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文書番号 PFB001 Revision 1.10 Photonfocus 社レーザー3D 計測用 CMOS カメラ MV1-D2048x1088-3D03-760 3DSuite 使用説明 株式会社アプロリンク

Pfb001 3d03 3dsuite rev1 10

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Photonfocus 社レーザー3D 計測用 CMOS カメラ

MV1-D2048x1088-3D03-760

3DSuite 使用説明

株式会社アプロリンク

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1 [Photonfocus 社レーザー3D 計測用 CMOS カメラ MV1-D2048x1088-3D03-760 3DSuite 使用説明 ]

目 次

はじめに ........................................................................................................................................................................... 2

1 準備 ............................................................................................................................................................................. 3

2 PF3DSuite ビューアソフト .............................................................................................................................................. 4

2-1 カメラ接続開始 ..................................................................................................................................................... 4

2-2 カメラ基本設定:ピーク数及び検出エリア指定......................................................................................................... 7

2-3 カメラ基本設定:出力モードの指定 ...................................................................................................................... 12

3 その他のカメラパラメーター設定 .................................................................................................................................. 15

4 データの確認 ............................................................................................................................................................... 16

改定履歴 ......................................................................................................................................................................... 18

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はじめに

この度は株式会社アプロリンク取り扱い製品をご使用いただき誠にありがとうございます。ご使用の前に、この資料をお読みい

ただき、正しくお使い下さい。

・ 本書は、お客様が Windows/MAC の基本操作に習熟している事を前提にしております。 ・ 本書内で使用されている表示画面、イラスト等は説明用に作成されたものです。お客様の環境により実際の表示画像と違う

場合がございます。 ・ ご使用のパソコン・周辺機器・オペーレーティングソフトなどお客様のご利用環境により正常に動作しない場合があります。 ・ 本書に使用する内容の一部、または全部は、株式会社アプロリンクによる許可なく転載することはできません。 ・ 本書の内容について、万一不審な点や記載漏れなどお気付きの点がありましたら、ご連絡下さい。 ・ 本書の内容に疑問点などが生じた場合は、メーカー発行の英文技術資料および英文マニュアルを正しい情報として下さい。 ・ 本書の内容は予告なしに変更する場合がありますのでご了承ください。

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1 準 備

操作を開始する前に、次の機器が用意されていることを確認してください: ・ Photonfocus 社レーザー3D 計測用 CMOS カメラ MV1-D2048x1088-3D03-760 とカメラ電源 ・ C マウントまたは F マウントレンズ ・ LAN ケーブル ・ AproLink サポートディスク ・ PC やソフトウェア等の画像処理システム ・ ジャンボフレームに対応した NIC あるいは GeniCam/GigE Vision 対応したフレームグラバーの PC へのインストール

ソフトウェアのインストール及び環境設定については、「Photonfocus 社ギガビットイーサネットカメラ 簡易セットアップマ

ニュアル」(PFA029_GigECameraStartUp_rev1.11.pdf)を参照ください。

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2 PF3DSuite ビューアソフト

2-1 カメラ接続開始

PF3DSuite を起動しますと、頻繁に使用する機能ボタンがツールバーに表示されます。

図 2.2-1 「PF 3D Suite」起動画面

撮像設定を行います。:「Config and Grab」 ツールバーの一番左上のボタン「Config and Grab」をクリックします。

「Config and Grab」

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設定ウィンドウが表示されます

図 2.2-2 グラブの設定ウィンドウ

「Camera selection」:カメラ選択 MV1-D2048x1088-3D03-760 の場合、「Camera selection」の「GigE」を選択してください。

「Camera configration」:「Driver config」:ドライバーファイル 初回使用する時、空欄で「OK」ボタンをクリックした後、ポップアップする「GEV Device Selection」でカメラを選択できます。 カメラの IP アドレス固定する場合 IP アドレスを入力するか、「Driver configuration file」からコンフィグファイルを選択する

