29
IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1.1 ユーザー・ガイド

IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

  • Upload
    others

  • View
    3

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

IBM Cognos Dynamic Query Analyzerバージョン 10.2.1.1

ユーザー・ガイド

���

Page 2: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

ご注意本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、 19ページの『特記事項』に記載されている情報をお読みください。

このツアーは IBM Cognos Business Intelligence Version 10.2.1.1 を対象として作成されています。また、その後のリリースも対象となる場合があります。

Licensed Materials - Property of IBM

お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示されたりする場合があります。

 

原典: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer

Version 10.2.1.1

User Guide

発行: 日本アイ・ビー・エム株式会社

担当: トランスレーション・サービス・センター

第1刷 2013.8

© Copyright IBM Corporation 2012, 2013.

Page 3: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

目次

はじめに. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . v

第 1 章 新機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 110.2.1.1 の新機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 110.2.1 の新機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 210.2.0 での新機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2

第 2 章 Cognos Dynamic Query Analyzer のご利用の手引き . . . . . . . . . . . . . 5Cognos Dynamic Query Analyzer . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5Aggregate Advisor を使った動的キューブ・パフォーマンスの最適化 . . . . . . . . . . . . . . . . . 5

Aggregate Advisor の実行 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7Aggregate Advisor 結果の処理. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8

クエリー・ログ・ファイルの分析 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9動的クエリー・モードを使用するレポートの実行 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9クエリー・ログ・ファイルのオープン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10クエリー・ログ・ファイルの閲覧 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12

DQM サーバー・ログ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14

第 3 章 Cognos Dynamic Query Analyzer のトラブルシューティング . . . . . . . . 15クエリー・ログ・ファイルにアクセスできない . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15

付録. Cognos Dynamic Query Analyzer のユーザー補助機能 . . . . . . . . . . . . 17IBM とユーザー補助機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17

特記事項 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19

索引 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23

© Copyright IBM Corp. 2012, 2013 iii

Page 4: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

iv IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1.1: ユーザー・ガイド

Page 5: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

はじめに

IBM® Cognos® Dynamic Query Analyzer は、クエリー可視化ツールです。これを使用すると、IBM Cognos Business Intelligence で動的クエリー・レポートを実行するときに生成されるクエリー・ログを視覚化およびトラブルシューティングすることができます。加えて、Cognos Dynamic Query Analyzer には Aggregate Advisor が含まれています。これは、動的キューブのパフォーマンスおよび構造を分析し、キューブ・パフォーマンス向上のための集約の作成に関する提案を行うツールです。

対象読者

このマニュアルは、動的クエリー・レポートでレポートを分析してパフォーマンス・ボトルネックを見つけるために Cognos Dynamic Query Analyzer を使用するレポート管理者を対象としています。

加えて、モデル作成者および管理者は、Aggregate Advisor を使用して動的キューブを最適化できます。

情報の入手方法

IBM Cognos 製品のドキュメント (すべての各国語版を含む) を Web で入手するには、該当する IBM Cognos インフォメーション・センター (http://pic.dhe.ibm.com/

infocenter/cogic/v1r0m0/index.jsp) にアクセスしてください。最新の技術情報やAPAR へのリンクを含むリリース・ノートは、インフォメーション・センターで直接公開されます。

さらに、IBM Cognos の製品ディスクには、製品のリリース・ノートとインストール・ガイドが PDF 形式で収録されています。

将来の見通しに関する記述

このドキュメントには製品の現在の機能が記載されています。現在利用できない項目への言及が含まれる場合もありますが、将来的に使用可能になることを示唆するものではありません。このような言及は、なんらかの資料、規約、または機能を提供するという誓約、保証、または法的義務ではありません。フィーチャーや機能の開発、公開、およびその時期に関しては、引き続き IBM が単独裁量権を有します。

サンプルに関する特記事項

Sample Outdoors 社、Great Outdoors 社、GO 販売、Sample Outdoors または Great

Outdoors の名前のすべてのバリエーション、および Planning サンプルでは、IBM

および IBM のお客様向けのサンプル・アプリケーションを開発するために使用されるサンプル・データにより、架空のビジネス活動が描出されています。これらの架空データには、販売取引、商品流通、財務、および人事のサンプル・データが含まれます。実在する名称、住所、連絡先電話番号、取引額とは一切関係がありません。また、サンプル・ファイルの中には、手動またはコンピューターで生成された架空のデータ、学術的ソースまたは公共のソースを基に編集された実際のデータ、

© Copyright IBM Corp. 2012, 2013 v

Page 6: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

版権所有者の許可を得て使われているデータなどが、サンプル・アプリケーションを開発するためのサンプル・データとして使用されている場合もあります。参照される製品名は、それぞれの所有者の商標である可能性があります。許可なく複製することは禁止されています。

ユーザー補助機能

ユーザー補助機能は、動作が制限されている方、視力の限られた方など、身体に障害を持つ方々に IT 製品をご使用いただけるように支援する機能です。 IBM

Cognos Dynamic Query Analyzer には、ユーザー補助機能があります。これらの機能について詳しくは、 17ページの『Cognos Dynamic Query Analyzer のユーザー補助機能』を参照してください。

vi IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1.1: ユーザー・ガイド

Page 7: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

第 1 章 新機能

このセクションでは、このリリースの IBM Cognos Dynamic Query Analyzer の新機能がリストされています。この情報は、アップグレードやアプリケーション配布戦略、ユーザー向けの研修要件の計画を作成する上で役立ちます。

