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JP-Rev 2.1Copyright 2016 Sep. Canadian Solar Japan K.K For professional use only or professional use only or professional use only or professional use only カナディアン・ソーラー 太陽電池モジュール取扱説明書 (インストレーションマニュアル)

カナディアン・ソーラー 太陽電池モジュール取扱 …...Canadian Solar Japan K.K 製品識別コヸドコヸド 各モジュヸルには同じバヸコヸドㄥ固有のシリアルナンバヸㄦが

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JP-Rev 2.1Copyright ⓒ 2016 Sep. Canadian Solar Japan K.K

FFFFor professional use onlyor professional use onlyor professional use onlyor professional use only

カナディアン・ソーラー

太陽電池モジュール取扱説明書

(インストレーションマニュアル)

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目次

1111....0000 はじめにはじめにはじめにはじめに...................................................................................................... 3

1111....1111 免責事項免責事項免責事項免責事項 ................................................................................................... 3

1111....2222 責任責任責任責任のののの制限制限制限制限 ................................................................................................ 3

2222....0000 安全安全安全安全にににに関関関関するするするする注意事項注意事項注意事項注意事項 ............................................................................... 3

3333....0000 機械的機械的機械的機械的////電気的仕様電気的仕様電気的仕様電気的仕様 ................................................................................... 5

4444....0000 モジュールのモジュールのモジュールのモジュールの開梱開梱開梱開梱とととと保管保管保管保管 ............................................................................. 6

5555....0000 モジュールのモジュールのモジュールのモジュールの設置設置設置設置 ....................................................................................... 7

5555....1111 モジュールのモジュールのモジュールのモジュールの結線結線結線結線 ....................................................................................... 9

5555....2222 接地接地接地接地 ........................................................................................................ 10

6666....0000 取取取取りりりり付付付付けにけにけにけに関関関関するするするする説明説明説明説明 ................................................................................ 11

6666....1111 取取取取りりりり付付付付けけけけ方法方法方法方法 ............................................................................................ 12

7777....0000 メンテナンスメンテナンスメンテナンスメンテナンス .............................................................................................. 17

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1111....0000 はじめにはじめにはじめにはじめに 本書では、CSシリーズ太陽電池モジュールの設置、保守および取り扱いに関する重要な安全情報

が記載されています。

設置施工者は、本書を熟読し、本書の指示を遵守してください。これらの指示に従わない場合、死

亡、負傷、物的損傷を引き起こす恐れがあります。

太陽電池モジュールの設置には専門的な技能が必要であり、資格を有する者のみが行ってくださ

い。

また、設置施工者はエンドユーザー(消費者)に上記について通知する義務があります。

本書で使われる「モジュール」または「PVモジュール」という言葉は、カナディアン・ソーラー製太陽

電池モジュールのことを指します。

本書は後日参照できるよう、お手元に保管してください。なお、最新版については当社ホームペー

ジにて定期的にご確認ください。

1111....1111 免責事項免責事項免責事項免責事項 本書に記載されている情報は、カナディアン・ソーラーによって予告なしに変更される場合がありま

す。

カナディアン・ソーラーは本書に記載されている情報に関して、明示的にも暗示的にもいかなる種

類の保証も行いません。

1111....2222 責任責任責任責任のののの制限制限制限制限 カナディアン・ソーラーは本書に記載されている指示の遵守または非遵守に関わらず、あらゆる身

体障害を含む傷害、およびモジュールの取り扱いや結線、システム設置による物的損害などの、どの

ような損害についても一切責任を負いません。

2222....0000 安全安全安全安全にににに関関関関するするするする注意事項注意事項注意事項注意事項 警告:全ての指示を読み、十分に理解してからモジュールの取り付け、結

線、稼働、および保守を行ってください。

モジュールが太陽光などの光源にさらされると、直流電圧が出力されます。

モジュールが接続されているか否かにかかわらず、端子などの電気的に通

電する部分に接触すると、負傷または死亡するおそれがあります。

全ての設置作業は、地方、地域、国、または国際電気標準などの、該当する全ての法規に準拠し

て実施される必要があります。

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一般的安全事項一般的安全事項一般的安全事項一般的安全事項

