Click here to load reader

H141384 P208919 fire-service-cancer-awareness …...H141384_P208919_fire-service-cancer-awareness-whitepaper-Readiness-wp-dgt-319-2019-ja-jp-1903-1_LR_Crop Author Unknown User Name

  • Upload
    others

  • View
    1

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

  • 3

    © Drägerwerk AG & Co. KGaA

    署内に危険を持ち込まないためにすべきこと 現場での活動を終えて帰署した後でも、危険は完全には消えていません。 署内の安全と思われる環境でさえも、発癌性物質に晒される可能性があります。 なぜなら、帰署した隊員が使用していたPPEに、毒性ガスや蒸気、粒子などが付着している可能性があるからです。 そのため、機材整備を行う際も、現場活動時と同様の保護対策が必要です。

    DG

    T-31

    9-20

    19

    »今では、任務完了後も危険がまだ存在していることを理解しています。«

    Protecting you every step of the way

  • 癌リスクとその対策: 機材整備

    »機材整備の重要性«

    機材整備

    3現場活動

    2

    トレーニング

    1

  • © Drägerwerk AG & Co. KGaA 3

    使用した機材の適切な取扱い 鎮火後も、呼吸器や面体、防火衣、肌などには煙や煤の毒性物質が付着したままです。 健康を守る上で、汚染機材の取扱い方は極めて重要です。 消防車両や署内、あるいは自宅で、毒性物質をまき散らさないために、個人用保護具は適切な方法で洗浄し、取扱う必要があります。

    毒性物質の拡散が懸念される場所

    ホワイトペーパー 癌リスクとその対策‒ 機材整備

    »使用した機材は気密性のある袋に

    封入し、毒性物質の拡散を防いでいます。«

    一酸化炭素とシアン化水素 – 双子の毒性ガス建屋火災の煙には、一酸化炭素(CO)やシアン化水素

    (HCN)など、多くの毒性ガスが含まれています。業界で「双子の毒性ガス」として知られるCOとHCNは、混ざり合うと致命的な化学窒息剤となり、火災現場の消防士や要救助者を心拍停止に至らしめます。また数十年後の発癌の原因となる可能性もあります。

    COとHCNの混合ガスは、それぞれの単独ガスと比較して毒性が非常に高いため、それぞれのガス濃度を個別にモニタリングするだけでは、安全対策は決して十分とは言えません。

    消防署 自宅

    消防車両

    双子の毒性ガス

    COHCN

  • © Drägerwerk AG & Co. KGaA 4

    »使用した機材は、正しい手順に従って専用の整備室で洗浄・消毒しなければなりません。«

    機材整備の徹底 ドレーゲルは、整備担当者を毒性物質のばく露から保護するソリューションもラインナップしています。 機材整備は、個人用保護具から汚染を除去し、毒性物質の拡散を防ぐためにも大事な作業です。

    機材管理の方法や、機材の安全な洗浄手順、機材点検サイクルの短縮化などに関心を持たれるお客様は年々増加しています。 機材整備の重要性に対する理解の高まりに伴い、効率的な機材整備ソリューションが、健康を意識した職場環境を作りあげる上で大きな役割を果たしています。

    人を救うために自分を守る したがって、消防士とは必ずしも「煤まみれ」である必要はなく、市民と、そして自分自身を守るために、清潔な個人用保護具を身に付け、安全な業務手順に基づいて働く仕事であると考えるべきです。 ドレーゲルは、現場活動だけでなく、機材

    整備やトレーニングなどあらゆる消防業務でご利用いただけるソリューションを提供することによって、職業性癌の撲滅に貢献していきます。

    関連リンク• ホワイトペーパー パート1• ホワイトペーパー パート2• 万全な機材整備を • 効率的な機材整備と • 整備室ソリューション

    »

    取締役会長 Stefan Dräger

    私たちは、人命救助に対する情熱をお客様と共有し、お客様を支援することを誇りにしています。«

    STOP 呼吸用保護具は非汚染区域で脱装する。 呼吸用保護具の洗浄は、専

    用の整備室で 専門の整備員が行う。

    必要に応じて、保護具を着用した補助員のサポートを得る。

    必要であれば、呼吸用保護具を装着したまま他の保護具を先に脱装する。 保護手袋は、可能な限り最後に脱装する。

    使用済みの呼吸用保護具や防護服は、バッグなどに封入して搬送する。

    使用した防護服は、内側に毒性物質が入らないように再度ファスナーを閉じる。

    異常を感じた場合: 毒性物質に接触してしまった場合は直ちに洗浄し、医師の診断を受ける。

    安全のための7つのステップ 使用した個人用保護具の取扱い