ShadowProtect プッシュインストール...ベストプラクティスガイド ShadowProtect プッシュインストール 2014 年6 月30 日更新日：2015 年2 月16 日

ベストプラクティスガイド

ShadowProtect

プッシュインストール 2014 年 6月 30日

更新日：2015年 2月 16日

ストレージクラフトテクノロジー合同会社

目次 1. 概要 ................................................................................................................. 1

2. プッシュインストールの準備 ............................................................................. 1

2.1. プッシュインストールの準備作業の概要 ................................................... 1

2.2. プッシュインストールの準備作業 ............................................................... 2

2.2.1. 管理者権限ユーザーの準備 ................................................................. 2

2.2.2. 共有オプションの有効化 ..................................................................... 3

2.2.3. インストーラーおよびインストール用 ISS ファイルのコピー ....... 3

2.3. リモート管理の準備作業 ............................................................................... 4

2.3.1. ShadowProtectSvc.exe の追加 ............................................................... 4

2.3.2. ポート番号：135/TCP の追加 .............................................................. 5

3. プッシュインストールの実施 ............................................................................. 6

3.1. プッシュインストールの開始 ....................................................................... 6

3.2. プッシュインストールウィザード .............................................................. 6

3.3. インストーラパッケージの選択 ................................................................... 7

3.4. リモートコンピューターに関する情報の入力 ........................................... 8

3.5. インストール後のオプションの選択 ......................................................... 11

3.6. プッシュインストールの概要の表示 ......................................................... 12

3.7. プッシュインストールの結果 ..................................................................... 13

3.8. プッシュインストール実行直後の管理画面 ............................................. 13

3.9. コンピューター接続後の管理画面 ............................................................. 14

ShadowProtect プッシュインストール

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1. 概要

ローカルコンピューターの ShadowProtect 管理コンソールからリモートコンピ

ューターに ShadowProtect ソフトウェアをインストールする方法をプッシュイ

ンストールと呼びます。本ベストプラクティスガイドは、プッシュインスト

ールの方法を説明しています。

プッシュインストールは、1 台の管理コンソール用コンピューターから複数台

のリモートコンピューターに ShadowProtect ソフトウェアをインストールでき

ます。

さらに、ShadowProtect のリモートコンソール機能により、リモートコンピュ

ーター上の ShadowProtect 機能をすべて操作できるようになります。

2. プッシュインストールの準備

2.1. プッシュインストールの準備作業の概要

ローカルコンピューターからプッシュインストールを行う際、Windows ファ

イアウォールが有効な環境では、以下のようにリモートコンピューターの設

定を変更する必要があります。

プッシュインストールを行う前に、リモートコンピューター上であらかじめ

下記を行います。

・管理者権限ユーザーの準備

・共有オプションの有効化

・インストーラーおよびインストール用 ISS ファイルのコピー

プッシュインストールを実行後、リモート管理を行う場合は、下記の設定変

更も行います。

・ShadowProtectSvc.exe

・ポート番号：135/TCP


2


2.2. プッシュインストールの準備作業

2.2.1. 管理者権限ユーザーの準備

ShadowProtect をインストールする際、リモートコンピューターには管理者権

限ユーザーおよびパスワードが必要です。

必要に応じて、リモートコンピューター上で管理者権限のユーザーを追加

し、パスワードを設定します。

（注）

ローカルコンピューターからリモートコンピューターに接続確認を行う際、

「アクセスが拒否されました。」のエラーメッセージが表示された場合は、

リモートコンピューターに下記のレジストリエントリの値を新規で追加しま

す。

尚、レジストリには OS に関する重要なデータも存在するので、レジストリエ

ディタを使って項目の削除や編集を行うときは慎重に作業してください。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\system\LocalAccountTokenFilterPolicy

