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また、本機の優れた機能を十分ご理解いただくためにも ...3 本機を正しくお使いいただくために、ご使用前に『安全上のご注意』(P.4~P.5)と

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Page 1: また、本機の優れた機能を十分ご理解いただくためにも ...3 本機を正しくお使いいただくために、ご使用前に『安全上のご注意』(P.4~P.5)と
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3

本機を正しくお使いいただくために、ご使用前に『安全上のご注意』(P.4~ P.5)と『使用上のご注意』(P.6)をよくお読みください。

また、本機の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、セットアップ・ガイド1、2 と取扱説明書をよくお読みください。

セットアップ・ガイド1、2 と取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。

このたびは、ローランド V-Drums Portable TD-4KPをお買い上げいただき、まことにありがとうございます。

©

2012 ローランド株式会社

本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。

本書は、ドラム音源TD-4の取扱説明書です。

TD-4_j.book 3 ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

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TD-4_j.book 4 ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

4

安全上のご注意

001-70Auto Off 機能について● 本機は、演奏や操作をやめてから一定時間経過すると

自動的に電源が切れます(Auto Off 機能)。自動的に電源が切れないようにするには、Auto Off 機能を解除してください(P.38)。

.........................................................................................................002c分解や改造をしない● 本機またはAC アダプターを分解したり、改造したり

しないでください。

.........................................................................................................003個人で修理や部品交換はしない● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれていな

いことは、絶対にしないでください。必ずお買い上げ店またはローランドお客様相談センターに相談してください。

.........................................................................................................004次のような場所で使用や保管はしない● 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場所、暖房

機器の近く、発熱する機器の上など)● 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)や湿度

の高い場所● 湯気や油煙が当たる場所● 塩害の恐れがある場所● 雨に濡れる場所● ほこりや砂ぼこりの多い場所● 振動や揺れの多い場所.........................................................................................................007不安定な場所に設置しない● 本機を、ぐらつく台の上や傾いた場所に設置しないで

ください。必ず安定した水平な場所に設置してください。

.........................................................................................................

008c付属のACアダプターをAC100Vで使用する● ACアダプターは、必ず付属のものを、AC100V の電源で使用してください。

.........................................................................................................008e付属の電源コードを使用する● 電源コードは、必ず付属のものを使用してください。また、付属の電源コードを他の製品に使用しないでください。

.........................................................................................................009電源コードを傷つけない● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上に重いものを載せたりしないでください。電源コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火災や感電の恐れがあります。

.........................................................................................................010大音量で長時間使用しない● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アンプ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設定によっては永久的な難聴になる程度の音量になります。大音量で、長時間使用しないでください。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直ちに使用をやめて専門の医師に相談してください。

.........................................................................................................011異物や液体を入れない、液体の入った容器を置かない● 本機に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に入れないでください。また、この機器の上に液体の入った容器(花びんなど)を置かないでください。ショートや誤動作など、故障の原因となることがあります。

.........................................................................................................

安全上のご注意

火災・感電・傷害を防止するには

以下の指示を必ず守ってください

取扱いを誤った場合に、使用者が傷害を負う危険が想定される場合および物的損害のみの発生が想定される内容を表わしています。 ※物的損害とは、家屋・家財および家畜・ペットにかかわる拡大損害を表わしています。

取扱いを誤った場合に、使用者が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容を表わしています。

警告

注意

注意の意味について 警告と 図記号の例

● は、強制(必ずすること)を表わしています。 具体的な強制内容は、● の中に描かれています。 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜くこと」を表わしています。

  は、注意(危険、警告を含む)を表わしています。 具体的な注意内容は、  の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を表わしています。

  は、禁止(してはいけないこと)を表わしています。 具体的な禁止内容は、  の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。

警告 警告

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TD-4_j.book 5 ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

012b異常や故障が生じたときは電源を切る● 次のような場合は、直ちに電源を切ってAC アダプ

ターをコンセントから抜き、お買い上げ店またはローランドお客様相談センターに修理を依頼してください。

○ ACアダプター本体、電源コード、またはプラグが破損したとき

○ 煙が出たり、異臭がしたとき○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりしたとき

○ 機器が(雨などで)濡れたとき○ 機器に異常や故障が生じたとき

.........................................................................................................013お子様が取り扱うときの注意● お子様のいる場所で使用する場合、お子様の取り扱い

やいたずらに注意してください。必ず大人のかたが、監視/指導してあげてください。

.........................................................................................................014落としたり、強い衝撃を与えたりしない● 本機を落としたり、本機に強い衝撃を与えたりしない

でください。

.........................................................................................................015タコ足配線はしない● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしないでくだ

さい。特に、電源タップを使用している場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を超えると発熱し、コードの被覆が溶けることがあります。

.........................................................................................................016海外でそのまま使用しない● 海外で使用する場合は、お買い上げ店またはローラン

ドお客様相談センターに相談してください。

.........................................................................................................

101b

風通しのよい場所に設置する● 本機とAC アダプターは、風通しのよい、正常な通気

が保たれている場所に設置して、使用してください。

.........................................................................................................102c

AC アダプターはプラグを持って抜く● 断線を防ぐため、ACアダプターを機器本体やコンセ

ントから抜くときは、必ずプラグを持ってください。

.........................................................................................................103bACアダプターのプラグを定期的に掃除する● 定期的にAC アダプターを抜き、乾いた布でプラグ部

分のゴミやほこりを拭き取ってください。また、長時間使用しないときは、ACアダプターをコンセントから抜いてください。ACアダプターとコンセントの間にゴミやほこりがたまると、絶縁不良を起こして火災の原因になります。

.........................................................................................................

104コードやケーブルは煩雑にならないように配線する● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならないように配慮してください。特に、コードやケーブル類は、お子様の手が届かないように配慮してください。

.........................................................................................................106上に乗ったり、重いものを置いたりしない● 本機の上に乗ったり、機器の上に重いものを置いたりしないでください。

.........................................................................................................107c濡れた手でACアダプターを抜き差ししない● 濡れた手でAC アダプターのプラグを持って、機器本体やコンセントに抜き差ししないでください。

.........................................................................................................108b移動するときはすべての接続をはずす● 本機を移動するときは、ACアダプターをコンセントから抜き、外部機器との接続をはずしてください。

.........................................................................................................109bお手入れするときはACアダプターをコンセントから抜く● お手入れをするときには、電源を切ってAC アダプターをコンセントから抜いてください。

.........................................................................................................110b落雷の恐れがあるときはACアダプターをコンセントから抜く● 落雷の恐れがあるときは、早めにAC アダプターをコンセントから抜いてください。

.........................................................................................................116b指などをはさまないように注意する● スタンドの可動部を操作するときは、指などをはさまないように注意してください。必ず大人のかたが操作してください。

.........................................................................................................118d小さな部品はお子様の手の届かないところに置く● 下記の部品はお子様が誤って飲み込んだりすることのないよう手の届かないところへ保管してください。

○ 取りはずしが可能な部品ナット、ワッシャー、ボルト

.........................................................................................................

警告

注意

注意

5

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TD-4_j.book 6 ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

使用上のご注意

電源について301● 本機を、インバーター制御の製品やモーターを使った電気製品(冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなど)と同じコンセントに接続しないでください。電気製品の使用状況によっては、電源ノイズによって本機が誤動作したり雑音が発生したりすることがあります。電源コンセントを分けることが難しい場合は、電源ノイズ・フィルターを取り付けてください。

302● ACアダプターは長時間使用すると多少発熱しますが、故障ではありません。

307● 接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必ずすべての機器の電源を切ってください。

設置について351● 本機の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあります。この場合は、本機との間隔や方向を変えてください。

352a● 本機をテレビやラジオの近くで動作させると、テレビ画面に色ムラが出たりラジオから雑音が出たりすることがあります。この場合は、本機を遠ざけて使用してください

352b● 本機の近くで携帯電話などの無線機器を使用すると、着信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあります。この場合は、無線機器を本機から遠ざけるか、電源を切ってください。

354a● 直射日光の当たる場所や発熱する機器の近く、閉め切った車内などに放置しないでください。変形、変色することがあります。

355b● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつく(結露する)ことがあります。そのまま使用すると故障の原因になります。数時間放置して、結露がなくなってから使用してください。

360● 設置条件(設置面の材質、温度など)によっては、本機のゴム足が設置した台などの表面を変色または変質させることがあります。ゴム足の下に別売のドラム・マットなどの布を敷くと、安心してお使いいただけます。この場合、本機が滑って動いたりしないことを確認してからお使いください。

361● 本機の上に液体の入った容器などを置かないでください。また、表面に付着した液体は、速やかに乾いた柔らかい布で拭き取ってください。

お手入れについて401a● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、固く絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布で乾拭きしてください。

402● 変色や変形の原因となる、ベンジン、シンナー、アルコール類は使用しないでください。

修理について451c● お客様が本機またはAC アダプターを分解、改造された場合、以後の性能について保証できなくなります。また、修理をお断りする場合もあります。

452● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあります。大切な記憶内容はメモしておいてください。修理するときには記憶内容の保存に細心の注意を払っておりますが、メモリー部の故障などで記憶内容が復元できない場合もあります。失われた記録内容の修復に関しましては、補償も含めご容赦願います。

453a● 当社では、本機の補修用性能部品(製品の機能を維持するために必要な部品)を、製造打切後 6年間保有しています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていただきます。なお、保有期間を過ぎたあとでも、故障箇所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、またはローランドお客様相談センターにご相談ください。

その他の注意について551● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などによって失われることがあります。失っても困らないように、大切な記憶内容はメモしておいてください。

552● 本体メモリーの失われた記憶内容の修復に関しましては、補償を含めご容赦願います。

553● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子などに過度の力を加えないでください。

554● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでください。556● ケーブルを抜くときは、ショートや断線を防ぐため、プラグ部分を持って引き抜いてください。

558a● 周囲に迷惑がかからないように、音量に十分注意してください。558d● 本機は、演奏時の打撃音を小さくする設計になっていますが、床や壁を通じての振動は意外によく伝わります。特にヘッドホン使用時の演奏は、隣近所に迷惑がかからないように注意しましょう。

559a● 輸送や引っ越しをするときは、本機が入っていた箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。

559c● 本機が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄するときは、各地域のゴミの分別基準に従ってください。

562● 接続ケーブルには抵抗入りのものがあります。抵抗入りのケーブルを使用すると音が極端に小さくなったり、まったく聞こえなくなったりする場合があります。抵抗の入っていない接続ケーブルをお使いください。他社製の接続ケーブルを使用する場合、仕様についてはケーブルのメーカーにお問い合わせください。

567● スタンドを折りたたんだり調節したりするときは、可動部と本体の間に指を挟まないように注意してください。お子様のいる場所で使用する場合は、必ず大人のかたが監視/指導してください。

● 打面部のゴム部分には、性能維持のために劣化防止剤などを塗布してあります。時間経過に伴い、これらの添加剤が表面に現れて白く汚れたように見えたり、製品検査時のスティック痕が見えたりする場合がありますが、製品の性能や機能には影響ありませんので、安心してお使いください。

● ご使用の年月とともに、パッドのゴム表面が変色することがありますが、使用上影響はありません。

985● 本書では、画面を使用して機能説明をしていますが、工場出荷時の設定(音色名など)と本文中の画面上の設定は一致していないことがあります。あらかじめご了承ください。

商標について3a● Roland、V-Drumsは、日本国およびその他の国におけるローランド株式会社の登録商標または商標です。

T-01● 文中記載の会社名及び製品名は、各社の登録商標または商標です。T-04● MIDI は社団法人音楽電子事業協会 (AMEI)の登録商標です。

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TD-4_j.book 7 ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

目次

安全上のご注意 ..............................................4

使用上のご注意 ..............................................6

各部の名称とはたらき...................................8フロント・パネル .....................................................8サイド・パネル.........................................................9リア・パネル.............................................................9底面パネル.................................................................9

演奏の準備をする........................................10オーディオ機器を接続する................................... 10電源を入れる/切る ..............................................11設定の保存.................................................................. 11

