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© 2016 IBM Corporation
IBM Blockchain 紹介
2016年 12月 16 日(4月の更新内容追記)
IBM コンサルティングアーキテクト平山 毅
ブロックチェーン勉強会for Marketers
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自己紹介 名前:平山 毅(ひらやま つよし)Twitter : t3hirayamaFacebook : tsuyoshi.hirayama
2016年2月からIBMクラウド事業統括でアーキテクトとしてWatson、IoT、Blockchain等の最新技術から構成されるデジタルでオープンなクラウドプラットフォーム技術を担当。Watson、Blockchain関連の公演多数。
【前職】・Amazon Web Services (AWS)
Professional Services Consultant , Enterprise Solutions Architect・Tokyo Stock Exchange (TSE)
IT Service Manager , Enterprise Architect , Derivative Master・Nomura Research Institute (NRI)
Financial Systems Engineer【執筆著書】
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旬なテクノロジー
【出展】http://www.gartner.com/newsroom/id/3412017
Blockchain(ブロックチェーン)は、「Peak of Inflated Expectation(期待のピーク)」に突入。IBMは多くのPoC(実証実験)やプロジェクトを実施中。
Quantum Computing(量子コンピューティング)は、「Innovation Trigger(黎明期)」に突入。
話題のCognitive Computing、機械学習の次に来ると言われている根幹技術
Cognitive、Blockchain、Quantum Computingの3つをクラウドで提供しているのは、IBM Cloudのみ!
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Blockchainの細かい内容はこちらの動画を見てください!https://www.youtube.com/watch?v=lUcBxWbgVW8&index
Open Cloud Innovation Festa 2016
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Blockchain = 概念
・Bitcoinの仮想通貨を元にして、分散共有台帳を使ってP2P取引を効率化する技術の「概念」です。
<従来> <Blockchain>
・個別台帳を各々の参加者で保持する。→管理主体が制御する。
・同じ台帳を参加者間で共有して保持する。→管理主体が不要(Blockchainが主体)
・共有台帳の分散同期技術・P2Pの認証技術(従来のエンタープライズアプリケーションを変える?)
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ピアで同期されるデータ
Blockchain の構成要素
SmartContract
Privacy andConfidencia
lity
SharedLedger
Consensus
安全性の確保、認証および検証
取引のためのビジネスロジックを記述
(チェーンコード)
スマート・コントラクトを通して行われた取引を
システム的に確定
ネットワークで共有される分散台帳
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Blockchain の基本構造
b(4)
承認されたトランザクション
ハッシュ値 ハッシュ値 ハッシュ値
未承認トランザクション
b(n)b(n+1
)b(n+2
)b(n+3
)
n番目のブロック n+1番目のブロック n+2番目のブロック n+3番目のブロック
ハッシュ値 ハッシュ値 ハッシュ値 ハッシュ値
承認されたトランザクション
承認されたトランザクション
・ブロックチェーンは追記型・ブロックチェーンには、過去のトランザクション「ハッシュ値(ダイジェスト)」が記録されており、過去の情報を改竄できないようになっている
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Hyperledger プロジェクト
Hyperledger は、様々な業界で利用可能な分散台帳のオープン・スタンダードを作るための、コラボレーション・プロジェクトです。
IBM Open Blockchain
Digital Asset Holdings
Blockstream
Intel Sawtooth Lake
Ripple
Hyperledger プロジェクト・コミュニティ
使命: 業務利用可能なオープンソースの分散台帳フレームワークとコードを開発するIP ライセンス: - Source code: Apache License V2- Documents : CCBY4.0
複数の企業が寄付したソースコードをマージする作業が進行中。IBMのOpen Blockchain とDAHのコード、およびInterlのSawtooth が“Incubation Project” として承認された。
Chair of Hyeprledger ProjectChris Ferris, IBM CTO
