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2014 Esri Japan Corporation
本資料は クリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。※一部スライドは、CC BY-SA です。予めご了承ください。
第10回 OKFJ
オープンデータ トーク シリーズ
ライトニング トーク
ESRIジャパンのオープンデータ推進活動~データ公開から課題解決まで~
2014年8月30日
ESRIジャパン株式会社
2014 Esri Japan Corporation
GISとオープンデータ
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http://www.gov2summit.com/gov2010
GISは常にオープンデータを推進していた…
センサーWebの拡大を反映してM2M(Machine-to-Machine)のサポートを加えて進化中・・・
Web 2.0 から 3.0 へ
Gov 2.0 から 3.0 へ
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米国esri ユーザーカンファレンス
2014年7月、サンディエゴ市で開催された本カンファレンスにて、米国商務省長官(ペニー・プリツカー氏)が商務省のオープンデータ戦略強化を宣言しました。
講演概要
• 「データ」を商務省全体の戦略的優先課題として設定し、以下のような施策を実行しイノベーションを加速• 初代チーフ・データ・オフィサー(最高データ責任者)を設置(予定)• 貿易と投資に関する多様なデータを一箇所にまとめた「貿易開発ポータ
ル」を開設 <http://developer.trade.gov/>• 政府保有データの最適な利用方法を諮る「データ諮問委員会」を設置
経済効果:3兆ドル
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公立教育機関を対象にArcGIS Onlineのアカウントを寄贈
米国公立教育機関を対象にクラウド環境を整備
- クラウド インフラを提供し、米政府が進めるSTEM教育やConnectEDの教育をサポート
- デジタルの技術を身に着けた課題解決できる人材育成へ
http://www.bloomberg.com/video/esri-pledges-1b-in-software-and-stem-education-3fLLiQ_9RkK8qebp3HpicA.html
2014 Esri Japan Corporation
ESRIジャパンにおけるオープンデータ推進活動の背景
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オープンデータ推進に取り組む背景
データに自由にアクセスし、課題解決や価値創出へとつながる社会を支えるために、オープンデータ推進に取り組んでいます。
オープンデータの定義
• 「営利目的も含めた二次利用が可能な利用ルールで公開」された、「機械判読に適した形式のデータ」のこと
オープンデータ流通推進コンソーシアム「オープンデータガイド 第1版」より
オープンデータの2大要素
• 二次利用が容易なライセンスを付与
※クリエイティブ・コモンズ・ライセンスなど
• 地理空間情報を含むデータを、二次利用しやすい形式で公開
• データの流通基盤(データカタログサイト)の構築・運用
ライセンス(利用ルール) データ形式・技術
ご紹介の中心範囲
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データ流通サイクル全体をサポート
ESRIジャパンは、地理空間情報を含むデータ流通サイクル全体において、オープンデータ推進を支えます。
課題解決・価値創出
活用作成・管理
公開
• ArcGIS での分析、開発
継続的にサポート
• ArcGIS でのGIS データ作成
公開者(自治体中心)
• ArcGIS Onlineを用いたデータ公開
• 課題解決支援、コンサルティング
• 製品サポート 利用者(市民、企業中心)ArcGIS
Open Data
• 他アプリケーションでのデータ作成
• 他アプリケーションでの分析、開発
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データカタログサイト構築キット
ArcGIS Open Data のご紹介
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保有データを公開し、活用(二次利用)を促進
ここでは、データの活用(二次利用)を促すためのデータの公開方法をご紹介します。
課題解決・価値創出
活用作成・管理
公開
公開者(自治体中心)
利用者(市民、企業中心)
• オープンデータカタログを開設、データを公開
• オープンライセンスを付与し、二次利用を促進
XX市オープンデータカタログ
• 業務目的でのデータ作成・管理(全庁型GISなど)
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データカタログの重要性
オープンデータ流通サイクルを円滑化するためには、公開者と利用者をつなぐ「データカタログ」がカギとなります。
公開者 利用者
公開 活用
…
観光
防災
事業所
道路
統計
アプリ開発へ
分析へ
• サイト構築やデータ公開業務の負荷を下げたい
• 公開したからには活用してほしい
• 地域串刺しでデータセットを検索し、絞り込みたい
• 自身の馴染みのあるデータ形式で、ダウンロードしたい
“XX区”のデータ
“従業員XX人以上”のデータ行
XX市オープンデータ
カタログ
データセット
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データカタログ ソリューション「ArcGIS Open Data」
オープンデータカタログを開設するためのサイト構築キットです。クラウドGIS「ArcGIS Online」に標準で付属するサービスです。
公開者:
• 簡単な設定のみでサイトを構築、低コスト
• クラウド経由でデータを公開
• 複数のデータ形式に自動変換
利用者:
• ログイン不要、無償アクセス
• 地図上で検索・プレビュー
• 多様なデータ形式でダウンロード(API あり)
公開者と利用者双方に高い利便性をもたらしデータ流通を円滑化
データ出典:室蘭市、CC BY 2.1 JP
ESRIジャパン オープンデータポータルhttp://beta.ejopendataportal.opendata.arcgis.com/
