IRツールに表れる企業経営者の意識

株式会社インベスター・インパクト

IR研究会

www.investorimpact.com

2015年12月16日

問題意識

1

IRツールの意義 将来の企業価値を評価するための情報を提供する ⇒ IRツールでは、企業価値に関する情報を包括的に、 信頼性高く記述することが求められる

IRツールの目的 ①企業と投資家の認識のギャップを埋める ②投資家との対話を促進する ③投資家をはじめとするステークホルダーと良好なコミュニケーションを保つ

●IRツールから成長戦略やコーポレート・ガバナンスに対する姿勢の差異を読み取ることができる

●IRツールの表現と会社の業績には関連性がある

高業績の企業と赤字企業の企業に表れやすい表現

2

その差異はとくに社長メッセージの部分で表れる

・ 社長は会社の全てを見渡せる立場にあり、当期の業績と将来の見通しや課題を端的に表現しうる

IRツールにおける成長戦略は、 積極的な表現を用いて展開しやすい

高業績・高成長の企業

IRツールにおける成長戦略では、 赤字回復などの要素を記載することも必要になる

赤字企業など

高業績・高成長の企業と赤字企業のIRツールにおける表現の差異

研究方法

3

調査方法

株式会社クレジット・プライシング・コーポレーション（CPC社）の協力に基づき、 テキストマイニング（文章の構造・構成を定量情報に変換し、表現上の特徴を探る 手法）を用いてIRツールにおける表現上の特徴を分類

以下の方法を使って特徴を抽出する

対象データ

①特定の２社（オムロンとオリンパス）の最新AR ②東証で「情報・通信」 「精密機器」 「電気機器」「輸送用機器」に分類されている 企業が３期前に刊行したAR 計78社

