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IEC 62474のデータベースの説明(リンク) 国内VT62474のホームページのメニューの掲載内容 IEC 62474のデータベース: 本データベースは、国際規格IEC 62474の利用に不可欠な各種の情報を収載したデータベースであり、IECにより運営管理されている公開 データベースです。掲載されている情報は以下のURLにアクセスすれば、どなたでも無料でご利用いただけます。 http://std.iec.ch/iec62474 本データベースの掲載内容は全て英語で表記されていますが、各画面で説明されている内容などを以下に説明します2013.08.07z IEC 62474のデータベースにアクセスすると、以下の様なトップページの画面(Home)が表示されます。内容は和訳をご覧下さいENTERをクリックすると 詳細情報(メニュー)の 画面に移ります 1 2013.08.07 :国内VT62474事務局

国内VT62474のホームページのメニューの掲載内容 … 62474のデータベースの説明(リンク) 国内VT62474のホームページのメニューの掲載内容

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IEC 62474のデータベースの説明(リンク)

国内VT62474のホームページのメニューの掲載内容

IEC 62474のデータベース:

本データベースは、国際規格IEC 62474の利用に不可欠な各種の情報を収載したデータベースであり、IECにより運営管理されている公開

データベースです。掲載されている情報は以下のURLにアクセスすれば、どなたでも無料でご利用いただけます。

http://std.iec.ch/iec62474本データベースの掲載内容は全て英語で表記されていますが、各画面で説明されている内容などを以下に説明します(2013.08.07)。

IEC 62474のデータベースにアクセスすると、以下の様なトップページの画面(Home)が表示されます。内容は和訳をご覧下さい。

ENTERをクリックすると

詳細情報(メニュー)の画面に移ります

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2013.08.07 :国内VT62474事務局

<トップページ(Home)の画面>の和訳

IEC: 国際電気標準会議 (補足:IECは電気・電子技術及び関連技術に関する国際規格を開発し、発行する国際機関です)

IEC 62474-電気・電子業界及びその製品に関するマテリアルデクラレーション(構成材料/含有物質の情報伝達)

マテリアルデクラレーションに関するIEC62474のデータベースにようこそ(Welcome to the IEC 62474 database on material declaration)

電気・電子業界及びそのサプライチェーンでは、製品の材料構成についての調査及び特定の情報を開示する為に、マテリアルデクラレーション

を利用しています。サプライチェーンを通じた要件(要求事項)を共通化すると共に経済的な効率を改善するために、IEC 62474はマテリアルデ

クラレーションの構成材料データの交換及び要件を提供するための国際基準を示しています。この国際規格は、物質と材料の報告のための要

件を確立し、通信規約を標準化し、データ転送と処理を容易化するものであり、電気・電子業界にとって有益となります。

このデータベース(IEC 62474 DB)は電気・電子業界及びそのサプライヤを対象として、

1. マテリアルデクラレーションには、どの様な物質、物質群及び材料分類を含める必要があるか、そして、

2. ソフトウエアの開発者には、マテリアルデクラレーションのデータの交換の為のデータフォーマットに関する仕様を規定しています。

データベースに入るには、画面の右上の角にある「ENTER」ボタンをクリックして下さい。このデータベースはIEC62474の規定に従って利用される仕組みになっています。

維持管理(Maintenance)

このデータベースは、TC111:電気・電子機器、システムの環境規格(IECの専門委員会の一つ)、により維持管理されています。

問合せ(Queries)

質問又はコメントはIECカスタマーサービスセンターにお送り下さい。

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Homeの画面の“ENTER”ボタンをクリックすると以下の画面に移り、左側の各メニューの内容の概略の説明が掲載されています。

Introduction 以降の内容は<和訳>をご覧ください。

各メニューをクリックすると詳細な情報の画面に移ります

データベースが更新される場合には、赤字で、お知らせが掲載されます

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序文(Introduction)

IEC 62474は二つの部分を含んでいます。これには、マテリアルデクラレーションの要件を記述した本規格の本文の部分(IEC又は日本規格協

会(英和対訳版)から購入出来ます)と、適宜改訂が必要となる特定の情報である本データベースの部分があります。本規格の詳細及び本デー

タベースの維持管理については、国際規格IEC 62474をご覧下さい。

IEC 62474のDB(データベース)で提供している四つの情報は、画面の左側にある以下の各メニューをクリックして見る事が出来ます。

報告すべき物質群および報告すべき物質 (Declarable substance groups and declarable substances)

