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K-engineエコジャッジとは、自動積算と同時に外皮計算と住宅仕様基準を自動判定する サービスです。本ガイドはエコジャッジをご活用頂く上で、省エネ適合のメリット、お施主様 への提案方法が記載されています。 K-engineエコジャッジを上手にご活用頂き、受注率向上にお役立てください。 省エネ基準とは 省エネ基準の変遷と今後 2013年(平成25)改正で、基準が大きく変わり、住宅性能表示制度の等級表記も変更されています。 また現在、省エネ基準は一部を除き任意制度ですが、2021年に説明義務化(基準の適否、 適合しない場合の性能確保の措置)が予定されています。 省エネ基準のイメージ 省エネ基準は、 ① 夏季と冬季で躯体の断熱性能( 屋根・天井・外壁・床・基礎・開口部)と、日射遮蔽 性能を評価します。 ② 建物に設置する設備機器のエネルギー効率等(一次エネルギー消費量)を評価します。 ①躯体の断熱・日射遮蔽性能 ②一次エネルギー消費量対象設備 断熱性の高い建物は、冬季は建物内の 各設備機器のエネルギー効率等を 熱を逃がしません。 評価します。 ※夏季はこの逆で建物内への熱の流入を防ぎます。 K-engine エコジャッジ活用ガイド 2013(平成25) 省エネ基準改正 1999(平成11) 次世代省エネ基準 1992(平成4) 新省エネ基準 1980(昭和55) 旧省エネ基準 省エネ等級2 省エネ等級3 省エネ等級4 断熱等性能等級4 一次エネルギー 消費量等級4・5 省エネ基準の適合可否の説明が義務化され、 今後、さらに省エネ基準が厳格化される可能性があります。 2021省エネ基準説明 義務化(予定) 2016(平成28) 省エネ基準改正 -1- 20200325_ver.1.9

K-engine エコジャッジ活用ガイド

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Page 1: K-engine エコジャッジ活用ガイド

K-engineエコジャッジとは、自動積算と同時に外皮計算と住宅仕様基準を自動判定する サービスです。本ガイドはエコジャッジをご活用頂く上で、省エネ適合のメリット、お施主様 への提案方法が記載されています。 K-engineエコジャッジを上手にご活用頂き、受注率向上にお役立てください。

省エネ基準とは 省エネ基準の変遷と今後2013年(平成25)改正で、基準が大きく変わり、住宅性能表示制度の等級表記も変更されています。また現在、省エネ基準は一部を除き任意制度ですが、2021年に説明義務化(基準の適否、適合しない場合の性能確保の措置)が予定されています。

省エネ基準のイメージ 省エネ基準は、 ① 夏季と冬季で躯体の断熱性能( 屋根・天井・外壁・床・基礎・開口部)と、日射遮蔽 性能を評価します。 ② 建物に設置する設備機器のエネルギー効率等(一次エネルギー消費量)を評価します。

①躯体の断熱・日射遮蔽性能 ②一次エネルギー消費量対象設備

断熱性の高い建物は、冬季は建物内の 各設備機器のエネルギー効率等を熱を逃がしません。 評価します。※夏季はこの逆で建物内への熱の流入を防ぎます。

K-engine エコジャッジ活用ガイド

2013年(平成25)省エネ基準改正

1999年(平成11)次世代省エネ基準

1992年(平成4)新省エネ基準

1980年(昭和55)旧省エネ基準

省エネ等級2 省エネ等級3 省エネ等級4 断熱等性能等級4

一次エネルギー消費量等級4・5

省エネ基準の適合可否の説明が義務化され、今後、さらに省エネ基準が厳格化される可能性があります。

2021年省エネ基準説明義務化(予定)

2016年(平成28)省エネ基準改正

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Page 2: K-engine エコジャッジ活用ガイド