③３期前から前期にかけて大きく業績を伸ばした会社のAR ４社

①仮説の正しさを特定の会社に絞って検証 ②各業界が3期前に描いた成長ストーリーはどのようなものか探る ③業績向上に導いた経営者の意識はどのようなものか探る

抽出の趣旨

調査結果：オムロンについて

4

「オムロン 統合レポート2015」の社長メッセージに対しテキストマイニングを行った結果は以下の通り

企業理念を根幹とする長期経営ビジョンを読み取ることができる（Topic1）

企業理念を達成する経営の具体的なスタンスを示す（Topic2）

高業績を上げていることを示す（Topic8）

リスクマネジメントやコーポレート・ガバナンスに対する強い意識がうかがわれる（Topic3、4）

機関投資家との良好なコミュニケーションに目配りした記述を展開（Topic5、10）

見出し ① 長期経営ビジョン

② 経営のスタンス

③ リスクマネジメント

④ コーポレート・ガバナンス/開発投資

⑤ 株主還元

⑥ 2015年度の 目標

⑦ オムロンの特性

⑧ 2014年度の成果

⑨ 今期・中長期的な取り組み

⑩ 株主への 配当

語群

長期経営ビジョン スタンス その後金庫株 存在 活動 目標 挑戦 期連続 投資 ％台

実践 定義 万株 適用 現場 次 企業体質 過去最高業績 積極的 求心力

考え方 経営 消却 日本版 実行 計 成長力 ポジション 継続的 原点

世界中 実施 強化 開示 株主還元 兆円 収益力 宮田 確実 営業利益率

企業理念 三位一体 法務 オムロン 自社株買い 支援 変化対応力 オムロンヘルスケア社長 持続的 更新

最大限 事業トップ経験者 社長直轄 月 今回 お願い 電気機器平均 起用 確認 過去最高

経営努力 鈴木 部門 増額 理由 利回り 年間 増収増益 態勢 配当

理解 グループ全体 リスクマネジメント 今期 折り返し地点 株主 場合 先駆け 維持向上 原動力

不可欠 改定 管轄 ヘルスケア事業 決心 円 収益性 貢献 誠実 年ぶり

宣言 年ぶり 年度 開発投資 年ぶり 営業利益率 売上成長 明確 地政学的リスク ポイント

調査結果：オリンパスについて

5

「オリンパス アニュアルレポート2015」の社長メッセージに対しテキストマイニングを行った結果は以下の通り

当期は純損失を計上。事業の好転を目指す記述が目立つ ⇒例：「黒字化」「投資効果」「収益化」（Topic3、4、5）。構造改革を志向（Topic10）

モノづくりという原点に立ち返って業績の向上を図る：「技術」「監視カメラ」等

デジタルカメラ事業について、コストダウンを図る（Topic10）

リスクマネジメントやコーポレート・ガバナンス、株主還元に関する記載はあまり見られない

見出し ① 成長の原動力

② 成長部門

③ 事業環境の変化への対応

④ 2015年3月期の総括／新規事業への投資

⑤ オリンパスの 経営資源

⑥ 現在の事業環境

⑦ 今後の方向性

⑧ 2015年3月期の連結売上高

⑨ 新組織体制・ 長期的成長

⑩ 戦略の転換・ 構造改革

語群

ポイント 監視カメラ等 マーケティング お願い 経営資源 期連続 リソース 強み 事業 現在

製品力 映像技術領域 必要 業績総括 分野 ニーズ 考え方 領域 発揮 削減

成長 策定 セールス 確実 ものづくり 方針 今後 増 武器 成果

期ぶり 詳細 黒字化 月期 自信 監視カメラ 市場 前期比 販売力 再発防止

