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1
No. 87310612
大切な「水」をあなたへ・・・・・
< 目 次 >
1 はじめに ・・・・・ 2
2 製品の構成・・・・・ 2
3 据付概略図・・・・・ 3
4 据付要領 ・・・・・ 4
5 取付板設置 ・・・・ 6
6 予旋回槽据付・・・・ 8
このたびは、予旋回槽 PWT をお買上げいただきましてま
ことにありがとうございます。
この取扱説明書は、工事店様が正しく安全に作業されるため
のご案内です。よくお読みになり、内容を理解された上で作業されるようお願いいたします。
また、常にこの取扱説明書をお手元におかれて作業されることをお勧めします。
予旋回槽PWT
取扱説明書
{ }内の従来単位及びそれに基づく数値は、参考として併記したものです。
1.
本文中の関連箇所にも製品を安全に正しくお使いいただき、あなたや他の人々への危害や
損害を未然に防止するための注意事項が記載されています。
また注意事項は、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、誤った取扱いをす
ると生じることが想定される内容を、「警告」「注意」の2つに区分しています。
いずれも安全に関する重要な内容ですので、必ず守ってください。
警告 :人が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容。
注意 :人が傷害を負う可能性および物的損害のみの発生が想定される内容。
特に注意していただきたいこと
コンクリートを流し込む際、コンクリートポンプなどで圧力をかけないでください。
圧力をかけると予旋回槽が歪み、変形することがあります。
2
1 はじめに
2 製品の構成
予旋回槽がお手元に届きましたら、下記をお調べください。
1.ご注文通りの予旋回槽か、ご確認ください。
形式など
2.輸送中に破損した箇所はないか、ご確認ください。
3.ご注文の付属品が全てそろっているか、ご確認ください。
<<不具合な点がございましたら、お手数でもご購入先へご照会ください>>
2.1 構 造 図 <図-1>
付属部品一覧
(注1) 下記機種には、付属していません。 PWT1-50A PWT2-65A PWT2-65B PWT2-80A PWT2-80B PWT3-100A
3
2
1
4
5
6
7
8
9
10
11
14
15
13
12
No 数 量名 称
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
1
1
2
2
2
2
8
8
8
8
1
2
2
2
2
1
予旋回槽①
予旋回槽②
座金組込ボルト
ちょうナット
取付板①
取付板②
両ねじボルト
平座金
ばね座金
ナット
取付板③ (注1)
両ねじボルト (注1)
平座金 (注1)
ばね座金 (注1)
ナット (注1)
取扱説明書
分割位置
3
<図-2>
3 据付概略図
GL
基礎ボルトC基礎ボルトB
基礎ボルトA
支え取付板
支え
ガイドパイプ
仕切弁
逆止弁
吐出し管
VUM形水中ポンプ
着脱装置
連結曲管
投げ込み式水位計
フロートスイッチ
はしご
予旋回槽
4
4 据付要領4.1 墨出し
1.マンホール槽内清掃
溜まり水があれば排水し、コンクリート片、その他ゴミ等も取り除いてください。
2.マンホール仕上がり確認
マンホール底部が平滑に仕上がっているか、確認してください。
「マンホール蓋」と「はしご」の位置が<図-3>と相違ないか確認してください。
3.定点設定
X点設定・・・マンホール開口部より「はしご」の中心から「下げ振り」を降ろし、
<図-4>のようにマンホール底部に「X点」を設定してください。
Y点設定・・・マンホール底部の半径に合わせた「コンパス」等を使用し、マンホールの
中心「Y点」を設定します。
4.墨出し
中心線(2)・・・先の「X点」と「Y点」を結び中心線(2)の墨出しを行ってください。
中心線(1)・・・先の「Y点」を基準とし、中心線(2)に対し直行する、中心線(1)の
墨出しを行ってください。
A線~G線 ・・・中心線(1)(2)を基準とし、「表1~3」の寸法に従って平行にA線~
G線の墨出しを行ってください。
<図-3> <図-4>
中心線(1)
中心線(2)
Y点
X点
はしごはしご
X点
下げ振り
5
4.2 基礎ボルト用墨出し位置
<図-5>~<図-7>の○印は取付板①、×印は取付板③、
△印は予旋回槽①の、基礎ボルト位置を表します。
<図-6>
<図-7>
「表1」・・・<図-5>
予旋回槽形式マンホール
底部内径
寸 法
a b c d
PWT1-50A
PWT2-65A
PWT2-65B
PWT2-80A
PWT2-80B
PWT3-100A
φ880
φ1200
φ1200
φ1200
φ1200
φ1500
150
220
220
220
220
285
140
190
190
190
190
280
85
65
110
65
125
0
275
275
320
305
365
310
「表2」・・・<図-6>
予旋回槽形式マンホール
底部内径
寸 法
a b c d
PWT3-65B
PWT3-80B
