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Word をマクロでチューニング!Word マクロ入門講座
2017年 3月 4日
みんなのワードマクロ 新田順也
セミナーの前に
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0.Wordのチューニング
(1)オートコレクトとオートフォーマットを味方にする(オフにする勇気を!)
[入力オートフォーマット] タブの箇条書き
マクロで簡単にデフォルトに戻せます!
デフォルトにする(http://goo.gl/qD1tVF) すべてオフにする(http://goo.gl/xhnW9L)
(2)オートコレクトをもっと積極的に使う?表を登録すると何が起こる?
対象物を選択して [Alt] → [T] → [A]
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1.マクロの操作
(1)マクロの保存先
本セミナーでは、マクロを Normal.dot(または、Normal.dotm)へ保存します。
Normal.dot とは、全文書対象のテンプレートファイルのことです。このテンプレートファイルから、
通常の新規文書が開かれます。また、マクロを登録すれば、どの文書を開いているときにでもマ
クロを使用することができます。この Normal.dot に書かれたマクロは、いつでも編集することがで
き、実行も簡単です。
全文書で使うためのマクロは、アドイン用のテンプレートファイルにも保存できます。このアドイン
用のテンプレートファイルに保存すると、編集・実行時に、アドインのオン・オフを切替える必要が
あり、少し煩雑になります。「みんなのワードマクロ」アドインならかなり簡単にできます。
Normal.dot やアドインのマクロは、作成する文書とは独立したものです。文書に添付されて先方
に送られることはありません。
(2)マクロの文章の構造
基本文型、インデント、コメントは、以下の通りです。
基本文型
Sub タイトル()
処理の内容
End Sub
インデント(半角 4文字分)
→可読性を高めます
コメント アポストロフィで開始
→緑色の文字に自動でなります
4
(3)マクロの登録
手順1
Word の文章の入力画面からキーボードの[Alt] + [F11]を同時に押し、マクロを編集するための
VBE (Visual Basic Editor)を開きます。
手順2
マクロを記入する場所(モジュールと呼ばれます)を作ります。
左上の Normal と書かれた場所を選択し、右クリックメニューから標準モジュールの挿入を実行し
ます。
この Normal に登録することで、今後、すべての文書でこのマクロを利用できるようになります。
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1
5
すると、以下のように標準モジュール[Module1]が追加されます。
今までに「マクロの記録」機能を使ったことがある場合は、左図のように、NewMacros というモジ
ュールも表示されることがありますが、「マクロの記録」機能を使ったことがない場合には、右図の
ように、Module1 だけが表示されていると思います。
また、このModuleは、適宜追加することが可能であり、追加するたびに、Module2、Module3、、、
と番号が増加していきます。
(4)マクロをコピペ
表示された画面で、マクロをコピーして貼り付けます。
マクロ名(または、プロシージャー名)は自由に変更できます。入力にはルールがありますが、禁
止されている文字を使うとエラーになって入力できませんから、いろいろと試してください。
これで登録完了です。
マクロ名
(プロシージャー名)
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(5)マクロの実行
[Alt] + [F8] にて、マクロダイアログボックスを開きます。
マクロダイアログにて、実行するマクロ名を選んで「実行(R)」ボタンをクリックします。
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■演習 ~好きなフォルダを開くマクロを作ってみよう!~
Sub フォルダーを開く()
Dim myPath As String
myPath = "フォルダのパス"
Shell "explorer.exe " & myPath, vbNormalFocus
End Sub
Sub 仕事用フォルダを開く()
Dim myPath As String
myPath = "D:¥Users¥新田 順也¥Desktop¥仕事用フォルダ"
Shell "explorer.exe " & myPath, vbNormalFocus
End Sub
<フォルダのパスの見つけ方>
Windows XP
ときどきパソコンの設定でフォルダのパスが表示されていないことがあります。
表示させる方法は、以下のサイトをご覧ください。
http://ameblo.jp/gidgeerock/entry-10937264057.html
Windows Vista, 7, 8
エクスプローラーのフォルダのアイコンをクリックすると、フォルダのパスが表示されます。
詳細はこちら。http://ameblo.jp/gidgeerock/entry-10821008672.html
ここにフォルダの
パスを入力します
クリック!