演奏する.......................................................12ドラム・キットを試聴する................................... 12ドラム・キットを選ぶ...........................................12「DRUM KIT」画面について ................................... 12

ドラム・セットの構成...........................................13ドラム奏法の基本 ..................................................14素早くチューニング/マフリングする................16チューニング.............................................................. 16マフリング.................................................................. 16

携帯オーディオ・プレーヤーをつないで演奏する..................................................................17

練習する.......................................................18メトロノームを聴きながら演奏する ...................18手軽に録音/再生する(クイック・レック)......18録音 ............................................................................. 18再生 ............................................................................. 19録音した演奏をタイム・チェックで判断する........ 19

コーチ・モードで練習する................................... 20練習メニューを選ぶ .................................................. 20< 1> ウォーム・アップ(WARM UPS)........... 21< 2>ビートに合わせて正確に叩く(TIME CHECK)... 23< 3>一定のテンポで叩き続ける(TEMPO CHECK).. 24< 4>身体でテンポを覚える(QUIET COUNT)............ 25< 5>テンポを徐々に上げ下げする(AUTO UP/DOWN).. 27

ドラム・キットを作る............................... 28項目(パラメーター)の選びかた....................... 28インストの設定を変える(INSTRUMENT)..... 29パッドやドラム・キットの音量を調整する(MIXER)................................................................ 30音にアンビエンス効果をかける(AMBIENCE)31ドラム・キットに名前を付ける(KIT NAME).. 31ドラム・キットをコピーする(COPY)............. 32ドラム・キットを入れ替える(EXCHANGE)... 33ドラム・キットを書き戻しする(RESTORE).. 34

システムの設定...........................................35メトロノームの鳴りかたを変える(METRONOME).................................................. 35パッドの調整をする(PAD SETTINGS)......... 36パッドの種類を指定する........................................... 36パッドの感度を調節する........................................... 36トリガー・ケーブルCR2の使いかたを決める..... 37

その他の設定をする(OPTIONS)..................... 37画面のコントラストを調節する(LCD Contrast)......................................................38画面の明るさを調節する(LCD Brightnes)........ 38ボタンの操作音を鳴らす(Keypad Sound)........ 38ヘッドとリムの設定を別々に変更できるようにする(Head/Rim Link)..........................................38自動で電源を切る(Auto Off)................................ 38工場出荷時の設定に戻す(Factory Reset)......... 38

スネアをメッシュ・パッドに変更する....40

その他の設定...............................................41MIDIを使う............................................................ 41MIDI に関する設定をする.........................................41

パッド・パラメーターをさらに細かく設定する.................................................................. 42変更したドラム・キットや設定をロックする (エディット・ロック).......................................... 45

困ったときは............................................... 46

エラー・メッセージ...................................48

ドラム・キット/インスト一覧................49

MIDIインプリメンテーション・チャート ..51

主な仕様.......................................................52

索引 ..............................................................53

7

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TD-4_j.book 8 ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

各部の名称とはたらき

fig.top

1. [POWER]ボタン電源をオン/オフします(P.11)。

2. [VOLUME]つまみOUTPUTジャックとPHONESジャックから出力される音量を調節します(P.11)。

3. [TUNING]ボタン各楽器音のチューニングをするときに使います(P.16)。

4. [MUFFLING]ボタン各楽器音のマフリング(ミュート)をするときに使います(P.16)。

5. DRUM KIT[<][>]ボタンドラム・キットの切り替えに使います(P.12)。また、他の画面からドラム・キット画面に戻るとき(録音/再生中を除く)にもこのボタンを使います。

6. ディスプレイ演奏時はドラム・キット名などを、エディット時は設定内容を表示します。

パネル操作がしばらくの間されないときは、バックライトが自動的に減光します。

7. [MENU]ボタンドラム・キットの設定を変えたり、各パッドの調整をしたりなど、TD-4の各種設定をするときに使います。

8. SEL[ ][ ]ボタンコーチ機能のメニュー選択や、TD-4 の各種設定のパラメーターを選ぶときに使います。

9. [-/+]ダイヤル値を変更するときに使います。+側に回すと値が増え、-側に回すと値が減ります。

10.[OK]ボタンコーチ機能で使うメニューの決定や、TD-4 の各種設定で変更した値を確定するときに使います。

11.[COACH]ボタンコーチ機能を使うときに押します(P.20)。

12.[ ](メトロノーム)ボタンメトロノームをオン(鳴らす)/オフ(鳴らさない)します(P.18)。

13. QUICK REC[ ](録音)ボタンドラム演奏を録音するときに使います(P.18)。

14. QUICK REC[ ](再生/停止)ボタン録音した演奏の再生/停止をします(P.19)。

フロント・パネル

1

2

3 5 4 6 8 10 13 14

7 9 11 12

ボタンによっては、押したときに操作音が鳴ります。

操作音は消すこともできます(P.38)。

本機は、演奏や操作をやめてから一定時間経過すると自動的に電源が切れます(Auto Off 機能)。自動的に電源が切れないようにするには、Auto Off 機能を解除してください(P.38)。

電源をオンにするときは、電源を入れ直してください(P.11)。

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各部の名称とはたらき

TD-4_j.book 9 ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

15.MIDI OUTコネクターパッドでの演奏を、外部MIDI音源やサンプラーなどで鳴らすときに使います(P.41)。

16. MIX INジャック携帯オーディオ・プレーヤー、CD プレーヤーを接続します(P.17)。このジャックから入力された音は、OUTPUTジャックとPHONESジャックに出力されます。

※ 音量は、MIX IN に接続した機器側で調節してください。

17. PHONESジャックステレオ・ヘッドホンを接続します(P.10)。ヘッドホンを接続しても、OUTPUT ジャックからは音が出力されます。

18.DC INジャック付属のAC アダプターを接続します(P.10)。

19. TRIGGER INPUT コネクターこのコネクターに付属の接続ケーブルを取り付け、各パッドとペダルを接続します。

20.OUTPUT ジャック(L/MONO、R)TD-4 の楽器音を出力するジャックで、外部オーディオ機器やアンプに接続します。モノ出力で使う場合は、L/MONOジャックにだけプラグを差し込んでください。

21. 音源マウンティング・プレート取り付け穴TD-4をスタンドのマウンティング・プレートに取り付けます。

22. 盗難防止用ロック( SECURITY ROCK)市販の盗難防止用セキュリティー・ワイヤーなどを接続することができます。

http://www.kensington.com/

サイド・パネル

15 16 17

リア・パネル

18 19 20

底面パネル

2221

9

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TD-4_j.book 10ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

演奏の準備をする

1. 接続の前に、すべての機器の電源を切ります。

他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞り、すべての機器の電源を切ってください。

2. OUTPUT ジャック(L/MONO、R)に、オーディオ・システムやアンプを接続します。

※ ヘッドホンを使う場合は、PHONESジャックに接続します。

3. 付属のACアダプターをDC IN ジャックに接続します。ACアダプターは、インジケーター(図参照)のある面が上になるように設置してください。

※ ACアダプターをコンセントに接続すると、インジケーターが点灯します。

MIX INジャックを使用すると、携帯オーディオ・プレーヤーなどに合わせて演奏することができます(P.17)。

オーディオ機器を接続する

ステレオ 標準プラグ

ステレオ ミニ・プラグ

ステレオ ヘッドホン

MIDI IN

オーディオ・セットなど アンプ内蔵スピーカーなど

インジケーター

コンセントへ

ACアダプター

電源コード

携帯オーディオ・プレーヤー MIDI音源

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演奏の準備をする

TD-4_j.book 11ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

941

正しく接続したら(P.10)、必ず次の手順で電源を入れてください。手順を間違えると、誤動作をしたり故障したりすることがあります。

1. [VOLUME]つまみを左いっぱいに回しきって音量を最小にします。

2. 接続しているアンプやオーディオ・システムの音量を最小にします。

3. [POWER]ボタンを押します。943

※ 電源を入れる/切るときは、音量を絞ってください。音量を絞っても電源を入れる/切るときに音がすることがありますが、故障ではありません。

942

※ 本機は回路保護のため、電源をオンにしてからしばらくは動作しません。

4. 接続しているアンプやオーディオ・システムの電源を入れます。

5. パッドを叩いて音を聴きながら、[VOLUME]つまみを徐々に右に回して音量を調節します。接続しているアンプやオーディオ・システムの音量も適当な大きさに調節します。

電源を切る

1. TD-4および接続している外部機器の音量を最小にします。

2. 外部機器の電源を切ります。

3. [POWER]ボタンを、ディスプレイに「See you!」と表示されるまで押し続けます。

TD-4本体に「設定保存」という操作はありません。変更した値は、電源を切るときに保存されます。

※ 必ず[POWER]ボタンを押して、電源を切るようにしてください。

電源を入れる/切る

13

電源投入時のご注意

電源を入れてからディスプレイにドラム・キット・ネーム(次の図)が表示されるまでは、パッドやペダルを操作しないでください。誤動作の原因となります。

設定の保存

音が鳴らないときは以下の点を確認してください。

パッドやペダルの接続

• TRIGGER INPUT コネクターに接続ケーブルが正しく接続されていますか?

• 各パッドやペダルにケーブルが正しく接続されていますか?

アンプやオーディオ・システムを使っているとき

• TD-4の OUTPUTジャックに接続していますか?

• アンプやオーディオ・システムの入力端子に正しく接続していますか?

• 接続ケーブルに異常はありませんか?

•[VOLUME]つまみが左いっぱいに回りきっていませんか?

• アンプやオーディオ・システムの入力切り替えは正しいですか?

• アンプやオーディオ・システムの音量設定は正しいですか?

ヘッドホンを使っているとき

• ヘッドホンをPHONES ジャックに接続していますか?

•[VOLUME]つまみが左いっぱいに回りきっていませんか?

11

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TD-4_j.book 12ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

演奏する

電源投入後は、デモ・パターンを演奏させることができます。

デモ・パターンを演奏させながらドラム・キットを切り替えて音を確認してみましょう。

※ これらのデモ・パターンを個人で楽しむ以外に権利者の許諾なく使用することは、法律で禁じられています。

※ デモ・パターンの演奏データは MIDI OUTコネクターからは出力されません。

1. [ ](再生/停止)ボタンを押します。

デモ・パターンが演奏されます。

2. DRUM KIT[<][>]ボタンを押して、ドラム・キットを選びます。

3. デモ・パターンの演奏を止めるときは、もう一度[ ]ボタンを押します。

[ ](録音)ボタンを押して演奏を録音(P.18)する

と、デモ・パターンは一時的に消去されますが、電源を入れ直すとデモ・パターンが聴けるようになります。

ドラム・キットとは、各パッドの音色や、アンビエンスの設定などをひとまとめにしたものです。

1. DRUM KIT[<][>]ボタンを押して、ドラム・キットを選びます。

この画面は、TD-4の基本となる画面です。

どの画面が表示されているときでも、DRUM KIT[<][>]ボタンを押すと「DRUM KIT」画面になります(録音/再生中を除く)。

ドラム・キットを試聴する

2 1, 3

ドラム・キットを選ぶ

1

「DRUM KIT」画面について

A ドラム・キットの番号

B ドラム・キットの名前

C メトロノームのテンポが表示されます(P.18)。

Dパッドを叩いた強さ6段階で表示します。

Eスネアのクロス・スティック奏法が可能なときに表示されます(P.30)。(Xstick Volumeが OFF 以外のとき)