参考物質 (Reference substances)

材料分類 (Material classes)

マテリアルデクラレーションのためのXMLスキーマ (XML schema for material declaration)

報告すべき物質群および報告すべき物質(Declarable substance groups and declarable substances)

報告すべき物質群及び報告すべき物質のデータベースは、双方向的な問合せ形式(以下の操作説明を参照)によるか、又はエクセルの表とし

て全部のリストをダウンロードすることが出来ます。

このカテゴリー(メニュー)をクリックすると、データベースに含んでいる全ての報告すべき物質群及び物質を含む、“選択(Select)”のタイトルが

付いたプルダウンメニューが表示されます。どのエントリー(掲載している物質群又は物質)でもクリックすると、以下のフィールドが表れます。

報告すべき用途 (Reportable applications)

報告閾値 (Reporting threshold)

報告要件 (Reporting requirement)

追加の情報を得るためには、右側の“詳細(Detail)”ボタンをクリックして下さい。

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物質群/物質のメニューから、選択(Select)をクリックすると以下の様な画面(物質リスト)が表示されます。

“Export all”をクリックすると、エクセル版の物質リストをダウンロード出来ます。

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以下は、DEHPを選択し、詳細(Detail)をクリックした場合の表示画面です。

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報告すべき物質群および報告すべき物質(Declarable substance groups and declarable substances)の続き

該当する場合、“詳細(Detail)”の下には以下の情報が提供されます。

物質群 (Substance group)

特定物質 (Specific substance)

CAS番号 (CAS number)

一般的な別名 (Common synonyms)

主な電気電子機器用途/使用例 (Typical EEE applications / uses)

含んでいる根拠 (Basis for including)

根拠(特定の引用法令又は市場要求)の説明(Description of basis (specific regulatory citation or specific market demand))

報告すべき用途 (Reportable application(s))

製品(特に指定がない限り)に対する報告閾値((Reporting threshold level in product (unless otherwise specified))

報告要件(必須又は任意かどうか) (Reporting requirement (whether mandatory or optional))

最初の追加時期 (First added)

最新の改訂時期 (Last revised

コメント/脚注 (Comments / footnotes)

参考物質(Reference substances)

参考物質では一つの物質群に含まれる物質を示すリストを提供しています。参考物質は、コメント/脚注に示されていない限り、参考情報であ

り、そのリストが全てを網羅すると言う意図はありません。参考物質は双方向的に問合せられるか(以下の説明を参照)又は、エクセルシートと

して全部のリストをダウンロードすることが出来ます。

このカテゴリー(メニュー)をクリックすると、データベースに含んでいる全ての報告すべき物質群を含む、“選択(Select)”のタイトルが付いたプ

ルダウンメニューが表示されます。一つのエントリーをクリックすると、その物質群に該当する参考物質がCAS番号付きで表示されます。

追加の情報を得るためには、右側の“詳細(Detail)”ボタンをクリックして下さい。

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参考物質(Reference substances)の続き

該当する場合、“詳細(Detail)”の下には以下の情報が提供されます。

物質群 (Substance group)

特定物質 (Specific substance)

CAS番号 (CAS number)

一般的な別名 (Common synonyms)

含んでいる根拠 (Basis for including)

最初の追加時期 (First added)

最新の改訂時期 (Last revised

コメント/脚注 (Comments / footnotes)

材料分類(Material classes)

材料分類のリストは、マテリアルデクラレーションに含む事が出来る、指定された材料の分類を含んでいます。一貫性と正確性を確実のするた

めに、材料分類には識別番号(ID)及び規定された材料分類の名称が与えられています。材料分類は双方向的に問合せられるか(以下の説明

を参照)又は、エクセルシートとして全部のリストをダウンロードすることが出来ます。

このカテゴリー(メニュー)をクリックすると、それぞれに関連した下位区分と共に、無機及び有機材料に整理された材料分類のリストが表示され

ます。材料分類は識別番号(アルファベット順でMから始まる)の順番でリストアップされています。“材料分類の定義(Definitions of Material Classes)”には、サプライチェーンを通した一貫性を確実にするために、材料分類の説明を含んでいます。

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以下は、参考物質のメニューから、選択(Select)をクリックした場合の表示画面です。

