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ITS Japan活動紹介
2018年 7月
特定非営利活動法人 ITS Japan
ヨコスカ X スマートモビリティ・チャレンジ展開戦略タスクフォース (第4回)
資料 展開TF4-4
ITS Japan概要
* 沿革
・1994年1月: VERTIS( Vehicle, Road and Traffic Intelligence Society:
道路・交通・車両インテリジェント化推進協議会)として設立
・2001年6月: ITS Japan(任意団体)と名称変更
・2005年6月: 法人格取得 ⇒ 特定非営利活動法人 ITS Japan
* 目的
・広く一般市民を対象に我が国の移動・交通分野の幅広い関係機関等と連携し
ITS(Intelligent Transport Systems)の発展・普及・実用化の促進と、
国際交流に関する事業を行ない、産業の発展を通じ、
一般市民が住み易い活き活きとした社会の実現を目指す。
* 役員
名誉会長 : 豊田 章一郎 [ トヨタ自動車㈱ 名誉会長 ]
会 長 : 佐々木 眞一 [ トヨタ自動車㈱ 顧問・技監 ]
副会長 : 池内 克史 [ 東京大学 名誉教授 ]矢野 厚 [住友電気工業株式会社 顧問]
* 理事会社・団体
* 会員数: 261 (2018.5.31現在)
・名誉会員・顧問: 4、 特別会員:16、 賛助会員:53
・正会員: 188 (企業: 168、団体: 20)
ITS Japanの位置付け
* 国際的位置付け * アジア・太平洋地域のITS組織
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ITS Japanの活動状況(第3期中期計画)
誰でも、どこでも快適に移動できる社会
2030年将来の姿
「ITSによる未来創造の提言」
【中計の位置づけ】「ITSによる未来創造の提言」で示した将来の姿を実現するための実行計画
ITSによる安全・安心で活力ある社会を実現する
統合的アプローチ
【役割】社会的課題の解決に向けた
交通と街づくりのファシリテーター
ITS東京世界会議にて
国内外に発信
ファースト・ステージ セカンド・ステージ第3期中期計画2016-2020
実用化の推進 (開発9分野) 普及・社会還元加速
■第3期中期計画:「ITSによる未来創造の提言」を実現するための実行計画
ナビゲーションシステムの高度化
自動料金収受システム
安全運転の支援
交通管理の最適化
道路管理の効率化
公共交通の支援
商用車効率化
歩行者の支援
緊急車両の運行支援
安全性向上
円滑化・環境負荷軽減
利便性向上
地域の活性化
基盤の整備と国際化
ITS推進に関する全体構想
ITS推進の指針
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■実用化の推進
ファースト・ステージ
4
【参考】
協調型システム
トラック隊列走行
ビッグデータの活用(通行実績情報の提供)
CO2排出量の評価
■普及・社会還元加速
セカンド・ステージ
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【参考】
人に優しい自由で多様なモビリティの
提供
社会活動の発展に寄与するモビリティの向上
社会や自然と共生するモビリティの提供
2030年に求められる交通社会
2030年における我が国を取り巻く状況
(社会的課題)
少子高齢化
エネルギー・環境問題
経済成長の鈍化
安全・安心
2030年の交通社会実現のためにITSが果たす役割
ITSによる未来創造の提言
誰でも、どこでも快適に移動できる社会
■社会課題を解決し、将来の交通社会実現のためにITSが果たす役割を導出
「ITSによる未来創造の提言」
多様な都市のかたちを支えるITS
高齢者、障害者、子供などにも移動しやすい社会を支えるITS
高齢者、障害者、子供などにも移動しやすい社会を支えるITS
楽しく快適で安全な移動、ドライブ旅行を支えるITS
楽しく快適で安全な移動、ドライブ旅行を支えるITS
物流の効率化を支えるITS
人の移動の効率化を支えるITS
負の側面を更に解消するITS(交通事故、渋滞、CO )
負の側面を更に解消するITS(交通事故、渋滞、CO2)
災害時の対応を支えるITS
ITSによる新たな交通社会の海外への展開
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3. 競争と協調の境界を新しい考え方で再構築
1.価値創造やサービスの視点から 技術論へブレークダウン
4. グローバルな協調を想定した国際連携
2. 現場主義に基づき事例に立脚した具体論
基本的な考え方
• 技術的手段から論ずるのでなく、価値の創造や利用者にもたらすサービスから議論。
• 情報端末や自動車がコモディティ化し、それらを使いこなすための情報活用サービスが付加価値の支配的要素に。
• 技術指向でシステムを導入しても自治体や住民が求めている優先課題と乖離。
• 市民・自治体と一体となった将来像の共有と活動推進が必要。
• 従来の事業分野に包含されていなかった多様な技術の統合的な組込みが必要。専門人材の確保や必要な投資を個々の企業が単独で行うことが困難な分野が拡大。
• 交通情報や高度デジタル地図などの基盤構築や端末機器の普及とデファクト化などは、個々の企業が単独で取り組むのは困難。
• 市場はグローバル化しており、海外企業を含めた国際競争力のある連携を構築。
• 技術や情報の基盤構築も、グローバルに共有し、標準化や基準調和につなぐ。
7
■価値創造・サービスから現場主義に立脚した具体論で協調領域を再構築
階層的アプローチ
8
■社会実装の現場から、価値、サービス、基盤、技術へと階層的に取組む
社会を構成する最小規模集落として、その持続が可能であること
社会実装の現場
小さな拠点人口1万人規模、全国5,000カ所
高次都市連合自動車で1時間圏内に人口30万人以上、
全国に60~70カ所
大都市人口100万人規模の都市
世界最大のスーパーメガリージョンを軸とした国際戦略経済都市
複数の地方都市等が連携して一定規模の人口を確保し、高次都市機能を分担
連携
都市