A

B

D

CE

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演奏する

TD-4_j.book 13ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

ドラム・セットの基本的な用語を説明します。

※( )内はTD-4KP での呼称を示しています。

ベース・ドラム/キック・ペダルベース・ドラムはドラム・セットの中でもっとも大きなドラムです。キック・ペダルを踏んで演奏します。

スネアドラム・セットの中で音の中心となるドラムです。

ハイハット/ハイハット・ペダル2 枚のシンバルが上下対になっています。

ハイハット・ペダルを踏むことで、ハイハットのオープンやクローズが可能です。

※ TD-4KP では、シンバル・パッド1 枚です。

タム(タム 1、タム2)通常、ベース・ドラムの上に設置します。

フロア・タム(タム 3)バス・タムと呼ばれることもあります。

床に設置します。

ライドリズムの基本的なビートを刻みます。

通常右側に設置します。

クラッシュライドより小さなシンバルで、強いアクセントをつけるときに使います。

アコースティック・ドラム

TD-4KP

ドラム・セットの構成

ハイハット・ ペダル

キック・ドラム

フロア・ タム

スネア

ハイハット

タム

クラッシュ ライド

キック・ペダル

ハイハット・ コントロール・ペダル キック・ペダル

スネア

ハイハット タム1 タム2

クラッシュ ライド

タム3

13

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演奏する

TD-4_j.book 14ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

ドラム・セットは両手、両足を使って演奏します。ここではスティックの持ちかたやペダルの踏みかたなどを紹介します。

スティックの持ちかた

もっとも一般的な「マッチド・グリップ」を紹介します。

左手

右手

キック・ペダルの踏みかた

キック・ペダルには「ヒール・アップ奏法」と「ヒール・ダウン奏法」の2種類の踏みかたがあります。

ヒール・ダウン奏法かかとからつま先までペダルにべったりとつけて踏む奏法です。くるぶしの関節を使ってつま先でペダルを踏みます。

繊細な音量のコントロールがしやすく、ジャズやボサノバなどで多用されます。

ヒール・アップ奏法かかとを浮かせてペダルを踏む奏法です。かかとをあげた状態から脚全体を落とすようにペダルを踏みます。脚全体の重みをペダルに掛けることができるので、ヒール・ダウンより強い音が出しやすくなります。ロックやポップスで多用されます。

ドラム奏法の基本

14

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演奏する

TD-4_j.book 15ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

ハイハットの使いかた

アコースティック・ドラムのハイハットは 2枚のシンバルが上下対になってスタンドにセットされています。ペダルを操作して2枚のシンバルを開閉できます。

ペダルを踏んだり、スティックで叩いたりいろいろな奏法ができます。

ペダルを踏み込むと 2 枚のシンバルが密着した状態(クローズ)になります。ペダルを離す と 2 枚のシンバルが離れた状態(オープン)になります。

TD-4KP では、5種類のハイハット奏法が表現できます。

クローズハイハット・ペダルを強く踏み込んだ状態でパッドをスティックで叩きます。

「チッ」と短い音になります。

ハーフ・オープンハイハット・ペダルを弱く踏んだ状態でパッドをスティックで叩きます。「チー」と少し長い音になります。

オープンハイハット・ペダルから完全に足を離した状態でパッドをスティックで叩きます。叩くとハーフ・オープンよりさらに長い音になります。

フット・クローズスティックを使わずペダルだけを踏み込みます。クローズより柔らかな短い音になります。タイトな音で、リズム・キープに有用です。

フット・スプラッシュスティックを使わずペダルを蹴る要領で踏み込まずにすぐに足を離します。

アコースティックのハイハットで 2 枚のシンバルを瞬間的にぶつける状態です。

オープンより柔らかな音で長い音になります。

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演奏する

TD-4_j.book 16ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

専用ボタンを押して、素早くチューニング/マフリングができます。

シンバル系のインスト・グループ(HIHAT、CRASH、RIDE)のインスト(P.29)が割り当てられているパッドではチューニング/マフリングの設定はできません。その場合は「- - -」が表示されます。

1. [TUNING]ボタンを押して、ボタンを点灯させます。TUNING 画面が表示されます。このとき、選ばれているパッドの音が鳴ります。

2. チューニングをするパッドを叩きます。画面に、叩いたパッドが点滅表示されます。

3. パッドを叩いて音をチェックしながら、[-/+]ダイヤルを回してチューニングをします。設定値:-600 ~ 0~ +600

(-)の値にするとピッチが低くなり、(+)の値にするとピッチが高くなります。

4. 手順2~3を繰り返して、各パッドのチューニングをします。

5. チューニングが完了したら、[TUNING]ボタンを押して、ボタンを消灯させます。

1. [MUFFLING]ボタンを押して、ボタンを点灯させます。MUFFLING画面が表示されます。このとき、選ばれているパッドの音が鳴ります。

2. マフリングをするパッドを叩きます。画面に、叩いたパッドが点滅表示されます。

3. パッドを叩いて音をチェックしながら、[-/+]ダイヤルを回してマフリングをします。設定値:0~10

値を大きくすると、響きが少なくなり、アタックが強調された音になります。

4. 手順2~3を繰り返して、各パッドのマフリングをします。

5. マフリングが完了したら、[MUFFLING]ボタンを押して、ボタンを消灯させます。

素早くチューニング/マフリングする

チューニング

1, 5

3

マフリング

1, 5

3

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演奏する

TD-4_j.book 17ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

MIX INジャックに携帯オーディオ・プレーヤーを接続し、曲に合わせて演奏を楽しむことができます。

その他、CD プレーヤーなどのオーディオ機器を接続することもできます。

接続

携帯オーディオ・プレーヤーを接続するときは、TD-4本体と携帯オーディオ・プレーヤーの音量を絞ってください。

926a

※ 抵抗入りの接続ケーブルを使用すると、MIX INに接続した機器の音量が小さくなることがあります。このときは、抵抗の入っていない接続ケーブルをご使用ください。

再生

1. 携帯オーディオ・プレーヤーの曲を再生します。再生方法は、お使いのオーディオ・プレーヤーの取扱説明書をご覧ください。

2. 携帯オーディオ・プレーヤーの音量を調節します。MIX IN ジャックに入力された音は、OUTPUT ジャックとPHONESジャックから出力されます。

※ TD-4と携帯オーディオ・プレーヤーの音量バランスを整えたいときは、携帯オーディオ・プレーヤーの音量を調節してください。

3. TD-4の音量を調節します。

携帯オーディオ・プレーヤーをつないで演奏する

• Head/Rim Link(P.38)が「ON」に設定されているときは、 HEAD と RIMのチューニング/マフリングの設定が同

時に変更されます。

• 画面の右側に「*」が表示されることがありますが、これは、HEAD と RIMに設定されているチューニング/マフリン

グの値が異なっていることを示しています。

ステレオ ミニ・プラグ

携帯オーディオ・プレーヤー

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TD-4_j.book 18ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

練習する

1. [ ](メトロノーム)ボタンを押します。

メトロノームがオンになり、画面にメトロノームのテンポが表示されます。

また、メトロノームのテンポにあわせて、ボタンが点滅します。

2. [-/+]ダイヤルを回して、テンポを調節します。設定値:40 ~260

3. メトロノームをオフにするときは、[ ](メトロノーム)ボタンを押して、ボタンを消灯させます。

[ ](メトロノーム)ボタンを押さなくても、Drum Kit画面で[-/+]ダイヤルを回してテンポを変えることができます。

メトロノームの鳴りかたを変えることができます(P.35)。

TD-4 には、自分の演奏を簡単に録音できる「QUICK REC(クイック・レック)」機能があります。

練習しながら録音したものをすぐに確認し、再度、練習(録音)するといった繰り返しの練習にたいへん便利な機能です。

電源投入時には「デモ・パターン」が演奏される状態になっています。録音後に電源を切ると録音データは消去され、電源投入時に再度デモ・パターンが本体メモリーから呼び出されます。

MIX INジャックからの信号は録音されません。

※ あらかじめ、練習(録音)に使うドラム・キットを選んでおきます。

1. [ ](録音)ボタンを押します。

[ ](録音)ボタンが点滅し、録音スタンバイになります。

• メトロノームに合わせて録音したいときは、[ ](メト

ロノーム)ボタンを押してメトロノームをオンにしてから、[-/+]ダイヤルでテンポを設定します。

メトロノームを聴きながら演奏する

1, 32

手軽に録音/再生する(クイック・レック)

録音

1, 3

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練習する

TD-4_j.book 19ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

2. パッドを叩いて、録音を始めます。以下の画面が表示されます。

3. 録音を終了するときは、[ ](録音)ボタンを押

してボタンを消灯させます。

※ 録音可能な音数を超えたときは、以下のメッセージが表示され、録音が停止します。この場合は[OK]ボタンを押します。

1. [ ](再生/停止)ボタンを押してボタンを

点灯させます。以下のような画面が表示され、録音した演奏の再生が始まります。

※ 録音した演奏のデータは、MIDI OUT から出力されません。

[ ]ボタンを1秒程度押し続けるとループ再生になり、録音した演奏が繰り返し再生されます。

2. 再生を終了するときは[ ](再生/停止)ボタンを押して、ボタンを消灯させます。

すべての再生が終了したときは、[ ](再生/停

止)ボタンが自動的に消灯します。

録音した演奏を、コーチ・モードの「TIME CHECK」機能(P.23)を使って、正確なタイミングで叩いていたかどうかをチェックすることができます。

録音するときに、必ずメトロノームに合わせてください。

1. [ ](再生/停止)ボタンを押してボタンを

点灯させ、録音した演奏を再生させます。

2. [COACH]ボタンを押します。以下の画面が表示されます。

再生中に[-/+]ダイヤルを回すと、再生テンポを変えることができます。再生を停止すると、録音時のテンポに戻ります。

※ 自動的にループ再生となり、メトロノームが鳴ります。

3. 再生を終了するときは[ ](再生/停止)ボタンを押して、ボタンを消灯させます。

再生

1, 2

録音した演奏をタイム・チェックで判断する

ループ再生

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練習する

TD-4_j.book 20ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

TD-4 には、練習の効果を最大限に引き出すために用意された、大変ユニークな練習用モード「コーチ・モード」があります。

スピードのコントロール能力や、精度、持久力を鍛えるとともに、タイミングを上手くとる練習に大変適しています。

コーチ・モードには、調整可能なパラメーターがいくつか用意されているため、それぞれのレベルに応じた練習を行うことができます。

1. [COACH]ボタンを押して、ボタンを点灯させます。コーチ・モードのメニュー画面が表示されます。

2. SEL[ ][ ]ボタンを押して、練習メニュー(右記参照)を選びます。

3. 練習メニューが決まったら、[OK]ボタンを押します。選んだ練習メニューのスタート画面に移動します。

[OK]ボタンのかわりに[ ]ボタンを押すと、スター

ト画面に移動せずに、すぐに練習スタートになります。

練習メニューのスタート画面で[MENU]ボタンを押すと、それぞれのメニューの設定が行えます。

コーチ・モードで練習する

練習メニューを選ぶ

1

2 3

メニュー 説明

ウォーム・アップP.21

練習前に、軽く腕ならししたいとき。

タイム・チェックP.23

正確なリズムを叩く力をつけます。

テンポ・チェックP.24

一定の速さで叩く力をつけます。

クワイエット・カウントP.25

体感でテンポを覚える力をつけます。

オート・アップダウンP.27

叩き続ける持久力をつけます。

20

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練習する

TD-4_j.book 21ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

このモードでは、ステップ 1~3までの練習を順番に行い、各ステップでの演奏を採点して、総合評価をします。

軽めの練習からハードな練習まで、3つのコースが選べます。また、演奏の上達度に合わせて、テンポの調節もできます。

練習スタート

■ WARM UPS スタート画面で[ ](メトロノーム)ボタンを押して、練習をスタートします。

WARM UPS をスタートさせた後で[ ](メトロノーム)ボタンを押すと、WARM UPS を一時停止させることができます。

練習を再開するときは、再度[ ](メトロノーム)ボ

タンを押します。WARM UPS を終了するときは、[OK]ボタンを押します。

この状態でSEL[ ]ボタンを押すと前のステップに移動し、SEL[ ]ボタンを押すと次のステップに移動します。

練習中でも[-/+]ダイヤルを回して、テンポを調節することができます。

ステップ 1:Change-up

このステップでは、リズム・タイプが 2 小節ごとに変化していきます。

2分音符から始まって徐々に音符が細かくなっていき、また2分音符まで戻るというリズムの変化を繰り返します。

ステップ2:AutoUpDown

テンポを徐々に上げ下げします。

メトロノームが上限値になるまで、テンポが 1 ずつ上がっていき、上限値になったらテンポが 1 ずつ下がって最初のテンポに戻ります。その後、同じ動作を繰り返します。

