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導入事例
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株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン
ゴルフ新品中古用品販売、中古ゴルフショップ「ゴルフガレージ by GDO」運営、ゴルフ場予約サービス、ゴルフ場向け B2B サービス、ゴルフメディア、広告事業・モバイル事業、レッスン事業及びゴルフテックの運営、子供向けゴルフレッスン事業インターネットでゴルフのワンストップ・サービス(見る・買う・行く・楽しむ)を実現
東京都品川区東五反田 2-10-2 東五反田スクエア 8 階
505 名(2017 年 3 月 31 日現在) ※臨時従業員含む
http://www.golfdigest.co.jp/
事業内容 :
本 社 所 在 地 :
従業員数(連結) :
URL :
株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン お客様体験デザイン本部
写真左より
/ エンゲージメント推進部
CRM推進チーム 松村正美氏
/ 同本部 エンゲージメント推進部
情報活用推進チーム マネージャー 真中 一浩氏
/ 同本部 本部長 志賀 智之氏
/ 同本部 エンゲージメント推進部
情報活用推進チーム 本田塁氏
株式会社ゴルフダイジェスト・オンラインでは、ETL 環境の再構築にあたり Talend を選択。その導入サポートをエアーが担当しました。その経緯と評価について詳しく伺いました。
▶ Talend の利用状況について教えてください。当社では 2017 年 2 月、お客様のデータを統合的に管理する デジタルマーケティング基盤を再構築し、オンプレミス環境から AWS(Amazon Web Services)へ移行しました。 その際、データ統合環境を実現するための ETL (Extract/Transform/Load)ツールとして Talend を導入しました。 GDO クラブ会員の情報はもちろん、リテール情報、ゴルフ場の予約情報、スコア管理情報などのデータを収集・処理して、1 日 1 回、夜間 に DWH(Data Warehouse)/BI(Business Intelligence) システムへデータを受け渡しています。
【利用状況】デジタルマーケティング基盤の全面クラウド移行にともない、ETL ツールとして Talend を導入
DWH/BI システムでは、さまざまな集計や分析を行うと同時に、 プライベート DMP(Data Management Platform) のリコメンドエンジンと連携して会員ごとにパーソナライズされた情報を表示したり、One to One メールを送信するためのデータなどに活用しています。データソースの種類は約 20 種類あり、約 500 種類の Talend ジョブを開発しました。DWH の容量は約 7TB、テーブル数は数千におよびます。サーバはすべて AWS 上で稼働しており、Talend ジ ョ ブ サ ー バ が 2 台、Talend Administration Center (TAC) サーバ 1 台の3台体制で運用しています。
さまざまな基幹システムやサービスから得られる膨大なデータを、有機的に連携するためのデータ統合環境を短時間で再構築するために、Talend の導入サポートをエアーに依頼しました。
マーケティング・データ処理基幹データ/会計データ処理
基幹システム
会計システム
会員・ポイント管理
会計
事務局販売管理
分析ユーザ
お客様Amazon Redshift(7TB・数千テーブル )
BI ツール
データマイニング
表計算
SQL
マスター・トランザクション
データ
会計データ
Google Analytics Premium Google BigQuery Treasure Data Salesforce
Webサイト情報(ログ情報) Webサイト情報(ログ情報) マーケティングサービス
● Talendの詳細は
https://www.air.co.jp/tal/
〈 東 京 〉 〒106-0032 東京都港区六本木2-2-8 ヒューリック六本木二丁目ビル TEL : 03-3587-9221 FAX : 03-3587-9238
〈 本 社 〉 〒565-0851 大阪府吹田市千里山西5-31-20 TEL : 06-6368-6080 FAX : 06-6368-6081
URL : https://www.air.co.jp/
システム概要導入製品:Talend Enterprise Big Data3 usersVersion 5.6.2
TAL_GDO1709_1
取材ご協力ありがとうございました。取材・編集:2017 年 6 月記載の担当部署は、取材時の組織名です。掲載したテキスト・写真の無断転用・転載はお断りします。
