～アオハライド～ 大分県立大分豊府高等学校

１年部 学年通信 第１１号

２０１９年３月２２日発行

三十三期 月日を重ねて 1人立つ ＝「青春」 青春に乗っていこう！ 文責 １学年主任 秋月伸二

今年の大分の桜の開花予想は３月２３日、満開日が４月５日だそうです。いよいよ平成

最後の春です。３月１日には卒業式、１２日には高校入試、１９日には来年度の前期生徒会役員選挙が行わ

れ、学校現場もいよいよ新しい年度に向けて動き始めています。

来年度はぜひ「自覚」をもって成長してほしいと願っています。先ずは

「先輩としての自覚」です。先輩としての自覚は精神を成長させ、行動に

落ち着きをもたらします。自覚が芽生えると、それまでお客さんとして参

加してきた部活動も主催者として責任をもって参加するようになりますね。

次に、「受験生としての自覚」です。最近、朝早く登校して教室で勉強する

姿や休み時間に単語帳を広げて学習に取り組む姿が見られるようになりま

した。受験生としての自覚ができつつある証拠です。自覚は「やる気スイ

ッチオン」につながります。

一方、心配になる生徒がいるのも事実です。それは、「やりもしないのに、もうあきらめている人」、「深く

考えず、流されている人」、「頑張っていないのに根拠のない自信を持っている人」等…がいることです。そ

れが成績面での二極化に現れています。１年間のサイクルを経験した今こそ、新たなジャンプアップのタイ

ミングです。４月からの計画を早いうちに立てて、最後になって慌てないような環境づくりをしましょう。

春休みは比較的自分の時間が取れるときです。自身を見つめ直し、新たな学年を万全の体制で迎えましょう。

さて、今年も３月１１日がやってきました。８年前に起きた東日本大震災は歴史的な大惨事となりました。

先日、福島に住んでいる親戚と話をした時、８年経ったとはいえ、まだ不自由な生活を強いられている人が

かなりいると言っていました。被災地の当時の高校生の中には、大学に合格したにもかかわらず入学を辞退

した人もいたと聞いています。たいへん心痛む状況です。私たちは、これから大学入試に向けて受験勉強を

取り組んでいくわけですが、福島の高校生の状況を思うとき、こうして普通に高校に通い、勉強や部活動が

出来ることが、実はたいへん恵まれたことなのだと気づかされます。感謝の気持ちを忘れてはいけません。

私たちは、常日頃、悩んだり、恥ずかしがったり、面倒がったりして、本気で取り組んでいないことがた

くさんあるのではないでしょうか。大げさに言うならば、自分の人生を精一杯生きてはいないのかもしれま

せん。今一度、自分の足元を見つめ直してみて下さい。自分が様々な人々の

お蔭で生活しているのだとわかります。この日常が、様々な人の努力の結果

だと言うことに気づいたら、本当の意味で感謝の念を持つことが出来るのだ

ろうと思います。

３月１９日、来年度の前期生徒会役員立会演説会と選挙が行われました。今回は生徒会長候補に４人が出

馬し、立会演説会ではそれぞれのビジョンを明示しました。どの候補者もやる気に溢れ、誰が役員なっても

大分豊府高校をいい方向に引っ張ってくれるなと感じました。選挙の結果、生徒会長に７組の藤島果音さん、

副会長に７組の阿南日菜子さん、書記に１組の小松美沙季さんと７組の髙柳京果さんが選出されました。み

んなで盛り上げて、よりよい学校を作っていきましょう。

３学期は気持ちの乱れか、遅刻者がかなり増加しました。そこで今回は、世界 No,1 の総

合モーターメーカー 日本電産社長 永守重信さんの言葉を紹介します。カリスマ経営者と

いわれている人ですが、やはりその分、大変厳しい人でもあります。

Ｑ「社長は年中無休ということですが、一日のサイクルはどういう日課ですか？」

Ａ「朝は5時50分に起きます。すぐにシャワーを浴びて、6時から15分間ビシネスニュースを見ます。それから食事を

して、6時40分に迎えの車が来ます。朝早いですからラッシュアワーにかからないので、6時55分には会社に着きま

す。もう20分遅いと会社まで4、50分かかりますよ。世の中、何故ラッシュアワーが起こるかというと、9割の人が普通

のことをしているからです。わずか10分か15分普通より早く行動することで、全然違う世界があるんです。ところが人

間ほとんどが一緒のことをするんですね。だからうちの社員にはよそよりも、10分早く来いと言います。その10分を早

く来られる人間は、世の中の10パーセントなんですね。それが意識の差なんです。人間の能力の差なんていうのは、

最大5倍くらいしかないですよ。知能とか知識とか経験とかはね。しかし意識の差は100倍あると私は言うんです。それ

さえ頭に入れておけば、どんな人間でも成功できる。

私は人より一歩だけ進歩しなさいと言います。一歩だけで全然違う世界を経験できる。性能でも、ベストを追求して

はいかんと言うんです。ベストを追求すると、ものすごいコストと時間がかかります。ちょっとでいいんです。競争相手

よりちょっとだけ早い、ちょっとだけいい、ちょっとだけ安い、それで十分だと。それで世界一になれる。ちょっと一歩。

だから10分早くする。それでいいんですよ。それを30分も1時間も早くしようと思うから続かないんです。」

他の人と同じ“普通のこと”では、その他大勢で終わってしまいます。だれでも出来るほんの一歩、ほん

の少しでも何か意識していれば、長い目で見たらものすごく差が大きくなりますよね。朝の 10分・・・大き

いですよね。つい、あと 5 分、あと 3 分と寝ていたくなります。でも、社長が言っていることを実行できれ

ば成功するはず。何せ 10人 1人に入るわけですから。さあ、来年度は 10分早く家を出ましょう。

今後の主な行事3/29(金) 離退任式 4/16(火) 高 2身体計測･体力ﾃｽﾄ

4/ 8(月) 始業式 4/19(金) 歓迎遠足

4/ 9(火) 入学式 4/23(火) 生徒総会

4/10(水)･11(木) 4月考査 5/11(土) PTA総会