アップグレードについての詳細は、「IBM Cognos Business Intelligence インストールおよび設定ガイド」を参照してください。

このリリースの新機能については、「IBM Cognos Business Intelligence 新機能ガイド」を参照してください。

オペレーティング・システム、パッチ、ブラウザー、Web サーバー、ディレクトリー・サーバー、データベース・サーバー、およびアプリケーション・サーバーについての情報など、IBM Cognos 製品でサポートされている環境の最新のリストを確認するには、Cognos Customer Center (http://www.ibm.com/software/data/cognos/

customercenter/) を参照してください。

10.2.1.1 の新機能バージョン 10.2.1.1 では、Aggregate Advisor を使用可能にするためにさまざまな点が改善されています。

Aggregate Advisor をクエリー・ログ・ファイルから分離

Aggregate Advisor は、IBM Cognos Dynamic Query Analyzer のメイン機能になりました。クエリー・ログ・ファイルはデフォルトで表示されなくなりました。表示するには、「ウィンドウ」、「ログの分析」をクリックしてください。詳細については、 9ページの『クエリー・ログ・ファイルの分析』を参照してください。

新しい Aggregate Advisor の一般的なオプション

現在、Aggregate Advisor を実行するときに利用可能な 3 つのクエリー・ワークロード情報オプションがあります。

v キューブ構造およびクエリー・ワークロード情報

v キューブ構造のみ

v クエリー・ワークロード情報のみ

詳細については、 5ページの『Aggregate Advisor を使った動的キューブ・パフォーマンスの最適化』を参照してください。

Aggregate Advisor 結果の改善

使用可能な以前の結果が存在する場合、デフォルトで、新しい Aggregate Advisor

結果が「Advisor の結果」ビューの上部に表示されるようになりました。以前は、新しい結果が「Advisor の結果」ビューの下部に表示されていました。

© Copyright IBM Corp. 2012, 2013 1

Page 8: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

現在は、「セットの説明」オプションを使用して、特定の Aggregate Advisor 結果のデフォルトのタイトルを変更できるようになりました。

「Aggregate Advisor の結果をクリア」オプションの名前は、「Aggregate Advisorの結果を削除」に変更されました。

Aggregate Advisor 結果の「ソート」オプションには、より多くのソート・オプションが含まれるようになりました。デフォルトで、結果は時間の降順でソートされるようになりました。以前は、結果が時間の昇順でソートされていました。

データベース内の推奨、メモリー内推奨、およびメッセージは、「Advisor の結果」ビュー内の別個の見出しの下にではなく、単一のウィンドウに表示されるようになりました。

特定の Aggregate Advisor 結果から個別のメモリー内推奨を選択して、Content Store

に適用できるようになりました。以前は、すべてのメモリー内推奨を保存する必要がありました。

これらの改善の詳細については、 8ページの『Aggregate Advisor 結果の処理』を参照してください。

10.2.1 の新機能前回のリリース以降の新機能については、以下のトピックを参照してください。直接関連するトピックへのリンクが用意されています。

HTTPS サポート

SSL の構成が行われている IBM Cognos BI 環境で Aggregate Advisor を実行できるようになりました。詳しくは、「IBM Cognos Business Intelligence インストールおよび設定ガイド」を参照してください。

10.2.0 での新機能前回のリリース以降の新機能については、以下のトピックを参照してください。直接関連するトピックへのリンクが用意されています。

Aggregate Advisor

Aggregate Advisor は、動的キューブのパフォーマンスおよび構造を分析し、キューブ・パフォーマンス向上のための集約の作成に関する提案を行うツールです。詳細については、 5ページの『Aggregate Advisor を使った動的キューブ・パフォーマンスの最適化』を参照してください。

動的キューブおよび集計の詳細については、「IBM Cognos Dynamic Cubes User

Guide」を参照してください。

レポート単位での DQM サーバー・ロギング

IBM Cognos Dynamic Query Analyzer で DQM サーバー・ロギングを有効にすることが可能になりました。サーバー・ログは、Dynamic Query Analyzer で実行されるレポートにのみ生成されます。以前は、IBM Cognos Business Intelligence サーバー

2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1.1: ユーザー・ガイド

Page 9: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

で実行されるすべてのレポートに対してトレース・ロギングを有効にする必要がありました。詳細については、 14ページの『DQM サーバー・ログ』を参照してください。

第 1 章 新機能 3

Page 10: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

4 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1.1: ユーザー・ガイド

Page 11: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

第 2 章 Cognos Dynamic Query Analyzer のご利用の手引き

IBM Cognos Dynamic Query Analyzer は、動的クエリー・モードのクエリーによって生成されるクエリー・ログをグラフィカルに表現するツールです。加えて、Cognos Dynamic Query Analyzer には Aggregate Advisor があります。これは、動的キューブを分析し、実装時にキューブ・パフォーマンスを向上させる集約を提案するツールです。

重要: IBM Cognos Business Intelligence サーバーの Content Store およびクエリー・ログにアクセスするには、事前に Cognos Dynamic Query Analyzer を設定しておく必要があります。設定の詳細については、「IBM Cognos Dynamic Query

