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XML ConsortiumXML Consortium
パネルディスカッション「Web2.0時代のユビキタス」
2006年5月25日
XMLコンソーシアム
ユビキタス・組み込み系部会
XML ConsortiumXML Consortium
ユビキタスにおける暗黒面~ユビキタスのダークサイドを考える~
2006年5月25日
日本電気株式会社
市場開発推進本部
ニューITエバンジェリスト 林 雄代
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いつでもどこでも誰でもつながるということは・・・
居住環境
情報家電制御
セキュリティ
学校教育
医療保険流通・物販
銀行・金融
政府・公共
決済処理
学習
ショッピング 健康管理
公共サービス
放送局
ニュース
エンターテイメント
ホーム
オフィス モバイル
街
ホットスポット
外国
詐欺・盗用詐欺・盗用
身に覚えの身に覚えの無い請求無い請求
迷惑メール迷惑メール
データの盗聴データの盗聴
ウィルスウィルス
データの改ざんデータの改ざん
個人情報漏えい個人情報漏えい
不正アクセスや不正アクセスや成りすましによる成りすましによるシステム侵入のシステム侵入の危険性が高まる危険性が高まる
© NEC Corporation
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そのネットワーク安全ですか?
ネットワークが無線であるが故の怖さ送受信したデータを盗聴されていないか
アクセスポイントに不正アクセスされ、暗号化されていないデータを盗聴されてしまう
自分が思っているアクセスポイントに正しくつながっているのか
不正に設置されたアクセスポイントに誘導されて、データを盗まれてしまう
インターネット
イントラネット
犯罪者1犯罪者2 犯罪者3
正規のユーザー
盗聴盗聴不正侵入不正侵入
踏み台攻撃踏み台攻撃
不正なアクセスポイント
© NEC Corporation
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その端末安全ですか?
ウィルスや不正アクセスの脅威ユビキタス端末のセキュリティ対策は万全か
ネットワークに繋がっているあらゆる端末について、絶えずセキュリティについて気にしなければならない
どこまで対策すれば安全なのか分からない
「ユビキタス貧乏」デジタルデバイドユビキタス端末を使いこなせるか
ユビキタス環境が整備されても、それを使いこなせないために、ユビキタスサービスを享受できない
端末の高機能化による買い替えスピードの加速
© NEC Corporation
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その請求書あってますか?
顔の見えないサービスが増え、サービス料金の不当請求の被害も増大する恐れ
従量制の場合、不正に請求されていないか
定額制の場合、利用していないサービスの請求はないか
サービスの不正な利用がないか必ず確認する
成りすましによる詐欺の場合もあるが、システム側にミスがある場合もある
「架空請求」の被害急増2002年ごろから被害が急増、2003年度の相談件数は前年度の6.5倍
国民生活センターのまとめによると、2003年度の相談件数は約11万9000件
手紙や電子メールによる架空請求だけでなく、なりすましによるサービス利用でクレジットカードから不当に料金が引き落とされる被害も
© NEC Corporation
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ユビキタスその明るい未来 vs.暗い未来
「どこでも」サービスの実現
新型犯罪
ホームコントロールへの侵入新規サービス登場
ホームコントロールサービス
個人情報の流出
個人の追跡サービスのパーソナライズ化
失業問題「どこでも」オフィスの実現
サービスのオンライン化による業務効率化
サービスがストップしたら死活問題ユビキタス依存度の高まり
© NEC Corporation
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11人多ジョブ化が当たり前に(マルチジョブ)(人多ジョブ化が当たり前に(マルチジョブ)(※※))
失業問題「いつでも」「どこでも」仕事が出来る「いつでも」「どこでも」仕事が出来る
在宅勤務、モバイルオフィス在宅勤務、モバイルオフィス
年俸制(成果評価)導入年俸制(成果評価)導入
従来は従来は88時間掛かる仕事時間掛かる仕事 22時間で可能に時間で可能にユビキタスによるユビキタスによる
効率化効率化
できる人に仕事が集中できる人に仕事が集中できない人にはできない人には仕事が回らない仕事が回らない
失業者が増加する可能性失業者が増加する可能性
※ 現在は多くの企業の就業規則で禁じられているが、労働基準法では禁止されていない© NEC Corporation