Open: all information is made public
GitHub Slack
http://hyperledger.org
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IBM Blockchain は Hyperleger
管理主体 なし 複数組織 単一組織
ネットワーク形態 パブリック型 コンソーシアム型 プライベート型
参加者
自由 許可制
不特定、悪意のある参加者を含む 参加者の身元が判明しており、信頼できる
コンセンサス方式
プルーフ・オブ・ワーク型 PBFT型
• ファイナリティがない• 電力消費が多い
• 軽量、高速、低消費電力• ファイナリティがある
トランザクション処理時間
長い(例:10分) 短い(例:数秒)
ユースケース 仮想通貨など 銀行間送金、証券取引などビジネスネットワークで使用
実装例ビットコイン,
Ethereum(イサリウム)、など
Ripple(リップル)、
Hyperledger(ハイパーレッジャー)、など
エンタープライズ向け
マルチテナント シングルテナント
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ブロックチェーンの適用事例貿易金融国際送金 証券取引
保険 サプライ・チェーン・マネージメント
IoT
ブロックチェーンによる非集中型の送金サービスにより、透明性やスピードの向上、コストの削減が可能になると期待される。
ロイドはロンドン再保険市場をブロックチェーンによって改革しようとしている。
貿易金融には平均12社が関与し27の文書がやりとりされる複雑なプロセス。共有台帳とスマートコントラクトによる自動化により、効率性、スピード、正確さを向上し、リスクを低下させる可能性があると考えられている。
複雑なサプライチェーン・ネットワークにまたがる取引をブロックチェーン上に記録することで、プロセスのエンド・ツー・エンドでの可視化・効率化が可能になり、製品の来歴管理が可能になる。
多くの証券取引所で、ブロックチェーンによるポスト・トレーディング処理の効率化など、証券市場の改革が検討されている。
IoT デバイスが自律的にブロックチェーン上でやりとりを行うようになる。
資産管理
契約管理
ブロックチェーンを資産台帳として使用することで、資産に関するすべてのステークホルダーが、直接その資産の情報を見たり、取引をすることが可能になる。
ブロックチェーンによる契約管理では、契約が進行するにしたがってその最新状態が記録され、改ざん不可能なの監査証跡として記録される。
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ブロックチェーンに不向きなこと
1. 現時点ではスピードが求められる取引 (ミリ秒) 複数のノードに同期し、コンセンサスしながら処理するため
2. 小規模組織(ビジネスネットワークなし) 小規模な組織であればこれまでのシステム(Web/DB)で十分なため
3. 単純なDB/メッセージング/トランザクションシステムの代替
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ブロックチェーンにより期待される効果
コスト削減
複数の参加者にまたがるビジネスフローの見える化
信頼できる記録・監査証跡
ビジネスプロセス効率化分散型の情報連携
プロセスの短縮
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IBM Blockchain
Hyperledger(Open Blockchain)
App 1
IBM クラウド
XX業界向けプラットフォーム
Other PlatformsOther Platforms様々なベンダーの提
供するプラットフォーム
App
2
App
1
App
2
App
1
App
2
AppLayer
NetworkLayer
FabricLayer
PlatformLayer
http://www.ibm.com/blockchain/Public | Dedicated | Local : Bluemix | IaaS | Z Cloud(HSBN)
Blockchain の DevOps を可能にするBluemix サービス
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IBM Cloud の特徴
IBM は コグニティブ・ソリューション とクラウド・プラットフォーム の会社です。
IBM is now emerging as aCognitive solutions andCloud platform company. Software
as a Service
Platform as a Service
Infrastructure as a Service
PublicShared
2016年のIBM企業方針
Blockchainも広義な解釈ではコグニティブソリューションであり、クラウド上で実行される
Shared
Shared
Shared
Dedicated
Dedicated
Dedicated
PrivateDedicated
旧
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Digital Innovation on IBM Cloud
DCとグローバルシステムの提供基盤
ハイブリッドクラウド、マルチクラウドの提供基盤
APIEconom
y
Cognitiv
e
Data Scienc
e
IoT
Blockchain
今話題の最新のデジタルソリューション群は全てIBMCloudから提供!