Analyzer インストールおよび設定ガイド」を参照してください。

Cognos Dynamic Query AnalyzerIBM Cognos Dynamic Query Analyzer には、Eclipse に基づくクライアント・ユーザー・インターフェースが含まれています。データは、ビューと呼ばれる一連のビジュアル・コンポーネントで表示されます。アクティブ・ビューに含まれるデータに対して操作を実行することができます。これらの操作の結果は、他のビューの内容に影響を与えます。または、それによって新規ビューが自動で開かれることになります。

ビューは、タブ・グループ内に入ります。

タブ・グループには「最小化」ボタンと「最大化」ボタンが含まれており、現在アクティブのビューで必要なボタンを含めることもできます。タブ・グループは、別のタブ・グループの隣にドラッグすることによってサイズ変更することができます。

ビューを初めて開くのではない場合、ビューを開くと、最後に開かれた場所と同じ場所に表示されます。ビューを初めて開く場合は、デフォルトの場所に開かれます。ビューは、別のタブ・グループに移動することも、個別のウィンドウとして切り離すこともできます。

ビューを別のタブ・グループに移動するには、タイトル・バーを新規タブ・グループにドラッグして放します。ビューを新規ウィンドウとして切り離すには、タイトル・バーを右クリックして、「切り離し (Detached)」をクリックします。タブ・グループ全体を新しい場所にドラッグするには、タイトル・バーを右クリックし、「移動」、「タブ・グループ (Tab Group)」をクリックします。

Aggregate Advisor を使った動的キューブ・パフォーマンスの最適化Aggregate Advisor は動的キューブを分析し、実装時にキューブ・パフォーマンスを向上させる集約を推奨します。 Aggregate Advisor は、以前に実行されたレポートの分析、およびそのレポートに直接対応する集約の提案も行います。

Aggregate Advisor は、2 種類の推奨を行います。

© Copyright IBM Corp. 2012, 2013 5

Page 12: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

v メモリー内推奨。これは、キューブを次回開始するときに IBM Cognos Business

Intelligence サーバーが適用できる集計推奨です。これらの集計は Content Store

に保管されます。

v データベース内の推奨。これは、データベース管理者が作成してデータベースに適用できる集計推奨です。データベースを更新した後、モデル作成者は、データベースで作成された集計表ごとに集計キューブをモデル化し、動的キューブをContent Store に再配布する必要があります。

Aggregate Advisor は、メモリー内集計に対して選択したサイズ制限内に収まると評価されるメモリー内集計推奨を作成します。また、データベース内集計に対して選択されたサイズ制限内に収まると評価されるデータベース内集計推奨も作成します。

Aggregate Advisor を実行する際、以下のオプションを選択できます。

表 1. Aggregate Advisor の一般的なオプション

オプション 説明

クエリー・ワークロード情報 推奨を作成する際にキューブ構造およびワークロード・ログからの情報を検討するよう Aggregate Advisor に要求するには、「キューブ構造およびクエリー・ワークロード情報」を選択します。

推奨を作成する際にキューブ構造のみからの情報を検討するよう Aggregate Advisor に要求するには、「キューブ構造のみ」を選択します。

推奨を作成する際にワークロード・ログのみからの情報を検討するよう Aggregate Advisor に要求するには、「クエリー・ワークロード情報のみ」を選択します。

メモリー内集計 これを選択する場合、Aggregate Advisor は、動的キューブを再始動するときに Cognos BI サーバーが適用できる集計推奨を作成します。メモリー内集計のサイズ制限の指定も行えます。

データベース内集計 これを選択する場合、Aggregate Advisor は、データベース管理者が適用できる集計推奨を作成します。データベース内集計のサイズ制限の指定も行えます。データベース内集計推奨のサイズ制限は、データベースの解凍サイズを示します。

Advisor 実行時間制限 これを選択する場合、指定時間経過後に Aggregate Advisor

が終了し、Aggregate Advisor はその時点で作成される集計推奨を返します。使用可能な推奨がまだ存在していない場合、Aggregate Advisor は、最初の推奨セットが生成され、終了するまで実行を継続します。

表 2. Aggregate Advisor フィルターのワークロード・オプション

オプション 説明

以下のいずれかに関連するワークロード情報のみを考慮します

いずれかの条件が選択される場合、選択される条件を満たすレポートからのワークロード情報のみが使用されます。複数の条件が選択される場合、選択される条件のいずれかを満たすレポートからのワークロード情報が使用されます。

6 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1.1: ユーザー・ガイド

Page 13: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

表 2. Aggregate Advisor フィルターのワークロード・オプション (続き)

オプション 説明

以下の期間のワークロード情報のみを考慮します

「すべて」以外のいずれかの条件が選択される場合、指定された期間に実行されるレポートからのワークロード情報のみが使用されます。

集約の詳細と、それを使用することによって動的キューブのパフォーマンスがどのように向上するかについては、「IBM Cognos Dynamic Cubes User Guide」を参照してください。

Aggregate Advisor の実行IBM Cognos Dynamic Query Analyzer の Aggregate Advisor を実行して、動的キューブの集計推奨を生成することができます。