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ホームコントロールへの侵入
ユビキタスネットワークを通じた家電攻撃シャワーから熱湯
テレビ、ステレオの音量が突然最大に
ドア、窓の鍵が開いたり閉まったり
セキュアなホームネットワーク環境が必要
© NEC Corporation
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ユビキタスサービスがストップしたら・・・
あらゆるものがIP化し、ネットワークに繋がっている事故や停電でサーバやネットワークがダウンすると、あらゆるサービスが停滞
電話が使えない
電子キーや生体認証キーが開かない/閉まらない
電子マネー、電子チケットが使えない
堅牢性の高いシステムや代替手段の準備が必要© NEC Corporation
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0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
日本
米国
韓国
プラス効果の方が圧倒的に多く、積極的に構築を進めるべきである
プラス効果のほうが大きいが、マイナス効果が生じないよう、多少時間がかかってもよいから慎重に構築を進めるべきである
マイナス効果の方が大きく、構築を進めるべきではない
よくわからない
ユビキタスネット社会構築への可否
日刊工業新聞2005年7月1日
XML ConsortiumXML Consortium
Web2.0が与えるユビキタスの変化
株式会社 日立システムアンドサービス
研究開発センタ
中村 雄一
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デバイス
RDF,OWL
情報取得
DB 個人情報(PIM)ID
アプリケーション、サービス
情報解析
位置情報(GIS)
ユビキタスモデルの変化
Web
情報発信 Give&Take
いつでも、どこでも情報端末を意識しない
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無意識な情報発信傘:(傘に開閉の状態を表すセンサを備えておく)
・雨天時、傘を開くと、Web上に傘の状態が発信される。
→発信しよう、という意識はない。
・別のユーザがWeb上で地図を検索しており、
目的地周辺で、一定以上の傘の「開」状態が検出されている。
「みんなが傘を持っているなら、自分も持っていこう」
情報の所有権を認識Webに発信するPublicな情報と、発信しないPrivateな情報を意識するようになる。
モデルの変化による生活の変化
「みんながやっているから」・・・日本的な意思決定→安心感を与える
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日常生活の監視発信する個々の情報は非常に小さなものであり、意味を成さない。
→個々の情報はWeb上で混ざり合い、集合知として出力される。
一度混ざり合った集合知からは、特定個人の情報だけを抜き取れない。個人が監視されることはない。
情報量の増大身近な情報が常に発信、取得されると、
流通する情報量が、1ユーザに扱いきれないほどに増大する。
→情報の必要性、真偽の判断が困難になる。
ユーザの嗜好、情報の重要性に応じたフィルタが必要。
諸問題への対応Web
集合知
情報
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ユビキタス社会の今後について
Web2.0を推進するべきまずWebに参加してもらう
→Web2.0の敷居の低さ(blog、ネットショッピング)をユビキタスに取り入れる。
「いつでも、どこでも」Webに参加できるようになる。
「みんながやっている」安心感
→自分が発信した情報が有益であることを体感してもらう。
Web2.0
ユビキタス社会
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ヒューマンライフを支える、ユビキタスコミュニケーション
2006年5月25日
ナレッジサーブネット講座
大森 俊太郎
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ユビキタスの実現
ユビキタス環境コンピューティング
ネットワーク
Web2.0
RFID
ナビゲーション
Web検索地図
マッシュアップ
いまだけここだけわたしだけ
いつでもどこでもだれでも
API公開
ユビキタスエージェント
ローカルコミュニケーション
アバタによるコミュニケーション
ユビキタスサービス・個人データ(形式知)
・不要な管理、監視
・ヒューマンデータ(暗黙知)・犯罪被害
・個の問題解決
・ユビキタスライフ
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ユビキタスエージェント(提案)