財務面 メッセージ 認識 投資効果 技術 株主還元 当社 当社 裏 中長期的

めど 以降 環境 数年 収益化 医療事業 皆さま 十分 獲得 戦略

一定 ご覧 長期的 具体化 見通し等 構築 デジタルカメラ事業 億円 柱 年

分割 有効 奥行き 手探り 会社 中心 方向性 推移等 新規ビジネス 開発費

事業ユニット 成長市場 情報 要望 当社 外科分野 技術 連結売上高 新規事業領域 広告宣伝費

投資 成長 複数 顧客 製造機能 市場縮小 次期中計 高齢化 発掘 商品ラインアップ

オムロンとオリンパスの経営上の意識の差異

6

経 営 上 の 意 識

●2期連続、過去最高業績

●高業績に甘んじることなく、経営体制の

さらなる改革を進める

●企業理念を基調に成長戦略を描く

●社長メッセージでコーポレート・ガバナンスや株主に対するスタンスを明示

オムロン

・財務情報・非財務情報を包括的に伝える

・機関投資家との建設的な対話や企業価値の向上に資する

●当期は純損失を計上

事業の好転を志向

●ものづくりという原点に立ち返る一方、

コストダウンも図り、事業回復を目指す

●視点がやや業績の改善に偏っている

オリンパス

・株主との関係やコーポレート・ガバナンスへの配慮がない

・リスクマネジメントについて、踏み込んだ表現なし

調査結果：情報・通信業界A群のテキストマイニング

7

・ 直近3期の情報・通信業界の加重平均ROE＝8.39% ・ A群の企業＝直近3期の加重平均ROEが業界全体を超えるもの（以下同） ・ マーキング部分はA群・B群のいずれか一つにしか表れない語句

※該当企業：KDDI、パナソニックインフォメーションシステムズ、エムティーアイ、SCSK、大塚商会、伊藤忠テクノソリューションズ、三菱総研、softbank、GMOペイメントゲートウェイ、ティーガイア、エイベックス、アバント

2013年はスマートフォンの普及により外部環境に大きな変化

自己の立ち位置を意識して事業を展開した企業が高業績を残す（「インフラ」「通信」）

「強み」（Topic2）を創造するという経営意識が高業績につながる

Topic1 Topic2 Topic3 Topic4 Topic5 Topic6 Topic7 Topic8 Topic9 Topic10

年 今後 年 年 年 年 年 新た 当社 年度

月 年 提供 貢献 成長 課題 サービス お客様 年 強化

新た 積極的 サービス 事業 今後 成長 売上高 期待 月 技術

月期 売上高 大幅 月期 重要 今後 月 計画 拡大 年

強化 営業利益 事業 効果 拡大 企業 提供 年 戦略 億円

今後 成長 強化 提供 月期 当社 強み 成長 今後 過去最高

積極的 強化 拡大 お客様 実現 推移 月期 今後 他社 構築

億円 支援 月 中期経営計画 提供 予定 新た 当社 進化 世界

売上高 強み 変化 着実 当社 月 お客さま 大切 通信 スプリント

前期比 月 当社 今後 利益還元 取り組み インフラ 皆様 貢献 時代

調査結果：情報・通信業界B群のテキストマイニング

8

・ 直近3期の情報・通信業界の加重平均ROE＝8.39% ・ B群の企業＝直近3期の加重平均ROEが業界全体を超えないもの（以下同）

※該当企業：NTTドコモ、日本電信電話、スクウェア・エニックス・ホールディングス、日本ユニシス、日本テレビホールディングス、カプコン、エヌ・ティー・ティー・データ

