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令和元年度国立教育政策研究所教育課程研究指定校事業 研究協議会
金沢大学人間社会学域学校教育学類附属中学校
目次
1.研究主題
2.研究内容
①「書くこと」領域と「語彙」に関する内容の実践
ア-「書くこと」領域における指導方法の研究
イ-「語彙」に関する指導方法の研究
②新学習指導要領を踏まえた学習評価の工夫
③公立学校と連携した年間学習指導計画の作成
3.成果と課題
研究主題
言葉による見方・考え方を働かせ,
正確に理解し表現する資質・能力を
育成するための指導方法とその評価
―新学習指導要領の全面実施にむけて―
目次
1.研究主題
2.研究内容
①「書くこと」領域と「語彙」に関する内容の実践
ア-「書くこと」領域における指導方法の研究
イ-「語彙」に関する指導方法の研究
②新学習指導要領を踏まえた学習評価の工夫
③公立学校と連携した年間学習指導計画の作成
3.成果と課題
研究内容
①「書くこと」領域において表現・交流
することを重視した言語活動を通じて,
特に,「書くこと」領域と
「語彙」に関する内容との関連を図り,
資質・能力を育成するための指導方法の研究。
語彙 書くこと
交流の場面
「書くこと」領域と「語彙」に関する内容の実践
・言葉の例示
「書くこと」領域と「語彙」に関する内容の実践
・収集した語句の使用
・・・
激しい時代の変遷に、柔軟に対応しつつ・・
・
・・・
その魅力を、もっと積極的に知るべきだ。
目次
1.研究主題
2.研究内容
①「書くこと」領域と「語彙」に関する内容の実践
ア-「書くこと」領域における指導方法の研究
イ-「語彙」に関する指導方法の研究
②新学習指導要領を踏まえた学習評価の工夫
③公立学校と連携した年間学習指導計画の作成
3.成果と課題
①-ア「書くこと」領域における指導方法の研究
第2学年「根拠や想定される反論を考え,自分の意見をより明確にしよう」
(光村2年「根拠を明確にして意見を書こう」)
根拠や具体例が適切か確かめる
研究授業よりー有効な根拠や反論について話し合う野々市じょんからを残すメリットは
あるのかと考える人もいると思う。
↓
地域の交流を促すのにとても効果的である。
私も小学生の時、上級生から教わった経験
がある。
じょんからには人と人をつなぐ力がある。
①-ア「書くこと」領域における指導方法の研究第3学年「引用する資料を適切に使い,説得力のある文章を書こう」
(光村3年「説得力のある文章を書こう」) より
書籍やインターネットから収集した資料の妥当性を検討する生徒の様子
引用例
「枕草子のたくらみ
『春はあけぼの』に秘められた思い」
山本淳子
朝日新聞社
香炉峰の雪
・・・
日常をときめかせる知的な飾りだった。
定子や清少納言の感じ方が表現されている。
「これなら読めるやさしい古典『枕草子』」
長尾
剛
汐文社
第六段「大進生昌が家に」
・・・
「枕草子」を読むいつの時代のだれでもが
「あぁ、いわれてみればその通り。でも、
そんなこと、とても気づかなかったし
思いつきもしなかったなぁ」と納得して・・・
「枕草子」を取り上げて書くにあたって、
複数の資料を調べ、比較している。
①-イ「語彙」に関する指導方法の研究
高瀬舟より「疑懼」
意味:疑って不安に思うこと
類義:危惧、心配、憂慮、懸念・・
・
(
いかに庄兵衛が
懸念しているかが伝わる)
①-イ「語彙」に関する指導方法の研究
目次
1.研究主題
2.研究内容
①「書くこと」領域と「語彙」に関する内容の実践
ア-「書くこと」領域における指導方法の研究
イ-「語彙」に関する指導方法の研究
②新学習指導要領を踏まえた学習評価の工夫
③公立学校と連携した年間学習指導計画の作成
3.成果と課題
研究内容
② ①と関わって,新学習指導要領を
踏まえた学習評価の工夫。
(特に,言語活動を通した思考力・判断力・
表現力等の学習評価の在り方について)
生徒自身にも成果や課題が
目に見える形で確認できる手法
②学習評価の工夫に関する研究文章
資料
交流
●評価の項目例
・根拠を明らかに考えを
書くことができたか。
・他者の考えや事実を引用し、
書くことができたか。
・言葉を吟味できたか。
・・・
記述によるふり返りも
項目と同じ内容に。
〇自由記述に
自分の説明文を自分で読み返して推
敲したときは「完璧だ!」と思ってい
たので、冷静に自分の悪いところは見
つからなかったけれど、他の人と交流
すると改善点が大量に出てきた。自分
の文を読んだときは出てこないのに、
他の人の文を読むと改善点が出てきて
不思議だと思った。○○さんや○○さ
んのように要点をしぼって簡潔な文を
作るのが課題です。
②学習評価の工夫に関する研究文章
資料
交流
文章に関する工夫点や改善点の把握
研究授業よりー高校生による評価
・主張する内容の根拠として
適当であるか。
・理由付けの際の
論理展開が正しいか。
目次
1.研究主題
2.研究内容
①「書くこと」領域と「語彙」に関する内容の実践
ア-「書くこと」領域における指導方法の研究
イ-「語彙」に関する指導方法の研究
②新学習指導要領を踏まえた学習評価の工夫
③公立学校と連携した年間学習指導計画の作成
3.成果と課題
研究内容
③公立学校と連携した,
新学習指導要領を踏まえた
年間学習指導計画の作成。
活動の実効性の検証や,有効な実践例の反映
③公立学校との連携
成果と課題
〇「書くこと」領域において,ねらいとしていた指導事項に
迫ることができた。
〇使うという目的意識をもって,語句の収集に取り組むことが
できた。
〇「読む相手」が明確になることで,書く際の目的意識を明確
に持たせることができた。
●学習評価の客観性の検討が不十分。
●「語彙」に関する,学年段階に応じた手だての検討。