手順1. 動的キューブに対する代表的なワークロードである一連のレポートを実行します。 このステップはオプションです。動的キューブを設計する場合、ワークロード情報を使用せずに Aggregate Advisor を実行することもできます。

a. 動的キューブのワークロード・ロギングを有効にします。詳細については、「IBM Cognos Dynamic Cubes User Guide」の動的キューブの構成設定に関するトピックを参照してください。

b. 動的キューブに対する代表的なワークロードである一連のレポートを実行し、レポート実行特性に関するデータを収集します。

c. オプションで、レポートの実行後、ワークロード・ロギングを無効にします。

2. Cognos Dynamic Query Analyzer で、「ファイル」、「Aggregate Advisor の実行」をクリックします。

a. 「キューブの選択」画面で、Aggregate Advisor で実行するキューブを選択します。

b. 「全般オプションの指定」画面で、 6ページの表 1で説明されている全般オプションを指定します。

c. 「全般オプションの指定」画面で「クエリー・ワークロード情報」を選択した場合、 6ページの表 2で説明されている「ワークロード情報をフィルターに掛ける」画面のフィルター・オプションを指定することができます。フィルターを指定する場合、指定されたレポート、パッケージ、およびユーザーに関連するワークロード・データのうち、指定された期間に該当するものだけが、集計推奨を作成するときに考慮されます。

「キューブ構造のみ」オプションを選択した場合、フィルターは使用できません。

Aggregate Advisor の実行中、進行状況が時間との相関関係でグラフに表示されます。「詳細」タブには、テキストと同じ情報が表示されます。「バックグラウンドで実行」ボタンをクリックして、進行状況の表示を閉じ、バックグラウンドでの Aggregate Advisor の実行を続けます。「終了」ボタンをクリックすること

第 2 章 Cognos Dynamic Query Analyzer のご利用の手引き 7

Page 14: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

により、Aggregate Advisor の実行を終了し、その時点までに作成された推奨を受け取ることができます。推奨を受け取らずに実行を終了する場合は、「キャンセル」ボタンをクリックします。

グラフの傾きが横ばいになり始めたら、それ以上の推奨を生成することにあまり効果はないので、Aggregate Advisor の実行は終了させることができます。

Aggregate Advisor が終了すると、「Advisor 結果 (Advisor results)」ビューにAggregate Advisor 推奨の概要が表示されます。推奨の詳細については、『Aggregate Advisor 結果の処理』を参照してください。

Aggregate Advisor 結果の処理

Aggregate Advisor が終了すると、「Advisor 結果 (Advisor results)」ビューにAggregate Advisor 推奨の概要が表示されます。

手順1. 結果の詳細を得るには、「Advisor の結果」ビュー内の項目をダブルクリックしてください。

以前の Aggregate Advisor 結果がある場合、新しい結果がデフォルトでリストの上部に表示されます。 Aggregate Advisor 結果が表示される順番を変更するに

は、「表示メニュー」 、「Advisor の結果」ビューの「ソート」をクリックしてください。ソートするために必要な項目、およびソート順を選択してから、「OK」をクリックしてください。

デフォルトで、タイトルはタイム・スタンプが付加されたキューブ名で構成されます。特定の結果のタイトルを変更するには、「Advisor の結果」ビューの「表示メニュー」、「セットの説明」をクリックしてください。新しいタイトルを入力して、「OK」をクリックします。

結果を削除するには、「表示メニュー」、「Advisor の結果」ビューの「Aggregate Advisor の結果を削除」をクリックしてください。削除する結果を選択して、「OK」をクリックします。

タブ付きのウィンドウが表示され、Aggregate Advisor 結果に関する詳細が示されます。「全般」タブには、Aggregate Advisor 結果の概要が含まれます。「データベース内 (In-database)」タブでは、データベース内の推奨について詳しく説明されます。「オプション」タブには、Aggregate Advisor ウィザードの実行で使用されるオプションがリストされます。

2. 前回適用されたメモリー内推奨をクリアするには、「ファイル」、「メモリー内推奨をクリア」をクリックし、必要なキューブを選択します。

前回適用されたメモリー内推奨は、後で再び適用することができます。

3. メモリー内推奨を保存するには、「ファイル」、「選択されたメモリー内推奨を適用」をクリックして、適用する推奨を選択してください。 選択された推奨は、動的キューブの再始動時に自動的に適用されます。

8 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1.1: ユーザー・ガイド

Page 15: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

推奨のサブセットのみを適用する場合、新しい結果は、「サーバーに保存済み」の後ろにタイム・スタンプ付きのキューブ名が続くタイトルで、「Advisor の結果」ビューに追加されます。この特殊な結果は、「全般」タブのみで構成されます。このタブには、適用された推奨のサブセットがリストされます。

4. データベース内の推奨を保存するには、「ファイル」、「データベース内推奨を保存」をクリックし、推奨を保存する場所を選択します。 このファイルには、「データベース内」タブに表示される情報が含まれます。データベース管理者は集計テーブルを作成し、モデル作成者はデータベース内集計の集計キューブをモデル化し、動的キューブを再配布します。

次のタスク

メモリー内推奨とデータベース内の推奨の両方が存在する場合、最適なメモリー内ロード・パフォーマンスを得るために、メモリー内集計を保存してキューブの集計キャッシュを有効にする前に、データベース集計テーブルを作成し、集計キューブを定義します。この一連のステップに従うことで、メモリー内ロード・クエリーは、データベース内集計が提供できる範囲を利用できるようになります。

クエリー・ログ・ファイルの分析クエリー・ログ・ファイルを IBM Cognos Dynamic Query Analyzer で表示および分析することができます。ログ・ファイルのグラフィカル表現により、パフォーマンス・ボトルネックの表示が可能になります。

