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2014/10/25 技術ひろば.netにてセッションを行った内容です。
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OEM PCのつくりかた
1
スピーカー紹介
山下 大佑 (Yamashita Daisuke)
NECソリューションイノベーター株式会社
略歴 大学では堆肥を作ってました(農学部でした)
数年前までNEC製PCを作っていました
Lenovoと合併後はデスマを少々
現在はC#でアプリケーションを作成しています
2
OEMとは?
他社のブランドの製品を製造・または製造する企業(例) スズキ アルト ⇒ マツダ キャロル
各PCメーカーがMicrosoftのWindowsをインストールし、それを看板にしてPCを売る
一般的には…
PC製品の場合は…
相手先ブランド製造 (Original Equipment Manufacturing)
4
BTPとBTOの違い
顧客の利用意図が不明(どのような使用にも耐えられる必要がある)
HW/SW構成が無数に存在し、イメージ化できない
BTO (Build To Order)
顧客が構成を決定 同じ構成のPCに展開
5
BTPとBTOの違い
システムがメインなので、HW構成は限定的
1イメージを作れば、全端末に展開可能
BTP (Build To Plan)
システムの開発・設計HW(PC)構築
マスタイメージ構築同じ構成のPCに展開
6
Disc 0
仮想イメージ化 ハードディスクに保管されているデータを
ファイルシステム構造や制御情報などと一緒に丸ごと写しとって一つのファイルにしたもの
EFI SystemPartition
MSR残り
パーティション
Disc 0
EFI SystemPartition
MSRPrimary Partition
(Windows)
Primary Partition(Windows)
イメージファイル
展開元PC
展開先PC
7
PCができるまで
OS ドライバ
アプリケーションOSアップデート 修正パッチ サービスパック
完成
どこでイメージングを行うかによってOSイメージの汎用性が決定する
8
WINDOWS ADK
機能名 役割
Application Compatibility Toolkitアプリが新OSに移行した際、互換性があるか特定するツール
展開ツール(DISM, Windows SIM, OSCDIMG etc.)
Windows イメージをカスタマイズ、管理、展開
Windows プレインストール環境 メディアから起動できるミニOS
ユーザー状態移行ツール 新OSにユーザーデータを移行するためのツール
ボリュームライセンス認証管理ツール ボリュームライセンスの管理ツール
Windows Performance Toolkitシステムイベントを記録し、パフォーマンスデータを分析するツール
Windows Assessment Toolkit 起動時間やパフォーマンスの測定を行うツール
Windows Assessment Service環境設定・PC・イメージ・評価などをリモートで管理するためのツール
9
WINDOWS プレインストール環境(WINDOWS PREINSTALL ENVIRONMENT)
CD/DVDやリムーバブルメディアから起動できる機能限定版Windows
メモリ上にマウントして使用するので、ストレージが空でも実行可能
デバイスドライバを組み込んでネットワークや外部ストレージを利用できる
32MBのRAMディスクを利用できる
再起動すると消えるので、ストレージに残さないデータはここに格納
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デモ①
Windows 7
Windows PE
Windowsカーネル
TCP/IP GDI PnP
ネットワーク・クライアント
Windowsサブシステム (Win32)
POSIXなどのサブシステム
リモート・デスクトップ
.NET Framework/CLR
Windowsシェル(エクスプローラ)
大容量記憶装置 NTFS
WOW(Win16) オーディオ
VDM(DOS) DirectX
Windowsインストーラ
サーバ・サービス
そのほか…
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DISM (展開イメージのサービスと管理)
Windowsイメージのキャプチャおよび適用
イメージファイルへパッケージやドライバの追加・削除
イメージを別のエディションにアップグレードする
Disc 0
EFI SystemPartition
MSR残り
パーティション
Disc 0
EFI SystemPartition
MSRPrimary Partition
(Windows)
Primary Partition(Windows)
イメージファイル
展開元PC
展開先PC
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デモ②
システム準備ツール (SYSPREP)
Generalize:Windowsからシステム固有のデータを削除
展開元PCのSIDやドライバなどが、展開先PCに移らないようにする機能展開元PCでイメージ環境ができたら、最後に実行する
Windows ライセンス認証をリセットできるのは3回
Audit:監査モード(カスタマイズ支援モード)で起動するようWindowsを構成
通常のWindowsと同じように使用できる
UACが出ないビルドインAdministratorで作業可能
再起動してもAuditモードが継続
Oobe:「Windowsへようこそ」が起動するよう構成
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デモ③
WINDOWS SYSTEM IMAGE MANAGER クリーンインストールから初回起動時までのさまざま設定が可能
使用例①:自動インストール
WindowsSIMで応答ファイルを作成
クリーンインストール時に応答ファイルを適用
• インストール完了• 自動でログオン
使用例②:Sysprep 拡張機能
WindowsSIMで応答ファイルを作成
Sysprep実行時に応答ファイルを適用
• インストールしたドライバ情報が削除されない
• Generalize実行回数が減らない
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OS(+応答ファイル) ドライバ
アプリケーションOSアップデート 修正パッチ サービスパック
Sysprep実行(+応答ファイル)
generalize
audit
展開元PC
WindowsPEで起動
イメージ取得イメージファイル
WindowsPEで起動
OSアップデート 修正パッチ サービスパック
イメージ適用
ドライバ
アプリケーション
展開先PCSysprep実行(+応答ファイル)
oobe
OEM PCができるまで (一例)
完成
パーティション作成
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