30V以上のDCへの直接的

な接触を防止するため、ま

た、設置作業中の切傷から

手を保護するために適切な

保護用品(ノンスリップ手袋、

衣服など)を着用して下さ

い。

小雨や朝霧、強風時にモ

ジュールを設置したり、取り扱

ったりする場合には、モジュー

ルへの損傷や作業者の負傷

を避けるために適切な安全

対策を取らなければなりませ

ん。

通電中の回路への偶発的

な接触を防ぐため、金属製の

アクセサリー類等を設置作業

前に外してください。

モジュールの設置場所や

保管場所に子供や関係者以

外の方が近づかないようにし

てください。

� 感電のリスクを低減するため、電気的に絶縁された工具を使用してください。

� モジュールの設置や結線の作業中は、開閉器、過電流保護装置(OCPD)での遮断、もしく

はインバータをOFFにし、発電を停止させてから作業してください。これらの方法を取れない場

合はモジュールの表面を遮光性の素材で覆ってください。

� 破損したモジュールを使用、または取り付けを行わないでください。フロントガラスが破損して

いる、またはバックシートが裂けている場合、モジュールの表面またはフレームへの接触による

感電の恐れがあります。

� 太陽電池モジュール設置施工者やユーザが修理できる箇所はありません。モジュールのい

かなる箇所へも修理を試みないでください。

� ジャンクション・ボックスのカバーは常に閉じておいてください。

� モジュールを分解しないでください。また、製造者によって取り付けられたモジュールの部

品の取り外しについても行わないでください。

� 太陽光を人為的にモジュール上に集光させないでください。

� モジュールまたは外部電源からの通電中はモジュールの接続または切断を行わないでくだ

さい。

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3333....0000 機械的機械的機械的機械的////電気的仕様電気的仕様電気的仕様電気的仕様 モジュール電気定格はAM1.5スペクトル、放射照度1kw/㎡、セル温度25℃の標準試験条件

(STC)で計測しています。

結晶系シリコンモジュールの電気的、機械的な特徴は、各製品仕様書、または各データシートを

参照してください。

主な電気的特性能は、各モジュールの銘盤にも表示されています。

モジュールのシリーズ別最大システム電圧は各データシートに記載されています。

特定条件下では、モジュールは標準試験条件(STC)定格電力以上の電流または電圧を発生す

る場合があります。したがって、構成されたシステムの定格および容量を算出する際には、STC で

のモジュールの短絡電流に1.25 を乗じる必要があり、開放電圧には補正係数が適用される必要が

あります(表1 参照)。

各国や地域の規則によって異なりますが、導線とヒューズのサイズを決定するために短絡電流にさ

らに1.25 の乗数(合計1.56)を与える場合があります。

表表表表1111::::開路電圧向開路電圧向開路電圧向開路電圧向けのけのけのけの低温補正係数一覧低温補正係数一覧低温補正係数一覧低温補正係数一覧

予測最低周囲温度予測最低周囲温度予測最低周囲温度予測最低周囲温度((((℃℃℃℃////°°°°FFFF)))) 補正係数補正係数補正係数補正係数

24 ~ 20/70 ~ 68 1.02

19 ~ 15/67 ~ 59 1.04

14 ~ 10/58 ~ 50 1.06

9 ~ 5/49 ~ 41 1.08

4 ~ 0/40 ~ 32 1.1

-1 ~ -5/31 ~ 23 1.12

-6 ~ -10/22 ~ 14 1.14

-11 ~ -15/13 ~ 5 1.16

-16 ~ -20/4 ~ -4 1.18

-21 ~ -25/-5 ~ -13 1.2

-26 ~ -30/-14 ~ -22 1.21

-31 ~ -35/-23 ~ -31 1.23

-36 ~ -40/-32 ~ -40 1.25

あるいは、以下の計算式を使用し、より正確な開路電圧を算出する方法もあります。

�VocVocVocVoc = � − �VocVocVocVoc × ( − �)

T は、システム設置場所の予測最低周囲温度

αVoc (%/℃)は、選択されたモジュールの温度計数(対応するデータシート参照)