ことができます。

「Camera configration」:「Time out」:タイムアウト(ms) 連続のプロファイルを利用してレンジマップを生成します。トリガーモードで、タイムアウトで設定された時間が経っても新し

いプロファイルが出力しない場合、既存のプロファイルを利用してレンジマップを生成します。 次のプロファイルが生成されたら、新しいレンジマップが生成されます。

「Range Map」:「Max. Profiles」:最大プロファイル数 「Max. Profiles」は 1 つのレンジマップに入れるプロファイルの最大プロファイル数を定義します。設定された数に達し次第、

1 つのレンジマップを生成します。 ※タイムアウトと最大プロファイル数、この 2 つの条件で 1 つが合致すれば、レンジマップを生成します。

「Range Map」:「Factor U, V, G」:表示比率変換因数 U、V、G 3D Viewer ウィンドウ(3D Viewer ボタンで開きます)で、レンジマップを 3 次元「点群」で表示できます。 点と点の間の距離は、因数倍で表示できます。3 つの因数を設定し、点間距離の比率を定義できます。

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「OK」をクリックした後、ポップアップした「GEV Device Selection」でカメラを選択します。

図 2.2-3 「GEV Device Selection」

カメラを選択し「OK」ボタンをクリックすると、キャプチャを開始します。

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2-2 カメラ基本設定:ピーク数及び検出エリア指定

カメラのピークディテクター機能が、特定されたエリア内のレーザーピークを検出します。必要な出力モード、ピーク数及び各

ピーク検出エリアのサイズを設定します。

注意 キャプチャ中に一部のカメラパラメーターは変更できないため、一度「Freeze」ボタンでキャプチャを停止させて、パラメータ

ーを変更してください。

図 2-4 キャプチャ中画面

キャプチャ停止状態で、ツールバーでデータ出力モード及びピーク数を変更できます。 ピーク数を 2 に変更すると、2 つのエリアでそれぞれのピーク情報を表示します。

「Freeze」

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図 2-5 Dual Peak 同時検出時画面①

① Peak0 の「Set up Region of Interest」ボタン ② Peak1 の「Set up Region of Interest」ボタン

Peak0 の①「Set up Region of Interest」ボタンをクリックし、ROI 設定モードを行います。マウス操作で画面上にサイズを指

定し、再度①「Set up Region of Interest」ボタンをクリックすると、ROI 設定が反映されます。Peak0 の ROI は緑枠で表示さ

れます。

注意 カメラ映像(2D)を見ながら設定を行うため、ROI 設定モードではカメラの下記パラメーターが自動的に変更されます: 出力モード:「2D&3D」 トリガーモード:フリーラン ROI 設定完了後は、変更される前のモードに戻ります。

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図 2-6 Dual Peak 同時検出時画面②

「2 Peaks」(2 つのレーザー光、あるいはレーザー光のあたる 2 か所での撮像範囲)設定を使用する場合、Peak1 の「Set up Region of Interest」ボタンをクリックして ROI を設定してください。Peak1 の ROI は青枠で表示されます。

