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椿ぜみなーる①
地域を元気にする女性講座
椿ぜみなーる①
平成25年6月8日(土)
「椿ぜみなーる 2013」は地域を元気にする女性のための連続講座です。
学びや交流を通してそれぞれが「気付き」「つながり」「広がる」ことを期待しています。
今年度は、向上心に溢れた 21 名から申込みがあり、今回は 15 名が参加しました。
第1回講座は、「なりたい自分をみつけよう!」のテーマで、男女共同参画の基本的な考え方
やなりたい自分を具体的に見出していく内容で開催しました。
受講者それぞれが自分で見つけた「なりたい自分」に近づいていけることを応援しています!
『男女共同参画って何?なりたい自分ってどんな自分?』
最初に、伊藤眞知子先生より『男女共同参画って何?なりたい自分ってどんな自分?』の講義
を受け、自分らしく生きることや、なりたい自分に近づくためにはどうすれば良いか、男女共同
参画社会とはどのようなことなのかなどを分かり易くお話しいただきました。
『なりたい自分をさがしてみよう』
続いて、「庄内ちぇりあ」の指導により、グループごとに「なりたい自分」の項目出しをして
まとめて発表しました。次に、個人ごとに「なりたい自分」をさらに深めて項目出しをして、な
りたい自分に近づくための公約を掲げ、まず初めに何から取組んだら良いかを 2 種類のシートに
書きこんでいきました。最後に「はじめの一歩シート」に書きこんだ内容をグループ内で発表を
しました。色んな「なりたい自分」があることも「気付き」になったのではないでしょうか?
講師:伊藤眞知子氏(東北公益文科大学教授)
庄内ちぇりあ(中野靖子さん、小松早苗さん)
このシートに個人ごと「なりたい自分」を 書き込んでいきました!
グループ発表中! 伊藤眞知子先生
「庄内ちぇりあ」中野さん、小松さん
平尾先生を囲んで素敵な笑顔があふれました!
地域を元気にする女性講座
椿ぜみなーる② 2013.7.6(Sat)
講師:平尾 清 氏(青山学院大学非常勤講師)
今回の講座は、平尾先生のアイスブレイクで一気に平尾ワールドに引き込まれてスタートしました。 「問題だぁ~!」と思っていることへの解決の糸口が見えてきたのではないでしょうか?(以下は講座の要旨です)
『問題=課題+悩み』である。まずは、課題と悩みを分けて考えよう!
問題だと思っていることを、「課題」と「悩み」にクリアに分けてみる。「悩み」は、想像力を働かせてどんどん大きくなり、堂々巡
りになっている場合もある。「課題」は、現在とあるべき姿のギャップであり、色々な視点から対応することで対処が可能である。
問題解決に向けた Step に沿って対処していこう!
受講生からは、「課題と問題が違うということをまず考えさせられた。」「問題だと頭を抱えていた多くのことは“悩み”の部分が多かった・・・頭の中の整理の仕方が分かってスッキリした」「発想を豊かにする。自分一人の発想では狭いので一人だけで抱えこまない。」という感想もありました。受講の成果が皆さんの問題解決につながりますように!
Step1 問題を明確化する
自分にとって、その問題は大事なこと? どんな影響がある? 解決した場合のメリットは?
解決しない場合の影響は? 何故、それに困っているの? 原因は? 問いに沿って整理してみよう。
Step2 問題を小分けにする
その問題は何でできているか。時間軸、担当軸、ジャンル軸で考え、対処できる大きさにしていこう。
Step3 問題を色々な角度から検証する
問題を自分の判断で固定化していないか?思い込みや先入観はないか?視点を変えてみる。発想を変えてみよう。
Step4 問題を課題に転換(SMARTなアプローチで解決する)
Specific(具体的に)、Measurable(測定できる)、Action-Oriented(行動を促す)、Realistic(現実的)、Time Bound(期限が明確)
事実を整理して、目指すところを明確にし、自分ができることは何なのか、まず初めにできることから取組み、
いつどのようにして、いつの時点で評価するのか、解決に向けて一歩ずつ進もう。
★問題解決の秘訣★ 「自分一人では解決できない。一人で抱えこまないこと。」
地域を元気にする女性講座
椿ぜみなーる③
2013.8.3(Sat)
講師:加賀谷 七重 氏(人財育成コンサルタント)
私たち、伝える・つながるコミュニケーションを実践します!