例:デスクトップの
仕事用フォルダを開く
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(おまけ)
詳細は、プログラミング編で紹介いたしますが、VBE 画面の設定ができます。
(1)メニューの[ツール]>[オプション]から、オプションダイアログボックスを開きます。
(2)[エディターの設定]タブをクリックして、サイズを選択します。
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■モジュールの削除について
モジュールを削除できます。不要なモジュールをクリックで選択して、右クリックで「(モジュール
名)の解放」をクリックします。エクスポートをしないので、「いいえ」ボタンをクリックします。
■VBEの表示について
ご自宅や職場のパソコン環境で、VBE の表示がノートパソコンと異なる場合があります。以下の
方法で表示させてみてください。
以下の「3つ」の作業ウィンドウを表示させると便利ですね。
それぞれのウィンドウの開き方
メニューの [表示] > [コード] (または、[F7])
メニューの [表示] > [プロジェクトエクスプローラー] (または、[Ctrl] + [R])
メニューの [表示] > [プロパティウィンドウ] (または、[F4])
コードウィンドウ
プロジェクトエクスプローラ
プロパティウィンドウ
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(1)プロジェクトエクスプローラー
モジュールの選択・追加ができます。
(2)コードウィンドウ
マクロを追加したり編集したりできます。
(3)プロパティウィンド
モジュール名を変更するときに役立ちます。ユーザーフォームを作成する場合に様々な設定が可
能ですが、通常のマクロであればモジュール名の変更以外の用途はありません。
以下、例として、プロパティウィンドウの開き方を図示しました。
メニュー: [表示] > [プロパティウィンドウ]
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■モジュール名の変更方法
プロパティウィンドウから可能です。カーソルがコードウィンドウにあるときに、[F4] を 2 回押すと
オブジェクト名が編集可能になります。
このオブジェクト名という欄に名称を入力します。以下の例では、「完成版」としてみました。
■モジュールの使い分け例
モジュール名を変えると、いろいろと分類が簡単になります。
複数のファイルを保存するフォルダ名みたいなものですね。
マクロの記録のコードは、「NewMacros」モジュールに必ず記録されます。
「完成版」:完成したマクロを保存
「WEB 検索」:検索用のマクロを保存
「A社向け」:A社の使うマクロを保存
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■プログラム文が赤文字になった場合
文法的な入力ミスがあると、文字列が赤くなります。
コピペを間違えたり、マクロを編集している最中に、何かを削除してしまったりすると起こります。
コピーし直しをするか、改行を削除するなど、お試しください。
実際に完璧に直すには、現在の知識では難しいと思います。
プログラミング編にご参加いただくと、ある程度の文法知識を得られるので自分でも調べて直す
ことができるようになると思います。
現時点では、修正に時間がかかりそうだったらあきらめた方がいいと思います(笑)。
例:
ActiveWindow.ActivePane.View.Zoom.PageFit = が赤文字になっています。
■Normal.dot (Normal.dotm)のバックアップ方法
Normal.dot が調子が悪くなることもありえます。
対策について、以下の記事をご覧ください。
http://ameblo.jp/gidgeerock/entry-10972818823.html
赤文字
問題がある証拠
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2.ボタン作成方法
以下、それぞれのバージョンでのダイアログボックスの表示方法をご紹介します。
ダイアログボックスでの操作方法は、セミナーにて実演してご説明いたします。
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(1)Word 2003 の場合
「ユーザー設定」ダイアログボックスの表示
[ツール(T)] > [ユーザー設定(C)...]
