第三回 デジタルガジェット祭り! においセンサー活用 「これで安心!おやじ臭計れます」
2016.6.23
AITCシニア技術者勉強会 IoTにおいグループ
日下 宏、蓑島 隆伸、飯沢 篤志
シニアの抱える課題
シニアビジネスマン(オッサン)の抱える問題は山積している リストラ、社内失業、家庭内別居、若手社員からの冷遇、健康問題、おやじ臭、体力低下、もの忘れ ....etc
IoTを活用してシニアの抱える課題を解決したい
都内在住シニアエンジニア飯X氏(仮称)の課題
アフター5たくさん酒を呑んで帰宅すると家族から体臭がキツイとクレーム
おやじ臭
負のサイクル
シニア酒呑むタバコ吸う
不快臭発生
帰宅の途に就く
電車の中で顔を背けられる
家族に嫌がられる
おやじ臭の課題解決策
おやじ臭
帰ってくる前に臭いの有無や強さが 見える化されると対策準備可能
→避難、風呂用意、ファブリーズ待機
IoT活用課題解決サイクル
シニア酒呑むタバコ吸う
不快臭発生
IoTリアルタイム計測・通知
家族事前検知
ファブリーズ散布
どのようにIoT活用するか
臭いの見える化 センサーで臭いを数値化
臭いをクラウドで周知化 センサーで取得した臭い値をクラウドへ上げれば家族が見れる。
においセンサー
フィガロ技研 TGS2602 TGS2450
http://www.figaro.co.jp/product/docs/tgs2602_productinfo_rev02.pdf
http://www8.plala.or.jp/InHisTime/PIC-027/TGS2450.pdf
半導体式ガスセンサー原理図
http://www.figaro.co.jp/technicalinfo/principle/mos-type.html
STEP1 きれいな空気中では、酸化スズ表面に吸着した酸素が酸化スズ中の電子をとらえているために電気が流れにくい状態にあります。 STEP2 もれてきたガス(還元性ガス)中では、表面の酸素が還元ガスと反応して取り去られて、酸化スズ中の電子が自由になります。その影響で、電気が流れやすくなります。
規格 TGS2602 TGS2450
主な検知ガス エタノール 硫化水素 アンモニア トルエン 水素
エタノール 硫化水素 アンモニア メチルメルカプタン
ヒータ電圧 VH 5.0 ± 0.2V DC/AC
VH(high): 1.6V (8msec) VH(low) :0V (242msec)
ヒータ消費電力 280mW 約7mW (平均)
センサ抵抗 10 ~ 100K Ω 5.62 ~ 56.2K Ω
価格 約3000円 (モジュール) 300円
回路構成 簡単 面倒
データシートをもとに作成 http://www.figaro.co.jp/product/docs/tgs2602_productinfo_rev02.pdf http://www8.plala.or.jp/InHisTime/PIC-027/TGS2450.pdf
試作一号機
TGS2602+Arduino
回路構成
TGS2602 → Arduino: analogRead(pin) 0から5ボルトの入力電圧を0から1023の数値に変換して出力
Arduinoイーサーネットシールドでこの値をクラウド(AWS EC2)へ通知
計測値 出力値(最大値) 通常 9-10 ドデカミンストロング 375 ビール秋味 750 (アル度数6) 白ワイン 744 (アル度数12) 日本酒 809 (アル度数15) ちーたら 234 サングリア 571 アル度数7
NETWORK
構成図
AWS EC2
Arduino+センサー
有線LAN→WiFiコンバーター
Wifiアクセスポイント
臭いの元
AWS クラウド(AWS EC2)で見える化
課題
携行可能なサイズ 有線イーサーネットシールドをWiFi無線LANへ変更 クラウド通信はWiFi~スマホのテザリングを利用
試作二号機
TGS2450 + Arduino nano + BLESerial2
持ち運べるようにした
Arduino nano BLESerial2 (BLE無線モジュール) iPhone (Androidも可)
構成
iPhone
Arduino nano + TGS2450 + BLESerial2
IFTTT Maker Channel
HTTP Post
HTTP Get
におってるみたいですよ
データ蓄積
可視化
200
250
300
350
400
450
500
550
600
14:3
0
14:4
3
14:5
6
15:0
9
15:2
2
15:3
5
15:4
8
16:0
1
16:1
4
16:2
7
16:4
0
16:5
3
17:0
7
17:2
0
17:3
3
17:4
6
17:5
9
18:1
2
18:2
5
18:3
8
18:5
1
19:0
4
19:1
7
19:3
0
19:4
3
19:5
6
20:0
9
20:2
2
20:3
5
20:4
8
21:0
1
21:1
4
21:2
6
5:3
9
5:5
2
6:0
5
6:1
8
6:3
1
6:4
4
6:5
7
7:1
1
7:2
4
7:3
7
7:5
0
8:0
3
8:1
6
8:2
9
8:4
2
8:5
5
9:0
8
9:2
1
9:3
4
9:4
7
10:0
0
10:1
3
10:2
6
10:3
9
今後
バックグラウンドで動くようにする →できた
MQTT対応 他のセンサとの組み合わせ ◦ 温度、湿度、加速度、心拍数、位置情報
Bluemixの活用 他のクラウドサービスも使ってみる 小型化