメタルハライドランプ投光器168台と 1kW 高圧ナトリウムランプ投光器 48 台による 混光照明方式となっていました。 今回の改修では老朽化調査の結果をふま え、投光器はハイパワーで高演色性(平均演色 評価数 Ra:94)を兼ね備えた 2kWショートアーク メタルハライドランプ投光器( ダイナビーム 2) に更新されました。高演色、高色温度のさわや かな白色光( 5600K)により、プレイヤーのユニ フォームや芝生の色を鮮やかに映し出してい ます。投光器は狭角形合計 112 台、中角形合計 66台が適宜配置され、照射角を細かに現場調 整し、競技面や空間照度の分布を良好にして います。とくにタッチライン付近の鉛直面照度 の確保とコーナーキックの際にゴールエリアに いる競技者へのグレア軽減を図っています。安 定器は将来の増設や省メンテナンスなどを配 慮し、照明塔別の照明塔安定器・分電盤を地上 に設けて一括して配置 。点灯制御は、管理室に 設けた制御盤にて、全点灯パターン・2/3 点灯 パターン・1/3 点灯パターンおよび残置灯の点 灯パターンを組み、競技レベルに応じた適切 な照度を確保しています。 照明リニューアルされた球技場のナイター設備 ホーム側スタンドからビジター側スタンドを望む バックスタンドからメインスタンドを望む 照明塔A 照明塔姿図 照明塔安定器・分電盤 2kWショート アークメタル ハライドランプ 投光器 サポーター席 照射用 2kW ショート アークメタル ハライドランプ 投光器 500W ハロゲン ランプ投光器 37,440 7,440 30,000 GL 屋外 投光器(狭角配光形) HT20018N(改) 112 2kWショートアークメタルハライドランプ 投光器(中角配光形) HT20018M(改) 66 投光器 IT-5028M 20 500Wハロゲンランプ 設置場所 器 具 名 形 名 台 数 ラ ン プ 主な照明器具一覧 特集 スポーツ施設・屋外施設の照11 2009-7 No.155

ニッパツ 三ツ沢球技場所在地:神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢西町3-1 収容能力:15,046名 メインスタジアム :構造/鉄筋コンクリート造3階建・2階上部スタンド

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Page 1: ニッパツ 三ツ沢球技場所在地:神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢西町3-1 収容能力:15,046名 メインスタジアム :構造/鉄筋コンクリート造3階建・2階上部スタンド

所 在 地:神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢西町3-1収 容 能 力:15,046名メインスタジアム:構造/鉄筋コンクリート造3階建・2階上部スタンド 建築面積/2,478.05m2

床面積/5,049.11m2

バック・サイドスタンド:構造/鉄筋コンクリート造平屋建・1階上部スタンド 建築面積/4,639.55m2

床面積/6,629.23m2

施 主:横浜市ナイター設備改修工事:(株)新川電気ナイター設備改修工事完成:平成21年3月

ニッパツ三ツ沢球技場

Jリーグの横浜F・マリノスおよび横浜FCのホームスタジアム「ニッパツ三ツ沢球技場」。4基の照明塔に搭載されたM1.5kWおよびNH1kWの投光器をM2kWダイナビーム2投光器に更新し、

高演色、高効率で、明るく快適なナイター設備が実現されました。

サッカー・Jリーグや全国高校サッカー選手権の会場「ニッパツ三ツ沢球技場」の照明リニューアル 横浜市三ツ沢公園球技場は、昭和30年に開かれた神奈川国体に備えて建設され、その後、昭和39年の東京オリンピックのサッカー競技の会場として使用されました。 現在ではJリーグの横浜F・マリノスおよび横浜FCのホームスタジアムとして利用されているほか、全国高校サッカー選手権やラグビートップリーグなどの会場となっています。平成19年3月には、横浜市内に本社をおく世界No.1のばねメーカー・ニッパツ(日本発条株式会社)が施設命名権の契約を締結したことにより、「ニッパツ三ツ沢球技場」となっています。

高演色、高色温度の2kWメタルハライドランプダイナビーム2投光器を採用 施設のナイター設備は、地上高さ約30mの照明塔4基がコーナー配置で設けられており、1.5kWメタルハライドランプ投光器168台と1kW高圧ナトリウムランプ投光器48台による混光照明方式となっていました。 今回の改修では老朽化調査の結果をふまえ、投光器はハイパワーで高演色性(平均演色評価数Ra:94)を兼ね備えた2kWショートアークメタルハライドランプ投光器(ダイナビーム2)に更新されました。高演色、高色温度のさわやかな白色光(5600K)により、プレイヤーのユニフォームや芝生の色を鮮やかに映し出しています。投光器は狭角形合計112台、中角形合計66台が適宜配置され、照射角を細かに現場調整し、競技面や空間照度の分布を良好にしています。とくにタッチライン付近の鉛直面照度の確保とコーナーキックの際にゴールエリアにいる競技者へのグレア軽減を図っています。安定器は将来の増設や省メンテナンスなどを配慮し、照明塔別の照明塔安定器・分電盤を地上に設けて一括して配置 。点灯制御は、管理室に設けた制御盤にて、全点灯パターン・2/3点灯パターン・1/3点灯パターンおよび残置灯の点灯パターンを組み、競技レベルに応じた適切な照度を確保しています。

照明リニューアルされた球技場のナイター設備

ホーム側スタンドからビジター側スタンドを望む

バックスタンドからメインスタンドを望む

照明塔A 照明塔姿図

照明塔安定器・分電盤

2kWショートアークメタルハライドランプ投光器

サポーター席照射用2kWショートアークメタルハライドランプ投光器

500Wハロゲンランプ投光器

37,440

7,440

30,000

GL

屋外 投光器(狭角配光形) HT20018N(改) 112 2kWショートアークメタルハライドランプ

投光器(中角配光形) HT20018M(改) 66 投光器 IT-5028M 20 500Wハロゲンランプ

設置場所 器 具 名 形 名 台 数 ラ ン プ主な照明器具一覧

特集 スポーツ施設・屋外施設の照明

112009-7 No.155