サイバー世界と現実世界の防壁ネット犯罪の遮断
サーバサイドによるクライアントのマシン情報へのアクセス阻止
個人情報とヒューマン情報の保護
ヒューマン情報抽出
ヒューマンケア相談(買い物、健康管理)
いやし(ロボット技術 ⇔)
リアル犯罪:クレジット契約前の注意
人
個人情報飲んだ酒の量
プレゼント(購入)したこと
保護:個人情報保護法
ヒューマン情報どこで、誰と、どんなわけで飲んだか
現在の相手との関係
保護:なし
エージェントシステム
検索サイト
ネットサギ、ウイルス
エージェント
ユビキタス■×
クライアント
(デスクトップ) Web
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ローカルコミュニケーション(提案)
地域情報検索サイト店舗検索による地図表示地域情報の重要性が認識されている情報の流れは一方通行
相互情報提供ここメモ、時空間ポエマーetc地図のマッシュアップで共有化が進むか
RFIDによる位置認識電子ポスター身の回り品にRFID(Tagged World)リアル犯罪:クレジット契約前の注意
リアルタイムなコミュニケーションこれらの技術を活用することにより、サイバー世界と現実世界の橋渡しとなる
監視、管理によらない防犯
相互扶助
未知の人との情報交換
自発的情報発信
問題解決
ローカル
コミュニケーション
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アバタ(分身)によるコミュニケーション(提案)逆転の発想
ヒューマン情報は公開できない公開しなければ個の問題は解決できないならばアバタ(分身)を立て、本人と切り離しWeb上で問題解決を模索アバタを回収し、本人の問題解決を図る
アバタによる問題解決の手法自動徘徊による情報収集(検索ロボット風)解決の集合による解決知
期待する効果自分を客観的に把握できる自分を開示しないので、入りやすい(現実世界では心を開くのは困難)
結果が不満足の場合は何度でもやり直せる(現実世界では説教、分類で終わりとい
うケースも)
解決の集合による解決知集合知:知識の集合→Wikipedia、ブログ,SNS知識を解決に置き換え、類推
アバタ(分身)視覚的効果も期待ブロ電
現実世界
サイバー世界
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Web2.0とユビキタスコミュニケーション
ユビキタスコミュニケーションは、ユビキタスライフを支える
ユビキタスコミュニケーションは、Web2.0の方向性を示している
ユビキタスコミュニケーションは、Web2.0の技術の発展形と捕らえることが出来る
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Web2.0時代のネットワーク
株式会社インターネットイニシアティブ
新 麗
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Web2.0を支えるネットワークいつでもどこでも情報にアクセスするために
ネットワーク機能をもつ端末の多様化
PCユーザの増加
PDAなど
家電
端末がネットワークにつながるには
有線LANホットスポットなど無線LAN
インターネットカフェやKiosk端末
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インフラとしてネットワーク
電気のように繋げば使えるネットワーク
設定や管理はセンターで行う
設定情報管理
監視
セキュリティチェックなど
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ネットワークと情報
ネットワーク、システムが提供するのはアクセスポイントと通信路
情報を作成するのは人間
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ユビキタス機器とユーザが抱えるセキュリティリスク
富士通株式会社
LSI事業本部 DAVソリューション統括部根岸寛明
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ユビキタス時代のIT機器
インタボディシグナリング
ホームサーバ
スマートルーム
ウェアラブルコンピュータ
電子ペーパー
インタネットカー
デジタル家電
携帯電話
PDA
デジタルカメラ
ICタグ
POS 電子通貨
Internet
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安心・安全のための仕組み
法律(個人情報保護法,不正アクセス禁止法,電子署名法,他)
技術(セキュリティ,他)
リテラシー(ユーザ)
安心・安全安心・安全
