「会津若松市へのオープンデータコミュニティー国際会議誘致」

平成28年度 会津若松市オープンデータコンテスト 活動部門

私たちOSM Fukushimaは、OpenStreetMapコミュニティーの年次国際会議「Sate of the Map 2017」を会津若松市に誘致しようと一年を通じて国内外に向け活動を行いました。

Photo cc-by-sa-4.0, by Tatiana van Campenhout for OpenStreetMap Foundation

State Of The Map 2016 group photo

Brussels, Belgium

State of the Map（SotM）とは。

https://wiki.openstreetmap.org/wiki/State_Of_The_Map

State of the Map（SotM）は、世界最大のOpenStreetMapに関する年次国際会議です。

各国の一般マッパー、GIS開発者、アプリケーション開発者、OSMコミュニティ指導者、

政府関係者・自治体・団体・企業の管理者などが一同に会します。

SotMは、OpenStreetMapに関わる協調を促進し、国際交流も促進します。

基調講演、各種プレゼンテーション、BoFセッション、ハッカソン等が行なわれます。

SotM国際会議は

マンチェスター、リムリック、アムステルダム、

東京、バーミンガム、デンバー、

ブエノスアイレス、ブリュッセル、

などの都市で開催され、

近年では参加者は300～400名規模となっています。

SotM国際会議　誘致活動

2015年12月　FacebookにSotM誘致グループ「State of the Map in Fukushima」を作成

“OpenStreetMap年次カンファレンスを福島で開催することを夢見て、あれこれ話し合う場所です。

国内、国際会議を問わずアイデアを出し合えればと思います。”　

という趣旨で情報収集・プラン検討などグループ活動を開始。

2016年3月 　State of the Map 2017開催地コンペの参加募集開始。

4月 SotM開催地コンペに福島・会津若松市開催で提案書を提出、応募する。

5月　福島・会津若松市開催提案webサイトを作成公開。

https://wiki.openstreetmap.org/wiki/State_of_the_Map_2017/Call_for_venues/Fukushima

State of the Map 2017開催地コンペへ応募したのは

福島・会津若松市とミラノの2都市。

この2都市で選考がおこなわれることに。

https://wiki.openstreetmap.org/wiki/State_of_the_Map_2017/Call_for_venues/Fukushima

https://wiki.openstreetmap.org/wiki/State_of_the_Map_2017/Call_for_venues/Milan

応募後も、開催を想定してより具体的な会場やアクセス、参加者対応、会議進行等を検討しました。

そして2016年8月に、主催するSotM委員会から暫定決定の連絡を受け、

会場、期間等の協議調整を続けてきました。

協議調整を経て、11月6日に第1回のSotM委員会（欧州）と

会津/福島グループとのオンラインミーティングを開催し、

2017年SotM国際会議は会津若松市での開催が決定と非公式ながら回答をいただきました。

このことはOSM活動の活性化のみならず、

国際交流、会津から世界への情報・文化発信、参加者による経済効果にも寄与できると考えます。