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情報コミュニケーション入門e -1/6 - 練習3(実習課題2のための練習) 次頁の仕上げ見本に従って,「コンピュータによる文書構成の方法」と題したプレゼンテーショ ン資料を作成してみよう。 手順 0. 聴衆はどのような人々か,発表時間はどのくらいかを考えて全体を何枚程度にするかを決 定する。また,不可欠なキーワードなどを選んでおく。今回の例では, (a) 発表時間は 10 分程度 (b) 聴衆は高校生程度 を前提に,「筋道の立った文章を構成する方法」「章・節・項の木構造」「トップダウンア プローチ」「ボトムアップアプローチ」「アドホックアプローチ」について説明できていれ ばよいであろう 1 。従って,本編のスライドは4~5枚と決めておこう。 手順 1. PowerPoint を起動したら,適当なデザインテンプレートを選ぶ。 手順 2. タイトルスライドのタイトルに「コンピュータによる文章構成の方法」と入力する。また, サブタイトルに発表者名である自分の名前と日付を入れておく。 手順 3. ホーム→新しいスライドとしてスライドを追加する。レイアウトを選んでもよい。スライ ドのタイトルを入力し,内容を箇条書きでまとめる。たとえば,1 枚目は全体の主旨・流 れを説明すればよいので,次のようにしてみよう。 手順 4. 同様にスライドを追加して,次頁を参考に3つのアプローチ(トップダウンアプローチ, ボトムアップアプローチ,アドホックアプローチ)ごとの説明スライドを追加してみよう。 1 スライドに示されている内容の元となっている文章(出典:辰己丈夫(1999)「インターネット 時代の書法と作法」,サイエンス社)もひととおり読んでおこう。 行の先頭で[Tab] キーを押す ことで,レベルを下げる 行の先頭で [Shift]+[Tab] キー を押すことで,レベルを上げる 行頭の記号は 自動的に表示 される

情報コミュニケーション入門e 練習3(実習課題2のための練習)sakkun.cc.yokohama-cu.ac.jp/OLD.text/OLD.y2011/ict2/... · 2011. 6. 1. · 表あるいはSmartArt),数式(オブジェクト→Microsoft

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情報コミュニケーション入門e

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練習3(実習課題2のための練習)

次頁の仕上げ見本に従って,「コンピュータによる文書構成の方法」と題したプレゼンテーショ

ン資料を作成してみよう。

手順 0. 聴衆はどのような人々か,発表時間はどのくらいかを考えて全体を何枚程度にするかを決

定する。また,不可欠なキーワードなどを選んでおく。今回の例では,

(a) 発表時間は 10 分程度

(b) 聴衆は高校生程度

を前提に,「筋道の立った文章を構成する方法」「章・節・項の木構造」「トップダウンア

プローチ」「ボトムアップアプローチ」「アドホックアプローチ」について説明できていれ

ばよいであろう1。従って,本編のスライドは4~5枚と決めておこう。

手順 1. PowerPoint を起動したら,適当なデザインテンプレートを選ぶ。

手順 2. タイトルスライドのタイトルに「コンピュータによる文章構成の方法」と入力する。また,

サブタイトルに発表者名である自分の名前と日付を入れておく。

手順 3. ホーム→新しいスライドとしてスライドを追加する。レイアウトを選んでもよい。スライ

ドのタイトルを入力し,内容を箇条書きでまとめる。たとえば,1 枚目は全体の主旨・流

れを説明すればよいので,次のようにしてみよう。

手順 4. 同様にスライドを追加して,次頁を参考に3つのアプローチ(トップダウンアプローチ,

ボトムアップアプローチ,アドホックアプローチ)ごとの説明スライドを追加してみよう。

1 スライドに示されている内容の元となっている文章(出典:辰己丈夫(1999)「インターネット

時代の書法と作法」,サイエンス社)もひととおり読んでおこう。

行の先頭で[Tab]キーを押す

ことで,レベルを下げる

行の先頭で [Shift]+[Tab]キー

を押すことで,レベルを上げる

行頭の記号は

自動的に表示

される

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2011.06.02

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手順 5. このままでもよいが,やや視覚的効果に乏しいので,図形表現を追加してみよう。