家庭用ゲーム機に加え、ダウンロードコンテンツにも対応する必要性が高まる ⇒ 「ゲーム」に関する言葉が連続して登場（Topic5）

ゲーム開発のあり方を、高度化する通信環境に沿ったものに改革する必要性を認識 ⇒「ゲーム」に関する言葉をキーワードにあげた企業の業績は、現在、改善傾向

Topic1 Topic2 Topic3 Topic4 Topic5 Topic6 Topic7 Topic8 Topic9 Topic10

お客様 変化 年 年 ゲーム 強化 年 利益 強化 実現

当社 年 月期 市場 提供 オンラインビジネス お客様 当期 今後 年度

取り組み 投資 億円 時代 今後 月期 取り組み 重要 年

サービス 販売 増収 お客様 環境 年 世界 新た 成長 皆様

変化 拡大 売上高 グローバル ゲーム販売 推進 億円 今後 市場 可能

世界 今 営業利益 月期 成長 サービス 成長 現在 当社 成長

中期経営計画 年間 当社 展開 お客様 開発 当社 億 年 形

提供 ％ 当期 ビジネス ゲーム開発 提供 中期経営計画 万円 株主 変化

年度 月期 拡大 達成 ディスク 拡大 年度 目標達成 年度 環境

億円 収益 月 中期経営計画 実現 新た 事業 構造改革 状況 新た

調査結果：精密機器業界A群のテキストマイニング

9

・ 直近3期の精密機器業界の加重平均ROE＝7.49%

※該当企業：HOYA、セイコーホールディングス、テルモ、トプコン

対象企業が少ないため、個別の会社の経営意識がキーワードに色濃く表れる

A群には経営理念に関する言葉が登場：「基本理念」「小さな池の大きな魚」 ⇒経営理念を軸に持続的成長を図るという姿勢が高業績につながる

Topic1 Topic2 Topic3 Topic4 Topic5 Topic6 Topic7 Topic8 Topic9 Topic10

％ 年 年 戦略 技術 株主 事業 事業 事業 市場

分野 ％ 月期 中期経営計画 当社 ％ 当社 利益 成長 当社

前期比 利益 事業 向上 事業 年 目標 成長 皆さま 成長

百 前期 ％ 事業 製品 皆様 成長 年 世界 事業

億 万円 今後 年 投資 資金 ％ 今後 バランス 医療

万円 億 池 月期 開発 実現 今後 グローバルトップ ％ 達成

事業 百 業績 利益 社会 利益 期待 実現 色々 製品

成長 成長 皆さま 真 基本理念 持続的成長 経営 目標 一つ 状況

年 拡大 魚 実現 会社 百 月期 発想 当社 大幅増益

減収 事業 当社 持続的成長 利益 万円 年 持続的成長 経営 価格

調査結果：精密機器業界B群のテキストマイニング

10

・ 直近3期の精密機器業界の加重平均ROE＝7.49%

※該当企業：オリンパス、ニコン、リズム時計工業

「財務基盤」「コストダウン」といった会社の基盤の安定を志向する言葉が登場 ⇒足元を固めようとする経営意識

「医療事業」「スキャナー」「半導体露光装置事業」といった具体的な事業が多く記載 ⇒収益の改善に向けて注力すべき分野を意識

Topic1 Topic2 Topic3 Topic4 Topic5 Topic6 Topic7 Topic8 Topic9 Topic10

年 月期 今後 改善 当社 年 年 当社グループ 年 成長

開発 年 取締役会 皆さま 新た 強化 月期 新た 当社グループ 今後

製品 中期ビジョン 環境 コストダウン 確立 評価 事業 拡大 成長 将来

実現 成長 成長 事業 年 事業 月 企業 皆さま 医療事業

機能 強化 期待 年 成長 月 結果 今後 課題 創造

新規事業 財務基盤 発揮 強化 今後 結果 強化 皆さま 月期 社会

中期経営計画 資本提携 年 変化 医療事業 販売 既存事業 重要 豊か 貢献

月期 確立 結果 さまざま ステークホルダー 解除 スキャナー 対応 創造 重要

強化 実現 新た グローバル 構築 指定 液 信頼 革新 事業

性能 対応 強化 目標 競争力 分野 半導体露光装置事業

売上高 貢献 投資

調査結果：電気機器業界A群のテキストマイニング

11

・ 直近3期の電気機器業界の加重平均ROE＝5.34%

※該当企業：堀場製作所、IDEC、NEC、SCREENホールディングス、TOA、アンリツ、ウシオ電機、オムロン、コニカミノルタ、ファナック、ミツバ、ミネベア、安川電機、横河電機、 沖電気工業、古河電池、三菱電機、小糸製作所、村田製作所、太陽誘電、日本電子、日立製作所、富士通、富士電機、明電舎

販売地域に対する言葉が多用。例：「地域」「世界」「グローバル」

「グローバル」が4つのTopicに表れる（Topic2、5、7、10） ⇒事業領域を世界に広げることでさらなる成長を図る

Topic1 Topic2 Topic3 Topic4 Topic5 Topic6 Topic7 Topic8 Topic9 Topic10

年 年度 実現 当社 年 成長 年 年 年 年

提供 事業 年度 開発 グローバル 拡大 グローバル 月期 月期 億円

取り組み 当社 中期経営計画 市場 今後 年度 期待 拡大 中期経営計画 営業利益

お客様 強化 年 拡大 年度 向上 中心 期待 年度 利益

環境 今後 成長 地域 皆様 強化 成長 技術 当期 月期

新た 成長 社会 商品 対応 着実 今後 営業利益 中心 当期

当社 市場 億円 状況 必要 推進 構造改革 成長 目標 達成

変化 グローバル 強化 世界 月 億円 リスク 強化 成長 今後

商品 中期経営計画 売上高 年 事業 販売 お客様 売上高 達成 年度

必要 経営 月 成長 当社 事業 実行 成長戦略 施策 グローバル

調査結果：電気機器業界B群のテキストマイニング

12

・ 直近3期の電気機器業界の加重平均ROE＝5.34%

※該当企業：JVCケンウッド、アズビル、シャープ、ニチコン、パイオニア、パナソニック、ローム、東京エレクトロン、東芝、東洋電機製造

販売地域に対する言葉は「世界」（Topic4）、「グローバル」（Topic6）の2か所のみ

「技術」「技術革新」「製品」などモノづくりに関する言葉が多用

「新た」が4つのTopicに登場（Topic2、3、4、5） 。「創出」がB群にのみ登場 ⇒付加価値の高いものを新たに生み出し、業績の改善につなげるという経営意識