“Select”をクリックすると、リストが表示されます。

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以下は、Lead/Lead compounds(鉛/鉛化合物)の物質群の参考物質のリストの表示画面です。

Lead/Lead compoundsの

物質群の参考物質のリストが表示されます。

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以下は、材料分類(Material classes)のメニューをクリックした場合の表示画面です。

M-001からM-015まで、15種類の材料分類が表示されています。

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マテリアルデクラレーションのXMLスキーマ(XML schema for materials declaration)

このカテゴリー(メニュー)をクリックすると、ダウンロードに利用出来るXMLスキーマ(XML schema)と開発者用のテーブル(Developers’ Table)が表示されます。スキーマは.xsdファイルで、開発者用のテーブルは、エクセルファイルで入手することが出来ます。

開発者用のテーブルは、電気電子業界のマテリアルデクラレーションをサポートする為に、ソフトウエアプロバイダーがIEC 62474の要件を基に

した電子データ交換システムを構築するための情報を含んでいます。

開発者用のテーブルのワークシートとUMLモデルのワークシートの間に不整合がある場合には、開発者用のワークシートを、原点として考慮し

なければならなりません。

開発者用のデーブルを理解するためのポイント:

1. “識別コード(Identity Code)”のタイトルの欄の内容に関する説明は、IEC 61360を参照して下さい。

2. “推奨名称(Preferred Name)”のタイトルの欄はデータフィールドの名称を含んでいます。

3. “データ形式(Data Type)”のタイトルの欄はデータフィールドの書式(フォーマット)を規定しています。

4. “多重度(Multiplicity)”のタイトルの欄は、許容されるデータフィールドの数(繰返し)の範囲を規定しています。

5. “バリューフォーマット(Value Format)”のタイトルの内容の説明はIEC61360を参照して下さい。

6. “UoM”のタイトルの欄はデータフィールドの測定単位を規定しています。

7. “義務(Obligation)”のタイトルの欄はデータ形式が必須かオプションか又は条件付かどうかを示しています。

8. “記入者(Writer)”のタイトルの欄のデータフィールドは、依頼者か又は回答者が入力するのかどうかを規定するコードを含んでいます。

9. “定義(Definition)”のタイトルの欄はデータフィールドの説明を含んでいます。

10. “注(Note)”のタイトルの欄は、該当する場合、データフィールドに関して規定されている追加情報を含んでいます。

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以下は、XMLスキーマのメニューをクリックした場合の表示画面です。

ファイルをダウンロード出来ます。

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各フィールドの説明(Field descriptions)<報告すべき物質群又は物質リストに設定されている各欄に関する説明>

“ID” : それぞれの物質群又は物質に振られた独自の識別番号です。

“物質群(Substance Group)” : 報告すべき物質群の名称が含まれています。 報告すべき物質群の報告に関しては、IEC 62474の四章を参

照して下さい。

“特定物質 (Specific substance)” : 報告すべき物質の物質名称を規定しています。報告すべき物質の報告に関しては、IEC 62474の四章

を参照して下さい。もしも“特定物質 (Specific substance)”のフィールドが、“詳細は参考物質のワークシートを参照”、と示している場合には、そ

の報告要件は物質群に対してであり、特定物質に対してではありません。

“CAS番号 (CAS number)” : 適用出来る場合、参考とするケミカル・アブストラクツ・サービス(CAS)の登録番号であり、このフィールドが、“詳細は参考物質のワークシートを参照“の場合、報告要件は物質群に対してであり、個別の物質のCAS番号は参考物質のフィールドに含まれ

ています。

“一般的な別名 (Common synonyms)” : 利用可能な場合、一般的な別称を含んでいます。この欄は参考情報です。(各国の)国内委員会は、データベース中の一般的な別名の追加、削除又は修正を、変更申請書の提出により、年次改訂サイクルの期間中に提案する

ことが出来ます。

“主な電気電子機器用途/使用例 (Typical EEE applications / uses)” : 電気電子機器中の物質群又は物質の主な使用例のリストです。こ

のリストは全てを包含したものではありません。

“含んでいる根拠 (Basis for including)” : IEC 62474のクライテリア(選定基準)に従った、物質群又は物質を含んでいる根拠を規定してい

ます。

選定基準1:現行法規制

選定基準 2:評価用

選定基準 3:情報提供用のみ

以上

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