ワンポイント: ペイントと異なり,描画後でも,位置・色・太さ・矢印などの修正が可能。

変更したい図形を右クリックしてから,図形の書式設定で変更したい要素を修正。

箇条書きのボッ

クスを縮める

楕円ツールで,

絵を描く

同形・同大にする

には,コピーと貼

り付けを使用

1 枚仕上げたら,まと

めてコピーし,別スラ

イドに貼り付け,(ス

ライドの内容に応じ

て)矢印の向きを修正

矢印ツールで,

絵を描く

右クリック

項目を

選択

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(図形挿入後のスライドの見本)

手順 6. ここまで完成したら,いったん保存し「スライドショー」で見栄えよく見えるかどうかを

試してみよう。スライドショーメニュー→実行で開始する。その後の使い方は第 6 回のス

ライドを参照のこと。

手順 7. 余力のある人は,さらに,アニメーション効果を使った絵や文書に仕立ててみよう。まず,

アニメーションの設定パネルを呼び出しておく。動きを付けたい文章や図形オブジェクト

をクリックで選択して,アニメーションの設定を行う。効果の追加ボタンから開始を選び,

効果の種類を決めていく。

②効果の追加

③[開始]

④種類を選択

設定の準備

①対象を選択

矢印の向きの違いに注意。

矢印の方向は図形の書式設定で線の

スタイルの始点と終点の形を入れ替

えることで行なうと位置を変えずに

変更できる。

アニメーションを施す場合は矢印の

方向に沿って完成していくように配

慮しよう。

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情報コミュニケーション入門e

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以上の手順で仕上がったら,ヘッダーやフッターの設定を行い,最終の上書き保存を行う。

手順 8. メールで [email protected] 宛てに添付ファイルとして提出してください。次

回の授業日(2011.06.09)までに提出した場合は,平常点としての+α対象とします。

YCU Mail の場合の同封手順:

1) 新規メールの作成時に,(送信する前に)ファイル添付の参照ボタンをクリック!

(種類によってファイル拡張子は Word→.docx PowerPoint→.pptx Excel→.xlsx と変わるので注意)

オブジェクトを囲むようにドラッグするか,Shift キーを押

しながらひとつひとつのオブジェクトを追加的にクリック

することで,複数のオブジェクト同時に選択できる

→ひとつにまとめた動作設定が可能

→まとめてコピーしたり,同時に色・太さなどの修正を行

う時にも有効

添付したいファイ

ルを指定

ファイル追加ボタ

ンで一覧表に追加

ファイル指定

ダイアログ

追加されたことを

確認

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2011.06.02

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2) 通常のメールと同様に宛先・表題・本文を入力した後,送信操作を行う。メールの件名

と本文にも最低限,用件(「練習3の提出です」くらいの 1 文でよい)と添付ファイルがある

ことを記述しておく。確認画面で本文の内容と添付ファイルが指定されていることを最終チ

ェックして送信!(通常より処理時間がかかる(最低 10 秒程度は待つ)ので,画面が変化し

ないからといって送信ボタンを何度も押さないこと)

ワンポイント

スライドの順序番号や日付表示は,挿入→ヘッダーとフッターで行ないます。[スライド]と

[ノートと配布資料]とは別設定となるので,それぞれに設定しておきましょう。

Word などの場合と同様に,画像ファイルを外部から取り込んだり,組み込みのチャート(図

表あるいは SmartArt),数式(オブジェクト→Microsoft 数式 3.0 を利用)なども利用する

ことができます。挿入リボンでいろいろ試してみましょう。

他のアプリケーションのデータ,たとえば Excel で作成したグラフや表,Internet Explorer

で閲覧中の図表や画像も利用できます。

起動した別のアプリケーション上で利用したい表・グラフを右クリック→コピーしておきま

す。そのまま,PowerPoint に切り替えて右クリック→貼り付けることで行います。Internet

Explorer で閲覧中の画像をコピーする場合も,右クリックで操作します(実際に利用する時

は著作権について十分配慮すること)。