Topic1 Topic2 Topic3 Topic4 Topic5 Topic6 Topic7 Topic8 Topic9 Topic10

実現 新た 実現 実現 事業 年 社会 億円 年 年

営業利益 年度 年 新た 新た 強化 年 年度 成長 億円

推進 実現 製品 世界 考え方 技術 お客様 利益 グループ 年度

年 億円 年度 空間 年 開発 貢献 グループ 当社 月期

技術 支援 今後 中心 戦略 拡大 成長 当期 強化 売上高

展開 成長 月期 中期経営計画 強み グローバル 重要 実施 半導体 サービス

強化 利益 中期経営計画 戦略 変化 実施 実現 技術 今後 利益

年度 拡大 当社 お客様 億円 製品 開発 技術革新 月 当期

注力 社会 新た 成長 創出 成長 価値 今後 推進 中期経営計画

拡大 開発 提供 年度 柱 はじめ 達成 営業利益 中心 製品

調査結果：輸送用機器業界A群のテキストマイニング

13

・ 直近3期の輸送用機器業界の加重平均ROE＝9.79%

※該当企業：ヤマハ発動機、いすゞ自動車、ダイハツ工業、テイ・エステック、デンソー、トヨタ自動車、マツダ、三菱自動車工業、日産自動車、富士重工業

地域に関する言葉が全く使用されていない

好調な業績を裏づける言葉が多用。例：「販売」「販売台数」「売上高」「過去最高」

「評価」「着実」 ⇒市場の評価を落とすことなく、好調な業績を維持し続けたいという経営者の意識の反映

Topic1 Topic2 Topic3 Topic4 Topic5 Topic6 Topic7 Topic8 Topic9 Topic10

年 年 年 年 年 拡大 年度 取り組み 取り組み 成長

向上 月期 市場 今後 市場 億円 事業 開発 年度 今後

年度 年度 年度 新型 着実 評価 強化 年 当社 年

億円 実現 開始 当社 成長 販売台数 当社 成長 工場 販売

過去最高 中期経営計画 着実 販売台数 営業利益 投入 中期経営計画 推進 事業 商品

グループ 達成 クルマづくり 売上高 強化 年度 年 達成 重要 重要

推進 グループ 投入 課題 維持 達成 会社 当社 今後 実現

拡大 増加 当社 億円 売上高 販売 大幅 今後 中期経営計画 推進

構造改革 当社 実行 万台 販売 商品 評価 商品 影響 持続的

万 万台 安心 強化 当期 増加 当期 年度 社員 お客さま

調査結果：輸送用機器業界B群のテキストマイニング

14

・ 直近3期の輸送用機器業界の加重平均ROE＝9.79%

※該当企業：ケーヒン、スズキ、トヨタ紡織、ホンダ、曙ブレーキ工業、八千代工業、豊田自動織機

地域に関する言葉が多用。例：「グローバル」「地域」「世界」 ⇒販路を地理的に拡大することで成長を実現しようとする意識

「需要」「技術」「新た」「提案」「獲得」はB群にしか見られない ⇒ニーズを掘り起こす新製品を開発し、業績の改善につなげたいという意識の表れ

Topic1 Topic2 Topic3 Topic4 Topic5 Topic6 Topic7 Topic8 Topic9 Topic10

年 お客さま 取り組み 技術 増加 今後 成長 目標 展開 年

強化 期待 強化 エンジン 億円 取り組み 実現 今後 事業 月

挑戦 当社 今後 期待 支援 実現 新た 成長 年 地域

推進 商品 グローバル 当社グループ 前期 採用 価値 発想 世界 今後

当社 開発 年度 取り組み ％ 開発 年 商品 強化 事業

技術 強化 成長 貢献 株主 商品 期待 開発 地域 工場

獲得 成長 商品 増加 兆 重要 開拓 対応 皆さま 拡大

達成 力 事業 新た 皆様 提案 市場 取り組み 拡大 体制

開発 提供 販売 開発 年 ビジョン 製品 技術 生産 期待

力 向上 生産 面 業績 自動車メーカー 需要 地域 今後 開始

見出し ①顧客サービス ②顧客サービス ③客数減少 ④顧客サービス ⑤顧客動向 ⑥投資効果 ⑦顧客サービス ⑧顧客サービス ⑨成長 ⑩収益

語群

有料会員数 サービス機能 年 お客さま 有料会員数 有料会員数 拡大 拡大 主力事業 拡大

サービス 獲得 お客さま サービス 取り組み 効果的 有料会員数 有料会員数 注力 年

急速 拡大 変化 健康情報 拡大 拡大 サービス カテゴリー 将来性 倍

フォン 注力 万人 提供 今後 積極的 移行 万人 利益 前期比

移行 サービス 月末 音楽配信 フォン 検証 万人 結果 位置付けフォン 向け有料会員数

月期