都市都市
小さな拠点
集落
実装の現場
国土のグランドデザイン2050
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■「国土のグランドデザイン2050」を参考に、3つの社会実装の現場を想定
取組むべき3つのテーマ
テーマ1 : 多様性に対応した新たな交通手段の実現
テーマ2 : 情報利活用のための基盤づくり
テーマ3 : 多様な地域の実情に合ったITSの社会実装
1) 地域の実情調査2) 一緒に勉強させてもらえるパートナー探し3) 自治体・会員企業による実証から社会実装(実用化)へ4) 国際的視点
1) ITS Japanの委員会活動を通じた共通基盤のあり方調査2)整備が進む公的機関が提供するプラットフォーム連携検討3)地域に根差した必要なデータを市民へ情報提供するポータルサイト構築
1)事例の調査と現場価値との結びつき分析 (交通の手段、運用の方法)2)制度等の調査 (関連法規・特区・国プロ・特例措置など)3)地域特性・特色を考慮した、最適ソリューション導出
(地域特性・特色を考慮した仮説立案と、評価指標などを用いた統合的検証)
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■第3期中期計画の具現化に向け取組むべき3つのテーマを設定
活動の全体像
現場の把握 (テーマ3)
実現手段の集約 (テーマ1、テーマ2) 11
■成果を自治体と連携したケーススタディ、試行の向けた活動に繋げていく
地域が目指す姿
代表的な都市の選定:地方創生を積極的に推進している都市(連携中枢都市圏の策定状況を参考)
まちづくりと連携した総合交通計画・戦略、地域公共交通網形成計画等を分析・類型化
まちづくりと連携した交通計画を分析し、方針、アクションプラン等を分析■まちづくりと連携した交通計画を分析し、方針やアクションプラン等を把握
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目指す姿 – 統合的移動サービス
【ITS Japanがイメージする統合的移動サービス】 13
■様々な移動手段を有機的に統合し、安全・安心で活力ある社会を実現する
ITSによる安全・安心で活力ある社会
時刻表 自家用
Reserved
予約した自動⾞を利用する
用意されている自転⾞を利用する
個人や世帯で所有する
タクシー
電動化・自律化(自動運転)
誰かを乗せる電⾞・バス
同乗する
14
オンデマンド (利用したい時に利用できる)
カーシェアリング・シェアサイクルライドシェアリング
電気⾃動⾞に代表される電動化、⾃動運転技術による⾃律化
変化 - 電動化・自律化【参考】
Reserved
つながる利用したい人 移動手段
情報処理
オンデマンドを実現する“つながる”
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オンデマンド (利用したい時に利用できる)
カーシェアリング・シェアサイクルライドシェアリング
利⽤したい⼈、移動⼿段が通信で繋がり、利便性が⼤幅に向上
【参考】
時刻表 自家用
Reserved
予約した自動⾞を利用する
用意されている自転⾞を利用する
個人や世帯で所有する
タクシー
電動化・自律化(自動運転)
誰かを乗せる電⾞・バス
公共交通とは何か?
同乗する
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オンデマンド (利用したい時に利用できる)
カーシェアリング・シェアサイクルライドシェアリング
“移動⼿段を他⼈と共有するもの”=”公共交通”として捉えなおす
【参考】
地域住⺠
⾃治体からの情報提供
・効果的な⾏政施策の⽴案・実施・住⺠向けサービス提供
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■地域を支える情報基盤、行政の住民向けサービスや施策立案等とも連携
地域の情報基盤との融合
【ITS Japanがイメージする統合的移動サービス】
統合的移動サービス – 取組み状況
会員企業 地方自治体
試行(地域と伴に試す)、成果の発信(水平展開に向けた提言)
ワーキンググループ1
統合的移動サービスのプロトタイプ1
(持続可能なビジネスモデル)
ワーキンググループN
統合的移動サービスのプロトタイプN
(持続可能なビジネスモデル)
統合的移動サービスのプロトタイプ2
(持続可能なビジネスモデル)
ワーキンググループ2
目的・ニーズの統合:移動ニーズと社会ニーズを高度にマッチングしたサービス構築技術・手段の統合:移動手段と移動環境(インフラ)の統合的な進化プレーヤの統合:多様なプレーヤと知恵を連携した新たな価値創造
■取組みたいテーマ、提供できるハード・ソフト等を持寄り、実践的な活動へ
取組みたいテーマを共にするメンバーでWGを構成
持続的なサービス提供が可能なビジネスモデルを
目指す
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統合的移動サービスの実現
小さな拠点
高次都市連合
社会課題を解決し、誰でも、どこでも快適に移動できる社会の実現社会課題: 少子高齢化 エネルギー・環境問題 経済成長の鈍化 安全・安心
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大都市
まとめ - ITS Japan活動紹介 -
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目標:社会課題*)を解決し、“誰でも、どこでも、快適に移動できる社会”の実現を目指す。
*)少子高齢化、エネルギー環境問題、経済成長の鈍化、安全・安心
アプローチ:社会実装の現場から、価値、サービス、基盤、技術へと階層的に取り組む。
<考え方>・価値創造やサービス視点から技術論へブレークダウン・現場主義に基づき事例に立脚した具体論・競争と協調の境界を新しい考え方で再構築・グローバルな協調を想定した国際連携
統合的移動サービス:今年度より、検討を本格化
ご清聴ありがとうございました
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