手順1. 動的クエリー・モードを使用するレポートを実行します。

2. Cognos Dynamic Query Analyzer で、「ウィンドウ」、「ログの分析」をクリックします。

3. クエリー・ログ・ファイルを開きます。

4. クエリー・ログ・ファイルを閲覧し、パフォーマンス・ボトルネックを見つけます。

動的クエリー・モードを使用するレポートの実行IBM Cognos Business Intelligence の Web インターフェース、または IBM Cognos

Dynamic Query Analyzer を使ってレポートを実行することができます。

始める前に

レポートを実行する前に、Query サービスのクエリー実行トレース・オプションを有効にする必要があります。このオプションの有効化は、以下の 2 つの方法のいずれかによって行えます。

v 管理者は IBM Cognos Administration でクエリー実行トレース・オプションを有効にすることができます。このオプションは、Cognos BI の Web インターフェースまたは Cognos Dynamic Query Analyzer のいずれかで実行されるすべてのレポートで有効にされます。詳細については、「IBM Cognos Business Intelligence

管理およびセキュリティー・ガイド」の Query サービスの管理に関するトピックを参照してください。

第 2 章 Cognos Dynamic Query Analyzer のご利用の手引き 9

Page 16: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

v Cognos Dynamic Query Analyzer を使って自分自身でレポートのクエリー実行トレースを有効にすることができます。このオプションを有効にするには、「ウィンドウ」、「設定」をクリックします。「全般」タブで、「クエリー実行トレース」にチェック・マークを付けます。 Cognos Dynamic Query Analyzer でロギングが有効になっている場合、システム管理者は、サーバーごとにそれを有効にする必要はありません。

Cognos Dynamic Query Analyzer を使ってレポートを実行する場合、Cognos

Dynamic Query Analyzer のバージョンと Cognos BI サーバーのバージョンが同じでなければなりません。そうなっていないと、レポートを実行できない場合があります。

手順

以下のいずれかの方法で、動的クエリーを使用するレポートを実行します。

v Cognos BI の Web インターフェースで使用可能ないずれかの方法を使用します。詳しくは、「IBM Cognos Report Authoring ユーザー・ガイド」を参照してください。

v Cognos Dynamic Query Analyzer を使って、「Content Store」ビューのレポートにナビゲートします。レポートを右クリックし、「レポートの実行」をクリックします。 Cognos Dynamic Query Analyzer を使ってレポートを実行する場合は、レポートのプロンプトを設定できません。

タスクの結果

これで、Cognos Dynamic Query Analyzer でログ・ファイルを開き、分析できるようになりました。

クエリー・ログ・ファイルのオープンレポートを実行する際に「クエリー実行トレース」オプションが有効になっていると、クエリー・ログ・ファイルが作成されます。ログ・ファイルは、レポートの実行時に実行されるネイティブ MDX クエリー、およびクエリー構成の実行時間および待ち時間の評価指標をキャプチャーする XML ファイルです。

クエリー・ログ・ファイルは、XQE ログ・フォルダー内の <タイム・スタンプ>_<

レポート名> という名前のフォルダーに含まれています。このフォルダーには、1

つ以上のプロファイル・ファイルが含まれています。名前は profilingLog-0.xml、profilingLog-1.xml などとなります。レポート実行でサブクエリーの実行が必要な場合、各サブクエリーのプロファイル・ファイルを持つフォルダーを含むsubqueries という名前のサブフォルダーが存在します。

レポートを実行した後、IBM Cognos Dynamic Query Analyzer でクエリー・ログ・ファイルを開くことができます。ログ・ファイルは、3 つの方法のいずれかによって参照し、開くことができます。

「Content Store」ビューからのクエリー・ログ・ファイルのオープン「Content Store」ビューを使用して、クエリー・ログ・ファイルを参照し、開くことができます。

10 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1.1: ユーザー・ガイド

Page 17: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

手順1. 「Content Store」ビューが開かれていない場合、「ウィンドウ」、「ビューの表示 (Show View)」をクリックし、「Content Store」ビューを選択します。

2. 「Content Store」ビューで、必要なレポートにナビゲートし、その横の矢印をクリックします。 レポート・エントリーが展開され、レポートのプロファイル・ログ・ファイルとサブクエリー・フォルダーが表示されます。

3. プロファイル・エントリーをダブルクリックしてファイルを開くか、サブクエリー・フォルダーの横の矢印をクリックし、プロファイル・エントリーをダブルクリックしてファイルを開きます。

タスクの結果

開かれるそれぞれのクエリー・ログ・ファイルのグラフに、プロファイル・ファイルが表示されます。「概要」、「クエリー」、および「プロパティー」ビューも開かれ、アクティブ・グラフに関連するデータが表示されます。

