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1.Google SketchUp を起動します。
2.「テンプレートを選択」から「初心者用トレーニング-メートル」を選択してから、
「SketchUp を使い始める」のボタンをクリックします。
3.ソフトが起動したら表示するメニューの設定を行います。下図と同じ表示になるように設定して下さい。
Google SketchUp を利用した
ボックスカルバートの作図方法
右の画面が表示されないで SketchUP が起動
するときは「ヘルプ」から「SketchUP へよう
こそ」を選択してください
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4.3.の図のように表示の設定をしましたら、「レイヤ」ウインドウを使って下書きレイヤを作成します。
5.平面図を作成するので、ビュー(視点)を平面図に設定します。
①ボタンをクリックして
レイヤを追加します
「平面」になっていること
を確認します
ラージツールバー
ビュー 面スタイル レイヤ
標準
断面
軸
赤軸:X 軸
緑軸:Y 軸
青軸:Z 軸
②ボタンをクリックして下書きレイ
ヤを選択します。
●のついたレイヤに作図されます
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6.ボックスの外形部分を作成します。ラージツールバーの「長方形」をクリックし、描き始めの点を原点に
設定してから右上方向にマウスを移動します。そのままマウス操作はせず、キーボードから横(x)と縦(y)の寸
法を入力します。今回は横幅 4.5m、高さ 3.5m なので右下の入力欄には「4.5,3.5」と入力し、エンターキー
を押します。
7.ボックスの内側部分を作成します。外側の長方形から「オフセット」を使って 0.5m 内周に長方形を描画
します。
①「長方形」をクリック
②原点をクリック
③マウスを右上方向に移動
④右下の入力欄に
横と縦の寸法を入力
⑤長方形が描画されます
①「オフセット」をクリック ②長方形の面内をクリック
③マウスを面内に移動 ④右下の入力欄に
0.5 を入力
⑤外周から 0.5m 内側に長方形が
描画されます
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8.ボックスの内側の長方形を面取りするための補助線を引きます。「線」をクリックして内側の長方形の頂
点から 0.15m の線分を引きます。
①「線」をクリック
②長方形の頂点をクリック
③マウスを辺(エッジ)上に移動
④右下の入力欄に
0.15 を入力
⑥前回の入力値「0.15」がそのまま残って
いるので、続けて線分を引いていきます
⑦作成した線分の端点同士をクリックして
面取りの線を引いていきます
⑤0.15m の線分が描
画されます
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9.基礎砕石の部分を作成します。図面中の自由な場所に長方形を描画して下さい。作図方法はボックスの時
と同じです。
10.均しコンクリートの部分を作成します。寸法は9.で作成した基礎砕石の部分と同じなので長方形をコ
ピーしてからボックスの下部に移動させます。
①「選択」をクリック
②長方形の面内をクリックして
コピーさせる要素を選択 ④長方形の上辺の中央付近にマウスを近付ける
と「中点」と表示されるので、表示されたところ
でクリック
③「移動/コピー」をクリック
⑤マウスを動かすと長方形を自由に移動できる
ようになります。ここで Ctrl キーを押すとコピー
モードに変わるので、コピー状態でボックスの下
部の中点に移動させます
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11.ウイングの部分を作成します。8.の操作と同様に図面の寸法に合わせて「線」を引いていきます。
0.5m 3.5m
1m
0.5m
斜めの部分は端点同士をつなげます
反対の部分も同様に作図します
1本線を追加します
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12.出来上がった図面の面(色のついた部分)をクリックして選択し、DELETE キーを押して面を削除して
いきます。この時面取りで残った線も削除していきます。
13.補助線としてボックスの中央に基点を作図しておきます。
面削除前
面削除後
①「円」をクリック
②ボックスの内側の上辺にマウス
を合わせ「中点」を表示させます
(クリックはしません)
③ボックスの内側の左辺にマウス
を合わせ「中点」を表示させます
(クリックはしません)
④ ③の中点からマウスを右に水平
移動させると上辺の中点と交差す
るところで「点から軸方向」の表示
が出るのでそこを円の中心として
描画します。
軸を一時的に非表示にすると
不要な線が分かりやすいです
補助線なので円の大きさは自由で
構いません
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14.下図を参考に線を書き加えたり、削除して下さい。
⑤ 円を描画した後で円の中心を通る
十字線を描画します
⑥ 円を削除して十字線のみにします
この部分の線は削除
この部分の線は書き足し