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4444....0000 モジュールのモジュールのモジュールのモジュールの開梱開梱開梱開梱とととと保管保管保管保管

注意事項注意事項注意事項注意事項、、、、およびおよびおよびおよび安全事項安全事項安全事項安全事項

� モジュールを保管する場合、モジュールが太陽光に晒されなく、コネクタが湿気に晒されな

いよう、乾燥、換気されている環境で保管してください。

� モジュールパレットは注意して開梱し、パレットに示されている開梱方法に従ってください。モ

ジュールを開梱、運搬、保管する際は慎重に行ってください。

� モジュールを梱包箱から取り出す場合は必ず2

人で行ってください。また、モジュールを取り扱う際

は必ず両手でフレームを掴んでください。

� モジュールのモジュールのモジュールのモジュールの上上上上にのったりにのったりにのったりにのったり、、、、踏踏踏踏んだりんだりんだりんだり、、、、歩歩歩歩いたりいたりいたりいたり、、、、跳跳跳跳ねたりねたりねたりねたり

しないでくださいしないでくださいしないでくださいしないでください。。。。

� モジュールを頭の上に載せて運ぶことはしないでください。

� モジュールの上に物を落としたり、置いたりしないでください(例:工

具など)

� モジュールを運ぶ時は、ケーブルやジャンクション・ボックスを持たず、フレームを持って運ん

でください。

� 一時的にモジュールを保管する場合、適切な養生を行ったうえで、最大12枚のモジュール

を積み重ねることができます。ただし必ずフレームを揃えて重ねてください。

� モジュールに過度の負荷をかけたり、モジュールフレームを曲げたり、モジュールを捻ったりし

ないでください。

� 鋭利なものでモジュールに傷をつけないでください。傷が直接製品の安全性に影響を与える

可能性があります。特にモジュールのバックシートには、鋭利なものが接触しないように細心の

注意を払ってください。

� モジュールを支えなしで、または安全ではない状態で放置しないでください。

� バイパスダイオードの配線を変更しないでください。

� 全ての電気的接点を清潔で乾燥した状態に保ってください

NOTICE

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製品識別製品識別製品識別製品識別コードコードコードコード

� 各モジュールには同じバーコード(固有のシリアルナンバー)が2つ取り付けてあります(1つは

表面ガラスの下に、もう1つはモジュールの背面に)。各モジュールのシリアルナンバーは13

桁もしくは14桁です。

� また各モジュールの背面側に銘盤付いています。銘盤はモジュールタイプ、主な電気的特

性および安全特性を示しています。

5555....0000 モジュールのモジュールのモジュールのモジュールの設置設置設置設置

注意事項注意事項注意事項注意事項、、、、およびおよびおよびおよび安全事項安全事項安全事項安全事項

� モジュールを設置する前に、設置場所、設置内容、検査等の許可およ

び要件について、関係当局に連絡し、確認してください。

� モジュールが設置される建築物または構造体(屋根、外観、支持架台

など)がシステムの重量に耐えうることを保証するために、該当する建築法規を確認してくださ

い。

� CSシリーズの太陽電池モジュールは、適用等級 ClassA (安全等級ClassⅡに相当)に認

定されています。このClassの定格を持つモジュールは、一般的な接触が予想される場所にお

いて、電圧が50V以上、または電力が240W以上のシステムで使用してください。

� モジュールを設置する際は耐火性を有する屋根材および屋根支持材に設置されることを確

認してください。カナディアン・ソーラーのモジュールはUL790の等級Class C(CS6K-FGシリー

ズはClass A)の認証を受けています。

� モジュールの火災等級は、取り付けに関する説明の項に明記された方法で設置された場合

にのみ有効となります。

注意:いかなる場合であっても、モジュールの上に立ったり、踏んだりしないでください。

局所的に高負荷がかかった場合、セルの深刻なマイクロクラックを誘発する可能性があります。

上記の注意に従わない場合、カナディアン・ソーラーの保証対象外となります。

環境条件環境条件環境条件環境条件

� モジュールは「IEC 60721-2-1: 環境条件の分類ー第2-1部:自然環境の条件ー温度及

び湿度」に定められている通り、一般的な屋外の気候での使用を目的としています。

� モジュールを特別な気候下で使用する場合、弊社にお問い合わせください。

火のそばや可燃性物質の

近くにモジュールを設置し

ないでください。

モジュールを水没させたり(真水

または海水)、常時濡れる場所

(真水または海水)(噴水や海の

飛沫など)に設置したりしないでく

ださい。

PLEASE NOTE

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� 塩分(海岸)や硫黄(硫黄源、火山など)にさらされる場所では、腐食のリスクがあります。