「ファイル」メニューからのクエリー・ログ・ファイルのオープン「ファイル」メニューを使用して、クエリー・ログ・ファイルを参照し、開くことができます。

手順1. 「ファイル」、「ログを開く (Open log)」をクリックします。

2. クエリー・ログ・ファイルの参照は、以下の方法で行うことができます。

v 「前に開いたログ・ファイル (Previously opened)」を選択し、IBM Cognos

Dynamic Query Analyzer によって前に開かれ、ローカル・キャッシュに入れられたログ・ファイルのリストを表示します。

v 「起点となるディレクトリー (From directory)」を選択し、ファイルの場所からアクセスできるログ・ファイルのリストを表示します。

v 「起点となる URL (From URL)」を選択し、http:// または file:// Web

ブラウザー・プロトコルを使ってアクセスできるログ・ファイルのリストを表示します。

3. レポート・フォルダーの横の矢印をクリックし、レポートのプロファイル・ログ・ファイルおよびサブクエリー・フォルダーを表示します。

v プロファイル・ログ・ファイルの横のチェック・ボックスを選択し、そのクエリー・ログを開きます。

v レポート・フォルダーの横のチェック・ボックスを選択し、フォルダーに含まれているすべてのクエリー・ログ・ファイルを開きます。

v 複数のクエリー・ログ・ファイルを開く場合、複数のチェック・ボックスを選択します。

多数のクエリー・ログ・ファイルを同時に開くと、Cognos Dynamic Query

Analyzer でメモリー不足エラーが発生する可能性があります。

タスクの結果

開かれるそれぞれのクエリー・ログ・ファイルのグラフに、プロファイル・ファイルが表示されます。「概要」、「クエリー」、および「プロパティー」ビューも開かれ、アクティブ・グラフに関連するデータが表示されます。

第 2 章 Cognos Dynamic Query Analyzer のご利用の手引き 11

Page 18: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

「レポート・ログ (Report Logs)」ビューからのクエリー・ログ・ファイルのオープン「レポート・ログ (Report Logs)」ビューを使用して、クエリー・ログ・ファイルを参照し、開くことができます。

手順1. 「レポート・ログ (Report Logs)」ビューが開かれていない場合、「ウィンドウ」、「ビューの表示 (Show View)」をクリックし、「レポート・ログ (ReportLogs)」ビューを選択します。

2. 「レポート・ログ (Report Logs)」ビューで、必要なレポートの横の矢印をクリックします。 レポート・エントリーが展開され、レポートのプロファイル・ログ・ファイルとサブクエリー・フォルダーが表示されます。

3. プロファイル・エントリーをダブルクリックしてファイルを開くか、サブクエリー・フォルダーの横の矢印をクリックし、プロファイル・エントリーをダブルクリックしてファイルを開きます。

タスクの結果

開かれるそれぞれのクエリー・ログ・ファイルのグラフに、プロファイル・ファイルが表示されます。「概要」、「クエリー」、および「プロパティー」ビューも開かれ、アクティブ・グラフに関連するデータが表示されます。

クエリー・ログ・ファイルの閲覧クエリー・ログ・ファイルを IBM Cognos Dynamic Query Analyzer で開くときにデータを表示および分析する方法はいくつかあります。

グラフ

クエリー・ログ・ファイルを開くときに表示されるグラフには、一連のリンクされたノードが表示されます。各ノードは、レポートが実行されたときに発生した操作、または操作の属性を表します (処理されるデータなど)。各ノード表現の意味が以下の表で定義されています。

表 3. ノード表現

ノード 説明

レポートが実行されたときに発生した操作を表します。

操作の属性を表します (処理されるデータなど)。デフォルトで、これらのノードのほとんどはグラフで表示されません。そのすべてを表示するには、「ウィンドウ」、「設定」をクリックし、「可視化 (Visualization)」、「ノードのフィルター (Node filtering)」を選択します。

縮小されたノードを表します。非表示のノードを表示するには、ノードをダブルクリックするか、またはノードを右クリックして「サブツリーの表示 (Show Subtree)」をクリックします。

12 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1.1: ユーザー・ガイド

Page 19: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

表 3. ノード表現 (続き)

ノード 説明

「ノードのフィルター (Node filtering)」設定により非表示になっている子を含むノードを表します。非表示のノードを表示するには、ノードを右クリックし、「フィルターされたノードの展開 (Expand Filtered)」をクリックします。

現在選択されているノードを表します。このノードのプロパティーが、「プロパティー」ビューに表示されます。ノードを選択するには、ノードをクリックします。

別のグラフで開くことができるサブクエリーを持つノードを表します。サブクエリー・グラフを表示するには、ノードを右クリックし、「サブクエリーを開く (Open sub queries)」をクリックします。一部のサブクエリーには、関連付けられているノードが親トレース内にないので、それらのサブクエリーはこのオプションを使用して開くことができます。

ノードのタイミング情報を表します。赤色は、ノードで費やされるレポートの時間を表します。黄色は、ノードの子で費やされる時間の比率を表します。灰色は、ノードおよびその子の外で費やされる時間を表します。ノードが選択される場合、時間も「プロパティー」ビューに表示されます。

「概要」ビュー

「概要」ビューには、アクティブ・グラフに関する情報が表示されます。

「概要」セクションには、クエリーの名前、パッケージ、およびタイム・スタンプが表示されます。データ・ソース・タイプがリレーショナルか、OLAP か、またはDMR (Dimensionally Modeled Relational) かも示されます。

「タイミング」セクションには、タイミング情報が表示されます。タイミング情報が付加されている各ノードの実行時間と待ち時間が降順で表示されます。いずれかのノードをクリックすると、グラフ内の対応するノードが選択されます。サブクエリーにすべてのタイミング情報が含まれている場合、クエリーのタイミング情報は表示されません。