住宅仕様基準適合のメリット

住宅仕様基準に適合することで各種税制・金利優遇、補助金を受けられる為、資金計画の提案に利用できます。

お施主様メリット①:各種税制・金利優遇、補助金の適用

断熱性能が良くなれば、冷暖房費もお得に。試算では35年で差額40,000円×35年=1,400,000円になります。

お施主様メリット②:冷暖房費の低減

S55年基準 H11年基準出所:国土交通省資料より 木造戸建て 一定の仮定にて試算S55年基準 :外壁:GW30㎜、天井:GW40㎜、アルミサッシ+単板ガラスH11≒H25年基準:外壁GW100㎜、天井:180㎜、アルミ二重サッシ又はアルミサッシ+複層ガラス

52,000円/年

92,000円/年

40,000円/年

地震保険試算条件 *平成27年4月1日現在・長期優良住宅(構造等級2):建物2080万円(保険対象:1040万円)・一般住宅(構造等級なし ):建物2080万円(保険対象:1000万円)・ 建築地:東京、2014年7月1日以降の契約、ロ構造、長期割引適用とする。

住宅仕様基準適合と合わせ長期優良住宅(構造等級2)とした場合、地震保険料もお得に。試算では35年で差額25,000円/5年×7=175,000円になります。

お施主様メリット③:地震保険料の割引

一般住宅 長期優良住宅

105,611円/5年

130,563/5年

約25、000円/5年

建築会社様メリット①:売上・粗利の向上 建築会社様メリット②:集客力のメリット住宅仕様基準に適合することで売上・粗利の向上に繋がります。試算では売上 約10,000,000円/年粗利 約 3,000,000円/年のUPになります。

住宅仕様基準適合することでお施主様メリット(税制・金利優遇、補助金等)と、自社の技術力を訴求できます。

試算条件:1棟/月 売上一般住宅と省エネ適合住宅の 売上差額 80万円/棟・月 粗利差額 25万円/棟・月

一般住宅 省エネ適合住宅

売上UP額約10,000,000円/年

粗利UP額約3,000,000円/年

建築会社様メリット③:対応力の向上住宅市場の変化(CO2削減、中古市場の活性化)にいち早く対応でき、省エネ未対応の住宅よりも優位な取引に繋がります。

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Page 3: K-engine エコジャッジ活用ガイド

K-engineエコジャッジとは これまでの住宅仕様基準への対応 仕様基準(例) これまで多くの住宅建築会社様は、仕様基準で 省エネ対応されていたようです。 住宅仕様基準:躯体の断熱、開口部等の各基準を 仕様規定のみで適合させる方法 (邸別計算不要)

住宅仕様基準対応時の課題 住宅仕様基準では、新たに外皮計算等の邸別計算が必須となります。 同じ仕様でもプランによって適合可否が発生します。 そのため、省エネ判定を行うタイミングにより、以下の課題が想定されます。

K-engineエコジャッジは原価積算と同時に、外皮計算と住宅仕様基準適合を自動判定します。 プラン検討時に『誰でも』『簡単』『スピーディー』に省エネ判定が可能で、 融資や補助金等の資金計画がスムーズに提案でき、受注率向上に繋がります。

case:1【プラン確定後に省エネ判定を行う場合】

【K-engine エコジャッジを活用した場合】

プラン検討時に誰でも簡単に省エネ判定が出来ることが理想です。

▶ プラン確定後の手戻りリスクが残る!

▶ 知識、時間、費用が必要!

case:2【プラン検討段階で省エネ判定を行う場合】

プラン確定(契約)

ヒアリング プラン・仕様・見積・資金計画提案 実施設計

プラン検討

エコジャッジ(省エネ自動判定)

プラン提案プラン確定OK OK

判定!信頼獲得! 信頼強化!!

資金計画も安心。

お願いしよう!

頼んで

よかった!

このプランで省エネ基準に適合します。

フラット35Sの金利優遇も使えますよ!

プラン確定(契約)

ヒアリング プラン・仕様・見積・資金計画提案 実施設計

プラン検討

プラン確定(契約)

ヒアリング プラン・仕様・見積・資金計画提案 実施設計

プラン検討

動きが遅いから

別の会社に頼むよ!

せっかく頑張ったのに!・・・

よくわからない・・・

時間も掛かるなぁ・・・

プラン提案OK

プラン確定再提案(手戻り)の可能性ありNG

信頼失墜!!判定!

判定!

