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PSS 個人投資家説明会

2007年11月17日プレシジョン・システム・サイエンス株式会社

PSS IR Meeting; Nov. 17, 2007 2

Contents

PSSはどんな企業？

PSSはどんな製品をつくっている？

PSSの技術的強みは？

PSSグループの組織は？

07年6月期の業績ハイライト

バイオ業界とＰＳＳの現状と課題

投資家の疑問にお答えします。

PSSの事業戦略について

PSS IR Meeting; Nov. 17, 2007 3

PSS 会社概要/沿革

1985年7月17日 設立

1992年～1994

年

ダイナボット（現アボットジャパン）・米国

ABBOTT・エスアールエル社と提携して免

疫検査システムを開発

1995年10月 特許技術マグトレーション・テクノロジーを応

用したDNA自動抽出装置の製造に成功

1996年8月 OEM契約によるグローバル展開が始まる

2001年2月28日 ナスダック・ジャパン（現ヘラクレス市場）に

株式上場

2001年7月 米国子会社（現PSS USA)設立

欧州子会社、PSSヨーロッパ設立

2002年7月 知財管理会社、ユニバーサル・バイオ・リ

サーチ

2006年7月 投資子会社、PSSキャピタル設立共同出資

の投資ファンド、バイオコンテンツファンド

LLP設立

プレシジョン・システム・サイエンス株式会社Precision System Science Co., Ltd.

住所：千葉県松戸市上本郷88番地代表者：代表取締役社長

田島

秀二

設立：1985年7月17日資本金：2,041百万円

売上高：3,698百万円（連結：2007年6月期）従業員数：123人（派遣社員・パート等を含む)