� 上記の指示に従わない場合、カナディアン・ソーラーの保証は無効となります。

設置条件設置条件設置条件設置条件

� モジュールがシステムの技術的要件全てに適合することを確認してください。

� 他のシステム部材が、モジュールに有害な機械的または電気的影響を及ぼさないことを確

認してください。

� モジュールは電圧を高めるために直列に、または電流を増加させるために並列に接続でき

ます。直列に接続する場合は、モジュールのプラス端子からのケーブルを次のモジュールの

マイナス端子に接続してください。並列に接続する場合は、モジュールのプラス端子同士、マ

イナス端子同士をそれぞれ集約し、接続してください。

� バイパスダイオードの数はモジュールのシリーズによって異なります。

� システム内で使用されているインバータの電圧仕様に適合した数量のモジュールを接続し

てください。地域の想定される最悪の温度条件下であっても、システムで許容されている以上

の高電圧を生じないようにモジュールを接続してください。(開放電圧に適応される補正係数

は表1参照)

� 各ストリングス内に直列で配置される過電流保護装置(ヒューズなど)を使用せずに、最大2

つのストリングスを並列に接続することが可能です。認定を受けている適切な過電流保護装

置が各ストリングスと直列に組み込まれている場合は、3つ以上のストリングスを並列に接続す

ることが可能です。日本国内に設置基準に関する規則がある場合はそれを優先してください。

� アレイの電気的ミスマッチの影響を避ける、または最小限に抑えるために、類似した電気的

性能を持つモジュールを同じ直列で接続してください。

� 誘導雷などによる危険性を最小限に抑えるため、モジュール間の配線がループ状にならな

いようなシステム設計をしてください。

� 推奨される最大直列ヒューズ定格は各製品仕様書、または各データシートを参照してくださ

い。

� モジュールは風雪を含む、あらゆる予想される負荷に耐えるために適切な方式でしっかりと

固定する必要があります。モジュール間のクリアランスの最小値は、フレームの熱膨張を考慮

し、6.5mm以上のクリアランスが必要となります。

� モジュール背面のフレーム角に設けられている小さな穴は排水用です。モジュール設置後

に、この穴がふさがれていないことを確認してください。

最適方位最適方位最適方位最適方位とととと傾斜傾斜傾斜傾斜

� 年間発電量を最大化するために、お住まいの地域の太陽電池モジュールの最適な方位と

傾斜をお調べください。太陽電池モジュールに対して太陽光が垂直に当たるとき、発電電力

量が最大になります。

影影影影のののの回避回避回避回避

� わずかな影(ほこりの付着など)でも発電量の低下が生じます。モジュールは、年間を通じて

表面全体が影に遮られない場合に「影なし」とみなされます。また、1 年を通じて日射時間が

最短の日であっても、遮られることのない太陽光はモジュールに到達します。

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確実確実確実確実なななな通気通気通気通気

� 冷却のための空気がモジュールの背面を循環できるように、モジュールフレームと設置面と

の間には十分な間隔(最低10cm)が必要です。この間隔により結露または湿気の消散も可能

になります。

5555....1111 モジュールのモジュールのモジュールのモジュールの結線結線結線結線

適切適切適切適切なななな結線方式結線方式結線方式結線方式

� システムを起動する前に結線が適切に行われていることを確認してください。測定された開

放電圧(Voc)と短絡電流(Isc)が仕様と異なる場合には、結線に問題がないか確認してくださ

い。

� モジュールを設置後、速やかにモジュール間のコネクタを勘合し、接続箱やパワコンへ連結し

てください。接続箱やパワコンの設置がされておらず、連結できない場合、ストリング毎の出力

ケーブルを開放状態にし、コネクタに埃や湿気を浸入させないよう、適切な保護措置を行って

ください。

コネクタのコネクタのコネクタのコネクタの適切適切適切適切なななな接続接続接続接続

