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SQL Server2019セットアップ手順書
本資料は、SQL Server 2019をセットアップする際のインストール手順と注意事項をまとめたものです。
資料中のハードコピーは Standard Edition のものを使用しています。インストールするエディションによって
は画面の内容が異なる場合があります。また画面数が少ない場合は、該当する画面を参考にインストールを進
めてください。
復旧モデルに単純復旧モデル以外を選択した場合、トランザクションログの増大により、ディスク領域を圧迫し
て運用が不可能になる可能性があります。そのため、トランザクションログの定期的管理が必要になります。
MyWeb Portal Office では添付ファイルをデータベースに格納しない(ディスク上にそのまま格納する)ため、
添付ファイルはトランザクションの管理外です。
事実上、データベース復旧時のロールフォワードはできません(添付ファイルがロールフォワードできないため
無意味)、単純復旧モデルでの運用を推奨します。
あわせて、SQL Server 2019 のヘルプ、ドキュメントの確認をお願いします。
第 1.0版
2020年 01月 21日
Copyright © 2009 株式会社ソフテック All Rights Reserved.
目次 SQL Server2019セットアップ手順書 ........................................................................................................................................... 0
1. SQL Server 2019 Standard のセットアップ ........................................................................................................... 1
2. 復旧モデルの選択とトランザクションログの運用 ................................................................................................... 15
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1. SQL Server 2019 Standard のセットアップ
1 [インストール]をクリックしてください。
2 [SQL Serverの新規スタンドアロン インストール ・・・・・]をクリックしてください。
2
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3 プロダクトキーを入力し、[次へ]をクリックしてください。
4 「ライセンス条項に同意します。」にチェックを入れて、[次へ]をクリックしてください。
※ライセンス条項の内容は確認してください。
3
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5 [次へ]をクリックしてください。
処理が完了するまで待ちます。
4
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6 [次へ]をクリックしてください。
このチェックでエラー等が発生した場合は、その原因を取り除いておきます。
詳しくは SQL Serverのヘルプ、ドキュメント等を参照してください。
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7 「データベース エンジン サービス」、「クライアント ツール接続」、にチェックを入れ、インスタンスルートディレ
クトリのパスを変更後、[次へ]をクリックしてください。
※OS のインストール領域である C ドライブ以外に設定変更してください。
OS と同じ領域(C ドライブ)に設定しないでください。
ディスク領域に余裕のあるドライブに変更してください。
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8 「名前付きインスタンス」にチェックを入れ、インスタンス名とインスタンス IDに「MSSQLSERVER」を入力し、
[次へ]をクリックしてください。
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9 使用するアカウントを設定します。
エージェントは「SQLSERVER AGENT」、エンジンは「MSSQLSERVER」が設定されていることを確認し
てください。
実際に運用で使用するアカウントがある場合は、そのアカウントを指定してください。
詳しくは SQL Serverのヘルプ、ドキュメント等を参照してください。
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10 [照合順序]タブをクリックし、データベースエンジンの「カスタマイズ」をクリックしてください。
11 「Windows 照合順所指定子と並び替え順序」、「Japanese」、「アクセントを区別する」が選択されていること
を確認し、[OK]をクリックしてください。
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12 [次へ]をクリックしてください。
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13 「混合モード」をチェックし、パスワードを入力してください。