事業概要：バイオ、遺伝子研究のための装置及び関連製品の開発・販売

連結子会社（4社、ドイツ及び米国に海外子会社）

2007年10月末現在

OEM契約、9社ロッシュグループ（2社）、キアゲン、三菱

化学メディエンス、東洋紡、MBS、インビト

ロジェン、ベックマン、ナノストリング販売契約：GEヘルスケアバイオサイエンス

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ミッション/ＰＳＳが追求する自動化処理とは？

■バイオ、医療研究開発の中心テーマ

である分子診断の各作業工程を自動

化した装置・試薬の開発・供給を通じ

てバイオ、医療の進展に寄与すること

を社会的使命としています。

■細胞からDNA/RNAを抽出・精製す

るPSSの自動化装置は、特許技術で世

界標準のシステム。また、独自の検出

法加え、他の研究機関・企業技術との

連携で、抽出、検出、測定の一貫自動

化を実現します。

■

PSSの装置と周辺機器は、主に世

界的企業のOEM商品として、世界市場

に供給されていますが、PSSブランドで

の販売にも注力しています。

PSS IR Meeting; Nov. 17, 2007 5

PSSはどんな製品をつくっている？

装置・システム

プラスチック消耗品

検出デバイス

試薬

R社向け

OEM製品 Q社向け

OEM製品

I社向け

OEM製品 B社向け

OEM製品

PSSブランド製品 OEM向け製品

DNA自動抽出装置

タンパク質自動精製装置

その他の装置

M社向け

OEM製品

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PSSの技術的強みと実績は？

国際的特許のMagtration®技術をベースにした

DNA自動抽出装置は世界のデファクト・スタンダード。 ロッシュ、キアゲン、ベックマン等グローバル企業９社と のOEM契約で実証。

現在日赤で稼動し、年間600万件にのぼる献血検体のHIV、HCV、HBV同時スクリーニングをするNAT検査での精度と信頼性。

メディアも注目！

ニューズウィーク2007年11月14日号「世界が注目する日本の中小企業１００社」特集に、とりあげられました。

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PSS製品のユーザーと販売チャネル

PSSJapan

OEM先

OEM先

OEM先

PSS Europe

PSS USA

大学研究室

検査センター

製薬会社

病院

保健機関

臨床/医療研究所

食品会社

代理店

警察科学捜査

PSS製品のユーザーは海外が80％以上

代理店

開発＆

生産

欧州販売

米国販売

直販

代理店

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PSSグループの組織と役割は？

PSS USA, Inc

PSS EuropeGmbH

米国ＯＥＭ先対応ＰＳＳブランド品

販売、技術サポー

ト、事業開発・提

携市場動向・情報

収集、ベンチャー、

大手、大学との技

術提携、契約拡大

欧州ＯＥＭ先対応ＰＳＳブランド品販売

技術サポート事業開発・提携

市場動向・情報収集消耗品生産管理既存OEM製品の

バージョンアップ

設計、生産管理、

研究開発、品質管

理・ロジスティッ

クス。ＰＳＳブラ

ンド品の日本・ア

ジア販売。要素技

術の確立と開発製

品の上市

ユニバーサルバイオ

リサーチ㈱

PSS キャピタル㈱

バイオ関連事業

への投資会社バイオコンテン

ツファンドLLP を運営管理

特許等知的

財産管理･

運用会社

PSSグループは、PSSとPSSが100％出資する連結子会社4社で構成されています。

ドイツの欧州販売子会社 米国販売子会社プロジェクト制度ベンチャー企業の創造性と機動性を追求し

た、横断的チーム

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（単位：100万円） 第21期 第22期 前年比

売上高 3,636 3,698 +1.7%

売上総利益 1,462 1,571 +7.5%

営業利益 12 -57

経常利益 18 -65

当期純利益 -250 -143

第22期（07年6月期）の総括

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654 648

901

1,081

870

0

200

400

600

800

1000

1200

H15/6 H16/6 H17/6 H18/6 H19/6

2,433 2,506

3,215

3,636 3,698

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

H15/6 H16/6 H17/6 H18/6 H19/6

売上高推移 ＤＮＡ自動抽出装置等販売台数

前期（07年6月期）業績ハイライト（1）

PSS IR Meeting; Nov. 17, 2007 11

1,928 2,1201,805

185293

221

301401

679

1,029 1,165304

32

81

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

H17/6 H18/6 H19/6

1,4561,870 1,653

1,069

9841,022

218

364251

471

416 770

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

H17/6 H18/6 H19/6

取引先別販売状況 製品区分別販売状況

百万円 百万円

Ｒ

Ｑ

Ｍ

ＤＮＡ自動抽出装置等

特注システム等

スペアパーツ等プラスチック消耗品等

その他

その他

前期（07年6月期）業績ハイライト（2）

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研究開発費推移 経常利益/損失推移

60

-174

111

18

-65

-200

-150

-100

-50

0

50

100

150

H15/6 H16/6 H17/6 H18/6 H19/6227

292

440463

383

0

100

200

300

400

500

H15/6 H16/6 H17/6 H18/6 H19/6

9.4%

11.7%

13.7%

10.5%

12.5%

売上高比率

百万円 百万円

前期（07年6月期）業績ハイライト（3）

PSS IR Meeting; Nov. 17, 2007 13

941

2,7072,574

83 88 148

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

H17/6 H18/6 H19/6

6029

233

-130-129

-76

-150

-100

-50

0

50

100

150

200

250

300

H17/6 H18/6 H19/6

PSS Europe GmbH PSS USA, Inc.

百万円 百万円

欧州ＯＥＭ先への販売をＰＳＳＥ

経由にしたことで売上が急増

新規ＯＥＭ先販売が本格スタート

前期（07年6月期）業績ハイライト（4）

海外子会社実績

PSS IR Meeting; Nov. 17, 2007 14

23期第1四半期業績概況（11月9日発表）

（単位：100万円）

第22期

第1四半期

第23期

第1四半期 前期比

売上高 755 626 -17.0%

営業利益/損失 -107 -121

経常利益/損失 -110 -134

当期純利益/損失 -119 -142

ＤＮＡ自動抽出装置等 389 210 -46.0%

その他理化学機器（特注装置） 31 21 -30.8%

その他製品（スペアパーツ） 86 88 +3.2%

プラスチック消耗品等 245 299 +22.2%■

第1四半期売上高は、ロッシュグループ向けＤＮＡ自動抽出装置販売が、新機種への切替期に入り低迷し

たことを受け、前年比で17.0％の減少となった。ただ、例年第１四半期の売上高は通期売上の20％程度

（22期20.4％、21期20.2％）と比較的小さいため、今後の販売によって挽回が可能と見ている。

■

キアゲングループ向け装置販売は引き続き堅調。三菱化学メディエンスグループ向けは、第2四半期以降

の受注及び出荷が堅調に推移している。

■

プラスチック消耗品販売は順調に拡大。4半期ベースで装置販売額を初めて上回り、安定した収益基盤に

なりつつある。

PSS IR Meeting; Nov. 17, 2007 15

ＰＳＳとバイオ事業への疑問に対して

Q.1 ＰＳＳを含め、バイオベンチャー各社の業績が、結果を出せていない。バイオ全般が振るわない最大の理由は何か？

Q.2 ＰＳＳは独自の特許もあり、有力企業とのＯＥＭ契約もある。それでも、十分成長しきれない原因はどこにある？また、黒字が定着しないのはなぜか？

Q.3 中核特許「マグトレーション」をコアとして、将来に向けた特許戦略、成長戦略はどうなっているのか？

Q.4 ＤＮＡ自動抽出機に続く、今後の主力製品は何か？

Q.5 研究開発費が負担になっているが、どの分野に注力し、また、その成果はでているのか？

PSS IR Meeting; Nov. 17, 2007 16

バイオ市場の現状と課題（１）

-0.6

210

2916 16 15 13 8 8 7 4 2.4 1.6 0.3

-65.5

37

-11.4-0.7

-0.4

-8.2

0.4

-5.5 -13.1-3.4 -6.8 -9.2

-12.9

-42.5

0.7

-100

-50

0

50

100

150

200

250

タカラバイオ

ＰＳＳ

アンジェスＭＧ

メディビック

メディネット

 

免疫生物研究所

 

ＬＴＴバイオ

オ

ン

コセ

ラピ

ー

ＤＮＡチップ研究所

そ

ーせ

い

ト

ラ

ン

ス

ジェニ

ッ

ク

ジ

ーエ

ヌアイ

エフェクター

メディシノバ

 

