Embed Size (px)
Citation preview
第第1313回日本水環境学会シンポジウム回日本水環境学会シンポジウム
「アジア・アフリカとの協働による環境リーダー育成のための「アジア・アフリカとの協働による環境リーダー育成のための国際拠点形成事業」国際拠点形成事業」
水問題を中心とした環境外交水問題を中心とした環境外交水問題を中心とした環境外交水問題を中心とした環境外交
人材の育成人材の育成人材の育成人材の育成－筑波大学「環境ディプロマティックリーダーの育成拠点」－－筑波大学「環境ディプロマティックリーダーの育成拠点」－
E i l Di l i L d (EDL) Ed i PE i l Di l i L d (EDL) Ed i PEnvironmental Diplomatic Leader (EDL) Education ProgramEnvironmental Diplomatic Leader (EDL) Education Program
辻村辻村 真貴・若杉真貴・若杉 なおみなおみ**・遠藤・遠藤 崇浩崇浩**・孫・孫 暁剛暁剛**辻村辻村 真貴・若杉真貴・若杉 なおみなおみ ・遠藤・遠藤 崇浩崇浩 ・孫・孫 暁剛暁剛（筑波大学大学院生命環境科学研究科）（筑波大学大学院生命環境科学研究科）
* EDL* EDL特任教員特任教員特任教員特任教員
環境ディプロマティックリーダーの人材像G l f EDLG l f EDLGoal of EDLGoal of EDL
•地域固有の課題と 国 水資源 (W t )•地域固有の課題と、国際越境問題 (Regional (Regional issues andissues and transboundarytransboundary
水資源 (Water)水循環理解・汚染対策・浄化技術
国環 環国 地issues and issues and transboundarytransboundaryissues)issues)
高度環境技術の適用
際関係論
境外交論
境政策
際環境法
域課題
Gl b l iE Di l E li•高度環境技術の適用（モニタリングと対策）(M it i & t )(M it i & t )
生物多様性・資源 (Bio div)生態系理解・バイオマス利用
Global issuesEnv Diploma Env policy
(Monitoring & countermeasure)(Monitoring & countermeasure)
•政策立案、提言、実務、合意形成
環境倫
地球課
合意形成、外交交渉の遂行 (Policy making, diplomatic (Policy making, diplomatic 環境保健衛生 (Env health)
成 理 題Communication Env ethics Regional issues
筑波大学EDLプログラム
遂行 ( y g, p( y g, pnegotiation)negotiation) 感染症防止対策・保健衛生啓蒙
水に関する環境外交問題Env Diploma Issues on WaterEnv Diploma Issues on Water
国際河川における水収支の不均衡Unbalance of Intern river issues(Di ti R t W t R(Diagnostic Report on Water Resources in Central Asia, ICWC, 2000)
地下水越境帯水層における涵養域（供給域）と流出域（消費域）の問題Groundwater transboundary aquiferGroundwater transboundary aquifer (International Shared (Transboundary) Aquifer Resources Management, UNESCO-IHP, 2001)
筑波大学EDLプログラム
IHP, 2001)
環境リーダーは、国際保健（グローバルヘルス）を学ぶ
講義目的
グロ バルヘルスとは地球規模で考える公衆衛生学であり 本講義の目的はグローバルヘルスとは地球規模で考える公衆衛生学であり、本講義の目的は、世界の人々の健康の現状とその中にある諸課題を、それと密接に関連する地球環境問題とともに理解し考察を深めることである。
講師
若杉なおみ 筑波大学大学院生命環境科学研究科環境ディプロマティックリーダー育成プログラム・特任教授
講師専門分野講師専門分野
臨床医学（小児科）、免疫学・感染症 研究、国際保健医療協力・社会医学研究
講義テーマ
人間開発・人間の安全保障
環境変動と健康影響
地球規模感染症（ イズ 結核 ラリア） 地球規模感染症（エイズ・結核・マラリア）
人口・リプロダクティブヘルス・ジェンダー
持続的開発と保健医療政策エイズ患者とその家族を現地ＮＧＯとともに訪ねる。（ トジボ ）
筑波大学EDLプログラム
（コートジボワール）
環境問題への制度的対応策を考える
講義目的
「政府の役割」「市場の役割」に焦点を合わせ 環境問題に対する制度的対応策「政府の役割」「市場の役割」に焦点を合わせ、環境問題に対する制度的対応策の基礎知識を紹介する。
講師
遠藤崇浩 筑波大学大学院生命環境科学研究科環境ディプロマティックリーダー育成プログラム・特任准教授（政治学）
講義テーマ・市場の役割とその限界・政府の機能とその限界・財産権の機能環境税/排出権取引・環境税/排出権取引
研究テーマ・水を中心とする環境問題とそれへの対応策水を中心とする環境問題とそれ の対応策
筑波大学EDLプログラム
地下水管理 渇水対応策 水源管理 環境用水
講義 的
環境リーダーは、グローカルな人間をめざす
講義目的
地球環境問題は、広い意味での人間の生き方、あるいは人間の文化の問題である。環境問題の対処にあたっては まずその地域において自然環境と人間がどのような関係があるかを題の対処にあたっては、まずその地域において自然環境と人間がどのような関係があるかを、フィールドワークを通して明らかにする必要がある。その上で、地域の生業文化から自然の保護と資源の持続的な利用につながる「在来の知」を見出し、その活用と展開を地域住民とともに考えることによって、グローバルな環境問題の解決に提言する。