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15.14.で修正した要素を垂直方向に 6 つコピーします。
①「選択」をクリック
②作図した要素を全て選択します
③「移動/コピー」をクリック
④基点としてボックスの中央を
クリックしマウスを上方向
(緑の軸上)に移動させます
⑥コピーする距離を 40m とします
⑤Ctrl キーを押してコピーモード
に切り替えます
⑦ ⑥の入力後エンターキーを押し
「/6」と入力します
⑧ コピーが成功すると右図のように垂
直方向に 6 つの図形がコピーされます
元図
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16.15.で作成した 6 つのコピーはそれぞれ、「01 基礎砕石」「02 均しコンクリート」「03,04 ボックス施
工1次 2 次」「05,06 ウイング施工 1 次 2 次」に相当します。これら 6 つのレイヤを作成します。
17.「線」ツールを使って各要素の一辺に重ねて線を引き、面を作成(色のついた状態)していきます。色を
付けた要素以外は削除して下さい。(下図は参考のため全ての要素を残しています)
このとき、十字の目印を削除しないで残しておいてください。(後で合成することができなくなります)
基礎砕石
均しコンクリート
ボックス 1 次施工
ボックス 2 次施工
ウイング 1 次施工
ウイング 2 次施工
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18.17.で作図した図面は X-Y(赤-緑)平面上にあるので回転させて X-Z(赤-青)平面に移動させます。
完成すると図のようになります
①ビューを等角に切り替えます
②「選択」で全ての要素を選択
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③「回転」をクリック
④マウスを原点に移動させます
⑤原点からドラッグさせて「赤い軸上(エッジ上)」
と表示されたところでドラッグを止めます
この操作で「回転の軸」を決めます
⑥回転の軸を決めたら回転させる際の
マウスの基点を決めます
ここでは「緑の軸」と表示されたところ
でクリックします
⑦マウスを動かすと要素が回転します
90 度回転させて下さい
⑧「青い軸上」と表示されたところでク
リックすると 90 度回転します
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19.各要素を押し出して立体化していきます。ここでは「基礎砕石」を例に挙げています。
完成すると図のようになります
①「プッシュ/プル」を
クリック
②マウスを基礎砕石の面に移動
させてクリックします
③マウスを奥に移動させて奥方
向に押し出します
移動距離は「20.1m」とします
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20.19.で立体化した要素をグループ化してレイヤを移動(下書き → 基礎砕石)させます。
④今度はマウスを手前に移動させて
手前方向に押し出します
移動距離は「0.1m」とします
①「選択」をクリック
②要素をトリプルクリックして
要素全体を選択します
シングルクリック:面選択
ダブルクリック :面と線選択
トリプルクリック:立体全体を選択
③右クリックメニューから
「エンティティ情報」を選択します
④レイヤを「01 基礎砕石」に設定
⑤レイヤを「01 基礎砕石」に設定
⑥右クリックメニューから
「グループを作成」を選択
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21.19,20.と同じ操作で「均しコンクリート」を立体化、レイヤを移動(下書き → 均しコン)させます。
22.「ボックスカルバート 1 次施工」を立体化、レイヤを移動(下書き → ボックス 1 次施工)させます。
①マウスを奥に移動させて奥方向に
押し出します
移動距離は「20.1m」とします
②今度はマウスを手前に移動させて
手前方向に押し出します
移動距離は「0.1m」とします
③要素をトリプルクリックして
要素全体を選択します
④レイヤを「均しコン」に設定し、
右クリックメニューから「グループ
を作成」します
①マウスを奥に移動させて奥方
向に押し出します
移動距離は「19m」とします
②要素をトリプルクリックして
要素全体を選択します
③レイヤを「ボックス 1 次施工」に
設定し、右クリックメニューから
「グループを作成」します
④グループ化された要素を「移動」
コマンドを使って「緑の軸上」に
「0.5m」移動させます
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23.「ボックスカルバート 2 次施工」を立体化、レイヤを移動(下書き → ボックス 2 次施工)させます。
①マウスを奥に移動させて奥方
向に押し出します
移動距離は「19m」とします
②要素をトリプルクリックして
要素全体を選択します
③レイヤを「ボックス 2 次施工」に
設定し、右クリックメニューから
「グループを作成」します
④グループ化された要素を「移動」
コマンドを使って「緑の軸上」に
「0.5m」移動させます
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24.「ウイング 1 次施工」を立体化、レイヤを移動(下書き →ウイング 1 次施工)させます。