Peak0「Set up Region of Interest」設定エリア

Peak1「Set up Region of Interest」設定エリア

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注意 2 つのピーク ROI は同じ幅に制限されます。

図 2-7 Dual Peak 同時検出時画面③

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「Grab」ボタンでキャプチャを再開します。

図 2-8 「Grab」ボタンでキャプチャを再開

注意 カメラをトリガーモードに設定している場合、トリガー入力があるまで画像入力がありません。

Grab

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2-3 カメラ基本設定:出力モードの指定

ピークディテクター機能のデータ転送方式を設定します。3 種類モードを選択できます。

2Donly: レーザーディテクション(画面表示:輝度検出を示す赤い線)は無効になり、カメラは普通のエリアカメラと同様に動作します。

カメラ設置、デバッグなどに使用できます。

2D&3D: レーザーディテクション(画面表示:輝度検出を示す赤い線)は有効になります。センサイメージ(2D イメージ)は 3D データ

と同時に転送されます。PF3DSuite では、3D データは赤いラインで、2D イメージの上に重ねて表示されます。使用するレーザ

ーの設置、デバッグなどに使用できます。

3Donly: レーザーディテクション(画面表示:輝度検出を示す赤い線)は有効になります。3D データと 1 行のイメージラインのみを転

送します。このモードで、取得プロファイル数が最大になります。

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図 2-9 データ取得:2&3D モード

図 2-10 データ取得:3DOnly モード

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注意 縦方向の 1 列毎の、輝度値の一番高いレーザーピークの位置を検出しますので、ROI 設定はレーザーラインを画面の水平方向に

配置する必要があります。

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3 その 他のカメラパラメーター 設 定

キャプチャに関連する各種パラメーターは、メニュー「Camera」→「GigE Vision」→「Show Device control」で設定します。

各 GigE Vision カメラのプロパティリストについては、下記フォルダーの該当ファイルを参照ください。: (インストールフォルダー) ¥GigE_Tools¥doc デフォルトの場合は:

C:¥Program Files¥Photonfocus¥GigE_Tools¥doc

注意 「Camera」→「GigE Vision」の下にあるメニューは Pleora 社 GEVPlayer から流用したものです。 「Show Device control」はトランスポート層の設定、画像処理設定、イメージ·モードおよび書式設定、表示タイミング設定、

チャネル設定、自律制御の設定、およびメッセージングの設定を含むすべてのデバイスの設定を制御します。 「Show Communication control」は PC とカメラの間のコントロール接続と通信設定を制御します。 「Show Stream control」は画像ストリームの設定を制御し、パフォーマンス統計情報を提供しています。

カメラパラメーターの設定については、「Show Device control」を使用します。 「Show Communication control」「Show Stream control」、及びより詳細の使用方法については、「GEVPlayer User Guide」

をご参照ください:

http://www.pleora.com/support-center/documentation-downloads

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4 データの 確 認

スキャンした対象物のレンジマップを復元して、可視化するための「Range Map Viewer」ツールと「3D Viewer」ツールを用

意しています。

Range Map Viewer このビュアーツールはプロファイルごとに 3D データを検視することができます(メニューView→Profile)。 右側のスクロールバーでプロファイルの位置を指定し、下のサブウィンドウで高さ情報が確認できます。 Arm 形式ファイルで保存することもできます(メニューFile→Save)。 Arm ファイルは SDK で読み込むことができます。

図 4-1 Range Map Viewer

「View of Profile」ボタンをクリックすると、プロファイルごとに形状を確認することができます。右側にスケールバーで確認す

るプロファイルの位置を変更できます。

3D Viewer このビュアーツールでレンジマップを 3D で表示します。 次のコマンドで移動することができます: ズーム:マウスホイールを使います。 移動:マウスの左ボタンを使います。 反転:マウスの右ボタン、または Ctrl + マウスの左ボタンを使います。

メニュー「Range Map」→「Change 3D factors...」を選択して、U、V、G の表示比率変換因数を設定できます。

View of Profile

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図 4-2 3D Viewer

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改 定 履 歴

日 付 内 容 Revision

2012.12 初版 1.00

2013.7 2 章 ソフトウェアのインストールを別紙インストールマニュアル(「Photonfocus 社ギガビッ

トイーサネットカメラ 簡易セットアップマニュアル」

(PFA029_GigECameraStartUp_rev1.11.pdf))に集約し、2 章を「PF3DSuite ビューアソフ

ト」とする。 「2-2 カメラ基本設定:ピーク数及び検出エリア指定」を追加。 「2-3 カメラ基本設定:出力モードの指定」を追加 「3 その他のカメラパラメーター設定」を追加

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