DWORD (32 ビット) 値：1


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2.2.2. 共有オプションの有効化

リモートコンピューターの共有オプションを有効にします。

(1) [コントロールパネル] から [ネットワークとインターネット] を選択し、

[ネットワークと共有センター] を開きます。

(2) 左側の一覧から [共有の細設定の変更] をクリックします。

(3) [ゲストまたはパブリック（現在のプロファイル）] にある、[ファイルと

プリンターの共有を有効にする] を選択します。

(4) [変更の保存] をクリックします。

図 2-1．共有の詳細設定

2.2.3. インストーラーおよびインストール用 ISSファイルのコピー

プッシュインストールを行う前に下記の２つのファイルを任意の同じフォル

ダにコピーします。これらのファイルはインストール CD に含まれています。

または、弊社ホームページよりダウンロードすることもできます。

ISS ファイルには、インストール形態によって 2 種類のファイルがあります。

Full フォルダと Agent フォルダにそれぞれの ISS ファイルがあります。Full フ

ォルダにある ISS ファイルは、ShadowProtect をすべてインストールする場合

に使用します。Agent フォルダにある ISS ファイルはエージェント機能のみイ

ンストールする場合に使用します。


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ISS ファイルは他にも、言語および ShadowProtect のバージョンによっても異

なりますので、ご利用されるバージョンと言語に適したものを用意します。

・ShadowProtectSetup_5.2.3.exe

・ShadowProtectSetup_5.2.3.iss

2.3. リモート管理の準備作業

2.3.1. ShadowProtectSvc.exeの追加

リモートコンピューターの [受信の規則] に ShadowProtectSvc.exe を追加しま

す。

(1) [コントロールパネル] から [Windows ファイアウォール] を選択します。

(2) 左側の一覧から [詳細設定] をクリックします。

(3) [受信の規則] をクリックし、[新しい規則] をクリックします。

(4) 規則の種類から [プログラム] を選択します。

図 2-2．新規の受信の規則ウィザード（規則の種類）


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(5) [参照] をクリックして、ShadowProtect がインストールされているフォル