� コネクタの接続は緩みがなく、しっかりと固定されていることを確認してください。プラグコネク

タが外部から応力を受けないようにしてください。コネクタは回路の接続にのみに使用し、電力

のオン/オフのために使用しないでください。

� コネクタが勘合されていない状態では防水性能は発揮されません。モジュールを設置後、

速やかにモジュール間のコネクタを勘合してください。速やかにコネクタを勘合できない場合、

適切な防水保護措置を取り、コネクタ内部に水分が入り込まないようにしてください。

適切適切適切適切なななな部品部品部品部品のののの使用使用使用使用

� 地域の消防、建築、電気法規に従って、専用のソーラーケーブルと適切な端子部品を使用

して下さい(配線は、耐光性の導管に配線する必要があり、露出している場合は耐光性ケー

ブルを使用してください)。また、それらのケーブルが電気的および機器的に問題が無いことを

確認してください。

� 許容されているPVケーブルは、導体が銅、断面積2.5~10㎟ (2~8sq)、耐熱温度90℃お

よび最大システム開放電圧に耐えうる適切な絶縁性能を有する製品です(例:TUV

2PfG1169 認証製品)。電圧降下を抑えるため適切な導体径を選択してください。

ケーブルのケーブルのケーブルのケーブルの保護保護保護保護

� UV 耐性のケーブルタイを使用して、ケーブルを架台に固定してください。適切な予防措置

を用いて露出したケーブルを損傷から保護してください(導管内を通すなど)。直射日光にさら

さないようにしてください。

� ジャンクション・ボックスのケーブルを架台などへ配線する場合、最小曲げ半径は60㎜として

ください。

� ケーブル(特にコネクタ)を雨水などの水分が溜まる場所へ配置しないでください。

10 JP-Rev 2.1 Copyright ⓒ 2016 Sep. Canadian Solar Japan K.K

5555....2222 接地接地接地接地 � モジュールは安全等級ClassⅡに認定されていますが、モジュールが接地されていることを

推奨いたします。各国・地域のすべての電気基準及び規制に準拠してモジュールを設置して

ください。

� 接地は資格を有する電気技術者がおこなってください。

� 適切な接地線を使用し、モジュールのフレームを相互接続してください。推奨サイズは4~

14m ㎡(AWG 6~12)の銅線です。接地線用の穴は緑色のラベルで識別されます。伝導接

続のすべての接続部をしっかりと固定する必要があります。

� 特に指定のない限り、ボルト、ナット、ワッシャー、ロックワッシャー、またその他の金物は、ス

テンレス製を使用してください。

� カナディアン・ソーラーは接地用の部材を提供していません。

� カナディアン・ソーラー標準モジュールに推奨されるのは以下に示す5mmの接地穴を使用

する接地方法です。

� フラットワッシャーとカップワッシャーの間にアース線を取り付けてください。異種金属による電

蝕を防ぐため、カップワッシャーとフレームの間にアース線が位置するように取り付けてください。

歯付きナットを使用してボルトをレンチなどでしっかりと締めます。締め付けトルクは3-7Nmで行

ってください。

接地方法接地方法接地方法接地方法 :::: ボルトボルトボルトボルト ++++ 歯付歯付歯付歯付きフランジナットきフランジナットきフランジナットきフランジナット ++++ カップワッシャーカップワッシャーカップワッシャーカップワッシャー

� アースキット (M5サイズ(ステンレス・スチール)カップボルト、M5サイズ(ステンレス・スチール)

フラットワッシャー、M5サイズ(ステンレス・スチール)カップワッシャーとM5サイズ(ステンレス・

スチール)歯付きナット) を使用し、接地穴へ銅アース線を取り付けてください (下図参照)

フラットワッシャーとカップワッシャ

ーの間に接地線を取り付けてくだ

さい。

フレームと設置線の間にカップワッ

シャーを(凹部分を上にして)置い

てください。

歯付きフランジナットを

使ってしめてください。

11 JP-Rev 2.1 Copyright ⓒ 2016 Sep. Canadian Solar Japan K.K

(+) (–)