※ AutoUpDown は、Duration(P.22)が10 MINS または15MINS のときに実行されます。

※ 現在のテンポ設定値が、テンポ下限値になります。

練習中にSEL[ ]ボタンを押すと、現在のテンポがテ

ンポ上限値となり、SEL[ ]ボタンを押すとテンポ上

限値が260に戻ります。

ステップ3:TimeCheck

このステップでは、メトロノームに合わせて正確にタイミングよく叩く練習をします。

パッドを叩いたタイミングがメトロノームの拍子に合っているかどうかを画面に表示します。

総合評価

各ステップでの演奏を採点し、総合評価を表示します。

< 1> ウォーム・アップ(WARM UPS)

残り時間

現在の音符

テンポ下限 テンポ上限

遅い ジャスト 速い

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TD-4_j.book 22ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

練習終了

■ [OK]ボタンを押して、コーチ・モードのメニュー画面に戻ります。

コース選択と各種設定

1. WARM UPSスタート画面で[MENU]ボタンを押して、ボタンを点灯させます。

2. SEL[ ][ ]ボタンを押して、パラメーターを

選びます。 3. [-/+]ダイヤルで設定値を変えます。

4. [MENU]ボタンを押してWARM UPSスタート画面に戻ります。

Duration(時間選択):

Grade:採点やTimeCheckでの正確さを判断する基準を設定します。

Change-up:ステップ1:Change-upでの、リズム変化のパターンを設定します。

MaxTempo:ステップ2:AutoUpDownでの、テンポの上限値を設定します。

Tempo:テンポを設定します。

評価(表示)EXCELENT!(最高)、VERY GOOD!( 優秀)、GOOD(良)、AVERAGE(標準)、START OVER(やり直し)

設定値 説明

5 MINS 所要時間:5分Change-up:2 分、TimeCheck:3分

10 MINS所要時間:10分Change-up:3 分、AutoUpDown:3分TimeCheck:4分

15 MINS所要時間:15分Change-up:5 分、AutoUpDown:5分TimeCheck:5分

設定値 説明 EASY 標準 HARD 採点(判断)基準が厳しくなります。

設定値 説明

設定値 説明

40~260※ タップ入力(P.35)でテンポを設定することもできます。

設定値 説明

40~260※ タップ入力(P.35)でテンポを設定することもできます。

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TD-4_j.book 23ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

メトロノームに合わせて、正確にタイミングよく叩く練習をするためのモードです。

練習スタート

1. TIME CHECKスタート画面で[ ](メトロノーム)ボタンを押して、練習をスタートします。

練習中でも[-/+]ダイヤルを回して、テンポを調節することができます。

2. メトロノームに合わせてパッドを叩きます。

• パッドを叩いたタイミングがメトロノームの拍子に合っ

ているかどうかを画面に表示します。

• 正確なタイミングで叩いた割合が「%」で表示されます。

採点

Score(右記)を「ON」に設定しているときは、指定した小節数の練習が終わると、TimeCheck を自動的に終了し、それまでの演奏を採点して、結果を画面に表示します。

練習終了

3. [OK]ボタンを押して、コーチ・モードのメニュー画面に戻ります。

各種設定

1. TIME CHECKスタート画面で[MENU]ボタンを押して、ボタンを点灯させます。

2. SEL[ ][ ]ボタンを押して、パラメーターを

選びます。

3. [-/+]ダイヤルで設定値を変えます。

4. [MENU]ボタンを押して TIME CHECK スタート画面に戻ります。

Score:採点の結果を、画面に表示させるかどうかを設定します。

Grade:採点基準を設定します。

< 2> ビートに合わせて正確に叩く(TIME CHECK)

遅い 速い

設定値 説明

OFF 採点しません。タイミングのチェックだけをします。

ON(4、、、、 8、、、、 16、、、、 32 meas)

採点の結果を画面に表示します。また、採点までの間に練習する小節数を指定します。

設定値 説明 EASY 標準 HARD より厳しくタイミングをチェックします。

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TD-4_j.book 24ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

Tempo:テンポを設定します。

メトロノームのテンポに頼らず、一定のテンポを保ちながら叩く練習をするモードです。

練習スタート

1. TEMPO CHECK スタート画面で[ ](メトロノーム)ボタンを押して、練習をスタートします。

練習中でも[-/+]ダイヤルを回して、テンポを調節することができます。

2. メトロノームのテンポに合わせて、パッドを叩きます。

一定のテンポを保つようにパッドを叩きます。

• 正確なテンポで叩くと、メトロノームの音が小さくなり

ます。

• パッドを叩くテンポがズレてくると、メトロノームの音

が大きくなってきます。ズレが大きいほど、メトロノームの音が大きくなります。メトロノームのテンポに合わせて、パッドを叩くタイミングを修正します。

叩くテンポが大きくズレると、テンポのズレを正確に判定できないことがあります。

• 正確なテンポで叩いた割合が「%」で表示されます。

練習終了

3. [OK]ボタンを押して、コーチ・モードのメニュー画面に戻ります。

設定値 説明

40 ~260※ タップ入力(P.35)でテンポを設定することもできます。

< 3> 一定のテンポで叩き続ける(TEMPO CHECK)

ズレ大

ズレ中

ズレ小

正確

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TD-4_j.book 25ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

各種設定

1. TEMPO CHECKスタート画面で[MENU]ボタンを押して、ボタンを点灯させます。

2. SEL[ ][ ]ボタンを押して、パラメーターを

選びます。

3. [-/+]ダイヤルで設定値を変えます。

4. [MENU]ボタンを押してTEMPO CHECKスタート画面に戻ります。

Grade:テンポの正確さの判断基準を設定します。

Tempo:

テンポを設定します。

身体でテンポを覚えるためのモードです。最初の数小節は設定された音量でクリックが鳴りますが、次の数小節は音量が小さくなり、ほとんど聴こえなくなります。

[ ](メトロノーム)ボタンを押して停止させるまで、この数小節間隔のサイクルが続きます。

練習スタート

1. QUIET COUNT スタート画面で[ ](メトロ

ノーム)ボタンを押して、練習をスタートします。

2. メトロノームのテンポに合わせて、パッドを叩きます。

練習中でも[-/+]ダイヤルを回して、テンポを調節することができます。

• 最初の数小節はメトロノームが鳴ります。メトロノーム

が発音する最後の小節になると、画面に「Ready」と表示されます。

• メトロノームが鳴り終わると、画面の表示が「Quiet」に

変わります。この間もパッドを叩き続けます。

設定値 説明 EASY 標準 HARD より厳しくテンポをチェックします。

設定値 説明

40~260※ タップ入力(P.35)でテンポを設定することもできます。

< 4> 身体でテンポを覚える(QUIET COUNT)

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TD-4_j.book 26ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

•「Quiet」表示中に、正確なテンポで叩いた割合が「%」

で表示されます。

3. 手順 2を繰り返して、練習を続けます。

練習終了

4. [OK]ボタンを押して、コーチ・モードのメニュー画面に戻ります。

各種設定

1. QUIET COUNT スタート画面で[MENU]ボタンを押して、ボタンを点灯させます。

2. SEL[ ][ ]ボタンを押して、パラメーターを

選びます。

3. [-/+]ダイヤルで設定値を変えます。

4. [MENU]ボタンを押してQUIET COUNTスタート画面に戻ります。

Measures:「メトロノーム発音」と「Quiet」の繰り返し区間の長さ(小節)を設定します。

Quiet:Meas で設定した小節のうち、Quiet にする小節の長さを設定します。

Tempo:

テンポを設定します。

設定値

2 、4 、8、16(小節)

設定値 説明

RANDOM Quietの区間が毎回ランダムに設定されます。

1、2、4

設定した長さ(小節)が Quiet の区間に設定されます。※ Measuresで設定した値の半分より大きい値を設定することはできません。

設定値 説明

40~260※ タップ入力(P.35)でテンポを設定することもできます。

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TD-4_j.book 27ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

テンポを徐々に上げ下げすることによって、持久力を高める練習が行えるモードです。

練習スタート

1. AUTO UP/DOWNスタート画面で[ ](メトロノーム)ボタンを押して、練習をスタートします。

2. メトロノームに合わせて、パッドを叩きます。

• メトロノームのテンポが、テンポ下限値から設定した拍

ごとにテンポが 1 ずつ上がっていきます。テンポ上限値になると、設定した拍ごとにテンポが 1ずつ下がっていきます。この状態が繰り返されます。

• 練習中にSEL[ ]ボタンを押すと、現在のテンポがテンポ上限値となり、SEL[ ]ボタンを押すとテンポ上限値が260 に戻ります。

練習終了

3. [OK]ボタンを押して、コーチ・モードのメニュー画面に戻ります。

各種設定

1. AUTO UP/DOWN スタート画面で[MENU]ボタンを押して、ボタンを点灯させます。

2. SEL[ ][ ]ボタンを押して、パラメーターを選びます。

3. [-/+]ダイヤルで設定値を変えます。

4. [MENU]ボタンを押して AUTO UP/DOWN スタート画面に戻ります。

Rate:メトロノームのテンポが上(下)がる速さを設定します。

MaxTempo:テンポの上限値を設定します。

MinTempo:テンポの下限値を設定します。

< 5> テンポを徐々に上げ下げする(AUTO UP/DOWN)

テンポ下限 テンポ上限

設定値 説明 SLOW 4拍でテンポが1上(下)がります。 MEDIUM 2拍でテンポが1上(下)がります。 FAST 1拍でテンポが1上(下)がります。

設定値 説明

41~260

※ タップ入力(P.35)でテンポを設定することもできます。

※ MinTempo より小さい値に設定することはできません。

設定値 説明

40~260※ タップ入力(P.35)でテンポを設定することもできます。

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TD-4_j.book 28ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

ドラム・キットを作る

キック・ドラム、スネア・ドラムなど、それぞれのインスト(楽器音)をエディットして、演奏曲や目的にあったドラム・キットを作ります。

1. DRUM KIT[<][>]ボタンを押して、設定を変えるドラム・キットを選びます。

2. [MENU]ボタンを押して、ボタンを点灯させます。メニュー画面が表示されます。

3. SEL[ ][ ]ボタンを押して、項目(右記参

照)を選びます。

4. 項目が決まったら[OK]ボタンを押します。選んだ項目の設定画面に移動します。

[-/+]ダイヤルを回して、設定を変えたいパッドを選ぶことができます。

5. 設定を終えたら[MENU]ボタンを押してボタンを消灯させ、DRUM KIT画面に戻ります。

項目(パラメーター)の選びかた

2

1 3 4

メニュー パラメーター

P.29

• インスト設定

• チューニング

• マフリング

P.30

• パッドの音量

• パッドの定位

• ドラム・キット全体の音量

• クロス・スティックの音量

P.31

• アンビエンスの種類

• アンビエンスのかかりの深さ

P.31 • ドラム・キットの名前

• ドラム・キットのコピー(P.32)

• ドラム・キットの入れ替え(P.33)

• ドラム・キットの書き戻し(P.34)

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ドラム・キットを作る

TD-4_j.book 29ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

TD-4 では、ドラム・キットを構成するキック・ドラムやスネア・ドラムなど、1 つ 1 つの楽器のことを「インスト(INST)」と呼びます。

1. メニュー画面で「1 INSTRUMENT」を選び、[OK]ボタンを押します。

「Instrument」画面が表示されます。

2. SEL[ ][ ]ボタンを押して、パラメーターを

選びます。

3. パッドを叩いて、設定を変えるパッドを選びます。画面に、叩いたパッドが点滅表示されます。

4. [-/+]ダイヤルで設定値を変えます。

5. [OK]ボタンを押して「MENU」画面に戻ります。

• Tuning とMufflingは、Drum Kit画面で[TUNING]ボタン、[MUFFLING]ボタンを押して変更することができます。

• Head/Rim Link(P.38)がONのとき、SNARE、HH、CRASH、RIDE についてはヘッドとリム(シンバルの場合はボウ

またはエッジが同時に変更されます。Head/Rim Link が OFF のときは、パッドのヘッドまたはリム(シンバルの場合はボウまたはエッジ)を叩いて設定を変えるパッドを選びます。