ダにある ShadowProtectSvc.exe を指定します。

図 2-3．新規の受信の規則ウィザード（プログラム）

(6) [接続を許可する] を選択します。

(7) 適用範囲を設定します。

(8) 規則の名前と説明を入力して、[完了] をクリックします。

2.3.2. ポート番号：135/TCPの追加

リモートコンピューターの [受信の規則] にポート番号：135/TCP を追加しま

す。

(1) [コントロールパネル] から [Windows ファイアウォール] を選択します。

(2) 左側の一覧から [詳細設定] をクリックします。

(3) [受信の規則] をクリックし、[新しい規則] をクリックします。

(4) 規則の種類から [ポート] を選択します。

(5) [TCP] を選択し、[特定のローカルポート] には 135 を指定します。

(6) [接続を許可する] を選択します。

(7) 適用範囲を設定します。

(8) 規則の名前と説明を入力して、[完了] をクリックします。


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3. プッシュインストールの実施

3.1. プッシュインストールの開始

ShadowProtect を実行し、[管理画面] タブにある [インストール] をクリックし

てプッシュインストールを開始します。

図 3-1．管理画面

3.2. プッシュインストールウィザード

プッシュインストールウィザードが表示されるので、[次へ] をクリックしま

す。

図 3-2．プッシュインストールウィザード画面


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3.3. インストーラパッケージの選択

[参照] をクリックしてインストールするインストーラパッケージを選択し、

[次へ] をクリックします。

図 3-3．インストーラパッケージの選択

ISS ファイルがインストーラパッケージと同じフォルダに存在していない場合

は、下記のエラーメッセージが表示されます。

図 3-4．ISS ファイルが見つからない時のエラー


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3.4. リモートコンピューターに関する情報の入力

ShadowProtect ソフトウェアをインストールするリモートコンピューターの情

報を入力します。

リモートコンピューターは、ホスト名もしくは Active Directory のドメイン名

を指定する２つの方法があります。

(1) ホスト名を入力する場合

リモートコンピューターの情報を入力し、[次へ] をクリックします。

図 3-5．リモートコンピューターに関する情報の入力（ホスト名入力）

・ホスト名：[ホスト名] を選択し、[ホスト名] または [IP アドレス] を入力し

ます。

・指定した資格情報の使用：チェックを入れると、[ユーザー名] と [パスワー

ド] を入力できます。リモートコンピューターの管理者権限のユーザー名を

入力します。管理者権限があるローカルユーザーとしてリモートコンピュ

ーターに存在しているユーザーを入力します。

コンピューターが同じドメインなら domain\user

コンピューターが異なるドメインなら computer name\user

・サービスの検出：チェックを入れると、リモートコンピューター上で既に

ShadowProtect がインストールされてサービスが起動されているか確認しま

す。


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ping によるホストへの接続が行われ、結果が表示されます。

内容に問題がなければ、左端のチェックボックスにチェックを入れて、[次へ]

をクリックします。

図 3-6．コンピュータリスト（ホスト名入力）

(2) アクティブディレクトリの場合

ドメイン名と管理者権限のユーザー名を入力し、[次へ] をクリックします。

図 3-7．リモートコンピューターに関する情報の入力（ドメイン名入力）


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・ドメイン名：[ドメイン名] を選択し、ドメイン名を入力します。

・アクティブディレクトリ検索の使用：特定のアクティブディレクトリコン

テナにあるコンピューターのみを検索する場合は、[アクティブディレクト

リ検索の使用] のチェックボックスにチェックを入れて、[Specify advanced

Active Directory search options] をクリックします。

コンテナの正しい LDAP パスを入力し、[OK] をクリックします。

このオプションにより、特定のコンテナにあるコンピューターが表示され

ます。

[Specify advanced Active Directory search options]を使用しない場合は、全て

のコンピューターが表示されます。

図 3-8．アクティブディレクトリ詳細オプション（ドメイン名入力）

・指定した資格情報の使用：チェックを入れると、[ユーザー名] と [パスワー

ド] を入力できます。

・サービスの検出：チェックを入れると、リモートコンピューター上で既に

ShadowProtect がインストールされてサービスが起動されているか確認しま

す。


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ping によるホストへの接続が行われ、結果が表示されます。

内容に問題がなければ、インストールするコンピューターの左端のチェック

ボックスにチェックを入れて、[次へ] をクリックします。

図 3-9．コンピューターリスト（ドメイン名入力）

3.5. インストール後のオプションの選択

リモートコンピューターにソフトウェアをインストールした後のオプション

を指定し、[次へ] をクリックします。

図 3-10．インストール後のオプションの選択


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・インストールしたエージェントを自動的にアクティブ化する：チェックを

入れて、[ユーザー名] と [シリアルナンバー] を入力すると、ShadowProtect

をインストール後、直ちに製品をアクティベーションできます。

・インストール後、再起動：チェックを入れると、リモートコンピューター

を再起動できます。尚、ShadowProtect をインストール後は必ずコンピュー

ターの再起動が必要です。

・指定した時間に再起動する：チェックを入れると、再起動する時間を指定

することができます。

・再起動メッセージ：リモートコンピューター上で再起動に関するメッセー

ジを入力することができます。

・再起動タイムアウト：再起動までのカウントダウンを設定できます。

3.6. プッシュインストールの概要の表示

プッシュインストールの概要が表示されるので、問題がなければ [次へ] をク

リックします。

図 3-11．プッシュインストールの概要の表示


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3.7. プッシュインストールの結果

リモートコンピューターに ShadowProtect がインストールされたら、[完了] を

クリックしてウィザードを終了します。

図 3-12．プッシュインストールの結果

3.8. プッシュインストール実行直後の管理画面

プッシュインストール完了後の管理画面にプッシュインストールを行ったコ

ンピューターが表示されます。

コンピューターを選択して、[接続] をクリックします。

図 3-13．プッシュインストール実行直後の管理画面


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3.9. コンピューター接続後の管理画面

プッシュインストールを行ったコンピューターに接続されて、管理を行うこ

とが可能になります。

図 3-14．コンピューター接続後の管理画面

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