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ユビキタス機器のセキュリティリスク(ITSでは,)車をネットでつないで,ユーザが選択の権利を持つ世界を実現する。危険は技術の進歩で何とかしよう。(05/02講演会)組み込みシステムのセキュリティの議論(06/03~ネットニュース)
今年は携帯電話などの組み込みコンピュータを狙ったウイルスの増加が予想される。(05/02ネットニュース)携帯電話に感染するウイルスが日本で初めて見つかった。(05/03ネットニュース)「RFIDタグもウイルスに感染」,研究者が警告(06/03ネットニュース)
PCと同等のセキュリティリスクがあるbut やっと危険性が警告され始めた段階
機器開発側の意識が希薄
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ユーザが抱えるセキュリティリスクコンピュータのエキスパートでない人の周りにコンピュータがたくさんある。
実社会の防犯意識がコンピュータの世界にマッピングされていない(人間の理解を超えてしまっている)。
マスコミと情報収集家が悪化させる「Winny問題」:Winny問題を報じることは新規ユーザーを増やすということ。(06/04ネットニュース)危険性を理解できないなら,Winnyは使うな。(06/04 IPA呼びかけ)「対策ソフト利用者の3割は『パターンファイル』を知らない」・・・更新頻度を尋ねたところ,・・・「していない」が6%,「わからない」が5%だった。(06/05ネットニュース)
ユーザが無意識に危険に近づく状態になっているbut 「技術」だけでは救いきれない教育,啓蒙だけでも救いきれない
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セキュリティリスク回避のためにサイバー社会の「社会」としての再構築
「実社会」の仕組みを「ユビキタス社会」に持ち込む工夫
個人が裸でサイバー社会に対峙しなくてもよい仕組みの構築
コンピュータリテラシ,情報リテラシ, 「サイバーリテラシ」の啓蒙,教育
「サイバーご近所さん」, 「サイバー地域社会」
ユビキタスエージェント
Context Awareness
ユビキタス機器/システムの「便利さ」からの脱却
「安全」,「安心」な機器/システムの実現
社会環境,技術,制度,・・・が整うまでどうするか?警戒しながら使っていく? 使わない?
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Webのラスト1マイル
株式会社 内田洋行
次世代ソリューション開発センター
田中宏一
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「ユビキタス」の一般定義
ユビキタスとは、1988年に米ゼロックスパロアルト研究所のMark Weiser氏が提唱し、
IntelのAndrew S. Grove氏が広めた概念。
Mark Weiser氏
◆第一の波 = メインフレーム(1台のコンピュータを大人数で共有)◆第二の波 = パーソナル・コンピュータ(1人1台を使用)◆第三の波 = ユビキタス・コンピューティング
(人間の生活環境の中にコンピュータとネットワークが組み込まれ、ユーザーがその場所や存在を意識することなく利用できるコンピューティング環境)
その後、小型情報端末・ネットワークの進化、普及に伴い、当初提唱されたモデルから時代の変遷を経てさまざまな解釈に発展。
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進化時間の異なる各要素が絡み合う
ユビキタスな情報環境
情報処理拠点
モバイル
どこでもパソコン
ウェアラブルコンピュータ
計算センター
デスクトップPC
建物 環境側が情報装備する
スマートダスト
DOWN SIZING&COST DOWN
人が情報機器を持ち歩く
ラップトップPC
環境側と個々人との情報のやりとり
建築
空間
建具家具
機器ソフトウエア
同期
携帯端末
進む環境側の情報装備
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Webとユビキタス、現状の課題
Web2.0の潮流
ユビキタスな情報環境
情報処理拠点
モバイル
ウェアラブルコンピュータ
計算センター
デスクトップPC
環境側が情報装備する
DOWN SIZING&COST DOWN
人が情報機器を持ち歩く
ラップトップPC
環境側と個々人との情報のやりとり
携帯端末
インターネット
表現力、身体性の欠如したインターフェースデジタルデバイドの問題
Webとの接続性
センサーネットワーク実世界からのインプット
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サマリWebの進化(Web2.0)と課題
知の集積、プラットホームデジタルディバイドセキュリティユーザインターフェース
コンピュータ・ネットワークの進化~ユビキタス環境側のインテリジェント化ディバイス・システム・センサーなどの相互接続性(標準化)セキュリティポリシー・モデルユーザインターフェース