講師孫 暁剛 筑波大学大学院生命環境科学研究科
環境でリプロマテリックリーダー一育成プログラム 特任助教環境でリプロマテリックリ ダ 育成プログラム 特任助教
講師専門分野 生態人類学・アフリカ地域研究
講義テーマ
「文化生態原論」「文化生態原論」 人類の適応と文化・生業の多様性 環境問題をめぐるローカルとグローバル
（資源の所有と利用、生産と生存、開発と保全）乾燥地に暮らす遊牧民にと て水は「命」だが 水資源の所
筑波大学EDLプログラム
在来知と科学技術の融合 方法論としてのフィールドワークとその実践
乾燥地に暮らす遊牧民にとって水は「命」だが、水資源の所有と利用には「規則」よりも「柔軟性」がもっとも大事である。
カリキュラムの特徴 (Curriculum)(Curriculum)リ ラ 特徴 ( )( )
• 研究科・分野横断の文理融合学際カリキュラム(I t di i liI t di i li )(InterdisciplinaryInterdisciplinary)
• 筑波研究学園都市を中心とした研究機関、企業等との連携による カリキュラム運営 国内インタ ンシップ携による、カリキュラム運営、国内インターンシップ(Frame of Tsukuba Science CityFrame of Tsukuba Science City)
• 海外拠点オフィス 国際機関等との連携による海外実習• 海外拠点オフィス、国際機関等との連携による海外実習，海外インターンシップ (Field excursion and internshipField excursion and internship)
• EDL共通の知的基盤としての 国際保健衛生 外交講座• EDL共通の知的基盤としての、国際保健衛生、外交講座、環境倫理(Global Health, Diplomacy Lecture, Global Health, Diplomacy Lecture, EnvEnvEthicsEthics) )
• 各界リーダーによる特別講義(Meet the LeadersMeet the Leaders) • 英語によるプレゼンテーション・議論を中心とした授業
筑波大学EDLプログラム
英語によるプレゼンテ ション 議論を中心とした授業(Presentation and debatePresentation and debate)
海外インターンシップ
National Society for Drinking Water Supply (SONEDE)(Tunisia)
Water basin for irrigation at Sbiba(Tunisia)
Direction of Health and Basic Care at Le Kef (Tunisia)
筑波大学EDLプログラム
Water treatment plant at Kairouan(Tunisia)
Signal of damage by flood (Indonesia)
Visiting the world biggest Zinc mining factory , Yun-nan, China
修了生が得る成果Wh t EDL t d t t?Wh t EDL t d t t?What can EDL students get?What can EDL students get?
• 環境俯瞰能力（自然・社会知，判断・交渉・調整能力）の習得 (Integrated Integrated d h i k l dd h i k l d )and comprehensive knowledgeand comprehensive knowledge)
• 学位（DegreeDegree）修士（環境科学） Master in En ironmental SciencesMaster in En ironmental Sciences– 修士（環境科学）：Master in Environmental SciencesMaster in Environmental Sciences
– 博士（環境学）：Doctor in Environmental StudiesDoctor in Environmental Studies
• 修了証（Certificate）修了証（Certificate）– 環境ディプロマティックリーダー（修士）：Environmental Diplomatic Leader Environmental Diplomatic Leader
(Master)(Master)– 上級環境ディプロマティックリーダー（博士）：Senior Environmental Senior Environmental
Diplomatic Leader (Doctor)Diplomatic Leader (Doctor)
• 2010年度（4月入学生）年度（ 月入学生）
– 博士前期（修士）：15名（海外12名、国内3名）
– 博士後期：4名（海外4名）
筑波大学EDLプログラム
日本発・環境リーダーの方向性
地球
bal
低炭素 英語力球規模
Glo
b 低炭素 英語力
リーダーシップ
説明力課題の地eg
ion
理
説明力
地域性
Re
環境
倫理
地域規模R
egio
nal
公害対策技術
ES
D
知識・スキルの多様性Variety of knowledge/skill
一般的・広範General
専門的・技術的Specific
模R
筑波大学EDLプログラム
Variety of knowledge/skill GeneralSpecific
広報・刊行活動等 (Outcomes)(Outcomes)広報 刊行活動等 ( )( )
http://edl.envr.tsukuba.ac.jp/jp/index.htmlhttp://edl.envr.tsukuba.ac.jp/jp/index.html
筑波大学EDLプログラム