プラン提案

面倒なことはせずに

とにかく早く契約しよう

判定!

開口部:

アルミ樹脂サッシ+複層ガラス

天井:

グラスウール

厚180㎜

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Page 4: K-engine エコジャッジ活用ガイド

K-engine サービスの活用例 ※ 部がK-engine エコジャッジの活用例です。

step2 土地探し・敷地調査

step3 プラン提案

step5 契約

step1 集客

step4 資金計画

K-engine活用により、誰でも、簡単、スピーディ、かつ最小限のコストでお施主様へプレゼン・見積提示と、メリットの多い資金計画が提案ができます。K-engineを最大限にご活用頂き、お施主様の信頼を勝ち得て契約率向上にお役立てください。

■住宅仕様基準適合判定により、お施主様メリット(税制・金利優遇、補助金)を訴求できます。

■K-engine Navigatorでお施主様のニーズを的確に把握し、K-engineマドリホーダイで1500プランの間取りデータより、最適なプラン提案が行えます。

■K-engineマドリホーダイには、全プランにCADデータがあり、K-engine Designerと連動。クオリティの高い3Dプレゼンで、お施主様に満足度の高い完成イメージをプレゼンできます。

■K-engine Designerで作図した図面データはK-engineでスピーディーに原価積算と施主見積作成が可能。誰でも簡単に信頼度の高い施主見積が作成できます。

■積算と同時に外皮計算、住宅仕様基準適合を自動判定。どなたでも簡単に住宅仕様基準と見積りを一緒に提案できます。

■適合の確認ができれば、フラット35Sの金利優遇、税制優遇、補助金等、様々なお施主様へのメリットを具体的な数字で提案ができ、受注率向上に繋がります。

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Page 5: K-engine エコジャッジ活用ガイド

各種帳票について □ 適合判定結果 (PDF) → お施主様向けプレゼン資料にご活用いただけます。□ (申請用)外皮等求積図・面積表(JWW) → 申請図書としてご活用いただけます。□ 解説書 (PDF) → 適合判定結果 (PDF) の内容解説、不適合の場合の

対応方法の解説書としてご活用いただけます。

(申請用)外皮等求積図・面積表(JWW) のご利用上の注意点 ①各帳票は、必ず住宅建築会社様にて内容確認の上、ご利用ください。 また、必要に応じ事前に評価機関にご確認の上、提出願います。 ②各帳票は、申請内容に応じて必要な帳票をご利用ください。 ③トップライトは、外皮計算の対象としていますが、設置位置の関係で出力図面には記載しており ません。住宅建築会社様にて、追記願います。 ④JW図面形式ですので必要に応じて、追記、文字や図面の重複調整等を行ってください。

1.開口部位置図2.天井又は屋根求積図、面積表3-1.外壁求積図、面積表(南・東面)、3-2.外壁求積図、面積表(北・西面)、

外壁・開口部方位別面積表4.床求積図、面積表、外皮等面積集計表

住宅建築会社様作成資料 又は8.適合確認書(表紙:断熱等性能等級)に追記

各評価機関の申請資料・技術的審査依頼書 ・委任状・設計内容説明書など

長期優良住宅の技術的審査:断熱等性能等級4の申請(例)

・適合判定結果 ・開口部内訳

使用部材の性能値の証明書等・各メーカーのHP・評価協等の資料など

住宅建築会社様作成資料

又は

適合確認書(断熱等性能等級)(書式のみ)に追記

青字:K-engine出力帳票(申請用)外皮等求積図・面積表(JWW)の出力ファイル名を示す

開口部位置図

天井又は屋根求積図、面積表

外壁求積図、面積表(南・東面)

外壁求積図、面積表(北・西面)方位別ほか

床求積図、面積表、外皮等面積集計表

適合判定結果

開口部内訳

性能値を証明する資料

各評価機関の申請資料

*住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する設計・施工の指針及び維持保全の指針住宅仕様基準(国土交通省第266号(平成28年1月29日)の場合

住宅建築会社様作成資料 又は6.設備機器仕様表(書式のみ)に追記

住宅建築会社様作成資料

又は 設備機器仕様表(書式のみ)に追記

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