PWT4-65B
PWT4-80B
φ1500
φ1500
φ1800
φ1800
220
220
220
220
300
300
300
300
0
15
0
15
210
255
210
255
「表3」・・・<図-7>
予旋回槽形式マンホール
底部内径
寸 法
a b c d
PWT2-50A
PWT3-50A
PWT3-65A
PWT3-80A
PWT4-80A
PWT4-100A
φ1200
φ1500
φ1500
φ1500
φ1800
φ1800
150
150
220
220
220
285
250
250
300
300
300
390
25
25
45
45
45
110
165
165
165
195
195
200
e
350
350
500
500
500
600
<図-5>
中心線(2)
中心線(1)
A線
A線
B線C線D線
X点
X点
Y点
aa
c
b
d
マンホール蓋
マンホール底部
中心線(1)
中心線(2)
D線C線
A線
A線
B線E線
F線
F線 ac
Y点a
b
d
マンホール底部
マンホール蓋
150
150
500
中心線(1)
中心線(2)
D線
A線
A線
B線
F線
F線
E線
a
Y点
a
X点
b
マンホール底部
マンホール蓋
150
150
e
cd
C線
6
5 取付板設置5.1 事前準備
「表4」「表5」を参考に、取付板の基礎ボルト位置をご確認ください。
<図-9>
<図-8>
「表4」・・・<図-8>
予旋回槽形式マンホール
底部内径
基礎ボルト
サイズ
取付寸法
W1 W2 L1 L2 D
PWT1-50A
PWT2-50A
PWT3-50A
PWT2-65A
PWT2-65B
PWT2-80A
PWT2-80B
PWT3-65A
PWT3-65B
PWT3-80A
PWT3-80B
PWT4-65B
PWT4-80A
PWT4-80B
PWT3-100A
PWT4-100A
φ880
φ1200
φ1500
φ1200
φ1200
φ1200
φ1200
φ1500
φ1500
φ1500
φ1500
φ1800
φ1800
φ1800
φ1500
φ1800
110
110
110
130
130
160
160
130
130
160
160
130
160
160
190
190
150
150
150
170
170
200
200
170
170
200
200
170
200
200
230
230
190
190
190
210
210
240
240
210
210
240
240
210
240
240
310
310
230
230
230
250
250
280
280
250
250
280
280
250
280
280
350
350
15
15
15
19
19
19
19
19
19
19
19
19
19
19
19
19
M12
M12
M12
M16
M16
M16
M16
M16
M16
M16
M16
M16
M16
M16
M16
M16
「表5」・・・<図-9>
予旋回槽形式マンホール
底部内径
基礎ボルト
サイズ
PWT2-50A
PWT3-50A
PWT3-65A
PWT3-65B
PWT3-80A
PWT3-80B
PWT4-65B
PWT4-80A
PWT4-80B
PWT4-100A
φ1200
φ1500
φ1500
φ1500
φ1500
φ1500
φ1800
φ1800
φ1800
φ1800
M12
M12
M12
M12
M12
M12
M12
M12
M12
M12
取付板①
(基礎ボルトB位置)
W1
W2
L1
L2
2-φD取付板①
300
376
取付板③
(基礎ボルトA位置)
560
300
2-φ15
7
5.2 取付板設置
1.開口部より
(1)取付板①・・・2個
(2)取付板③・・・1個(6ページの「表5」参照)
(3)基礎ボルトA(M12×80L以上、材料SS)・・・2個(非付属品)
基礎ボルトは芯棒打込式(おねじ形)・・・取付板③ 固定用
基礎ボルトサイズは6ページ「表5」参照
(4)基礎ボルトB(M12、16×80L以上、材料SS)・・・4個(非付属品)
基礎ボルトは芯棒打込式(おねじ形)・・・取付板① 固定用
基礎ボルトサイズは6ページ「表4」参照
(5)基礎ボルトC(M16×80L以上、材料SUS304)・・・2個(非付属品)
基礎ボルトは本体打込式(めねじ形)・・・予旋回槽① 固定用
をマンホール内に搬入します。
2.墨出し後、取付板①②、及び予旋回槽①の基礎ボルト打込位置にコンクリートドリルで
穿孔してください。
3.基礎ボルトの寸法は、下記寸法のものを用意し、ハンマーで打ち込んでください。
(1)M16×80L以上(取付板① 固定用) ・・・芯棒打込式(おねじ形)
但し、PWT1~3-50Aの場合はM12×80L以上
(2)M12×80L以上(取付板③ 固定用)・・・芯棒打込式(おねじ形)
(3)M16×80L以上(予旋回槽① 固定用)・・・本体打込式(めねじ形)
4.取付板①③を設置し、基礎ボルトで仮固定してください。仮固定後、以下の2項目に
ついて確認してください。
(1)取付板①の水平度を水平器にて調整してください。
(2)取付板③の水平度を水平器にて調整してください。