ユーザー設定ダイアログの開き方
分類で「マクロ」を選択します。右側の「コマンド」欄に表示されるマクロを選択します。
項目を直接ドラッグアンドドロップします。任意のツールバーにボタンを作成できます。
(Windows 8 + Word 2003)
(Windows XP + Word 2003)
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(2)Word 2007 の場合
クイックアクセスツールバー
方法1.リボン上で右クリックして「クイックアクセスツールバーのユーザー設定」をクリック。
方法2.クイックアクセスツールバーの右端のボタンで表示されるメニューの「その他のコマンド」
をクリック。
(3)Word 2010/2013 の場合
クイックアクセスツールバー
方法1.リボン上で右クリックして「クイックアクセスツールバーのユーザー設定」をクリック。
方法2.クイックアクセスツールバーの右端のボタンで表示されるメニューの「その他のコマンド」
をクリック。
方法1
方法2
方法2
方法1
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ボタンの登録方法(Word 2007, Word 2010, Word 2013)
ダイアログにて「コマンドの選択」で「マクロ」を選択します。
あとは、マクロ名を選択して、「追加」ボタンをクリックしてください。
詳細については、インストラクターのネタ帳の伊藤潔人さんが丁寧にまとめられていますので、そ
ちらもご覧ください。
http://goo.gl/AbQVS
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3.キーボードの割り付け方法
Word のバージョンが違っても同じダイアログボックスからキーボードの割り当ての操作をします。
ただし、そのダイアログボックスにたどり着く方法が、Word のバージョンによって異なります。
それぞれ説明します。
この操作には、キーボードの割り付け、キーボードの割り当て、ショートカットキーの登録などいろ
いろな呼び方があります。
(1)Word 2003 の場合
「キーボードのユーザー設定」ダイアログボックス の表示方法
[ツール(T)] > [ユーザー設定(C)...] にて「ユーザー設定」ダイアログボックスを開き、右下の
[閉じる] ボタンの左側にある [キーボード] ボタンをクリックします。
(2)Word 2007 の場合
「キーボードのユーザー設定」ダイアログの表示方法
前述のクイックアクセスツールバーのダイアログボックスで「ユーザー設定」をクリック
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(3)Word 2010/2013 の場合
「キーボードのユーザー設定」ダイアログの表示方法
リボン上で右クリックして「リボンのユーザー設定」をクリック
「Word のオプション」ダイアログボックスで、「ユーザー設定」ボタンをクリック
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ショートカットキーの登録方法(共通)
「分類(C)」欄で、項目を下にスクロールして、「マクロ」を選んでください。
MWM_Zoom_Control というマクロを登録する場合にて説明します。
キーボードのユーザー設定ダイアログ (Word 2003)
キーボードのユーザー設定ダイアログ (Word 2007以降)
「マクロ(O)」欄には、現在使用可能はマクロ名が表示されます。よって、アドインを使っている場合や、
ご自身で作ったマクロを登録されている場合には、様々な名称が表示されます。アルファベット順(そ
の後、五十音順)で表示されますので、「MWM_Zoom_Control」を探してみてください。
では、お好みのキーに設定します。
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割り当てるキーの設定
①「MWM_Zoom_Control」を選択します。
②「割り当てるキーを押してください(N)」欄をクリックして選択し、キーを押します。
例として[Alt] + [Z]で登録しています。
③保存先として、「Normal」を選択します。
④「①~③の設定」ができたら、「割り当て(A)」ボタンをクリックして登録します。
すでに用いられているキーを登録しようとすると下図のように、現在の割り当てに操作対象とな
っている項目が表示されます。使われていないキーを選択し直してください。
割り当て済みのキーを入力した場合の表示 (Word 2003)
上記の場合には、[Ctrl] + [C]を割り当てようとしたため、「コピー」の操作に対応する[EditCopy]
というコマンドが表示されました。
ちなみに、コマンド名は、Word 2003 までのユーザーインターフェースに起因します。例えば、
EditCopy は、メニューから [コピー] のコマンドを選択するときの操作に対応しています。
[編集] > [コピー] です。つまり、[Edit] > [Copy] ですね。
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(参考記事)
(1)キーボードへの割り付け
Word 2007/2010
「キーボードのユーザー設定」でキーボードにマクロを登録する方法(ブログ記事)
http://ameblo.jp/gidgeerock/entry-10932095613.html
(2)ボタンの作成
Word 2007/2010 のクイックアクセスツールバー
Word 2007/2010でツールバーにボタンを追加できるの?(ブログ記事)
http://ameblo.jp/gidgeerock/entry-10800029837.html
(3)マクロ以外も積極的に割付けましょう。
マクロ以外の Wordの機能をキーボードに割付ける方法 →すべてのコマンドを表示
http://ameblo.jp/gidgeerock/entry-11298239148.html
検索 EditFind (Word 2010/2013 の方必見)
登録ダイアログを表示 ToolsCustomizeKeyboard
関連記事:http://ameblo.jp/gidgeerock/entry-10936681800.html
印刷のプレビュー PrintPreviewEditMode
選択されたコメント削除 DeleteAnnotation
コメント表示・非表示 ViewAnnotations
日付入力 InsertDateTime
テキスト貼付け PasteTextOnly
ファイルの保存形式 テキスト、RTF、Word 2003 形式(.doc)、Word 2007 以降形式
(docx)
Word11とは、Word 2003 のことです。
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■割り当てのルール
(1)ショートカットキー
登録内容 頻度多く使う機能
毎日使うのであれば、ショートカットキーがおすすめです。
登録するキー アルファベットや数字の場合には、単独では登録できません。必ず、 [Alt]
や [Ctrl] とともに登録します。[Shift] を組み合わせてバリエーションを増
やせます。
また、アプリケーション固有のショートカットキーは、[Alt] との組合わせが
多いですね。Windows 全体で使うショートカットキーは [Ctrl] との組合
わせが多いです。
他の機能に上書
きして登録できる
か?