【 導入効果 】ジョブプログラムの保守性や開発のスピードアップを実現▶ Talend の導入効果について 教えてください。本格的な利用を開始してから時間が経過しておらず、構成や インフラ環境も異なるので、一概に比較するのは難しいのですが、ETL に関してスケーラビリティを確保でき、必要に応じてスケールアウトできること、安定してシステムが稼働しており、決められた時間内に処理が確実に終了しているということは、とてもありがたいことです。また、従来のようにストアドプロシージャでの処理を多用していると、処理パフォーマンスなどを分析するのは難しかったのですが、Talend はログを見れば動作状況を把握しやすいので、トラブルを未然に回避したり、パフォーマンスの改善などができ、対応や判断の迅速化につながりました。さらに、クラウドに移行したことで、保守運用面でのストレスは大幅に解消されました。その結果、DWH の品質の向上や拡張といった、最優先で取り組むべき業務へ、より多くのリソースや時間を振り向けられるようになりました。開発においては、エアーのサポートを受けてジョブのテンプレートを精密に設計できたことで、品質を維持しながらジョブ開発のスピードアップもできました。また、ジョブを統廃合することで、約 2,000 ジョブから約 500 ジョブへと削減することができました。運用においては、TAC を導入したことで、各ジョブの構成管理や実行ログの管理がしやすくなりました。Talend は GUI でわかりやすくデータの関係性や処理内容が表現されているので、瞬時にジョブの動きや関連性が把握できます。
【採用理由 1】ETL としての評価データを集約・統合するハブとしての機能がシンプルに実装されており、オープンソースソフトウェアとしての評価が高く、企業ライセンスの導入実績も豊富なことから、安心して使い続けられる。
【採用理由 2】ライセンス体系Talend は、CPU ライセンスではなく開発ユーザライセンス契約なので、システムを拡張する際にコスト負担が膨らむことがない。
【採用理由 3】AWSとの親和性Amazon EC2 のインスタンス上にシステムを構築できるだけでなく、Amazon Redshift などのデータベースにアクセスするための専用コンポーネントが提供されている。容易かつ確実にさまざまなデータソースとデータのやり取りが可能になっている。
【採用理由 4】拡張性・保守性GUI ベースの開発環境(Talend Studio)でデータの統合や連携ジョブの開発が可能。拡張性や保守性に優れている。
【採用理由 5】サポート体制旧 ETL 製品は、サポート関連の情報が少なく苦労したので、短期 間かつスムーズに導入を進めるために、サポート環境が整っているかという点も重視。Talend は国内に開発ベンダーの拠点があり、エアーのサポートも充実していることからサポート体制に関して危惧するところはなかった。
【 評価・期待 】 エアーのサポートがシステムの品質向上に貢献▶ エアーに導入サポートを依頼した理由を 教えてください。エアーは Talend の導入実績が豊富で、セミナーやトレーニングも実施しており、Talend のスペシャリストもいることから、導入サポートを任せることができると考えました。
▶ エアーに対する評価をお聞かせください。期待以上の対応をしてくれました。エアーのサポートがなければ、短期間での導入はできなかったと思います。 Talend に関する情報が十分ではない中、不明なことがあればいつでも問い合わせることができるスペシャリストがいるという安心感は何事にも代えがたく、また、緻密にテンプレートを設計してもらえたことが、開発効率や保守性を高めるという結果に結びつき、トラブルの要因やリスクを最小限に抑え、システムの質を高めることに つながったと考えています。
▶ 今後の Talend 利用の拡張や期待について お聞かせください。TAC のジョブスケジューリング機能は、当社の要求には少し足りなかったので、今後の機能向上に期待します。また、今後より高いパフォーマンスが 必 要 に な っ た 場 合 に はSpark 等を活用し、さらに将来は上位製品にある機械学習機能の利用も検討したいです。
AIRʼs VIEWお客様は、製品機能の習得にも熱心で、トレーニングや導入支援をしている間も積極的にご質問を頂き、安心して導入提案を勧めることができました。先進的なサービスをされているお客様で、こちらも学ばせていただく点が多くありました。その後もセミナーに参加して頂いたり、新機能にもご興味をお持ちなので、今後とも積極的な情報提供に努めて参ります。 Talend:担当営業
【 導入背景 】柔軟で拡張性の高いマーケティングプラットフォームの実現のため DMP(データ統合環境)を刷新▶ Talend を導入した経緯について教えてください。
当社では、2011 年よりオンプレミス環境で マーケティング基盤を運用してきましたが、サービスやデータソース、データ量が増加し続けると同時に、データ分析も高度化・複雑化する中、処理能力は限界に達しつつありました。そのため、柔軟にスケールアウトできるクラウド環境へ移行することにしました。 DWH には Amazon Redshift を採用しました。
▶ なぜインフラだけでなく、ETL も刷新したのでしょうか。
旧 DWH 環境では旧 ETL 製品の処理性能不足をカバーするために、DWH 側でストアドプロシージャを多用する構成になっていました。今回の マーケティング基盤のクラウド化を契機に、AWS との親和性が高く、インフラ拡張に伴うスケールアウトがしやすいアーキテクチャとライセンス体系を持ち、開発生産性も高い Talend を採用しました。
【選定理由】 ライセンス体系や AWS との親和性、サポート体制などを高く評価 ▶ Talend の採用を決めた理由を教えてください。
当初、別製品を導入予定でしたが、AWS 開発環境と適合しなかったため再度製品選定を行った結果、Talend を選択しました。
オープンソースとしての評価が高く、企業における導入実績も豊富なことから、安心して使い続けられると判断しました。
◆真中氏
安定してシステムが稼働していることが、運用管理の立場からすると、とてもありがたいことです。
◆本田氏
インフラの AWS への全面移行を契 機 に、DWH や ETL の 見 直 しも実施しました。
◆志賀氏
エアーには、Talend のスペシャリストがいるので安心して導入を進めることができました。 ◆松村氏