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201X年 12月 25日
フィールドワーク たびのしおり ~ご近所に潜む、自然の危険を知る~
防災教育研究グループ
1
目 次
たびの概要 ................................................................. 2
エリア 2 ルートマップ ................................................ 3
エリア 2 土地条件図 ................................................... 4
エリア 2 解説 ............................................................ 5
エリア 1 ルートマップ ................................................ 7
エリア 1 土地条件図 ................................................... 8
エリア 1 解説 ............................................................ 9
防災教育研究グループ
2
たびの概要
日時 201X.12.25 午前 9:30~午後 12:30
参加者 10名
行程 9:30~11:15 エリア 2 11:15~12:30 エリア 1
持ち物 暖かい服装、軽い荷物、歩ける靴、カメラ・筆記用具(任意)
集合 JR西日暮里駅 3,4番線ホーム真ん中
防災教育研究グループ
3
エリア 2 ルートマップ
①
②
③
④
防災教育研究グループ
4
エリア 2 土地条件図
①
②
③
④
防災教育研究グループ
5
エリア 2 解説
①海食崖
縄文時代は現在より気候が温暖で、7000~6000年前をピークに関
東平野の奥深くまで海が入り込んでいました。これを縄文海進といいます。
この時代に海は、低地と台地の境界である海食崖を今の関東地方に作
りました。現在、JR京浜東北線にそって、その海食崖の名残を見ることが
できます。崖なので崩れやすいですが、人工改変により崖の補強工事が
行われました。しかし、未だに急傾斜地崩壊危険箇所として崩れやすい
部分が残っています。田端辺りから連なる崖のなかでも、鶯谷駅のカーブ
部分は、急傾斜地崩壊危険箇所に指定されています。
②更新世の台地
昔から東京に住んでいる人が「上野の山」と称する地帯は、更新世という
今から 1万年以上前にできた台地です。土地条件図を見ても、部分的
に濃い橙色があり、建物をなくせばここが山であったことが容易に想像でき
ます。地震動に弱い関東平野ですが、そのなかでは比較的地震動に強
いのが、このような台地の部分です。
防災教育研究グループ
6
③谷底平野
土地条件図の濃い橙色に挟まれた部分は現在、埋立地とされています。
しかし、ここには暗渠となった藍染川が流れています。したがって、ここはも
ともと谷底平野でした。そこを、人が住めるように、河川を暗渠化し周囲を
埋め立てたのです。土地条件図をよく見ると、埋立地部分が河川の蛇行
のあとであることがわかります。藍染川の出口には不忍池があります。不忍
池の北東部分には急傾斜地崩壊危険箇所があります。
④砂州
藍染川によって運ばれた砂礫が吹きだまって、不忍池の南側部分が砂州
となりました。今では周囲が埋めたてられ砂州を感じることができませんが、
埋め立てを剥ぎ取ればこの部分は微高地で、低地部分より多少地盤強
度が高くなっています。実際、関東大震災の時に、周囲が震度 5強だっ
たのに対し、この部分だけ震度 5弱だったことがわかっています。
防災教育研究グループ
7
エリア 1 ルートマップ
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