上場バイオベンチャー14社 売上高＆経常利益

2007年9月期までの直近決算資料による。メディシノバの-42.5億円は純損失。

億円

PSS IR Meeting; Nov. 17, 2007 17

バイオ市場の現状と課題（２）

要素技術そのものは、原理的に確立し、

具体性、現実性も年々高まっている。

ハード、ソフト情報の結合＆応用には、

なお時間を要する。

一方で、

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バイオ市場の現状と課題（３）研究開発から事業化へ

in vivo (生体内）

ゲノム創薬、再生医療・治療は、人体へ直 接、影響をもたらすもので、技術保証の

ハードルは高い。

in vitro （生体外）in vitroは、in vivoよりもハードルが低い。

スタートはしたが、既存技術からの移行に 時間を要している。

１～３年の間に、拡大が見込まれる。

ＰＳＳの事業領域

PSS IR Meeting; Nov. 17, 2007 19

進行中のシステム及び試薬開発

ターゲット 目 的 実用化目標

１．ＰＳＳが現在取り組んでいる感染症、遺伝子検査のターゲット

呼吸器感染症

（結核菌） 喀痰処理自動化、キャプチャー・ビーズで濃縮

2008年中

（レジオネラ） キャプチャー・ビーズで濃縮 2008年中

（呼吸器感染菌の同時検出） Multiplex PCRによる咽喉洗浄液を用いた呼吸器系感染症診断 2009年以降

性感染症菌の同時検出 Multiplex PCRによる性感染検出 2008年中

食中毒 食中毒関連主要有害菌の同時検出 2009年以降

HBV HBV変異解析 2008年中

2．ヒト遺伝子ＳＮＰ：体質測定

肥満・糖尿病関連SNPs 肥満因子関連4SNPsによる栄養指導 2008年中

実験体を用いたSNPs解析 2008年中

3．ヒト遺伝子ＤＮＡ修飾（細胞のいたみ具合）：癌の早期診断の可能性追求

Epigenetics

免疫沈降

クロマチン修飾

メチル化DNA、General IP

2008年中

4．細菌遺伝子測定：環境測定と浄化への応用

土壌環境モニタリング Bio-remediation

塩素化合物汚染土壌モニタリング

2009年以降

PSS IR Meeting; Nov. 17, 2007 20

ＰＳＳ技術の連繋による自動化システム構成の例

Magtration TipColumn Tip Capillary Beads Tip

検体前処理

（非磁性素材）核酸抽出

（磁性） 測定マルチプレックス

PCR

+α

Magtration® Capillary Beads (BiST)検体 検出

検出反応

各種Ｔｉｐ内の反応

制御は１２ＧＣで

自動化

■確立した要素技術を次世代製品へ搭載

Magtration® APiT

ＰＳＳの特許技術

All Process in Tip

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第23期（2008年8月期）成長戦略と領域

ＤＮＡ自動抽出精製市場の世界シェア５０％を確保

検出・測定

非自動化抽出精製市場

タンパク質系

安価・小型化で市場拡大

タンパク質自動精製

Magtration®

Magtration®+α

タンパク質領域で

もＤＮＡと同様な市場が存在する

感染症と細胞内ウィルスに注目

が集まる。ＰＳＳの要素技術と

相性がよく有望領域

Purelumn

バクテリアウィルス検出

BA-X

APT-12APiT

POCT、免疫、心筋

新規ＯＥＭ先

既存ＯＥＭ先

新型製品

試薬・消耗品

プラスチック消耗品とともに試薬が収益の柱に

新型製品

感染症検査

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0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

H17/6 H18/6 H19/6 H20/6 H21/6 H22/6

試薬

感染症検出系

タンパク系

その他

消耗品

パーツ・メンテ

システム

DNA抽出装置

ＦＹ2008-2010 販売構成予測

百万円

消耗品

ＤＮＡ抽出装置

当期（23期）

予測

タンパク質系

感染症検出系

試薬

新規製品

FY08 FY09 FY2010

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第23期（08年6月期）の事業目標

売上倍増3ヵ年計画の初年度既存ＯＥＭ製品のアップグレード

徹底したコスト管理で黒字体質への転換

新規事業領域タンパク質精製分野へ本格参入

バクテリア/ウィルス感染症分野へ本格参入

PSSグループ体制強化J-SOX法へ確実に対応できる体制の確立

日米欧３極の完全な情報交換と連携体制の確立

本日は、PSS個人投資家説明会にご参加いただきまして、誠に、ありがとうござ

いました。心より感謝申し上げます。今後とも、引き続きのご理解、ご支援をた

まわりますよう、お願い申し上げます。

なお、本資料には、当社の計画と見通しを反映した将来予測に関する記述を含ん

でおります。これらは、本資料作成時において、入手可能な情報に基づいた予想

値であり、潜在的なリスクや不確実性が存在しています。そのため、本資料に記

載されている将来見通しが。実際の業績と大きく異なる場合があることを、ご承

知おきいただきますよう、お願い申し上げます。2007年11月17日

プレシジョン・システム・サイエンス株式会社www.pss.co.jp/