1 1

4 4

3 37

2

5

5

4 4

6

6

6666....0000 取取取取りりりり付付付付けにけにけにけに関関関関するするするする説明説明説明説明

標準標準標準標準モジュールモジュールモジュールモジュール

モジュールの理解を深めるために、以下、標準モジュールの図を参照してください。

表表表表1111::::標準標準標準標準モジュールモジュールモジュールモジュール図図図図

番号 名称

① 接地穴

② ジャンクション・ボックス

③ 標準マウンティング・ホール

(フレーム長辺)

④ 補強用マウンティング・ホー

ル(フレーム長辺)

⑤ 標準マウンティング・ホール

(フレーム短辺)

⑥ モジュールフレーム

⑦ ケーブルとコネクタ

注 : モジュールシリーズによって、コネクタ、ジャンクション・ボックスの形状、接地穴の位置、マウ

ンティング・ホールの数や位置、フレームの有無などの違いがあります。詳細は各製品の仕様書をご

参照ください。

� 架台の設計を実施するためには、必ず専門技術者の承認を受ける必要があります。架台の

設計およびその手続きは、国・地域の法規および管轄権を有する全ての機関に従う必要があ

ります。

� 標準モジュールは方法Aまたは方法Bのいずれかで、支持架台に取り付けることができます。

それ以外の設置方法については、別途お問い合わせください。

� 認められた工法においても施工不具合に起因する問題については弊社の保証対象外となり

ます。

� 適切な腐食防止金具を使用してください。全ての取り付け金具(ボルト/スプリングワッシャ

ー/フラットワッシャー/ナット)は、ステンレス製を使用してください。

� 設置にはトルクレンチを使用してください。

� モジュールに新たな穴を開けたり、モジュールのフレームを変形したりしないでください。これ

らの行為を行うことで保証対象外となることがあります。

12 JP-Rev 2.1 Copyright ⓒ 2016 Sep. Canadian Solar Japan K.K

� 標準モジュールは横または縦方向に設置することができます。より詳細な手順については表

2をご参照ください。積雪荷重が2400Pa以上の地域ではモジュールの最下段への積雪による

損傷を避けるための対策として、追加補強用レール等を使用することを推奨します。

� 追加補強用レールは、モジュールの機械的荷重性能および長期的性能の信頼性を高める

ために推奨されます。金具は適切な耐性を有するものを選択してください。カナディアン・ソー

ラーでは、50mm以上の厚みをもつ補強用レールを推奨しています。補強用レールの中心は

モジュールの中心線より100mm以内に設置してください(モジュールの接地穴との干渉を避け

るため、多少の位置調整が必要になります)

6666....1111 取取取取りりりり付付付付けけけけ方法方法方法方法

方法方法方法方法A: A: A: A: 取取取取りりりり付付付付けけけけ方法方法方法方法::::ボルトボルトボルトボルト締締締締めめめめ

� この取り付け方法はカナディアン・ソーラーが承認しており、VDEに認定されています。

� モジュールフレームのマウンティング・ホールにボルトを使用して支持架台に取り付ける方法で

す。

モジュールの向かい合うフレームにあるマウンティング・ホール4箇所以上を使用し、ボルトで

モジュールを固定します。(表2参照)

モジュールの仕様によって、M6若しくはM8ボルトを使用します。どちらも強度区分8.8のボルト

を推奨します。

� M6サイズのボルトを使用する場合、M6x1の並目ボルトで、締め付けトルクは6~

12Nmになります。

� M8サイズのボルトを使用する場合、M8x1.25の並目ボルトで、締め付けトルクは17

~23Nmになります。

(使用ボルトのサイズに関しては各モジュールの仕様書でご確認下さい)