「分析」セクションには、クエリー・プランニング・トレース・オプションが有効になっているかどうかに関する情報が表示されます。

「ノードの形状と色 (Node Shapes and Colors)」セクションでは、ノードの形状と色の意味が説明されています。

「クエリー」ビュー

「クエリー」ビューには、このレポートで使用される MDX または SQL クエリーが表示されます。

「MDX をグラフにリンク」アイコン を使用することにより、「クエリー」ビュー内の MDX コマンドを、グラフ内のノードにリンクさせることができます。

第 2 章 Cognos Dynamic Query Analyzer のご利用の手引き 13

Page 20: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

「クエリー」ビューで MDX コマンドを選択し、「グラフへの MDX のリンク(Link MDX to graph)」アイコンをクリックすると、MDX コマンドが実行されるグラフのノードが選択されます。

クエリーが SQL クエリーである場合、「SQL クエリーの実行 (Execute Sql

query)」アイコン をクリックすることにより、レポートを再び実行することができます。

「プロパティー」ビュー

「プロパティー」ビューには、現在選択されているグラフ・ノードのプロパティーが表示されます。

「ナビゲーション」ビュー

「ナビゲーション」ビューには、グラフがツリー構造として表示されます。アクティブ・グラフの「ナビゲーション」ビューを開くには、「ファイル」、「ナビゲーションに表示 (Show in Navigation)」をクリックします。複数の「ナビゲーション」ビューを開くことができます (グラフごとに 1 つ)。

「ナビゲーション」ビューとそれに対応するグラフの間を素早くナビゲートするに

は、「エディターにリンク」アイコン をクリックします。「ナビゲーション」ビューのアイテムをクリックすると、グラフ内の対応するノードが選択され、グラフ内の対応するノードをクリックすると、「ナビゲーション」ビューのアイテムが選択されます。

DQM サーバー・ログ「DQM サーバー・ログ (DQM Server Logs)」ビューには、動的クエリー・モード・サーバー・ログが表示されます。これらのログには、クエリー・サーバーの状態に関する情報が含まれています。 SAP データ・ソースを使用する場合、これらのログはデータ・ソースに対する呼び出しをログに記録します。キューブを開始する際に動的キューブ・ロギング情報も表示されます。

IBM Cognos Dynamic Query Analyzer で実行されるレポートの動的クエリー・モード・サーバー・ログを有効にするには、「設定」の「全般」タブの「動的クエリー・ロギング (Dynamic query logging)」を有効にします。アクティブ・レポートのサーバー・ログ・エントリーを表示するには、「ファイル」、「サーバー・ログに表示 (Show in Server Log)」をクリックします。

サーバー・ログは、サーバー・セッションごとに編成されます。詳細なロギング情報を表示するには、サーバー・セッションの隣の矢印をクリックします。

14 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1.1: ユーザー・ガイド

Page 21: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

第 3 章 Cognos Dynamic Query Analyzer のトラブルシューティング

このセクションでは、IBM Cognos Dynamic Query Analyzer を使用する際に発生する可能性がある問題、およびその解決策と回避策について説明します。

Cognos Dynamic Query Analyzer に固有ではないトラブルシューティング情報については、「IBM Cognos Business Intelligence 管理およびセキュリティー・ガイド」のトラブルシューティングのセクションを参照してください。コンポーネント固有の資料を参照することもできます。

クエリー・ログ・ファイルにアクセスできないIBM Cognos Business Intelligence サーバーに保管されているクエリー・ログ・ファイルにアクセスできない場合、ログ・ファイルの場所に仮想ディレクトリーがサーバー管理者によって作成されていない可能性があります。

「IBM Cognos Dynamic Query Analyzer インストールおよび設定ガイド」の説明に従って、ログ・ファイルにアクセスするための仮想ディレクトリーを作成してください。

© Copyright IBM Corp. 2012, 2013 15

Page 22: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

16 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1.1: ユーザー・ガイド

Page 23: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

付録. Cognos Dynamic Query Analyzer のユーザー補助機能

ユーザー補助機能は、動作が制限されている方、視力の限られた方など、身体に障害を持つ方々に IT 製品をご使用いただけるように支援する機能です。

主なユーザー補助機能として、アクセラレーターとコマンド・キーがあります。これらを使用して、IBM Cognos Dynamic Query Analyzer をナビゲートすることができます。キーボード・ショートカットを使用してグラフやビューの間を移動することもできます。