• Head/Rim Link(P.38)がONのときに、ヘッドとリム(シンバルの場合はボウとエッジ)に割り当てられているインス

ト(楽器音)が推奨の組み合わせと異なっている場合は、画面の右側に「*」が表示されます。

• Head/Rim Link(P.38)がONのときに、ヘッドとリム( シンバルの場合はボウとエッジ )に設定されているチューニングま

たはマフリングの値が異なっている場合は、画面の右側に「*」が表示されます。

インストの設定を変える(INSTRUMENT)

インスト番号

インスト・グループ

インスト

画面 パラメーター 設定値 説明

インスト・グループ

『ドラム・キット/インスト一覧』(P.49)参照

インストの種類

インスト 選んだパッドのインスト

Tuning -600 ~ 0~ +600

ヘッドのチューニング

※ チューニングは、インスト・グループがKICK、SNARE、TOM、PERC のインストが割り当てられているパッドにのみ設定可能です。

Muffling 0~ 10

マフリング(ミュート)の設定

※ マフリングは、インスト・グループがKICK、SNARE、TOM、PERC のインストが割り当てられているパッドにのみ設定可能です。

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ドラム・キットを作る

TD-4_j.book 30ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

パッドの音量やパン(定位)を調節します。

1. メニュー画面で「2 MIXER」を選び、[OK]ボタンを押します。

「Mixer」画面が表示されます。

2. SEL[ ][ ]ボタンを押して、パラメーターを

選びます。

3. パラメーターが「Pad Volume」または「Pan」のときは、パッドを叩いて設定を変えるパッドを選びます。

画面に、叩いたパッドが点滅表示されます。

4. [-/+]ダイヤルで設定値を変えます。

5. [OK]ボタンを押して「MENU」画面に戻ります。

• Pad Volume と Panは、Head/Rim Link(P.38)がONのとき、SNARE、HH、CRASH、RIDE についてはヘッドとリム(シンバルの場合はボウまたはエッジ)が同時に変更されます。画面にはヘッド(シンバルの場合はボウ)側の設定値が表示されます。Head/Rim Link が OFFのときは、パッドのヘッドまたはリム(シンバルの場合はボウまたはエッジ)を叩いて設定を変えるパッドを選びます。

• Head/Rim Link(P.38)がONのときに、ヘッドとリム(シンバルの場合はボウとエッジ)に設定されているPad VolumeまたはPan の値が異なっている場合は、画面の右側に「*」が表示されます。

パッドやドラム・キットの音量を調整する(MIXER)

画面 パラメーター 設定値 説明

Pad Volume 0~ 100

各パッドの音量

※ ハイハット・ペダルの感度は、HH PedalSens(P.37)で調節します。

Pan L10~ CENTER~ 10R 各パッドの定位

Kit Volume 0~ 100 ドラム・キット全体の音量

XstickVolume OFF、1~ 3

クロス・スティックの音量値を大きくすると、クロス・スティックの音量が大きくなります。値が 1 ~ 3 のときは、Drum Kit 画面に「Xstick」と表示されます。「OFF」にすると、クロス・スティック奏法のときにもオープン・リム・ショットの音が鳴ります。※ クロス・スティック音とオープン・リムショット音が切り替わるときの叩く強さは、Xstick Adjust(P.37)で設定します。

30

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ドラム・キットを作る

TD-4_j.book 31ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

ドラムを演奏している部屋の鳴りの設定を「アンビエンス」といいます。

アンビエンスの設定を変更することで、いろいろな部屋でドラムを演奏しているような効果が得られます。

1. メニュー画面で「3 AMBIENCE」を選び、[OK]ボタンを押します。

「Ambience」画面が表示されます。

2. SEL[ ][ ]ボタンを押して、パラメーターを

選びます。

3. [-/+]ダイヤルで設定値を変えます。

4. [OK]ボタンを押して「MENU」画面に戻ります。

キットごとに、10 文字以内の名前(ドラム・キット・ネーム)を付けることができます。

1. メニュー画面で「4 KIT NAME」を選び、[OK]ボタンを押します。「Kit Name」画面が表示されます。

2. SEL[ ][ ]ボタンを押して、文字を変更する

位置にカーソルを合わせます。

3. [-/+]ダイヤルで、文字を変更します。

※ 以下のボタンを使うと、文字変更が効率良く行えます。

4. [OK]ボタンを押して「MENU」画面に戻ります。

音にアンビエンス効果をかける(AMBIENCE)

画面 パラメーター 設定値 説明

Type

OFF、ROOM、ROCK CLUB、HALLS、HALL L、ARENA、DANCEFLOOR、STUDIO、RECORDING、ISOLATOR

アンビエンスの種類

「OFF」にすると、アンビエンスはかかりません。

Depth 0~ 5アンビエンスのかかりの深さ

「0」にすると、アンビエンスはかかりません。

ドラム・キットに名前を付ける(KIT NAME)

ボタン 説明

[ ]カーソル位置の文字を削除し、以降の文字を1つ左にずらします。

[ ]カーソル位置に空白を挿入し、以降の文字を1つ右にずらします。

[COACH]カーソル位置の文字の種類を大文字、小文字、数字・記号の順で切り替えます。

31

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ドラム・キットを作る

TD-4_j.book 32ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

ドラム・キットをコピーすることができます。

コピーを実行すると、コピー先の内容は消去されます。よく確認してから実行してください。

1. メニュー画面で「5 KIT COPY」を選び、[OK]ボタンを押します。

「Kit Copy」画面が表示されます。

2. [-/+]ダイヤルで「COPY」を選びます。

3. SEL[ ]ボタンを押します。

4. [-/+]ダイヤルで、コピー元になるドラム・キットを選びます。

※ このときパッドを叩いて、選んだドラム・キットの音を聴くことができます。

5. SEL[ ]ボタンを押します。

6. [-/+]ダイヤルで、コピー先のドラム・キットを選びます。

7. SEL[ ]ボタンを押します。

確認のメッセージが点滅表示されます。

※ 中止するときは、[MENU]ボタンを押します。

8. コピーを実行するときは、[OK]ボタンを押します。ドラム・キットのコピーが実行されます。

ドラム・キットのコピーが完了すると以下のメッセージが表示され、ドラム・キット画面に戻ります。

ドラム・キットをコピーする(COPY)

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ドラム・キットを作る

TD-4_j.book 33ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

ドラム・キットの入れ替え(エクスチェンジ)をすることができます。

1. メニュー画面で「5 KIT COPY」を選び、[OK]ボタンを押します。

「Kit Copy」画面が表示されます。

2. [-/+]ダイヤルで、「EXCHANGE」を選びます。

3. SEL[ ]ボタンを押します。

4. [-/+]ダイヤルで、入れ替えの元になるドラム・キットを選びます。

※ このときパッドを叩いて、選んだドラム・キットの音を聴くことができます。

5. SEL[ ]ボタンを押します。

6. [-/+]ダイヤルで、入れ替え先のドラム・キットを選びます。

7. SEL[ ]ボタンを押します。

確認のメッセージが点滅表示されます。

※ 中止するときは、[MENU]ボタンを押します。

8. 入れ替えを実行するときは、[OK]ボタンを押します。ドラム・キットの入れ替えが実行されます。

ドラム・キットの入れ替えが完了すると以下のメッセージが表示され、ドラム・キット画面に戻ります。

ドラム・キットを入れ替える(EXCHANGE)

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ドラム・キットを作る

TD-4_j.book 34ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

指定のドラム・キットを工場出荷時(プリセット)のドラム・キットの設定に書き戻し(リストア)することができます。

書き戻しを実行すると、元の内容は消去されます。よく確認してから実行してください。

1. メニュー画面で「5 KIT COPY」を選び、[OK]ボタンを押します。

「Kit Copy」画面が表示されます。

2. [-/+]ダイヤルで、「RESTORE」を選びます。

3. SEL[ ]ボタンを押します。

4. [-/+]ダイヤルで、書き戻しの元になるプリセット・ドラム・キットを選びます。

※ RESTORE を選んでいるときには P1~ P25の番号が表示されます。「P」はプリセットのドラム・キットを表しています。

※ このときパッドを叩いて、選んだドラム・キットの音を聴くことができます。

5. SEL[ ]ボタンを押します。

6. [-/+]ダイヤルで、書き戻し先のドラム・キットを選びます。

7. SEL[ ]ボタンを押します。

確認のメッセージが点滅表示されます。

※ 中止するときは、[MENU]ボタンを押します。

8. 書き戻しを実行するときは、[OK]ボタンを押します。

ドラム・キットの書き戻しが実行されます。

ドラム・キットの書き戻しが完了すると以下のメッセージが表示され、ドラム・キット画面に戻ります。

ドラム・キットを書き戻しする(RESTORE)

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TD-4_j.book 35ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

システムの設定

TD-4 全体の動作環境に関する「システム・パラメーター」の設定を行います。

1. [MENU]ボタンを押して、ボタンを点灯させます。メニュー画面が表示されます。

2. SEL[ ][ ]ボタンを押して「7 METRONOME」を選び、[OK]ボタンを押します。

「Metronome」画面が表示されます。

3. SEL[ ][ ]ボタンを押して、変更するパラ

メーターを選びます。

4. [-/+]ダイヤルで設定値を変えます。

5. [OK]ボタンを押して「MENU」画面に戻ります。

メトロノームの鳴りかたを変える(METRONOME)

画面 パラメーター 設定値 説明

Tempo(Tap) 40~ 260

メトロノームのテンポを設定します。

※ 同じパッドを連続で4回以上叩くと、パッドを叩いた間隔でテンポを設定することができます(タップ・テンポ)。

Beat 1~ 9 メトロノームの拍子を設定します。

RhythmType 右記

メトロノームで鳴らす音符の種類を設定します。全音符、4分音符、8分音符、8分3連符、16分音符

Volume 0~ 10 メトロノームの音量を設定します。

Sound 右記メトロノームの音色を設定します。

ELECTRONIC、BEEP、TRADITION、CLICK、COWBELL、WOODBLOCK、SHAKER、TRIANGLE

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システムの設定

TD-4_j.book 36ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

1. [MENU]ボタンを押して、ボタンを点灯させます。メニュー画面が表示されます。

2. SEL[ ][ ]ボタンを押して「8 PAD SETTINGS」を選び、[OK]ボタンを押します。

「Pad Settings」画面が表示されます。

3. SEL[ ][ ]ボタンを押して、変更するパラ

メーターを選びます。

4. [-/+]ダイヤルで設定値を変えます。

5. [OK]ボタンを押して「MENU」画面に戻ります。

この設定は、パッド・タイプを設定すると自動的に各パッドに適した値に変更されるため、通常設定する必要はありません。より細かい設定をする場合にパラメーターを調整します。

パッドの調整をする(PAD SETTINGS)

パッドの種類を指定する

画面 パラメーター/設定値 説明

Pad Type

パッドからの信号を TD-4が確実に受信できるように、使用するパッドの種類(パッド・タイプ)をパッドごとに指定します。パッド・タイプ:KD (4KP)、KD-8、KD-9、KD-85、KD-120、PD (4KP)、PD-8、PD-85、PD-105、PD-125、PDX-6、PDX-8、CY-5、CY-8、CY-12C、CY-14C、CY-12R/C、CY-13R、CY-15R、VH-11、RT-10、OFF※ KD (4KP)と PD (4KP) は、TD-4KP専用のパッド・タイプです。