デジタルイノベーション
連動
QuatumComputing
DataWorks
オンプレミス環境
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IBM Garageは、Blockchain、Watson、IoT、Business Analytics、Mobile 等先進サービス(API)を使ったイノベーティブなアプリケーション実現のために、Bluemix Garage Method による以下のサービスを提供:
アイデアの創造を目的としたソリューションデザインワークショップ
アイデアの検証を目的としたソリューション検証サービス
アイデアの実現を目的としたソリューション開発サービス
IBM Garage Services
Blockchain Watson IoTBusiness Analytics
Mobileetc.
IBM Garage / On IBM Bluemix
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IBM Blockchain on IBM Cloudデモ内容
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Bluemix Login 後の画面からBluemix検索
少しわかりずらいかも。。
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ブロック数の確認
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チェーンコードのデプロイ時のAPI確認
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チェーンコード実行のログの確認
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新しい画面になりました……
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ブロック数の確認(新画面)
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ブロックチェーンネットワーク(新画面)
複数のチェーンコード(ビジネスロジック)
ブロックチェーンネットワーク
コンテナノード
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チェーンコードのデプロイ(新画面)
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ブロックアクティビティ(新画面)
チェーンコードのデプロイと呼び出しがそれぞれがブロックとして追記される。
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Fabric 1.0 and Fabric Composer
https://www.ibm.com/blogs/bluemix/2017/04/announcing-ibm-blockchain-fabric-1-0-beta/ より抜粋
2017/4/5
© 2016 IBM Corporationhttps://www.dac.co.jp/index.php/press/2017/20170424_blockchainより抜粋
© 2016 IBM Corporation
この資料に含まれる情報は可能な限り正確を期しておりますが、日本アイ・ビー・エム株式会社の正式なレビューを受けておらず、当資料に記載された内容に関して日本アイ・ビー・エムは何ら保証するものではありません。ワー クショップ、セッション、および資料は、IBMまたはセッション発表者によって準備され、それぞれ独自の見解を反映したものです。それらは情報提供の目的 のみで提供されており、いかなる参加者に対しても法律的またはその他の指導や助言を意図したものではなく、またそのような結果を生むものでもありません。 本講演資料に含まれている情報については、完全性と正確性を期するよう努力しましたが、「現状のまま」提供され、明示または暗示にかかわらずいかなる保証 も伴わないものとします。本講演資料またはその他の資料の使用によって、あるいはその他の関連によって、いかなる損害が生じた場合も、IBMは責任を負わ ないものとします。 本講演資料に含まれている内容は、IBMまたはそのサプライヤーやライセンス交付者からいかなる保証または表明を引きだすことを意図したものでも、IBM ソフトウェアの使用を規定する適用ライセンス契約の条項を変更することを意図したものでもなく、またそのような結果を生むものでもありません。本講演資料でIBM製品、プログラム、またはサービスに言及していても、IBMが営業活動を行っているすべての国でそれらが使用可能であることを暗示するも のではありません。本講演資料で言及している製品リリース日付や製品機能は、市場機会またはその他の要因に基づいてIBM独自の決定権をもっていつでも変 更できるものとし、いかなる方法においても将来の製品または機能が使用可能になると確約することを意図したものではありません。本講演資料に含まれている 内容は、参加者が開始する活動によって特定の販売、売上高の向上、またはその他の結果が生じると述べる、または暗示することを意図したものでも、またその ような結果を生むものでもありません。 パフォーマンスは、管理された環境において標準的なIBMベンチマークを使用した測定と予測に基づいています。ユーザーが経験する実際のスループットやパ フォーマンスは、ユーザーのジョブ・ストリームにおけるマルチプログラミングの量、入出力構成、ストレージ構成、および処理されるワークロードなどの考慮 事項を含む、数多くの要因に応じて変化します。したがって、個々のユーザーがここで述べられているものと同様の結果を得られると確約するものではありませ ん。記述されているすべてのお客様事例は、それらのお客様がどのようにIBM製品を使用したか、またそれらのお客様が達成した結果の実例として示されたものです。実際の環境コストおよびパフォーマンス特性は、お客様ごとに異なる場合があります。IBM, IBM ロゴ、ibm.com, は、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtmlをご覧ください。