人生の主人公は
自分ですよ!
私の本当に伝えたい事
伝わってるかなぁ?
「なんとポジティブで勇気づけられる講座だったのでしょう!!」という受講生の感想があったとおり、受講生みんなを明るく元気に
してしまう加賀谷七重先生(能代市在住)から「伝える・つながるコミュニケーション」についてご指導いただきました。
地域にとっての『人財』になろう
みんなに『人権=生きる力』がある。自分でちゃんと選ぶ権利がある。自分で選ぶ主体的な『考動力』が大切。
【考動するために必要となるスキル】 ①コミュニケーションスキル ②プレゼンテーションスキル ③ネゴシエーションスキル
良いコミュニケーションとは、程よい距離感をもって、自分の言いたいことが言えること。そのためには相手に伝える力、分かって
もらえるように相手を説得できる力、交渉する力を身に着けなければならない。
つながるってどんなこと?
一人では生きていけない。人生を生きるには偏った考えにならないように、色んな人とつながった方が良い。否定的な意見に
対しても「そんな考えもあるんだな」と前向きに捉える。自分と合う人だけとつながってもダメ。苦手な人とも距離を置いてつな
がっていると助けになる時がある。つながるためのプレゼンテーションが大切。普段の雰囲気もプレゼンテ―ションの1つ。
対人関係能力
その人に働きかけて、影響を及ぼす力。自分の人生の主人公は自分。相手に振り回されることはない。また、みんなに好かれ
る必要はない。土足で踏み込むようなデリカシーのない人に対しては距離を置いて観察すると楽。(自分が巻き込まれない)
認識力
自分自身・自分以外・現実・環境等を正しく認識して判断すること。認識力が不足すると思い込みなどの誤りが起こる。
受信力と発信力、そして質問力
感じる力がないと発信できない。発信するには、自分の思いが相手に伝わって理解してもらわなければならない。思いや言い
たいことは、沢山あるけれど一番伝えたいことが伝わらないのは何故?一番伝えたいことが何なのか自分で分かっていないと、
相手も呑み込めない。(受け止められていない)自分の考えを整理するため自分とコミュニケーションする。上手く整理がつく
と、伝えたいことが伝わる。相手が分かったかどうか察する力も必要。相手の反応を見ながら対応する。アンテナを立てて、受
信しながら発信する。聴く方にもスキルが必要。相手が言いたいことを引き出すための『質問力』を高める。相手を理解したい
気持ちからの質問によって、話す側の考えがまとまってくる。
表現力=言葉+表情+考動(思考×動作・行動)
言葉は相手に合わせて理解できる言葉を使う。方言も大切。できるだけきれいな言葉、正しい日本語、ポジティブな言葉
を使う。表情、笑顔、声、相手との距離、視線の動かし方、身振りなど非言語のコミュニケーションも大切に。
第4回講座は、子どもと大人の交流の仕組み「だがしや楽校」や、鶴岡市山王商店街でのナイトバザールの開催に尽
力されている阿部等さんを講師にお迎えし、地域での活動の様子をご紹介いただき企画力について学びました。
地域を元気にする女性講座椿ぜみなーる④
講師:阿 部 等 氏(公益のふるさと創り鶴岡)
企画の前に・・・そこに「課題」はあるのか?
Ⅰ. 課題を探そう!課題がなければ目指すところは見つからない。
課題のレベルは色々あるけれども、自分の中にある課題が地域全体の課題である場合もある。
(課題レベル) 自分 → 家・近所 → 地域(町・県) → 社会(国) → 世界(地球)
Ⅱ. 課題を解決するには?
課題を解決するためにはどうすればよいか?課題を解決して目指すところは何なのか?ミッションを明確にしよう。
思い(アイディア) → 想い(イメージ) → 念い(スピリッツ) → 願い(ホープ) → 夢(ドリーム)
ブレない目的・使命
(ミッション)が必要!