開発 有料会員数 継続 有料会員数 サービス 開発 電子書籍 成長 成長 一年フォン 出荷台数

予測フォン 移行 万人減 主力 具体的 仮説 年 フォン向けサービス市場フォン

全体 万台

発売 フォン 四半期ベース ニーズ 移行 費用対効果 楽曲 持続的 当社 事業

対応 急速 連携等 開発 お客さま 実行 対応 高速通信技術 重要 源泉

向けサービス モバイル 減少傾向 拡大 フォン向けサービス 投資 具体的 コンテンツ 売上高 方針

調査結果：エムティーアイ2012年9月期ARの検討

15

・ 直近3期のROEの変遷：1.20%→6.05%→15.11% ・ マーキングした部分：ポイントとなる語句

スマートフォンの急速な普及をいち早く予測

スマートフォン向けサービスを前面に打ち出す

効果的なプロモーションを積極展開し、優良会員数を一気に伸ばすという戦略

見出し ①収益 ②拡大 ③拡大 ④拡大 ⑤収益 ⑥顧客サービス ⑦顧客サービス ⑧収益 ⑨顧客サービス ⑩収益

語群

他社コンテンツ 年 年 税別 強み アプローチ 年 売上高 年 携帯ショップ

拡大 拡大 拡大 年 サポート 質的 サービス 億円 利用 サポート

売上高 紹介 利用 月額 管理 拡大 拡大 紹介 動画 全国

前期比 月 提供 円 ネットワーク サービス 注力 全体有料会員数 サービス コンテンツ

携帯キャリア系 月額定額使い放題サービス向け売上高

当社 ネットワーク 事業領域拡大 サービス 提供 紹介 営業利益 月額 構築

増 重要 新規入会者数 展開 携帯ショップ 年 仕組み 拡大 円 営業利益

拡大等 軸 お客さま ヘルスケアサービス 営業利益 渋滞規制 場合 利用 ニーズ グラフ

販売促進 役割 コンテンツ 拡大 展開 竜巻 向上 サービス 税別 連結

事業 推進 携帯ショップ 中長期的 当社 火山 月期 動画 コンテンツ 営業拠点

百 新た 地図 軸 新規入会者数 改善フォン有料会員数 ユーザー 月 書籍 設置

調査結果：エムティーアイ2014年9月期ARの検討

16

・ 直近3期のROEの変遷：1.20%→6.05%→15.11% ・ マーキングした部分：ポイントとなる語句

良質なサービスを提供し、成長を図る：「ヘルスケアサービス」「渋滞規制」「竜巻」「火山」「動画」「書籍」

携帯ショップと連携して自社・他社のコンテンツの販売を促進

2015年、東証一部上場を果たす

見出し ①成長 ②改革 ③成長 ④株主 ⑤事業拡大 ⑥自社 ⑦戦略 ⑧自社 ⑨目標 ⑩成長

語群

利益 年 独創的 皆さま 事業 当社 年 カンパニー 年 利益

持続的成長 月 発想 投資家 年 体制 月期 ポジショニング 当社グループ 年

実現 終結 加速 株主 成長 取締役 利益 不正 業績 月期

中期経営計画 目標 新た 事業 新規事業 執行役員 推進 醸成 月期 グローバルトップ

万円 構造改革 皆さま メッセージ カンパニー 年 配当 企業風土 経営 真

百 ％ 持続的成長 ステークホルダー 投資 皆さま 戦略 投資 目標 実現

億 明確 利益 月期 積極的 利益 破壊的戦略商品 礎 中期経営計画 持続的成長

新規事業 成長戦略 新規事業 年 拡大 実現 加速 年 真 構造改革

成長 軸足 目標 カンパニー 分野 持続的成長 年間 利益 グローバルトップ 発想

目標 シフト 成長 成長戦略 眼科 月 円 ％ ％ 独創的

調査結果：トプコン2013年3月期ARの検討

17

・ 直近3期のROEの変遷：1.26%→11.68%→14.81% ・ マーキングした部分：ポイントとなる語句

2011年より外部環境の変動を受けやすいという企業体質を改革

2013年、構造改革がひとつの節目を向けたことから、成長戦略へ軸足をシフト ⇒「成長」に関する語句が7つのTopicに登場

成長の方向性は①既存の基盤事業の強化で安定性を確保し、②新規事業の積極的な開拓を通じて成長を促進すること

技術力を活かし、破壊的戦略商品を上市することで成長を図る

見出し ①収益 ②成長 ③収益 ④自社 ⑤目標 ⑥収益 ⑦収益 ⑧自社 ⑨目標 ⑩目標

語群

カンパニー 達成 達成 当社 計画 月期 年 達成 目標 重視

達成 状況 目標 ローリング方式 新た 年 月期 カンパニー 計画 戦略

情報化施工 年 増 修正 買収 達成 利益 当社 重視 強化

ポジショニング 月期 実現 事業環境 畑作 目標 増 成長戦略 達成 月期

増 当社 売上高 考慮 酪農 過去最高 売上高 企業統治指針 成長戦略 目標