5.上記 4 の2項目調整後、再度基礎ボルトにて確実に固定してください。
「注記」コンクリートの密着性を高める為、マンホール底版面のチッピング(目荒らし)を実施
されることを推奨します。また、チッピング後のコンクリート片等は必ず取り除いてく
ださい。
基礎ボルトB
基礎ボルトC
基礎ボルトA
取付板③
取付板①(両ねじボルト)(両ねじボルト)
<図-10>
8
6.1 予旋回槽据付
1.開口部より
(1)予旋回槽①・・・1個
(2)予旋回槽②・・・1個
(3)取付板② ・・・2個
(4)固定用ボルト、ナット類をマンホール内に搬入します。
2.マンホール槽内に予旋回槽①を搬入し、基礎ボルト穴位置をよく確認しながら所定の位置に
設置してください。
めねじ形基礎ボルトと予旋回槽①を固定する六角ボルトは、下表のものを用意してください。
3.予旋回槽②を搬入し、所定の位置に設置してください。
予旋回槽②を固定用ボルト(M8×25L)、ちょうナット(M8)にて結合させ、
確実に固定してください。
4.取付板②を所定の位置に設置した後、ナットにて確実に固定します。
6 予旋回槽据付
予旋回槽形式 六角ボルト
PWT1-50A
PWT2-50A
PWT3-50A
PWT2-65A
PWT2-65B
PWT2-80A
PWT2-80B
PWT3-65A
M16×40L(2個)
M16×40L(2個)
M16×40L(2個)
M16×40L(2個)
M16×40L(2個)
M16×40L(2個)
M16×40L(2個)
M16×40L(2個)
予旋回槽形式 六角ボルト
PWT3-65B
PWT3-80A
PWT3-80B
PWT4-65B
PWT4-80A
PWT4-80B
PWT3-100A
PWT4-100B
M16×40L(2個)
M16×40L(2個)
M16×40L(2個)
M16×40L(2個)
M16×40L(2個)
M16×40L(2個)
M16×45L(2個)
M16×45L(2個)
<図-11>
基礎ボルトC基礎ボルトB
(両ねじボルト)
(両ねじボルト)
基礎ボルトA
予旋回槽①
予旋回槽②
予旋回槽①② 固定用ボルト、ちょうナット
合わせ面
合わせ面
予旋回槽①
予旋回槽②
取付板②
9
6.2 コンクリート打設
1.コンクリート(圧縮強度2.1kN/cm2 {210kgf/cm2 }以上)を打設前、マンホール底
版とコンクリートの密着性を高めるため、マンホール底版を水で十分吸水させてください。
なお、特に設計書などで指定のない場合のコンクリートの種類は、下記コンクリートを推
奨します。
「注記」寒冷地における施工については温度補正に十分注意してください。
2.コンクリートの付着を防止するため、ボルト・ナット部等は全てマスキングしてください。
3.コンクリートを予旋回槽に設けられた開口部より打設し、<図-12>のH辺りまで(機種に
よって高さが異なります)充填してください。コンクリートの充填量は「表7」に示していま
す。
(1)バイブレータを使用し、コンクリートが均等に行き渡るように施工してください。
(2)槽表面に付着したコンクリートはウェス等でできるだけ早く拭きとってください。
(3)養成期間は指定のない場合10日以上としてください。
4.コンクリート養成後、<図-12>参照のうえ、未充填部にモルタルを充填してください。
なお、ご使用になるモルタルは、乾燥収縮率の小さく、ひび割れにくい無収縮コンクリート
を推奨いたします。
(1)モルタル配合比はセメント:砂=1:2とします。
(2)槽表面に付着したモルタルはウェス等でできるだけ早く拭きとってください。
予旋回槽形式コンクリート
充填量(m3)
PWT1-50A
PWT2-50A
PWT3-50A
PWT2-65A
PWT2-65B
PWT2-80A
PWT2-80B
PWT3-65A
0.13
0.30
0.50
0.25
0.25
0.25
0.25
0.45
予旋回槽形式コンクリート
充填量(m3)
PWT3-65B
PWT3-80A
PWT3-80B
PWT4-65B
PWT4-80A
PWT4-80B
PWT3-100A
PWT4-100A
0.45
0.45
0.45
0.69
0.69
0.69
0.41
0.65
圧縮強度 スランプ
2.1kN/cm2 {210kgf/cm2 }以上 12cm
粗骨材の寸法
25mm
種 類
BB
「表6」コンクリートの種類
「表7」
警 告
●コンクリートを流し込む際、コンクリートポンプなどで圧力をかけないでください。
圧力をかけると予旋回槽が歪み、変形することがあります。
10
6.3 着脱装置据付
1.着脱装置の取扱説明書を参照してください。
2.着脱装置にポンプをセットする場合は、VUM形の取扱説明書を参照してください。
<図-12>
コンクリート充填部
モルタル充填部
予旋回槽①
予旋回槽②
コンクリート充填
モルタル充填
H
予旋回槽①
予旋回槽②
コンクリート養成後モルタルで仕上げる
11
MEMO
検査合格証 検査責任者 川本製作所株式
会社
検
査
本 社 〒460-8650 名古屋市中区大須4-11-39 052-251-7171(代)岡崎工場 〒444-8530 岡崎市橋目町御領田1 0564-31-4191(代)