北摂の山麓部の集落を歩いていると……、
木の幹に「アシナガバチの巣」を見つけました。
周囲に成虫のハチの姿が見当たりませんでしたので、種の特定まではできませんでしたが、
巣の中を覗いてみると……(>_<)
■写真①・②: 木の幹に…
◆アシナガバチの巣を見つけました!!
◆巣穴は25個ほどの小さな巣ですね。
■写真③・④: 巣の中に… ◆成虫の姿が見当たりませんので、もしかすると女王バチの死亡等で既に放棄された巣かも
知れません…。
と思いながら巣の中を覗いてみると……(>_<)
◆サナギが中にいるのか、蓋が閉じられている巣穴がありました…が、
さらにそのすぐ横の巣穴の中には……、羽化したてのような成虫の顔が見えました!!
アシナガバチは、あの凶暴そうな「スズメバチ」に似ていますので、その姿を見かけるとす
ぐに「駆除」を考える方が多いのですが、巣を刺激したり、ハチを素手で触ったりしない限り、
刺してくることはほとんどありませんね。
ですので、「危険な生きもの」と言うよりも「蛾やチョウの幼虫を補食して、それらの大繁
殖を防ぐ」という役割を果たしてくれていることから、できれば駆除は避けたいところですね。
アシナガバチは、6月頃から働きバチの羽化が本格化しますので、この頃から女王バチは産
卵に専念するようになり、巣は急速に大きくなります。
8 月に入ると「雄バチ」の羽化が始まり、お盆を過ぎた頃から新女王バチの羽化も始まりま
すので、そろそろ今シーズンの営巣活動も終末を迎えつつある時期だと言えます。
今回の巣の撮影は7/25ですので、この小さな巣がこれからどんどん大きくなる可能性は低
そうですね。
それよりも、周囲に成虫の姿がありませんでしたが、何故女王バチの姿が見当たらないのか、
サナギが羽化した新成虫に給餌する働きバチは戻ってくるのかどうか…、心配になりつつも、
帰りのバスの発車時刻が迫ってきましたので、その場を離れることにしました………。
150730 アシナガバチ の 巣