「パッド・タイプ」は、パッドに関するいろいろなパラメーターを各パッドに適した値に調整し、ひとまとめにしたものです。接続したパッドに合ったパッド・タイプを選択すれば、各パラメーターが最適な値に設定され、問題なく演奏ができるようになります。適切なパッド・タイプを選んだにも関わらず、うまく演奏ができない場合にのみ、個々のパラメーターを微調整して、お使いのパッドに合ったものにします。※ OFF に設定したパッドを再度 OFF 以外に設定し直すときは、メニュー画面で[-/+]ダイヤルを回して、パッドを選び直してください(P.28)。

パッドの感度を調節する

画面 パラメーター/設定値 説明

Sensitivity

1 ~ 32

パッドの感度を調節し、叩く強さと音の大きさのバランスを調節します。値を大きくすると感度が高くなり、パッドを弱く叩いても大きな音量で鳴ります。値を小さくすると感度が低くなり、パッドを強く叩いても小さな音量で鳴ります。

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システムの設定

TD-4_j.book 37ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

※ TD-4KP では、このパラメーターは使用しません。

1. [MENU]ボタンを押して、ボタンを点灯させます。メニュー画面が表示されます。

2. SEL[ ][ ]ボタンを押して「9OPTIONS」を選び、[OK]ボタンを押します。

「Options」画面が表示されます。

3. SEL[ ][ ]ボタンを押して、変更するパラメーターを選びます。

4. [-/+]ダイヤルで設定値を変えます。

5. [OK]ボタンを押して「MENU」画面に戻ります。

HH Pedal Sens

-5 ~ +5

フット・クローズまたはフット・スプラッシュ奏法をしたときの感度を調節します。(+)の値にすると、軽く踏んでも大きな音で鳴ります。

Xstick Adjust

-9 ~ +9

クロス・スティック音とオープン・リム・ショット音が切り替わるときの叩く強さを設定します。(+)の値にすると、より強く叩いてもクロス・スティックの音が鳴るようになります。

Advanced Edit パッド・パラメーターをさらに細かく設定することができます。P.42をご覧ください。

トリガー・ケーブル CR2 の使いかたを決める

画面 パラメーター/設定値 説明

Crash 2 Usage

RIDE BELL:CR2 のトリガー・ケーブルをRIDE BELLとして使用します。

CRASH 2:CR2 のトリガー・ケーブルをCRASH 2として使用します。

その他の設定をする(OPTIONS)

画面 パラメーター/設定値 説明

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システムの設定

TD-4_j.book 38ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

TD-4は、工場出荷時には、演奏や操作をやめてから30分経過すると、自動的に電源が切れるように設定されています。電源が切れる前に、ディスプレイにメッセージが表示されます。

TD-4に記録されている、パッドやドラム・キットの設定を工場出荷時の設定に戻します。これを「ファクトリー・リセット」といいます。

※ 1キットごとに工場出荷時の設定に戻すときは、ドラム・キットの「書き戻し」(P.34)を実行します。

ファクトリー・リセットを実行すると、TD-4 に記録されている設定が失われます。

1. 「Options」画面で、SEL[ ]ボタンを数回押

して「Factory Reset」を選び、[OK]ボタンを押します。「Factory Reset」画面が表示されます。

2. [-/+]ダイヤルで、ファクトリー・リセットをする設定を選びます。

画面のコントラストを調節する(LCD Contrast)

設定値

1~10

画面の明るさを調節する(LCD Brightnes)

設定値

1~10

ボタンの操作音を鳴らす(Keypad Sound)

設定値 説明

OFF 操作音は鳴りません。1~ 3 操作音の音量を設定します。

ヘッドとリムの設定を別々に変更できるようにする(Head/Rim Link)

設定値 説明

ON

SNARE、HH、CRASH、RIDE について、ヘッドとリム(シンバルの場合はボウとエッジ)の設定(インスト/チューニング/マフリング/パッド・ボリューム、パン)が同時に変更されます。※ Crash 2 Usage が RIDE BELL のときは、RIDEのBELLも同時に変更されます。

OFF SNARE、HH、CRASH、RIDE について、ヘッドとリムの設定が別々に変更されます。

自動で電源を切る(Auto Off)

設定値 説明 OFF 電源が自動的に切れません。

10 MINS 10 分経過すると、自動的に電源が切れます。

30 MINS 30 分経過すると、自動的に電源が切れます。

4 HOURS 4 時間経過すると、自動的に電源が切れます。

工場出荷時の設定に戻す(Factory Reset)

設定値 説明

PADS PAD SETTINGS のパラメーター

SYSTEMシステム・パラメーター(OPTIONS とPAD SETTINGS のパラメーター)

ALL KITS 全ドラム・キット

ALL TD-4の全データ

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システムの設定

TD-4_j.book 39ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

3. SEL[ ]ボタンを押します。

確認のメッセージが表示されます。

※ 中止するときは、[MENU]ボタンを押します。

4. [OK]ボタンを押します。ファクトリー・リセットが実行されます。ファクトリー・リセットが完了すると以下のメッセージが表示され、ドラム・キット画面に戻ります。

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TD-4_j.book 40ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

スネアをメッシュ・パッドに変更する

スネアを、メッシュ・パッドの PDX-8に変更することができます。

※ PDX-8 の取り付けには、マウント・アダプターMDH-12が必要です。

SNAREの設定

パッド・タイプ(Pad Type)に「PDX-8」を選びます(P.36)。

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TD-4_j.book 41ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

その他の設定

MIDI ついて

MIDI(Musical Instruments Digital Interface)とは、電子楽器やコンピューターの間で演奏などの情報をやりとりできる統一規格です。

TD-4 では、MIDI を使って次の応用操作ができます。

パッドの演奏で外部 MIDI機器を鳴らすTD-4 の音に重ねて、MIDI 音源やサンプラーを鳴らすことができます。

1. [MENU]ボタンを押して、ボタンを点灯させます。メニュー画面が表示されます。

2. SEL[ ][ ]ボタンを押して「6 MIDI」を選

び、[OK]ボタンを押します。「MIDI」画面が表示されます。

3. SEL[ ][ ]ボタンを押して、変更するパラ

メーターを選びます。

4. [-/+]ダイヤルで設定値を変えます。

5. [OK]ボタンを押して「MENU」画面に戻ります。

MIDI を使う

MIDI IN

MIDI音源

MIDI に関する設定をする

画面 パラメーター 設定値 説明

Note#0(C-)~127(G9)、OFF

各パッドから送信する MIDI ノート・ナンバーを設定します。ドラム・キットごとに設定することができます。パッドを叩いて、設定をするパッドを選びます。「OFF」にすると、そのパッドの演奏情報は送信されません。

• Xstickのノート・ナンバーは、SNARE RIM のノート・ナンバーの -3 の値になります。

• HHを選ぶと、HH BOW/EDGE OPEN のノート・ナンバーの設定になります。

• HH BOW/EDGE CLOSEや HH FOOT CLOSEのノート・ナンバーは、以下のようになります。

• HH BOW CLOSE:HH BOW OPEN のノート・ナンバーの -4 の値

• HH EDGE CLOSE:HH EDGE OPEN のノート・ナンバーの -4の値

• HH FOOT CLOSE:HH BOW OPEN のノート・ナンバーの -2 の値

ChannelOFF、1~ 16

MIDI 情報を送信するチャンネルを設定します。「OFF」にすると、MIDI情報は送信されません。

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その他の設定

TD-4_j.book 42ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

この設定は、パッド・タイプを設定すると自動的に各パッドに適した値に変更されるため、通常設定する必要はありません。うまく演奏ができない場合にのみ、パラメーターを調整します。

1. 「Pad Settings」画面で、SEL[ ]ボタンを数

回押して「Advanced Edit」を選び、[OK]ボタンを押します。「Pad Advanced」画面が表示されます。

2. SEL[ ][ ]ボタンを押して、変更するパラ

メーターを選びます。

3. [-/+]ダイヤルで設定値を変えます。

4. [OK]ボタンを押して「MENU」画面に戻ります。

ProgramChgTx OFF、ON

プログラム・チェンジ情報を外部MIDI機器に送信する(ON)かしない(OFF)かを設定します。「ON」にすると、TD-4 でドラム・キットを切り替えたときに、切り替えたドラム・キットに設定されているプログラム・ナンバーが送信されます。※ ドラム・キットのプログラム・ナンバーはドラム・キットのナンバーと同じです。

パッド・パラメーターをさらに細かく設定する

画面 パラメーター 設定値 説明

画面/パラメーター パラメーター/設定値 説明

Threshold

0 ~ 16

ある一定以上の強さで叩いたときだけトリガー信号を読み込むように、パッドの最低感度を設定します。これにより、パッドが周囲の振動を拾うのを防ぐことができます。

右の図で、B の信号は鳴りますがAとCは鳴りません。大きな値に設定すると、弱く叩いたときに音が鳴らなくなります。パッドを叩きながらスレッショルドの値を徐々に上げていきます。

パッドを弱めに叩いて、音が欠けるようであれば少し値を下げます。これを繰り返してちょうどよい設定にします。

Curve

下記参照

パッドやドラム・トリガーによっては、叩く強さと音量変化の関係が不自然な場合があります。ここでは、パッドを叩く強さに対する音量変化のしかたを設定します。

スレッショルド

CBA

LINEAR標準的な設定です。叩く強さと音量の変化が最も自然になります。

EXP1、EXP2

LINEAR に比べ、強めに叩くときの音量変化が大きくなります。

音量

たたく強さ LINEAR

音量 音量

たたく強さ EXP2EXP1

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その他の設定

TD-4_j.book 43ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

画面/パラメーター パラメーター/設定値 説明

Scan Time0.4 ~ 4.0ms

トリガー信号の検出時間を設定します。ドラム・パッドの種類やドラム・トリガー固有の性質により、トリガー信号波形の立ち上がり時間が微妙に異なるため、同じ強さで叩いても弱く鳴ったり、強く鳴ったりすることがあります。このような場合に、トリガー信号の検出時間(スキャン・タイム)を調節することで、叩いた強さを正確に検出することができます。

パッドを同じ強さで叩きながらスキャン・タイムの値を「0.4」から徐々に上げていき、一番大きな音量で安定して発音する値にします。その値で強弱をつけてパッドを叩き、適切な音量変化が得られることも確認してください。※ 値を大きくすると発音までの時間が長くなります。できるだけ小さい値に設定してください。

Retrig Cancel

1 ~ 16

リトリガーを防ぐための設定です。ドラム・トリガーを取り付けたスネア・ドラムなどを叩いたときに、波形が乱れているために、図の A 点でも誤って発音してしまうことがあります(リトリガー)。この現象は特に波形の消え際で起こりやすいものです。リトリガー・キャンセルは、この波形の乱れを検出して、リトリガーが起こらないようにします。

パッドを叩きながら、リトリガーしなくなるまでリトリガー・キャンセルの値を上げます。※ 値を大きくするとリトリガーしなくなりますが、速く連打したときに音が抜けやすくなります。リトリガーが起こらないことを確認しながら、できるだけ小さい値に設定してください。

マスク・タイムでもこのような 2 度鳴りの症状を無くすことができます。マスク・タイムがトリガー信号を受信してから設定した時間内は次のトリガー信号を検出しなくなるのに対して、リトリガー・キャンセルはトリガー信号レベルの減衰を検出し、打撃されたときのトリガー信号か、鳴らす必要のないトリガー信号かを判別します。

画面/パラメーター パラメーター/設定値 説明

LOG1、LOG2

LINEAR に比べ、弱めに叩くときの音量変化が大きくなります。

SPLINE叩く強さによる音量変化が極端に付きます。

LOUD1、LOUD2

叩く強さによる音量変化が少なく、演奏しやすい音量が保てます。ドラム・トリガーを利用するときなど、安定した発音が得られます。音量 音量

たたく強さ LOG2LOG1

音量

たたく強さ SPLINE

音量 音量

たたく強さ LOUD2LOUD1

時間

スキャン・タイム

時間

A

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その他の設定

TD-4_j.book 44ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

Mask Time0 ~ 64ms

2度鳴りを防止するための設定です。特にキック・トリガーで、鳴らした直後に再度ビーターがヘッドに触れると、ダブル・トリガー(1 度鳴らすつもりなのに 2 度鳴ってしまう)の原因になります。マスク・タイムはこれを防ぐための機能で、設定した時間内に再度起こったトリガー信号を無視します。