できます。
重複する場合には、[現在の割り当て]に機能名(コマンド名、マクロ名)が
表示されます。
デフォルトに重ねて登録した場合、登録したものが優先されます。
他のソフトのマクロに重ねた場合、競合するのでいずれかのマクロが実
行できなくなります。Trados などご利用の場合には気をつけましょう。
削除する 使わないショートカットキーは削除できます。下記のようにショートカットキ
ーを選択して、[削除] ボタンをクリックします。デフォルトのショートカットキ
ーにマクロ機能を重ねて登録した場合、削除をすればデフォルトの機能
がよみがえります。
[ すべて元に戻す ] ボタ ンを ク リ ッ クする と 、 Normal.dot や 、
MacroData.dot に登録されたすべてのショートカットキーの設定が削除さ
れてしまいますのでお気を付けください。
自分が主役 Word のデフォルトで今まで知らなかったショートカットは今後も使用しな
い可能性が高い。重ねましょう。
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Word に主導権を渡さない。これが基本的な姿勢です。自分の Word で
す。自分の好きなようにいじり倒して使ってみましょう。
ショートカットキ
ーはなじむまで
変更を繰り返す
何度も並べ替えをして、手にしっくりするまで試行錯誤をしてみましょう。こ
の試行錯誤は楽しい知的作業です。
そのため、この [キーボードのユーザー設定] ダイアログを簡単に呼び出
せるように設定しておきましょう。
マクロで起動してもいいです。セミナーで紹介いたしました「みんなのワー
ドマクロ」を起動するマクロ(マクロ名:SCD_みんなのワードマクロ)を登
録してもよいでしょう。
(2)ボタン(ツールバー、クイックアクセスツールバー、リボン)
登録内容 時々使うもの
週に 1 回、案件で 1 回など。
登録するコツ 仕事をする順番に並べる
イメージの選び
方
ボタンのイメージから機能・役割がわかるようにする(例:フォルダの図柄
を「フォルダを開くマクロ」のアイコンに使用する)
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■もっと使いこなす!
(1)コマンドマクロの調べ方(コマンドマクロ一覧表)
2000 以上もあるコマンドマクロ(Word の機能)の対訳を公開されているブログがあります。
どうぞご覧ください。
http://ameblo.jp/gidgeerock/entry-11514415608.html
(2) キーボードのユーザー設定ダイアログを使いこなす!
コマンド:ToolsCustomizeKeyboardShortcut(ショートカットキー:Alt + Ctrl + Num(+))
関連記事:http://ameblo.jp/gidgeerock/entry-11349911490.html
クリックします。
対応するコマンド名が表示されています。しかも、現在登録されているショートカットキーも表示さ
れます。
25
Word 2010, 2013 のおまけ タブの追加とボタンの設定
ユーザー設定のダイアログボックスにて、タブの追加ができます。
自作のボタンを楽しめます。配置も順序も名称も自由自在。
数が多くなると、自動的にボタンが小さくなります。
設定をパソコン間でコピーが可能。
1
2
3
4
26
4.必要なコードの探し方
ブログトップの検索機能や右側にあるリンクと詳細検索機能を利用します。
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キーワードを工夫してみます。
私の記事の書き方には、以下のような傾向があります。
①マクロを作った背景
②このマクロでできること
③マクロの解説
④マクロ
ここに当てはまりそうなキーワードを入れます。「用途」で検索すると上記①で何かヒットするかも
しれません。
また、プログラムの一部を検索キーワードに使います。
たとえば、ワイルドカードを用いたマクロを探すなら、
MatchWildcards
をキーワードにします。
記事のカテゴリーやタグをクリックして、関連記事の一覧を表示させます。
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5.マクロの自動記録(簡易説明)
(1)マクロの記録方法
①Word2000/2003
ツール>マクロ>新しいマクロの記録
②Word 2007/2010
<表示タブ>
マクロ名を入力して「OK」ボタンをクリックしてマクロの記録を開始します。
マクロ名を「文字入力をするマクロ」としました。
29
[OK] ボタンをクリックすると、ポインターが以下のように変わります。「マクロの記録」が実行中で
あるサインです。
「みんなのワードマクロ」と入力してみました。
「記録終了」ボタンでマクロの記録を終了します。
(2)記録したマクロのマクロの編集方法
[Alt] + [F8] にて、マクロダイアログボックスを開きます。
30
編集対象を選んで「編集(E)」ボタンをクリックすると、以下のように編集対象のマクロが開きます。
必ず NewMacros モジュールの一番下に記録されます。
このように、「みんなのワードマクロ」を入力するマクロが記録されています。
Alt + F8 でこのマクロを実行すると、カーソル位置に、「みんなのワードマクロ」と入力されます。
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■マクロの記録のコツ
・編集記号を表示してみましょう!