� より強い風圧や積雪が予想される環境の場合、補強用マウンティング・ホールもあわせて使

用してください。システム設計者と設置業者は、荷重計算と支持架台の適切な設計に責任を

負います。

� 架台の荷重計算と安全率は架台メーカーや専門の構造エンジニアにて決められます。詳しく

は関連の法規を参照するか、構造エンジニアにご確認ください。

� モジュールは荷重と配置に応じて、以下に示す位置にボルトで固定する必要があります。

13 JP-Rev 2.1 Copyright ⓒ 2016 Sep. Canadian Solar Japan K.K

表表表表2222::::ボルトボルトボルトボルト締締締締めめめめ位置位置位置位置

負圧荷重負圧荷重負圧荷重負圧荷重 ≦≦≦≦ 2400 Pa2400 Pa2400 Pa2400 Pa

正圧荷重正圧荷重正圧荷重正圧荷重 ≦≦≦≦ 5400 Pa5400 Pa5400 Pa5400 Pa

フレームフレームフレームフレーム長辺長辺長辺長辺でででで

ボルトボルトボルトボルト締締締締めするめするめするめする

場合場合場合場合

4か所の標準マウンティング・ホール(フレーム長辺)を使用してください。

取り付けレールは、フレーム長辺に対して垂直、または平行に配置できます。

注: 6Uシリーズはフレーム長辺に合計6つのマウンティング・ホールが空いています。それぞれ外側から2

つ目のマウンティング・ホールが標準となります。

6U シリーズ

負圧荷重負圧荷重負圧荷重負圧荷重 ≦≦≦≦ 2400 Pa2400 Pa2400 Pa2400 Pa

正圧荷重正圧荷重正圧荷重正圧荷重 ≦≦≦≦ 2400 Pa2400 Pa2400 Pa2400 Pa

負圧荷重負圧荷重負圧荷重負圧荷重 ≦≦≦≦ 2400 Pa2400 Pa2400 Pa2400 Pa

正圧荷重正圧荷重正圧荷重正圧荷重 ≦≦≦≦ 5400 Pa5400 Pa5400 Pa5400 Pa

フレームフレームフレームフレーム短辺短辺短辺短辺でででで

ボルトボルトボルトボルト締締締締めめめめすすすするるるる

場合場合場合場合

(フレーム短辺に

マウンティング・ホ

ールがあるシリー

ズのみ)

4か所の標準マウンティング・ホール(フ

レーム短辺)を使用してください。取り付

けレールは、フレーム短辺に対して垂

直、または平行に設置してください。

4か所の標準マウンティング・ホール(フレ

ーム短辺)を使用してください。追加の補

強レールをモジュールの下に配置してくだ

さい。取り付けレールは、フレーム短辺に

対して平行に配置してください。

補強用補強用補強用補強用レールレールレールレール

14 JP-Rev 2.1 Copyright ⓒ 2016 Sep. Canadian Solar Japan K.K

方法方法方法方法B: B: B: B: 押押押押さえさえさえさえ金具工法金具工法金具工法金具工法

� この取り付け方法はカナディアン・ソーラーが承認しており、VDE および CSA に認定されていま

す。

� 詳細の設置方法は、架台の構造によって異なるため、架台メーカーの施工マニュアルなどに従

って取り付けしてください。

� 押え金具を使用し、モジュールを支持架台に取り付ける方法です。モジュールの向かい合うフレ

ームを 4 箇所以上、押え金具で固定します。(表3参照)

押え金具の固定範囲とモジュール側の強度については、下記表 3 で確認してください。使用す

る金具やボルト、締めつけトルクなどに関しましては、架台メーカーの取付説明書に従ってくださ

い。

� 架台側の不備や、不適切な設置方法が認められた場合、弊社の保証対象外となる可能性が

あります。押え金具を選定する際は、次のことを注意してください。

1.モジュールのフレームを曲げないこと。

2.フロントガラスに触れたり、フロントガラス上に影を作ったりしないこと。

3.フレーム表面が損傷しないこと。

4.押え金具がモジュールのフレームを覆う奥行は 5mm 以上であること。

5.押え金具がモジュールのフレームを覆う幅は 40mm 以上であること。

6.押え金具の厚みは 3mm 以上であること。

� 押え金具はアルマイト処理されたアルミ合金を推奨します。

� 押え金具の設置位置は非常に重要であり、押え金具の中心線が表 3 で示す固定範囲内に収

まるように配置してください。

� 押え金具を固定するレールが通常モジュールフレームと垂直となりますが、レールをモジュール

フレームと平行にする場合、モジュールフレームが 15 mm 以上レールに重なるようにしてくださ

い。

最低 3mm

最低 5mm 最低 40mm

mm

クランプ

最低でも15 mm以上

重なり合うこと

レール

モジュールフレーム

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表表表表3333::::押押押押ええええ金具工法金具工法金具工法金具工法