v コマンド・キーやショートカット・キーを使用して、Cognos Dynamic Query

Analyzer をナビゲートできます。ショートカット・キーを使うと、操作を直接実行できます。通常は、Ctrl キーを使用します。

v グラフでは色を使用してタイミング情報を表示します。ただし、ノードを選択する場合、「プロパティー」ビューにもタイミング情報が表示されます。

v Aggregate Advisor の進行状況表示の「詳細」タブでは、アドバイザーの進行状況がテキストとして表示されます。

v Cognos Dynamic Query Analyzer で使用されるカラーとフォントは、「設定」ウィンドウの「色とフォント」タブで変更できます。

キーボード・ショートカット

本製品では、以下のキーボード・ショートカットを使用します。

表 4. Cognos Dynamic Query Analyzer のキーボード・ショートカット

操作 キーボード・ショートカット

開いているグラフのリストを表示します。 Ctrl+F6

アクティブ・グラフのサポート・ビューのリストを表示します。

Ctrl+F7

グラフおよび「ナビゲーション」ビューでノード間を移動します。

矢印キー

グラフまたはビューのリストを循環します。 矢印キー

グローバル・ツールバー・コマンドおよびアクティブ・ビューのツールバー・コマンドを循環します。

タブ・キー

ビューまたはグラフのコンテキスト・メニューを開きます。 Alt+-

ノードのコンテキスト・メニューを開きます。 Shift+F10

IBM とユーザー補助機能

ユーザー補助機能に対する IBM の取り組みの詳細については、IBM Accessibility

Center (http://www.ibm.com/able) を参照してください。

© Copyright IBM Corp. 2012, 2013 17

Page 24: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

18 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1.1: ユーザー・ガイド

Page 25: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

特記事項

本書は IBM が世界各国で提供する製品およびサービスについて作成したものです。

本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM

の営業担当員にお尋ねください。本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、またはサービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。本書には、お客様が購入されたプログラムまたはライセンス資格に含まれない製品、サービス、または機能に関する説明が含まれる場合があります。

IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を保有している場合があります。本書の提供は、お客様にこれらの特許権について実施権を許諾することを意味するものではありません。実施権についてのお問い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。

〒103-8510

東京都中央区日本橋箱崎町19番21号日本アイ・ビー・エム株式会社法務・知的財産知的財産権ライセンス渉外

以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。 IBM およびその直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの状態で提供し、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が禁じられる場合、強行規定の制限を受けるものとします。

この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。本書は定期的に見直され、必要な変更は本書の次版に組み込まれます。 IBM は予告なしに、随時、この文書に記載されている製品またはプログラムに対して、改良または変更を行うことがあります。

本書において IBM 以外の Web サイトに言及している場合がありますが、便宜のため記載しただけであり、決してそれらの Web サイトを推奨するものではありません。それらの Web サイトにある資料は、この IBM 製品の資料の一部ではありません。それらの Web サイトは、お客様の責任でご使用ください。

IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負うことのない、自ら適切と信ずる方法で、使用もしくは配布することができるものとします。

© Copyright IBM Corp. 2012, 2013 19

Page 26: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムとその他のプログラム (本プログラムを含む) との間での情報交換、および (ii) 交換された情報の相互利用を可能にすることを目的として、本プログラムに関する情報を必要とする方は、下記に連絡してください。

IBM Software Group

Attention: Licensing

3755 Riverside Dr

Ottawa, ON K1V 1B7

Canada

本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用することができますが、有償の場合もあります。

本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス資料は、IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM プログラムのご使用条件、またはそれと同等の条項に基づいて、IBM より提供されます。

この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で決定されたものです。そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があります。一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性がありますが、その測定値が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。さらに、一部の測定値が、推定値である可能性があります。実際の結果は、異なる可能性があります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデータを確かめる必要があります。

IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、もしくはその他の公に利用可能なソースから入手したものです。 IBM は、それらの製品のテストは行っておりません。したがって、他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の要求については確証できません。 IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの製品の供給者にお願いします。

IBM の将来の方向または意向に関する記述については、予告なしに変更または撤回される場合があり、単に目標を示しているものです。

本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。より具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、あるいは製品などの名前が含まれている場合があります。これらの名称はすべて架空のものであり、名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎません。

この情報をソフトコピーでご覧になっている場合は、写真やカラーの図表は表示されない場合があります。

商標

IBM、IBM ロゴおよび ibm.com は、世界の多くの国で登録された International

Business Machines Corporation の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれ IBM または各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtml をご覧ください。

20 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1.1: ユーザー・ガイド

Page 27: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。

v Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは Oracle やその関連会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

特記事項 21

Page 28: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

22 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1.1: ユーザー・ガイド

Page 29: IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン 10.2.1public.dhe.ibm.com/software/data/cognos/documentation/...2 IBM Cognos Dynamic Query Analyzer バージョン10.2.1.1: ユーザー・ガイド

索引日本語, 数字, 英字, 特殊文字の順に配列されています。なお, 濁音と半濁音は清音と同等に扱われています。

[カ行]「概要」ビュー 13

機能新規 1

「クエリー」ビュー 13

クエリー実行トレースCognos Administration での有効化 9

クエリー・ログ・ファイル参照できない 15

場所 10

表示 12

「ファイル」メニューを使ったオープン 11

分析 9

「レポート・ログ」ビューを使ったオープン 12

「Content Store」ビューを使ったオープン 11

グラフ 12

[サ行]新機能 1

レポート単位での DQM サーバー・ロギング 2

Aggregate Advisor 2

Aggregate Advisor 結果の改善 1

Aggregate Advisor の一般的なオプション 1

Aggregate Advisor をクエリー・ログ・ファイルから分離 1

[タ行]タブ・グループ 5

動的キューブ最適化 5

トラブルシューティング 15

クエリー・ログ・ファイルを参照できない 15

[ナ行]「ナビゲーション」ビュー 14

[ハ行]ビュー 5

移動 5

概要 13

切り離し 5

クエリー 13

ナビゲーション 14

プロパティー 14

Advisor 結果 8

DQM サーバー・ログ 14

「プロパティー」ビュー 14

[ヤ行]ユーザー補助機能 17

[ラ行]レポート 9

AAdvisor 結果ビュー 8

Aggregate Advisor 5, 7

Aggregate Advisor 推奨 8

BBI サーバーでの実行 9

D「DQM サーバー・ログ」ビュー 14

Dynamic Query Advisor

ナビゲート 5

© Copyright IBM Corp. 2012, 2013 23