・1工程、1つの作業をマクロで記録してみましょう。
・Word の機能を使いましょう。
・マウスは使えません。
・記録する直前までカーソル位置を動かしてからマクロの記録を実行します。
・IMEで入力できない文字がある?
(1)記録対象
ショートカットキーも記録できます。
マクロの記録時に、[Ctrl] + [Home] を実行してみてください。文書の先頭にカーソルを移動でき
ます。
(2)マクロを合体させる方法
マクロの記録にて、マクロの実行を記録できます。
マクロの記録を開始して、[Alt] + [F8] でマクロを選択して実行します。
例えば、以下のマクロが登録されているとしましょう。
32
このとき、これら 3 つのマクロを実行を記録すると、以下のようなマクロが記録されます。
このときのヒントは、
・マクロの実行も記録できるらしい
・マクロの実行を連続させることができるらしい
・マクロの名称を入力すれば、マクロが実行できるらしい
です。
これに気がつくと、小さな最小単位で記録したマクロを、組み合わせて大きな作業にすることが可
能になります。
また、マクロの実行は、以下のようにしても簡単に記述できます。
callのあとに、マクロの名称を記述します。この場合、ダブルクオーテーションは不要です。
(3)マクロの記録の他の実行方法
ステータスバーにマクロの記録ボタンを表示させることができます。
このボタンから、記録の開始と終了をコントロールできます。
ステータスバーで右クリックして、以下のように「マクロの記録」にチェックマークを入れます。
33
6.みんなのワードマクロ
アドインタブまたはツールバーにある の [EDIT] ボタンをクリックすると、
VBE が開きます。
これまでは、Normal.dot (Normal.dotm) にマクロを書き込んでいましたが、これからは
「MacroData.dot」に書き込むことも可能です。
入力後にテンプレートを保存(VBEにて[Ctrl] +
[S])してから、 の[ON]
ボ タ ン を ク リ ッ ク し ま す 。 す る と 、
「MacroData.dot」が自動的に閉じます。また、
「MacroData.dot」のアドインがオンになります。
つまり、ここに記載したマクロが使えるようにな
ります。
この「MacroData.dot」にはショートカットキーを
登録できます。よって、パソコン間でこのテンプ
レートファイルを共有すれば、設定が同じにな
ります。私はこのファイルを Dropbox に保存し
ています。4台のパソコンのキーボードショート
カットが同期されて、すべてのパソコンで同じ
設定になっています。
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7.関連情報
▼ブログのおすすめ記事(目次)
用途別 http://www.wordvbalab.com/page-1337/
機能別 http://www.wordvbalab.com/page-2266/
▼おすすめ図書のレビュー
その他の関連書籍は、みんなのワードマクロの「マクロ・VBAの本」のテーマをご覧ください。
http://www.wordvbalab.com/page-1544/
ワードマクロの洋書やエクセルマクロの推薦図書を紹介しています。エクセルマクロ本が充実し
ていますので、参考にしてみてください。
マクロ・VBAを学ぶためには、以下の4種類の書籍が必要です。
(1)辞書がわりになる解説書
(2)VBAの文法書
(3)例文集:コードサンプル集
(4)長文集:プログラム事例集
▼おすすめウェブサイトのレビュー
みんなのワードマクロの「サイト紹介」をご覧下さい。
http://ameblo.jp/gidgeerock/theme-10024725995.html
▼参考書籍
・Word で実践 やさしくて役に立つマクロ事例集 (西上原 裕明 著)
・作って簡単・超便利! Word のマクロ実践サンプル集 (西上原 裕明 著)
▼ワードマクロ関連サイト
・みんなのワードマクロ ブログ http://www.wordvbalab.com/
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イト紹介など)を公開しています。
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