営業利益 利益 年 中期経営計画 技術 製品 実現 年 変化 年

売上高 実現 姿 毎年計画 収穫 売上高 成長 月期 皆さま 計画

前期比 成長戦略 月期 製品 一環 営業利益 百 グローバル人材 伸長 連結業績

伸び 加速 拡大 変化 育成 考え方 投資 事業 継続的 向上

堅調 次中期経営計画 前期比 製品別 目的 伸長 万円 戦略 株主 経営効率

調査結果：トプコン2015年3月期ARの検討

18

・ 直近3期のROEの変遷：1.26%→11.68%→14.81% ・ マーキングした部分：ポイントとなる語句

構造改革が終了したことを受け、構造改革に関する語句が登場しなくなった

成長戦略へのシフトが機能していることを訴求：「売上高」「営業利益」「過去最高」

企業の成長へ向け、積極経営を展開：「酪農」「買収」

2015年3月期、過去最高の売上高・営業利益を更新

調査結果：パナソニック2013年3月期ARの検討

19

・ 直近3期のROEの変遷：-47.2%→8.6%→10.7% ・ マーキングした部分：ポイントとなる語句

売上高が大幅に減少。財政基盤の立て直しを求められる

赤字事業の解消へ向け、事業部制を採用（Topic1、3、4、5） ⇒個々の事業の強さを取り戻すため、組織構造を転換

住宅空間などのそれぞれの空間に強いコアデバイスを提供し、業績の改善を図る ⇒コアデバイス以外は排除？（選択と集中） ⇒2013年10月、プラズマテレビから撤退

見出し ①自社 ②株主 ③収益 ④改革 ⑤顧客 ⑥収益 ⑦顧客 ⑧自社 ⑨自社 ⑩戦略

語群

強み 株主 億円 億円 グループ全体 億円 年度 年度 年度 くらし

それぞれ 投資家 営業利益 事業部 経営 営業利益 年 億円 億円 重点施策

価値 鞭撻 年度 解消 推進 年度 お客様 実現 新た 空間

家電 お願い 事業部 構造改革 重点施策 空間 空間 省エネデバイス 取り組み 提案

億円 皆様 ％ 住宅 お客様価値 年間 お客様一人ひとり 利益 将来 分野

事業部 年度 赤字事業 事業 お客様 今後 くらし 当社 赤字事業 復活

空間 空間 営業利益率 年度 事業部 お客様 世界 様々 このほど 活動

中期経営計画 様々 前年度比 蓄電池 億円 シフト 億円 はじめ 達成 戦略領域

新た 強み パートナー 具体的取組例 空間 ポイント 赤字事業 帰属 状況 デバイス

当社 販売 開発 赤字事業 当社 損失 グループ経営目標 各種電力機器 一刻 世界

調査結果：パナソニック2015年3月期ARの検討

20

・ 直近3期のROEの変遷：-47.2%→8.6%→10.7% ・ マーキングした部分：ポイントとなる語句

業績が劇的に改善。「赤字企業」という言葉が見られなくなる

業績の改善を訴求：「成長」「売上成長」「業績改善」

数年後の売上高目標も明示：「2018年度売上高10兆円」

パナソニックのここ2年の経営思想の中心は、大幅な赤字を早急に回復すること ⇒短期的な業績回復から長期的な持続的成長の実現へ、経営の分岐点

見出し ①収益 ②収益 ③収益 ④自社 ⑤市場 ⑥成長 ⑦成長 ⑧収益 ⑨成長 ⑩収益

語群

増益 ％ 達成 当社 企業 事業 年度 好調 当社 年度

大幅 億円 取り組み 価値 市場 使用 事業 推移 今後 増益

今後 対前年度比 年 向上 今後 ブランド 成長 年度 経営 牽引

提供 当社 年度 ％ 成長 年度 加速 固定資産売却 実現 売上成長

事業領域 成長 億円 対前年度比 事業 成長 持続的 収益 成長 目標

ブランド 年度 ％ 億円 展開 それぞれ 年 営業外損益 兆円 方針

源泉 営業利益 注力 社会 環境問題 価値 売上高目標 市場対策費用 地域 構造

主体 社会 営業利益率 認識 声 家電 取り組み 主 推移 注力

将来 事業 経営 企業 深刻化 売上高 道筋 事業構造改革費用 加速 固定費削減

明確 加速 中期経営計画 経営資源 身発想 地域 売上成長 家庭用給湯機 実行 業績改善

調査結果：ヤマハ発動機2012年12月期ARの検討

21

・ 直近3期のROEの変遷：2.5%→12.7%→16.2% ・ マーキングした部分：ポイントとなる語句

2012年12月期の経営目標は市場回復の遅れにより未達

ただし、二輪車事業はなお拡大基調にあると分析 ⇒事業規模の拡大をめざす

戦略的協働活動などによりコストダウンを実施

製品の品質の向上を強く志向：「挑戦」「個性」「追究」

見出し ①市場 ②株主 ③収益 ④収益 ⑤株主 ⑥株主 ⑦収益 ⑧投資 ⑨市場 ⑩サービス

語群

