Upload
erina-mikami
View
556
Download
4
Embed Size (px)
Citation preview
自己紹介
三上絵利菜
・渋谷の坂の上のWeb制作会社 フロントエンドエンジニア兼ディレクター
・15年 4月よりフリーランスのエンジニアに
・オープンソースプロジェクトSetucoCMSのリーダー
@skyguild三度の飯より酒が好き
http://setucocms.org
日本電子専門学校 電設部発のオープンソースCMS開発プロジェクト
4~20 人ほどのメンバーで進行
2010.3.9 設立(もうすぐ 5周年!)
サイト制作に”自由さ”と”楽しさ”を
思い立ってはじめたものの・・・
→ 5年間やってきたことの事例を踏まえて、 必要なこと、楽しかったことなどご紹介。
オープンソースプロジェクトって?
何をしたらいいの?
目的は?
タスクをどうやって進める?
0.オープンソースプロジェクトとは
はじめる時は、「公開予定」でも構わない。「オープンソースプロジェクトだ!」と、とにかく宣言する。
プログラムを公開(オープン)して、皆で何か新しいものを作りましょうという活動(プロジェクト)
こまけぇこたぁいいので、
1.目的を明確化しよう
「プロジェクト」の目的、「プロダクト」の目的を定義する。せっかくなので「公開」する。
まずは何のために、何を作るのか、をはっきりしましょう。「プロジェクト」というからには何でもそうですよね。
インセプションデッキ
アジャイル開発で用いられるツールとして考案されたプロジェクト全体を端的にまとめたドキュメントのこと。
・我々はなぜここにいるのか(プロジェクトの目的)・我々はなぜ◯◯を作るのか(プロダクトの目的)・我々のユーザーは誰か(ターゲット)
SetucoCMSインセプションデッキhttp://goo.gl/fA5Txa
ミーティング
・どのくらいの頻度で集まるのか?(月一)
・アジェンダ
- 毎月「話したいことリスト」を全員で追記
・開催までの流れ
- スケジュール調整
- 会議室手配
http://sourceforge.jp/projects/setucocms/wiki/定例ミーティングのルールSetucoCMS 定例ミーティングルール
・議事録 - 全員で会議中に追記 - 最終的に取りまとめるメンバーは交代制 - 議事録はGoogleDrive 及びメーリングリストで公開。 - メールが来たら、「メンバー全員返信」 - 「返信したくなる」ための「お題」を設定
「議事録よみました」だけの返信じゃさみしい。
みんなの返信が楽しくなるようにしてみた。
プロジェクト外の人にも楽しんでもらえるように。
ミーティング
「◯◯リーダー」じゃなくて、「◯◯キャップ」なのは、なんかそっちの方が、テンション上がるから!
・キャップ制度 - チームで行うトップマネジメント - 開発、デザイン、広報、ドキュメント ...etc それぞれの部門のトップを決める。 - リーダーの指示待たず、各トップが各タスクの承認や提案を行う ⇒ タスクスピードの向上 ⇒ 各メンバーのやりがい、モチベーションの向上
http://sourceforge.jp/projects/setucocms/wiki/定例ミーティングのルールSetucoCMS プロジェクトルール
メンバーの役割
・ほぼ全てのドキュメントは公開 - 議事録、プロジェクトルールなどの活動情報 - 設計、コーディングルール、Git ルールなどの開発情報 - 今後実装予定の機能などのプロダクト情報 などなど・SourceForge のWiki 及び GoogleDrive を利用
http://sourceforge.jp/projects/setucocms/wiki/FrontPageSetucoCMS プロジェクトWiki
ドキュメント置き場、管理
・ほとんどのプロジェクトに関わるメールを公開
http://sourceforge.jp/projects/setucocms/lists/archive/public/SetucoCMS 公開メーリングリスト
公開型メーリングリスト
http://sourceforge.jp/projects/setucocms/wiki/ルール_チーム内タスク管理ルールSetucoCMS タスクについて
・Redmine を使用・開発タスクに限らず、タスクをチケットに登録
スケジュール、タスク管理
ライセンスを決める
・ライセンスはいくつか種類がある
・種類によって、他の開発者で行えることが変わる
・GPLを採用
- ライセンス内容が厳しい
- 再配布の際はGPLを使用しなくてはいけない
http://design1.chu.jp/setucocms-pjt/?p=143オープンソースのライセンスとは
http://sourceforge.jp/projects/setucocms/wiki/リリース手順
リポジトリ・GitHubで開発コードを公開
リリースルール
http://sourceforge.jp/projects/setucocms/releases/
ダウンロードサイト
・複数メンバーがリリース可能な体制
・一般ユーザーはGitHubからはダウンロードしづらい・プロダクトの種別によっては、別で用意したほうがいい
参考
オープンソースプロジェクトのはじめかた- なるひこの Linux Printing お勉強日記http://d.hatena.ne.jp/naruoga/20100323/1269304209
オープンソースソフトウェアの育て方(大型本)http://www.amazon.co.jp/dp/4873114128/
アジャイルサムライhttp://www.amazon.co.jp/dp/4274068560/
5.フィードバックをもらおう
・サポート(問い合わせ受付)
- 各種 SNSでバグ・要望受付
- SourceForge のチケットで受付
・デモサイト
http://setucocms.sourceforge.jp/admin/
・オープンソースカンファレンスに毎年出展
2015/ 2/27・28に出展しますー
オープンにするメリット
⇒ 要するに楽しい。 クリエイティブのノウハウもオープンにしていこう。
・反応をもらえる、モチベーションに繋がる・公開することによる緊張感、品質の向上・フィードバックを得られる・ベストプラクティスをシェアしあえる → 業界全体への貢献