一人よがりに ならないよう
「共感」を得よう!
身の丈に合った
実現化を図ろう!
「思い(アイディア)」を「夢」に育てる。
企画を実現するためのポイント!
企画とは・・・ミッションを実現化するために、目的や手法などをより具体的(ビジュアル化、文章化など)にしたもの
2 人ペアになって課題と解決策を話し合って発表しました。
地域を元気にする女性講座 椿ぜみなーる⑤ 2013.10.20(Sun)山形市:遊学館
(山形県男女共同参画センター「チェリア」のイベント『チェリア フェスティバル』に参加しての研修)
会場に到着すると間もなく賑やかなダンスで
オープニング。人権イメージキャラクターもお出迎えです。
農産物販売やフリーマーケットなどでお買い得品を GET!
平成 25年度山形県男女共同参画社会づくり
功労者等知事表彰式及び活動発表
ふるさと活性化グループ
「やまぶどうの会」(庄内
町)が、北月山荘における
地元食材を活かした郷土
料理の提供や雇用の場創
出、地域活性化の活動が
認められ、「チェレンジ
賞」を受賞しました。
9 つのワークショップに各々参加しました。参加者からは、日頃の防災意識の大切さや、避難生活の現状を知り平和ボケしていることに気づいたこと、また自分のタイプを知ることで自分と他人への理解が深まったという感想がありました。
被災地の現状を伝える展示など 9団体の展示発表
記念講演 「小児科医が考える子どもと親 男と女」
講師:細谷亮太氏(小児科医・文筆家)
「お・も・て・な・し」のお抹茶でホッとひと息
世の中で一番忙しいのは母親で、女性が外で
働くなんて考えられないと思って育った子ども
時代。結婚した妻は、看護師・保健師として働
き続け、夫婦で共に 4人の子育てをしてきたそ
うです。子育ては、小さな人間を大きくしてい
く中で良い子に育てていく意味があるとのこ
と。また、人の命は、長さではなく、どう生き
ていくかである、ということなどを伺いました。
「やまぶどうの会」からは、兼古哲也さんと
押切のり子さんが活動発表を行い、自分達が
楽しみながらやりたいことをして輝く場になっ
ていることや、女性にもチャンスが与えられる
ことが重要であるとのお話しがありました。
ワークショップ
椿ぜみなーる⑥公開講座
Sekine Chikako
株式会社 資生堂 執行役員 美容統括部長(ビューティークリエーション、お客さま情報、資生堂学園担当)
山形県出身、資生堂山形販社に美容部員として入社。資生堂販売近畿支社大阪支店長などを経て 2012 年 4 月
に、20数年ぶりに美容部員出身の女性役員に就任。
昨年、日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2013 のリーダー部門を受賞。売り上げの 5 割を海外が占める資生堂で、“おもてな
し接客”をグローバル市場に展開し、日本流の“おもてなし”の心に基づくカウンセリング販売を世界に浸透させ、成果を上
げました。
関 根 近 子 講演会
平成 25 年
11 月 17 日(日)13:30~15:00 ○会場/庄内町文化創造館 「響ホール」 小ホール
「同年代の女性がこんなに輝いているなんて感動しました。」という感想があったとおり、外見だけでなく内面からの
美しさも存分に感じさせてくれた関根さん。会場内を回って参加者と目を合わせながらお話しをする姿に感涙した
方もおり、県内各地から集まった約 160名が「プラス思考」について具体的に学び、多くの感動に包まれました。
つらい時こそ笑顔を忘れず、周りの出来事や自分自身をもプラス思考で捉えてきた関根さん。言葉の一つひと
つが、ご自身の生き方に重なり、今につながっていると感じられました。
「『思考』とは、私たちが誰の声よりもたくさん聴いている『自分自身の声』。その『思考』をプラスにすることで運命
までも変えていくことができる。『今日』という日がこれからの人生で一番若い日で、何かを始めるのに遅いということ
はない。」というお話しに、参加者からは、「できることから行動してみます。一歩が出せないでいたので今日、背中
を押していただきました。明日からの生き方はプラス思考で!」という感想もありました。
参加された皆さんの「気づき」となる言葉のエッセンスが詰まったお話しは、時間がとても短く感じられ、もっとお話
しをお聴きしたかった、という声も多くありました。
この講演会は、「椿ぜみなーる」の公開講座として開催され、受講生が実行委員となって主催者あいさつ、司
会進行などの役割を担って運営しました。受講生にとっても参加された皆さんとともに貴重な時間を共有することが
できました。
輝いて生きる女性を身近に感じながら、前向きに明るい未来を思い描く機会を与えていただいたことを関根さん
に感謝したいと思います。
地域を元気にする女性講座
椿ぜみなーる⑦ 2013.12.7(Sat)
講師:伊藤 眞知子 氏(東北公益文科大学教授)
スピーチで良かったところを 「ほめ言葉」にしてプレゼント
最終回の講座に参加された皆さん、お疲れさまでした!