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データ公開者のメリット
①カタログサイト構築・運用コストの低減
サイト開設作業は、わずか4ステップで完了します。システム構築やサービス自体の費用はかかりません。運用費用もわずかです。
ステップ3
オープンデータサイトのデザイン
ステップ2
公開データと担当者の設定
ステップ1
機能の有効化
• 管理画面で、オープンデータ機能を有効化
• データ公開用のグループや担当者を指定
• アクセス・公開権限の設定
• サイト名や URL などの基本設定
• サイトをデザイン
ステップ4
一般公開
• 一般アクセスを「ON」
複数サイト構築も可能
ON
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庁内ポータル
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データ公開者のメリット
②データ公開フロー運用の容易性
必要なデータを ArcGIS Online へアップロードするだけでデータ公開が完了します。アカウント設定により、公開実施者/承認者の職務分掌も可能です。
データ公開フローの構築例
A局
ArcGIS Online での確認・承認(公開)
※庁内オープンデータ管理サイト
ArcGIS Open Data によるデータ公開
自動的にデータ公開・変換
☑ データ公開用
B局 C局 …
原局、原課
データ公開担当
D局
ArcGIS Online コンテンツとしてのデータ公開
アップロード
XX市オープンデータカタログ
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データ利用者のメリット
①検索・ダウンロードの利便性の高さ
地図を見ながらデータセットを検索し、データ項目自体を絞り込んだうえで、さまざまなデータ形式でダウンロード可能です(ログイン不要、無償)。
データ検索・ダウンロードの流れ
地図上または属性から絞り込み
キーワードと地図を用いて検索
全データ/絞り込んだデータのみダウンロード
検索結果の表示、詳細ページへのジャンプ
多様な形式に対応
• CSV
• シェープファイル
• KML
• API(GeoJSON、ジオサービス)
• WMS、WFS※ArcGIS for Server から公開した場合のみ
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ArcGIS を使用したアプリやサービス(例)
データ利用者のメリット
②マップ作成やアプリ開発の容易性(二次利用促進)
データへのアクセスが容易になると、多様な主体による「付加価値づけ」が加速します。
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一般利用者
企業・個人独自のアプリやサービス
世界中のオープンデータ
ストーリーマップ(Webテンプレート)
分析・解析(デスクトップ、Web)
アプリ開発(SDK)
ベースマップ
ArcGIS Online
データコンテンツの入手 付加価値づけ(活用) 課題解決・価値創出
他のデータソース
GISコンテンツ
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オープンデータを活用した「付加価値づけ」
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課題解決・価値創出に向けたデータ活用
ここでは、目的に即したマップやアプリを作成し、オープンデータによる課題解決・価値創出につなげる活用シーン例をご紹介します。
課題解決・価値創出
活用作成・管理
公開
公開者(自治体中心)
利用者(市民、企業中心)
• 子育て支援アプリの開発
• 地域の PR マップの作成
• 自社・競合店舗の商圏における地域分析
…など
• 人口減少社会への対応
• 地域への来訪者の誘導
• 企業でのマーケティング業務高度化
…など
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オープンデータの多様な活用シーン
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データ出典:国土数値情報(医療機関、福祉施設、小学校区)、国勢調査
データ出典:さいたま市、CC BY 2.1 JP
データ、画像出典:金沢市、CC BY 2.1 JP データ出典:国勢調査、介護保険事業状況報告(年報)
人口減少社会への対応
施設のアクセシビリティ評価・案内
来訪者増による地域活性化
介護サービスのマーケティング
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地理空間情報を活用し新たな価値創出へ
オープンデータを地理的な切り口で有効活用することがカギとなります。
所在情報だけでなく、多彩な表現・分析を加えてデータの価値を引き出す
地理空間情報の活用効果
直感的に「よく分かる」
多面的な分析で「深く知る」
• マップを組み合わせ、データを視覚的に表現
• 範囲検索、集計や高度な解析で洞察を獲得
コミュニケーション円滑化
政府・自治体
地域住民 ビジネス利用者
エンジニア デザイナー
……
… …
…
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今後の取り組み
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ESRIジャパンにおける今後の取り組み
データ公開~課題解決までの全般を支えてまいります。
イベント協賛・支援
• ハッカソン等のイベント協賛により、課題解決や価値創出に向けたデータ活用を支援
ESRIジャパンオープンデータガイド(仮)
• ArcGIS Open Data を用いたデータ公開・運用の手順(ベストプラクティス)を策定
• カタログサイトの開設方法
• データ登録・公開の方法
• メタデータの記載方法 など
Facebook ページでも情報発信中!https://www.facebook.com/esrijopendata
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ESRIジャパン 株式会社
www.esrij.com
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ESRIジャパン オープンデータhttps://www.facebook.com/esrijopendata
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