→技術課題やベストプラクティスの検討が必要→繋がらない・危険な・少数しか使えないシステムは必要ない
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ユビキタス Web時代とそのアーキテクチャ
高木 悟
YRPユビキタスネットワーキング研究所
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WWW:社会基盤としての情報システム
(言うまでも無いことですが)
インターネットネットを介し、あらゆる情報システムを広く一般に利用できるものに変えた
= 情報システムの社会基盤化
主たる構成要素電子メール:一対一(個人対個人):個人的
WWW:一対多・多対多・ネットワーク:社会的
あらゆる情報システム間の連携(相互運用)を
実現した社会基盤がWWW
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WWW
特徴分散
相互運用
疎結合
初期WWWHTML⇒人のための表現形式 + 意味を含まないハイパーリンク
Web2.0機械可読な若干の情報をWEBに追加することで、Webが少しだけ機械可読に
ユビキタスコンピューティングで浮かび上がってきた課題:様々な個別システムが立ち上がってきた
⇒ システムがバラバラ・統一感が無い
分散システムとして、その相互運用性を実現したい
⇒ WWWの進化形
⇒ 不特定のあらゆるサービスが使える・連携できる
#XMLは、WWWの一部
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ユビキタスWeb
WWWをユビキタスコンピューティングのためのプラットホームとするという “コンセプト”
Ubiquitous Web Workshop 2006/3/9~10 @ 慶応大
http://www.w3.org/2006/01/ubiweb-pressrelease.html.ja
テーマ
サービスの相互運用 : コンテキストのWEB流通
サービスの発見 : 実物に付与できるURI ⇒ ucode等
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WWWの10年周期の波
期待
現実
Web1.0 Web2.0
Web3.0(仮)
Web4.0(仮)
相互運用可能な機械可読能力
ユビキタスコンピューティングが求めるレベル~ユビキタスWeb時代?
RSS
Web1.5
HTML2005 2010? 2015?20001995
年代
今はこの辺?
XML
WS*ML
実現したことから、期待に乗じて「差別化(囲い込み)」を図ろうとする
現実の相互運用能力を超えると、集中・密結合となり、WWWの魅力減退、失速
ユビキタスコンピューティングへの適用は、10年後?
Web2.0の段階では、広汎にく機械可読なデータの種類が、実世界を扱うには少なすぎる
Web3.0(仮)では、社会インフラとして危険すぎる
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ユビキタスコンピューティングのための拡張OSIモデル
情報システムの重要テーマは、上位レイヤーへのシフトが時代と共に進む
XMLは、既に日用品・あたりまえのもの となり、課題は上部にシフトした
より機械可読なWEB としての、 セマンティックWEB がこれからのテーマ?
セッション層::=URI層 (http:, ucode:等)
トランスポート層 (TCP、UDP等)
ネットワーク層 (IP等)
リンク層 (Ethernet等)
物理層 (電話線・電磁波・可視光等)
データ交換
RESTMAIL
spaRQL等人のための表現形式
ルール
オントロジー
ロジック
マークアップ (XML等)
データモデル
信頼
HMI
利用者
機械による情報解釈・処理
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セマンティックWEBのデータモデル:RDF複数の意味で中核が無い、分散しているデータ構造
XML:ツリー状(ルートがある~中核に相当)
RDF:ネットワーク状~中核が無い
仕様書XML:業界が独自にその“用途に十分な仕様(言語)”を別個に規定。
(その用途において、その業界が中核)
RDF:“特定の情報を表現するために必要な仕様(語彙)”を各々WEB上で纏め、公開(個別の仕様は用途が完結していない~分散)
利用方法XML: 特定の用途には、その仕様(言語)を用いるだけで足りるが、別の用途との組み合わせは困難
RDF: 特定の用途には、複数の仕様(語彙)を組み合わせて使わなければならない。元々仕様が分散しているので、別の用途も組み合わせる仕様を追加して対応
一方、ユビキタスコンピューティングアプリケーション:典型的な複合用途の環境
XML RDF
XX言語
YY言語
ZZ言語語彙 x
語彙 y
語彙 z
語彙 i 語彙 jXML RDF