①マウスを奥に移動させて奥方
向に押し出します
移動距離は「0.5m」とします
②要素をトリプルクリックして
要素全体を選択します
③レイヤを「ウイング 1 次施工」に
設定し、右クリックメニューから
「グループを作成」します
④グループ化された要素を「移動」
コマンドを使って「緑の軸上」に
「19.5m」コピーします(要素選択
後、Ctrl キーでコピーモードに変更)
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25.「ウイング 2 次施工」を立体化、レイヤを移動させます。
完成すると図のようになります
①マウスを奥に移動させて奥方
向に押し出します
移動距離は「0.5m」とします
②要素をトリプルクリックして
要素全体を選択します
③レイヤを「ウイング 2 次施工」に
設定し、右クリックメニューから
「グループを作成」します
④グループ化された要素を「移動」
コマンドを使って「緑の軸上」に
「19.5m」コピーします(要素選択
後、Ctrl キーでコピーモードに変更)
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26.立体化した各要素を移動させて重ね合わせていきます。
続けて他の要素も移動させていきます
①「選択」ツールで「基礎砕石」を選択
②「移動」ツールで補助線の交点を選択
③青い軸上に沿って、「下書き」の
補助線の交点まで移動
基礎砕石 均しコン ボックス 1 次施工
ボックス 2 次施工 ウイング 1 次施工
ウイングは要素が2つ(奥側)あるので注意
ウイング 2 次施工
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完成すると図のようになります
下書きレイヤを非表示にします
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27.完成したボックスカルバートに色(テクスチャ)を塗っていきます。
①「ペイント」を選択 ②「マテリアル」が表示されるので、
「アスファルト/コンクリート」から
「コンクリートフォーム 4x8」を選択
③色を塗る面をクリック
④「基礎砕石」と「均しコン」
の部分は別の色に変えて塗り
ます
完成すると図のようになります
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28.完成したボックスカルバートを横断方向に切断して断面を作成します。
①「断面カット」レイヤを作成し
「断面カット」レイヤで作業を行います
②「断面平面」をクリック
③マウスの形状が図のように
変わるのでカルバートの側壁
にマウスを合わせてクリック
④半透明なグレーの断面が
作成されます
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29.作成された断面は図形と同様移動することができるので、カルバートの中央に断面を移動させます。
①「移動」をクリック
②「断面上」の表示が出たところでクリックし
「赤い軸上」方向に移動させます
移動距離は「2.25m」です
③移動が完了するとカルバートの中央が切断され
た状態になります
「断面カットを表示」「断面平面を表示」ボタンを
ON/OFF させて表示が変わることを確認します
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30.これまで作成した要素、レイヤの表示を切り替えて「シーン」を作成します。
①「シーン」を作成する前に不要な要素は
非表示にします
ここでは「軸」「外形線」を非表示にして
います
(「断面平面」「断面カット」はシーンに
合わせて表示/非表示を切り替えます)
③「シーン」ウインドウを表示させます
②レイヤの表示/非表示、カルバートの大きさや角度
を調整して表示させたいレイアウトを決めます
今回は全ての要素が表示されている「全景」シーン
を作成します
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④レイヤを作成するのと同様に「+」を
クリックしてシーンを作成します
名前は「全景」とします
⑤警告が表示された場合は「新しいシーン
として保存する」を選択して「シーンを作
成」をクリック
⑥シーンタブが追加されます
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31.30と同様の操作で「断面」「基礎砕石」「均しコン」「1 次施工」「2 次施工」のシーンを追加して作成
していきます。
①「断面」シーンは断面を表示
させる点に注意してください
②「基礎砕石」シーンは断面を
解除して表示させてください
③「均しコン」シーン ④「1 次施工」シーン
⑤「2 次施工」シーン
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32.出来上がった「シーン」を動画や画像ファイルに外部出力(エクスポート)します。
①「ファイル」-「エクスポート」-「アニメーション」
を選択
※「2D グラフィック」を選択すると JPEG や PNG の
画像ファイルに変換することも可能です
②出力される動画形式は AVI 形式です。画面の大きさ
等を設定するために「オプション」ボタンをクリック
③幅と高さを設定します
大きいサイズになると動画への変換時間が
長くなりますので注意して下さい