※WindowsServer のパスワードポリシーにおいて、「パスワードは、複雑さの要件を満たす必要がある」を
有効にしている場合、設定するパスワードは、以下の条件に適合する必要があります。適合しない場合
は、SQLServer2019のセットアップ途中で失敗します。
(1)以下のパスワードは利用できません。
空白又はNull条件、password、sa、admin、administrator、sysadmin
(2)インストール コンピュータに関連付けられた次のような用語を指定できません。
現在、マシンにログオンしているユーザーの名前又はマシンの名前
(3)長さが少なくとも8文字であり、次の4つの基準のうち少なくとも3つを満たしている。
・大文字を含んでいる。
・小文字を含んでいる。
・数字を含んでいる。
・#、%、^ など、英数字以外の文字を含んでいる。
●適合するパスワード例
MyWeb111、 myweb-11、 MyWeb-Portal
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14 SQL Serverの管理者を指定します。
[追加]をクリックし、「ユーザーまたはグループの選択」画面で”Administrator”を入力、[OK]をクリックして
ください。
元の画面に戻り、[次へ]をクリックしてください。
ここでは”Administrator”を使用していますが、実際の運用では検討の上、使用するアカウントを決定してく
ださい。
詳しくは SQL Serverのヘルプ、ドキュメント等を参照してください。
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15 [インストール]をクリックしてください。
16 インストール処理が完了するまで待ちます。(処理時間目安:20分程度)
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17 インストールの処理完了後に再起動メッセージが表示された場合は[OK] をクリックしてください。
セットアップ終了後に再起動を行ってください。
18 [閉じる] をクリックしてください。
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19 [×] をクリックして終了してください。
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2. 復旧モデルの選択とトランザクションログの運用
復旧モデルは、トランザクションログのメンテナンスを制御するように設計されています。通常、データベースに
は「完全復旧モデル」または「単純復旧モデル」が使用されます。
・単純復旧モデル
データベースファイルのみバックアップを行う、シンプルな運用方法です。
「単純復旧モデル」では、直前のバックアップ時点にデータベースを復旧できます。ただし、障害が発生し
た時点、または特定の時点にデータベースを復元することはできません。
MyWeb添付のバックアップツールで運用が可能です。
・完全復旧モデル
データベースファイルと共にトランザクションログファイルもバックアップを行う、より高度な運用方法です。
「完全復旧モデル」では、データベースバックアップとトランザクションログバックアップを使用して、メディア
障害に完全に対処します。完全復旧では、障害発生時点までデータベースを復旧できます。
ただし、MyWeb の場合は、完全復旧できるのはデータベースファイルが破損した場合だけです。トラン
ザクションファイルや MyWeb 添付ファイル領域が破損した場合は、完全復旧できません。また、
MyWeb 添付のバックアップツールで運用する場合は、別途、トランザクションログファイルの切り詰め操
作を行う必要があります。
SQLServer2019 Standard Edition の場合、規定値は「完全復旧モデル」です。設定を変更せずに運用を
行いますとトランザクショクログファイルはディスク容量が許す限り自動拡張を行い、最終的にはディスク容量
をオーバーした時点でエラーが発生し、システムが停止いたします。また、ディスク容量が大きくなると自動拡
張に失敗する可能性があります。
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ディスク容量の肥大化を防ぐために、下記の何れかの方法を選択し運用を行ってください。
① 「単純復旧モデル」への変更
下記設定を行なえば、トランザクショクログの切り詰めが自動的に行なわれ、ログファイルの自動拡張が際
限なく行なわれることはありません。
● 設定方法
※復旧モデルの設定は、「単純復旧モデル(SIMPLE)」、「完全復旧モデル(FULL)」が存在します。
※既定の設定は、「完全復旧モデル(FULL)」です。
(1)CD-ROMの [Tool] - [SQL_RecoveryModel_Change.bat] を実行します。
(2)コマンドプトンプトで、「FULL」から「SIMPLE」への設定変更を確認します。
(3)コマンドプロンプトで、任意のキーをクリックすると終了します。
② 「完全復旧モデル」で運用
「完全復旧モデル」で運用するには、トランザクションログを定期的に切り詰める必要があります。データベ
ースファイルと共にトランザクションログファイルをバックアップする方法やコマンドによりトランザクションログ
を切り詰める方法があります。
詳細な運用方法は、BooksOnline を参照してください。
ただし、MyWeb Portal Office では添付ファイルをデータベースに格納しない(ディスク上にそのまま格納
する)ため、添付ファイルはトランザクションの管理外です。事実上、データベース復旧時のロールフォワード
はできません。単純復旧モデルでの運用を推奨します。