キック・トリガーの場合はキック・ペダルを踏みながら、バウンシング(ビーターの跳ね返りによる発音)しなくなるまでマスク・タイムの値を上げます。

※ 値を大きくすると、速く連打したときに音が抜けやすくなります。できるだけ小さい値に設定してください。

パッドを 1 度しか叩いていないのに 2 度以上音が鳴ってしまうときは、リトリガー・キャンセルを調節してください。

Xtalk Cancel0 ~ 80%

同じスタンドに 2 つのパッドを取り付けている場合などに、一方のパッドを叩いたときの振動で他方のパッドが誤って発音してしまう「クロストーク」を防ぐための設定です。

取り付けられている2つのパッドの距離を離してセッティングすることにより、クロストークを防ぐことができる場合もあります。

設定例:スネアのパッドを叩いたときにタム1の音が鳴ってしまうスネアのパッドを叩きながら、タム1のパッドの「Xtalk Cancel」の値を徐々に上げていき、スネアのパッドを叩いてもタム1 のパッドが鳴らなくなる値にします。値を上げるほど、タム1 のパッドが他のパッドからのクロストークを受けにくくなります。※ 値を大きくし過ぎると、2つのパッドを同時に叩いたときに弱く叩いた方のパッドの音が鳴りにくくなります。設定値は、クロストークが起こらない最小の値にしてください。

Rim Gain0 ~ 8.0

PD-125/105/85、PDX-8/6、PD-9/8/7、CYシリーズ、VH-11、RT-10Sを使用するときの、リムを叩く強さと音の大きさのバランスを調節します。値を大きくすると、リムを弱く叩いても大きな音量で鳴ります。値を小さくすると、リムを強く叩いても小さな音量で鳴ります。

Rim Adjust0 ~ 8.0

PD-125/105/85、PDX-8/6、RT-10Sを使用するときの、リム・ショットの鳴りやすさを調節します。ヘッドを強打したときにリムの音が鳴ってしまうときに、この値を小さくすると改善できます。値を小さくし過ぎると、リム側のインストが鳴りづらくなります。

画面/パラメーター パラメーター/設定値 説明

時間

マスク・タイム

発音しない

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その他の設定

TD-4_j.book 45ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

「エディット・ロック」をオンにすると、ドラム・キットの編集(ファクトリー・リセット:P.38を除く)は行えますが、電源を切ったあとにすべての変更が破棄されます。

この機能は、特に店頭展示や展示会などで役に立つ機能です。

また、他の人があなたの TD-4 を演奏するとき、エディット・ロックをオンにしておけば、ドラム・キットの設定を変えられても設定を保護することができます。

一度設定すると、電源を切っても設定は記憶されています。

エディット・ロックをオンにする

電源オフの状態で[ ](録音)ボタンとSEL[ ]

ボタンを押しながら、[POWER]ボタンを押します。

エディット・ロックがオンになると、[POWER]ボタン

が押された直後の画面に「 」マークが表示されます。

Options 画面で、ファクトリー・リセットを選ぶ画面に

も「 」マークが表示され、それ以降のファクトリー・リセットの操作ができなくなります。

エディット・ロックをオフにする

電源オフの状態で[ ](録音)ボタンとSEL[ ]

ボタンを押しながら、[POWER]ボタンを押します。

変更したドラム・キットや設定をロックする (エディット・ロック)

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TD-4_j.book 46ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

困ったときは

ここでは、正しく動作しないときのチェック・ポイントと対処方法をまとめています。症状に合わせて確認してください。

デモ・パターンが鳴らない

□ 録音をしていませんか?

→[ ](録音)ボタンを押して演奏を録音(P.18)すると、デモ・パターンは一時的に消去されますが、電源を入れ直すとデモ・パターンが聴けるようになります。

録音したデータが消えた

□ 電源を切りませんでしたか?

→ 録音後に電源を切ると録音データは消去され、電源投入時に再度デモ・パターンが本体メモリーから呼び出されます。

音が鳴らないパッドがある

□ インストの音量が下がっていませんか?

→ ドラム・キットの設定で、Mixer の Pad Volumeを設定してください(P.30)。

□ パッドを正しく接続していますか?

→ プラグが抜けかかっていないか、差し込むジャックを間違えていないかを確認してください。

□ インストに「OFF」を選んでいませんか?

→「OFF」は音を鳴らさないための設定です。「OFF」以外のインストを選んでください(P.49)。

□ パッド・タイプが「OFF」になっていませんか?

→ Pad Type の設定をしてください(P.36)。

パッドが正しく鳴らない

□ パッド・タイプの設定は正しいですか?

→ Pad Type の設定をしてください(P.36)。

□ パッドの感度設定は正しいですか?

→ Sensitivityの設定をしてください(P.36)。

※ 表現豊かな演奏のために、ローランド製の専用パッドのご使用をおすすめします。

□ パッドのメッシュ・ヘッドは均一に張られていますか?

→ お使いのパッドの取扱説明書をご覧になり、メッシュ・ヘッドの張り具合を調節してください。パッドの音量などが不安定な場合は、メッシュ・ヘッドの張り具合をやや強くすると安定します。

□ パッドを叩くと、叩いていないパッドの音がする→ Xtalk Cancel(P.44)の設定で、設定値を調整してください。

→ 使用しないパッドがあるときは、そのパッドのPad Typeを「OFF」にしてください(P.36)。

リム・ショットができない/リム・ショットの音が鳴らない

□ リム・ショットを正しく行っていますか?

→ リム・ショットは、パッドのリムをスティックのショルダー部で叩いてください。

□ Rim Adjust を「0」に設定していませんか?→ PD-85、PD-105、PD-125 でリム・ショットをするときは、Rim Adjust の設定をします。「0」以外に設定してください(P.44)。

□ タムのリム・ショットができない/音が鳴らない→ TD-4KP は、タムのリム・ショットには対応していません。

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困ったときは

TD-4_j.book 47ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

クロス・スティックができない/クロス・スティックの音が鳴らない

□ クロス・スティックを正しく行っていますか?

→ クロス・スティックは、ヘッドに手やスティックが当たらないようにしてください。

□ クロス・スティックの音量を「OFF」にしていませんか?

→ Xstick Volume(P.30)を「OFF」以外に設定してください。

メトロノームが鳴らない

□ メトロノームの音量を「0」にしていませんか?

→ Metronome の Volume を「0」以外に設定してください(P.35)。

アンビエンスがかからない

□ アンビエンスを「OFF」にしていませんか?

→ Ambience を「OFF」以外に設定してください(P.31)。

□ アンビエンスの Depthを「0」にしていませんか?

→ Ambience の Depth を「0」以外に設定してください(P.31)。

ヘッドホンの音がひずむ

□ ヘッドホンの出力は大きめに設定してあるため、使用している音色によっては多少のひずみが感じられる場合があります。

→[VOLUME]つまみを絞ってください。ひずみが緩和されます。

アウトプットの音がひずむ

□ インストの設定によっては、音に多少のひずみが生じる場合があります。

→ ドラム・キットの設定で、Mixer の Pad Volumeを調節してください(P.30)。

→ パン(定位)の設定を中央に近づけるとひずみを抑えることができます。ドラム・キットの設定で、Mixer の Panを調節してください(P.30)。

MIX IN ジャックに接続した機器の音が鳴らない/音が小さい

□ 抵抗入りの接続ケーブルを使用していませんか?

→ 抵抗の入っていない接続ケーブルをご使用ください。

□ 接続した機器の音量を最小にしていませんか?

→ お使いの機器の取扱説明書をご覧になり、音量を設定してください。MIX IN ジャックに接続した機器の音量は、接続した機器側で調節してください。

MIDI OUTに接続した音源が鳴らせない

□ MIDIケーブルは正しく接続されていますか?

→ 外部MIDI音源のMIDI INコネクターに接続してください。

□ MIDIチャンネルは正しいですか?

→ 外部 MIDI 音源に MIDI 情報を送るときには、お互いのMIDIチャンネルを合わせてください(P.41)。

□ パッドに、正しいノート・ナンバーが設定されていますか?

→ パッドのノート・ナンバーを「OFF」以外に設定してください(P.41)。

→ 外部MIDI 音源の音色に設定されているノート・ナンバーと同じノート・ナンバーになっているかを確認してください。ノート・ナンバーはキットごとに設定することができます。

その他

□ 設定が保存されない

→ TD-4本体に「設定保存」という操作はありません。変更した値は、電源を切るときに保存されます。必ず[POWER]ボタンを押して、電源を切るようにしてください。

□ 画面の表示が薄くて見えない

→ 電源投入後、[MENU]ボタン → SEL[ ]ボタン →[OK]ボタンの順で押し、[-/+]ダイヤルを回して画面のコントラストを調節してください(P.38)。

47

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48

TD-4_j.book 48ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

エラー・メッセージ

画面 原因 対応

本体の内部メモリーが壊れています。

以下の操作をしてください。それでも直らないときは、お買い上げ店またはローランドお客様相談センターにお問い合わせください。

1. [OK]ボタンを押します。「DEFAULT TRIG」画面が表示されます。

2. [-/+]ダイヤルで、TD-4KPを選びます。

3. [OK]ボタンを押します。

自動的にファクトリー・リセットが実行されます。

ファクトリー・リセットが実行されると、パッド・タイプの初期値が、お使いのドラム・システムに合わせた値に設定されます。

※ 再度ドラム・システムを選び直すときは、以下の操作をしてください。

1. TD-4 の電源をオフにします。

2. [OK]ボタンを押しながら[POWER]ボタンを押し、そのまま「DEFAULT TRIG」画面が表示されるまでボタンを押し続けます。

3. [-/+]ダイヤルで、TD-4KP を選びます。

4. [OK]ボタンを押します。

5. ファクトリー・リセットの操作(P.38)をします。

画面 原因 対応

内部システムに問題があります。お買い上げ店、またはローランドお客様相談センターにお問い合わせください。

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TD-4_j.book 49ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

ドラム・キット/インスト一覧

■プリセット・ドラム・キット

No. Name

1 V-Compact

2 Coated

3 Power

4 Light

5 Heavy

6 Vintage

7 Fiber

8 Short Tail

9 HALL

10 Brushes

11 Studio

12 Tight

13 ARENA

14 Oldies

15 Reggae

16 Percussion

17 ISOLATOR

18 HipHop

19 Techno

20 Drum’nBass

21 House

22 Abstract

23 Electronic

24 TR-808

25 TR-909

■インスト

No. Name

Kick1 Maple

2 Deep

3 Fiber

4 Compact

5 Dark

6 Vintage

7 Tight

8 HardAttack

9 Solid

10 Nu-Hip

11 Elec 1

12 Elec 2

13 TR808

14 TR909

Snare

1Maple 1

Maple 1 R

2Maple 2

Maple 2 R

3Steel

Steel R

4Brass

Brass R

5Lite

Lite R

6Deep

Deep R

7Open

Open R

8Brush

Brush R

9Box

Box R

10Whack

Whack R

11Barrel

Barrel R

12Club

Club R

13Clip

Clip R

14Elec

Elec R

15TR808

TR808 R

16TR909

TR909 R

Tom1 Wood 12"

2 Wood 13"

3 Wood 16"

4 Clear 12"

5 Clear 14"

6 Clear 16"

7 Fiber 12"

8 Fiber 13"

9 Fiber 16"

10 Coated 12"

11 Coated 13"

12 Coated 16"

13 TR808_1

14 TR808_2

15 TR808_3

16 TR909_1

17 TR909_2

18 TR909_3

19 Elec_1

20 Elec_2

21 Elec_3

Hi-Hat

1Bright

Bright E

2Lite

Lite E

3Club

Club E

4TR808

TR808 E

5TR909

TR909 E

No. Name

49

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ドラム・キット/インスト一覧

TD-4_j.book 50ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

*1

強く叩くと、スラップの音に切り替わります。

*2

強く叩くと、リムの音に切り替わります。

Crash

1

Medium16"