今年度の「椿ぜみなーる」の最終回となった第7回講座では、受講生各々が、これまで学ん
できたことや、これからの目標などを「3分スピーチ」でプレゼンテーションしました。
決まった時間の中で、自分の想いを伝えることは大変難しいことですが、笑顔ではつらつとした
第一声で好印象を与えて、人前で話しをする練習としても良い機会になったのではないでしょう
か。「椿ぜみなーる」で学んだことで「気づき」があり、自分自身に変化があったことなどのお話しも
ありました。
また、話しを聴く側としての態度にも気を付けながらお聴きし、各々のスピーチで良かったことを
感想として書いてプレゼントしました。受け取った「ほめ言葉」が自信につながればと思います。
講座の初回と最終回でご指導いただいた講師の伊藤眞知子先生からは、次のような講評が
あり、受講生皆さんの今後の活躍が期待されるところです。
■プレゼンテーションについて
○時間を区切って、想いを伝えることは大切。練習すると時間も体得できる。話す順番も考慮
し、人前で話すことに場馴れしていってほしい。
○皆さんの第一声が素晴らしかった。話し始めに「今日は何を話すのか」を伝えると、聴く側も
何ついて話されるのかが分かって良い。
○人それぞれ多様なので、話すことに人柄、個性が表れていて良かった。
■「椿ぜみなーる」全体について
○「ふりかえり」は、とても大切。「省察」「内省」とも言う。今日のプレゼンテーションも、「ふりかえ
り」の自己開示。皆さんからの感想をフィードバックして、更にふりかえってほしい。
○これからも是非、学び続けてほしい。学んだ知識、仲間とのつながりを活かして、地域を元気
にしていってほしい。
地域を元気にする女性講座
椿ぜみなーる +α
受講生の高梨美代子さんが H25年 4月にオープンした農家レストラン「農々家」にてランチ
交流会を開催しました。心の身体もほっこり温まる美味しいお料理をいただき大満足!
また、このランチ交流会では「カラー講座」として、受講生の佐藤智子さんが研鑚を積まれてい
る「パーソナルカラー」についてお話しいただきました。参加者皆さん各々に似合うピンク色を診
断していただき、皆さん納得の表情でした。奥深いカラーの世界を垣間見ることができましたね。
お二人とも「知・好・楽」の教えとおり、各々の得意分野で輝いている姿がとても素敵でした!
この交流会は、県や分野を超えてつながり「『新しい東北』の創造と女性の力」をテーマにした
パネルディスカッションと、起業と経営、食育、元気なコミュニティづくり等の 8つテーマでの分科会
も開催され、各々が関心をもつ分科会に参加して、情報交換や交流を通じ、チャレンジする女
性たちに多くの刺激を受けてきました。本気で物事の取組んでいる素敵な女性たちの活動を通
して、「私達は力を持っている」という自分の価値を認めるとともに、出会った人の価値も認め交
流することで、更に大きな力になることを確認しました。
また、置賜地域の伝統食材等を使ったランチ交流会では、郷土料理も堪能し、有意義な
一日を過ごすことができましたした。