モノ 回復 中期経営計画 億円 中期経営計画 推進 万台 積極的 年 事業

調達 事業 成長投資 年 利益 年 売上高 中期経営計画 市場 個性

年 展開 億円 モノ 資産 皆さま 販売台数 年 挑戦 商品

市場 皆さま 財務戦略 目標 メッセージ 現在 兆円 新興国市場 デザイン 挑戦

今後 ステークホルダー 株主還元 営業利益率 グローバル 市場 営業利益率 成長投資 コストダウン 追究

期待 グローバル 収益力向上 枠組み ステークホルダー 企業価値 年 開発 それぞれ モノ

二輪車 事業開発戦略 取り組み 挑戦 皆さま 還元 事業 年間 拡大 お客さま

当社 年 バランス 経営戦略 事業 集約 課題 今後 開発 マーケティング

市場回復 挑戦 年 個性 商品 利益 挑戦 企業価値向上 電動自転車 海外市場拡大

電動自転車 不透明感 積極的 経営変革 強化 戦略的協働活動 中期経営計画 資産利益率 拡充 期待

調査結果：ヤマハ発動機2014年12月期ARの検討

22

・ 直近3期のROEの変遷：2.5%→12.7%→16.2% ・ マーキングした部分：ポイントとなる語句

構造改革・成長戦略が奏功。全事業部門で増収・増益

成長戦略の軸は2012年12月期と同様、ヤマハらしい個性と競争力のある商品を市場に送り出すこと ⇒ 「投入」「個性」「技術」「感動体験」

業績が改善したにもかかわらず、売上高に関する言葉が増えていない ⇒経営思想が一貫。一貫した姿勢が2014年12月期における高業績につながる

見出し ①サービス ②サービス ③改革 ④改革 ⑤サービス ⑥顧客 ⑦収益 ⑧サービス ⑨収益 ⑩収益

語群

年 当社 取り組み 先進国 年 年 年 年 年 商品

商品 弾 技術 構造改革 事業 モノ 投入 販売 個性 売上高

当社出荷台数 人々 世界 二輪車事業 開発 商品 事業 挑戦 売上高 投入

個性 すべて お客さま 年 エンジン 中期経営計画 個性 会社 会社 回復

ブランド 瞬間 構造改革 豊か 挑戦 お客さま 推移 企画 成長戦略 億円

市場投入 期待 市場 取り組み 配当 世界 増益 開発 ひと回り 成長

万台 提供 両立 新興国 実施 取り組み 成長戦略 モノ 前年比 評価

当社 感動体験 三輪 獲得 事業セグメント 挑戦 皆さま 存在感 億円 成果

投入 心 運営 具体化 生産 成長戦略 実感 発揮 回り 技術

計画 スローガン 性能 社会 増収 市場投入 商品 輝き 達成 年

抽出されたメッセージの特徴

23

IRツールで企業のEconomic Moatsを表現

エムティーアイ スマートフォンの普及を予見し、スマートフォン向けのコンテンツを拡充

トプコン 外部環境の影響を受けやすい企業体質を改革 基盤事業の強化と新規事業の開拓

パナソニック 事業部制へ組織を改編し、個々の事業の強さを取り戻す 強いコアデバイスへの選択と集中

ヤマハ発動機 ヤマハらしい魅力と個性のある新商品を市場に投入することで成長を図る

インプリケーション

24

現状分析、成長戦略の論理的な展開などを通じて Economic Moatsを表現すべき

社会的最適化をめざし価値創造を行う上で、企業はその主役

トップマネジメントの肉声がレポートあるいは報告書の中に投影されているか

激変する経営環境の変化に迅速、柔軟、かつ強靭に対処できるトップかどうか

Copyright © 2014 Investor Impact, Inc. All rights reserved. Unless otherwise indicated, all materials on these pages are copyrighted by Investor Impact, Inc. All rights reserved. No part of these pages, either text or image, may be used for any purpose other than

personal use. Therefore, reproduction, modification, storage in a retrieval system or retransmission, in any form or by any means, electronic, mechanical, or otherwise, for reasons other than personal use, is strictly prohibited without prior written permission.