負圧荷重負圧荷重負圧荷重負圧荷重 ≦≦≦≦ 2400 Pa2400 Pa2400 Pa2400 Pa

正圧荷重正圧荷重正圧荷重正圧荷重 ≦≦≦≦ 2400 Pa2400 Pa2400 Pa2400 Pa

負圧荷重負圧荷重負圧荷重負圧荷重 ≦≦≦≦ 2400 Pa2400 Pa2400 Pa2400 Pa

正圧荷重正圧荷重正圧荷重正圧荷重 ≦≦≦≦ 5400 Pa5400 Pa5400 Pa5400 Pa

フレーム長辺の 4 か所で固定する場合(固定

範囲はモジュールタイプごとに異なります)

レールはフレーム長辺と垂直、または平行に配

置してください。

フレーム長辺の 4 か所で固定する場合(固定

範囲はモジュールタイプごとに異なります)

レールはフレーム長辺と垂直、または平行に配

置してください。

フレーム短辺の 4 か所で固定する場合(固定

範囲はモジュールタイプごとに異なります)

レールはフレーム短辺と垂直、または平行に配

置してください。(CS6U シリーズはレールがフレーム短辺と

垂直になる固定方法はできません。)

レールをフレーム短辺平行に配置し、且つ静圧

荷重が 1600Pa 以上の場所に設置されているモ

ジュール(CS6A および CS6VH シリーズを除く)

は、補強用レールをモジュールの下に設置する必

要があります。

フレーム短辺の 4 か所で固定する場合(固定

範囲はモジュールタイプごとに異なります)

加えて、補強用レールをモジュールの下に設

置する必要(CS6VH シリーズを除く)があります。

レールはフレーム短辺と平行に設置される必

要があります。

A1 A1

A1 A1

B1 B1

B1 B1

A2

A2

A2

A2

A2

A2

A2

A2

A2

A2

A2

A2

補強用レール補強用レール補強用レール補強用レール

補強用補強用補強用補強用レールレールレールレール

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モジュールタイプ別の押え金具の固定範囲

モジュールタイプ A1 寸法 (mm) B1 寸法(mm) A2 寸法(mm)

CS5A 220 – 380 330 – 400 170 – 200

CS6A 220 – 340 270 – 330 200 – 250

CS6P 240 – 410 340 – 410 200 – 250

CS6X 340 – 550 410 – 490 200 – 250

CS6V 240 – 410 340 – 410 170 – 210

CS6VH 130 – 210 160 – 210 170 – 210

CS6K 247.5 – 410 247.5 – 330 200 - 250

CS6U 340 – 550 410 – 490 200 – 250

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7777....0000 メンテナンスメンテナンスメンテナンスメンテナンス � モジュールの構成部品を変更しないでください(ダイオード、ジャンクション・ボックス、コネクタ

等)。

� 雪、糞害、種、花粉、葉、枝、塵および埃などをモジュールから除去するためには定期的な保

守が必要とされます。

� 十分な傾斜(最低15°)がある場合、通常、モジュールの清掃は必要ありません。降雨により

一定の清掃効果が期待できます。モジュール表面に汚損付着物の顕著な蓄積が見られる場

合には、水と柔軟な清掃道具(スポンジなど)を使用して、涼しい時間帯に洗浄してください。

微細な擦り傷の原因となるため、乾燥した汚れをこすったり、掻き落としたりしないでください。

� 雪が積もっている場合には、柔らかい毛のブラシでモジュールの表面を清掃することができま

す。

� モジュールの洗浄に関しての詳細はクリーニングガイドラインを参照してください。

� 全ての結線と支持架台に問題がないか、定期的にシステムを点検してください。

� 電気的または機械的点検または保守は、感電による危険や負傷を回避するために、有資格

者が実施してください

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