Medium16"E

2

Medium18"

Medium18"E

3

Dark 16"

Dark 16" E

4

Dark 18"

Dark 18" E

5

Splash

Splash E

6

China

China E

7 TR808

TR808 E

8

Elec

Elec E

Ride

1

Heavy /B

Heavy

Heavy E

Heavy B

2

Lite /B

Lite

LiteE

LiteB

3

Elec /B

Elec

Elec E

Elec B

Percussion

1

Bongo Hi *1

2

Bongo Lo

3

Conga Hi *1

4

Conga Lo

5

Timbale Hi *2

6

Timbale Lo

7

Cajon *1

8

Cajon Bass

9

Claves

10

Shaker

11

Tambourine

12

Cowbell 1

13

Cowbell 2

14

WoodBlockH

15

WoodBlockL

No. Name

16

TriangleOp

17

TriangleCl

18

SleighBell

19

TreeChimes

OFF

Off

No. Name

著作権/ライセンスについて

• 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、実

演、その他)の一部または全部を、権利者に無断で録音、録画、複製あるいは改変し、配布、販売、貸与、上演、放送などを行うことは法律で禁じられています。

• 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本

製品を使用しないでください。お客様が本製品を用いて他者の著作権を侵害しても、当社は一切責任を負いません。

• 製品に内蔵、付属されたコンテンツ(音色波形

データ、スタイルデータ、伴奏パターン、フレーズデータ、オーディオループ、画像データなど)の著作権は当社が保有しています。

• 製品に内蔵、付属されたコンテンツを素材とし

て、お客様が新たな作品を制作、演奏、録音、配布をすることに関しては、当社の許諾を必要としません。

• 製品に内蔵、付属されたコンテンツを、そのまま、

もしくは酷似した形態で取り出し、別の記録媒体に固定して配布したり、コンピュータネットワークを通じて公開したりすることはできません。

■インスト(音色)についてインスト(音色)名の最後の文字は以下の音色であることを表しています。

R: スネアのリム音色

E: シンバルのエッジ音色

B: シンバルのベル音色

/B: 強く叩くと、ベル音色に切り替わります。

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ファンクション...

ベーシック チャンネル

モード

ノート ナンバー

ベロシティ

アフター タッチ

ピッチ・ベンド

コントロール チェンジ

プログラム チェンジ

エクスクルーシブ

コモン

リアル タイム

その他

備考

送   信 受   信 備   考

電源ON時 設定可能

電源ON時 メッセージ 代用

:音域

ノート・オン ノート・オフ

キー別 チャンネル別

4

:設定可能範囲

:ソング・ポジション :ソング・セレクト :チューン

:クロック :コマンド

:オール・サウンド・オフ :リセット・オール・コントローラー :ローカルON/OFF :オール・ノート・オフ :アクティブ・センシング :システム・リセット

1~16, OFF 1~16, OFF

モード 3 ×

○ 9nH, v = 1~127 ○ 8nH, v = 64

0~127, OFF *3

*2

○ ×

×

○ ×

○ 0~24

×

× × ×

× ×

× × × × ○ ×

× ×

× ×

× ×

× ×

× ×

×

×

×

× × ×

× ×

× × × × × ×

フット・コントロール *1

*1 ハイハット・ペダルの位置を送信します。 *2 ○×切り替え可能

*3 Xstick:SNARE RIMのノート・ナンバー -3 HH BOW CLOSE: HH BOW OPENのノート・ナンバー -4 HH EDGE CLOSE: HH EDGE OPENのノート・ナンバー -4 HH FOOT CLOSE: HH BOW OPENのノート・ナンバー -2

PERCUSSION SOUND MODULEModel TD-4

Date : Dec. 1, 2008Version : 1.00MIDIインプリメンテーション・チャート

**************

**************

**************

**************

モード 1 : オムニ・オン、ポリ モード 3 : オムニ・オフ、ポリ

O : あり X : なし

モード 2 : オムニ・オン、モノ モード 4 : オムニ・オフ、モノ

プログラム・ナンバー1~25(固定)

電源オフ時も記憶される 

電源オフ時も記憶される 

MIDI インプリメンテーション・チャート

TD-4_j.book 51ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

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TD-4_j.book 52ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

主な仕様

ローランド TD-4KP:V-Drums Portable

● キット構成

キック・パッド、スネア、ハイハット、ハイハット・ペダル、タム×3、クラッシュ、ライド

● 外形寸法(必要占有面積)

1,100(幅)×1,200(奥行)×1,250(高さ)mm(キック・ペダル、シンバル、ドラム・スローンを含む)

● 折りたたみ時外形寸法

300(幅)×500(奥行)×700(高さ)mm

● 質量

12.5kg(ACアダプターを除く)

● 付属品

セットアップ・ガイド x2取扱説明書

ACアダプター専用接続ケーブル蝶ネジ(M5×10)×2保証書ローランドユーザー登録カード

● 別売品

パッド:PDXシリーズパッド・マウント:MDHシリーズパーソナル・ドラム・モニター:PM-03、PM-10V-Drumsアクセサリー・パッケージ:DAP-3XV-Drumsマット:TDM シリーズV-Drums Tutor:DT-1

※ キック・ペダル、ドラム・スローンは製品に含まれません。

TD-4:パーカッション・サウンド・モジュール

● 音色数

ドラム・インスト:125

● ドラム・キット数

25

● インスト・パラメーター

KICK、SNARE、TOM、PERC:チューニング、マフリング

● ミキサー・パラメーター

パッド・ボリューム、パン、キット・ボリューム、クロス・スティック・ボリューム

● アンビエンス・タイプ

9

● リズム・コーチ機能

ウォーム・アップタイム・チェックテンポ・チェッククワイエット・カウントオート・アップ・ダウン

● クイック・レック

分解能:96クロック/4分音符レコーディング方法:リアルタイム最大記憶音数:約9,000音

● ディスプレイ

カスタム(バックライト付 LCD)

● 接続端子

TRIGGER INPUT コネクター(25ピンD-sub タイプ )(キック、スネア、タム1、タム2、タム3、ハイハット、クラッシュ1、ライド、ハイハット・コントロール)

アウトプット・ジャック(L/MONO、R)

ヘッドホン・ジャック(ステレオ標準タイプ)

ミックス・イン・ジャック(ステレオ・ミニ・タイプ)

MIDI OUT コネクター

● 出力インピーダンス

1.0kΩ

● 電源

ACアダプター(DC9V)

● 消費電流

500mA

● 外形寸法

224.0(幅)×151.1(奥行)×65.1(高さ)mm

● 質量

477g(ACアダプターを除く)

※ 製品の仕様や外観は、改良のため予告なく変更することがあります。

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TD-4_j.book 53ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

索引

記号.............................................. 8, 18

.................................................... 45

AAdvanced Edit .............................. 37AMBIENCE ..................................... 31Auto Off .......................................... 38AUTO UP/DOWN ........................ 27AutoUpDown ................................ 21

BBeat ................................................. 35

CChange-up .......................... 21~ 22Channel .......................................... 41COACH .............................................. 8COPY ............................................... 32Crash 2 Usage ............................ 37Curve ............................................... 42

DDC IN .................................................. 9DRUM KIT ................................. 8, 12Duration .......................................... 22

EEXCHANGE ................................... 33EXP1 ............................................... 42EXP2 ............................................... 42

FFactory Reset .............................. 38

GGrade ............................ 22~ 23, 25

HHead/Rim Link ............................. 38HH Pedal Sens ............................ 37

IINST ................................................. 29INSTRUMENT ............................... 29

KKeypad Sound .............................. 38KIT NAME ...................................... 31

Kit Volume ..................................... 30

LLCD Brightnes .............................. 38LCD Contrast ................................ 38LINEAR ............................................ 42LOG1 ............................................... 43LOG2 ............................................... 43LOUD1 ............................................ 43LOUD2 ............................................ 43

MMask Time ..................................... 44MaxTempo ............................. 22, 27Measures ....................................... 26MENU ................................................. 8METRONOME ............................... 35MIDI .................................................. 41MIDI OUT ........................................... 9MinTempo ...................................... 27MIX IN ............................. 9 ~ 10, 17MIXER .............................................. 30MUFFLING ................................. 8, 16Muffling ........................................... 29

NNote# ............................................... 41

OOK ........................................................ 8OPTIONS ........................................ 37OUTPUT ............................................ 9

PPad Advanced .............................. 42PAD SETTINGS ............................ 36Pad Type ........................................ 36Pad Volume ................................... 30PHONES ............................................ 9POWER ...................................... 8, 11ProgramChg Tx ............................ 42

QQUICK REC ............................... 8, 18Quiet ................................................ 26QUIET COUNT .............................. 25

RRate ................................................. 27

RESTORE ....................................... 34Retrig Cancel ................................ 43Rhythm Type ................................. 35Rim Adjust ...................................... 44Rim Gain ......................................... 44

SScan Time ...................................... 43Score ................................................ 23SEL ...................................................... 8Sensitivity ...................................... 36Sound ............................................... 35

TTempo .................. 22, 24 ~ 26, 35TEMPO CHECK ............................ 24Threshold ........................................ 42TIME CHECK .................................. 23TimeCheck ..................................... 21TRIGGER INPUT .............................. 9TUNING ..................................... 8, 16Tuning .............................................. 29

VVOLUME ................................... 8, 11Volume ............................................ 35

WWARM UPS .................................... 21

XXstick Adjust ................................ 37Xstick Volume ............................... 30Xtalk Cancel .................................. 44

あアコースティック・ドラム ............. 13

いインスト ................................ 28~ 29インスト・グループ ........................ 29

えエディット ........................................ 28エディット・ロック ......................... 45

おオープン ............................................ 15

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索引

TD-4_j.book 54ページ 2012年9月6日 木曜日 午後4時10分

か楽器音 ............................................... 28

きキック・ペダル .................... 13~ 14

くクイック・レック ............................ 18クラッシュ ....................................... 13クローズ ........................................... 15クロストーク ................................... 44

け携帯オーディオ・プレーヤー ........ 17

こコーチ・モード ............................... 20コピー ............................................... 32

さ再生 ................................................... 19

すスネア ............................................... 13

せ接続 ................................................... 10

たタム ................................................... 13

ちチューニング .................................... 16

てデモ・パターン ........................ 12, 18

とドラム・キット ........................ 12, 28入れ替え ....................................... 33書き戻し ....................................... 34コピー ........................................... 32名前 ............................................... 31

トリガー・ケーブル ........................ 37

はハーフ・オープン ............................ 15ハイハット ................................ 13, 15ハイハット・ペダル ........................ 13パッド音量 ............................................... 30感度 ............................................... 36タイプ指定 .................................... 36

ひヒール・アップ ................................ 14ヒール・ダウン ................................ 14

ふフット・クローズ ............................ 15フット・スプラッシュ ..................... 15プリセット・ドラム・キット ......... 34フロア・タム .................................... 13

へベース・ドラム ................................ 13

まマフリング ........................................ 16

めメトロノーム ................... 12, 18, 35

らライド ................................................ 13

ろ録音 .................................................... 18

54

'07. 10. 01 現在(Roland)

製品に関するお問い合わせ先

050-3101-2555

ローランド・ホームページ http://www.roland.co.jp/

電話受付時間: 月曜日~土曜日 10:00~17:30(年末年始を除く)

※IP電話からおかけになって繋がらない場合には、お手数ですが、電話番号の前に“0000”  (ゼロ4回)をつけてNTTの一般回線からおかけいただくか、携帯電話をご利用ください。

※上記窓口の名称、電話番号等は、予告なく変更することがありますのでご了承ください。

お問い合わせの窓口

最新サポート情報 製品情報、イベント/キャンペーン情報、サポートに関する情報など

ローランドお客様相談センター

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